JP3209243U - 非常用トイレ給水装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】設置が容易で大容量の給水タンクを有しなくても長期間にわたって水洗トイレの使用を可能にできる非常用トイレ給水装置を提供する。【解決手段】非常用トイレ給水装置1は、貯水器2と、貯水器2内の水を水洗トイレのタンクへ供給するための給水ホース3と、給水ホース3に設けられた給水ポンプ4と、を備える。貯水器2の上面2aには漏斗状の給水口22が設けられ、給水口22を介して貯水器2に水が補給される。【選択図】図2
Description
本考案は、水洗トイレに給水することにより断水時等においても水洗トイレの利用を可能にするための非常用トイレ給水装置に関する。
震災時における断水によって住戸への給水が途絶えると、水洗トイレの使用ができなくなるが、配水に加圧ポンプを使用している住戸においては停電やトランス故障によっても給水が途絶えてしまい、また受水槽の設備補修時においても断水は発生する。特に、近年では大型台風の発生に伴い落雷を原因とするトランス故障も珍しくない。
このように給水が途絶えた場合であっても水洗トイレを利用可能にするための給水装置が提案されている。例えば、特許文献1に開示のトイレ用給水装置は、止水栓から供給される水道水を給水タンクを介して水洗トイレの水タンクへ供給することで給水タンクに水道水を常時備蓄しておき、断水時には給水タンク内の水を水洗トイレに利用できるように構成されている。
しかしながら、上述したトイレ用給水装置は、給水タンクの貯水量が残存する限りにおいて水洗トイレの使用を可能にするものであり、給水タンクが空になると、それ以降は水洗トイレの使用を継続することはできない。給水タンクの容量を大きくすれば、水洗トイレの継続利用可能期間を長く保てるが、限られた空間のトイレ室に設置できる給水タンクの容量には限界があった。また、別室に大容量の給水タンクを設置しようとすると、給水タンクと水洗トイレとを接続する配水管の設置に工事が必要となり、トイレ用給水装置の設置が容易でないという問題があった。
本考案は、設置が容易で大容量の給水タンクを有しなくても長期間にわたって水洗トイレの使用を可能にできる非常用トイレ給水装置の提供を目的とする。
本考案に係る非常用トイレ給水装置は、貯水器と、前記貯水器内の水を水洗トイレのタンクへ供給するための給水ホースと、前記給水ホースに設けられた給水ポンプと、を備え、前記貯水器の上面には漏斗状の給水口が設けられ、前記給水口を介して前記貯水器に水が補給されることを特徴とする。
本考案に係る非常用トイレ給水装置は、貯水器に給水するための給水口が設けられているので、貯水器内の水が空になっても給水口を介して貯水器に給水することができる。よって、必ずしも大容量の貯水器を有する必要はなく、例えば複数本のペットボトルに分けて保管されていた備蓄水を貯水器に供給することができ、これにより断水時等における長期間にわたる水洗トイレの使用が可能になる。
[第1実施形態]
以下、添付図面を参照して、本考案の実施形態に係る非常用トイレ給水装置について説明する。図1及び図2を参照して、本実施形態に係る非常用トイレ給水装置1は、トイレ室Rに設置されて断水時に水洗トイレAのタンクTへ水を供給するものであり、貯水器2と、貯水器2内の水Wを水洗トイレAのタンクTへ供給するための給水ホース3と、給水ホース3に設けられたタイマ付きの給水ポンプ4と、水量センサ5と、貯水器2を収容する外枠6と、を備える。
以下、添付図面を参照して、本考案の実施形態に係る非常用トイレ給水装置について説明する。図1及び図2を参照して、本実施形態に係る非常用トイレ給水装置1は、トイレ室Rに設置されて断水時に水洗トイレAのタンクTへ水を供給するものであり、貯水器2と、貯水器2内の水Wを水洗トイレAのタンクTへ供給するための給水ホース3と、給水ホース3に設けられたタイマ付きの給水ポンプ4と、水量センサ5と、貯水器2を収容する外枠6と、を備える。
貯水器2の上面2aには給水口22が設けられ、この給水口22を介して水を貯水器2へ補給できるようにされている。給水口22は横断面円形状を有する漏斗状であって、図3に示す様に、大径部22aと、貯水器2の上面2aから起立する小径部22bと、大径部22aと小径部22bとを接続するテーパ状の接続部22cと、を有し、逆さにした2リットルのペットボトルBを給水口22に差し込んで水を補給できるようにされている。このとき、ペットボトルBの口部は小径部22bに差し込まれ、ペットボトルBの肩部は接続部22cにより下方から支持され、ペットボトルBの胴部の下方部位は大径部22aにより保持されて、使用者がペットボトルBを保持しなくてもペットボトルBが転倒が防止される。
