JP3206688U - ポリッシング用砥具 - Google Patents

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Abstract

【課題】初心者でも剃刀に適切なポリッシングを簡単に行え、また、作業に大きな空間を必要としない、革砥に替るポリッシング用砥具を提供する。【解決手段】基台2と研磨シート3を備えたポリッシング用砥具である。基台2は表側と裏側に凹弧面4,5をそれぞれ有する。表側の凹弧面の直径は、裏側の凹弧面の直径よりも小さくされている。表側の凹弧面4が柔肌用の当たりを得るものとされ、裏側の凹弧面5は剛肌用の当たりを得るものとされている。研磨シート3は表面を研磨面とした柔軟なシートである。基台2の凹弧面4,5に研磨シート3がそれぞれの凹弧面4,5に密着して取り付けられている。【選択図】図3

Description

本考案は、剃刀に使用するポリッシング(研磨)を行う砥具に関する。
剃刀は、刃体を肌に対して傾斜させ、刃先を肌に接しながら移動させることで体毛(ひげ、産毛など)を剃るものであるが、快適な剃り具合を得るには、肌に対する刃の接触角度と刃先の切れ味および当たりの滑らかさが重要である。
肌に対する刃の適正な接触角度は熟練によって達成できる。また、接触角度を適正に維持するための工夫を施した剃刀もある。一例が特許文献1に見られる。これによれば、替刃体2を挟みつけて装填するホルダー3の両辺に、替刃体2の刃部2aに沿って突条8を設け、突条8を肌に当て、該突条8を支点として替刃体2を傾斜させることで適正な接触角度を達成できるとしている。
替刃式剃刀においても同様であるが、新品の替刃の刃先はグラインダーによる刃付けの結果、非常に鋭利で切れ味のよいものとなっており、切れ味の点で問題は少ない。
しかし、新品の替刃の刃先は、微細に見るとグラインダーの砥粒による線状痕がそのまま刃先に到達したままとなっており、微視的に刃線が不規則かつ鋸刃状の鋭い凹凸となっている。
このため、新品の替刃をそのまま使用すると、切れ味はよくても鋸刃状の鋭い凹凸が肌を傷め、剃った後がひりついたり、出血したりする。
これを解決するため、従来、革砥が利用される。革砥は本来、刃面に付着した皮脂やその他の汚れを除去して剃り味を回復させるものであるが、前記のように、微視的に鋸刃となっている刃先を滑らかにするためにも効果がある。
特開2009−112492号公報
剃刀の切れ味や当たりの改善、あるいは替刃式剃刀における新規な替刃に見られる微視的に鋸刃となっている刃先は、革砥を利用して滑らかにすることができる。しかし、革砥は50cmくらいの長さがあり、使用時には一端を吊り下げた革砥の他端を左手で持ち、他方の手で剃刀を持って操作するので、作業に一定の空間が必要であり、また、ポリッシングの目的に応じて革砥の張り具合を調整する必要がある。
このため、剛肌、柔肌あるいは剃る部分が剛毛であるか産毛であるかによってポリッシング(研磨)を調整するのに熟練が必要である。
本考案は、初心者でも剃刀に適切なポリッシングを簡単に行え、また、作業に大きな空間を必要としない、革砥に替るポリッシング用砥具の提供を課題とする。
剃刀の刃をポリッシングするための砥具であって、基台と研磨シートを備える。
基台は表裏にそれぞれ凹面が形成されている。凹面はいずれも円筒形の一部(凹弧面という)であり、基台の長手方向に中央を低くしてそれぞれ形成されている。
表側の凹弧面を構成する円筒形の直径は、裏側の凹弧面を構成する円筒形の直径よりも小さい。すなわち、表の凹弧面は柔肌用の当たりを得るために深く形成されており、裏側の凹面は剛肌用の当たりを得るために表の柔肌用よりも浅くされている。
柔肌とは刃の擦過に対して比較的に弱い柔らかな肌を意味し、剛肌とは刃の擦過に対して肌荒れなどを起こしにくい比較的丈夫な肌を意味する。女性、幼児の肌は一般に柔肌であり、壮年男性の肌は一般に剛肌である。
研磨シートは表面が研磨面となるセーム皮などの柔軟なシートであり、
基台の表面側、裏面側に研磨シートをそれぞれの凹弧面に密着させて取り付ける。
研磨シートは、セーム皮の裏面にクッション性を有するシートを一体化した2層構造とすることがある。
基台の表面側、裏面側にそれぞれ、基台を載置する面に対するすべり止め部材を設けたり、研磨シートを基台に対して交換可能な構造にしたりすることがある。
基台は140×60×30mm程度の大きさで十分であり、また、カウンターなどに載置して使用するものであるから、革砥のように使用時に場所をとらない。
基台の表面側と裏面側に、柔肌用にポリッシングするための凹弧面と剛肌用にポリッシングするための凹弧面とを設けているので、表裏を使い分けて用途に応じた適切なポリッシングを行える。
これらの凹弧面は円筒形の一部として曲面の直径が決まっているので、革砥のように柔肌用、剛肌用として曲面を調節する熟練を要しない。
実施例の斜視図。 分解して示す基台の斜視図。 断面にて示す分解図。 図1のA−A線に沿った縦断面図。 使用の状態を示した斜視図。
図1はポリッシング用砥具1の全体を示し、基台2と研磨シート3を備える。
基台2(図2)は、この実施例において木製であり、平面視で140×60×30mmの直方体を基本としている。基台2は表面側のA面と裏面側のB面を有する。A面には凹弧面4が、B面には凹弧面5が形成されている。凹弧面4,5はいずれも円筒形の一部であり、基台2の長手方向に中央を低くして、表面側と裏面側とで対称的に形成されている。
