JP3206443U - 排気筒用シール部材 - Google Patents

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【課題】2本の排気筒の嵌合部に設置する排気筒用のリング状のシール部材であって、排気筒同士が互いにスライドした場合や、排気筒同士に傾きを生じた場合であっても、ねじれたり密着が弱くなったりせずに、嵌合部におけるシール性能を維持することができる排気筒用シール部材を提供する。【解決手段】シール部材3における周方向に垂直な断面形状が、中心部Cから上方向及び下方向にそれぞれ突出する幅広の2つの大突起3a、3bと、中心部Cから該シール部材3の径方向内側に向かって斜め上方向及び斜め下方向にそれぞれ突出する幅狭の2つの小突起3c、3dとを有する略K字状であり、かつ、該シール部材3の径方向外側に凹部Rを形成されている。【選択図】図1

Description

本考案は、燃焼器具に接続した排気筒の嵌合箇所からのガス漏れ、水漏れを防ぐためのシール部材に関する。
FF式、煙突式等の燃焼器具からの排気は、燃焼器具に接続された排気筒を通じて外部に排出される。特に煙突式の場合、燃焼器具と壁に設置された煙突穴との位置関係から、直管やエビ曲等の複数の排気筒部材を組み合わせて使用する。排気筒の相互接続を行う場合や、排気筒の全長を可変とするスライド構造を持つ排気筒では、排気筒部材の嵌合箇所からの水漏れ、ガス漏れを防ぐ必要がある。
特に近年では、燃焼器具の性能が向上し、熱効率が良くなった結果、排気が従来に比べ低温になり、排気筒内での結露が起こりやすい。結露水が硫黄酸化物と結びつくと硫酸や亜硫酸が発生するおそれがあり、危険であるため、排気筒部材の嵌合箇所からのガス漏れ、水漏れを防止することが重要である。
従来、ガス漏れ及び水漏れを防止するためのリング状のシール部材として、排気筒の嵌合部に設置する断面円形状のOリングが用いられている。Oリングが受口側排気筒と差込側排気筒の双方に密着することによってシールされ、ガス漏れ及び水漏れを防止する。
図5(a)は、2本の排気筒同士の嵌合部における従来のOリングの使用例を模式的に表した断面図である。図5(b)は、図5(a)のOリングの部分を拡大した断面図である。
図5(a)(b)に示すように、受口側排気筒100の内周面に形成されたリング溝120に、断面が円形状のOリング130が嵌め込まれている。差込側排気筒110を受口側排気筒100に差し込み、双方を嵌合させると、Oリング130が圧縮され、Oリング130の外周側とリング溝120とが密着し、Oリング130の内周側と差込側排気筒110の外周面が密着する。
しかし、相互接続の際の排気筒同士の傾きや、スライド時の傾きによりOリングと排気筒の密着が悪くなり、ガス漏れや水漏れが発生するという問題があった。そこで、この問題を解決するために、Oリングを改良したさまざまな断面形状をもつリング状のシール部材が提案されている。
特許文献1では、断面キノコ状を呈したリング状のシール部材を有する給排気管が提案されている。このキノコ状リングは、受口側排気筒のリング溝に対しては略半円周で密着し、差込側排気筒の外周面に対しては、傘の周縁と頸部の2点で密着することで接続部におけるシール性能の増大を図り、接続部に屈曲が発生した際、この屈曲に追従してシール性能を維持するものである。
また特許文献2では、燃焼器具の排気筒の分野ではなく、空気調和器の室外ユニットの配管接続用ではあるが、略X形状の断面を有するリング状のシール部材を備えた配管接続用弁が提案されている。このX形状リングは、1つの部材で2点シールが可能となり、さらに接触圧が断面全体に一様に分散されるので、冷媒の漏れが極めて少なくなるとされている。
特開2006−153071号公報 特開2001−132991号公報
特許文献1に記載のキノコ状リングでは、排気筒同士が嵌合した状態から、振動等で嵌合部が外れる方向に動いた場合、キノコ状リングの特徴である、2点での密着ができないことがあるという問題があった。