ここで、小径部22bの内寸L1は36mm〜40mmであるのが好ましく、36mm〜38mmであるのが更に好ましい。また、接続部22cの内面のテーパ角度α1は約90°であるのが好ましい。一般的な飲料水用のペットボトルの形状はほぼ規格化されていることから、小径部22bの内寸L1を36mm以上とすることにより、何れのメーカのペットボトルBであっても、TEリングが残存した状態のままの口部を小径部22bに差し込むことが可能となる。また、小径部22bの内寸L1を40mm以下とすることにより、ペットボトルBの首部が小径部22b内でぐらつくのを抑え、ペットボトルBを安定的に保持することができる。更に、テーパ角度α1を約90°とすることにより、何れのメーカのペットボトルBであっても、接続部22cの内面によりペットボトルBの肩部を下方から支持することができ、ペットボトルBの転倒を防止することができる。
また、大径部22aの内寸L2は114mm〜120mmであるのが好ましく、114mm〜118mmであるのがより好ましい。上述したように一般的なペットボトルの形状はほぼ規格化されていることから、大径部22aの内寸L2を114mm以上とすることにより、どのメーカのペットボトルBであっても収容することができ、また120mm以下とすることにより大径部22aによりペットボトルBの胴部を安定的に支持できる。
給水ホース3の一端部は貯水器2内に配置され、他端部は水洗トイレAまで延び、給水ポンプ4が作動することにより、貯水器2内の水Wが水洗トイレAのタンクTへ供給される。図1に示す例では給水ホース3の他端部はタンクTの手洗い管UにバンドVにより固定され、上蓋Lに設けられた手洗鉢の排水口(図示せず)を介してタンクT内へ水を供給できるようにされている。
水量センサ5は、外枠6内に設けられたレベルセンサ51と、外枠6の外面に設けられた報知器52と、を備える。レベルセンサ51は長さの異なる複数の検出電極51aを有し、貯水器2内の水レベルが所定レベルに達すると、報知器52を作動させて周囲にこれを報知する。報知器52による報知としては、例えばブザーなどの音による報知や、LEDの点灯等による報知が挙げられる。
外枠6の上面6aには開口6bを覆う開閉可能な蓋61が設けられ、蓋61を開放することにより開口6bを介した供給口22へのアクセスが可能となる。また、外枠6には複数の乾電池7を収容するための電池室8が設けられ、給水ポンプ4及び水量センサ5は電池室8に収容された乾電池7により駆動される。本実施形態では乾電池7として8本の単1電池を用いる。なお、電池室8へのアクセスは、外枠6に設けられた蓋62を開放することにより可能である。外枠6には更に給水ポンプ4を作動させるための作動スイッチ9が設けられ、作動スイッチ9が押されると給水ポンプ4が一定時間作動し、その後自動停止する。更に、外枠6の側壁にはスリット6aが設けられ、スリット6aを介して貯水器2内の水レベルを目視により確認できるようになっている。
このように構成された非常用トイレ給水装置1は、断水や停電等により止水栓(図示せず)から水洗トイレAへの給水が途絶えた場合において、次の様に使用される。まず、使用者は蓋61を開放し、水の入ったペットボトルBを逆さにして給水口22に差し込み、貯水器2に水を溜める。ペットボトルB1本分の水では足りない場合には、他のペットボトルBと差し替えて水を溜めていく。このとき、外枠6にはスリット6aが設けられているので、使用者は水レベルを目視で確認しながら水の補給を行うことができる。また、貯水器2内の水レベルが所定レベルに達した場合には水量センサ5の報知器52が作動するので、誤って水が溢れてしまうような失敗も防止できる。ここで、水量センサ5を作動させる水レベルとしては、貯水器2の満水レベルよりも2リットル分(即ち、2リットルのペットボトルB1本分)だけ低い水レベル以下とするのが好ましい。このように設定することで、2リットルのペットボトルBを用いた補水中に報知器52が作動したときでも、水を溢れさせることなく当該ペットボトルBを空にするまで水の補給を継続することができる。
貯水器2に十分な量の水が溜まったら、作動スイッチ9を押して貯水器2内の水をタンクTへ供給させる。このとき、給水ポンプ4の作動時間(タイマ設定時間)は給水ポンプ4の給水能力やタンクTの容量、水洗トイレAの1回の使用に必要な水の量等に応じて適宜設定すればよい。このようにしてタンクTに給水することで、水洗トイレAの使用が可能になる。
