JP3209478B2 - 電子計算機の数値表示装置 - Google Patents

電子計算機の数値表示装置

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JP3209478B2
JP3209478B2 JP17796294A JP17796294A JP3209478B2 JP 3209478 B2 JP3209478 B2 JP 3209478B2 JP 17796294 A JP17796294 A JP 17796294A JP 17796294 A JP17796294 A JP 17796294A JP 3209478 B2 JP3209478 B2 JP 3209478B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子卓上計算機等の電
子計算機に設けられた表示パネルに関し、さらに詳述す
れば、整数のみならず、分数も表示し得る電子計算機の
表示パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】電子卓上計算機には、通常、液晶表示パ
ネルが設けられており、入力される数字や演算結果が、
液晶表示パネルによって表示されるようになっている。
また、最近では、整数の四則の計算のみならず、分数の
四則も計算できる電子卓上計算機も開発されている。分
数の演算が可能な電子卓上計算機では、液晶表示パネル
によって分数も表示できるようにされている。
【0003】図11に分数表示が可能な電子卓上計算機
の表示パネルの一例を示す。この表示パネル90は、4
桁の整数表示部91と、4桁の分数表示部92とを有し
ている。4桁の整数表示部91は表示パネル90の左側
に位置しており、4桁の分数表示部92は表示パネル9
0の右側に位置している。
【0004】各整数表示部91は、図12に示すよう
に、上下に等しい間隔をあけて横方向に直線状に延びる
3本の上横セグメント91a、中横セグメント91b、
下横セグメント91cと、上横セグメント91aと中横
セグメント91bの各端部間にそれぞれ縦方向に配置さ
れた左上縦セグメント91dおよび右上縦セグメント9
1eと、中横セグメント91bと下横セグメント91c
の各端部間にそれぞれ縦方向に配置された左下縦セグメ
ント91fおよび右下縦セグメント91gとを有してお
り、これらの7つのセグメントによって「日」文字にパ
ターン化されている。
【0005】各分数表示部92は、図13に示すよう
に、整数表示部91における中横セグメント91bとは
一直線になるように配置された一対の中央左横セグメン
ト93aおよび中央右横セグメント93bを有してい
る。中央左横セグメント93aおよび中央右横セグメン
ト93bの上側および下側には、7つのセグメントによ
ってそれぞれ「日」文字にパターン化された上部セグメ
ント部94および下部セグメント部95がそれぞれ設け
られている。上部セグメント部94は、上下に等しい間
隔をあけてそれぞれが横方向に一直線になった3本の上
横セグメント94a、中横セグメント94b、下横セグ
メント94cと、上横セグメント94aと中横セグメン
ト94bの各端部間にそれぞれ縦方向に配置された左上
縦セグメント94dおよび右上縦セグメント94dと、
中横セグメント94bと下横セグメント94cの各端部
間にそれぞれ縦方向に配置された左下縦セグメント94
fおよび右下縦セグメント94gとを有している。
【0006】同様に、下部セグメント部95は、上下に
等しい間隔をあけてそれぞれが横方向に一直線になった
3本の上横セグメント95a、中横セグメント95b、
下横セグメント95cと、上横セグメント95aと中横
セグメント95bの各端部間にそれぞれ縦方向に配置さ
れた左上縦セグメント95dおよび右上縦セグメント9
5dと、中横セグメント95bと下横セグメント95c
の各端部間にそれぞれ縦方向に配置された左下縦セグメ
ント95fおよび右下縦セグメント95gとを有してい
る。
【0007】さらに、上部セグメント部94の左下縦セ
グメント94fと中央右横セグメント93bの左端部と
の間に連結右上縦セグメント96aが配置されており、
上部セグメント部94の右下縦セグメント94gと中央
右横セグメント93bの右端部との間に連結左上縦セグ
メント96bが配置されている。
【0008】また、下部セグメント部95の左上縦セグ
メント95dと中央右横セグメント93bの左端部との
間に連結右下縦セグメント96cが配置されており、下
部セグメント部95の右上縦セグメント95eと中央右
横セグメント93bの右端部との間に連結右上縦セグメ
ント96dが配置されている。
【0009】このような構成の各分数表示部92では、
7つのセグメントによって構成された上部セグメント部
94によって分子の「0」〜「9」の整数が表示される
とともに、7つのセグメントによって構成された下部セ
グメント部95によって分母の「0」〜「9」の整数が
表示される。そして、中央右横セグメント93aおよび
中央左横セグメント93bによって分母と分子との間の
直線が表示される。
【0010】また、各分数表示部92では、図14に示
すように、上部セグメント部94の中横セグメント94
b、右下縦セグメント94f、左下縦セグメント94g
と、連結左上縦セグメント96a、連結右上縦セグメン
ト96b、連結左下縦セグメント96c、連結右下縦セ
グメント96dと、下部セグメント部95の左上縦セグ
メント95d、右上縦セグメント95e、中横セグメン
ト95bとによって、各整数表示部91にて表示される
整数と同様の大きさおよび形状で整数が表示できるよう
になっている。
【0011】すなわち、分数表示部92における上部セ
グメント部94の中横セグメント94bが、整数表示部
91の上横セグメント91aに対応し、分数表示部92
における中央右横セグメント93bが、整数表示部91
の中横セグメント91bに対応し、さらに、分数表示部
92における下部セグメント部95の中横セグメント9
5bが、整数表示部91の下横セグメント91cに対応
している。また、分数表示部92における上部セグメン
ト部94の右下縦セグメント94fおよび連結右上縦セ
グメント96aが、整数表示部91の左上縦セグメント