また、排気筒同士が外れる方向に動いた際に排気筒同士の間に傾きを生じた場合、キノコ状リングと排気筒の密着が弱くなることがあるという問題があった。
特許文献2に記載されているようなX形状リングを排気筒の嵌合部のシール用に使用した場合、差込側排気筒が受口側排気筒に抜き差しされる過程で、受口側排気筒のリング溝とX形状リングとの接点において、X形状リングが押され、リング溝とX形状リングの接点の密着の弱さからX形状リング自体にねじれが生じ、確実に排気筒同士の密着ができなくなるという問題があった。
本考案の目的は、排気筒同士の嵌合部に設置する排気筒用のリング状のシール部材であって、排気筒同士が互いにスライドした場合や、排気筒同士に傾きを生じた場合であっても、ねじれたり密着が弱くなったりせずに、嵌合部におけるシール性能を維持することができる排気筒用シール部材を提供することである。
上述した課題を解決するために、本考案は以下の構成を有する。なお、括弧内の数字は、後述する図面中の符号であり、参考のために付するものである。
本考案の態様は、燃焼器具における排気筒(1,2)同士の嵌合部において受口側排気筒(1)のリング溝(4)と差込側排気筒(2)の外周面の間に設置されるリング状のシール部材(3)であって、前記シール部材(3)における周方向に垂直な断面形状が、中心部(C)から上方向及び下方向にそれぞれ突出する幅広の2つの大突起(3a,3b)と、中心部(C)から該シール部材(3)の径方向内側に向かって斜め上方向及び斜め下方向にそれぞれ突出する幅狭の2つの小突起(3c,3d)とを有する略K字状であり、かつ、該シール部材(3)の径方向外側に凹部(R)を形成されていることを特徴とする。
上記の態様において、前記シール部材(3)の断面形状が上下対称であることが好適である。上記態様において、前記大突起(3a,3b)の長さが前記小突起(3c,3d)の長さより短いことが好適である。
本考案の排気筒用シール部材によれば、2本の排気筒同士の差し込み時及び引き抜き時の動きに対しても、受口側排気筒のリング溝と差込側排気筒の外周面に対し、(断面において)4点又は2点での密着が可能であり、ガス漏れや水漏れを確実に防止することができる。
また、本考案の排気筒用シール部材を用いることで、完全に嵌合した場合はもちろん、抜けかけた場合であっても、2本の排気筒とシール部材の接点は少なくとも2点あるので、傾きが小さくなる。そのため、傾きを生じた場合にも常にシール部材と排気筒は密着した状態にあり、ガス漏れや水漏れが防止できる。
さらに、リング溝と密着する大突起が相対的に幅広で短めであるため強固に密着することができ、シール部材自体にねじれが生じ難い。
図1(a)は、本考案の排気筒用シール部材の平面概略図である。図1(b)は、図1(a)のI−I断面の拡大図である。 図2(a)は、本考案の排気筒用シール部材を適用した2本の排気筒の嵌合部における差し込み時の状態を模式的に示した部分切り欠き図である。図2(b)は、図2(a)のシール部材の近傍の部分拡大図である。 図3(a)は、本考案の排気筒用シール部材を適用した2本の排気筒の嵌合部における引き抜き時の状態を模式的に示した部分切り欠き図である。図3(b)は、図3(a)のシール部材の部分を拡大した断面図である。 図4(a)は、本考案の排気筒用シール部材を適用した2本の排気筒の嵌合部における傾き発生時の状態を模式的に示した部分切り欠き図である。図4(b)は、図4(a)のシール部材の近傍の部分拡大図である。 図5(a)は、排気筒の嵌合部における従来のOリングの使用例を模式的に表した断面図である。図5(b)は、図5(a)のOリングの部分を拡大した断面図である。
上述した課題を解決するために、本考案は以下の構成を有する。なお、括弧内の数字は、後述する図面中の符号であり、参考のために付するものである。
