JP3209301U - マグネットシートを用いたカッタースポットライト - Google Patents

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孝志 上野
孝志 上野
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【課題】ブレードの移動の前後でブレードを位置保持あるいは支持するための力の変動を小さくしたカッタースポットライトの提供。【解決手段】ブレード61,61’; 62,62’を面で支持するために、ブレードに対面するようにマグネットシート71,72を配置する。そして、そのマグネットシート71,72により、ブレード61,61’; 62,62’の少なくとも所定の面積をもつ部分を磁気力によって面で支える。マグネットシート71,72は、光源からの光を通過するための中心孔を含むリング形状である。【選択図】図2

Description

この考案は、光源から投光レンズに向かう光路途中にカッターブレードユニットを備え、そのカッターブレードユニットにより投光レンズを通して投光する光のプロファイルを規制するカッタースポットライトに関し、特には、ブレードを支持するためにマグネットシートの磁気力を活用するようにした技術に関する。
この種のカッタースポットライトにおけるカッターブレードユニットは、光路に直交するよう配置する少なくとも1つのブレードを含む。そのブレードは、投光する光のプロファイルを規制する位置と、規制する前の位置とを移動可能である。
ここで、ブレードを移動させる方式としては、平面上を直線的にスライドさせるタイプ(特許文献1や特許文献2)、あるいは、扇形状のブレードの扇の要の部分を支点として回転させるタイプ(特許文献3)など、互いに異なるやり方がある。
移動方式の違いにかかわらず、ブレードについては、移動の前後においてブレードを安定して位置保持することが求められる。その点、今までは、ブレードに隣り合う本体板材に対し、板ばねなどの弾性力によりブレードを押さえ、位置保持のための摩擦力を得ている。
特開平7−320501号公報 実開昭63−70608号公報 特開平10−302502号公報
ブレードを位置保持する力については、移動の前後において大きな変動がない方が良い。なぜなら、大きな変動は、ブレードを移動するために必要な力が移動の間に変化することを意味し、ブレードの位置調整を困難にする要因になるし、また、移動後の保持力が低下し、安定した保持ができなくなるおそれがあるからである。
板ばねの弾性力を用いた今までの場合には、本体部材の固定した所定位置から、ばねによる弾性力をブレード側に点状や線状に加えている。そのため、ブレードの移動の前後で、弾性力が加わるブレード側の位置がずれることになり、ブレードを安定的に保持することができない。たとえば、弾性力がブレードの重心位置の近傍に加わるときにはブレードを安定して保持することができるが、重心から外れたブレードの端部に弾性力が加わるときにはブレードを必ずしも安定して保持することができない。
ブレードを安定して位置保持する手法として、ブレード側の互いに異なる複数の位置に弾性力を加えること、すなわち、ブレードを複数の位置で支持することが考えられる。しかし、その手法は、ばねを複数用いる点から、本体部材が複雑になり、しかもまた、ブレードが比較的小型であることから、適切な適用が困難である。
そこで、この考案では、以上の各点を考慮し、ブレードを面で支持する方式とし、ブレードの移動の前後でブレードを位置保持あるいは支持するための力の変動を小さくすることができる技術を提供することを目的とする。
この考案のその他の目的については、今後の説明から明らかになるであろう。
この考案では、ブレードを面で支持するために、ブレードに対面するようにマグネットシートを配置する。そして、そのマグネットシートにより、ブレードの少なくとも所定の面積をもつ部分を磁気力によって面で支える。光路に直交するよう配置するブレードは、少なくとも1つであるが、一般的には、径方向に(あるいは上下に)対称的に配置する一対の第1のブレードと、それら第1のブレードとクロスする方向に(あるいは左右に)対称的に配置する一対の第2のブレードとの計4枚である。
それらのブレードを支持するためのマグネットシートは、ブレードを面で支える各種の形状を適用することができるが、好ましくはリング形状である。リング形状とは、光源からの光を通過するための中心孔を囲む形状(いわゆるドーナツ形状)であり、外郭が円形、楕円形、あるいは5〜8角の多角形などを意味する。
マグネットシートは、各ブレードに隣り合う位置に配置する。その場合、マグネットシートとブレードとが直接面接触(言い換えると、クリアランスがないように接触)させることもできるし、マグネットシートとブレードとの間に所定のクリアランスをもって対面させることもできる。所定のクリアランスとは、ブレードの移動の際に適度な抵抗力を与え、しかもまた、調整後のブレードを適正に位置保持することができる磁気力を生じるような隙間である。クリアランスを得るためには、マグネットシートとブレードとの間にスペーサ機能を付加すれば良い。たとえば、ブレード上の複数個所に凸部を一体的あるいは付加的に設けることにより、スペーサ機能を得ることができる。
ブレードに対し、より適切な位置保持力を与えるために、各ブレードについて各マグネットシートが同等の磁気力を与えるようにするのが好ましい。したがって、一対の第1のブレードと別の一対の第2のブレードのような一般的なブレード構成の場合、各一対の第1および第2のブレードに対し、それぞれマグネットシートを配置するようにすると良い。
マグネットシートは、薄いマグネット素材に磁力を施した着磁シートであり、シートの片面にだけN極とS極とを交互に多極着磁したものと、シートの表裏両方の面に着磁したものとがある。シャープな光のプロファイルを得るために、前者の片面着磁のシートを用いる方が良い。なお、適正な位置保持力については、マグネットシートの着磁力、ブレードとの接触面積、あるいはブレードとのクリアランスなどを制御することにより得る。
