JP3207842U - 立体マスク - Google Patents

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Abstract

【課題】本考案は、自己の口臭等を気にする事なく鼻呼吸や口呼吸がスムーズでき、又、鼻の高さに対応し、鼻部周辺の隙間を確実に塞ぐようにした鼻部と口部を別々に覆う一つの立体マスクを提供する。【解決手段】鼻部を覆う立体マスクAは、鼻の鼻背を覆い鼻の高さと角度に対応する接合部1と、更に折込みギャザーA1を設けて鼻の高さと鼻部の空間を広げ、又、隙間の生じやすい鼻部から両頬にかけて、鼻部を覆う立体マスクAの内面縁部全体に細長パッドCを設け、更に細長パッドCが肌に密着するよう形状固定材Eと太目の耳かけ紐Fが設けられ、又、口部を覆う立体マスクBは、鼻部を覆う立体マスクAとの適切な位置と角度の接合部3で接合されて、鼻部と口部を仕切る調節カバー部B1が設けられ、この調節カバーB1の閉まりを調節する調節紐Gが太目の耳かけ紐Fに取付けられてなる、鼻部と口部を別々に覆う一つの立体マスク。【選択図】図1

Description

本考案は不織布からなる立体マスクに関するもので、立体マスク着用時に生じやすい隙間を完全に塞ぎ、また、自己の口臭や喫煙後などの嫌な臭で息苦しくならないように、鼻部と口部を別々に覆う立体マスクを形成し接合されて、一つのマスクに鼻部と口部を別々に覆う立体マスクを提供しょうとするものである。
鼻部と口部を別々に覆う一つの立体マスクの鼻部を覆う立体マスクでは、鼻の高低に対応し鼻呼吸がスムーズにできる空間を保つために、鼻部を覆う立体マスクの上部には、鼻の鼻背を覆う接合部の長さを約50mm、鼻の高と角度に対応する接合部の角度を約55度下方に傾斜させ前方にやや突出した形となり、また鼻を覆った接合部のすぐ下には大きく折り込まれた折込みキャザーが二ヶ所設けられ、この折込みギャザーが約80mm縦に広げることが出来るため、鼻の高さに対応し鼻呼吸に十分な空間を保つことができる。
また、立体マスク着用時に隙間の生じやすい鼻部から両頬にかけての隙間を防ぐために、鼻部を覆う立体マスクの内面縁部全体に反発性スポンジ等で形成された細長パッドが設けられ、更に細長パッドが肌に密着するように鼻部を覆う立体マスクの外面縁部に、幅広で一本の形状固定材が設けられている。
また、鼻呼吸時における爽快感と癒しをもたらすため、ローズ系やラベンダー系等の仄かな香りが鼻部を覆う立体マスクの不織布にしみ込まれている。
口部を覆う立体マスクでは、自己の口臭や喫煙後などの嫌な臭いが鼻に付き息苦しくならないように、鼻部を覆う立体マスクと口部を覆う立体マスクとが接合されて、口部を覆う立体マスクの上部が鼻部と口部を仕切る調節カバー部となり、この調節カバー部は鼻孔を塞がず唇に接触しない角度が約55度斜め上に傾斜し、鼻と唇の間の皮膚に接触しながら塞ぐため、鼻部を覆う立体マスク内に自己の口臭等が漏れないようになっている。
立体マスクを顔にフィットさせる耳かけ紐は、伸縮性を有し耳に負担のかからない太目の耳かけ紐が設けられ、この太目の耳かけ紐が引く力で細長パッドが肌に密着し隙間を塞ぐことができ、また太目の耳かけ紐には、鼻部と口部を仕切る調節カバー部に接合された細目の調節紐が太目の耳かけ紐に取り付けられて、調節カバー部の閉まりを調節することが出来るようにした立体マスクに関する。
従来の立体マスクは、通気性と伸縮性を有する不織布等で鼻と口を一緒に覆い、ウイルスや花粉等の侵入を防ぎ、会話の困難や口紅が付着しないようにした立体マスクが考案されている。しかし、鼻と口を一緒に覆うため、自己の口臭等の嫌な臭いが鼻に付き、息苦しいなどの不快感を覚え、どうしても鼻呼吸から口呼吸なってしまうという問題を有している。