図1(a)は、本考案の排気筒用シール部材(以下、単に「シール部材」と称する)の平面概略図である。図1(b)は、図1(a)のI−I断面の拡大図である。
図1(a)に示すように、シール部材3は、平面視にて円形のリング状である。素材は、従来のOリングと同様の弾性材料であり、例えばフッ素ゴム、シリコーンゴム等である。
本考案のシール部材3は、図1(b)に示す断面形状に特徴がある。ここでの断面は、シール部材3の周方向に対して垂直な断面である。説明の便宜上、シール部材3のリング面を水平面として図1(b)に示すように上下方向を定める。また、図1(b)に示す径方向は、シール部材3の径方向を意味する。
排気筒用シール部材3の断面形状は、中心部Cから放射方向に延在する4つの突起3a、3b、3c、3dを有する。4つの突起のうち2つの突起3a、3bは、シール部材3の径方向において相対的に外側に、残りの2つの突起3c、3dは、径方向において相対的に内側に位置する。なお、断面形状におけるこれら4つの突起3a、3b、3c、3dは、実際には、周方向全体に延在するリング状の4本の突条である。また、断面形状における突起と排気筒との接点は、実際には、周方向における突条と排気筒との接触線である。説明の便宜上、以下では「突起」という用語を用いて実際の突条の機能及び排気筒との関係等について説明する。
断面形状において径方向外側に位置する2つの突起3a、3bは、中心部Cから上方向及び下方向にそれぞれ突出する幅広の大突起である。2つの大突起3a、3bは、上下方向に連続する1つの長方形のようにも見える。2つの大突起3a、3bの連結部分に位置する中心部Cの径方向外側の所定範囲には、凹部Rが形成され、内向きに湾曲している。従って、2つの大突起3a、3bを連続したものと見ると略長方形ではあるが若干反り返った形状となっている。各大突起3a、3bの先端における2つの隅部には、それぞれ適宜の丸みが設けられている。
断面形状において径方向内側に位置する2つの突起3c、3dは、中心部Cから径方向内側に向かって斜め上方向及び斜め下方向にそれぞれ突出する幅狭の小突起である。ここでの「幅狭」は、大突起3a、3bが「幅広」であることに対する相対的な意味である。2つの小突起3c、3dは、互いに略90°の角度αをなしている。従って、各小突起3c、3dは、水平面に対しそれぞれ略45°の角度で斜め上下方向にそれぞれ延在している。各小突起3c、3dの先端には、適宜の丸みが設けられている。
よって、シール部材3の断面形状は、略K字状ということができる。2つの大突起3a、3bを合わせた部分が「K」の左側の縦線に相当し、2つの小突起3c、3dが「K」の右側の2本の斜線に相当する。
但し、シール部材3の断面形状は、厳密なK字状(通常、「K」は上側の斜線の途中から下側の斜線が分岐している)ではなく、図1(b)に示すように上下対称であることが好適である。また、大突起3a、3bの長さは、小突起3c、3dの長さより短いことが好適である。
シール部材3の直径及び太さは、適用される排気筒の太さ及びリング溝の形状に応じて適宜設定される。一例として、直径100mm規格の排気筒に適用する場合、シール部材3の内径は101.2mm、外径は109.2mmとすることができる。また、大突起3a、3b及び小突起3c、3dのそれぞれの幅及び長さ、小突起3cと3dがなす角度α、径方向外側の凹部Rの曲率等は、本考案の効果が得られるように設定されるが、特定の値に限定しない。
以下の図2〜図4では、本考案の排気筒用シール部材を適用する2本の排気筒同士の嵌合部として、受口側排気筒と差込側排気筒がそれぞれ別個の排気筒である場合を一例として説明する。しかしながら、本考案を適用される2本の排気筒同士の嵌合部は、この例に限られない。例えば、受口側排気筒と差込側排気筒が組み合わされた1つの製品であって長さ調整可能なスライド構造を有するスライド管においても、その嵌合部に同様のリング溝とシール部材が設置されており、本考案は、このようなスライド管における嵌合部にも適用されるものである。
