JP3206569U - クランパー - Google Patents

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鈴木 剛
鈴木  剛
太久弥 田渕
太久弥 田渕
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株式会社ラウンドサイエンス
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Abstract

【課題】簡単にクランプ及び解除できると共に、容易に強くクランプできるクランパーを提供する。【解決手段】所定長さを有するレール部3と、レール部3の一方側に設けられた第1クランプ部1と、レール部3の他方側に設けられた第2クランプ部2と、第1クランプ部1をレール部3に対して固定及び解除にするためのチャック部4と、を備え、第1クランプ部1は、レール部3に沿って移動可能なスライド部10と、スライド部10に設けられると共に、レール部3の長さ方向に対して直角方向に延設された回転軸部11と、回転軸部11の周りを回転可能に設けられると共に、挟持物に当接する円柱状の押圧部12と、押圧部12を回転するために、押圧部12に設けられたハンドル部13と、を備え、回転軸部11は、押圧部12の中心に対して偏心して設けられる。【選択図】図2

Description

本考案は、被挟持物をクランプするためのクランパーに関する。
例えば、2つの管部材を連結するとき、各管部材のフランジを重ね合わせてクランプするためのクランパーが使用される。従来のクランパーは、特許文献1等に開示される。特許文献1のクランパーは、上面に取付部5を突設した上挟持部1と、縦杆部2と、螺子孔部6を有する基部7を先端に設けた下横杆部3とを略コ字状に連設し、取付部5の右端から縦杆部2、下横杆部3及び基部7にかけての外周面に補強リブ8を突設したクランプ本体aと、下面にドライバー孔15を設けた蝶形ボルト頭16を、雄螺子部17と一体にしたボルトcと、を備える(符号は特許文献1の図面を参照)。
そのため、従来のクランパーでは、フランジ等の被挟持物をクランプ及び解除する度に、蝶形ボルト頭16を持ってボルトcを回転しなければならず、非常に手間がかかる。さらに、従来のクランパーでは、被挟持物を強くクランプするためには、ボルトcを強く回転しなければならず、特別な治具を必要としたりすることがある。
実開昭63−2315号公報
そこで、本考案が解決しようとする課題は、上記の事情に鑑みて、簡単にクランプ及び解除できると共に、容易に強くクランプできるクランパーを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本考案に係るクランパーは、
被挟持物をクランプするためのクランパーであって、
所定長さを有するレール部と、
レール部の一方側に設けられた第1クランプ部と、
レール部の他方側に設けられた第2クランプ部と、
第1クランプ部をレール部に対して固定及び解除にするためのチャック部と、を備え、
第1クランプ部は、
レール部に沿って移動可能なスライド部と、
スライド部に設けられると共に、レール部の長さ方向に対して直角方向に延設された回転軸部と、
回転軸部の周りを回転可能に設けられると共に、挟持物に当接する円柱状の押圧部と、
押圧部を回転するために、押圧部に設けられたハンドル部と、を備え、
回転軸部は、押圧部の中心に対して偏心して設けられ、
第1及び第2クランプ部で被挟持物をクランプするとき、押圧部が被挟持物を押圧するように、ハンドル部で押圧部を回転し、
第1及び第2クランプ部で被挟持物をクランプしないとき、押圧部が被挟持物を押圧しないように、ハンドル部で押圧部を回転する。
好ましくは、
押圧部は、スライド部の両側にそれぞれ配置される。
好ましくは、
ハンドル部は、押圧部の周面から突出する。
好ましくは、
レール部は、ボルトからなり、
チャック部は、ボルトに螺合された一対のナットからなり、
スライド部は、一対のナットの間に配置される。
好ましくは、
第2クランプ部は、
ベース部と、
ベース部に設けられると共に、被挟持部が当接する側に配置された弾性部と、を備える。
本考案に係るクランパーは、簡単にクランプ及び解除できると共に、容易に強くクランプできる。
クランパーを示し、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は背面図である。 クランパーを示す斜視図。
以下、図面に基づいて、本考案に係るクランパーの一実施形態を説明する。
[構成]
図1及び図2の通り、クランパーは、被挟持物Fをクランプする。被挟持物Fは、例えば、2つの管部材に設けられたフランジからなり、各クランプが重ね合わされてクランパーでクランプされて、2つの管部材が連結される。
クランパーは、所定長さを有するレール部3と、レール部3の一方側に設けられた第1クランプ部1と、レール部3の他方側に設けられた第2クランプ部2と、第1クランプ部1をレール部3に対して固定及び解除にするためのチャック部4と、を備える。本実施形態では、レール部3は、ボルトからなる。また、チャック部4は、ボルト3に螺合された一対のナットからなる。
第1クランプ部1は、スライド部10と、回転軸部11と、一対の押圧部12と、一対のハンドル部13と、を備える。スライド部10は、レール部3を貫通する孔部を有しており、レール部3に沿って移動可能に構成される。スライド部10は、一対のナット4の間に配置される。回転軸部11は、スライド部10に設けられると共に、レール部3の長さ方向に対して直角方向に延設される。また、回転軸部11は、スライド部10の両側に突出する。
各押圧部12は、円柱状に構成されると共に、回転軸部11の周りを回転可能に設けられる。各押圧部12は、スライド部10の両側に突出した回転軸部11に固定されて、スライド部10の両側にそれぞれ配置される。回転軸部11は、押圧部12の中心に対して偏心して設けられる。これにより、押圧部12の回転位置に応じて、押圧部12は、被挟持物Fから離れたり近づいたりする。
各ハンドル部13は、押圧部12を回転するために、各押圧部12に設けられる。各ハンドル部13は、板状に構成されると共に、押圧部12の周面から突出する。
第2クランプ部2は、ベース部20と、弾性部21と、を備える。弾性部21は、シリコンシート等で構成されており、ベース部20に設けられると共に、被挟持部Fが当接する側に配置される。
[使用手順]
図1(B)の通り、第1及び第2クランプ部1,2で被挟持物Fをクランプするとき、先ず、チャック部4をスライド部10から離して、スライド部10を被挟持物Fの厚みに応じてレール部3に沿って移動する。その後、押圧部12を被挟持物Fから離れるように回転する(一点鎖線)。その後、押圧部12及び弾性部21が被挟持物Fに当接するように、スライド部10を配置して、チャック部4でスライド部10をレール部3に対して固定する。その後、ハンドル部13で押圧部12を被挟持物Fに近づくように回転する(実線)。これにより、押圧部12が被挟持物Fを押圧する。そのとき、ハンドル部13が被挟持物Fに当接して、押圧部12が回転し過ぎて被挟持物Fから離れることを防止する。
上記とは逆の手順で、第1及び第2クランプ部1,2で被挟持物Fをクランプしないとき、先ず、押圧部12が被挟持物Fを押圧しないように、ハンドル部13で押圧部12を回転する(一点鎖線)。その後、押圧部12及び弾性部21が被挟持物Fに当接しないように、チャック部4でスライド部10をレール部3に対して解除する。
以上、本考案の好ましい実施形態を説明したが、本考案の構成はこれらの実施形態に限定されるものではない。例えば、
・押圧部12は1つであってもよい。また、押圧部12は空洞であってもよい。
・ハンドル部13は、押圧部12の周面に設けられた窪みであってもよい。
・チャック部4は、スライド部10に設けられたツマミネジであって、レール部3に当接及び離間することで固定及び解除してもよい。
・レール部3及びスライド部10は、スライドレール及びスライダーであってもよい。
本考案の効果について説明する。
・押圧部12を偏心回転することで被挟持物Fから離間及び近接できるので、押圧部12を回転するだけで被挟持物Fを押圧及び非押圧にでき、簡単にクランプ及び解除できると共に、容易に強くクランプできる。
・スライド部10の両側に押圧部12を設けることで、均一な押圧力で被挟持物Fをクランプできる。
・ハンドル部13が被挟持物Fに当接して押圧部12の回転を規制し、押圧部12が回転し過ぎて被挟持粒Fから離間することを防止できる。
・弾性部21が弾性変形して被挟持物Fに密着することで、被挟持物Fのクランプ力を向上できると共に、滑りを防止できる。
1 第1クランプ部
10 スライド部
11 回転軸部
12 押圧部
13 ハンドル部
2 第2クランプ部
20 ベース部
21 弾性部
3 レール部
4 チャック部
F 被挟持物

