JP3205846U - 小型土嚢製造機 - Google Patents

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邦男 坂本
邦男 坂本
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Abstract

【課題】小型軽量であって、持ち運びや収納が容易であり、開口量の維持や、土嚢袋の安定保持といった種々の効果を発揮することで、作業者の危険性回避と労力負担の軽減を可能にする小型土嚢製造装置を提供する。【解決手段】基台10と、支柱20と、支柱20の上部に備えられるローラーを介して土嚢袋Bを保持する帯体40と、係止解除機能付フック60から構成される小型で運搬可能な土嚢の製造機であって、帯体40の先端に設けたフックには係止を解除する機能を備える係止解除機能付フック60を設ける構成を採用したことで土嚢袋Bに内容物が収容され、帯体40が下方に向かって引っ張られている状態であっても帯体40を土嚢から容易に取り外すことができる構成を採用した。【選択図】図1

Description

本考案は、土嚢用袋に土砂を入れて土嚢を製造する小型で土嚢製造装置に関し、より詳しくは、突発的な水害等により、緊急対応が必要とされる河川工事において、現地での大型土嚢作りを可能とするとともに、土砂詰め作業に関連した事故を防止し、作業効率、並びに安全性の高い、小型の土嚢製造装置の技術に関する。
土嚢は、密閉性のある丈夫な袋に土砂等の充填物を入れたものであり、土嚢を複数積み上げ、壁状にすることによって水の流出を防ぐなど、ブロックしたり、堤防の補強などを行うものである。土嚢の大きさは、10kg程度のものから2t程度のものまで様々なものがあり、従来、1トンを超える大型の土嚢を作成する場合では、重機あるいはホッパ等で、充填物を土嚢袋に流入させていく手法が取り入られてきた。しかし、土嚢袋は自立できない場合が多いので、充填物を流入させる際には、土嚢袋の開口部付近等に配置されている取手を人が持ち、土嚢袋の開口部を広げて作業することから、当該業者の労働負担が大きく、また、重機等の近くで人が作業することは危険性が高く、作業安全上も問題である。
このような現状により、従来からも種々の技術が提案されている。例えば、土嚢を作るための装置であって、従来の方法に比較して速く楽に作ることが出来る土嚢製造装置(特許文献1参照)が提案され、公知技術となっている。具体的には、土を入れるホッパが支柱にて所定の高さに支持され、ホッパの底板には複数の穴を設けると共に穴の位置には複数の筒体を下方へ延ばして取着し、筒体の仲間位置には仕切りストッパーをスライド可能に取り付けている。そして、筒体の下方にはベルトコンベアが配置されている。この提案にはホッパの下に複数の土嚢袋状のものを配置する点が記載されている。しかしながら、この土嚢製造装置は、大規模であり、また、土嚢はベルトコンベアにて移動可能な程度の小型の土嚢についての装置であり、本発明の課題である大型の土嚢を現地にて製造する際に作業を容易にする技術についての記載はない。
また、簡単な設備で、容易に長尺の土嚢袋に充填材を充填できる土嚢製造装置(特許文献2参照)が、公知技術となっている。具体的には、複数の長尺土嚢を製造する土嚢製造装置であって、複数の長尺土嚢袋を設置する架台と架台上に設置する走行式のホッパと、からなり、ホッパが架台上を走行することで複数の長尺土嚢袋に充填材を充填することが記載されている。しかしながら、この土嚢製造装置は、大規模であり、また、ホッパはレール上を移動する装置であり、本考案の課題である大型の土嚢を現地にて製造する際に作業を容易にする技術についての記載はない。
そこで、本考案者は係る問題を解決しようと、大型の土嚢を現地で製造する際に少ない人員で容易且つ安全に土嚢袋に土砂を充填できる構造として、上部が開口するホッパを回転自在とし、そのホッパの上部には何らの構造体も残さないようにすれば、ユニック等の重機などにより、土嚢を上方へ搬出できるのではないかとの着想の下、既に「土嚢製造装置」についての技術開発を行い、特許を取得している(特許文献3参照)。また、土嚢袋についても取手部を内側に配設した技術について実用新案登録を受けている。しかし、前記土嚢製造装置は水害現場等への移動等は可能であるものの、小型化や軽量化といった面については課題を残しているものと考えられ、また、前記取手部を内側につけた考案についてよりその活用を図るべく本願考案の創作に至った背景がある。