また、立体マスクの外面縁部で鼻部から両頬にかけて形状保持材が設けられ、その形状保持材を鼻の形に押し曲げ鼻部周辺の隙間を塞ぐようにした立体マスクが考案されている。しかし、形状保持材を鼻の形に押し曲げ隙間を塞ぐだけでは圧迫力が弱く、立体マスクの不織布が常に肌に密着しないため、隙間が生じやすいという問題を有している。
特開2015−51135号公報 実用新案登録第3135320号
上記の立体マスクは、一つの空間で鼻と口を一緒に覆うため、自己の口臭や喫煙後などの嫌な臭いが鼻に付き息苦しさが生じてしまう。
また、鼻部から両頬にかけての隙間を塞ぐように、立体マスクの外面上部に細長い形状保持材を設けられているが、圧迫力が弱いため隙間が生じやすい。
本考案は上記の課題を解決するために、自己の口臭や喫煙後などの嫌な臭いが鼻に付き息苦しくならないように、一つの立体マスクに鼻部と口部を別々に覆い鼻呼吸や口呼吸がスムーズにできるようにし、また、隙間の生じやすい鼻部から両頬にかけての隙間を塞ぎ、また冬季時などの眼鏡のレンズが曇らないようにするために、鼻部を覆う立体マスクの内面縁部全体に反発性スポンジの細長パッドを設け、さらに細長パッドが肌に密着するよう、鼻部を覆う立体マスクの外面縁部に一本の幅広い形状固定材が設けられ、更に耳に負担がかからず立体マスクが顔にフィットし、細長パッドが肌に密着するように太目の耳かけ紐が設けられ、また鼻部と口部を仕切る調節カバー部を調節する調節紐が太目の耳かけ紐に取り付けられた、鼻部と口部を別々に覆う一つの立体マスクを提供することを目的とする。
考案が解決するための手段
上記の目的を達成するために本考案における立体マスクは、鼻部を覆う立体マスクと口部を覆う立体マスクとを別々に形成し接合することで、自己の口臭や喫煙後などの嫌な臭いを気にすることなく鼻呼吸がスムーズにでき、また口呼吸も可能とし。
また、立体マスクの着用時に生じやすい鼻周辺部から両頬にかけての隙間を塞ぐために、反発性のスポンジ等で形成された細長パッドが鼻部を覆う立体マスクの内面縁部全体に設けられ、さらに、細長パッドの上部に位置する鼻部を覆う立体マスクの外面縁部に幅広で一本の形状固定材を設け、この形状固定材を鼻の形や両頬に押し曲げることで細長パッドが肌に接触し、さらに太目の耳かけ紐の引く力で細長バッドが肌に密着し隙間を塞ぎ、また冬季などによる息漏れで鏡使用者のレンズが曇らないようにした立体マスクを提供しようとするものである。
まず、鼻部を覆う立体マスクにおいて、この鼻部を覆う立体マスクを構成する素材は、通気性を有し花粉やウイルス等の侵入を防ぐよう平面状の不織布が数枚集積されて一枚になった不織布シートが用いられ、この不織布シートを用いて形成される鼻部を覆う立体マスクは、左右対称の略Tシャツ形に裁断され、略Tシャツ形に裁断された上部はV字形にカットされており、このV字形カットが対面する接合可能な縁部を熱等で接合され、接合された接合部が鼻の鼻背に接する面で、長さが約50mm、鼻の高さに対応する角度が約55度下方に傾斜しやや突出する接合部となる。
また、接合部のすぐ下から大きめの折込みギャザーが二箇所設けられている。
また、花粉やウイルス等が侵入しやすい鼻部周辺から両頬にかけて、反発性スポンジ等で形成される細長パッドが鼻部を覆う立体マスクの内面縁部全体に設けられ、この細長パッドの厚さが約2.5mm〜3.0mm、幅が約12mm〜15mm、長さが約230mmで、口部を覆う立体マスクとの接合の面では、細長パッドの厚みがしだいに薄くなっている。
また、鼻部を覆う立体マスクの内面縁部にもうけた細長パッドが肌に密着しやすいように、鼻部を覆う立体マスクの外面縁部で、細長パッドが鼻部から両頬にあたる位置に金属製または合成樹脂ポリエチレン等で形成された一本の幅広い形状固定材を、不織布に接着剤で粘着されるか不織布に埋設され熱などで固定される。
