JP3207078U - 集積回路、モータの駆動回路、モータアセンブリ及びその応用機器 - Google Patents

集積回路、モータの駆動回路、モータアセンブリ及びその応用機器 Download PDF

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Abstract

【課題】電気エネルギーの利用効率を向上できるモータの駆動回路に適用される集積回路、モータアセンブリ、及びこの駆動回路を用いる応用機器を提供する。【解決手段】集積回路18は、ハウジング19と、ハウジング内に配置される半導体基板と、ハウジングから延出されるいくつかのピン21と、半導体基板上に配置される整流器28を有する電子回路とを含む。整流器は、制御式スイッチを含む。【選択図】図4

Description

[0001]
本考案は、モータの駆動回路に関し、特に、モータの駆動回路に適用される集積回路、モータアセンブリ、及びこの駆動回路を用いる応用機器に関する。
[0002]
同期モータの始動過程において、ステータの電磁石は、交番磁界を発生させ、これは、順方向に回転する磁界及び逆方向に回転する磁界の合成磁界に相当する。そして、交番磁界は、永久磁石式ロータを引っ張り、偏向により振動させる。最後に、ロータの或る方向の回転が、急速に加速されて、ロータの偏向振動振幅が増加されると、ステータの交番磁界と同期する。一般に、モータの始動トルクは、同期モータが確実に始動できるように大きく設定されるので、モータは、低効率の作動点で動作する。更に、ロータは、初期付勢時の永久磁石式ロータの停止位置及び交流(AC)の極性が一定ではないので、毎回、確実に同じ方向に回転始動することができない。したがって、モータを有するファン及びポンプは、低い動作効率で作動する。
[0003]
モータの駆動回路を提供するものであり、この駆動回路は、外部交流電源の2つの端子の間に、前記モータと直列に接続される2方向交流スイッチと、前記2方向交流スイッチの制御端子に接続されるスイッチ制御回路と、前記モータのロータの磁界を検出し、前記スイッチ制御回路の前記制御端子に検出信号を出力するように構成される検出回路とを含み、前記2方向交流スイッチ、前記スイッチ制御回路、及び前記検出回路の少なくとも2つ又は全ては、集積されて、1つの集積回路になる。
[0004]
前記駆動回路は、更に、制御式半導体スイッチを有する整流器を備えることが好ましい。
[0005]
前記整流器は、並列に接続される2つの整流分岐部を備え、前記2つの整流分岐部の1つは、逆方向に直列に接続される1対の制御式半導体スイッチを備え、前記1対の制御式半導体スイッチは、1対の感光性半導体スイッチであり、前記駆動回路は、更に、前記1対の感光性半導体スイッチとそれぞれ結合される1対の発光部を備え、前記駆動回路は、更に、第1の信号端子及び第2の信号端子を備え、前記1対の発光部は、前記第1の信号端子と前記第2の信号端子との間に並列に接続されることが好ましい。
[0006]
前記整流器は、並列に接続される2つの整流分岐部を備え、前記2つの整流分岐部の1つは、逆方向に直列に接続される1対の制御式半導体スイッチを備え、前記駆動回路は、更に、第1の信号端子及び第2の信号端子を備え、1対の光結合器が、前記第1の信号端子と前記第2の信号端子との間に並列に接続され、前記1対の制御式半導体スイッチは、それぞれ、前記1対の光結合器によって制御されることが好ましい。
[0007]
前記整流器は、並列に接続される2つの整流分岐部を備え、前記2つの整流分岐部の1つは、逆方向に直列に接続される1対の制御式半導体スイッチを備え、前記1対の制御式半導体スイッチは、1対の1方向サイリスタであり、前記駆動回路は、更に、前記1対の1方向サイリスタのカソードに接続される第1の信号端子と、前記1対の1方向サイリスタの制御端子に接続される第2の信号端子とを備えることが好ましい。
[0008]
前記駆動回路は、更に、前記整流器と直列に接続される電圧降下部を備え、前記整流器は、前記モータが故障しているとき、電源を遮断するように、前記電圧降下部を制御することが好ましい。
[0009]
前記整流器は、前記集積回路に組み込まれ、前記集積回路は、前記制御式半導体スイッチを制御するための外部ピンを備えることが好ましい。
[0010]
前記整流器は、前記集積回路に組み込まれ、前記集積回路は、前記第1の信号端子及び前記第2の信号端子にそれぞれ接続される外部ピンを備えることが好ましい。
[0011]
前記スイッチ制御回路は、前記検出信号及び前記交流電源の極性に応じて、予め設定したように、前記2方向交流スイッチを、オン状態とオフ状態との間で切換制御するように構成されることが好ましい。
[0012]
好ましくは、集積回路を提供するものであり、この集積回路は、ハウジングと、前記ハウジング内に配置される半導体基板と、前記ハウジングから延出されるいくつかのピンと、前記半導体基板上に配置される整流器を有する電子回路とを含み、前記整流器は、制御式スイッチを備える。