91cに対応し、分数表示部92における上部セグメン
ト部94の左下縦セグメント94fおよび連結左上縦セ
グメント96aが、整数表示部91の右上縦セグメント
91dに対応し、分数表示部92における下部セグメン
ト部95の左上縦セグメント95cおよび連結左下縦セ
グメント96cが、整数表示部91の左下縦セグメント
91eに対応し、分数表示部92における下部セグメン
ト部95の右上縦セグメント95dおよび連結左下縦セ
グメント96dが、整数表示部91の左下縦セグメント
91gに対応している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このような構成の表示
パネルでは、各整数表示部91および分数表示部92に
よって8桁の整数を表示することができるとともに、各
分数表示部92によって4桁の分数を表示することがで
きる。さらには、各分数表示部92によって帯分数も表
示することができる。しかし、分数表示部92にて表示
される分数の分母および分子は4桁に限られているため
に、分母および分子が5桁以上になった分数は表示する
ことができないという問題がある。
【0013】また、各分数表示部92にて表示される分
数は、分子および分母が、整数表示部91において表示
される整数よりも、それぞれ、上方および下方に偏った
状態になっている。その結果、各分数表示部92に対し
て各整数表示部91の上方および下方には不要なスペー
スが形成されており、液晶表示パネルが大型になってし
まう。
【0014】分数表示部92では、分母と分子との間の
直線を、中央左横セグメント93aおよび中央右横セグ
メント93bによって表示するようになっている。しか
しながら、中央右横セグメント93aおよび中央左横セ
グメント93bの各端部は、先細り状に突出した状態に
なっているために、表示される直線は両セグメント93
aおよび93bの突き合わされた部分にて細くなり、直
線が不連続であるように目視されるおそれもある。
【0015】さらに、各整数表示部91は、整数しか表
示することができず、また、各分数表示部92は、整数
および分数しか表示することができない。従って、各整
数表示部91および各分数表示部92は、四則記号を表
示することができず、その結果、表示パネルにおいて、
入力された計算式を表示することはできない。キー入力
が四則演算のいずれであるかを表示するためには、表示
パネルに、四則記号を表示する表示パターンを、数字表
示部91および分数表示部92とは別に設けて、演算が
実行されている四則記号を、その表示パターンによって
表示する必要がある。このように、各整数表示部91お
よび各分数表示部92とは別に表示パターンを形成する
ためには、その表示パターンを形成するためのスペース
が表になり、液晶表示パネルをさらに大型にしなければ
ならない。しかも、四則記号の表示パターンとなるセグ
メントも必要になり、経済性が損なわれるという問題が
ある。
【0016】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、その目的は、各数字表示部において整数および
分数の両方が表示でき、しかも、分数を整数の表示スペ
ースを使用して表示できる電子計算機の数値表示装置
提供することにある。
【0017】本発明の他の目的は、分数の分母と分子と
の間の直線を部分的に細くなることなく表示でき、従っ
て、目視された場合にも、直線が不連続になっているよ
うな違和感を与えるおそれのない電子計算機の数値表示
装置を提供することにある。
【0018】本発明のさらに他の目的は、各数字表示部
において、整数および分数とともに四則記号も表示する
ことができ、従って、計算式を入力された順番通りに表
示することができる電子計算機の数値表示装置を提供す
ることにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の電子計算機の
値表示装置は、7つのセグメントによって「日」文字に
それぞれパターン化された上部セグメント部および下部
セグメント部と、前記上部セグメントおよび下部セグ
メントに配置された中央横セグメントと、前記中央
横セグメントの中央部と前記上部セグメント部および下
部セグメント部との間にそれぞれ配置された中央上セグ
メントおよび中央下セグメントとからなる数字表示部
が、横方向に複数並べて配置されるとともに、隣接する
数字表示部の前記中央横セグメント間に、両中央横セグ
メント間を直線状に連結する連結セグメントが配置され
た表示パネルを備え、整数の数値を表示する際には、前
記数字表示部のセグメントの全体を用いて数値の表示を
行い、分数の数値を表示する際には、前記数字表示部の
セグメントを上部セグメント部と下部セグメント部とに
分割して数値の表示を行うことを特徴とするものであ
り、そのことにより上記目的が達成される。
【0020】
【0021】前記各中央横セグメントの各端部はそれぞ
れ先細り状に突出した状態になっており、各連結セグメ
ントの各端部が、隣接する中央横セグメントの各端部に
嵌合するように凹状に切欠されている。
【0022】
【作用】本発明の電子計算機の数値表示装置では、整数
の数値を表示する際には、数字表示部のセグメントの全
体を用いて数値の表示が行われる。また、分数の数値を
表示する際には、「日」文字にパターン化された7つの
セグメントを有する上部セグメント部によって、分数の
分子を構成する整数が表示され、同様に、「日」文字に
パターン化された7つのセグメントを有する下部セグメ
ント部によって分母を構成する整数が表示される。そし
て、分子と分母との間の直線は、中央横セグメントによ
って表示される。すなわち、表示される分数は整数と同
一スペースに表示されるため、分数表示のために特別な
スペースが不要になり、表示部である表示パネルを小型
化することができる。
【0023】さらには、各数字表示部は、中央横セグメ
ントと、中央上セグメントと、中央下セグメントと、さ
らには、上部セグメント部および下部セグメント部にお
ける適当なセグメントとを使用して、四則記号も表示す
ることができるために、整数の計算式のみならず、分数
の計算式も、入力された順番通りに表示することができ
る。
【0024】各数字表示部の中央横セグメントの間に
は、連結セグメントが設けられているために、複数桁の
