JP3207510U

JP3207510U - ドラム演奏用具トレイ

Info

Publication number: JP3207510U
Application number: JP2016003652U
Authority: JP
Inventors: 山口　哲哉; 哲哉山口
Original assignee: 山口　哲哉; 哲哉山口
Priority date: 2016-07-27
Filing date: 2016-07-27
Publication date: 2016-11-17
Anticipated expiration: 2026-07-27

Abstract

【課題】ドラム本体のテンションボルトに取り付けすることで、ドラム本体のフープ形状に依存せず、ドラム演奏者の身近に容易に設置できるドラムを演奏する際に使用するスティック、マレット、ブラシ等の用具を置くトレイを提供する。【解決手段】ドラムを演奏する際に使用するスティック、マレット、ブラシ等の用具を置くトレイにおいて、当該トレイはトレイ本体部１とトレイ本体部１に対して着脱可能に取り付けられたステー部２とからなり、ステー部２はドラム本体のテンションボルト３に引っかけるためのフック部とテンションボルト３にフック部が引っかかった状態でそれを支持する切り欠き部とを有する。これにより、テンションボルト３を緩めず容易にドラム本体のフープ形状に依存せずドラム演奏者の身近に設置できる。【選択図】図１

Description

本考案は、ドラムを演奏する際に使用するスティック、マレット、ブラシ等の用具を置くトレイに関するものである。

従来のドラムを演奏する際に使用するスティック、マレット、ブラシ等の用具の置き台としては、金属製のスタンドにネジ等で取り付けるタイプのものがある（非特許文献１）。
また、ドラム本体のフープに挟んで取り付けるタイプのものもある（非特許文献２）。

しかし、従来の金属製のスタンドに取り付けるドラム演奏用具の置き台（非特許文献１）は、組み立てやその調節に時間がかかり、かつ重く大きいために持ち運びが容易にできないという欠点があった。
また、狭いステージ上ではスタンド三脚部分の設置スペースが確保できず、ドラム演奏者の身近に設置できないこともあり、ドラムの演奏用具を持ち替える際に不便という欠点があった。

この問題点を改善したドラム本体のフープに挟んで取り付けるタイプのもの（非特許文献２）は、組み立てやその調節に時間がかからず持ち運びが容易ではあるが、取り付けに際してドラム本体のフープの形状に依存するという欠点があった。

「Pearl Drums 2015 Vol.2カタログ」パール楽器製造株式会社, ２０１５年, p.５７実用新案登録第３２０００１３号

解決しようとする問題点は、従来のドラム本体のフープに取り付けるドラム演奏用具の置き台では、取り付けに際しフープの形状に依存し、特殊な形状のフープには取り付けることができない点である。

上述した課題を解決するために、本考案は、ドラム本体のテンションボルトにテンションボルトを緩めず容易に取り付けできることを主要な特徴とする。

本考案によれば、取り付けに際してドラム本体のフープの形状に依存せず、かつ組み立てやその調節に時間がかからず持ち運びが容易であり、ドラム演奏者の身近に容易に設置できるため、ドラムの演奏用具を持ち替える際の不便さが解消される。

本考案の実施形態を示す斜視図である。図１のトレイ本体部を示す斜視図である。図１のトレイ本体部とステー部の平面図及び、その接合を示す図である。図１のステー部を示す斜視図及び、図１のステー部と図１のテンションボルトの接合を示す図である。

ドラム本体のフープの形状に依存せず、トレイをドラム演奏者の身近に容易に設置するという目的を、軽量で耐久性に優れたＡＢＳ樹脂の部材を用いて、最小の部品点数で実現した。

図１は、本考案の実施形態を示す斜視図であって、トレイ本体部１がステー部２と接合し、ドラム本体のテンションボルト３に取り付けれた状態を示す図である。

図２は、図１のトレイ本体部１を示す斜視図である。トレイ本体部１は、短辺４ａ、４ｂに側壁を設けないことで、コンパクトなサイズでありながら、ドラムの演奏用具の長さについて制限が少ない形状になっている。
本実施形態では、長辺を外寸２４０mm、短辺を外寸１２０mm、高さを外寸１５mm、厚みをそれぞれ３mmとし、部材には軽量で耐久性に優れたＡＢＳ樹脂を用いている。

図３（A）は、図１のトレイ本体部１とステー部２の平面を示す図である。トレイ本体部１の接合穴８にステー部２の突起部７を挿入する構成となっている。
図３（B）は、図１のトレイ本体部１とステー部２の底面斜視図である。ステー部２の突起部７の先端は両方向に突き出たツメ形状となっている。ステー部２の突起部７は先端部を除けば円柱形状となっており、トレイ本体部１の接合穴８に矢印の方向で挿入後は水平方向に３６０度回転可能な状態となり、挿入した状態から０度及び１８０度以外にある時は外れない構造となっている。

図４（A）は、図１のステー部２を示す斜視図である。ステー部２は、部材に軽量で耐久性に優れたＡＢＳ樹脂を用いている。ステー部２のフック部５がテンションボルト３に引っかかり、ステー部２の切り欠き部６がそれを支持する形状となっており、テンションボルトの太さについては６mmまでのものに取り付け可能とした。
図４（B）は、図１のステー部２と図１のテンションボルト３の接合する状態を示している。ステー部２を２個それぞれ２ケ所のテンションボルト３に取り付けてトレイ部１を支持する構成である。

本考案は、ドラムの演奏に係わる分野で利用できる。

１トレイ本体部
２ステー部
３テンションボルト
４ａトレイ短辺
４ｂトレイ短辺
５ステー部のフック部
６ステー部の切り欠き部
７ステー部の突起部
８トレイの接合穴

Claims

ドラムを演奏する際に使用するスティック、マレット、ブラシ等の用具を置くトレイにおいて、着脱可能なステー部によりドラム本体のテンションボルトにテンションボルトを緩めず取り付けできることを特徴とするトレイ。