Claims (5)

  1. 被挟持物をクランプするためのクランパーであって、
    所定長さを有するレール部と、
    前記レール部の一方側に設けられた第1クランプ部と、
    前記レール部の他方側に設けられた第2クランプ部と、
    前記第1クランプ部を前記レール部に対して固定及び解除にするためのチャック部と、を備え、
    前記第1クランプ部は、
    前記レール部に沿って移動可能なスライド部と、
    前記スライド部に設けられると共に、前記レール部の長さ方向に対して直角方向に延設された回転軸部と、
    前記回転軸部の周りを回転可能に設けられると共に、前記挟持物に当接する円柱状の押圧部と、
    前記押圧部を回転するために、前記押圧部に設けられたハンドル部と、を備え、
    前記回転軸部は、前記押圧部の中心に対して偏心して設けられ、
    前記第1及び第2クランプ部で前記被挟持物をクランプするとき、前記押圧部が前記被挟持物を押圧するように、前記ハンドル部で前記押圧部を回転し、
    前記第1及び第2クランプ部で前記被挟持物をクランプしないとき、前記押圧部が前記被挟持物を押圧しないように、前記ハンドル部で前記押圧部を回転する
    ことを特徴とするクランパー。
  2. 前記押圧部は、前記スライド部の両側にそれぞれ配置される
    ことを特徴とする請求項1に記載のクランパー。
  3. 前記ハンドル部は、前記押圧部の周面から突出する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のクランパー。
  4. 前記レール部は、ボルトからなり、
    前記チャック部は、前記ボルトに螺合された一対のナットからなり、
    前記スライド部は、前記一対のナットの間に配置される
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のクランパー。
  5. 前記第2クランプ部は、
    ベース部と、
    前記ベース部に設けられると共に、前記被挟持部が当接する側に配置された弾性部と、を備える
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のクランパー。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107121013A (zh) * 2017-06-23 2017-09-01 鲁苑凯 用于口袋弹弓的激光瞄准器

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