分母または分子の分数を表示する際に、分母と分子との
間の直線を、空間をあけることなく、連続した状態で表
示することができる。各中央横セグメントの各端部が先
細り状に突出した状態であって、連結セグメントの各端
部が隣接する各中央横セグメントの端部に嵌合するよう
に切欠されていることにより、各中央横セグメントと連
結セグメントとは、目視した際に連続した感じの直線を
表示することができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0026】図1は、表示部である液晶表示パネル80
を有する本発明の数値表示装置を備えた電子卓上計算機
の平面図である。この電子卓上計算機は、表面の上部に
液晶表示パネル80が設けられており、その下方にキー
入力部60が設けられている。
【0027】液晶表示パネル80は、8個の数字表示部
81を有しており、各数字表示部81によって1桁の整
数または分数が表示されるようになっている。従って、
液晶表示パネル80は、8桁の整数および分数を表示で
きる。
【0028】キー入力部60には、液晶表示パネル80
の下方に、横方向に並んだ5個の機能キーにて構成され
た機能キー群61が設けられている。機能キー群61
は、液晶表示パネル80の表示内容および演算内容をク
リアするオールクリアキー、入力内容を変更するクリア
キー、液晶表示パネルの表示内容を記憶させるメモリー
キー等によって構成されている。
【0029】機能キー群61の下方の左側には、分数演
算の際に使用される2個の帯分数キー62および分数キ
ー63と、余り演算キー64とが、横方向に並んで配置
されている。帯分数キー62は、帯分数の整数部分を表
示する際に使用され、表面には「と」の文字が表示され
ている。分数キー63は、分数表示をする際に使用さ
れ、表面には「分の」の文字が表示されている。余り演
算キー64は、割り算に際して割り切れない場合の整数
の商と余りを表示する際に、あるいは、表示された分数
を整数の商と余りに表示する際に使用され、表面には、
「商余り」の文字が表示されている。
【0030】帯分数キー62、分数キー63および分数
演算キー64の下方には、「0」〜「9」の各整数をそ
れぞれ入力するために使用される10個の数字キーでな
る置数キー65と、小数点を入力するための小数点キー
66と、入力された数値のプラスとマイナスとを変換す
るプラス・マイナス変換キー67とが、通常の電子卓上
計算機と同様に、3行4列に配置されている。
【0031】機能キー群61の下方の右側には、液晶表
示パネル80における表示を左右方向にスライドさせる
ために使用される一対のスライドキー68および69が
左右に適当な間隔をあけた状態で配置されている。各ス
ライドキー68および69は、縦方向に長くなってお
り、両スライドキー68および69の間には、一対のカ
ーソル移動キー71および72が、上下に配置されてい
る。各カーソル移動キー71および72は、液晶表示パ
ネル80の各数字表示部81にて分数が表示された場合
に、その数字表示部81に表示されるカーソルを、分子
側と分母側とにそれぞれ移動させるために使用される。
【0032】両スライドキー68および69、両カーソ
ル移動キー71および72の下方には、四則を計算する
ために使用される4個の演算キーで構成された四則キー
群74が、2個ずつ上下に2列に設けられており、さら
にその下方に、演算を実行する際に使用されるイコール
キー75が設けられている。イコールキーは、四則キー
群74の2個のキーが横方向に配置されたスペースを占
有している。
【0033】図2は、液晶表示パネル80の一例を示す
構成図である。この液晶表示パネル80は、8個の数字
表示部81によって8桁の数字が表示できるようになっ
ている。各数字表示部81は、7個のセグメントによっ
て「日」文字にパターン化された上部セグメント部10
と、この上部セグメント部10の下方に、同様に7個の
セグメントによって「日」文字にパターン化された下部
セグメント部20とを有している。
【0034】上部セグメント部10は、それぞれが横方
向に一直線に延びて上下に等しい間隔をあけて配置され
た3つの上横セグメント11、中横セグメント12およ
び下横セグメント13を有している。上横セグメント1
1と中横セグメント12とは等しい長さを有しており、
これらの各端部間には、縦方向に一直線に延びる左上縦
セグメント14および右上縦セグメント15がそれぞれ
配置されている。これら、上横セグメント11、中横セ
グメント12、左上縦セグメント14、右上縦セグメン
ト15は、各端部が先細り状に突出しており、先端は直
角に尖った状態になっている。そして、これら4つのセ
グメントにて横長の長方形が構成されている。
【0035】下横セグメント13は、上横セグメント1
1および中横セグメント12よりも若干短くなってお
り、この下横セグメント13の各端部も、それぞれ、先
細り状に突出して先端が直角になっている。
【0036】左上縦セグメント14および右上縦セグメ
ント15の下方には、それぞれとは一直線に並んだ左下
縦セグメント16および右下縦セグメント17が、それ
ぞれ配置されている。左下縦セグメント16および右下
縦セグメント17は、それぞれの上端部が先細り状に突
出して先端が直角に尖っており、それぞれの下端部は平
坦になっている。左下縦セグメント16および右下縦セ
グメント17の上端部は、中横セグメント12の各端部
における直角になった先端に近接した状態になってお
り、下横セグメント13は、左下縦セグメント16およ
び右下縦セグメント17の下端部間に位置している。
【0037】下部セグメント部20は、上部セグメント
部10とは上下方向を逆転した構成になっており、それ
ぞれが横方向に一直線に延びて上下に等しい間隔をあけ
て配置された3つの上横セグメント21、中横セグメン
ト22および下横セグメント23を有している。上横セ
グメント21は、中横セグメント22および下横セグメ
ント23よりも若干短くなっており、この上横セグメン
ト21の各端部は、先細り状に突出して先端が直角にな
っている。
【0038】上横セグメント21は、上下方向に一直線
に延びる左上縦セグメント24および右上縦セグメント
25の上端部間に配置されている。左上縦セグメント2