特開2004−100361号 特開2003−342931号 特許5390722号 実登3203834号
小型軽量であって、持ち運びや収納が容易であり、開口量の維持や、土嚢袋の安定保持といった種々の効果を発揮することで、作業者の危険性回避と労力負担の軽減を可能にする小型土嚢製造装置を提供することを課題とする。
本考案に係る小型土嚢製造装置は、基台と、該基台の四隅に配置される支柱と、該支柱の上部に備えられるローラーを介して土嚢袋を保持する帯体と、から構成される小型で運搬可能な土嚢の製造機であって、前記基台は、隣設する前記の支柱間を全て結ぶか、若しくは一部が開口するように強固に結合され、前記支柱は、前記土嚢袋を空中で吊り下げるための高さと強度を有し、前記帯体は、一端が前記支柱の略中心付近に設けられる帯体固定部に固定され、他端は前記支柱に沿って上方に向かった後、前記支柱の上端に備えられる前記ローラーを介して下方へ折り返され、先端に設けたフックには係止を解除する機能を備える係止解除機能付フックにより前記土嚢袋を吊り下げる構成からなり、前記土嚢袋に内容物が収容された状態において、前記ローラーから下方に向かって引っ張られている前記帯体を土嚢から容易に取り外すことができる構成手段を採用した。
また、本考案に係る小型土嚢製造装置は、前記帯体固定部に位置調整機構を備えた構成手段を採用することもできる。
また、本考案に係る小型土嚢製造装置は、前記基台と前記支柱とのいずれかに、折りたたみ機構を備えた構成手段を採用することもできる。
本考案に係る前記小型土嚢製造装置1によれば、人が土嚢袋の保持等をしなくても、土嚢袋を安定して保持し、開口量も維持でき、視覚による流入量の確認も容易にすることが出来るため、作業者の危険性回避と労力負担の軽減を可能にするという優れた効果を発揮する。
また、本考案に係る前記小型土嚢製造装置1によれば、小型で構成部材もシンプルであるため軽量に製作でき、特に、折りたたみ機構を備えた構成手段を採用した場合であれば、収納スペースもわずかであり、また、軽トラック等にも積載可能であることから、水害が発生した現場への移動も容易であるという優れた効果を発揮する。
本考案に係る小型土嚢製造装置の全体構成を説明する全体構成説明図である。 本考案に係る小型土嚢製造装置の使用状態を示す使用状態説明図である。 本考案に係る係止解除機能付フックの構造を説明する説明図である。 本考案に係る係止解除機能付フックを装着した使用状態を説明する説明図である。 本考案に係る折りたたみ機構を説明する機能説明図である。
本考案である小型土嚢製造装置1は、基台10と、該基台10の四隅に配置される支柱20と、該支柱20の上部に備えられるローラー30を介して土嚢袋Bを保持する帯体40という極めてシンプルな部材から構成される小型で運搬可能な土嚢Dの製造機であって、土嚢袋Bに内容物Fが収容された状態において、前記ローラー30から下方に向かって引っ張られている前記フック50を土嚢Dから容易に取り外すことができることを最大の特徴とするものである。以下、図面に基づいて説明する。なお、本実施例で示される小型土嚢製造装置1の全体形状及び各部の形状は、下記に述べる実施例に限定されるものではなく、本考案の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で変更することができるものである。