この形状固定材を鼻の形に押し曲げ、太目の耳かけ紐の引く力で細長パッドが肌に密着することができる。
また、鼻部を覆う立体マスクの不織布には、鼻呼吸時の爽快感や癒しをもたらすローズ系やラベンダー系等の仄かな香りがしみ込まされている。
口部を覆う立体マスクの形成において、口部を覆う立体マスクを形成する不織布は鼻部を覆う立体マスクと同様の不織布シートが用いられ、この不織布シートを用いて略蝶々形に裁断され、略蝶々形に裁断された上部は半円形にカットされており、この半円形の部分が鼻と唇の間の皮膚に接触する調節カバー部となり、この調節カバー部を調節する調節紐が調節カバー部の上部両端に設けられた調節紐の接合部に接合され、また、鼻と唇の間に接触する調節カバー部の内面縁部には、肌触りの良い反発性スポンジで形成された仕切りパッドが設けられ、この仕切りパッドの厚さが約2mm、幅が約5mm〜7mm、長さが約120mmで、口部内の息が鼻部を覆う立体マスクに漏れないようにした仕切りパッドが備えられている。また、略蝶々形に裁断された下部は蝶が大きく羽を広げた様に左右対称に広がり、この大きく左右対称に広がった縁部を重ね合せ、熱などで接合されて口部を覆う立体マスクが形成される。
形成された鼻部を覆う立体マスクと口部を覆う立体マスクとの接合において、鼻部を覆う立体マスクを口部を覆う立体マスクの上部に適切な位置と角度で重ね合せ熱等で接合されて、鼻部と口部を別々に覆う一つの立体マスクが形成され、一つの立体マスクで鼻部と口部を別々に覆うことで、自己の口臭や喫煙後の嫌な臭いが鼻に付くことなく、鼻呼吸がスムーズにでき口呼吸も可能とした。
立体マスクを顔にフィットさせる耳掛け紐は、耳に負担のかからない伸縮性を有するナイロンゴム製等で形成された太目の耳かけ紐が設けられ、この太目の耳かけ紐の引く力で立体マスクの細長パッドが皮膚に密着して隙間を塞ぎ、立体マスク全体が顔にフィットしやすくなっている。
また、鼻部と口部を仕切る調節カバー部の調節紐は、伸縮性を有するナイロンゴム製等で形成された細目の調節紐で、この調節紐は太目の耳かけ紐に取り付けられて、調節カバー部の閉まり具合を調節することができる。
考案の効果
本考案は、上述のとおり構成されているので、次の記載する効果を奏する。
本考案の立体マスクは、鼻部と口部を別々に覆う立体マスクを形成し接合することで、自己の口臭等を気にすることなく鼻呼吸や口呼吸がスムーズに出来るようになり、また、鼻の高低に対応し鼻部の空間を十分に保てるように、鼻の鼻背全体を覆い鼻の高さに対応する角度をつけた接合部が設けられ、また、接合部のすぐ下に大きめの折込みギャザーを二ヶ所設け、この折込みギャザーが約80mm縦に広がるため、鼻の高さに対応し鼻部の空間も十分に保てる。
また、鼻部を覆う立体マスクには、隙間の生じやすい鼻部から両頬にかけて反発性スポンジで形成される細長パッドを、鼻部を覆う立体マスクの内面縁部全体に設けることで隙間を塞ぎ、特に隙間の生じやすい鼻部から両頬にかけて、鼻部を覆う立体マスクの外面上部に幅広で一本の形状固定材を設け、この形状固定材を鼻形と両頬に沿って押し曲げることで、細長パッドが肌に接触し太目の耳かけ紐の引く力で細長パッドが肌に密密着し隙間を塞ぐことができる。
また、口部を覆う立体マスクには、自己の口臭等が鼻部内に漏れないように口部を覆う立体マスクの上部に調節カバー部が設けられ、この調節カバー部の上部両端しには細目の調節紐が接合され、この細目の調節紐を太目の耳かけ紐に取り付けられて、鼻部内に息が漏れないように調節カバー部の閉まり具合を調節することができる。