本考案の一実施形態による単相永久磁石式同期モータを示す図である。 本考案の一実施形態による単相永久磁石式同期モータの概略回路図である。 図2に示す集積回路の実現方法の回路ブロック図である。 図2に示す集積回路の実現方法の回路ブロック図である。 一実施形態による、図2に示すモータの回路を示す図である。 図5に示すモータの回路の波形を示す図である。 他の実施形態による、図2に示すモータの回路を示す図である。 他の実施形態による、図2に示すモータの回路を示す図である。 他の実施形態による、図2に示すモータの回路を示す図である。 他の実施形態による、図2に示すモータの回路を示す図である。 他の実施形態による、図2に示すモータの回路を示す図である。 本考案の一実施形態による単相永久磁石式同期モータの概略回路図である。 図10に示す集積回路の実現方法の回路ブロック図である。 本考案の一実施形態による単相永久磁石式同期モータの概略回路図である。 上記のモータを含む水ポンプを示す図である。 上記のモータを含んで用いるファンを示す図である。
[0025]
以下、図面と共に、本考案の特定の実施形態を詳細に説明することにより、本考案の技術的解決手段及び他の有益な効果は明らかである。図面は、単に参照及び説明のためのものであり、本考案を限定するために用いられるものではないと理解できる。図面に示す寸法は、単に明確な記載を容易にするためのものであるが、比例関係に限定されるものではない。
[0026]
図1は、本考案の一実施形態による単相永久磁石式同期モータを示す。同期モータ10は、ステータと、ステータに対して相対的に回転可能なロータ11とを含む。ステータは、ステータコア12と、ステータコア12に巻き付けられるステータ巻線16とを含む。ステータコアは、純鉄、鋳鉄、鋳鋼、電気鋼、ケイ素鋼などの軟磁性材料から形成することができる。ロータ11は、永久磁石を含み、ロータ11は、ステータ巻線16が交流電源と直列に接続される場合、安定状態の段階の間、60f/p[rpm]の一定の回転速度で動作する(ここで、fは交流電源の周波数であり、pはロータの極対の数である)。本実施形態では、ステータコア12は、互いに対向する2つの極14を含む。各極14は、極弧15を含み、ロータ11の外面は、極弧15に対向し、ロータ11の外面と極弧15との間に、実質的に均一な空隙13が形成される。本考案による「実質的に均一な空隙」とは、ステータとロータとの間の大部分の空間に、均一な空隙が形成され、ステータとロータとの間の空間のわずかな部分に、不均一な空隙が形成されることを意味する。好ましくは、ステータの極の極弧15に、凹状の始動溝17を配設することができ、始動溝17ではなく極弧15の一部を、ロータと同心にすることができる。上記の構成では、不均一な磁界を形成することができ、ロータの極軸S1は、ロータが停止している場合(図1に示す)、ステータの極14の中心軸S2に対して相対的な傾斜角を有し、駆動回路の作用でモータに電源が投入されるたびに、ロータは、始動トルクを有することができる。具体的には、「ロータの極軸S1」とは、互いに異なる極性を有する2つの磁極の間の境界を指し、「ステータの極14の中心軸S2」とは、ステータの2つの極14の中心点を通る連結線を指す。本実施形態では、ステータ及びロータの両方が、2つの磁極を含む。ステータの磁極の数は、ロータの磁極の数に等しくなくてもよく、ステータ及びロータは、より多くの磁極(例えば、他の実施形態では、4つ又は6つの磁極)を有することができるものと理解できる。
[0027]
図2は、本考案の一実施形態による単相永久磁石式同期モータ10の概略回路図を示す。モータのステータ巻線16及び集積回路18は、交流電源24の2つの端子の間に直列に接続される。モータの駆動回路は、集積回路18に組み込まれ、駆動回路によって、モータは、モータに電源が投入されるたびに、一定の方向に始動することができる。
[0028]
図3は、集積回路18の実現方法を示す。集積回路は、ハウジング19と、ハウジング19から延出される2つのピン21と、ハウジング19内に実装される駆動回路とを含む。駆動回路は、半導体基板上に配設され、駆動回路は、モータのロータの磁界の極性を検出するように構成される検出回路20と、2つのピン21の間に接続される制御式2方向交流スイッチ26と、検出回路20によって検出されるロータの磁界の極性に基づいて、予め設定したように、制御式2方向交流スイッチ26を、オン状態とオフ状態との間で切換制御するように構成されるスイッチ制御回路30とを含む。
[0029]
好ましくは、スイッチ制御回路30は、交流電源24が正の半サイクルであり、ロータの磁界の極性が第1の極性である場合、又は交流電源24が負の半サイクルであり、ロータの磁界の極性が第1の極性とは逆の第2の極性である場合、制御式2方向交流スイッチ26をオンにするように構成される。この構成によって、ステータ巻線16は、モータの始動段階において、ロータを一定の方向にのみ引っ張ることができる。
[0030]
