JP3207607U - 整流体 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構成で効率的に散気できる整流体を提供する。【解決手段】周面に気体が通過可能な複数の微細孔を有する筒状のホース体5の外周に取り付けられる整流体6である。この整流体6は、ホース体5に固定された固定部16と、この固定部16に接続されホース体5の軸方向に対して傾斜状に配置されるガイド部17とを有している。そして、ホース体5に供給された気体は、ホース体5の微細孔から貯水槽の水中へ放出される。その放出された気体は、ガイド部17によって流動方向が制御される。すなわち、放出された気体は、ガイド部17に沿って斜めに上昇する。そのため、貯水槽内に上下方向の対流や水平方向の水流を発生させることができ、簡単な構成で効率的に散気できる。【選択図】図1
Description
本考案は、貯留された水に対流を発生させるために、周面に気体が通過可能な複数の微細孔を有するホース体の外周に取り付けられる整流体に関する。
従来、例えば養殖設備、畜養設備および廃水処理設備や、池、沼、湖およびダム等の静水域等の環境のように、貯留された水の水質を保全するためには、ブロア等で曝気することによって好気性微生物を活性化させる方法や、特許文献1のように、水流(対流)を起こすことによって酸素や養分を分散させて好気性微生物を活性化させる方法が知られている。
特許文献1の対流発生システムでは、水面で駆動する水平回転翼で対流を発生させるとともに、散気ヘッダーパイプで散気し水底に養分や酸素を供給することにより、好気性微生物を活性化させている。
しかしながら、上述の特許文献1の散気ヘッダーパイプでは、上方に向かって空気を散気するだけであるため、水底全体へ養分や酸素を供給することが困難である。
また、対流を発生させるための対流発生システムと、散気するための散気ヘッダーパイプとを用意する必要があるため、コストが上昇してしまう。
そして、水中で効率的に散気するためのホースとしては、周面に気体が通過可能な複数の微細孔を有する構成のものが知られており、このようなホースを用いて、簡単な構成で効率的に散気できる技術が求められていた。
本考案はこのような点に鑑みなされたもので、簡単な構成で効率的に散気できる整流体を提供することを目的とする。
請求項1記載の整流体は、周面に気体が通過可能な複数の微細孔を有するホース体の外周に取り付けられる整流体であって、前記ホース体の周面に固定される固定部と、この固定部に接続され前記ホース体の軸方向に対して傾斜状に配置されるガイド部とを有するものである。
請求項2記載の整流体は、請求項1記載の整流体において、固定部は、ホース体の外周に弾性的に嵌合されて固定される。
請求項3記載の整流体は、請求項1または2記載の整流体において、ガイド部は、角度調整可能に固定部に接続されているものである。
本考案によれば、ホース体に対して傾斜状に配置されたガイド部を有しているため、ホース体の微細孔から放出される気体の流動方向をガイド部で制御でき、簡単な構成で効率的に散気できる。
本考案の一実施の形態について、図面を参照して説明する。
図3および図4において、1は対流発生システムで、この対流発生システム1は、水が貯留された環境において、水中で散気することによってその水質を保全するために用いられる。
対流発生システム1は、水が貯留された貯水手段である例えば貯水槽2内に、複数(例えば2組)の散気ホース3が互いに平行になるように間隔を空けて設けられ、これら散気ホース3には、気体供給手段としてのポンプ4が接続されている。
貯水槽2は、平面視で長手方向を有する矩形状であり、各散気ホース3が、水底近傍から散気できるように、貯水槽2の長手方向に沿って互いに略平行に設けられる。
散気ホース3は、ポンプ4の駆動によって空気や酸素等の気体が供給されるホース体5と、このホース体5に取り付けられた整流体6とを備えている。
このホース体5は、図4に示すように、水面に浮遊可能なフロート体11から吊り下げられて、貯水槽2の底部(水底)の近傍に配置される。
