JP3205563B2 - ある種のホスホノメチルアミン類を用いる水性系における腐食の抑制 - Google Patents
ある種のホスホノメチルアミン類を用いる水性系における腐食の抑制Info
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Description
るものであり、そしてより特に水性系における腐食の抑
制用に有効な有機ホスホネート化合物の使用に関するも
のである。
ける腐食抑制に関するものでありそして特にある種のカ
ルシウム不感性のホスホノメチルアミンオキシド化合物
の使用に関するものである。本発明の化合物は、少なく
とも1個の式: の酸化された第三級をアミン基を有しており、そして少
なくとも約25ppmの曇り点を有する水溶性のホスホ
ノメチルアミンオキシド類およびそれらの水溶性塩であ
る。
は、水性系の装置の製作で使用されている公知の物質で
あり、該装置中を系水が循環し、鉄を基にした金属表面
と接触し、そして例えば系からの水の一部の蒸発により
濃縮されることもある。そのような物質はそのような環
境で腐食を容易に受けるにもかかわらず、それらの強度
および入手性の理由から他の金属類よりも使用される。
如き天然源から誘導される水を使用する系、では天然ま
たは合成的に生じる種々の物質が鉄を基にした金属を攻
撃することは知られている(「鉄を基にした金属」とい
う語は本開示および特許請求の範囲中では鉄金属および
鉄を内部に含有している金属合金、すなわち第一鉄金属
類、を意味する)。鉄金属部品が腐食を受ける代表的装
置には、蒸発器、単独および複数通路熱交換器、冷却
塔、および付属装置などが包含される。系水が装置中ま
たは装置上を通るにつれて、系水の一部が蒸発して、系
に含まれている溶解された物質を濃縮させる。これらの
物質は、実際に金属部品の交換を必要とするようなひど
い点食および腐食を生じる濃度に近付きそしてそれに到
達する。
食を抑制するために、こらまでにはクロム酸塩類および
無機燐酸塩類またはポリ燐酸塩類が使用されてきてい
る。クロム酸塩類は有効であるが非常に有毒であり、従
って取り扱いおよび廃棄問題を生じる。燐酸塩類は非毒
性である。しかしながら、燐酸カルシウムの限定された
溶解度のために多くの場合に適切な燐酸塩類の濃度を保
つことが困難である。ポリ燐酸塩類も比較的非毒性であ
るが、加水分解してオルト燐酸塩を生成し、それは燐酸
塩自体と同様に水性系中でスケールおよびスラジを生成
する(例えば系中のカルシウムの組み合わされることに
より燐酸カルシウムを生成する)。さらに、受け入れ水
の富栄養化に関すると、過剰の燐酸塩化合物は栄養源と
して廃棄問題を生じることがある。ホウ酸塩類、硝酸塩
類、および亜硝酸塩類も腐食抑制用に使用されてきてい
る。これらのことは低濃度においては栄養分としても作
用することとなり、および/または高濃度においては健
康問題を生じる。
あると考えられていた例えば亜鉛の如き他の金属類の廃
棄に関しての環境上の考慮も最近増大してきている。
に関連しており、それにより伝統的な無機抑制剤に対す
る依存性を減じさせることができるようになってきてい
る。成功裡に使用される有機抑制剤の中には、多数の有
機燐酸塩類が含まれる。これらの化合物は一般的には他
の従来の水処理添加物に悪影響を与えずに使用できる。
器、およびボイラー、における重大問題はスケールの沈
着であり、特に水溶液から生じる例えばカルシウムおよ
びマグネシウムの如きカチオン類のある種の炭酸塩類、
水酸化物類、珪酸塩類および硫酸塩類の如きスケール生
成性塩類の熱交換表面上への沈着である。冷却水系にお
いて使用される水の大部分は河川、湖、池などから供給
されており、そして種々の量のスケール生成性塩類を含