4および右上縦セグメント25は、それぞれの下端部が
先細り状に突出して先端が直角に尖っており、それぞれ
の上端部は平坦になっている。左上縦セグメント24お
よび右上縦セグメント25の下端部は、中横セグメント
22の各端部における直角になった先端に近接した状態
になっている。
【0039】中横セグメント22と下横セグメント23
とは等しい長さを有しており、これらの各端部間には、
左下縦セグメント26および右下縦セグメント27が、
左上縦セグメント24および右上縦セグメント25の下
方にて縦方向に一直線に配置されている。これら、中横
セグメント22、下横セグメント23、左下縦セグメン
ト26、右下縦セグメント27は、それぞれの各端部が
先細り状に突出して先端が直角になっている。そして、
これら4つのセグメントにて横長の長方形が構成されて
おり、その長方形の各角部を構成する各セグメント同士
は、直角になった先端同士が近接した状態になってい
る。
【0040】上部セグメント部10および下部セグメン
ト部20の間には、横方向に一直線に延びる中央横セグ
メント31が配置されており、この中央横セグメント3
1の中央部と上部セグメント部10および下部セグメン
ト部20との間には、中央上セグメント32および中央
下セグメント33がそれぞれ設けられている。中央横セ
グメント31は、各端部が先細り状に突出して先端が直
角になっている。中央上セグメント32および中央下セ
グメント33は、正方形に近い横長の長方形状をしてい
る。
【0041】また、各数字表示部81における下部セグ
メント部20の下横セグメント23と右下縦セグメント
27との近接した各端部近傍には、小円形状の点セグメ
ント34が配置されている。
【0042】液晶表示パネル80は、このような構成の
8つの数字表示部81が、横方向に並んだ状態になって
おり、各数字表示部81における中央横セグメント31
の間には、連結セグメント35が配置されている。この
連結セグメント35の各端部は、隣接する各中央横セグ
メント31の各端部における直角に尖った先端部分に対
応した形状に、凹状に切欠された状態になっており、そ
の切欠部分に各中央横セグメント31の直角形状になっ
た各端部が嵌合される。
【0043】図3は、このような構成の表示パネルにお
けるセグメント信号線の配線図である。各数字表示部8
1における上部セグメント部10の左上縦セグメント1
4と、その下方の左下縦セグメント16と、中央横セグ
メント31とは、1本の上部第1セグメント信号線41
によって接続されている。また、上横セグメント11
と、中横セグメント12と、下横セグメント13と、そ
の下方の中央上セグメント32とは、1本の上部第2セ
グメント信号線42によって接続されている。さらに、
右上縦セグメント15と、右下縦セグメント17と、中
央横セグメント31の左側に隣接する連結セグメント3
5とが、1本の上部第3セグメント信号線43によって
接続されている。
【0044】下部セグメント部20の左上縦セグメント
24と、その下方の左下縦セグメント26とは、1本の
下部第1セグメント信号線44によって接続されてい
る。また、中央下セグメント31と、上横セグメント2
1と、中横セグメント22と、下横セグメント23と
は、1本の下部第2セグメント信号線45によって接続
されている。さらに、右上縦セグメント25と、右下縦
セグメント27と、その斜め下方に隣接する点セグメン
ト34とが、1本の下部第3セグメント信号線46によ
って接続されている。
【0045】図4は、表示パネルにおけるコモン信号線
の配線図である。全ての数字表示部81における上部セ
グメント10の上横セグメント11と、下部セグメント
部20の下横セグメント23と、各下横セグメント23
に近接して配置された点セグメント34とが、1本の第
1コモン信号線51によって接続されている。また、全
ての数字表示部81における上部セグメント部10の左
上縦セグメント14と、中横セグメント12と、右上縦
セグメント15とが、1本の第2コモン信号線52によ
って接続されている。さらに、全ての数字表示部81に
おける上部セグメント部10の左下縦セグメント16
と、下横セグメント13と、右下縦セグメント17と
が、1本の第2コモン信号線53によって接続されてい
る。
【0046】各数字表示部81における中央横セグメン
ト31と、中央上セグメント32と、中央下セグメント
33とが、1本の第4コモン信号線54によって接続さ
れている。また、全ての数字表示部81における下部セ
グメント部20の左上縦セグメント24と、上横セグメ
ント21と、右上縦セグメント25とが、1本の第5コ
モン信号線55によって接続されている。さらに、全て
の数字表示部81における下部セグメント部20の左下
縦セグメント26と、中横セグメント22と、右下縦セ
グメント27とが、1本の第6コモン信号線56によっ
て接続されている。
【0047】このような構成の液晶表示パネル80で
は、各数字表示部81における上部第1〜第3セグメン
ト信号線41〜43および下部第1〜第3セグメント信
号線44〜46から選択されたセグメント信号線と、第
1〜第6コモン信号線51〜56から選択されたコモン
信号線に電圧が印加されて、セグメント信号線とコモン
信号線の両方によって電圧が印加されるセグメントが表
示されるようになっている。セグメント信号線41〜4
6およびコモン信号線51〜56に電圧が印加されるこ
とによっていずれのセグメントが表示されるかを表1に
示す。
【0048】
【表1】
【0049】各数字表示部81にて表示される整数
「0」〜「9」の表示パターンを図5に示す。この場合
には、上部セグメント部10の中横セグメント12、下
部セグメント部20の中横セグメント22、中央上セグ
メント32、中央下セグメント33、連結セグメント3
5、および点セグメント34は使用されない。なお、図
4は、液晶表示パネル80における表示状態を示すもの
ではなく、各数字表示部81において表示される数字の
表示パターンを、便宜的に横方向に並べて示したもので
ある。
【0050】数字「1」は、各数字表示部81における
上部セグメント部10の右上縦セグメント15、右下縦
セグメント17、下部セグメント部20の右上縦セグメ
ント25および右下縦セグメント27によって表示され
