JP3208492U - 鉛筆 - Google Patents

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張鴻仁
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雄獅鉛筆廠股▲ふん▼有限公司
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  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)

Abstract

【課題】鉛筆を提供する。【解決手段】鉛筆100は本体110及びコート層120を備え、本体は対向して設置される頂面111及び底面113と、頂面と底面の間に隣接する側面115と、を有し、コート層は側面に形成され且つ複数のディンプル121を有し、手部が本体に接触する際、複数のディンプルは手部と本体との間の摩擦力を増加するために用いられる。【選択図】図1

Description

本考案は、鉛筆に関するものであって、特にスライド防止機能を有する鉛筆に関するものである。
鉛筆は筆芯と軸体からなり、筆芯成分は黒鉛と粘土などを備え、研磨、蒸乾、撹拌、乾燥、切断、クランプなどの複数の製造工程によって円柱体に成形され、軸体は上下両層の木製板材からなる。鉛筆の生産工程において、先ず筆芯を下層の木製板材の溝部に配設してから、対応する溝部を有する上層の木製板材を下層の木製板材に接着し、それから焼成、切断などの製造工程によって軸体を形成すると、ホワイトロッド鉛筆の製造を完成する。
鉛筆の側面が手指に傷を付けることを防止し且つ鉛筆の外観を改善するために、ホワイトロッド鉛筆を塗料層で被覆することを必要とする。前記塗料は鉛筆塗料であり、機能によって下塗り塗料、上塗り塗料、透明塗料に分けられ、軸体の木目と凹凸表面を埋め立てるために、軸体の表面に下塗り塗料を塗布して下塗り塗膜を形成し、鉛筆に色彩を提供するために、下塗り塗膜の上に上塗り塗料を塗布して上塗り塗膜を形成し、鉛筆の外観の明るさを増加するために、上塗り塗膜の上に透明塗料を塗布する。このようにホワイトロッド鉛筆に鉛筆塗料を繰り返して塗布し且つ焼成してから、熱転写技術を採用し、且つ鉛筆の後端部に金属ホルダーと消しゴムを設置することにより、現在市販されている鉛筆を生産した。
しかし、市販されている鉛筆は鉛筆塗料を繰り返して塗布したので平坦性の問題を改善したが、鉛筆表面がスムーズになる。換言すると、使用者が鉛筆で文字を書く時に軸体表面がスムーズ過ぎるので、手部と軸体との間で相対的な移動又はスライドが発生して、操作不便な問題がある。
本考案は、従来の技術に既存する操作不便な問題を解決することができる鉛筆を提供する。
本考案に係わる鉛筆は本体及びコート層を備え、本体は対向して設置される頂面及び底面と、頂面と底面の間に隣接する側面と、を有し、コート層は側面に形成され且つ複数のディンプルを有し、手部が本体に接触する際、複数のディンプルは手部と本体との間の摩擦力を増加するために用いられる。
本考案の具体的な実施方式において、複数のディンプルにおける隣り合う2つのディンプルの間には間隔がある。
本考案の具体的な実施方式において、複数の間隔の距離は互いに同じである。
本考案の具体的な実施方式において、複数の間隔は第一間隔と第二間隔の二種類に分けられ、前記第一間隔と前記第二間隔の距離は互いに異なる。
本考案の具体的な実施方式において、複数のディンプルは側面の一部分に分布される。
本考案の具体的な実施方式において、本体は頂面から底面に向かって延伸して第一延伸方向を有し、複数のディンプルは第一延伸方向に沿って本体に分布される。
本考案の具体的な実施方式において、側面は本体を囲んで第二延伸方向を有し、第二延伸方向は第一延伸方向に平行しなく、コート層のディンプル毎は第二延伸方向に沿って延伸して環状になる。
本考案に係わる鉛筆はコート層に複数のディンプルを開設したので、手部が本体の側面に接触する際、複数のディンプルは側面の表面積を増加するので、複数のディンプルによって手部と本体との間の摩擦力を増加することができ、従って手部と鉛筆との間で相対的な移動又はスライドが少なく発生され、従来の技術の操作不便問題を改善することができる。
本考案の実施例に係わる鉛筆の斜視図である。 本考案の別の実施例に係わる鉛筆の斜視図である。 本考案の実施例に係わる鉛筆の使用状態を示す図である。
図1は本考案の実施例に係わる鉛筆の斜視図である。図1に示されたように、本実施例に係わる鉛筆100は本体110及びコート層120を備える。本体110は円柱体、三角柱体又は四角柱体などであり、本考案は本体110の具体的形状を限定しなく、図1はただ円柱体を例とする。本体110は筆芯(図示せず)を保持するために用いられ、従って使用者が絵を描いたり文字を書いたりすることができ、鉛筆塗料であるコート層120は本体110表面の平坦性を高めるために用いられる。
本体110は、頂面111と、頂面111の反対側に位置する底面113と、頂面111と底面113の間に隣接する側面115と、を備え、複数のディンプル121を有するコート層120は、本体110の側面115に形成されている。コート層120は、例えば、刷毛塗り、スプレーコーティング又は塗布などの方式によって本体110の側面115に形成され、コート層120の複数のディンプル121は圧合方式によって形成されるが、本考案はコート層120及びディンプル121の形成方式を特に限定しない。
本考案の実施例において、本体110は頂面111から底面113に向かって延伸して第一延伸方向N1を有し、複数のディンプル121は第一延伸方向N1に沿って本体110に分布され、隣り合う2つのディンプル121の間には間隔があり、これらの間隔は第一間隔D1と第二間隔D2の二種類に分けられ、第一間隔D1と第二間隔D2の距離は異なる。本実施例において、複数の第一間隔D1及び複数の第二間隔D2を備え、各々の第一間隔D1と各々の第二間隔D2は互いに交互に配列されるが、それに限定されるものではなく、他の実施例において、複数の第一間隔D1と複数の第二間隔D2はランダムに配列されることができる。本実施例において、第一間隔D1と第二間隔D2の距離は異なるが、それに限定されるものではなく、他の実施例において、第一間隔D1と第二間隔D2の距離は同じであることができる。従って、複数のディンプル121は第一延伸方向N1に沿って本体110に配列され、具体的に同じ又は異なる間隔で本体110の側面115に配列され、且つ各々のディンプル121は間隔組合に基づいて任意の配列形式になる。
本実施例において、側面115は本体110を囲んで第二延伸方向N2を有し、第二延伸方向N2は第一延伸方向N1に平行しなく、コート層120のディンプル121毎は第二延伸方向N2に沿って延伸して環状になるが、本考案は各々のディンプル121の具体的な形状を限定しない。第一延伸方向N1と第二延伸方向N2の位置関係について、例えば、第一延伸方向N1と第二延伸方向N2は互いに直交することができるが、それに限定されるものではなく、第一延伸方向N1と第二延伸方向N2との間の角度を変えることにより不平行の関係を生じることができる。
図2は、本考案の別の実施例に係わる鉛筆の斜視図である。図2に示されたように、本実施例の鉛筆100aと図1に示された鉛筆100は類似するが、コート層120におけるディンプル121の分布位置が異なる。本実施例において、複数のディンプル121は本体110の全ての側面115に均一に分布されており、即ち側面115の頂面111及び底面113に近い箇所にもディンプル121が形成されている。このように本体110の側面115に複数のディンプル121を設置すると、手部2と本体110との間の摩擦力を増加して、鉛筆の操作不便問題を改善することができる。
図3は図1に示された鉛筆の使用状態を示す図である。図1及び図3を一緒に参照すると、本体110の側面115及びそれに被覆されたコート層120には複数のディンプル121が形成されており、複数のディンプル121は側面115の表面積を増加するので、手部2が側面115に接触する際、ディンプル121によって手部2と本体110との間の摩擦力を増加することができ、従って手部2と本体110との間で相対的な移動又はスライドが少なく発生され、鉛筆の操作不便問題を改善する。
上述したように、本考案に係わる鉛筆はコート層に複数のディンプルを開設したので、手部が本体の側面に接触する際、ディンプルによって手部と鉛筆との間の摩擦力を増加することができ、従って手部と鉛筆との間で相対的な移動又はスライドが少なく発生され、従来の技術の操作不便問題を改善することができる。又、複数のディンプルは本体の全ての側面に均一に分布されているので、手部と本体との間の摩擦力を増加することができ、従って鉛筆の操作不便問題を改善する。
以上実施例に基づいて本考案を具体的に説明したが、本考案は上述の実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない限り、添付の特許請求の範囲の精神及び範囲内に含まれる種々の変更や類似の構成は、すべて最も広い解釈によって本考案の保護範囲内に含まれる。
100,110a 鉛筆
110 本体
111 頂面
113 底面
115 側面
120 コート層
121 ディンプル
D1 第一間隔
D2 第二間隔
N1 第一延伸方向
N2 第二延伸方向