この考案のカッタースポットライトの一実施例を示す光路説明図である。 図1のカッタースポットライトに用いるカッターブレードユニットの一実施例であり、各部品を分解して示す組立て斜視図である。 図2のカッターブレードユニットの一部品である本体板材の一例を示す正面図である。 図3Aの本体部材の側面図である。 図2のカッターブレードユニットの別の一部品であるブレードの一例を示す正面図である。 図2のカッターブレードユニットのさらに別の一部品であるマグネットシートの一例を示す正面図である。
図1は、この考案を適用したカッタースポットライト10であり、ライトハウジング102とレンズハウジング104とを備える。ライトハウジング102の中には、LED光源20のほか、そのLED光源20の光を集光させる集光レンズ22がある。また、レンズハウジング104は、ライトハウジング102の前方に位置し、集光レンズ22を通した光を投光するための投光レンズ24を収納している。LED光源20、集光レンズ22および投光レンズ24は、一直線上の光路を構成する。
そのような光路上、カッターブレードユニット30は、集光レンズ22と投光レンズ24との間に位置する。その位置は、投光レンズ24によりカッターブレードユニット30のブレードをシャープに投影することができる位置である。
図2は、カッターブレードユニット30の全体的な構成を分解図で示している。カッターブレードユニット30は、両側の本体板材50,52の間に、それぞれ一対の第1のブレード61,61’および第2のブレード62,62’、ならびに第1および第2のマグネットシート71,72を互いに重ね合わせた形態である。両側の本体板材50,52は、スペーサ60および止め部材(はとめやネジ)70を用いて複数個所(たとえば、4カ所)を固定する。スペーサ60は、本体板材50,52間に、第1のブレード61,61’および第2のブレード62,62’、ならびに第1および第2のマグネットシート71,72を挟み込むだけの隙間を作るためのものである。
カッターブレードユニット30の両側、あるいは表裏外側に位置する本体板材50,52は、ステンレス鋼製であり、互いに同一の構成である。各本体板材50,52は、図3Aおよび3Bに示すように、中心孔53が円形、外郭形状が円形のリング形状である。そして、それらの各本体板材50,52は、止め部材70を通すための通し孔55のほか、切り起こし片57を備える。
また、第1ブレード61,61’および第2のブレード62,62’の各ブレードは、本体部材50,52より少し薄めで、かつ磁性のあるステンレス鋼製である。各ブレードは、図4に示すように、直線の一辺601と、湾曲した二辺602,603とが囲み、概略的に3角形状である。直線の一辺601の部分が光のプロファイルを規制する部分であるため、その部分には、滑らか、かつシャープな仕上がりが求められる。一方、湾曲した二辺602,603が交わる部分605は、手動の操作部分であり、指で操作しやすい形になっている。ブレードには、中央部分に直線の一辺601に直交するスリット607がある。この細長いスリット607は、本体板材50,52の切り起こし片57と協力し合って、ブレードの動きをガイドする役割を果たす。
第1のブレード61,61’は、本体板材50,52上、径方向に(あるいは上下に)対称的に配置するに対し、第2のブレード62,62’は、第1のブレード61,61’と90°クロスする方向に(あるいは左右に)対称的に配置する。光のシャープなプロファイルを規制するため、それら第1および第2のブレード61,61’; 62,62’は、互いに直接隣り合う位置に配置すべきである。
そこで、それら第1および第2のブレード61,61’; 62,62’を磁気力により位置保持するための第1および第2の各マグネットシート71,72は、本体板材50,52と各ブレード61,61’; 62,62’との間に配置する。各マグネットシート71,72は、ネオジウムマグネットシートであり、互いに同一の構成である。すなわち、各マグネットシート71,72は、中心孔73が円形、外郭形状がほぼ円形のリング形状である。中心孔73は、本体板材50,52の中心孔53よりも小さく設定するのが良い。
第1および第2のマグネットシート71,72は、ブレードに面する側の片面がN極およびS極に交互に着磁された多極着磁シートである。N極とS極とは、シート上、直線的に走っている。ここで、第1のマグネットシート71は、隣り合う第1のブレード61,61’に磁気力を及ぼし、また、第2のマグネットシート72は、隣り合う第1のブレード62,62’に磁気力を及ぼす。それぞれの磁気力の干渉を防止するため、図2に鎖線で示すように、直線的に走る磁極の方向について、第1のマグネットシート71と第2のマグネットシート72とで互いに90°異ならせた配置にするのが良い。
カッターブレードユニット30は、マグネットシート71,72の磁気力を利用して各ブレード61,61’;62,62’を位置保持する。そのため、磁気力を面で作用するので、ブレードの移動前後で支持力の変動がほとんどなく、しかも、確実な支持を行うことができる。
また、各ブレード61,61’;62,62’は、磁性体としての鉄あるいはニッケルを含む各種の合金を用いて製造することができるが、光の照射による熱の問題を避ける点からすれば、磁性体である合金のステンレス鋼が好ましい。なぜなら、ステンレス鋼は、他の材質に比べて熱の伝導率が小さく、光の照射により発生する熱をマグネットシート側に伝えにくく、マグネットシートの変形、劣化、磁力の低下、ガスの発生、成分の析出などの問題を有効に回避することができるからである。
また、この考案は、手動操作のカッターブレードユニットを含む装置に適用することにより、ブレードの調整操作を容易にするという利点を生じるが、ブレードの移動の前後の支持力をほぼ一定にすることができることから、リモートコントロールによるものにも有効に適用することができる。
10 カッタースポットライト
20 LED光源
24 投光レンズ
30 カッターブレードユニット
50,52 本体板材
61,61’ 第1のブレード
62,62’ 第2のブレード
71 第1のマグネットシート
72 第2のマグネットシート

