JP3209209U - 発泡スチロール成形品及び造形物 - Google Patents

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Abstract

【課題】発泡スチロールを成形して、その表面を塗装して、スタジオのパネルや置物、家屋の外装に使用することが可能な耐衝撃性と耐候性を有する発泡スチロール成形品や造形物を提供する。【解決手段】任意の形状に成形された発泡スチロール部材の表面に水性塗料が塗装され、その塗装膜に重ねて可撓形改修塗材の保護膜が膜厚0.1mm〜10mmの範囲に形成されている。【選択図】図1

Description

この考案は、発泡スチロールを成形して、その表面を塗装して、スタジオのパネルや置物、家屋の外装に使用することが可能な発泡スチロール成形品や造形物に関する。
従来、スタジオのパネルや置物は、複雑な形状の場合、ベニヤ板等の板材を所定の形状になるように複数の部材を作り、それらを組み合わせて仕上げていた。その結果、重くて持ち運びが困難であったり、又、部材の加工・接着に時間がかかっていた。
又、発泡スチロールの表面に布を張り付けて、表面の保護を行っているものとして、特許文献1に記載されたものもある。
特開2000−343898号
本考案が解決しようとする課題は、脆弱な発泡スチロール樹脂表面を塗装し、更に耐衝撃性、耐候性を付与した優れた塗装膜を得ることにより、スタジオのパネルや置物、家屋の外装に使用するのに最適な発泡スチロール成形品を提供することを目的としている。また、野外で使用する造形物(材質は、金属、樹脂、木、布等で製作されたもの)の表面に対しても、耐候性を付与した優れた塗装膜を与えることを目的とする。
前記目的に沿う第一の考案に係る発泡スチロール成形品は、発泡スチロールが任意の形状に成形された発泡スチロール部材の表面に水性塗料が塗装された塗装膜と、前記塗装膜に重ねて可撓形改修塗材の保護膜の膜厚が0.1mm〜10mmの範囲に形成されている。
その結果、適度な厚みと弾力性を持つ可撓形改修塗材の保護膜が発泡スチロール部材を保護することにより、十分な強度を発泡スチロール成形品に与えることができる。
前記目的に沿う第二の考案に係る発泡スチロール成形品は、第一の考案に係る発泡スチロール成形品において、前記可撓形改修塗材は、アクリル樹脂仕上り塗材と水とが混合されてあり、水が10〜30重量%の割合で混合されている。
その結果、適度な粘度を保つ微弾性の塗膜が表面の凹凸に追従でき、表面が美しく仕上がることができる。
前記目的に沿う第三の考案に係る発泡スチロール成形品は、前記可撓形改修塗材の保護膜は、2重に形成されている。
その結果、可撓形改修塗材の保護膜を多層に重ねることで、発泡スチロール成形品の機械的強度を増すとともに表面の保護の信頼性も向上することができる。
前記目的に沿う第四の考案に係る造形物は、造形物部材の表面に水性塗料が塗装された塗装膜と、前記塗装膜に重ねて可撓形改修塗材の保護膜の膜厚が0.1mm〜5mmの範囲に形成されている。
その結果、適度な厚みと弾力性を持つ可撓形改修塗材の保護膜が造形物部材を保護することにより、十分な耐候性を造形物に与えることができる。
前記目的に沿う第五の考案に係る造形物は、第四の考案に係る造形物において、前記可撓形改修塗材は、アクリル樹脂仕上り塗材と水とが混合されてあり、水が30〜50重量%の割合で混合されている。
その結果、弾性の塗膜が表面の凹凸に追従でき、表面が美しくすることができる。
第一から第三の考案に係る発泡スチロール成形品においては、耐衝撃性、耐候性を付与した優れた塗装膜を有するものが得られるようになる。第四から第五の考案に係る造形物においては、耐候性を付与した優れた塗装膜を有するものが得られるようになる。
本考案を一実施の形態である発泡スチロール成形品の断面の説明図である。
本考案の実施例を図1に示す図に基づいて説明する。
図1に示すように、本考案の一実施の形態にかかる発泡スチロール成形品10は、容易に加工しやすい発泡スチロール部材をスライス(刃物)カットや熱線カットにより切り出されてつくられる。その形状は、スタジオのパネルや置物、家屋の外装に使用するのに色々な形状に成形して作られる。これらの用途に使用されるのは、軽いにもかかわらず造形物にしても衝撃に強いからである。