有している。冷却塔系では、冷却効果は塔を通る循環水
の一部の蒸発により得られている。冷却中に生じる蒸発
のために、水中の固体は濃縮し始める。さらに、炭酸カ
ルシウム、硫酸カルシウムおよび他の硬質塩類の逆溶解
度のために、熱交換表面上での水−不溶性スケールの生
成問題が激しくなる。
における使用のために考察されてきている。米国特許番
号3,336,221は、水性系に例えばアミノトリ(メ
チルホスホン酸)の如き窒素原子と結合しているメチル
ホスホン酸を有する化合物を加えることからなる水性に
おけるスケール生成性塩類の沈澱を抑制する方法を開示
している。米国特許番号3,214,454は、スケール
を抑制するための燐酸のある種のアシル化生成物(例え
ばヒドロキシエチリデン二ホスホン酸)の使用を教示し
ている。あいにく、アミノトリ(メチルホスホン酸)およ
びヒドロキシエチリデン二ホスホン酸などの種々のホス
ホン酸塩類はカルシウム硬度に非常に敏感でありそして
ホスホン酸カルシウム沈澱を生成する傾向がある。
ホスホノアミンを適当な酸化剤を用いて酸化することに
よりある種の有機−ホスホノ−アミンオキシド化合物を
製造できることを開示している。例えば、ビス(二水素
ホスホノ−メチル)アミンをH2O2と反応させてエタノ
ールビス(二水素ホスホノ−メチル)アミンオキシド(す
なわちONCH2CH2N(O)(CH2PO3H2)2)を生成
することができ、そしてトリス(二水素ホスホノ−メチ
ル)アミンをH2O2と反応させてトリス(二水素ホスホノ
−メチル)アミンオキシド(すなわちON(CH2PO3H
2)3)を生成することができる。有機−ホスホノアミン
オキシド類はそれらの酸性もしくは塩および/またはア
ミンオキシド性質を利用できる実質的に全ての有機化学
分野における用途を有することが開示されており、そし
てそのような分野における該化合物に対して示されてい
る種々の用途には、金属イオン封鎖剤またはキレート
剤、水処理剤、ペルオキシ化合物用の安定剤および腐食
抑制剤としての用途が包含される。特に、トリス(ホス
ホノ低級アルキリデン)アミンオキシド類の酸類および
水溶性塩類がアルカリ性媒体中で金属イオン用の有効な
金属イオン封鎖剤性質を示すことが報告されている。例
えば、トリス(二水素ホスホノメチル)アミンオキシドの
五ナトリウム塩はモル対モル基準でアルカリ媒体中でカ
ルシウムイオンを封鎖すると報告されている。これらの
トリス(ホスホノ低級アルキリデン)アミンオキシド化合
物はカルシウム硬度に非常に敏感であるとか考えられて
おり、そしてそれらはホスホン酸カルシウム沈澱を生成
する傾向がある。
ているような系においては、腐食を抑制するかまたはス
ケール生成を抑制するために使用できる安全且つ有効な
水処理剤に関する要望が絶えず存在している。この型の
水処理剤が水性系中で殺菌剤または消毒剤として普遍的
に使用されている遊離塩素の存在下で安定性を保つな
ら、それらは特に価値がある。
の水溶性ホスホノメチルアミンオキキドまたはそれの水
溶性塩に露呈することにより水性系中での金属類の腐食
を効果的に抑制できることを見いだした。
換された、アルコキシ−置換された、カルボキシル−置
換された、およびスルホニル−置換されたヒドロカルビ
ルから選択され、そしてR2はヒドロカルビル、ヒドロ
キシ−置換された、アルコキシ−置換された、カルボキ
シル−置換された、スルホニル−置換されたヒドロカル
ビル、−CH2PO3H2、および から選択されるか、またはR1およびR2が一緒になっ
て、任意に環中の酸素および/または燐原子と共に、炭
素数が3−5の脂環式環を形成する]を有するカルシウ
ム不感性の水溶性有機ホスファノアミンオキシド類並び