図4は、集積回路18の実現方法を示す。図4は、図4に示す集積回路が、更に、整流器28を含み、整流器28は、2つのピン21の間に、制御式2方向交流スイッチ26と並列に接続され、検出回路20に供給される直流を発生させることができる点で、図3とは異なる。本実施形態では、好ましくは、検出回路20は、磁気センサ(位置センサともいう)にすることができ、集積回路は、ロータの近くに設置されて、磁気センサが、ロータの磁界の変化を感知することができるようになっている。検出回路20は、磁気センサを含まなくてもよく、ロータの磁界の変化は、他の実施形態では、他の方法で検出することができるものと理解できる。本考案による実施形態では、モータの駆動回路は、集積回路に実装されるので、回路のコストを低減することができ、回路の信頼性を向上させることができる。更に、モータは、プリント回路基板(PCB)を含まなくてもよく、集積回路を適宜の位置に固定し、集積回路を、引込線を介して、モータの電線群及び電源に接続しさえすればよい。
[0031]
本考案による実施形態では、ステータ巻線16及び交流電源24は、2つのノードA及びBの間に直列に接続される。好ましくは、交流電源24は、50Hzや60Hzなどの固定周波数を有する商用交流電源にすることができ、供給電圧は、例えば、110V、220V又は230Vにすることができる。制御式2方向交流スイッチ26、及び直列に接続されたステータ巻線16及び交流電源24は、2つのノードA及びBの間に並列に接続される。好ましくは、制御式2方向交流スイッチ26は、トライアックにすることができ、その2つのアノードは、それぞれ、2つのピン21に接続される。制御式2方向交流スイッチ26は、逆方向に並列に接続される2つの1方向サイリスタを含むことができ、それぞれの制御回路は、予め設定したように、2つの1方向サイリスタを制御するように配設することができるものと理解できる。整流器28及び制御式2方向交流スイッチ26は、2つのピン21の間に並列に接続される。2つのピン21の間の交流は、整流器28によって、低電圧直流に変換される。検出回路20には、整流器28によって出力される低電圧直流を供給することができ、検出回路20は、同期モータ10の永久磁石式ロータ11の磁極の位置を検出し、それぞれの信号を出力するように構成することができる。
[0032]
スイッチ制御回路30は、整流器28、検出回路20、及び制御式2方向交流スイッチ26に接続され、スイッチ制御回路30は、検出回路20によって検出される永久磁石式ロータの磁極位置及び交流電源24の極性に関する情報に基づいて、予め設定したように、制御式2方向交流スイッチ26を、オン状態とオフ状態との間で切換制御して、モータの始動段階において、ステータ巻線16が、ロータ11を引っ張り、上述の一定の始動方向にのみ回転させるように構成される。本考案では、制御式2方向交流スイッチ26をオンにする場合、2つのピン21が短絡され、整流器28には、電流が流れないので、整流器28は、電気エネルギを消費せず、したがって、電気エネルギの利用効率を著しく向上させることができる。
[0033]
図5は、一実施形態による、図2に示すモータの回路を示す。モータのステータ巻線16は、集積回路18の2つのピン21の間に、交流電源24と直列に接続される。2つのノードA及びBは、それぞれ、2つのピン21に接続される。トライアック26の第1のアノードT2は、ノードAに接続され、トライアック26の第2のアノードT1は、ノードBに接続される。整流器28は、2つのノードA及びBの間に、トライアック26と並列に接続される。2つのノードA及びBの間の交流電圧は、整流器28によって、低直流電圧に変換される(好ましくは、低電圧は、3V〜18Vの範囲内である)。整流器28は、第1の抵抗器R1と、第2の抵抗器R2と、2つのノードA及びBの間に逆方向に並列に接続される第1のツェナーダイオードZ1及び第2のツェナーダイオードZ2とを含む。整流器28の高電圧出力端子Cが、第1の抵抗器R1と第1のツェナーダイオードZ1のカソードとの接続点に形成され、整流器28の低電圧出力端子Dが、第2の抵抗器R2と第2のツェナーダイオードZ2のアノードとの接続点に形成される。電圧出力端子Cは、位置センサ20の正の電源端子に接続され、電圧出力端子Dは、位置センサ20の負の電源端子に接続される。スイッチ制御回路30の3つの端子は、それぞれ、整流器28の高電圧出力端子C、位置センサ20の出力端子H1、及びトライアック26の制御電極Gに接続される。スイッチ制御回路30は、第3の抵抗器R3と、第5のダイオードD5と、位置センサ20の出力端子H1と制御式2方向交流スイッチ26の制御電極Gとの間に直列に接続される第4の抵抗器R4及び第6のダイオードD6とを含む。第6のダイオードD6のアノードは、制御式2方向交流スイッチ26の制御電極Gに接続される。第3の抵抗器R3の一方の端子は、整流器28の高電圧出力端子Cに接続され、第3の抵抗器R3の他方の端子は、第5のダイオードD5のアノードに接続される。第5のダイオードD5のカソードは、制御式2方向交流スイッチ26の制御電極Gに接続される。