A面側の凹弧面4を構成する円筒形の直径はこの実施例において300mmであって、B面側の凹弧面5を構成する円筒形の直径500mmよりも小さい。すなわち、A面側の凹弧面4は柔肌用の当たりを得るために少し深く形成されており、B面側の凹弧面5は剛肌用の当たりを得るために柔肌用よりも浅くされている。
柔肌とは、刃の擦過に対して比較的に弱い柔らかな肌を意味し、剛肌とは、刃の擦過に対して肌荒れなどを起こしにくい比較的丈夫な肌を意味する。女性、幼児の肌は一般に柔肌であり、壮年男性の肌は一般に剛肌である。
A面の両端部にはそれぞれ2個のブッシュ6,6(すべり止め部材)がねじ止めされ、B面の両端部にもそれぞれ2個のブッシュ7,7がねじ止めされている。ブッシュは硬質の合成ゴムで形成されている。
研磨シート3(図3)は、表面を研磨面とした柔軟なシート8と硬めの弾性を有するクッションシート9を一体とした2層構造となっている。この実施例において、柔軟シート8はセーム皮であり、クッションシート9は発泡ウレタンシートを採用している。
基台2の凹弧面4,5に研磨シート3を密着させて接着する。研磨シート3の幅は基台2の幅にほぼ等しく、長さはそれぞれ凹弧面4,5における弧の長さにほぼ等しい。
研磨シート3の特性はA面とB面とで変えてもよいが、通常は、同じ特性のものを使用する。
図5は使用状態を示したものである。
剃刀は付着している汚れや油分を拭き取っておく。
剃刀の使用対象が柔肌であるか剛肌であるかを見極めてポリッシング用砥具1のA面、B面を選定する。
ポリッシング用砥具1を作業者に対して前後方向に設置し、剃刀10をその刃部11を手前とし、右手で剃刀10の柄を持ち刃部11に左手の指を軽く当てて刃部11を研磨シート3に密着させる。そして、手前から前方へ軽く押すようにして移動させる。
作業中、基台2は前後でブッシュ6,7のいずれかが載置面に接触するので、作業中にポリッシング砥具1が前後に滑ることがない。
この操作を一方向で3〜4回繰り返すことで、刃部11の微視的な鋸刃状態を滑らかな刃線にすることができる。なお、替刃が一枚刃の場合、A面を使用すると鋭利さにおいてBより劣るが肌への当たりをやわらかくできる。このため、女性や幼児の柔肌に適した刃部11となる。これに対してB面は刃先が肌に対して鋭角に接し、切れ味の鋭い当たりとなるので、男性などの剛肌に適した当たり(剃り)となる。なお、ガード付の刃とか多重刃はB面を使用する。ガードあるいはポリッシング用ホルダーが存在すると、これらと刃先までの段差および距離がセーム皮と刃先を密着させるのに有効であり、最も適した角度でポリッシングできる。
ポリッシングできる剃刀10は種々であるが、特に替刃式剃刀の新品替刃のポリッシングは、標準刃、多重刃のいずれの場合にも効果がある。
図5において、符号12は刷毛、同13は円筒型スティック、同14は研磨剤である。 研磨剤14は固形でセーム皮に塗布すると粉末状になる。
ポリッシング砥具1は、使用前に研磨剤14を塗布することがある。この場合、まず、刷毛12でセーム皮表面をブラッシングし、研磨材14をセーム皮に塗布する。そして、表面に浮いた磨材粉末をスティック13でセーム皮になじませる。
なお、ポリッシング後の替刃やガード刃の洗浄は、研磨剤に酸化クロムが配合されていない場合はふき取り程度でよく、基本的に必要がない。
以上、実施例の一つについて説明した。
基台2は直方体を基本としているが、平面視において楕円形や小判形の立体であってもよい。
基台2は、木材以外に合成樹脂から成形されたものであってもよい。
研磨シート3にはセーム皮に限らず、砥紙、砥布、合成皮革なども使用できる。
1 ポリッシング用砥具
2 基台
3 研磨シート
4 凹弧面(A面側)
5 凹弧面(B面側)
6 ブッシュ(A面)
7 ブッシュ(B面)
8 柔軟シート
9 クッションシート
10 剃刀
11 刃部
12 刷毛
13 円筒型スティック
14 研磨剤

Claims (4)

  1. 剃刀の刃をポリッシングするための砥具であって、
    基台と研磨シートを備え、
    基台は表側と裏側に円筒形の一部である凹弧面が、基台の長手方向中央を低くしてそれぞれ形成されており、
    表側の凹弧面を構成する円筒形の直径は、裏側の凹弧面を構成する円筒形の直径よりも小さくされて、表の凹弧面が柔肌用の当たりを得るものとされ、裏側の凹弧面は剛肌用の当たりを得るものとされており、
    研磨シートは表面を研磨面とした柔軟なシートであり、
    基台の表裏に研磨シートをそれぞれの凹弧面に密着させて取り付けてあることを特徴としたポリッシング用砥具。
  2. 研磨シートは、研磨面とするセーム皮の裏面にクッション性を有するシートを貼着した2層構造となっていることを特徴とした請求項1に記載のポリッシング用砥具。
  3. 基台の表裏にそれぞれ、基台を載置する面に対するすべり止め部材を有していることを特徴とした請求項1に記載のポリッシング用砥具。
  4. 基台に対して研磨シートが交換可能とされていることを特徴とした請求項1に記載のポリッシング用砥具。
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