JP3208744U - 削孔位置決めシート - Google Patents

削孔位置決めシート Download PDF

Info

Publication number
JP3208744U
JP3208744U JP2016005219U JP2016005219U JP3208744U JP 3208744 U JP3208744 U JP 3208744U JP 2016005219 U JP2016005219 U JP 2016005219U JP 2016005219 U JP2016005219 U JP 2016005219U JP 3208744 U JP3208744 U JP 3208744U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drilling
original
hole
sheet
marker
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2016005219U
Other languages
English (en)
Inventor
孝昭 久保
孝昭 久保
裕志 野上
裕志 野上
Original Assignee
丸彦渡辺建設株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 丸彦渡辺建設株式会社 filed Critical 丸彦渡辺建設株式会社
Priority to JP2016005219U priority Critical patent/JP3208744U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3208744U publication Critical patent/JP3208744U/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Drilling And Boring (AREA)

Abstract

【課題】あと施工アンカー用の削孔位置を適切に再設定するための削孔位置決めシートを提供する。【解決手段】シート1は、元位置指示マーカー3及びくりぬき孔21〜24を備えている。元位置指示マーカー3は、線分マーカー31及び32の交点があと施工アンカーの元の削孔位置を指示している。くりぬき孔21〜24は、元の削孔位置周辺において打ち直し時の削孔位置を設定可能な領域がくりぬかれたものである。【選択図】図1