[0034]
図6を参照して、上述の回路の動作原理を説明する。図6において、Vacは、交流電源24の電圧の波形を示し、Iacは、ステータ巻線16を流れる電流の波形を示す。ステータ巻線16の誘導特性により、電流Iacの波形は、電圧Vacの波形よりも遅れる。V1は、ツェナーダイオードZ1の2つの端子の間の電圧の波形を示し、V2は、ツェナーダイオードZ2の2つの端子の間の電圧の波形を示し、Vcdは、整流器28の2つの出力端子C及びDの間の電圧の波形を示し、Haは、位置センサ20の出力端子H1から出力される信号の波形を示し、Hbは、位置センサ20によって検出されるロータの磁界を示す。この実施形態では、位置センサ20に正常に電源が供給される場合、検出されたロータの磁界がN極の場合には、出力端子H1は、論理highレベルを出力し、或いは、検出されたロータの磁界がS極の場合には、出力端子H1は、論理lowレベルを出力する。
[0035]
位置センサ20によって検出されるロータの磁界HbがN極の場合、交流電源の第1の正の半サイクルにおいて、供給電圧は、時刻t0から時刻t1の期間に漸増し、位置センサ20の出力端子H1は、highレベルを出力し、電流が、抵抗器R1、抵抗器R3、ダイオードD5、及びトライアック26の制御電極G及び第2のアノードT1を順次流れる。制御電極G及び第2のアノードT1を流れる駆動電流がゲートトリガ電流Igよりも大きい場合、トライアック26はオンになる。一旦トライアック26がオンになると、2つのノードA及びBは短絡され、モータのステータ巻線16を流れる電流は、大きい順方向電流がステータ巻線16を流れるまで漸増し、ロータ11は、図3に示すように、時計回り方向に回転駆動される。2つのノードA及びBが短絡されるので、時刻t1から時刻t2の期間に、整流器28には、電流が流れない。したがって、抵抗器R1及びR2は、電気エネルギを消費せず、位置センサ20の出力は、電源電圧が無いので、停止される。トライアック26の2つのアノードT1及びT2には、十分に大きい電流(保持電流Iholdよりも大きい電流)が流れるので、制御電極G及び第2のアノードT1に、駆動電流が流れない場合、トライアック26は、オン状態に維持される。交流電源の負の半サイクルにおいて、時刻t3の後、T1及びT2を流れる電流は、保持電流Iholdよりも小さく、トライアック26はオフになり、電流は、整流器28を流れ始め、位置センサ20の出力端子H1は、再び、highレベルを出力する。点Cの電位が点Eの電位よりも低いので、トライアック26の制御電極G及び第2のアノードT1には、駆動電流が流れず、トライアック26は、オフ状態に維持される。整流器28の抵抗器R1及びR2の抵抗は、モータのステータ巻線16の抵抗よりもはるかに大きいので、現在、ステータ巻線16を流れる電流は、時刻t1から時刻t2の期間にステータ巻線16を流れる電流よりもはるかに小さく、ロータ11の駆動力は無い。したがって、ロータ11は、慣性効果により、時計回り方向に回転し続ける。交流電源の第2の正の半サイクルにおいて、第1の正の半サイクルと同様に、電流は、抵抗器R1、抵抗器R3、ダイオードD5、及びトライアック26の制御電極G及び第2のアノードT1を順次流れる。トライアック26は、再びオンになり、ステータ巻線16を流れる電流は、ロータ11を時計回り方向に回転駆動し続ける。同様に、2つのノードA及びBが短絡されるので、抵抗器R1及びR2は、電気エネルギを消費せず、電源の負の半サイクルにおいて、トライアック26の2つのアノードT1及びT2を流れる電流は、保持電流Iholdよりも小さく、トライアック26は、再びオフになり、ロータは、慣性効果により、時計回り方向に回転し続ける。
[0036]
時刻t4で、位置センサ20によって検出されるロータの磁界Hbは、N極からS極に変化し、交流電源は正の半サイクルであり、トライアック26はオンになり、2つのノードA及びBは短絡され、整流器28には、電流が流れない。交流電源の負の半サイクルの後、トライアック26の2つのアノードT1及びT2を流れる電流は漸減し、時刻t5で、トライアック26はオフになる。その後、電流は、トライアック26の第2のアノードT1及び制御電極G、ダイオードD6、抵抗器R4、位置センサ20、抵抗器R2、及びステータ巻線16を順次流れる。駆動電流が漸増するにつれて、時刻t6で、トライアック26は再びオンになり、2つのノードA及びBは再び短絡され、抵抗器R1及びR2は電気エネルギを消費せず、位置センサ20の出力は、電源電圧が無いので、停止される。ステータ巻線16には、大きい逆方向電流が流れ、ロータの磁界がS極なので、ロータ11は、時計回り方向に駆動され続ける。時刻t5から時刻t6の期間に、第1のツェナーダイオードZ1及び第2のツェナーダイオードZ2はオンになるので、整流器28の2つの出力端子C及びDの間に、電圧が出力される。