JP3208091B2 - 水質モニターシステム - Google Patents

水質モニターシステム

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JP3208091B2 JP15853397A JP15853397A JP3208091B2 JP 3208091 B2 JP3208091 B2 JP 3208091B2 JP 15853397 A JP15853397 A JP 15853397A JP 15853397 A JP15853397 A JP 15853397A JP 3208091 B2 JP3208091 B2 JP 3208091B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、上水等の水質の
監視を行う水質モニターシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、上水道において、各管路又は同
一管路で一定間隔毎にその水質をモニターすることは非
常に重要であり、その一般のモニターシステムは、図1
に示すように、複数の管路又は同一管路に付設されたそ
の管路の各水質自動監視装置A1 、A2 ……An(総称
符号:A)から、そのそれぞれの検出データを中央監視
センタCに、モデム伝送、テレメータ伝送等により伝送
し、中央監視センタCにおいて、その各検出データに基
づき、前記各管路の水質をモニターするものである。中
央監視センタCでは、データ収集処理のみならず、各水
質自動監視装置Aに各種信号を伝送してその制御も行
う。図中、Pはホストコンピュータ、Qはプリンターで
ある。
【0003】その水質自動監視装置Aは、例えば、図2
に示すように、水道本管aから分岐した検水管bが導入
され、この検出管bを流れる水を、センサーユニット部
Uで各種の検出を行い、その検出データを、アンプ部
B、測定制御部Dを介し、伝送受信部Eから中央監視セ
ンタCに伝送する。測定制御部Dはセンサーユニット部
U等の制御を行い、水質異常を発見すれば、バルブVを
閉じて水道本管aを遮断するものもある。
【0004】センサーユニット部Uは、例えば図3に示
すように、各種の弁を介して、水温計、水圧計等を検水
管bに適宜に接続可能としたものであり、各弁を測定制
御部Dで任意に開閉することにより、所要の水質検査を
行う。この検査は、設定項目を一定時間毎に自動的に行
い、この検出データは中央監視センタCに自動的に同時
に伝送される。万一、検出データ(計測値)に異常値が
発生すれば、警報が同センタCに通報される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のシステムでは、
試料水(検水)は各検査を終えた後、装置A内には貯留
せずに排出されている。このため、ある水質自動監視装
置Aでの水質に異常があったことはデータをみれば判断
できるが、試料水自体が残っていないから、本当にその
異常が発生した時の水質が異常であったかどうかの物的
証拠としては残らないことになる。
【0006】通常、異常値発生の警報を受けると、該当
現場に出かけて採水し、採水した試料水を新たに分析・
計測して自動計測結果との確認が行われるが、時間的に
ほぼ同じ試料水が確保できるのは現場近くのみとなり、
遠方や夜間など、作業者が少ないときは現場での採水が
時間的に大幅に遅れる。このときは、大幅時間遅れで採
水した試料水の計測結果と自動計測値との整合性に問題
がある。
【0007】この発明は、上記実情に鑑み、採水の計測
結果(検出データ)と自動計測値との整合性を高めるこ
とを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、上記水質自動監視装置に自動採水機能
を付加し、管路の水質異常を検出したとき、その自動採
水機能によって、その異常水を採取するようにしたので
ある。
【0009】異常検出時の水を採取するので、その異常
時の採水を分析することとなり、その分析・計測結果と
自動計測値が整合することとなる。このため、その異常
が水質本来の異常か否かの信頼性が高くなる。因みに、
異常検出は、装置の異常等の水質以外の要因によって生
じる場合もあるからである。
【0010】
【発明の実施の形態】上記自動採水機能は、例えば、水
質自動監視装置の検水管から採水管を分岐し、この採水
管に開閉弁を介して採水槽を接続して構成し、上記水質
異常を検出したとき、前記開閉弁を開放して前記採水槽
に被検出管路の水を貯留する。
【0011】上記採水管は上記採水槽の底部に開口し、
採水槽の上部から水がオーバーフローするようにすれ
ば、採水槽には底部から新水が供給され、古い溜水は徐
々に上昇してオーバーフローするため、その溜水が十分
に除かれる時間を考慮して、採水槽への給水を行えば、
異常時の検出水(採水)のみを確実に貯留し得る。
【0012】
【実施例】図3、図4に、この発明の一実施例の詳細を
示すが、従来との相違点のみを主に説明すると、管路a
から分岐した検水管bに減圧弁10を介設して、高圧か
ら所要の水圧に下げ、その圧の検水を水温計等の各種セ
ンサーに導いて各種の検出(測定)を行う。
【0013】減圧弁10と各種センサーの接続管に分岐
管11を設け、その分岐管11へ電磁弁12を介して流
入管13の一端を接続し、他端は採水槽14へ接続挿入
する。一方、オーバーフロー管15は採水槽14の上部