Description

本考案は、あと施工アンカー用の削孔位置決めシートに関する。
既設の構造体上に新たに構造物を設置する際にあと施工アンカーを用いることがある。特許文献1は、既設の構造体にあと施工アンカー用の削孔を形成した状態を示している。
特開2009−127231号公報(図3)
あと施工アンカー用の削孔位置は、設計上、新設の構造物を構成する他の部材とアンカーとの干渉を避けた位置に設定されている。一方、あと施工アンカー用の削孔を形成しようとする際に、構造体の内部に埋設された鉄筋との干渉等により、削孔位置の変更を余儀なくされる場合がある。このような場合、新たな削孔位置を闇雲に設定してアンカーを配置すると、他の部材とアンカーとが干渉したりするおそれがある。
本考案の目的は、あと施工アンカー用の削孔位置を適切に再設定するための削孔位置決めシートを提供することにある。
本考案の削孔位置決めシートは、あと施工アンカー用削孔の打ち直し時の削孔位置を決めるシートであって、あと施工アンカーの元の削孔位置を指示する元位置指示マーカーと、前記元位置指示マーカーが示す前記元の削孔位置周辺において前記打ち直し時の削孔位置を設定可能な領域がくりぬかれたくりぬき孔とを備えている。
本考案の削孔位置決めシートによると、あと施工アンカー用の削孔を形成しようとした後で削孔位置を変更する際に、元位置指示マーカーを既に形成された削孔の位置に合わせれば、元の削孔位置周辺における削孔の打ち直しが可能な領域にくりぬき孔が配置される。そして、くりぬき孔を通じて新たな削孔位置を示すマーキング等を施すことができる。よって、他の部材とアンカーとの干渉を避けられる範囲にあらかじめ適切にくりぬき孔を設定しておくことにより、くりぬき孔の指示する領域内に新たな削孔位置を設定した際に、あと施工アンカー用の削孔位置を適切に再設定することが可能となる。
また、本考案においては、1つの前記元の削孔位置当たりに複数個の前記くりぬき孔が形成されており、前記複数個のくりぬき孔について、前記打ち直し時の削孔位置を設定する領域としての好適度の違いを指示する好適度指示マーカーが形成されていることが好ましい。これによると、複数個のくりぬき孔に関して打ち直し可能な領域としての好適度を好適度指示マーカーを通じて容易に判断することができる。
また、本考案においては、前記好適度指示マーカーが、前記くりぬき孔のそれぞれと前記元の削孔位置との間に形成されていることが好ましい。これによると、好適度指示マーカーが元の削孔位置とくりぬき孔とのセパレーターの機能を果たす。よって、くりぬき孔を通じて新たな削孔位置を設定すると、元の削孔位置から適度に離れた位置に新たな削孔位置を設定できる。
本考案の一実施形態に係る削孔位置決めシートの構成図である。 図1の削孔位置決めシートを用いる対象となる耐震補強用の構造物の断面図である。断面は、当該構造物に含まれるH鋼の延びる方向と直交する。 図1の削孔位置決めシートの使用状態を示す斜視図である。
以下、本考案の一実施形態に係る削孔位置決めシート1(以下、シート1とする。)について図1及び図2を参照しつつ説明する。シート1は、既存建築物の耐震改修工事に際して用いられる。耐震改修工事において、既存建築物の柱や梁等のコンクリート製構造体(以下、主要構造体とする。)に耐震補強用の構造物を設置する際、あと施工アンカーを固定するための削孔を主要構造体に形成する場合がある。ところが、主要構造体内の鉄筋が干渉する等の理由により、削孔の打ち直しを余儀なくされることがある。本シート1は、この打ち直しの削孔の位置決めを行うために使用される。
シート1は、図1に示すように、透明又は半透明の合成樹脂製のシート本体2と、打ち直し前の元の削孔位置(本来の削孔位置)を指示する元位置指示マーカー3と、シート本体2をくりぬくことで形成されたくりぬき孔21〜24と、色付の扇型の領域からなる色付マーカー35a〜35dと、耐震補強用の構造物に含まれる各種部材の配置を示すイラスト41〜53とを備えている。
本実施形態において、耐震補強用の構造物に含まれる部材は、図2に示すあと施工アンカー91、主筋92、肋筋(STR筋)93、H鋼94、スタッドジベル95及び無収縮モルタル96である。あと施工アンカー91は、主要構造体Wに形成された削孔に水平に打ち込まれる。主筋92は水平方向に沿って4本配置される。なお、本実施形態では主筋92が4本配置されるが、主筋92の本数が4以外となる場合もある。肋筋93は主筋92の周囲を取り囲むように配置される。H鋼94は、主要構造体Wとの間に主筋92及び肋筋93を挟むように水平方向に沿って配置される。H鋼94からは、主要構造体Wに向かってスタッドジベル95が突出する。H鋼94と主要構造体Wとの間には無収縮モルタル96が充てんされる。これらの部材とイラスト41〜53との対応関係は以下の通りである:イラスト41及び42⇔主筋92、イラスト43〜45⇔肋筋93、イラスト46及び47⇔H鋼94のフランジ、イラスト48〜53⇔スタッドジベル95。
シート本体2は長方形のシートである。シート本体2は、使用の際、長辺が鉛直方向に、短辺が水平方向にそれぞれ沿うように配置される。元位置指示マーカー3は、シート本体2上に塗料等によって形成されている。元位置指示マーカー3は、シート本体2の短辺に平行な線分マーカー31と、シート本体2の長辺に平行な線分マーカー32と、同心円状に形成された円マーカー33及び34とから構成されている。線分マーカー31及び32は、互いに同じ長さを有しており、全体が十字型となり且つその十字型の交点が元の削孔位置を指示するように互いに交差している。つまり、元位置指示マーカー3は元の削孔位置を指示する。円マーカー33及び34の中心は線分マーカー31及び32の交点に設定されている。本実施形態では、元の削孔位置のピッチが鉛直及び水平の各方向に関して120mmの等間隔に設定されている。また、円マーカー33の直径が30mmに、円マーカー34の直径が60mmに設定されている。