にそれらの水溶性塩類が包含される。
抑制することである。
あると考えられている試薬を用いて腐食を抑制すること
である。
素に対して耐性のある試薬を用いて腐食を抑制すること
である。
は、下記の本発明の詳細な記載から明らかになるであろ
う。
スホノメチルアミンオキシド化合物および水性系を処理
するための腐食抑制としてのそれらの使用に関するもの
である。カルシウム感度とは、化合物が溶液中のカルシ
ウムイオンと共に沈澱する傾向を称する。カルシウム不
感性が本発明の重要な特徴であると考えられており、そ
の理由はそれにより本発明の試薬を比較的高い硬度の水
中で効果的に使用できるからである。本出願で使用され
ている化合物のカルシウム不感性に関する試験は曇り点
試験が含んでおり、そこでは0.005Mホウ酸塩緩衝
液で緩衝されてpH8.3となっておりそして60℃の
温度を有する500ppmのカルシウムイオン(CaC
03として)を含有している硬水に化合物が加えられ
る。溶液が濁り始める(曇り点)まで加えることのでき
る化合物の量がカルシウム感度の指示値であると考えら
れている。この曇り点試験はここでは「CA500曇り
点試験」と称される。本発明のカルシウム不感性化合物
は、CA500曇り点試験により測定された少なくとも
約25ppmの曇り点を有している。好適な化合物は少
なくとも約50ppmの曇り点を有しており、そして最
も好適な化合物はCA500曇り点試験により測定され
た少なくとも約75ppmの曇り点を有しており、その
理由はそれらを効果的に使用できる水系に関してそれら
を特に自在に使用できるからである。
全ての有機ホスホノアミンオキシド化合物がカルシウム
不感性を示すとは限らない。本発明の化合物は、カルシ
ウム不感性の(すなわち少なくとも約25ppmのCA
500曇り点を有する)式: の酸化された第三級アミン基を有する水溶性ホスホノメ
チルアミンオキシド類(およびそれらの水溶性塩類)で
ある。これには、式: [式中、R1はヒドロカルビル、並びにヒドロキシ−置
換された、アルコキシ−置換された、カルボキシル−置
換された、およびスルホニル−置換されたヒドロカルビ
ルから選択され、そしてR2はヒドロカルビル、ヒドロ
キシ−置換された、アルコキシ−置換された、カルボキ
シル−置換された、スルホニル−置換されたヒドロカル
ビル、−CH2PO3H2、および−C2H4N(O)(CH2
PO3H2)2から選択されるか、またはR1およびR2が一
緒になって、任意に環中の酸素および/または燐原子と
共に、炭素数が3−5の脂環式環を形成する]を有する
カルシウム不感性のホスホノメチルアミンオキシド類が
包含される。
中で不溶性にさせないアルキル、アリールおよびアルカ
リールが包含される。ヒドロカルビルの例は、炭素数が
1−約6のアルキル基、例えばメチル、エチルおよびシ
クロヘキシル基である。ヒドロキシ置換されたヒドロカ
ルビルの例は、炭素数が1−約6のヒドロキシ置換され
たヒドロカルビル基、例えばヒドロキシエチルおよびヒ
ドロキシイソプロピル基である。アルコキシ−置換され
たヒドロカルビル基の例は、1−4単位のエチレンまた
はプロピレンオキシドでアルコキシ化されている炭素数
が1−約6のヒドロキシアルキル基、例えばヒドロキシ
エトキシエチル基である。カルボキシ−置換されたヒド
ロカルビルの例は、カルボン酸基で置換された炭素数が
1−約4のアルキル基、例えばカルボキシルメチル基で
ある。スルホニル−置換されたヒドロカルビルの例は、
炭素数が1−約4のスルホニル−置換されたアルキル
基、例えばスルホニルエチル基である。R1およびR2が
一緒になって形成される脂環式環の例は、R1およびR2
が一緒になって順位−CH2CH2OP(O)(OH)CH2