図1及び図2に従って本考案の全体構成を説明する。図1(a)は、本考案に係る小型土嚢製造装置1の全体構成を示す斜視図である。図1(b)は、土嚢袋Bを装着して内容物Fを充填可能な状態を示す斜視図である。図2(a)は、従来の土嚢製造装置の一例であり、土嚢袋Bを装着した状態で土嚢袋Bの底部B4が地面から離れ、中空に浮いた状態を示し、図2(b)は、土嚢袋Bを装着した状態で土嚢袋Bの底部B4が地面に設置している状態を示している。図2(a)の状態では、土嚢袋Bの内部に内容物Fを十分に充填可能であるが、帯体40が引っ張られて、帯体40の先端に設けられるフック50の取り外しが困難である。これに対し図2(b)では、帯体40に強い引っ張りは働かず、取り外しは容易である。但し、土嚢袋Bの底部B4が地面に接することで袋体B1の側部が撓み、内容物Fの充填には袋体B1を上方に引っ張りながら充填しなければならないという問題がある。
土嚢Dは、10キログラム程度のものから2トン程度のものまであるが、本考案は、概ね1トン前後の大型土嚢袋を対象とするものである。ただし、以下に示す形状や寸法、あるいは素材についてはこれらに限定されるものではなく、使用する土嚢袋Bの寸法や、規格で定められた寸法に応じて適宜変更でき、係る考案の創作の範囲、即ち登録実用新案の範囲ともいうべき実用新案権の効力が及ぶ範囲内において、当業者に自明といえる範囲までを含むものとする。
本考案に係る小型土嚢製造装置1は、基台10と、該基台10の四隅に配置される支柱20と、該支柱20の上部に備えられるローラー30を介して土嚢袋Bを保持する帯体40と、から構成される小型で運搬可能な土嚢Dの製造機であって、以下、構成部材毎に説明する。
基台10は、隣設する支柱20間を全て結ぶか、若しくは一部が開口するように強固に結合され、図1(a)及び図1(b)は全ての支柱20が強固に固定された状態を示している。なお、一部開口する構成については、図5に示している。基台10の素材には、比強度から耐荷重及び曲げ強度を考慮して選択する。なお、軽量化を図るためには、例えば、スチール系では一般構造用圧延鋼材よりも高張力鋼板を用いることが望ましい。図には示していないが、平坦でない場所での設置を考慮して下方に向かって突き出す足を設けることも有効である。
支柱20は、土嚢袋Bを空中で吊り下げるための高さと強度を有し、基台10の四隅に立脚する筒状部材で構成され、使用される土嚢袋Bなど大きさに応じて高さや幅が決定される。また、係る支柱20の高さを調整するには、基台10において支柱20を受ける部分に開口穴と固定ピン等を用いることで、容易に高さを調整することができる。なお、支柱20の高さは、小型土嚢製造装置1に土嚢袋Bを備えた状態において、内容物Fが収納される収容領域と上部を閉じるための閉じ合わせ領域の境界となる位置より高くなければならない。但し、吊り下げるために支柱20を高くすると、作業上重機等により土嚢Dを引き上げる際に邪魔となり、また、全体の大きくなってしまう。そこで、本考案では、帯体40の長さを確保しつつ、不要な装置の全高を抑えるために、帯体40を折り返して備える構成を採用している。また、支柱20の断面形状は特に限定されるものではないが、ローラー30が支柱に対して回動自在となる構造を有していることが望ましい。なお、支柱20の略中間位置には、帯体40の一端を固定する帯体固定部21を備えている。
ローラー30は、支柱20の上部に設けられ、帯体40の方向の折り返しをする回動部材であり、土嚢Dの荷重がかかる部分となるためローラー30の軸受け等には十分な安全率をかけて設計することが必要である。また、回動するローラー30の向きは常に支柱20で囲まれた領域の中心を向かう方向に設置するか、若しくは角度を自由に変化できるようにするなどの工夫をすることが望ましい。
帯体40は、一端が支柱20の略中心付近に設けられる帯体固定部21に固定される長尺なベルトや帯であって、該帯体固定部21から支柱20に沿って上方に向かった後、支柱20の上端に備えられるローラー30を介して下方へ折り返され、土嚢袋Bの取手部B2にフック50を引っ掛けるための長さを備えている。伸縮性の少ない素材を用いる場合では、取手部B2からフック50を更に外しにくくなり、また素材の疲れにより断裂等の使用期間が短くなる。伸縮性の多いゴム素材等を用いる場合では、素材が繰り返し伸縮することによる耐久性の問題や、内容物Fの充填状態によって帯体40が引き伸ばされ、土嚢Dの底部B4が地面についてしまうことから、前記と同様に土嚢袋Bに内容物Fを充填しにくくなる。そこで、帯体40には、高荷重に耐え、伸縮性を抑えた耐久性の高いゴム質系素材を用いることが望ましい。例えば、ポリエステルとイソンアネートとの反応によって得られるウレタンゴムを用いることが有用である。