る。この場合には、表1から明らかなように、各数字表
示部81の上部第3セグメント信号線43および下部第
3セグメント信号線46に電圧が印加されるとともに、
第2、第3、第5、および第6の各コモン信号線52、
53、55、および56にそれぞれ電圧が印加される。
【0051】数字「2」は、上部セグメント部10の上
横セグメント11、右上縦セグメント15、右下縦セグ
メント17、中央横セグメント31、下部セグメント部
20の左上縦セグメント24、左下縦セグメント26お
よび下横セグメント23によって表示される。
【0052】数字「3」は、上部セグメント部10の上
横セグメント11、左上縦セグメント14、右上縦セグ
メント15および右下縦セグメント17、中央横セグメ
ント31、下部セグメント部20の左下縦セグメント2
6、右上縦セグメント25、右下縦セグメント27、お
よび下横セグメント23によって表示される。
【0053】数字「4」は、上部セグメント部10の左
上縦セグメント14、左下縦セグメント16、右上縦セ
グメント15、および右下縦セグメント17、中央横セ
グメント31、下部セグメント部20の右上縦セグメン
ト25および右下縦セグメント27によって表示され
る。
【0054】数字「5」は、上部セグメント部10の上
横セグメント11、左上縦セグメント14および左下縦
セグメント16、中央横セグメント31、下部セグメン
ト部20の右上縦セグメント25、右下縦セグメント2
7、および下横セグメント23によって表示される。
【0055】数字「6」は、上部セグメント部10の上
横セグメント11、左上縦セグメント14、左下縦セグ
メント16、および右上縦セグメント15、中央横セグ
メント31、下部セグメント部20の左上縦セグメント
24、左下縦セグメント26、右上縦セグメント25、
右下縦セグメント27、および下横セグメント23によ
って表示される。
【0056】数字「7」は、上部セグメント部10の上
横セグメント11、左上縦セグメント14、左下縦セグ
メント16、右上縦セグメント15、および右下縦セグ
メント17、下部セグメント部20の右上縦セグメント
25および右下縦セグメント27によって表示される。
【0057】数字「8」は、上部セグメント部10の上
横セグメント11、左上縦セグメント14、左下縦セグ
メント16、右上縦セグメント15、および右下縦セグ
メント17、中央横セグメント31、下部セグメント部
20の左上縦セグメント24、左下縦セグメント26、
右上縦セグメント25、右下縦セグメント27、および
下横セグメント23によって表示される。
【0058】数字「9」は、上部セグメント部10の上
横セグメント11、左上縦セグメント14、左下縦セグ
メント16、右上縦セグメント15および右下縦セグメ
ント17、中央横セグメント31、下部セグメント部2
0の左下縦セグメント26、右上縦セグメント25、右
下縦セグメント27、および下横セグメント23によっ
て表示される。
【0059】数字「0」は、上部セグメント部10の上
横セグメント11、左上縦セグメント14、左下縦セグ
メント16、右上縦セグメント15および右下縦セグメ
ント17、下部セグメント部20の左上縦セグメント2
4、左下縦セグメント26、右上縦セグメント25、右
下縦セグメント27、および下横セグメント23によっ
て表示される。
【0060】各数字「0」〜「9」の表示パターンに使
用されるセグメントを表2にまとめて示す。
【0061】
【表2】
【0062】小数を表示する場合には、所定の桁数に対
応した数字表示部81における点セグメント34が表示
される。点セグメントは、下部第3セグメント信号線4
6と第1コモン信号線51に電圧が印加されることによ
り表示される。
【0063】さらに、各数字表示部81は、分数も表示
できるようになっている。図6は、各数字表示部81に
て表される分数の表示パターンを示している。分数の分
子を表示する「0」〜「9」の各数字は、上部セグメン
ト部10の7個のセグメント11〜17を使用して表示
され、また、分数の分母を表示する「0」〜「9」の各
数字は、下部セグメント部20の7個のセグメント21
〜27を使用して表示される。そして、分数を表示する
場合には、中央横セグメント31も同時に表示される。
【0064】中央横セグメント31は、分母と分子との
間の直線を示しており、分母および分子の両方が1桁の
場合には、分母および分子が表示される数字表示部81
の1本の中央横セグメント31が表示されるが、分母ま
たは分子が2桁以上の場合には、分母または分子が表示
された全ての数字表示部81の中央横セグメント31が
表示されるとともに、表示された中央横セグメント31
の間の全ての連結セグメント35も同時に表示される。
【0065】この場合、相互に隣接する一対の中央横セ
グメント31の相互に対向した先細り状に突出した各端
部は、連結セグメント35の各端部の切欠部内に嵌合さ
れた状態になり、一対の中央横セグメント31とその間
の連結セグメント35は、上下に細くなることなく、一
定の太さの直線に目視されるように表示される。
【0066】分子および分母の数字の表示パターンは、
通常の「日」文字にパターン化された7個のセグメント
による数字の表示パターンと同様である。
【0067】分子(または分母)の数字「1」は、上部
セグメント部10(または下部セグメント部20)の右
上縦セグメント15(または25)および右下縦セグメ
ント17(27)によって表示される。
【0068】分子(または分母)の数字「2」は、上部
セグメント部10(または下部セグメント部20)の上
横セグメント11(または21)、中横セグメント12
(または22)、下横セグメント13(または23)、
左下縦セグメント16(または26)、および右上縦セ
グメント15(または25)によって表示される。
【0069】分子(または分母)の数字「3」は、上部
セグメント部10(または下部セグメント部20)の上
横セグメント11(または21)、中横セグメント12
(または22)、下横セグメント13(または23)、
右上縦セグメント15(または25)、および右下縦セ
グメント17(または27)によって表示される。
【0070】分子(または分母)の数字「4」は、上部
セグメント部10(または下部セグメント部20)の中