このように、本実施形態に係る非常用トイレ給水装置1によれば、貯水器2が空になっても備蓄水を貯水器2に供給することで水洗トイレAのタンクTへの給水が可能になるので、備蓄水がある限り水洗トイレAの使用を継続できる。また、大型タンクに水を備蓄しておく必要はないので、住居等に大型タンクを置くスペースがなくてもベランダの隅等の僅かな空きスペースに水を入れたペットボトルBを置いておけば足り、家庭事情に応じた量の水を容易に備蓄することができる。また、消費期限が過ぎてしまったペットボトル入りの保存水は飲料用には不向きであるが、これを非常用トイレ給水装置1に使用することで、保存水を雑用水として簡易に有効利用することができる。更に、体力の弱った高齢者等であっても、自立した生活ができる程度の体力があれば水の入った2リットルのペットボトルBの持ち運びは可能であるから、非常用トイレ給水装置1への水補給に困難性はない。
また、貯水器2の給水口22は、差し込まれたペットボトルBを保持できるので、使用者はペットボトルBから貯水器2への給水中にペットボトルBを保持し続ける必要はなく、貯水器2への給水時の負担を軽減できる。
更に、本実施形態の非常用トイレ給水装置1は、構成が簡単であるため製造コストを抑制でき、需要者に安価に提供できる。また、トイレ室Rに置いて給水ホース3を水洗トイレAのタンクTへ延ばすだけで非常用トイレ給水装置1の設置が完了するので、誰でも簡易に設置することができる。
また、給水ポンプ4等は乾電池7のみで駆動されるため、商用電源は不要であり、停電時においても使用が可能であると共に、平常時における待機電力も不要である。
なお、非常用トイレ給水装置1は、平時は貯水器2を空にしておき、断水時に上述のように備蓄水を貯水器2に供給して使用することもできるが、平時から貯水器2を満水にしておくこともできる。この場合には例えば、非常用トイレ給水装置1を設置した際に、フリーサイズ対応の給水用ホース(図示せず)の一端を手洗い管Uに接続して固定し、他端を貯水器2の給水口22に挿入し、水洗トイレTの流水レバーを引いて手洗い管Uからの水を貯水器2へ供給すればよい。このとき流水レバーは必要に応じて複数回、「大」、「小」 を使い分けて引き、貯水器2が溢れない程度に給水させる。
[第2実施形態]
次に、本考案の第2実施形態に係る非常用トイレ給水装置について説明する。図4を参照して、本実施形態に係る非常用トイレ給水装置101は、第1実施形態に係る非常用トイレ給水装置1と実質同一であるが、貯水器102の上面102aには給水口22に代えて給水口122が設けられている点で異なる。給水口122は、接続口23と、接続口23に着脱自在に装着される漏斗部材24と、を有し、全体として漏斗状を有する。また、接続口23には漏斗部材24に代えて風呂水ポンプ10のアダプタ11が連結可能とされている。
次に、本考案の第2実施形態に係る非常用トイレ給水装置について説明する。図4を参照して、本実施形態に係る非常用トイレ給水装置101は、第1実施形態に係る非常用トイレ給水装置1と実質同一であるが、貯水器102の上面102aには給水口22に代えて給水口122が設けられている点で異なる。給水口122は、接続口23と、接続口23に着脱自在に装着される漏斗部材24と、を有し、全体として漏斗状を有する。また、接続口23には漏斗部材24に代えて風呂水ポンプ10のアダプタ11が連結可能とされている。
より具体的に、接続口23にはパッキン付の雄ねじ部が設けられ、漏斗部材24には接続口23の雄ねじ部と螺合可能な雌ねじ部が設けられ、接続口23に漏斗部材24をネジ嵌合させることにより、漏斗部材24が接続口23に装着される。漏斗部材24は、第1実施形態の給水口22と同様に、大径部24aと、小径部24bと、大径部24aと小径部24bとを接続するテーパ状の接続部24cと、を有し、大径部24aの内寸は114mm〜120mmであるのが好ましく、114mm〜118mmであるのがより好ましく、小径部24bの内寸は36mm〜40mmであるのが好ましく、36mm〜38mmであるのがより好ましい。なお、漏斗部材24の長さ寸法L2を120mm以上とすることによりペットボトルBを安定的に保持できる。
風呂水ポンプ10は、ホース12と、ホース12の一端に設けられたポンプ13と、乾電池式の電源器14と、を有し、ポンプ13と電源器14とはコード15で接続され、ホース12の他端にアダプタ11が装着されている。アダプタ11には接続口23の雄ねじ部に螺合可能な雌ねじ部が設けられ、接続口23にアダプタ11をネジ嵌合させることにより風呂水ポンプ10のホース12が接続口23に接続される。
