JP3208632U - 木炭用着火装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】灰を外部に出さない状態を作ることができ、また、火起こしのスピードを向上させる木炭用着火装置を提供する。【解決手段】上部に着火用ガスバーナー装置2を有し、その下部に木炭を置く部材3を設けてあり、外部に空気を送りだす排気用のファン6と、着火した木炭から排出される灰を取り込む水槽5を有する。【選択図】図1
Description
特に焼き肉をしたい場合、スピ―ドの早い木炭の着火はかなりのノウハウを必要とする。特に焼き肉を生業にする場合、着火した状態の炭火を即座に客に提供することが求められる。
即座に提供するために、早急な炭起こしができない場合は前もって炭火を起こしておく必要があり、客の動向を見ながらコントロールすると言うことになるが、いずれにしろ事前に行うということになる。
この、事前の作業によって、炭を起こす場所の問題、高温になることへの注意、またまた事前にということから生じる木炭のロスが問題であって、これを低減することが業界全体の課題であった。
また、着火した状態で発生する木炭の灰の処理が課題で、厨房の中で炭を起こし、そこから出る灰が空中を舞って食材に付着することは避けたい。
着火した炭から生じる灰は通常の場合は上に飛散する。これが空中を漂うことによって食材を汚したり、食器などを汚したりするが、これを避けるために、発生する灰を水で捕獲すればよいと考えることができる。
着火した炭からは通常は自動的に上昇気流を発生するが、これに対して下降気流を強制的に付与することによって灰の飛散を下に向けることができる。
下降気流を使うので、着火用の火種であるガスバーナーは炭の上部に設置し、発生する炎の方向を下に向ける。その炎の先に炭が置かれることになる。従って上部の炭から起こされることになり、徐々に下に伝達されることになる。
このようにして起こされた炭から発生する灰はこの下降気流に乗って下向きに移動する。ここに水面があれば下降気流が水面をたたくことによってここで灰は水に取り込まれ、外部には出ていかないことが期待できる。
下降気流を発生させる方法は、木炭用着火装置の下部に取り付けられたファンであり、これを回転させることによって気流を発生させる。
起こされた炭の熱によって、周辺部分が過熱されることが考えられるが、炭を保持する容器の周辺に隙間を作っておくことによってこの隙間にも空気の流れが生じるので、これにより熱が奪われて、周辺部分の異常な温度上昇を抑制することができるので、作業の安全性を向上させることができる。
気流の流れるパスは閉回路になっており、上部より取り込んだ空気はすべてファンから排出され、汚れ物質は周辺には出ないので汚すことがない。
具体的には、2の着火用ガスバーナー装置で炎を発生させる。この場合、炎の向きは下向きであって、それは6の排気用ファンの駆動によってそれが実現される。
2で発生した炎は3の容器内におかれた炭に到達するので、火起こしが開始される。そこで発生した灰は、下降気流に乗って4の筒を通って下に運ばれる。
この下降気流は5の水槽に到達し、水槽に半ば張られた水面をたたく。その際に気流の中にあった灰は水に取り込まれることになる。
気流は水面を這い、やがて6の排気用ファンよって外部に排出されることになる。
炭への着火後に全体が起きるまでの時間は、放置状態ではかなり長くなる。これを早くするために古くはうちわなどを使用することが行われてきた。しかしこの方法では、灰が散布されてしまい、食材が汚れたりする不都合があった。この木炭用着火装置を使用することによって、灰を水で捕集することができることから、灰の外部への飛散が抑制され、厨房の清潔性が保たれるようになった。
また、このような強制的な下降気流によって、着火および炭全体への火の回りが早くなり、効率よく火起こしができることから、客への提供がスムーズにできることによるサービスの向上と共に、前もって火起こしをしておく必要がないために、炭の消費量も著しく削減することが可能になった。
本装置を用いたところ、従来の方法では完全な火起こしの時間が10分以上必要だったが、わずか3分で達成できた。
1 制御用パネル
2 着火用ガスバーナー装置
3 着火する炭の設置場所
4 下降気流を通過させる筒
5 水槽
6 排気用のファン
2 着火用ガスバーナー装置
3 着火する炭の設置場所
4 下降気流を通過させる筒
5 水槽
6 排気用のファン
Claims (4)
- 上部に着火用のバーナーを有し、その下部に木炭を置く部材を設けてあり、外部に空気を送りだすファンと、着火した木炭から排出される灰を取り込む水槽を有する木炭用着火装置。
- 請求項1に記載した着火用のバーナーとしては、ガスバーナーであって、その向きは下向きであることを特徴とする木炭用着火装置。
- 請求項1に記載した外部に空気を送りだすファンとしては通常のファンでよく、このファンによってバーナーの炎を下向きにできることを特徴とする木炭用着火装置。
- 請求項1に記載した灰を取り込む水槽としては本装置の下部に設置され、着火操作時の空気が水面をたたくことによって空気内に混入している灰を取り込むことを特徴とする木炭用着火装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016005565U JP3208632U (ja) | 2016-11-02 | 2016-11-02 | 木炭用着火装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016005565U JP3208632U (ja) | 2016-11-02 | 2016-11-02 | 木炭用着火装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3208632U true JP3208632U (ja) | 2017-02-02 |
Family
ID=57939717
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016005565U Expired - Fee Related JP3208632U (ja) | 2016-11-02 | 2016-11-02 | 木炭用着火装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3208632U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115435335A (zh) * | 2022-07-26 | 2022-12-06 | 安派智厨(浙江)有限公司 | 一种安全高效的点碳机 |
-
2016
- 2016-11-02 JP JP2016005565U patent/JP3208632U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115435335A (zh) * | 2022-07-26 | 2022-12-06 | 安派智厨(浙江)有限公司 | 一种安全高效的点碳机 |
CN115435335B (zh) * | 2022-07-26 | 2024-02-09 | 安派智厨(浙江)有限公司 | 一种安全高效的点碳机 |
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