−または−CH2CH2OCH2CH2を形成している環で
ある。
アミンオキシド化合物の例は、N,N−ビス−ホスホノ
メチルエタノールアミンN−オキシド(すなわちR1が
−CH2CH2OHでありそしてR2が−CH2PO3H2で
ある)、N,N−ビス−ホスホノメチルエチルアミンN
−オキシド(すなわちR1が−C2H5でありそしてR2が
−CH2PO3H2である)、N,N−ビス−ホスホノメチ
ルタウリンN−オキシド(すなわちR1が−CH2CH2
SO3HでありそしてR2が−CH2PO3H2である)、
N,N−ビス−ホスホノメチルグリシンN−オキシド
(すなわちR1が−CH2COOHでありそしてR2が−
CH2PO3H2である)、ホスホノメチルイミノ二酢酸
N−オキシド(すなわちR1が−CH2COOHでありそ
してR2が−CH2COOHである)、ホスホノメチルジ
エタノールアミンN−オキシド(すなわちR1が−CH2
CH2OHでありそしてR2が−CH2CH2OHであ
る)、および4−ホスホノメチル−2−ヒドロキシ−2
−オキソ−1,4,2−オキサザホスホリナンN−オキシ
ド(すなわちR1およびR2が一緒になって−CH2CH2
OP(O)(OH)CH2−を有する脂環式環を形成してい
る)、並びにN,N,N′−トリホスホノメチル、N′−
ヒドロキシエチルエチレンジアミンN,N′−ジオキシ
ド(すなわちR1が−CH2CH2OHでありそしてR2が
−C2H4N(O)(CH2PO3H2)2である)が包含され
る。ここで開示されている新規なホスホノメチルアミン
オキシド化合物にはN,N−ビス−ホスホノメチル2−
(ヒドロキシエトキシ)エチルアミンN−オキシド、4−
ホスホノメチル−2−ヒドロキシ−2−オキソ−1,4,
2−オキサザホスホリナンN−オキシド、およびN,N
−ビス−ホスホノメチルタウリンN−オキシド(並びに
それらの水溶性塩類)が包含されると考えられる。
オキシド類は、対応する第三級アミンのトリ置換された
窒素を適当な酸化剤を用いて普遍的に酸化することによ
り、製造できる。適当な酸化剤は、O−O結合を有して
おり(過酸化物化合物)および酸化活性を有する一般的
な酸化剤である。適当な酸化剤には過酸化水素、置換さ
れた過酸化物類および過酸化水素の他の化合物、例えば
ナトリウムの過酸化物およびカリウムの過酸化物、過硫
酸塩類および過酸類、例えば過硫酸、過酢酸、ペルオキ
シ一燐酸など、並びにそれらの水溶性の塩化合物、例え
ばナトリウム、カリウム、アンモニウムおよび有機アミ
ン塩類が包含される。一般的に、酸化工程は水性媒体中
で実施される。
うな酸化の議論に関しては、ホー(Hoe)他の「第三級ア
ミン類の過酸化水素酸化(Hydrgen Peroxide Oxidation
of Tertiary Amines)」、ザ・ジャーナル・オブ・ジ・
アメリカン・オイル・ケミスツ・ソサイエティ(The Jou
rnal of the American Oil Chemisti' Society)、LV
巻、No.7、268−271頁(1963年7月)お
よびレーク(Lake)他、「脂肪アミンオキシド類における
最近の進歩(Recent Advances in Fatty Amine Oxide
s)、I部、化学および製造(Chemistry and Preparatio
n)」、ザ・ジャーナル・オブ・ジ・アメリカン・オイル
・ケミスツ・ソサイエティ、40巻、No.11、62
8−631頁(1963年11月)を参照のこと。一般
的に、第三級アミンの溶液を約10のpHにおいて約2
0%過剰の過酸化水素と有利に反応させることができ
る。反応媒体の約2%以上の過酸化物濃度を使用するこ
とが好ましい。
ら、ホスホン酸基(および他の酸基)を本質的に希望す