かかる構成において、ペットボトルの水を貯水器102に供給する場合には、接続口23に漏斗部材24を接続し、上述した第1実施形態と同様に漏斗部材24に水の入ったペットボトルを差し込めばよい。一方、風呂水BWを貯水器102に供給する場合には、接続口23にアダプタ11を接続し、ポンプ13を浴槽D内に沈めて電源器14のスイッチ14aを押せばよい。これによりポンプ13が作動して風呂水BWがホース12を介して貯水器102に供給される。その後、使用者は、貯水器102内の水レベルを目視で確認したり報知器(52)が作動したのを確認したりして、任意のタイミングでポンプ13の作動を停止させればよい。
ここで、本実施形態における外枠6の開口106bは、接続口23への漏斗部材24又はアダプタ11の着脱作業を容易にするために十分な寸法を有するのが好ましい。なお、図3において蓋(6a)は省略されている。
[第3実施形態]
次に、本考案の第3実施形態に係る非常用トイレ給水装置について説明する。本実施形態に係る非常用トイレ給水装置は、第1実施形態に係る非常用トイレ給水装置1と実質同一であるが、貯水器202の上面2aには給水口22に代えて給水口222が設けられている点で異なる。給水口222は、円形状の横断面を有し、貯水器202の上面2aから環状に起立する小径部22bと、小径部22bから上方に延びて縦断面円弧状を有する椀状部22dと、を有する。椀状部22dの縦断面の曲率半径Rは、80mm〜85mmであるのが好ましく、83mmであるのがより好ましい。また、椀状部22dの上側開口部の内寸L3は113mm〜120mmであるのが好ましく、116mmであるのがより好ましい。このように構成することにより、口部が小径部22bに挿入されたペットボトル(B)の肩部を椀状部22dの内面にて安定的に保持することができる。
次に、本考案の第3実施形態に係る非常用トイレ給水装置について説明する。本実施形態に係る非常用トイレ給水装置は、第1実施形態に係る非常用トイレ給水装置1と実質同一であるが、貯水器202の上面2aには給水口22に代えて給水口222が設けられている点で異なる。給水口222は、円形状の横断面を有し、貯水器202の上面2aから環状に起立する小径部22bと、小径部22bから上方に延びて縦断面円弧状を有する椀状部22dと、を有する。椀状部22dの縦断面の曲率半径Rは、80mm〜85mmであるのが好ましく、83mmであるのがより好ましい。また、椀状部22dの上側開口部の内寸L3は113mm〜120mmであるのが好ましく、116mmであるのがより好ましい。このように構成することにより、口部が小径部22bに挿入されたペットボトル(B)の肩部を椀状部22dの内面にて安定的に保持することができる。
以上、本考案の実施形態に係る非常用トイレ給水装置について添付の図面を参照して説明したが、本考案はかかる実施形態に限定されず、本考案の範囲を逸脱することなく種々の変形、修正が可能である。
例えば、上記実施形態においてはポンプ4としてタイマ付きのポンプを用いたが、タイマを備えないポンプを用いることもできる。この場合には、スイッチ9を押すとポンプ4が作動し、スイッチ9を再度押すとポンプ4が停止するようにすればよい。
また、スリット6aの近傍に貯水器2(102)内を照らすランプを設け、スリット6aを介した貯水器2(102)内の水レベルを目視し易くしてもよい。
更に、蓋61は図1に示す様なヒンジ式の蓋に限定されず、スライド式の蓋や落とし蓋等であってもよい。
また、第2実施形態においては、漏斗部材24に代えて、小径部24bと、小径部24bから起立して図5に示す椀状部22dと同様の形状を有する椀状部と、有する漏斗部材を用いることもできる。
更に、上記実施形態においては2リットルのペットボトルBを用いた例について説明したが、形状的に可能であれば(給水口に差し込めれば)、これ以外のボトルを用いることができる。例えば、1リットル容量のペットボトルであれば問題なく使用可能と考えられる。
上記各実施形態においては、図1に示す様に、給水ホース3の他端部をタンクTの手洗い管UにバンドVにより固定し、上蓋Lに設けられた手洗鉢の排水口(図示せず)を介してタンクT内へ水を供給するようにされているが、手洗いなしタイプのタンクを有する水洗トイレの場合には、タンクTとタンクTの上開口を覆うための上蓋Lとの間から給水するようにすればよい。具体的には、例えば図6に示す様に、タンクTと上蓋Lとの間に環状のスペーサ91を介在させ、スペーサ91に設けられた開口部91aにアダプタ31をタンクT内から挿通させ、アダプタ31の先端に給水ホース3の他端部を接続させ、貯水器2(102)内の水Wをアダプタ31を介してタンクTへ供給すればよい。