図2(a)は、本考案の排気筒用シール部材を適用した2本の排気筒の嵌合部における差し込み時の状態を模式的に示した部分切り欠き図である。図2(b)は、図2(a)のシール部材の近傍の部分拡大図である。図2(a)では、2本の排気筒である受口側排気筒(図中左側)と差込側排気筒(図中右側)の嵌合部の筒壁の一部を切り取ってその断面を示している(以下の図3(a)及び図4(a)についても同様)。
受口側排気筒1の内周面には、周方向全体に凹溝(外周面側では凸条)としてリング溝4が形成されている。リング溝4の形状は、従来のOリング等のためのリング溝と同様でよい。2本の排気筒の差し込みを行う前に、シール部材3をリング溝4に嵌め込む。リング溝4に嵌め込まれたシール部材3は、径方向外側にある大突起3a、3bがリング溝4の底面と当接する。
この種の一般的なシール部材と同様に、シール部材3は、受口側排気筒1のリング溝4に嵌め込んだ時点ではシール部材3の上端すなわち小突起3c、3dの先端が、リング溝4の開口縁から若干突出する大きさに形成されている。
受口側排気筒1に差込側排気筒2が差し込まれ、差込側排気筒2がシール部材3の上を通過すると、シール部材3は差込側排気筒2の外周面に押されて若干圧縮される。圧縮されたシール部材3の弾性反発力により、受口側排気筒1のリング溝4と差込側排気筒2の外周面の双方をシール部材3が押圧することで確実な密着状態を形成することができる。
このとき、シール部材3の4つの突起3a、3b、3c、3dが、受口側排気筒1のリング溝4及び差込側排気筒2の外周面と密着する。受口側排気筒1のリング溝4とは、2つの大突起3a、3bの先端により2点で密着する。差込側排気筒2の外周面とは、2つの小突起3c、3dの先端により2点で密着する。それぞれ接点が2点ずつあるため、接点が1点しかない従来のOリングに比べて密着が強く、水漏れ、ガス漏れを防止することができる。
受口側排気筒1に差込側排気筒2が差し込まれる際、シール部材3は差込方向に力を受ける。差込側排気筒2の外周面と密着する小突起3c、3dは、図1(b)に示した通り断面形状が比較的細長い突起であるため、力の加わる方向に応じて変形し易く接点がフレキシブルに動くことが可能であり、密着状態を維持することができる。図2(b)に示すように、小突起3cが差し込み方向に変位しながらも、差込側排気筒2との密着状態を維持している。また、非常に強い力が加わり、小突起3c、3dのいずれか一方が密着状態を維持できなくなった場合でも、もう一方が差込側排気筒2の外周面との密着状態を維持できる。
一方、受口側排気筒1のリング溝4と密着する大突起3a、3bは、図1(b)に示した通り断面形状が比較的太く短い突起であり、かつ、2つの大突起3a、3bはほぼ直線状に延在しリング溝4の底面に向いた側に凹部Rを形成されているので、凹部Rの両側に位置する2点を支点としてアーチ状に踏ん張る状態となり、接点が移動し難く、リング溝4と強固に密着する。この結果、シール部材3全体が捻れ難くなる。仮に大突起3a、3bのいずれか一方が密着状態を維持できなくなった場合であっても、もう一方がリング溝4との密着状態を維持できる。
図3(a)は、本考案の排気筒用シール部材を適用した2本の排気筒の嵌合部における引き抜き時の状態を模式的に示した部分切り欠き図である。図3(b)は、図3(a)のシール部材の近傍の部分拡大図である。なお、「引き抜き時の状態」と称しているが、意図せずに抜けかかった状態も含む。
受口側排気筒1から差込側排気筒2が引き抜かれる際、シール部材3は引抜方向に力を受ける。この場合も、差込側排気筒2の外周面と密着する小突起3c、3dが、力の加わる方向に応じて変形し接点がフレキシブルに動くことができ、密着状態を維持する。また、非常に強い力が加わり、小突起3c、3dのいずれか一方が密着状態を維持できなくなった場合でも、もう一方が密着状態を維持できる。小突起3c、3dの少なくとも一方が差込側排気筒2の外周面と密着している限り、この部分からの水漏れやガス漏れを防止することができる。