鼻部と口部を別々に覆う立体マスク着用時の側面図である。 鼻部と口部を別々に覆う立体マスクの内面斜視図である。 鼻部を覆う立体マスクを形成するための平面概略図である。 口部を覆う立体マスクを形成するための平面概略図である。
本考案の立体マスクは上記に記載されたように、花粉やウイルス等の侵入を防ぎ、鼻呼吸や口呼吸がスムーズにできるように、一つの立体マスクに鼻部と口部を別々に覆う空間が保たれるように形成され、鼻部では鼻の高低に対応できるよう鼻の鼻背を覆う長さと角度を設け、さらに大きめのギャザーを備えられて鼻の高さと鼻部の空間が広げられるようになり、また、鼻部周辺から両頬の隙間を塞ぐ反発性スポンジ等で形成された細長パッドを、鼻部を覆う立体マスクの内面縁部全体に設けられ、更に細長パッドが鼻の凹凸に密着するように形状固定材が設けられている。
口部では、口部を覆う立体マスクでも口呼吸が出来るように十分な空間を設け、自己の口臭等が鼻部内に漏れないように鼻部と口部を仕切る調節カバー部を設けられ、調節紐で調節カバー部の閉まり具合が調節できるように、細目の調節紐が太目の耳かけ紐に取り付けられている。
別々に形成された鼻部を覆う立体マスクが口部を覆う立体マスクに適切な位置と角度で接合されて、鼻部と口部を別々に覆う一つの立体マスクが形成され、又、耳に負担のかからない太目の耳かけ紐が設けられ、この太目の耳かけ紐の引く力で立体マスクの細長パッドが顔にフィットし隙間を塞ぐことができる。
又、鼻部を覆う立体マスクの不織布には、ローズ系やラベンダー系の仄かな香りをしみ込まされることで、鼻呼吸の爽快感と癒しをもたらし、長時間に亘り着用することが出来るようにした立体マスク。
考案の実施例を添付図面に従って説明する。
図1、図2において、鼻部を覆う立体マスクAと口部を覆う立体マスクBとが適切な位置と角度で接合されて、鼻部と口部を別々に覆う一つの立体マスクが形成されるもので、この立体マスクの殆どが合成繊維の不織布で形成され、まず、鼻部を覆う立体マスクAにおいては、通気性を有し花粉やウイルス等の侵入を防ぐように、平面状の不織布が数枚集積されて一枚の不織布シートが用いられ、この不織布シートを用いて形成される鼻部を覆う立体マスクAは、鼻呼吸がスムーズできる空間と、鼻の高さに対応するために接合部1で接合され、この接合部1が鼻の鼻背を覆う長さが約50mm、鼻の高さと角度に対応できる接合部1の角度を約55度下方に傾斜させ、さらに鼻部の空間を広げ鼻の高さに対応できるように、接合部1のすぐ下から大きめの折込みギャザーA1を二ヶ所設けてある。
また、鼻部を覆う立体マスクAは、隙間の生じやすい鼻部周辺から両頬にかけて、反発性スポンジ等で形成された細長パッドCが鼻部を覆う立体マスクAの内面縁部全体に設けられ、この細長パッドCの厚みは約2.5mm〜3.0mm、幅が約12mm〜15mm、長さが約280mmで、この細長パッドCが調節カバー部B1と重なるところでは次第に薄くなり接合部3まで達する。
また、特に隙間の生じやすい鼻根部から両頬にかけて、金属製または合成樹脂等で形成された幅広で一本の形状固定材Eが設けられ、この形状固定材Eの厚みは約0.5mm〜1mm、幅が約4〜5mm、長さ約100mmで、鼻部を覆う立体マスクAの外面上部で不織布内に埋設されるか粘着材で接着されている。
この形状固定材Eを鼻の形と頬の側面に押し曲げることで細長パッドCが肌に接触し、更に、耳に負担のかかりにくい太目の耳かけ紐Fの引く力で細長パッドCが肌に密着し隙間を塞ぐことが出来るようにした。
さらに詳しくは図3の鼻部を覆う立体マスクを形成するための平面概略図で説明する。