時刻t7で、交流電源は、再び、正の半サイクルになり、一旦トライアック26を流れる電流がゼロと交差すると、トライアック26はオフになり、その後、制御回路の電圧は漸増する。電圧が漸増するにつれて、電流は、整流器28を流れ始め、位置センサ20の出力端子H1は、lowレベルを出力し、トライアック26の制御電極G及び第2のアノードT1には、駆動電流が流れず、したがって、トライアック26はオフになる。ステータ巻線16を流れる電流が小さいので、ロータ11の駆動力は発生しない。時刻t8で、電源は正の半サイクルであり、位置センサはlowレベルを出力し、電流がゼロと交差した後、トライアック26はオフ状態に維持され、ロータは、慣性効果により、時計回り方向に回転し続ける。本考案では、ステータ巻線に電源が投入された後、1回だけ円回転させることによって、ステータの磁界と同期するように、ロータを加速することができる。
[0037]
本考案の実施形態による回路では、モータは、モータに電源が投入されるたびに、確実に同じ方向に始動且つ回転することができる。ファンや水ポンプなどの用途では、ロータによって駆動される扇状部及びインペラは、湾曲ベーンを有することができるので、ファン及び水ポンプの効率が向上する。更に、本考案の実施形態では、一旦トライアックがオンになると、トライアックには駆動電流が流れないが、トライアックがオン状態に維持されるというトライアックの特性を利用することによって、トライアックがオンになった後、整流器28の抵抗器R1及び抵抗器R2が、依然として、電気エネルギを消費することを回避し、したがって、電気エネルギの利用効率を著しく向上させることができる。
[0038]
図7は、一実施形態による、図2に示すモータの回路を示す。モータのステータ巻線16は、集積回路18の2つのピン21の間に、交流電源24と直列に接続される。2つのノードA及びBは、それぞれ、2つのピン21に接続される。トライアック26の第1のアノードT2は、ノードAに接続され、トライアック26の第2のアノードT1は、ノードBに接続される。整流器28は、2つのノードA及びBの間に、トライアック26と並列に接続される。2つのノードA及びBの間の交流は、整流器28によって、低電圧直流に変換され、好ましくは、低電圧は、3V〜18Vの範囲内である。整流器28は、2つのノードA及びBの間に直列に接続される第1の抵抗器R1及び全波ブリッジ整流器を含む。第1の抵抗器R1は、電圧降下部として用いることができ、全波ブリッジ整流器は、並列に接続される2つの整流分岐部を含み、2つの整流分岐部の一方は、逆方向に直列に接続される第1のダイオードD1及び第3のダイオードD3を含み、2つの整流分岐部の他方は、逆方向に直列に接続される第2のツェナーダイオードZ2及び第4のツェナーダイオードZ4を含み、整流器28の高電圧出力端子Cが、第1のダイオードD1のカソードと第3のダイオードD3のカソードとの接続点に形成され、整流器28の低電圧出力端子Dが、第2のツェナーダイオードZ2のアノードと第4のツェナーダイオードZ4のアノードとの接続点に形成される。出力端子Cは、位置センサ20の正の電源端子に接続され、出力端子Dは、位置センサ20の負の電源端子に接続される。スイッチ制御回路30は、第3の抵抗器R3と、第4の抵抗器R4と、位置センサ20の出力端子H1と制御式2方向交流スイッチ26の制御電極Gとの間に逆方向に直列に接続される第5のダイオードD5及び第6のダイオードD6とを含む。第5のダイオードD5のカソードは、位置センサの出力端子H1に接続され、第6のダイオードD6のカソードは、制御式2方向交流スイッチの制御電極Gに接続される。第3の抵抗器R3の一方の端子は、整流器の高電圧出力端子Cに接続され、第3の抵抗器R3の他方の端子は、第5のダイオードD5のアノードと第6のダイオードD6のアノードとの接続点に接続される。第4の抵抗器R4の2つの端子は、それぞれ、第5のダイオードD5のカソード及び第6のダイオードD6のカソードに接続される。
[0039]
図8は、一実施形態による、図2に示すモータの回路を示す。この実施形態は、図7のツェナーダイオードZ2及びZ4の代わりに、図8の整流器の一般的なダイオードD2及びD4を用いる点で、前述の実施形態とは異なる。更に、電圧調整器としてのツェナーダイオードZ7が、図8の整流器28の2つの出力端子C及びDの間に接続される。
[0040]