くりぬき孔21〜24は、円マーカー33外且つ円マーカー34内の領域であって線分マーカー31及び32によって4つに仕切られた領域に形成されている。当該領域は、打ち直しの削孔位置を設定可能な領域に対応する。くりぬき孔21〜24は、その領域内に削孔位置を設定した際に、設定した位置に打ち込まれたアンカー91と主筋92等の他の部材との干渉を避けることができるように設定されている。
色付マーカー35a〜35dは、円マーカー33内の領域であって線分マーカー31及び32によって4つに仕切られた領域に形成されている。各領域は、くりぬき孔21〜24のそれぞれと線分マーカー31及び32の交点の位置、つまり、元の削孔位置との間に位置している。本実施形態において、色付マーカー35a〜35dは、イラスト41及び42との間の位置関係に応じて色分けされている。これらのマーカーのうち、イラスト41又は42に近い側に配置された色付きマーカー35a及び35bには例えば赤色が使用されている。一方で、イラスト41又は42側から遠い側に配置された色付きマーカー35c及び35dには例えば青色が使用されている。このような色分けは、これらのマーカーと隣接したくりぬき孔21〜24における、打ち直しの削孔位置を設定すべき領域としての好適度を示している。色付マーカー35c及び35dに用いられている青色は、色付マーカー35a及び35bに用いられている赤色と比べ、上記好適度が高いことに対応する。つまり、色付マーカー35c及び35dと隣接したくりぬき孔23及び24は、色付マーカー35a及び35bと隣接したくりぬき孔21及び22と比べ、打ち直しの削孔位置を設定すべき領域としての好適度が高いことが示されている。このように好適度が設定されているのは、削孔位置が主筋92(イラスト41及び42)からなるべく離隔することが好ましいためである。なお、色付マーカー35a〜35dは、くりぬき孔の好適度を指示する本考案の好適度指示マーカーに対応する。
その他、シート本体2上には文字や数字、記号等が記されている。これらの文字や数字、記号等は、マーカーの間隔や大きさ、部材の名称や大きさ、マーカーの機能の説明等の各種情報を表示するものである。
以下、シート1の使用方法について図3を参照しつつ説明する。主要構造体Wにアンカー91用の削孔hが一旦形成された後、削孔の打ち直しが必要となった場合にシート1が使用される。シート1の元位置指示マーカー3による指示位置を打ち直しの必要な削孔hの中心に合わせると共に、シート1の長辺を鉛直方向に、短辺を水平方向にそれぞれ沿うように配置する。そして、くりぬき孔21〜24のいずれかの範囲内に打ち直しの削孔の位置を墨付け(マーキング)する。このとき、色付マーカー35a〜35dにより、打ち直しの削孔位置を設定すべき領域としてのくりぬき孔21〜24の好適度に基づいて主要構造体Wの壁面に墨付けを行う。つまり、上記の通り好適度が高いくりぬき孔23及び24をくりぬき孔21及び22に対して優先的に使用する。また、例えば、くりぬき孔21又は22を使用する際は、シート本体2に表示されているように、作業担当者だけで判断せず、監督担当者等と協議のうえ、使用するものとする。
以上説明した本実施形態によると、くりぬき孔21〜24を通じて新たな削孔位置を示す墨付けを施すことができる。上記の通り、くりぬき孔21〜24は、設定した位置に打ち込まれたアンカー91と主筋92等の他の部材との干渉を避けることができるように設定されている。よって、打ち直し用の削孔位置を適切に設定することが可能となる。また、色付マーカー35a〜35dにより、打ち直しの削孔位置を設定すべき領域としてのくりぬき孔21〜24の好適度を容易に判断することができる。上記の通り、本実施形態では、主筋92に対する位置関係に基づいて好適度が設定されている。
また、本実施形態においては、色付マーカー35a〜35dがくりぬき孔21〜24と元の削孔位置との間に配置されている。つまり、色付マーカー35a〜35dは、元の削孔位置からくりぬき孔21〜24を隔てるセパレーターとして機能している。よって、くりぬき孔21〜24を通じて打ち直しの削孔位置を設定すると、元の削孔位置から適度に離れた位置に打ち直しの削孔位置を設定できる。
<その他の変形例>
以上は、本考案の好適な実施形態についての説明であるが、本考案は上述の実施形態に限られるものではなく、課題を解決するための手段に記載された範囲の限りにおいて様々な変更が可能なものである。
例えば、上述の実施形態では、図2に示す構造体に応じてシート1上にマーカーやイラスト等が形成されている。一方、図2に示す構造体とは異なる別の構造体を設置する場合には、その別の構造体に応じてマーカーやイラストが形成されればよい。例えば、上記別の構造体におけるあと施工アンカーの設計位置に応じて元位置指示マーカー3が配置される。また、設定した位置に打ち込まれたアンカー91と主筋92等の他の部材との干渉を避けることができるようにくりぬき孔21〜24が設定される。さらに、上記別の構造体に含まれる部材に応じてイラストが形成される。
また、上述の実施形態では、シート1が耐震改修工事に使用することを想定して構成されている。しかし、あと施工アンカーの打ち直しが想定されるその他の工事に本考案が応用されてもよい。
また、上述の実施形態では、くりぬき孔21〜24の好適度を示すために色付マーカー35a〜35dが用いられている。色付マーカー35a〜35dは色の違いにより好適度の違いを示している。しかし、マーカーは、その形状の違いで好適度の違いを示すものであってもよいし、文字情報によって好適度の違いを示すものであってもよい。
1 削孔位置決めシート
3 元位置指示マーカー
21〜24 くりぬき孔
35a〜35d 色付マーカー
91 アンカー