るカチオンを含有している化学量論的量の塩基または塩
を用いて中和することにより、容易に製造される。例え
ばアルカリ金属、アルカリ土類金属、亜鉛、アルミニウ
ム、アンモニアおよびアミン類、例えば低級アルキルア
ミン類、を含有しているものの如き酸類の塩基類および
塩類が特に適しており、ナトリウムおよびカリウム塩類
が好適である。例えば、ナトリウム塩を製造するために
は、ホスホノメチルアミンの遊離酸をナトリウムカチオ
ンを含有している化学量論的量の塩基、例えば水酸化ナ
トリウム、を用いて中和することができる。しかしなが
ら、ホスホノメチルアミン類の酸水素の全てが置換され
る必要はなく、置換される各酸水素に関してカチオンが
同一である必要はないことにも注意すべきである。従っ
て、カチオンはNH4 +、H+、Na+、K+、などのいず
れであってもよく、またはそれらの混合物であってもよ
い。
類と反応することができる他の塩基類または塩類には、
無機アルカリ金属塩類、酸化物類および水酸化物類、例
えばNa2O、Na2CO3、KOH、K2O、K2CO3、
LiOH、Li2CO3、CsOH、Cs2CO3、他の無
機塩類、並びに水酸化物類、例えばAl(OH)3、Al2
(SO4)3、Al(NO3)3およびZnSO4並びにアミン
類、特に低分子量アミン類(すなわち約300より小さ
い分子量を有するアミン類)、そしてより特に2個以下
のアミン基を含しているアルキルアミン類、アルキレン
アミン類およびアルカノールアミン類、例えばエチルア
ミン、ジエチルアミン、プロピルアミン、プロピレンジ
アミン、ヘキシルアミン、2−エチルヘキシルアミン、
N−ブチルエタノールアミン、トリエタノールアミンな
ど、が包含される。
反応用の温度、pHおよび時間、は変えることができ、
反応用の最適条件は当技術の専門家により容易に確認さ
れるであろう。有機−ホスホノアミン類の製造および有
機−ホスホノ−アミンオキシド類の製造におけるそれら
の使用の議論に関しては米国特許番号3,429,914
が参照文献であり、それの内容はここでは参考用に記し
ておく。
−ビス−ホスホノメチルタウリンは、窒素系物質(すな
わちタウリン、H2H−CH2CH2SO3H)とカルボニ
ル基含有化合物(すなわちホルムアルデヒド)およびオ
ルト燐酸との公知の反応により製造できる。対応する生
成物を生成するためのイミノビス−メタンホスホン酸、
水酸化ナトリウムおよびイセチオン酸ナトリウムの反応
における指針に関しては米国特許番号4,216,163
が参照文献であり、それの内容はここでは参考用に記し
ておく。
ると、N−ホスホノメチルイミノ二酢酸は燐酸をパラホ
ルムアルデヒドと反応させることにより製造でき、N,
N−ビス−ホスホノメチル−2−(ヒドロキシエトキシ)
エチルアミンは2−(ヒドロキシエトキシ)エチルアミン
を燐酸およびパラホルムアルデヒドと反応させることに
より製造でき、4−(ホスホノメチル)−2−ヒドロキシ
−2−オキソ−1,4,2−オキサザホスホリナンはエタ
ノールアミンを燐酸およびパラホルムアルデヒドと反応
させることにより製造でき、そしてN,N−ビス−ホス
ホノメチルエチルアミンはエチルアミンを燐酸およびパ
ラホルムアルデヒドと反応させることにより製造でき
る。
ノメチルアミンオキシド化合物が水性系における腐食を
抑制するのに有効であることを見いだした。
ウム不感性の水溶性ホスホノメチルアミンオキシド類
(またはそれらの水溶性塩類)を系水に加えることによ
り水性系において系水と接触する鉄を基にした金属類の
腐食を抑制することができる。ホスホノメチルアミンオ
キシド類およびそれらの可溶性アルカリ金属塩類(普通
はナトリウム塩類)がこの目的用に好適である。
