JP3208637U - ネクタイ留め付きネクタイ - Google Patents
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Abstract
【課題】極めて簡単で安価な構造で、ネクタイが前に垂れてブラブラするのを防止し、垂れ下りや汚れ、擦れを防止したネクタイ留め付きネクタイを提供する。【解決手段】布状体3の縦方向に沿って間隔をおいてスリット4を設けた複数個のボタン穴6を形成したネクタイ留め2を、小剣通し11に取付け、ボタン穴6にワイシャツのボタンを通して、ネクタイとワイシャツを連結して、ブラブラや垂れ下りを防止する。【選択図】図1
Description
本考案は、ネクタイ留め付きネクタイに関するものである。
一般にネクタイを締めた時に、ネクタイの表側の大剣と後側の小剣とがブラブラしないように、ネクタイピンを取付けて固定している。しかしながらネクタイピンを取付けてもワイシャツとは連結されていないので、腰をかがめた時にネクタイが垂れ下がり食事中に料理が付着してしまう問題があった。
このためネクタイとワイシャツを連結するネクタイ止めが提案されている。このネクタイ止めとして、例えば繋ぎ体が、略楕円形でその内穴の上端が幅の狭い溝状となってワイシャツのボタンに対し引掛け可能な掛止リングと、この掛止リングの下端に取付けられて吊り下げられるチェーンと、そのチェーンの先端に取付けた円板と、その円板の表面に接着した一方の面ファスナーと、ネクタイの裏に止着されているネームレーベル(小剣通し)に取付けられた他方の面ファスナーとから構成され、ワイシャツのボタンに掛止リングを引掛け、一方の面ファスナーをネクタイの裏のネームレーベルに取付けられた他方の面ファスナーに係止させることによりネクタイとワイシャツを連結するネクタイ止め(特許文献1)がある。
しかしながらこの構造は、部品点数が多くチェーンや掛止リングなど金属を使用しているので重く、しかもネームレーベル(小剣通し)に面ファスナーを取付けなければならずコストが高くなる欠点があった。
本考案は上記問題を改善し、極めて簡単で安価な構造で、ネクタイが前に垂れてブラブラするのを防止したネクタイ留め付きネクタイを提供するものである。
本考案の請求項1記載のネクタイ留め付きネクタイは、布状体の縦方向に沿って間隔をおいてスリットを設けて複数個のボタン穴を形成したネクタイ留めを、小剣通しに取付け、前記ボタン穴にワイシャツのボタンを通して、ネクタイとワイシャツを連結するようにしたことを特徴とするものである。
本考案の請求項2記載のネクタイ留め付きネクタイは、請求項1において、ネクタイ留めのスリットの端部に、これと連通する丸孔を形成したことを特徴とするものである。
本考案の請求項3記載のネクタイ留め付きネクタイは、ネクタイの結び目にワンタッチフックを取付け、布状体の縦方向に沿って間隔をおいてスリットを設けて複数個のボタン穴を形成したネクタイ留めを、小剣通しに取付け、ワンタッチフックの引っ掛け金具をワイシャツの襟元に引っ掛けてから、前記ボタン穴にワイシャツのボタンを通して、ネクタイとワイシャツを連結するようにしたことを特徴とするものである。
本考案に係る請求項1記載のネクタイ留め付きネクタイによれば、布状体の縦方向に沿って間隔をおいてスリットを設けて複数個のボタン穴を形成したネクタイ留めでネクタイとワイシャツを連結すると、腰をかがめた時にネクタイがブラつかず、垂れ下りや汚れ、擦れを防止し、特に食事中に料理が付着するのを防止することができる。このため、レストランや冠婚葬祭業に従事する人や、ブレザーを着用する学生などに好適である。またネクタイ留めにボタン穴が複数個形成されているので好に応じて何れかのボタン穴を使用することができる。またネクタイ留めは構造が簡単で安価に製造することができる。
また請求項2記載のネクタイ留め付きネクタイによれば、スリットの端部にこれと連通する丸孔を設けたのでボタンを嵌め易く、しかもスリットを広げた時に力が丸孔で分散して耐久性を保持することができる。
また請求項1記載のネクタイ留め付きネクタイによれば、ワイシャツのボタンを掛けて、ワンタッチフックの引っ掛け金具をワイシャツの襟元に引っ掛けてワンタッチで装着することができる。これは予め結び目が形成されているので、結ぶ手間が省け、忙しい時にも片手でワンタッチで装着することができ、特に暑く、湿度が高い夏場においては首回りを締付けず襟元に隙間ができるので、煙突効果により体熱が外部に排出され快適に過ごすことができる。
以下本考案の実施の一形態を図1ないし図3を参照して詳細に説明する。図において1はネクタイ留め付きネクタイを示すもので、2はネクタイ留めで、これは例えばポリウレタンやポリエステルの繊維で、ひょうたん形の布状体3の縦方向に沿って間隔をおいて2個のスリット4が設けられ、この下端にこれと連通する丸孔5を設けてボタン穴6を形成したものである。
8はネクタイで、先端が尖った幅広の大剣9の反対側に、先端が尖った幅狭の小剣10が形成され、大剣9の裏側に小剣通し11が形成されている。この小剣通し11の内側にネクタイ留め2の上部が縫い付けられている。
上記構成のネクタイ留め付きネクタイ1を着用する時は図3に示すように、ワイシャツ13の首回りにネクタイ8を締めてから、小剣通し11に小剣10を通す。次に小剣通し11に縫い付けたネクタイ留め2のボタン穴6にワイシャツ13の1つのボタン14を掛けてネクタイ8とワイシャツ13を連結する。