Claims (7)

  1. 対向して設置される頂面及び底面と、前記頂面と前記底面の間に隣接する側面と、を有する本体と、
    前記側面に形成され且つ複数のディンプルを有するコート層と、
    を備え、手部が前記本体に接触する際、複数のディンプルは前記手部と前記本体との間の摩擦力を増加するために用いられることを特徴とする鉛筆。
  2. 複数のディンプルにおいて、隣り合う2つのディンプルの間には間隔があることを特徴とする請求項1に記載の鉛筆。
  3. 複数の間隔の距離は互いに同じであることを特徴とする請求項2に記載の鉛筆。
  4. 複数の間隔は第一間隔と第二間隔の二種類に分けられ、前記第一間隔と前記第二間隔の距離は互いに異なることを特徴とする請求項2に記載の鉛筆。
  5. 複数のディンプルは前記側面の一部分に分布されることを特徴とする請求項1に記載の鉛筆。
  6. 前記本体は前記頂面から前記底面に向かって延伸して第一延伸方向を有し、複数のディンプルは前記第一延伸方向に沿って前記本体に分布されることを特徴とする請求項1に記載の鉛筆。
  7. 前記側面は前記本体を囲んで第二延伸方向を有し、前記第二延伸方向は前記第一延伸方向に平行しなく、前記コート層のディンプル毎は前記第二延伸方向に沿って延伸して環状になることを特徴とする請求項6に記載の鉛筆。
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