加工された発泡スチロール部材11の表面に、好みの色の水性塗料を塗装して塗装膜12をつくる。その塗装膜12に重ねて可撓形改修塗材の保護膜13を形成する。その保護膜の厚さは、0.1mm〜10mm程度で好ましくは3mm〜7mmの範囲が良い。特に材質はアクリル樹脂であり、多孔質ローラーを用いてローラー塗りで行う。細かい凹凸がある部分は刷毛塗りで行う。通常は、標準塗りは、2回塗りが行われる。1回目の塗りで1時間程度置いて乾かし、その後に2回目の塗りを行う。
保護膜厚が0.1mmよりも薄い場合には脆弱な発泡スチロール樹脂を強固な成形品に改質することはなく、耐衝撃性、耐久性等は向上しない。逆に塗膜厚が10mmより厚い場合は、乾燥性が遅くなり、塗装作業性が悪く、また乾燥塗膜にひびわれが生じて、仕上がり状態が悪くなる。発泡スチロール成形品は軽量性の特質を生かしたあらゆる用途に使用可能である。
次に、可撓形改修塗材は、JIS A 6909可撓形改修塗材Eであり、アクリル樹脂仕上り塗材である。それに、水を混合されてあり、水が10〜30重量%の割合で混合されて使用される。この可撓形改修塗材は、作業性を考えてこのような比率で保護層の垂れを少なくすることができる。好ましくは水が15〜25重量%の割合で混合されるほうが、作業性が向上する。
本考案の他の実施例について説明する。
ここでいう造形物とは、ある形に作り上げられたもの。何らかの意匠をもって造形された物体であり、材質(造形物部材)は、金属、樹脂、木材、布等である。主として、野外で使用される遊具、装飾物等であり、これらの用途に使用される。
図1に示した態様と同様に、造形物部材の表面に、水性塗料を塗装して塗装膜をつくり、その塗装膜に重ねて可撓形改修塗材の保護膜を形成する。その保護膜の厚さは、0.1mm〜5mm程度で好ましくは2mm〜4mmの範囲が良い。特に材質はアクリル樹脂であり、多孔質ローラーを用いてローラー塗りで行う。細かい凹凸がある部分は刷毛塗りで行う。通常は、標準塗りは、2回塗りが行われる。1回目の塗りで1時間程度置いて乾かし、その後に2回目の塗りを行う。
保護膜厚が0.1mmよりも薄い場合には造形物の耐候性はあまり向上しない。逆に塗膜厚が5mmより厚い場合は、造形物が薄い板状にものや布であった場合、造形物自体が厚くなるとともに、乾燥性が遅くなり、塗装作業性が悪く、また乾燥塗膜にひびわれが生じて、仕上がり状態が悪くなる。
次に、可撓形改修塗材は、JIS A 6909可撓形改修塗材Eであり、アクリル樹脂仕上り塗材である。それに、水を混合されてあり、水が30〜50重量%の割合で混合されて使用される。この可撓形改修塗材は、作業性を考えてこのような比率であり、好ましくは水が35〜45重量%の割合で混合されるほうが、作業性が向上する。
本考案は主として発泡スチロール成形品や造形物に関するものである。
10:発泡スチロール成形品、11:発泡スチロール部材、12:塗装膜、13:保護膜

Claims (5)

  1. 発泡スチロールが任意の形状に成形された発泡スチロール部材の表面に水性塗料が塗装された塗装膜と、前記塗装膜に重ねて可撓形改修塗材の保護膜の膜厚が0.1mm〜10mmの範囲に形成されていることを特徴とする発泡スチロール成形品。
  2. 請求項1記載の発泡スチロール成形品において、前記可撓形改修塗材は、アクリル樹脂仕上り塗材と水とが混合されてあり、水が10〜30重量%の割合で混合されていることを特徴とする発泡スチロール成形品。
  3. 請求項1又は2記載の発泡スチロール成形品において、前記可撓形改修塗材の保護膜は、2重に形成されていることを特徴とする発泡スチロール成形品。
  4. 造形物部材の表面に水性塗料が塗装された塗装膜と、前記塗装膜に重ねて可撓形改修塗材の保護膜の膜厚が0.1mm〜5mmの範囲に形成されていることを特徴とする造形物。
  5. 請求項4記載の造形物において、前記可撓形改修塗材は、アクリル樹脂仕上り塗材と水とが混合されてあり、水が30〜50重量%の割合で混合されていることを特徴とする造形物。

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