フロート体11は、水面に浮遊可能なフロート本体12を有している。このフロート本体12の両端部には、貯水槽2の内側面に結合されたワイヤ10が接続されている。そして、フロート本体12に取り付けられた紐状の吊下部材13によってホース体5が吊り下げられる。
また、フロート本体12は、内部に図示しない通気路が設けられており、この通気路は、配管部材14を介してポンプ4に接続されているとともに、エアホース15を介してホース体5に接続されている。
すなわち、ポンプ4から供給される気体は、配管部材14を通ってフロート本体12内へ流入し、フロート本体12からエアホース15を通ってホース体5に流入する。
ホース体5は、ホース体5は、内部が空洞の円筒状であり、軸方向の両端部が閉塞されている。
また、ホース体5の周面には、気体が通過可能な複数の図示しない微細孔が設けられている。
そして、ホース体5に流入した気体は、ホース体5内を移動しながら微細孔から貯水槽2内の水中へ放出される。
図4に示すように、ホース体5には、その軸方向に沿って複数の整流体6が等間隔で取り付けられている。
図1および図2に示すように、整流体6は、固定部16がホース体5の周面に固定され、この固定部16にガイド部17が一体に接続されている。
固定部16は、可撓性を有する材料にて一部を切り欠いた円筒状、すなわち断面視にて円弧状に成形されている。具体的には、固定部16の内周面の周方向の長さは、ホース体5の外周面の周方向の長さの半分より長い。すなわち、ホース体5に固定部16を固定した状態では、ホース体5の外周面の周方向の半分以上がホース体5によって覆われる。
また、固定部16は、通常状態においてホース体5の外周よりもやや小径である。そして、固定部16は、通常状態より円弧の端部を外側へ拡げるように弾性変形させながら、ホース体5の周面に嵌合させて固定される。すなわち、固定部16は、ホース体5の外周に弾性的に嵌合されて固定される。
ガイド部17は、ホース体5の軸方向に対して先端側が上方へ向くように傾斜状に配置されている。
また、ガイド部17は、固定部と同様に一部が切り欠かれた円筒状に成形されている。具体的には、ガイド部17の内周面の周方向の長さは、ホース体5の外周面の周方向の長さの半分より短い。
次に、上記一実施の形態における作用等を説明する。
上記対流発生システム1において、貯水槽2内に貯留された水中において散気して水質を保全する際には、ポンプ4を駆動させて、散気ホース3に気体を供給する。
ポンプ4からの気体は、配管部材14を通ってフロート体11へ流入し、フロート体11からエアホース15を介してホース体5に流入する。
ホース体5に流入した気体は、周面に設けられた複数の微細孔から貯水槽2内の水中へ放出される。
ここで、ホース体5の外周には、整流体6が設けられている。そのため、ホース体5の微細孔から放出された気体は、整流体6のガイド部17に沿って流動する。
すなわち、ガイド部17がホース体5の軸方向に対して傾斜状に配置されているため、微細孔から放出された気体は、上下方向に真直ぐ上昇せずに、その傾斜状のガイド部17に沿って流動しながら斜めに上昇する。
そして、図3に示すように、例えば貯水槽2の幅方向の一方側(図3における下側)に配置された散気ホース3から放出されて上昇する気体は、長手方向の一方方向(図3における右方向)に流動し、貯水槽2の幅方向の他方側(図3における上側)に配置された散気ホース3から放出されて上昇する気体は、長手方向の他方方向(図3における左方向)へ流動する。
その結果、貯水槽2内では、上昇する気体に基づいて上下方向の対流が発生しその対流によって貯水槽2の底部近傍の水がエアリフト効果で上昇されるとともに、貯水槽2の幅方向における一方側と他方側とで水平方向における気体の流動方向がそれぞれ反対方向に制御されて貯水槽2内で水流が発生する。
そして、上記一実施の形態によれば、複数の微細孔を有するホース体5に取り付けられた整流体6がホース体5に対して傾斜状に配置されたガイド部17を有しているため、ホース体5の微細孔から放出される気体の水平方向の流動方向を制御できる。そのため、散気された気体によって、上下方向の対流を発生させることができるとともに、水平方向への水流を発生させることができ、散気された気体が貯水槽2内で分散しやすい。その結果、簡単な構成で貯水槽2内の水全体へ効率的に散気できるとともに、溶存酸素量も向上できる。