に接続し、他端は排水と同じ排水溝につながっている。
電磁弁12は開閉信号により自動開閉し、通常時は、電
磁弁12は全閉のため本管管路aからの試料水は採水槽
14には入ってこないので、上述の従来技術と同じ作用
となる。
【0014】採水槽14は、透明の合成樹脂製で、上部
に合成樹脂製の上蓋16とねじ合せした構造を形成して
いる。合成樹脂製の流入管13の一端は電磁弁12の下
流側端に水密取り付けし、他端は上蓋16を貫通し、そ
の先端は採水槽14内の底部へ垂下している。本例では
底部と多少隙間があるように垂れ下がっているが、採水
槽14の底部面上に流入管13先端部があってもよく、
要は底部にあればよい。
【0015】同じく合成樹脂製のオーバーフロー管15
は採水槽14の上面に設けられた貫通穴に、先端を挿入
接続し、他端は排水受け17へ垂れ下がっている。排水
受け17には別の排水管18(ゴムホース)が接続して
あり、この管18は排水溝へと通じている。
【0016】今、例えば試料水の測定データにおいて異
常値があった時、異常信号が出て、遠隔地の中央監視セ
ンタCに自動通報するが、この異常信号を電磁弁12を
開にする信号に連動させておくと、電磁弁12が開とな
り、流入管13が開口し、今までセンサーユニット部U
のみへ流入している試料水は、同時に電磁弁12を経由
して採水槽14にも流れ込む。満杯になればオーバーフ
ロー管15よりあふれ出て排水溝へと排水される。満杯
にするための所要時間などの一定時間経過後、電磁弁1
2は再び閉状態にもどり、試料水の流入はなくなり、採
水槽14には試料水が貯留された状態となる。万一、採
水槽14に古い水が貯留されていても、流入管13先端
が採水槽14の底部に垂下しているので、新しい貯留水
は底部より流れ込み、古い貯留水は上部へと押上げられ
てオーバーフロー管15より外部へ排出されてゆくの
で、採水槽14には常に新しい試料水が貯留されること
になる。
【0017】貯留後(採水後)、採水槽14を空っぽの
新しい採水槽14に取替えて持ち帰ったり、又は、採水
槽14の貯留水のみを持ち帰りして、その持ち帰った貯
留水を測定する。このとき、異常があった時と同じ時間
に採水した貯留水であるから、その分析・測定は、セン
サーユニット部Uと同一内容の計測を実施したこととな
り、計測値に対する信頼性は高い。
【0018】この採水ラインは、減圧弁10と各センサ
ーとの接続配管の中間であれば分岐管11および電磁弁
12を介して幾つでも設けることができ、異常時のみ1
回だけでなく、幾通りかの任意時間でもよいし、幾つか
の計測項目に対してでもよい。種々のデータの計測が可
能になれば、信頼性が増す。また、電磁弁12の開閉信
号は、異常時との連動だけでなく遠隔地の中央監視セン
タCからの送信によっても自由に行うことができる。こ
のようにすれば、何時でも必要数の試料水を貯留(採
取)できる。電磁弁12に代えて、電動ボール弁、電動
バタフライ弁等の各種の電動開閉弁を採用し得る。
【0019】
【発明の効果】この発明は、異常時の試料水そのものを
採水槽内に確保するようにしたので、ゆっくりとその採
水を集めに行けばよく、従来のように、同じ時間の試料
水を採水するために、現場へ慌てて出かける必要がな
い。また、採水の確保は、データの再計測などが可能と
なり、自動計測データの確認ができ、また異常が試料水
か又は計測器等のいずれかかの発見も容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】水質モニターシステムの概略図
【図2】水質自動監視装置の設置概略図
【図3】一実施例の水質自動監視装置の配管図
【図4】同実施例の採水部の斜視図
【符号の説明】
A、A1 、A2 …… 水質自動監視装置 C 中央監視センタ D 測定制御部 E 伝送受信部 U センサーユニット部 a 本管管路 b 検水管 10 減圧弁 11 分岐管 12 電磁弁 13 流入管 14 採水槽 15 オーバーフロー管 16 上蓋 17 排水受け 18 排水管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−60960(JP,U) 特公 昭51−14399(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 33/18 G01N 1/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管路aに付設されたその管路aの水質自
    動監視装置Aから、その検出データを中央監視センタC
    に伝送し、中央監視センタCにおいて、その検出データ
    に基づき、前記管路aの水質をモニターするシステムに
    おいて、 上記水質自動監視装置Aの検水管bから採水管11、1
    3を分岐し、この採水管に開閉弁12を介して採水槽1
    4を接続して自動採水機能を構成し、水質異常を検出し
    たとき、前記開閉弁12を開放して前記採水槽14に上
    記管路aの水を貯留し、かつ前記採水管13を前記採
    水槽14の底部に多少の隙間を設けて開口し、採水槽1
    4の上部から水がオーバーフローして、採水槽14内全
    てが前記開閉弁12の解放後の水になった一定時間の
    後、その開閉弁12を閉じるようにしたことを特徴とす
    水質モニターシステム。
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