図9は、一実施形態による、図2に示すモータの回路を示す。同期モータのステータ巻線16は、集積回路18の2つのピン21の間に、交流電源24と直列に接続される。2つのノードA及びBは、それぞれ、2つのピン21に接続される。トライアック26の第1のアノードT2は、ノードAに接続され、トライアック26の第2のアノードT1は、ノードBに接続される。整流器28は、2つのノードA及びBの間に、トライアック26と並列に接続される。2つのノードA及びBの間の交流は、整流器28によって、低電圧直流に変換され、好ましくは、低電圧は、3V〜18Vの範囲内である。整流器28は、2つのノードA及びBの間に直列に接続される第1の抵抗器R1及び全波ブリッジ整流器を含む。第1の抵抗器R1は、電圧降下部として用いることができる。全波ブリッジ整流器は、並列に接続される2つの整流分岐部を含み、2つの整流分岐部の一方は、逆方向に直列に接続される2つの1方向サイリスタS1及びS3を含み、2つの整流分岐部の他方は、逆方向に直列に接続される第2のダイオードD2及び第4のダイオードD4を含む。整流器28の高電圧出力端子Cが、1方向サイリスタS1のカソードと1方向サイリスタS3のカソードとの接続点に形成され、整流器28の低電圧出力端子Dが、第2のダイオードD2のアノードと第4のダイオードD4のアノードとの接続点に形成される。出力端子Cは、位置センサ20の正の電源端子に接続され、出力端子Dは、位置センサ20の負の電源端子に接続される。スイッチ制御回路30は、第3の抵抗器R3と、NPNトライオードT6と、位置センサ20の出力端子H1と制御式2方向交流スイッチ26の制御電極Gとの間に直列に接続される第4の抵抗器R4及び第5のダイオードD5とを含む。第5のダイオードD5のカソードは、位置センサの出力端子H1に接続される。第3の抵抗器R3の一方の端子は、整流器の高電圧出力端子Cに接続され、第3の抵抗器R3の他方の端子は、位置センサの出力端子H1に接続される。NPNトライオードT6のベースは、位置センサの出力端子H1に接続され、NPNトライオードT6のエミッタは、第5のダイオードD5のアノードに接続され、NPNトライオードT6のコレクタは、整流器の高電圧出力端子Cに接続される。
[0041]
この実施形態では、制御信号が、2つの端子SC1及びSC2を介して、2つのスイッチS1及びS3の制御端子に入力される。S1及びS3は、端子SC2からの制御信号入力がhighレベルの場合、オンになり、或いは、S1及びS3は、端子SC2からの制御信号入力がlowレベルの場合、駆動電流が無いのでオフになる。この構成に基づいて、駆動回路が正常に動作する場合、端子SC2からhighレベルを入力することによって、予め設定したように、オン状態とオフ状態との間で、S1及びS3を切り換えることができる。例外が生じた(例えば、モータのロータがロックされた)ので、モータを停止しなければならない場合、端子SC2からの制御信号入力をhighレベルからlowレベルに変えることによって、S1及びS3をオフにする。この場合、トライアック26、整流器28及び位置センサ20をオフにして、回路全体を確実にゼロ負荷状態にする。一方、例外の場合、依然として連続する電力供給により、電圧降下部が過熱するのを回避する。
[0042]
1方向サイリスタS1及びS3の代わりに、他の型の制御式半導体スイッチを用いることができることを理解されたい。
[0043]
図9Aは、他の実施形態による、図2に示すモータの回路を示す。図9に示す実施形態とは異なり、図9Aでは、整流器は、2つの光結合器を含み、整流器の一方の整流分岐部は、逆方向に直列に接続されるダイオードD2及びD4を含み、他方の整流分岐部は、逆方向に直列に接続される2つの感光性半導体スイッチS1及びS3を含み、1つの光結合器は、感光性半導体スイッチS1/S3の各々及び発光部D1/D3から構成され、2つの光結合器の2つの発光部D1及びD3は、2つの端子SC1及びSC2の間に並列に接続される。電流が、端子SC1及びSC2の間に流れて、発光部D1及びD3を付勢して発光すると、感光性半導体スイッチS1及びS3は、受光して、電流を発生させる。この構成に基づいて、駆動回路が正常に動作する場合、予め設定したように、端子SC1及びSC2に電流を流すことによって、予め設定したように、オン状態とオフ状態との間で、2つのスイッチS1及びS3を切り換えることができる。例外が生じた(例えば、モータのロータがロックされた)ので、モータを停止しなければならない場合、端子SC1及びSC2に電流を流さないことによって、S1及びS3をオフにする。例外の場合、依然として連続する電力供給により、電圧降下部が過熱するのを回避する。本実施形態では、感光性半導体スイッチS1及びS3は、感光性1方向サイリスタである。他の実施形態では、他の型の感光性半導体スイッチを用いることもできることを理解されたい。
[0044]
図9Bは、更に他の実施形態による、図2に示すモータの回路を示す。図9Aに示す実施形態とは異なり、図9Bでは、整流器は、2つの光結合器を含み、整流器の一方の整流分岐部は、逆方向に直列に接続されるダイオードD2及びD4を含み、他方の整流分岐部は、逆方向に直列に接続される2つの1方向サイリスタS1及びS3を含む。2つの1方向サイリスタS1及びS3の制御端子は、それぞれ、2つの光結合器の2つの感光性半導体スイッチO1及びO3の電流出力端子に接続され、1つの光結合器は、感光性半導体スイッチO1/O3の各々及び発光部D1/D3から構成され、2つの光結合器の2つの発光部D1及びD3は、2つの端子SC1及びSC2の間に並列に接続される。