横セグメント12(または22)、左上縦セグメント1
4(または24)、右上縦セグメント15(または2
5)、および右下縦セグメント17(または27)によ
って表示される。
【0071】分子(または分母)の数字「5」は、上部
セグメント部10(または下部セグメント部20)の上
横セグメント11(または21)、中横セグメント12
(または22)、下横セグメント13(または23)、
左上縦セグメント14(または24)、および右下縦セ
グメント17(または27)によって表示される。
【0072】分子(または分母)の数字「6」は、上部
セグメント部10(または下部セグメント部20)の上
横セグメント11(または21)、中横セグメント12
(または22)、下横セグメント13(または23)、
左上縦セグメント14(または24)、左下縦セグメン
ト16(または26)、および右下縦セグメント17
(または27)によって表示される。
【0073】分子(または分母)の数字「7」は、上部
セグメント部10(または下部セグメント部20)の上
横セグメント11(または21)、左上縦セグメント1
4(または24)、右上縦セグメント15(または2
5)、および右下縦セグメント17(または27)によ
って表示される。
【0074】分子(または分母)の数字「8」は、上部
セグメント部10(または下部セグメント部20)の上
横セグメント11(または21)、中横セグメント12
(または22)、下横セグメント13(または23)、
左上縦セグメント14(または24)、左下縦セグメン
ト16(または26)、右上縦セグメント15(または
25)、および右下縦セグメント17(または27)
の、7個の全てのセグメントによって表示される。
【0075】分子(または分母)の数字「9」は、上部
セグメント部10(または下部セグメント部20)の上
横セグメント11(または21)、中横セグメント12
(または22)、下横セグメント13(または23)、
左上縦セグメント14(または24)、右上縦セグメン
ト15(または25)、および右下縦セグメント17
(または27)によって表示される。
【0076】分子(または分母)の数字「0」は、上部
セグメント部10(または下部セグメント部20)の上
横セグメント11(または21)、下横セグメント13
(または23)、左上縦セグメント14(または2
4)、左下縦セグメント16(または26)、右上縦セ
グメント15(または25)、および右下縦セグメント
17(または27)によって表示される。
【0077】また、帯分数を表示する場合には、各数字
表示部81にて、複数桁また1桁の整数が表示されると
ともに、その整数が表示された数字表示部81の右隣の
1または複数の数字表示部81に分数が表示される。
【0078】分母および分子における各数字「1」〜
「0」の表示パターンに使用されるそれぞれのセグメン
トを表3にまとめて示す。
【0079】
【表3】
【0080】さらに、四則記号「+」、「−」、
「×」、「÷」と、イコール記号「=」も、図7に示す
ように、各数字表示部81にて表示することができる。
【0081】プラス記号「+」は、中央横セグメント3
1と、中央上セグメント32と、中央下セグメント33
によって表示される。
【0082】マイナス記号「−」は、中央横セグメント
31のみによって表示される。
【0083】掛け算記号「×」は、上部セグメント部1
0の左下縦セグメント16および右下縦セグメント17
と、下部セグメント部20の左上縦セグメント24およ
び右上縦セグメント25とによって表示される。
【0084】割り算記号「÷」は、上部セグメント部1
0の下横セグメント13と、中央横セグメント31と、
下部セグメント部20の上横セグメント21とによって
表示される。
【0085】イコール記号「=」は、上部セグメント部
10の下横セグメント13と、下部セグメント部20の
上横セグメント21とによって表示される。
【0086】これらの各記号の表示パターンに使用され
るそれぞれのセグメントを、表4にまとめて示す。
【0087】
【表4】
【0088】このような構成の表示パネルを有する電子
卓上計算機では、整数の四則の計算をする場合には、計
算式の通りに順番に入力される。すなわち、まず、置数
キー群65の数字キーによって数値を入力し、四則記号
を四則キー群74の演算記号キーによって入力し、さら
に、置数キー群65の数字キーによって数値を入力した
後に、イコールキー75が操作される。このとき、液晶
表示パネル80には、最初に入力された数値が表示され
て、新たに数値および四則記号が入力される毎に、表示
された数値等が順番に左側にスライドしつつ、新たに入
力される数値等が表示される。そして、計算式が入力さ
れた状態になると、液晶表示部80には計算式の全てが
表示された状態になり、その後にイコールキー75が操
作されることによって、液晶表示パネル80にて表示さ
れた計算式が左側にスライドし、液晶表示パネル80の
右側の領域に、イコール記号「=」と演算結果の数値と
が、計算式に続いて表示される。
【0089】例えば、置数キー65によって「1」と
「2」とを入力して、四則キー74によって割り算記号
「÷」を入力し、さらに置数キー65によって「3」を
入力した後に、イコールキー75を操作すると、液晶表
示パネル80には、図8に示すように、その計算式およ
び演算結果が、「12÷3=4」と表示される。
【0090】計算式が、四則記号を含めて8桁以上にな
る場合には、9桁目の数値等が入力された場合には、液
晶表示パネル80にて表示されている計算式および答え
は、左側に1桁だけスライドされた状態となって、最初
に入力された数値を除いた8桁分が液晶表示パネル80
に表示される。このような状態で、さらに、数値等が入
力されると、液晶表示パネル80の表示は、1桁ずつ左
側にスライドされて、最も左側の数字表示部にて表示さ
れた数値が消去されて新たに入力された数値等が最も右
側の数字表示部81に表示されることにより、8桁の数
値等が表示される。
【0091】イコールキー75を操作した際に、計算式
および演算結果が8桁以上になる場合も、液晶表示パネ
ル80は、演算結果を右側の1または複数の数字表示部
81によって表示するとともに、演算結果およびイコー