Claims (3)

  1. あと施工アンカー用削孔の打ち直し時の削孔位置を決めるシートであって、
    あと施工アンカーの元の削孔位置を指示する元位置指示マーカーと、
    前記元位置指示マーカーが示す前記元の削孔位置周辺において前記打ち直し時の削孔位置を設定可能な領域がくりぬかれたくりぬき孔とを備えていることを特徴とする削孔位置決めシート。
  2. 1つの前記元の削孔位置当たりに複数個の前記くりぬき孔が形成されており、
    前記複数個のくりぬき孔について、前記打ち直し時の削孔位置を設定する領域としての好適度の違いを指示する好適度指示マーカーが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の削孔位置決めシート。
  3. 前記好適度指示マーカーが、前記くりぬき孔のそれぞれと前記元の削孔位置との間に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の削孔位置決めシート。
JP2016005219U 2016-10-28 2016-10-28 削孔位置決めシート Expired - Fee Related JP3208744U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016005219U JP3208744U (ja) 2016-10-28 2016-10-28 削孔位置決めシート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016005219U JP3208744U (ja) 2016-10-28 2016-10-28 削孔位置決めシート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3208744U true JP3208744U (ja) 2017-02-16

Family

ID=58043384

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016005219U Expired - Fee Related JP3208744U (ja) 2016-10-28 2016-10-28 削孔位置決めシート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3208744U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20120046666A (ko) 지상구축물의 기초구축 방법 및 기초구축용 부재
CN101974942A (zh) 钢套筒梁柱节点及其施工方法
JP2015025292A (ja) 建物の構築方法、及び建物
JP3208744U (ja) 削孔位置決めシート
JP6021993B1 (ja) 支柱下端部とコンクリート杭との剛結構造体
JP6362141B2 (ja) 鉄筋籠用の補強枠、フープ筋、およびそれらを用いた鉄筋籠
KR102134399B1 (ko) 철근콘크리트 학교 건축물의 내진 성능 향상을 위한 보강 방법
JP6466196B2 (ja) 既存柱の補強構造および補強方法
JP2007247302A (ja) 橋脚の補強構造および補強工法
US20130031860A1 (en) System and Method for Installing Columns
CN209779671U (zh) 钢结构地脚螺栓预埋定位板
CN108978996A (zh) 一种在既有砖混结构中增加的挑梁及其施工方法
JP6567368B2 (ja) 既存柱の補強構造および補強方法
CN105469695A (zh) 一种模拟框架结构柱梁节点钢筋空间排布施工教学模型
KR20160135547A (ko) 철근 고정구
JP6166574B2 (ja) 建物の設計方法
JP6464069B2 (ja) テンプレート、テンプレートセットおよび配筋方法
CN110258783A (zh) 一种装配式混凝土框架节点
JP2013036286A (ja) ボックスカルバート及びその施工方法
CN212801556U (zh) 方圆桩组合基坑支护结构
CN216729673U (zh) 厚钢板劲性柱斜向定位开孔装置
CN210737537U (zh) 一种拼接式地锚装置
JP2019190103A (ja) 建築物の接合構造
JP2006342533A (ja) アンカーボルト位置決め装置
JP2007077798A (ja) Pc鋼材の適正配置確認方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3208744

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees