JP3206794U - 湿球ガーゼ取付治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】環境試験機における湿球温度計において、測温体に湿球ガーゼを簡便に取付けることが可能な取付治具を提供する。【解決手段】二段形状の中空円柱状の湿球ガーゼ取付治具1で、切込み10を有し、凹部14に湿球ガーゼ12を被せることが可能で、筒状の湿球ガーゼ12の袋口にあらかじめ湿球ガーゼ取付治具1を手元で挿入し、湿球ガーゼ取付治具1により湿球ガーゼ12の袋口が広いた状態で試験槽内の湿球温度計の測温体に湿球ガーゼ12の取付けを行う。湿球ガーゼ取付治具1により湿球ガーゼ12を湿球温度計の測温体に取付けた後に切込み10より湿球ガーゼ取付治具1のみ測温体から取外すことができる。【選択図】図1

Description

本考案は、環境試験機に用いる湿球温度計の測温体に湿球ガーゼを取付ける湿球ガーゼ取付治具に関する。
環境試験機は、温度、湿度、光照射、腐食性物質等を単一又は組合せた試験条件の下で試験を行い、試料に対して劣化因子を付与させる装置で、加熱器や冷却器、加湿器、光源、腐食性物質導入口、制御部、乾湿球温度計等で構成されている。
乾湿球温度計は、乾球温度計と湿球温度計からなり、環境試験の試験条件の1つである温度および相対湿度を測定するために試験槽内に設置されている。
湿球温度計は、測温体と湿球ガーゼから構成されており、筒状の湿球ガーゼの一方の端部には棒状の測温体が挿入され、湿球ガーゼの他方の端部は湿球ポット内に貯留した水の中に浸されている。湿球ガーゼは、湿球ポット内の水を毛細管現象により吸上げ、水の蒸発によって熱が奪われることにより、周辺の雰囲気と比較して低温となる。湿球温度計は、その水の蒸発によって下がった温度を測温体が湿球温度として測定する。一方、乾球温度計は周辺の雰囲気の温度を測温体が乾球温度として測定する。この測定された湿球温度と乾球温度の差や気圧等の値を用いて公式により相対湿度が算出される。
湿球ガーゼは、長期間使用すると水中の不純物や環境試験中の劣化因子が付着することによる吸水能力の低下や、環境試験中の温湿度変化の繰り返しによる経時劣化などが発生し、正しい湿球温度が測定されない恐れがあるため、適宜交換する必要がある。とくに環境試験機の場合、過酷環境で使用されることが多く、湿球ガーゼの劣化が促進されるため交換頻度が高い場合がある。
環境試験機において、湿球ガーゼの取付けを簡便にする工夫が考案されている。例えば特許文献1には、湿球温度計に移動機構を設け、槽奥部から槽開口部に向かって引出し、手元で湿球ガーゼの取付けをすることが可能であることが記載されている。
特開平5−26829号公報
環境試験機において、湿球温度計は乾球温度計とともに試験槽内部の奥の位置(槽奥部)に設置される場合が多く、試験槽内の手前側に設けられた槽開口部から湿球ガーゼの交換作業を行っていた。しかし、槽開口部と湿球温度計との間には距離があるため、環境試験を実施する作業者は手元で測温体に湿球ガーゼを取付けることができず、槽開口部から腕を伸ばして手探りで測温体に湿球ガーゼを取付けなければならなかった。さらに、湿球ガーゼは、正確な湿球温度を測定するために、測温体の外径と湿球ガーゼの内径がほぼ同等で両部材の間に隙間が無いように取付ける必要があった。そのためには、伸縮する湿球ガーゼの袋口を広げた状態を保ちながら測温体に挿入する必要があり、槽奥部に設置された測温体に湿球ガーゼを取付けることは作業者にとって困難であった。
また、環境試験機において湿球温度を正確に測定するためには、ある一定の風速下に湿球温度計を設置する必要があり、湿球温度計の周囲には通風口や遮風板等が配置されている場合が多い。さらに、試験槽内に光源を搭載した環境試験機では、湿球温度計の周囲に光源からの放射の影響を防止するための遮光板を設置していた。これらもまた、湿球ガーゼの取付けを困難にする要因であった。