ル記号「=」を含めて8桁分となるように、計算式の右
側部分が表示される。
【0092】計算式および演算結果が8桁以上になって
いる場合には、スライドキー68および69を操作する
ことによって、液晶表示パネル80の表示を左側または
右側にスライドさせることとができる。すなわち、スラ
イドキー69を操作することにより、液晶表示パネル8
0にて表示されている計算式および答えが順番に右側に
スライドして、液晶表示パネル80に表示されていない
計算式等の左側部分が、順番に液晶表示パネル80に表
示される。このようにして、先に入力された数値等を確
認することができる。その後、スライドキー68を操作
することにより、液晶表示パネル80における表示が順
番に左側にスライドされる。
【0093】電子卓上計算機によって割り算を実行する
と、割り切れない場合には、演算結果は小数にて表示さ
れる。しかし、計算式を入力した後に、イコールキー7
5の操作に替えて、余り演算キー64を操作すると、液
晶表示パネル80には、商の整数と余りの整数とが表示
されるようになっている。液晶表示パネル80に仮分数
が表示された状態で、余り演算キー64を操作した場合
にも、同様に、商の整数と余りの整数とが液晶表示パネ
ル80に表示される。余り演算キー64が操作される
と、商の整数が表示された右側の数字表示部81に、中
央上セグメント32および中央下セグメント33が同時
に表示され、その右側の数字表示部81に余りの整数が
表示される。これにより、商の整数と余りの整数とを計
画に区別することができる。
【0094】次に、次の計算式(1)で示された分数の
演算について、図9および図10に基づいて具体的に説
明する。図9および図10には、操作されるキーと、そ
のキー操作による液晶表示パネル80の表示状態をそれ
ぞれ示している。
【0095】
【数1】
【0096】分数を入力する場合には、分母から先に入
力する。まず、図9(a)に示すように、分母の数値
「3」を置数キー群65の数字キーによって入力する。
これにより、液晶表示パネル80には、最も右側の数字
表示部81に、上部セグメント部10および下部セグメ
ント部20にわたる通常の整数の表示パターンによって
整数「3」が表示される。次に、図9(b)に示すよう
に、分数キー63を操作すると、液晶表示パネル80に
は、最も右側の数字表示部81の整数表示された「3」
の数字が消去されて、中央横セグメント31が表示され
るとともに、下部セグメント部20に数字「3」が表示
される。
【0097】分母が複数桁の場合には、複数桁の数値を
順番に入力することによって、液晶表示パネルの表示内
容が順番に右側にスライドして、入力された複数桁の数
値が整数表示される。そして、このような状態で分数キ
ー63を操作することによって、整数表示された各数字
表示部81の中央横セグメント31が、それぞれ表示さ
れるとともに、各中央横セグメント31間の連結セグメ
ント35も同時に表示される。そして、各数字表示部8
1の下部セグメント部20に、それぞれ数字が表示され
る。
【0098】数字表示部81に分母の数字が表示された
状態になると、図9(c)に示すように、分子の数値
「2」が置数キー群65の数字キーによって入力され
る。これにより、液晶表示パネル80には、最も右側の
数字表示部81における上部セグメント部10に数字
「2」が表示される。その結果、液晶表示パネル80の
最も右側の数字表示部81には、分数「2/3」が表示
される。
【0099】次に、図9(d)に示すように、四則キー
群74の掛け算記号キーを操作して、掛け算記号「×」
を入力すると、液晶表示パネル80は、最も右側の数字
表示部81に表示されていた分数「2/3」が、左側に
1桁分だけスライドして右から2番目の数字表示部81
に表示されるとともに、最も右側の数字表示部81に、
掛け算記号「×」が表示される。
【0100】その後、図9(e)に示すように、帯分数
の整数値である数字「5」が、置数キー65の操作によ
って入力される。これにより、液晶表示パネル80で
は、表示されている分数「2/3」および四則記号
「×」が、全体に左側に1桁分だけスライドするととも
に、最も右側の数字表示部81に、通常の整数の表示パ
ターンによって、整数「5」が表示される。
【0101】そして、図10(a)に示すように、帯分
数キー62が操作されると、液晶表示パネル80の表示
が全体にわたって左側に1桁分だけスライドした状態に
なり、最も右側の数字表示部81に中央横セグメント3
1が表示される。
【0102】次に、図10(b)に示すように、置数キ
ー群65の数字キーによって分母の数字「2」を入力す
ると、液晶表示パネル80の最も右側の数字表示部81
には、下部セグメント部20によって数字「2」が表示
される。
【0103】分母が複数桁の場合には、複数桁の数値を
順番に入力することによって、液晶表示パネルの表示内
容が順番に右側にスライドして、最も右側の数字表示部
81に中央横セグメント31とともに、その中央横セグ
メント31の左側の連結セグメント35が表示される。
そして、入力された数字が最も右側の数字表示部81に
おける下部セグメント部20に表示される。
【0104】その後、図10(c)に示すように、分数
キー63が操作される。この場合には、液晶表示パネル
80の表示内容は変化しない。
【0105】そして、分子の数字「1」を置数キー65
によって入力すると、最も右側の数字表示部81に表示
された中央横セグメント31上の上部セグメント10に
よって数字「1」が表示される。これにより、計算式
(1)が液晶表示パネル80に表示された状態になる。
【0106】このような状態で、演算を実行させるべ
く、図10(e)に示すように、イコールキー75を操
作すると、液晶表示パネル80に表示された計算式は、
全体に3桁分だけ左側にスライドされて、右から3番目
の数字表示部81に、イコール記号「=」が表示される
とともに、計算式(1)の演算結果が帯分数で表示され
る。すなわち、右から2番目の数字表示部81に、帯分
数の整数部分の数値である「3」が、通常の整数表示に
よって、上部セグメント部10から下部セグメント部2
0にわたって表示されるとともに、最も右側の数字表示
部81には、帯分数の分数部分である「2/3」が表示
される。
【0107】液晶表示パネル80に分数が表示された場