なお、上記一実施の形態では、貯水槽2内に散気ホース3が設けられた構成としたが、このような構成には限定されず、散気ホース3は、例えば観賞用の水槽、養殖設備、畜養設備および廃水処理設備や、池、沼、湖およびダム等の静水域等のように、水が貯水された水環境であれば適用できる。
水環境における散気ホース3の配置や配置される散気ホース3の数は、対流の発生状態や散気状態に応じて適宜決定できる。
また、散気ホース3は、水面に浮遊可能なフロート体11にホース体5が吊り下げられた構成としたが、このような構成には限定されず、フロート体11を設けずに、ポンプ4に配管部材14を介して接続されたホース体5を水環境の底部にいわゆる直置き状態で設置する構成や、ホース体5を水環境の底部に杭やボルトで固定する構成等にしてもよい。
フロート体11で散気ホース3を吊り下げる構成の場合には、フロート本体12にワイヤ10が接続された構成には限定されず、そのまま水面に浮遊させる構成等にしてもよい。
また、フロート本体12にワイヤ10が接続された構成の場合には、そのワイヤ10は、貯水槽2の内測面に結合された構成には限定されず、例えば貯水槽2の底面に杭等の支持部材を設置し、その支持部材にワイヤ10を結合する構成等にしてもよい。
ホース体5は、フロート体11を介して気体が供給される構成としたがこのような構成には限定されず、ポンプ4とホース体5とが配管部材で接続されて直接気体が供給される構成にしてもよい。
また、ホース体5は1箇所からのみ気体が供給される構成には限定されず、例えばホース体5の軸方向の両端部から気体が供給される構成にしてもよい。
ホース体5に取り付けられる整流体6の数は、ホース体5の大きさ等に応じて適宜設定できる。
整流体6は、ガイド部17が固定部16に一体に接続された構成としたが、このような構成には限定されず、ガイド部17が、固定部16に接続された基端部を中心に上下方向へ回動可能な構成にしてもよい。すなわち、整流体6は、固定部16に対してガイド部17を回動させることにより、ホース体5の軸方向に対するガイド部17の軸方向の傾斜角度を調整可能な構成にしてもよい。
このように散気ホース3は、ガイド部17が角度調整可能に固定部16に接続された構成にすることにより、例えばポンプ4による気体の吐出量等に基づいてガイド部17の傾斜角度を調整することで、貯水槽2の大きさや形状等に応じて気体の流動状態を細かに調整できるため、より適切に散気できる。
また、整流体6は、ガイド部17が固定部16に対して上下方向に回動可能であるだけでなく、ガイド部17がホース体5の軸方向に対して傾斜状に配置される構成であれば、例えばガイド部17が水平方向(左右方向)に回動可能である構成等にしてもよい。
さらに、ガイド部17が固定部16に対して回動可能な構成の場合には、ガイド部17が固定部16に回動可能に接続された構成であればよく、例えば、整流体6を可撓性を有する素材で成形する構成や、ガイド部17を固定部16にヒンジを介して接続する構成等を適宜適用できる。
また、複数の整流体6のガイド部17を同一の方向に同一の角度で回動させて傾斜させる構成には限定されず、各整流体6の傾斜角度や傾斜方向はそれぞれ適宜設定できる。
固定部16は、ホース体5の周面に嵌合されて固定される構成には限定されず、例えば締付部材や締結部材等の別体の固定手段によってホース体5に固定される構成や、ホース体5に接着して一体化される構成等にしてもよい。
5 ホース体
6 整流体
16 固定部
17 ガイド部
6 整流体
16 固定部
17 ガイド部
Claims (3)
- 周面に気体が通過可能な複数の微細孔を有するホース体の外周に取り付けられる整流体であって、
前記ホース体の周面に固定される固定部と、この固定部に接続され前記ホース体の軸方向に対して傾斜状に配置されるガイド部とを有する
ことを特徴とする整流体。 - 固定部は、ホース体の外周に弾性的に嵌合されて固定される
ことを特徴とする請求項1記載の整流体。 - ガイド部は、角度調整可能に固定部に接続されている
ことを特徴とする請求項1または2記載の整流体。
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