フック50は、帯体40の帯体固定部21と反対側他端に設けられる従来から用いられてきた一般的な形状の係止具であって、土嚢袋Bに設けられる取手部B2に引っ掛けるための部材であるが、係るフック50では前記の取り外しの問題が生じるため、本考案では、係るフック50に代えて係止解除機能付フック60を採用することとした。即ち、本考案では図2(a)及び図2(b)の何れの状態になった場合でも、小型土嚢製造装置1から内容物Fが充填された土嚢Dを容易に取り外すことが可能となる構成を採用したものである。
本考案に係る小型土嚢製造装置1に使用する土嚢袋Bは、袋体B1と取手部B2とから構成されている。また、前記袋体B1は、上部に開口部B3を有し、下部に底部B4を有する筒状形状であれば、特に大きさは限定されることなく使用が可能である。大型土嚢袋Bの場合では、開口部B3の径が1m以上となり、底部B4から前記開口部B3までの長さが1m以上となる場合もあるが、対応範囲を広げたい場合には前記帯体固定部21に調整機構22をもたせることが望ましい。なお、図1(b)において、筒状の袋体B1の形状は、円筒としているが、上部に開口部B3が大きく開口する筒状であればよく、直方体や多角柱でも対応可能である。
位置調整機構22は、前記支柱20の略中心付近に設けられる帯体固定部21の固定位置を調整可能とするものであり、例えば図1に示したように、支柱20の略中心付近に固定用ピンとピン穴の組み合わせにより、段階的な調整機能を備える構成や、図には示していないが長穴にボルト等の螺合部材で自由な位置決めを可能とする構成等が考え得る。
図3及び図4を用いて係止解除機能付フック60の機能及び構造を説明する。図3は、前記帯体40の土嚢袋B側の端部に設けられる係止解除機能付フック60の構造を説明する構造説明図である。図3(a)は、回動フック66がロックされた状態を示し、図3(b)は、解除された状態を示している。図4は、従来のフック50では取り外しが困難であった構造に代えて、本考案では係止解除機能付フック60を備えていることにより、土嚢袋Bに内容物Fを充填して得られた土嚢Dの取手部D2から帯体40の取り外しを容易とする構造に変更されていることを示している。図4(a)は、土嚢袋Bが非装着状態を示し、図4(b)は、土嚢袋Bが装着された状態を示し、図4(c)は、土嚢袋Bに内容物Fが充填された土嚢Dが示されており、帯体40の全体が荷重によってまっすぐ伸ばされ、土嚢Dの底部D4は地面と設置していない状態を示している。
図4(a)の小型土嚢製造装置1の状態に土嚢袋Bを装着した状態が図4(b)であり、この状態にした後は、内容物Fの充填作業に作業者は近づく必要はなく、危険作業を強いられることもないため、安全且つ迅速な充填作業が可能である。なお、充填作業等における重機の動作にともない帯体40が損傷しないように、図4の各図に示すローラー30を被覆する構造とすることが望ましい。係る被覆部材を設けることにより、帯体40にテンションが掛かった状態において、帯体40の断裂等が発生しても近くにいる作業者を巻き込む事故を防止する。図4(c)に示すように、土嚢Dによる荷重が係止解除機能付フック60と帯体40に作用した場合であって、帯体40がローラー30を介して下方に向かう折り返し点までの間、まっすぐ伸ばされており、係る状態で係止解除機能付フック60がないと取り外しが困難となる。
係止解除機能付フック60の構造について説明する。係止解除機能付フック60は、2枚の本体61とその間に回動自在に狭持される回動フック66とにより構成され、レバー62は回動フック66に設けられる回動フック突出部68と、前記レバー62に設けられる突出部64とがカム構造により係止状態及び解除状態を切り替え、若しくはその状態を保持する構造を有している。