合には、カーソル移動キー71または72を操作する
と、最も右側の数字表示部81における中央上セグメン
ト32または中央下セグメント33が表示される。この
中央上セグメント32または中央下セグメント31は、
カーソルとして機能し、スライドキー68を操作するこ
とにより、最も右側の数字表示部81に表示された中央
上セグメント32または中央下セグメント33が右側に
1桁分だけスライドした状態になる。さらに、スライド
キー68を操作し続けると、中央上セグメント32また
は中央下セグメント33のカーソルが、順番に、左に1
桁ずつスライドされて表示される。そして、中央上セグ
メント32または中央下セグメント33が表示された状
態で、置数キー65を操作すると、中央上セグメント3
2または中央下セグメント33が表示された数字表示部
81の分子または分母の数値が更新される。これによ
り、表示された分数の数値を訂正することができる。
【0108】
【発明の効果】本発明の電子計算機の数値表示装置は、
このように、「日」文字にパターン化された上部セグメ
ントおよび下部セグメントと、それらの間に配置さ
れた中央横セグメントと、この中央横セグメントの中央
部と上部セグメント部および下部セグメント部間にそれ
ぞれ配置された中央上セグメントおよび中央下セグメン
トとを有する数字表示部によって、全ての整数、分数、
および四則記号を表示することができる。その結果、本
発明の数値表示装置は、入力される計算式を、入力され
た順番通りに表示することができる。また、表示される
分数は、数字表示部によって表示できる整数の桁数に等
しい桁数だけ表示することができる。また、本発明の数
値表示装置によれば、表示される分数は整数と同一スペ
ースに表示されるために、分数表示のために特別なスペ
ースが不要になり、表示パネルを小型化することができ
る。また、四則記号だけを表示する特別なセグメントも
不要になるためにセグメント数も減少し、経済的でもあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の数値表示装置の一例である液晶表示パ
ネルを有する電子卓上計算機の平面図である。
【図2】その電子卓上計算機の液晶表示パネルの一例を
示す構成図である。
【図3】その液晶表示パネルの配線図である。
【図4】同じく、その液晶表示パネルの配線図である。
【図5】その液晶表示パネルにて表示される整数の表示
パターンの説明図である。
【図6】その液晶表示パネルにて表示される分数の表示
パターンの説明図である。
【図7】その液晶表示パネルにて表示される四則記号お
よびイコール記号の表示パターンの説明図である。
【図8】その液晶表示パネルの表示例を示す説明図であ
る。
【図9】(a)〜(e)は、それぞれ、その液晶表示パ
ネルの表示例を、操作されるキーとともに示す説明図で
ある。
【図10】(a)〜(e)は、それぞれ、その液晶表示
パネルの表示例を、操作されるキーとともに示す説明図
である。
【図11】従来の電子卓上計算機の表示パネルの一例を
示す構成図である。
【図12】その表示パネルに設けられた整数表示部の構
成図である。
【図13】その表示パネルに設けられた分数表示部の構
成図である。
【図14】その表示パネルに設けられた分数表示部の表
示例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 上部セグメント部 11 上横セグメント 12 中横セグメント 13 下横セグメント 14 左上縦セグメント 15 右上縦セグメント 16 左下縦セグメント 17 右下縦セグメント 20 下部セグメント部 21 上横セグメント 22 中横セグメント 23 下横セグメント 24 左上縦セグメント 25 右上縦セグメント 26 左下縦セグメント 27 右下縦セグメント 31 中央横セグメント 32 中央上セグメント 33 中央下セグメント 34 点セグメント 35 連結セグメント 41 上部第1セグメント信号線 42 上部第2セグメント信号線 43 上部第3セグメント信号線 44 下部第1セグメント信号線 45 下部第2セグメント信号線 46 下部第3セグメント信号線 51 第1コモン信号線 52 第2コモン信号線 53 第3コモン信号線 54 第4コモン信号線 55 第5コモン信号線 56 第6コモン信号線 62 帯分数キー 63 分数キー 64 余り演算キー 68 スライドキー 69 スライドキー 71 カーソル移動キー 72 カーソル移動キー 80 液晶表示パネル 81 数字表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09F 9/00 - 9/46

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 7つのセグメントによって「日」文字に
    それぞれパターン化された上部セグメント部および下部
    セグメント部と、前記上部セグメントおよび下部セグ
    メントに配置された中央横セグメントと、前記中央
    横セグメントの中央部と前記上部セグメント部および下
    部セグメント部との間にそれぞれ配置された中央上セグ
    メントおよび中央下セグメントとからなる数字表示部
    が、横方向に複数並べて配置されるとともに、隣接する
    数字表示部の前記中央横セグメント間に、両中央横セグ
    メント間を直線状に連結する連結セグメントが配置され
    た表示パネルを備え、 整数の数値を表示する際には、前記数字表示部のセグメ
    ントの全体を用いて数値の表示を行い、分数の数値を表
    示する際には、前記数字表示部のセグメントを上部セグ
    メント部と下部セグメント部とに分割して数値の表示を
    行う ことを特徴とする電子計算機の数値表示装置
  2. 【請求項2】 前記各中央横セグメントの各端部がそれ
    ぞれ先細り状に突出した状態になっており、各連結セグ
    メントの各端部が、隣接する中央横セグメントの各端部
    に嵌合するように凹状に切欠されている請求項に記載
    の電子計算機の数値表示装置
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