さらに、湿球温度計に移動機構を設けることで、湿球温度計自体を槽奥部から槽開口部付近まで移動させて、作業者が手元で湿球温度計の測温体に湿球ガーゼを取付け可能とする技術もあるが、湿球温度計の周囲の装置構造が複雑であるために移動機構を設けられない場合があった。また、湿球温度計に移動機構を設ける場合、移動機構自体の構造が複雑で、コストが掛ってしまう恐れがあった。また、試験中の環境試験機の試験槽内は、高温度・高湿度といった環境条件や、噴霧された腐食性物質、または多くの紫外成分を含んだ光放射などの様々な負荷因子が存在する過酷環境となっている。そのため、これらの負荷によって移動機構が故障する恐れがあり、また、試験中に付着した腐食性物質等の固着物を取り除くため定期的な清掃が必要となるなど、作業がより煩雑になる恐れがあった。
本考案はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、環境試験機の試験槽内に設けられている湿球温度計の測温体に湿球ガーゼを簡便に取付けることが可能な取付治具を低コストで提供することにある。
本考案の湿球ガーゼ取付治具は、二段形状の中空円柱状で、前記中空円柱状の中心の中空部は湿球温度計の測温体を挿入できる径を有し、前記中空円柱状の外周面から前記中空部まで半径方向に貫通する切込みを有する構成とする。これにより、前記二段形状の凹部に筒状の湿球ガーゼを取付けることが可能で、前記湿球ガーゼを前記測温体に取付けた際に、前記切込みにより前記湿球温度計の測温体から前記湿球ガーゼ取付治具のみを取外すことが可能となる。
上記湿球ガーゼ取付治具として、さらに前記二段形状の凸部に、前記凸部の接線方向と平行で前記中空部に貫通しない穴を有することが望ましい。このようにした場合、前記穴にひも状部材を通すようにしてもよい。
本考案の湿球ガーゼ取付治具によれば、筒状の湿球ガーゼの袋口にあらかじめ湿球ガーゼ取付治具を手元で挿入し、湿球ガーゼ取付治具により湿球ガーゼの袋口を広げた状態で試験槽内の測温体に湿球ガーゼを取付けることができるので、湿球ガーゼの取付け作業が簡便になる。湿球ガーゼ取付治具は切込みを有するため、湿球ガーゼ取付治具および湿球ガーゼを測温体に取付けた後、測温体から湿球ガーゼ取付治具のみ簡便に取外すことが可能であり、湿球ガーゼ取付治具が取付いた状態のままで試験を行わずに済むため、試験実施時の湿球温度測定に影響を与えることがない。
また、二段形状の凸部の穴にひも状部材を取付けられるため、ひも状部材に腕を通しながら試験槽内の測温体に湿球ガーゼを取付ける作業が可能であり、取付け作業時の湿球ガーゼ取付治具および湿球ガーゼの試験槽内への落下の恐れを低減することができる。
したがって、湿球温度計に移動機構等の複雑な機構を設けずに、簡便な構造で湿球ガーゼの取付けを低コストで行うことが可能である。
本考案の湿球ガーゼ取付治具の図である。 本考案の湿球ガーゼ取付治具を用いて測温体に湿球ガーゼを取付けた図である。 湿球ガーゼ取付治具を把持した状態を表した図である。 乾湿球温度計を備えた環境試験機の概略図である。
以下、本考案の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[実施の形態]
図1は本考案の湿球ガーゼ取付治具1で、(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は湿球ガーゼ12が挿入された図である。
湿球ガーゼ取付治具1は二段形状の中空円柱状で、凸部13と凹部14と中空部15を有し、中空円柱状の外周面から中空部15まで半径方向に貫通する切込み10を有している。
二段形状の凹部14(直径の小さい部分)は、湿球ガーゼ12を取付け可能とする外径と長さを有しており、二段形状の凸部13(直径の大きい部分)には、凸部13の接線方向と平行で中空部15に貫通しないチェーン穴11を有する。チェーン穴11はひも状部材として市販のチェーン22を取付け可能としている。本実施例ではひも状部材には金属製のチェーンを用いているが、部材はチェーンだけでなく、例えば、十分な強度のある繊維または皮革からなるひもでもよい。
中空部15は、湿球温度計2の測温体20を挿入できる径を有しており、切込み10は、中空部15の半径方向から測温体20を取外し可能とする幅を有する。