次に、係止解除機能付フック60の動作について説明する。小型土嚢製造装置1に土嚢袋Bを取り付ける手順として、土嚢袋Bの取手部B2を回動フック66に掛けて回動フック突出部68がレバー62に設けられる突出部64を超えるまで回動フック66を押し上げると固定状態となる。次に、土嚢袋Bの開口部B3に内容物Fを充填し、充填が完了した後、土嚢Dを小型土嚢製造装置1から取り外す動作については、レバー62を上方に引き上げると大きな力を要せずにレバー62は本体61から外れ、回動フック回転部67を介して固定状態が解除される。この時、レバー62は、弾性部材65によって常にレバーを押し戻そうとする作用を発揮させるものであるから、操作しない状態においては常にロック状態となっている。従って、取り外さない場合の回動フック突出部68と突出部64の接触部分は力の作用する方向に対して垂直に面接触することが望ましい。
図5は、折りたたみ機構24を備える構成を採用した場合の実施例を説明する説明図である。本考案に係る小型土嚢製造装置1は、その特徴として小さいこと及び軽量であることを課題とするため、収納時や運搬時等においてはよりコンパクトに変形できることが有用であり、係る利便性を高めるためには、基台10と支柱20とのいずれかに関節機構を設けて小さく収納できる構成を採用することが望ましい。
そこで、図5では、折りたたみ機構24を備える実施例を示している。係る折りたたみ機構24の設置位置や機能を発揮するための構造については周知技術の付加であり、図5に示した構成はあくまでも実施例であって、他の構造等であってもその目的とするコンパクトな収納が可能となるものであれば特に限定されるものではない。図5に示した実施例では、支柱20の底部近傍に回転する折りたたみ機構24を儲け、内側に倒して基台10と略平行となる位置へ回動させることを可能とした例であり、直立状態においては回動しないように固定ピンで固定する方法を採用した場合を示している。また、図面には示していないが、支柱20ではなく基台10の一部に折りたたみ機構24を設ける構成を採用してもよい。
本考案に係る小型土嚢製造装置1は、土嚢Dを効率よく、安全に製造する装置を小型化し、移動や作業を容易にするものであることから、河川工事や橋梁工事のような土木工事等に寄与する考案として産業上の利用可能性は大きいと思慮される。
1 小型土嚢製造装置
10 基台
20 支柱
21 帯体固定部
22 位置調整機構
24 折りたたみ機構
30 ローラー
40 帯体
50 フック
60 係止解除機能付フック
61 本体
62 レバー
63 レバー回転部
64 突出部
65 弾性部材
66 回動フック
67 回動フック回転部
68 回動フック突出部
69 帯体係止用穴
70 ストッパー
B 土嚢袋
B1 袋体
B2 取手部
B3 開口部
B4 底部
D 土嚢
D2 取手部
D3 蓋部
D4 底部
F 内容物

Claims (3)

  1. 基台10と、
    該基台10の四隅に配置される支柱20と、
    該支柱20の上部に備えられるローラー30を介して土嚢袋Bを保持する帯体40と、
    から構成される小型で運搬可能な土嚢Dの製造機であって、
    前記基台10は、隣設する前記の支柱20間を全て結ぶか、若しくは一部が開口するように強固に結合され、
    前記支柱20は、前記土嚢袋Bを空中で吊り下げるための高さと強度を有し、
    前記帯体40は、一端が前記支柱20の略中心付近に設けられる帯体固定部21に固定され、他端は前記支柱20に沿って上方に向かった後、前記支柱20の上端に備えられる前記ローラー30を介して下方へ折り返され、先端に設けたフックには係止を解除する機能を備える係止解除機能付フック60により前記土嚢袋Bを吊り下げる構成からなり、
    前記土嚢袋Bに内容物Fが収容された状態において、前記ローラー30から下方に向かって引っ張られている前記帯体40を土嚢Dから容易に取り外すことができることを特徴とする小型土嚢製造装置1。
  2. 前記帯体固定部21に位置調整機構22を備えたことを特徴とする請求項1に記載の小型土嚢製造装置1。
  3. 前記基台10と前記支柱20とのいずれかに、折りたたみ機構24を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の小型土嚢製造装置1。
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