1図、2図で示す口部を覆う立体マスクBにおいては、口部を覆う立体マスクBを形成する不織布は、鼻部を覆う立体マスクAと同じ不織布シートが用いられ、この不織布シートを用いて形成される口部を覆う立体マスクBは、不織布シートを略蝶々形に裁断し、接合可能な接合部2で接合されて、口部に十分な空間を保ちながら鼻部と口部を仕切る調節カバーB1を備えた、口部を覆う立体マスクBが形成される。
この口部を覆う立体マスクBの調節カバーB1は、鼻孔を塞がず上唇に接触しないように調節カバー部B1の角度を約140度上方に傾斜させ、この調節カバーB1を鼻と上唇の間の皮膚に接触させて鼻部と口部の空間を仕切り、また、この調節カバーB1の上部両端に設けた調節紐接合部D2に細目の調節紐Gを熱等で接合され、接合された細目の調節紐Gを太目の耳かけ紐Fに取り付けられて、調節カバーB1の閉まり具合を調節することができる。
また、調節カバー部B1の内面縁部には、口部内の息が漏れないように肌触りの良い反発性スポンジ等で形成された仕切りパッドB2が設けられ、この仕切りパッドB2は厚さが約2mm、幅が約5mm〜7mm、長さ約120mmの仕切りパッドB2が調節カバー部の内面縁部に接着剤等で粘着されている。
さらに詳しくは図4の口部を覆う立体マスクを形成するための平面概略図で説明する。
図3の鼻部を覆う立体マスクを形成するための平面概略図では、花粉やウイルス等が侵入しないように平面状の不織布が数枚集積された不織布シートが用いられ、この不織布シートを用いて形成される鼻部を覆う立体マスクAは略Tシャツ形に裁断され、略Tシャツ形に裁断された上部両端には耳かけ紐接合部Dが設けられ、また、略Tシャツ形に裁断された上部中央にはV字形にカットされ、このV字形カットが対面する接合可能な縁部を熱等で接合されて接合部1となり、この接合部1は鼻の鼻背を覆う長さが約50mm、鼻の高さと角度に対応する接合部1の角度が約55度下方に傾斜するように接合されている。また、略Tシャツ形に裁断されV字形カットのすぐ下には、大きめの折込みギャザーA1が二箇所もうけられ、この折込みギャザーA1の折込み幅は、折込み幅が互い違いになるように上部から約20mm、30mm、20mm、30mmとし、また折込みギャザーA1がスムーズに開きやすい様に、折込みラインの真ん中から約6mmずつ上にずらすことで、ギャザーを折り込んだとき段差が付き、折込みギャザーA1が開きやすくなっている。
図4の口部を覆う立体マスクを形成するための平面概略図では、鼻部を覆う立体マスクAと同様の不織布シートが用いられ、この不織布シートを用いて形成される口部を覆う立体マスクBは略蝶々形に裁断され、略蝶々形に裁断された上部は略半円形B3にカットされており、この略半円形B3にカットされた部分が鼻部と口部を仕切る調節カバー部B1となり、また調節カバー部B1の上部両端には調節紐接合部D2が設けられ、調節カバーB1の閉まり具合を調節する調節紐Gが接合される。
また、略蝶々形に裁断された下方は、蝶が左右対称に羽を広げた様に裁断され、この左右対称の広がりが対面する接合可能な接合部2を熱等で接合されて口部を覆う立体マスクBが形成され、形成された口部を覆う立体マスクBの下方両端には耳かけ紐接合部Dが設けられている。
図3と図4の接合において、図3の鼻部を覆う立体マスクAの下方にもうけた接合部3と、図4の口部を覆う立体マスクBの中程に設けた接合ライン、この接合ラインは適切な位置と角度を考量された接合部4で、接合部3を接合部4に重ね熱等で接合されて、鼻部と口部を別々に覆う一つの立体マスクの概略が形成される。
A 鼻部を覆う立体マスク
A1 折込みギャザー
B 口部を覆う立体マスク
B1 調節カバー部
B2 仕切りパッド
B3 略半円形
C 細長パッド
D 耳かけ紐接合部
D2 調節紐接合部
E 形状固定材
F 太目の耳かけ紐
G 調節紐