このようにネクタイ留め2でネクタイ8とワイシャツ13を連結すると、腰をかがめた時にネクタイ8がブラつかず、垂れ下りや汚れ、擦れを防止し、特に食事中に、料理が付着するのを防止することができる。なおネクタイ留め2がボタン穴6の周囲を幅広にしてひょうたん形に形成されているのでつまみ易く、またスリット4の下端にこれと連通する丸孔5が設けられているので、ボタン14を嵌め易く、しかもスリット4を広げた時に力をここで分散して耐久性を保持することができる。従って、レストランや冠婚葬祭業に従事する人や、ブレザーを着用する学生などに好適である。
図4および図5は本考案の他の実施の形態を示すもので、引っ掛け金具17を設けたワンタッチフック16を取付けたネクタイ8で、ワンタッチフック16の部分で結び目18が予め形成してある。また小剣10の長さは通常のネクタイ8より短く形成され、この小剣10の内側に、ひょうたん形の布状体3の縦方向に沿って間隔をおいて2個のスリット4が設けられ、この下端にこれと連通する丸孔5を設けてボタン穴6を形成したネクタイ留め2が縫い付けられている。
このワンタッチフック16を取付けたネクタイ8は図5に示すように、ワイシャツ13のボタン14を掛けてから、襟元に引っ掛け金具17を引っ掛けてワンタッチで装着することができる。次に小剣通し11に縫い付けたネクタイ留め2のボタン穴6にワイシャツ13のボタン14を掛けてネクタイ8とワイシャツ13を連結する。
このワンタッチフック16を取付けたネクタイ8は、予め結び目18が形成されているので、結ぶ手間が省け、忙しい時にも片手でワンタッチで装着することができる。このため、暑く湿度が高い夏場においては首回りを締付けず襟元に隙間ができるので、煙突効果により体熱が外部に排出され快適に過ごすことができる。特に夏場でも正装して接客しなければならないレストランやホテル、冠婚葬祭業に従事する人にとっては効果が大きい。またネクタイ8とワイシャツ13を連結するネクタイ留め2が設けられているので前述と同様の効果がある。
なお上記説明では布状体としてポリウレタンやポリエステルの繊維で形成した場合について示したが、他のプラスチック繊維やシート、または皮革など柔軟性のある素材であれば何れでも良い。またボタン穴6はスリット4の下端にこれと連通する丸孔5を設けた場合について示したが、両端に設けても良い。また引っ掛け金具17としては、ワンタッチで取付けられれば何れの構造でも良い。またネクタイ留め2の上部を小剣通し11の内側に縫い付けた場合について示したが、接着剤で接着しても良い。
1 ネクタイ留め付きネクタイ
2 ネクタイ留め
3 布状体
4 スリット
5 丸孔
6 ボタン穴
8 ネクタイ
9 大剣
10 小剣
11 小剣通し
13 ワイシャツ
14 ボタ
16 ワンタッチフック
17 引っ掛け金具
18 結び目
2 ネクタイ留め
3 布状体
4 スリット
5 丸孔
6 ボタン穴
8 ネクタイ
9 大剣
10 小剣
11 小剣通し
13 ワイシャツ
14 ボタ
16 ワンタッチフック
17 引っ掛け金具
18 結び目
Claims (3)
- 布状体の縦方向に沿って間隔をおいてスリットを設けて複数個のボタン穴を形成したネクタイ留めを、小剣通しに取付け、前記ボタン穴にワイシャツのボタンを通して、ネクタイとワイシャツを連結するようにしたことを特徴とするネクタイ留め付きネクタイ。
- ネクタイ留めのスリットの端部に、これと連通する丸孔を形成したことを特徴とする請求項1記載のネクタイ留め付きネクタイ。
- ネクタイの結び目にワンタッチフックを取付け、布状体の縦方向に沿って間隔をおいてスリットを設けて複数個のボタン穴を形成したネクタイ留めを、小剣通しに縫付け、前記ボタン穴にワイシャツのボタンを通して、ネクタイとワイシャツを連結するようにしたことを特徴とするネクタイ留め付きネクタイ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016005462U JP3208637U (ja) | 2016-11-12 | 2016-11-12 | ネクタイ留め付きネクタイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016005462U JP3208637U (ja) | 2016-11-12 | 2016-11-12 | ネクタイ留め付きネクタイ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3208637U true JP3208637U (ja) | 2017-02-02 |
Family
ID=57939749
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016005462U Expired - Fee Related JP3208637U (ja) | 2016-11-12 | 2016-11-12 | ネクタイ留め付きネクタイ |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3208637U (ja) |
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2016
- 2016-11-12 JP JP2016005462U patent/JP3208637U/ja not_active Expired - Fee Related
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