電流が、端子SC1及びSC2の間に流れて、発光部D1及びD3を付勢して発光すると、感光性半導体スイッチO1及びO3は、受光して電流を発生させて、スイッチS1及びS3を駆動してオンにする。この構成に基づいて、駆動回路が正常に動作する場合、予め設定したように、端子SC1及びSC2に電流を流すことによって、予め設定したように、オン状態とオフ状態との間で、2つのスイッチS1及びS3を切り換えることができる。フィルタが、それぞれ、スイッチS1及びS3の各々の2つの端子の間に並列に接続されて、過電流を吸収することによって、トリガ信号が無い場合に、誤ってスイッチS1及びS3をオンにするのを回避する。好ましくは、フィルタは、スイッチS1/S3の2つの端子の間に直列に接続される抵抗器及びコンデンサを含む。例外が生じた(例えば、モータのロータがロックされた)ので、モータを停止しなければならない場合、端子SC1及びSC2の間に電流を流さないことによって、S1及びS3をオフにして、これにより、例外の場合、依然として連続する電力供給により、電圧降下部が過熱するのを回避する。本実施形態では、感光性半導体スイッチO1及びO3は、感光性1方向サイリスタである。他の実施形態では、他の型の感光性半導体スイッチを用いることもできることを理解されたい。スイッチS1及びS3は、1方向サイリスタであり、他の実施形態では、他の型の制御式半導体スイッチを用いることもできることを理解されたい。この実施形態では、光結合器によって、より大きい駆動電流を供給することができ、整流器は、より大きい電流に対応するスイッチS1及びS3を用いることができる。したがって、2方向交流スイッチの制御端子に、より大きい駆動電流が供給され、より大きい電流定格を有する2方向交流スイッチを用いることができる。
[0045]
図10は、本考案の一実施形態による単相永久磁石式同期モータ10の概略回路図を示す。モータのステータ巻線16は、交流電源24の2つの端子の間に、集積回路18と直列に接続される。モータの駆動回路は、集積回路18に組み込まれ、駆動回路によって、モータは、モータに電源が投入されるたびに、一定の方向に始動することができる。本考案では、モータの駆動回路は、集積回路に実装されるので、回路のコストを低減することができ、回路の信頼性を向上させることができる。
[0046]
本考案では、実際の状況に基づいて、整流器、検出回路、スイッチ制御回路、制御式2方向交流スイッチの全て又は一部を、集積回路に組み込むことができる。例えば、図3に示すように、検出回路、スイッチ制御回路及び制御式2方向交流スイッチのみは、集積回路に組み込まれ、整流器は、集積回路の外側に配設される。
[0047]
例えば、図10及び図11の実施形態に示すように、電圧降下回路32及び制御式2方向交流スイッチ26は、集積回路の外側に配設され、整流器(整流ブリッジを含むだけでもよいが、電圧降下抵抗器又は他の電圧降下アセンブリを含まなくてもよい)、検出回路及びスイッチ制御回路は、集積回路に組み込まれる。本実施形態では、低電力部は、集積回路に組み込まれ、高電力部としての電圧降下回路32及び制御式2方向交流スイッチ26は、集積回路の外側に配設される。図12に示すような実施形態では、電圧降下回路32は、集積回路に組み込むことができ、制御式2方向交流スイッチは、集積回路の外側に配設される。図9、図9A及び図9Bに示すような整流器が集積回路に組み込まれる場合、集積回路には、好ましくは、第1の信号端子及び第2の信号端子にそれぞれ接続される外部ピンが設けられる。したがって、集積回路から、制御信号が入力されて、2つの半導体スイッチS1及びS3を制御する。
[0048]
図13は、上記のモータを用いる水ポンプ50を示す。水ポンプ50は、ポンプ室52を有するポンプハウジング54と、ポンプ室と連通する入口56及び出口58と、ポンプ室に回転可能に配設されるインペラ60と、インペラを駆動するように構成されるモータアセンブリとを含む。図14は、上記のモータを用いるファンを示す。このファンは、モータの出力軸を介して、直接的又は間接的に駆動される扇状部70を含む。
[0049]
本考案の実施形態による単相永久磁石式同期モータでは、単相永久磁石式同期モータは、単相永久磁石式同期モータに電源が投入されるたびに、確実に一定の方向に始動且つ回転する。換気扇やレンジフードなどのファンや、循環ポンプやウェットピットポンプなどの水ポンプの用途では、ロータによって駆動される扇状部及びインペラは、湾曲ベーンを有することができるので、ファン及び水ポンプの効率が向上する。
[0050]
別の実施形態によるモータアセンブリでは、モータは、ノードAとノードBとの間に、2方向交流スイッチと直列に接続することができ、ノードA及びノードBは、それぞれ、交流電源の2つの端子に接続することができる。
[0051]
本考案の実施形態によるモータアセンブリは、ポンプ、ファン、家庭用電気機器、又は車両に適用することができるが、これらに限定されるものではなく、家庭用電気機器は、洗濯機、食器洗浄機、レンジフード、換気ファン等を含むことができる。