の塩の厳密な量はある程度までは、それを加えようとす
る水性系の性質および希望する保護の程度に依存してい
る。しかしながら、一般的には系水において保たれる濃
度は約0.05−10,000ppmであることができる
と言える。この範囲内では約200ppm以下の一般的
に低い量が通常は好適であり、多くの水性系(例えば多
くの解放再循環冷却水系)用には約50ppm以下の量
が最も好適である。典型的には約0.5ppm以上の量
が好適であり、約2ppm以上の量が最も好適である。
特定の水性系に関して必要な正確な量は一般的方法によ
り容易に決めることができる。ほとんどの水性系では、
pHは好適には6以上に、そして最も好適には7以上
に、保たれる。
の塩は系水に一般的方法で加えることができ、例えば最
初にホスホノメチルアミンオキシドまたは塩と水との濃
縮溶液(好適には合計1−50重量%のホスホノメチル
アミンオキシド類を含有している)を生成しそして濃縮
溶液を系水に系中の簡便な場所で供給することにより加
えることができる。多くの場合、その中を通って水が系
に入っていく構成管または給水管に化合物を加えること
ができる。例えば、あらかじめ決められた量を構成水に
定期的または連続的に分配するように目盛りが付けられ
ている注射器を使用することができる。
に対応する有機ホスホノメチルアミン化合物と比較した
時に、水溶液中で遊離塩素の存在下で比較的安定である
と考えられている。従って、本発明に従うカルシウム不
感性のホスホノメチルアミンオキシド化合物の使用は遊
離塩素が存在している水性系に関して特に有利である。
すなわち、例えば本発明の関して不感性のホスホノメチ
ルアミンオキシド化合物は塩素気体または過塩素酸塩が
殺菌剤として加えられている水性系(例えば冷却水系)
用の腐食抑制剤として特に有用である。
度で操作されている冷却水系の処理において特に有用で
あり、特に約80°F−150°Fの間で操作されてい
る解放再循環冷却水系の処理において特に有用である。
は処理された水が保護しようとする金属表面を通って流
れているような系の部分中の腐食の抑制において特に有
効であると考えられている。
用できる。
ノメチルアミンオキシド類はまた、水性系におけるスケ
ールの沈着を抑制するために、特に系水から誘導されそ
して炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、燐酸カルシウ
ム、珪酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸マグネシ
ウム、燐酸マグネシウムおよび/または酸化鉄を含有し
ている工業用水系の金属構想体上のスケールの沈着を抑
制するために、有効であると考えられている。冷却水系
中での炭酸カルシウムの沈着を抑制する際のそれらの使
用が特に有利であると考えられている。しきい値効果が
示され、それによりスケールの生成が塩結晶を生じそし
て熱交換器表面に対するそれらの付着が低い処理基準で
抑制される。
ノメチルアミンオキシドまたは塩の厳密な量はある程度
までは、それを加えようとする水性系の性質および希望
するスケール抑制の程度に依存している。しかしなが
ら、多くの場合には腐食を抑制するために加えられるホ
スホノメチルアミンオキシドの量が腐食およびスケール
問題の両方を被る系におけるスケールの生成も抑制する
であろう。そのような系におけるカルシウム不感性のホ
スホノメチルアミンオキシド用の典型的な濃度範囲は約
0.05−約10,000ppmであり、約0.5−20
0ppmがしばしば適している。特定の水性系に関して
必要な正確な量は、系中のアルカリ度、pH、カルシウ
ム濃度、溶解された固体分および水温から、一般的方法
により容易に決めることができおよび/または推定でき
