JP3206901U - ガイド付き除雪具 - Google Patents

Abstract

【課題】アームの棒状部に起因する雪柱の一部再結合による労力増加を防ぐことができるガイド付き除雪具を提供する。【解決手段】ガイド付き除雪具１は、雪が載置されるバケット２と、バケット２に接合されたアーム３とを備える。アーム３は、バケット２の両側に接続される一対の棒状部４と、棒状部４の間に延びる把持部５とを備え、棒状部４には、棒状部４から起立するガイド６を設けることを特徴とする。ガイド付き除雪具１を、切り目に沿って底部に差し込むと、矢を打ったように雪柱が分離する。【選択図】図１

Description

本考案は、屋根等からの雪下ろしに用いる除雪具に関する。

屋根等から雪下ろしを効率化するため、本出願人は先に雪カッター（登録実用新案公報第３１８４３８８号）を考案した。これを使って屋根等の雪を四角柱状に切って、従来の除雪具をその底部に差し込み、四角柱状のブロック雪を除雪具に載せて移動し、屋根等からの除雪作業を効率的に行うことができるようになった。

しかしながら、従来の除雪具を四角柱状の雪の底部に差し込む際に、アームの棒状部が雪柱の切断面に斜めの方向で押し込まれるため、切断面が変形し隣の雪柱と一部再結合し雪四角柱が容易に分離されず、分離するため除雪具を上下するなどの労力がかかり、大きな負担になっていた。

本考案は、上記のようなアームの棒状部に起因する雪柱の一部再結合による労力増加を防ぐことを課題とした。

本考案は、雪が載置されるバケットと、前記バケットに接合されたアームとを備える除雪具であって、前記アームは、前記バケットの両側に接続される一対の棒状部と、前記棒状部の間に延びる把持部とを備え、前記棒状部に前記棒状部から起立するガイドを設けることを特徴とするガイド付き除雪具である。

本考案により、雪カッターにて切断された雪の切れ目にガイドが当たり、雪に切り目のできている状態で、バケットが刺さり、アームの棒状部に起因する雪柱の一部再結合による労力増加が解消する。

本考案を示すガイド付き除雪具である。 本考案のガイド付き除雪具のガイド断面図である。 本考案のガイド付き除雪具の別形態のガイド断面図である。

本考案を図１にて説明する。本考案は除雪具１のアーム３の棒状部４中央付近よりバケット２の接合部までの上部にガイド６を設けるものである。
本考案のガイド６は、約４００ｍｍ×約４０ｍｍの鉄板を用いることができる。
図２に示したように、ガイド６はその近位縁７をアーム３の棒状部４にガイド６を起立させるように固定させることができる。このガイドにより切断面の再結合を防ぐことが可能になる。
又本考案のガイド６は、図３に示したように約４００ｍｍ×約７０ｍｍの鉄板を用いることができる。その短辺の長さを二等分に折り曲げるとともに、その折り曲げ線を遠位縁８とし、その反対側を近位縁７とするものでも良い。この場合，近位縁７をアーム３の棒状部４に二辺で溶接する。このような構成にすることによって、強度が増し変形しにくいという効果をさらに奏することができる。

１．ガイド付き除雪具
２．バケット
３．アーム
４．棒状部
５．把持部
６．ガイド
７．近位縁
８．遠位縁

Claims (1)

1. 雪が載置されるバケットと、前記バケットに接合されたアームとを備える除雪具であって、
   前記アームは、前記バケットの両側に接続される一対の棒状部と、前記棒状部の間に延びる把持部とを備え、
   前記棒状部には、前記棒状部から起立するガイドを設けることを特徴とするガイド付き除雪具。

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