ここで、スペーサ91は、例えば剛性の高いゴム部材からなるのが好ましく、また縦断面H形状を有するように上下一対の環状溝部91bを有するのが好ましい。環状溝部91bにタンクTの上縁及び上蓋Lの下縁を嵌め込むようにしてスペーサ91を装着させることで、タンクTをほぼ気密状態に保つことができ、臭いの漏れを防止できる。また、アダプタ31として平面視台形状を有する薄型アダプタを用い、アダプタ31(より具体的には、アダプタ31が有する台形形状の短辺側)をスペーサ91の開口部91aにタンクTの内側から差し込み、その先端に給水ホース3を連結させるのが好ましい。このように構成することで、給水ホース3が外側から引っ張られてもアダプタ31が開口部91aに引っかかり、アダプタ31と共に給水ホース3が開口部91から容易に外れてしまうのを防止できる。
また、貯水器2(102,202)への給水時に誤って水が溢れた場合に備えて、外枠6の下に防水トレイ(図示せず)を設置しても良い。このように防水トレイを設置することにより、万一の場合であっても階下への水漏れを防止できる。
上記実施形態においては、2本の検出電極51aを有するレベルセンサ51を用いたが、これに代えて3本の検出電極を有するレベルセンサ51を用いることにより、貯水器2内の水レベルが所定レベルに達した際に報知器52を作動させるのに加え、貯水器2が満水レベル(所定レベルよりも高い水レベル)に達した際に満水警報器(図示せず)を作動させて貯水器2が満水に達したことを周囲に報知する構成とすることもできる。また、このような3本の検出電極を有するレベルセンサ51を用いて貯水器2の満水を検知する形態においては、貯水器2が満水に達した際に給水ポンプ4を駆動させ、貯水器2から水洗トイレAのタンクTへ給水させることにより、貯水器2への給水時に水が溢れるのを防止することもできる。
1,101 非常用トイレ給水装置
2,102、202 貯水器
3 給水ホース
4 ポンプ
6 外枠
7 電池
8 電池室
22,23、222 給水口
91 スペーサ
A 水洗トイレ
T タンク
2,102、202 貯水器
3 給水ホース
4 ポンプ
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7 電池
8 電池室
22,23、222 給水口
91 スペーサ
A 水洗トイレ
T タンク
Claims (7)
- 貯水器と、
前記貯水器内の水を水洗トイレのタンクへ供給するための給水ホースと、
前記給水ホースに設けられた給水ポンプと、を備え、
前記貯水器の上面には漏斗状の給水口が設けられ、前記給水口を介して前記貯水器に水が補給されることを特徴とする非常用トイレ給水装置。 - 前記給水口は、大径部と、小径部と、前記大径部と前記小径部とを接続するテーパ状の中間部と、を有し、前記大径部の内寸は114mm〜120mmであり、前記小径部の内寸は36mm〜40mmであることを特徴とする請求項1に記載の非常用トイレ給水装置。
- 前記給水口は、小径部と、前記小径部から上方に起立する椀状部と、を有し、前記小径部の内寸は36mm〜40mmであり、前記椀状部の縦断面の曲率半径は80mm〜85mmであることを特徴とする請求項1に記載の非常用トイレ給水装置。
- 前記貯水器を収容する外枠を更に備え、前記外枠には乾電池を収容するための電池室が設けられ、前記給水ポンプは前記電池室に収容された乾電池により駆動されることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の非常用トイレ給水装置。
- 前記給水口は、前記貯水器の上面に設けられた接続口と、前記接続口に着脱可能に装着された漏斗部材と、を有することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の非常用トイレ給水装置。
- 水位センサを更に備え、
前記水位センサは、前記貯水器内の水レベルが所定レベルに達すると、これを周囲に報知することを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の非常用トイレ給水装置。 - 前記タンクと前記タンクの上開口を覆う蓋との間に介在される環状のスペーサを更に備え、
前記給水ホースの先端にはアダプタが連結され、
前記アダプタは前記スペーサの開口部に挿通され、
前記貯水器内の水は前記アダプタを介して前記タンクへ供給されることを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の非常用トイレ給水装置。
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