る。ほとんどの用途ではスケールの生成を抑制するため
には化学量論的量以下(すなわち例えばカルシウムの如
きカチオンを生成するスケールを不動化させるのに必要
な量以下)の使用で充分であると考えられている。ある
種のホスホノメチルアミンオキシド類を用いるスケール
抑制の議論に関しては米国特許出願番号[参照番号03
−7535]を参照のこと。
は水性系用の単独腐食抑制剤として使用することもでき
るが、ここで処理する型の水性系において一般的に使用
されている他の成分類を当該ホスホノメチルアミンオキ
シドの他に使用できるということは理解されるであろ
う。他の適当な水処理添加物には例えば、多数の殺菌
剤、重合体試薬(例えば2−アクリルアミン−2−メチ
ルプロパンスルホン酸とメタクリル酸との共重合体、ま
たはアクリル酸もしくはメタクリル酸の重合体)、他の
ホスホン酸塩類、黄色金属腐食抑制剤(例えばベンゾト
リアゾール)、他の腐食抑制剤などが包含される。
らさらに明らかになるであろう。
N−ビス−ホスホノメチル−2−(ヒドロキシエトキシ)
エチルアミンN−オキシド、4−(ホスホノメチル)−2
−ヒドロキシ−2−オキソ−1,4,2−オキサザホスホ
リナンN−オキシド、N,N−ビス−ホスホノメチルタ
ウリンN−オキシド、N,N−ビス−ホスホノメチルグ
リシンN−オキシド、N−ホスホノメチルイミノ二酢酸
N−オキシド、N,N−ビス−ホスホノメチルエタノー
ルアミンN−オキシドおよびN,N−ビス−ホスホノメ
チルエチルアミンN−オキシドのカルシウム感度をそれ
ぞれ上記のCA500曇り点試験工程により試験した。
8.3のpHを有しており、そして500ppmのカル
シウムイオン(CaCO3として)および0.005Mホ
ウ酸塩緩衝液を含有している硬水溶液を含んでいる25
0mlビーカーに、ホスホノメチルアミンオキシド類をそ
れぞれ加えた。N,N−ビス−ホスホノメチル−2−(ヒ
ドロキシエトキシ)エチルアミンN−オキシド、4−(ホ
スホノメチル)−2−ヒドロキシ−2−オキソ−1,4,
2−オキサザホスホリナンN−オキシド、N,N−ビス
−ホスホノメチルタウリンN−オキシドおよびN,N−
ビス−ホスホノメチルエチルアミンN−オキシドに関す
る実験では、それぞれ100ppmのホスホノメチルア
ミンN−オキシド類が曇り点に達する前に加えられた。
N−ホスホノメチルイミノ二酢酸N−オキシドの場合に
は、曇り点は約38ppmにおいて達した。N,N−ビ
ス−ホスホノメチルグリシンN−オキシドの場合には、
曇り点は約30ppmにおいて達した。N,N−ビス−
ホスホノメチルエタノールアミンN−オキシドの場合に
は、曇り点に達する前に80ppmが加えられた。比較
用に、どちらも本発明のカルシウム不感性化合物ではな
いと考えられているアミノトリ(メチル−ホスホン酸)お
よびヒドロキシエチリデン二ホスホン酸を用いる実験を
行った。結果を下表Aに示す。 表A 実験 添加物 曇り点(ppm) 1 N,N-ビス-ホスホノメチル-2-(ヒドロキシ- 〉100 エトキシ)エチルアミンN-オキシド 2 4-(ホスホノメチル)-2-ヒドロキシ-2- 〉100 オキソ-1,4,2-オキサザホスホリナン N-オキシド 3 N,N-ビス-ホスホノメチルタウリン 〉100 N-オキシド 4 N,N-ビス-ホスホノメチルエチルアミン 〉100 N-オキシド 5 N-ホスホノメチルイミノ二酢酸N-オキシド 38 6 N,N-ビス-ホスホノメチルグリシンN-オキシド 30 7 N,N-ビス-ホスホノメチルエタノールアミン 〉80 N-オキシド 8 アミノトリ(メチルホスホン酸) 10 9 アミノトリ(メチルホスホン酸)N-オキシド 5 10 ヒドロキシエチリデンジホスホン酸 7