1、2、3、4 接合部

Claims (4)

  1. 立体マスクは、鼻部と口部を別々に覆う一つの立体マスクを形成するもので、この立体マスクを形成する部材は、花粉やウイルス等の侵入を防ぐように数枚の不織布が集積された不織布シートが用いられ、この不織布シートを用いて形成される鼻部を覆う立体マスクは、鼻の高低に対応し鼻呼吸がスムーズにできる空間を保つために、前記不織布シートを略Tシャツ形に裁断し、略Tシャツ形に裁断された上部中央がV字形にカットされ、このV字形カットが対面する接合可能な縁部を熱等で接合し、このV字形カットが接合された接合部の長さが鼻の鼻背を覆う長さで約50mm、鼻の高低に影響する接合部の角度を約55度下方に傾斜し前方にやや突出した接合部となり、また、この接合部からすぐ下には大きい折込みギャザーが二ヶ所設けられ、この折込みギャザーを必要に応じて縦に広げることで、鼻の高さに対応し鼻部の空間が保てるようにした鼻部を覆う立体マスクが形成される、また、自己の口臭や喫煙後などの嫌な臭いが鼻に付き息苦しくならないようにするための口部を覆う立体マスクは、鼻部を覆う立体マスクと同様の不織布シートを用い、この不織布シートを用いて略蝶々形に裁断し、略蝶々形に裁断された上部は半円形にカットされており、この半円形カットが鼻と唇の間の皮膚に接触し鼻部と口部を仕切る調節カバー部となり、また略蝶々形に裁断された下方は、蝶が大きく羽を広げたように裁断され、この大きく羽を広がった部分が対面する接合可能な縁部を熱等で接合されて、口部を覆う立体マスクが形成される、形成された口部を覆う立体マスクと前記鼻部を覆う立体マスクを適切な位置と角度を合わせ接合されて、一つのマスクに鼻部と口部を別々に覆うことを特徴とする立体マスク。
  2. 前記鼻部と口部を覆う立体マスクとが接合されて鼻部と口部を別々に覆う一つの立体マスクが形成され、この立体マスクを着用するさい、隙間の生じやすい鼻周辺部から両頬にかけての隙間を塞ぎ、また冬季等における立体マスク着用時での息漏れで眼鏡レンズが曇らないように、鼻部を覆う立体マスクの内面縁部全体に、反発性スポンジで形成された細長パッドが設けられ、この細長パッドの厚さが約2.5mm〜3.0mm、幅が約12mm〜15mm、長さが約230mmで、さらに細長パッドが皮膚に密着するように、鼻部を覆う立体マスクの外面縁部に金属製または合成樹脂等で形成された一本の幅広い形状固定材が、鼻根部をまたがし両頬にかけて不織布に埋設されるか、或いは接着剤で粘着されてなる、請求項1記載の立体マスク。
  3. 前記鼻部と口部を別々に覆う一つの立体マスクを着用する際、立体マスクが顔にフィットするように、伸縮性を有し耳に負担のかからないナイロンゴム製等で形成された太目の耳かけ紐が設けられ、また、鼻部と口部を仕切る調節カバー部の両端し設けられたナイロンゴム製等で出来た細目の調節紐が、太目の耳かけ紐に取付けられて調節カバー部の仕切りを調節できるようにした、請求項1記載の立体マスク。
  4. 鼻呼吸における爽快感と癒しをもたらすために、ローズ系やラベンダー系等の仄かな香りを鼻部を覆う立体マスクの不織布にしみ込まされた、請求項1記載の立体マスク。
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JP2019069066A (ja) * 2017-10-11 2019-05-09 株式会社サイプラス 鼾音抑制マスク
KR20220002956U (ko) * 2021-06-10 2022-12-19 주식회사 엠바이옴 비강 확장 기능을 갖는 보건용 마스크

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