一方、受口側排気筒1のリング溝4と密着する大突起3a、3bは、上述した差し込み時と同様に、図1(b)に示した凹部Rの両側に位置する2点を支点としてアーチ状に踏ん張る状態となり、接点が移動し難く、リング溝4と強固に密着する。この結果、シール部材3全体が捻れ難くなる。仮に大突起3a、3bのいずれか一方が密着状態を維持できなくなった場合であっても、もう一方がリング溝4との密着状態を維持できる。大突起3a、3bの少なくとも一方がリング溝4と密着している限り、この部分からの水漏れやガス漏れを防止することができる。
本考案のシール部材3は、その断面形状における2組の突起の異なる特性を組み合わせることにより、最適なシール効果が得られる。
図4(a)は、本考案の排気筒用シール部材を適用した2本の排気筒の嵌合部における傾き発生時の状態を模式的に示した部分切り欠き図である。図4(b)は、図4(a)のシール部材の近傍の部分拡大図である。
受口側排気筒1と差込側排気筒2が、同軸の位置から傾くと、シール部材3に不均一な力が加わり、小突起3c、3dのいずれか一方の密着状態が弱くなるか又は密着しなくなるおそれがある。特に、傾きを生じた場合にはシール部材3の周方向において加わる力が不均一となる。例えば、図4(a)に示すように、排気筒の直径の一端では小突起3cが密着しなくなり、直径の他端では小突起3dが密着しなくなるという状態になる。このような場合にも、シール部材3は、その小突起3c、3dが加わる力に応じて変形し易く接点がフレキシブルに動くため、少なくとも一方の小突起3c、3dにより差込側排気筒2の外周面との密着状態を維持することができる。
また、大突起3a、3bも、傾斜が大きい場合にはいずれか一方の密着状態が弱くなる可能性はあるが、上述したようにリング溝の底面に2点で強固に固定されているので密着状態を維持することができる。
基本的に、シール部材3は、大突起3a、3bの2点で受口側排気筒1のリング溝4と密着し、小突起3c、3dの2点で差込側排気筒2の外周面と密着することにより、4点で強固に支持されるので、排気筒に傾きを生じる場合にも、従来のOリングやキノコ状リングを使用した場合に比べて傾きの程度を抑制することができる。このことによっても、従来に比べて水漏れやガス漏れが生じ難くなる。
以上に述べた本考案の実施形態は一例を示したものであり、これら以外にも多様な変形形態が可能であり、それらについても本考案に含まれるものとする。
1:受口側排気筒
2:差込側排気筒
3:シール部材
3a、3b:大突起
3c、3d:小突起
4:リング溝
C:中心部
α:角度
R:凹部
100:受口側排気筒
110:差込側排気筒
120:リング溝
130:Oリング

Claims (3)

  1. 燃焼器具における2本の排気筒(1,2)同士の嵌合部において受口側排気筒(1)のリング溝(4)と差込側排気筒(2)の外周面の間に設置されるリング状のシール部材(3)であって、
    前記シール部材(3)における周方向に垂直な断面形状が、中心部(C)から上方向及び下方向にそれぞれ突出する幅広の2つの大突起(3a,3b)と、中心部(C)から該シール部材(3)の径方向内側に向かって斜め上方向及び斜め下方向にそれぞれ突出する幅狭の2つの小突起(3c,3d)とを有する略K字状であり、かつ、該シール部材(3)の径方向外側に凹部(R)を形成されていることを特徴とする排気筒用シール部材。
  2. 前記シール部材(3)の前記断面形状が上下対称であることを特徴とする請求項1に記載の排気筒用シール部材。
  3. 前記大突起(3a,3b)の長さが前記小突起(3c,3d)の長さより短いことを特徴とする請求項1又は2に記載の排気筒用シール部材。
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