Claims (5)

  1. 光源から投光レンズに向かう光路途中にカッターブレードユニットを備え、そのカッターブレードユニットにより投光レンズを通して投光する光のプロファイルを規制するカッタースポットライトであって、
    前記カッターブレードユニットが次の構成および特徴を備える、カッタースポットライト。
    a.前記光路に直交するよう配置する、少なくとも1つのブレード。
    b.前記ブレードは、投光する光のプロファイルを規制する位置と、規制する前の位置とを移動可能であること。
    c.前記ブレードに対面するように配置するマグネットシート。
    d.前記マグネットシートは、前記ブレードについて、そのブレードの少なくとも所定の面積をもつ部分を磁気力によって面で支えること。
  2. 前記ブレードと前記マグネットシートとは、直接面接触して対面しているか、あるいは、クリアランスをもって対面しているか、のいずれかである、請求項1のカッタースポットライト。
  3. 前記カッターブレードユニットは、
    ・中央に開口があるリング形状の第1の本体板材と、
    ・その第1の本体板材に隣り合う、リング形状の第1のマグネットシートと、
    ・その第1のマグネットシートに対し、前記第1の本体板材とは反対側で隣り合い、径方向に対称的に配置される一対の第1のブレードと、
    ・それら第1のブレードに対し、前記第1のマグネットシートとは反対側で隣り合い、第1のブレードとはクロスする径方向に対称的に配置される一対の第2のブレードと、
    ・それら第2のブレードに対し、前記第1のブレードとは反対側で隣り合う、前記第1のマグネットシートと同じリング形状の第2のマグネットシートと、
    ・その第2のマグネットシートに対し、前記第2のブレードとは反対側で隣り合う、前記第1の本体板材と同じ形状の第2の本体板材とを備える、請求項1のカッタースポットライト。
  4. 前記第1および第2のマグネットシート、ならびに、前記第1および第2のブレードは、前記第1および第2の本体板材によって支持され、互いに隣り合う前記第1のマグネットシートと第1の一対のブレード、ならびに、互いに隣り合う前記第2のマグネットシートと第2の一対のブレードは、それぞれ直接面接触している、請求項3のカッタースポットライト。
  5. 前記第1および第2のマグネットシートは、N極とS極とを交互に多極着磁したものであり、しかも、各マグネットシートの面上、N極とS極とが伸びる方向が互いに90°回転した位置関係にある、請求項3あるいは4のいずれかのカッタースポットライト。
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WO2022021825A1 (zh) * 2020-07-31 2022-02-03 广州市浩洋电子股份有限公司 一种可精准定位的光束切割装置及具有其的舞台灯

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