[0052]
上記は、本考案の好ましい実施形態にすぎず、本考案の保護範囲を規定することを意図するものではない。本考案の精神及び原理内でなされるいかなる変更、均等な代替、改良等は全て、本考案の保護範囲に含まれる。例えば、本考案による駆動回路は、単相永久磁石式同期モータに適用されるだけでなく、単相ブラシレス直流モータなどの他の型の永久磁石式モータにも適用される。
10 モータ
11 ロータ
12 ステータコア
13 空隙
14 極
15 極弧
16 ステータ巻線
17 始動溝
18 集積回路
19 ハウジング
20 検出回路/位置センサ
21 ピン
24 交流電源
26 制御式2方向交流スイッチ/トライアック
28 整流器
30 スイッチ制御回路
32 電圧降下回路
50 水ポンプ
52 ポンプ室
54 ポンプハウジング
56 入口
58 出口
60 インペラ
70 扇状部
A,B ノード
C,D 出力端子
D1〜D6 ダイオード
G 制御電極
H1 出力端子
O1,O3 感光性半導体スイッチ
R1〜R4 抵抗器
S1 極軸/1方向サイリスタ/スイッチ
S2 中心軸
S3 1方向サイリスタ/スイッチ
SC1,SC2 端子
T1,T2 アノード
T6 NPNトライオード
Z1,Z2,Z4,Z7 ツェナーダイオード

Claims (10)

  1. モータの駆動回路であって、
    外部交流電源の2つの端子の間に、前記モータと直列に接続される2方向交流スイッチと、
    前記2方向交流スイッチの制御端子に接続されるスイッチ制御回路と、
    前記モータのロータの磁界を検出し、前記スイッチ制御回路の前記制御端子に検出信号を出力するように構成される検出回路と、を備え、
    前記2方向交流スイッチ、前記スイッチ制御回路、及び前記検出回路の少なくとも2つ又は全ては、集積されて、1つの集積回路になることを特徴とする駆動回路。
  2. 更に、制御式半導体スイッチを有する整流器を備えることを特徴とする、請求項1に記載の駆動回路。
  3. 前記整流器は、並列に接続される2つの整流分岐部を備え、前記2つの整流分岐部の1つは、逆方向に直列に接続される1対の制御式半導体スイッチを備え、前記1対の制御式半導体スイッチは、1対の感光性半導体スイッチであり、前記駆動回路は、更に、前記1対の感光性半導体スイッチとそれぞれ結合される1対の発光部を備え、前記駆動回路は、更に、第1の信号端子及び第2の信号端子を備え、前記1対の発光部は、前記第1の信号端子と前記第2の信号端子との間に並列に接続されることを特徴とする、請求項2に記載の駆動回路。
  4. 前記整流器は、並列に接続される2つの整流分岐部を備え、前記2つの整流分岐部の1つは、逆方向に直列に接続される1対の制御式半導体スイッチを備え、前記駆動回路は、更に、第1の信号端子及び第2の信号端子を備え、1対の光結合器が、前記第1の信号端子と前記第2の信号端子との間に並列に接続され、前記1対の制御式半導体スイッチは、それぞれ、前記1対の光結合器によって制御されることを特徴とする、請求項2に記載の駆動回路。
  5. 前記整流器は、並列に接続される2つの整流分岐部を備え、前記2つの整流分岐部の1つは、逆方向に直列に接続される1対の制御式半導体スイッチを備え、前記1対の制御式半導体スイッチは、1対の1方向サイリスタであり、前記駆動回路は、更に、前記1対の1方向サイリスタのカソードに接続される第1の信号端子と、前記1対の1方向サイリスタの制御端子に接続される第2の信号端子とを備えることを特徴とする、請求項2に記載の駆動回路。
  6. 更に、前記整流器と直列に接続される電圧降下部を備え、前記整流器は、前記モータが故障しているとき、電源を遮断するように、前記電圧降下部を制御することを特徴とする、請求項2乃至5のいずれか一項に記載の駆動回路。
  7. 前記整流器は、前記集積回路に組み込まれ、前記集積回路は、前記制御式半導体スイッチを制御するための外部ピンを備えることを特徴とする、請求項2乃至5のいずれか一項に記載の駆動回路。
  8. 前記整流器は、前記集積回路に組み込まれ、前記集積回路は、前記第1の信号端子及び前記第2の信号端子にそれぞれ接続される外部ピンを備えることを特徴とする、請求項3乃至5のいずれか一項に記載の駆動回路。
  9. 前記スイッチ制御回路は、前記検出信号及び前記交流電源の極性に応じて、予め設定したように、前記2方向交流スイッチを、オン状態とオフ状態との間で切換制御するように構成されることを特徴とする、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の駆動回路。
  10. ハウジングと、前記ハウジング内に配置される半導体基板と、前記ハウジングから延出されるいくつかのピンと、前記半導体基板上に配置される整流器を有する電子回路とを備え、前記整流器は、制御式スイッチを備えることを特徴とする集積回路。
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