図2は本考案の湿球ガーゼ取付治具1を用いて測温体20に湿球ガーゼ12を取付けた図である。湿球温度計2は、測温体20、湿球ガーゼ12、湿球ポット21を備える。
湿球ガーゼ取付治具1の凹部14に湿球ガーゼ12を取付け、凸部13方向の中空部15に測温体20を挿入する。
図3は湿球ガーゼ取付治具1を把持した状態を表した図である。
湿球ガーゼ取付治具1のチェーン穴11に通されたチェーン22に腕23を通し、湿球ガーゼ取付治具1を把持する。
図4は乾湿球温度計を備えた環境試験機3の一例である。環境試験機3は試験槽扉30、試験槽31、試料32、噴霧器33、湿球温度計2、乾球温度計34、調温槽35、通風口36を備える。
環境試験機3は、前面に試料32や湿球ガーゼ12等の部材の交換口である試験槽扉30を有し、試験槽31内に試料32を載置し、試験槽31内の奥部中央に設けた噴霧器33により噴霧した腐食性物質を試料32に作用させる。調温槽35は壁を隔てて試験槽31に隣接して設けてあり、内部には図示しない加熱器、冷却器、加湿器を設け、通風口36により試験槽31と連通している。試験槽31内の槽奥部左側には湿球温度計2と乾球温度計34を有し、湿球温度計2と乾球温度計34により得られた温湿度データを基に、調温槽35により所定の温湿度空気に調整し、通風口36により試験槽31内に導入することで試験槽31内の温湿度を制御する。
[湿球ガーゼ取付治具1の作用・効果]
このように、本考案の湿球ガーゼ取付治具1は、二段形状の中空円柱状としたので、筒状の湿球ガーゼ12の袋口にあらかじめ湿球ガーゼ取付治具1の凹部14を手元で差し込み、そのまま湿球ガーゼ取付治具1により湿球ガーゼ12の袋口が広いた状態で試験槽31内の測温体20に湿球ガーゼ12を取付けできるので、取付け作業が簡便になる。
また、切込み10を有しているため、試験槽31内の測温体20に湿球ガーゼ取付治具1および湿球ガーゼ12を取付けた後に、測温体20から湿球ガーゼ取付治具1を湿球ガーゼ取付治具1の切込み10により半径方向に引きぬくことで、測温体20に湿球ガーゼ12が取付いた状態のまま湿球ガーゼ取付治具1のみ取外すことが可能であり、湿球ガーゼ取付治具1が取付いた状態のままで試験を行わずに済むため、試験実施時の湿球温度測定に影響を与えることがない。
また、チェーン穴11を設けたことでチェーン22などのひも状部材を取付けられるため、腕23にチェーン22を通した状態のまま試験槽31内の測温体20に湿球ガーゼ12を取付ける作業が可能であるため、取付け作業時の湿球ガーゼ取付治具1および湿球ガーゼ12の試験槽31内への落下の恐れを低減することができる。
以上、実施の形態を挙げて本考案を説明したが、上記実施の形態において説明した形状などは例示であって、本考案は上記実施の形態に限定されるものではない。実施例は噴霧腐食試験機に限定されるものではなく、耐候性試験機などに用いてもよい。
1…湿球ガーゼ取付治具、10…切込み、11…チェーン穴、12…湿球ガーゼ、13…凸部、14…凹部、15…中空部、2…湿球温度計、20…測温体、21…湿球ポット、22…チェーン、23…腕、3…環境試験機、30…試験槽扉、31…試験槽、32…試料、33…噴霧器、34…乾球温度計、35…調温槽、36…通風口。

Claims (2)

  1. 二段形状の中空円柱状で、前記中空円柱状の中心の中空部に湿球温度計の測温体を挿入可能とし、前記中空円柱状の外周面から前記中空部まで半径方向に貫通する切込みを有し、前記二段形状の凹部に筒状の湿球ガーゼを取付けることが可能なことを特徴とする環境試験機の湿球温度計用湿球ガーゼ取付治具。
  2. 前記二段形状の凸部の接線方向と平行で前記中空部に貫通しない穴を有することを特徴とする請求項1に記載の湿球温度計用湿球ガーゼ取付治具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113791119A (zh) * 2021-10-14 2021-12-14 云南省烟草农业科学研究院 一种密集烤房干湿球温度传感器

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