4倍の濃度とした。水は約8.5の初期pHを有してい
た。2枚の鋼片の重量を測定しそして通気されている溶
液の試料中に54℃において3日間吊した。鋼片を次に
取り出し、再び重量測定し、そして3日間にわたる平均
腐食速度(年当たりのミル数)を片の重量損失を基にし
て計算した。結果を下表Bに示す(実験1)。それぞれ
15ppm、30ppm、および45ppmのN,N−
ビス−ホスホノメチルタウリンN−オキシドを試験溶液
に加えたこと以外は同じ工程を用いて3回の追加実験
(実験2、3および4)を行い、それぞれ15ppm、
30ppm、および45ppmのN,N−ビス−ホスホ
ノメチルグリシンN−オキシドを試験溶液に加えたこと
以外は同じ工程を用いて3回の別の追加実験(実験5、
6および7)を行い、それぞれ15ppm、30pp
m、および45ppmのN,N−ビス−ホスホノメチル
エタノールアミンN−オキシドを試験溶液に加えたこと
以外は同じ工程を用いて3回の別の追加実験(実験8、
9および10)を行い、それぞれ15ppmおよび45
ppmのN−ホスホノメチルイミノ二酢酸N−オキシド
を試験溶液に加えたこと以外は同じ工程を用いて2回の
別の追加実験(実験11および12)を行い、それぞれ
15ppm、30ppm、および45ppmのN,N−
ビス−ホスホノメチル−2−(ヒドロキシエトキシ)エチ
ルアミンN−オキシドを試験溶液に加えたこと以外は同
じ工程を用いて3回の別の追加実験(実験13、14お
よび15)を行い、それぞれ15ppm、30ppm、
および45ppmの4−(ホスホノメチル)−2−ヒドロ
キシ−2−オキソ−1,4,2−オキサザホスホリナンN
−オキシドを試験溶液に加えたこと以外は同じ工程を用
いて3回の別の追加実験(実験16、17および18)
を行い、そしてそれぞれ15ppm、30ppm、およ
び45ppmのN,N−ビス−ホスホノメチルエチルア
ミンN−オキシドを試験溶液に加えたこと以外は同じ工
程を用いて3回の別の追加実験(実験19、20および
21)を行った。これらの実験に関して計算された片の
腐食速度も下表Bに示されている。
日間の試験後の試験溶液の最終的pHは約8.−9.5の
範囲であった。
ルアミンN−オキシドの腐食抑制性質を熱交換器表面リ
グ上で4Xシカゴ水道水を用いて7.5ppmにおいて
評価した。6日間の試験を54℃(130°F)および
8.3−8.5のpHにおいて実施した。N,N−ビス−
ホスホノ−メチルエタノールアミンN−オキシドは腐食
の抑制に非常に有効であり、2.3mpyの鋼腐食速度
を与え、それの比べて処理をしなかった空実験に関して
は50mpyの腐食速度であった。
ルタウリンN−オキシドの溶液により、不動化を示すた
めの電位動力学的偏向試験を実施した。この試験では、
1010軟鋼のディスクを研磨して600グリット仕上
げをし、石鹸水中で超音波的に清浄化し、そしてアセト
ンですすいだ。溶液をアルゴン脱気にかけて、0.5p
pm以下の酸素濃度を得た。溶液を水酸化ナトリウムま
たは過塩素酸を用いて8.5のpHに調節し、そして水
浴により55℃に加熱した。ディスク表面を−1ボルト
において飽和カロメル電極に対して200秒間にわたり
還元させた。電位動力学的偏向測定中に、電位を毎秒1
ミリボルトにおいて掃引させた。N,N−ビス−ホスホ
ノメチルグリシンN−オキシドおよびN,N−ビス−ホ
スホノメチルエタノールアミンN−オキシドに関しても
電位動力学的偏向試験を行った。生じた曲線からまとめ
られた結果を下表Cに示す。 表C 電位(E) (ボルト/飽和 電流密度(I) カロメル電極) (アンペア/平方メートル) N,N-ビス-ホス N,N-ビス-ホス N,N-ビス-ホス ホノメチル ホノメチル ホノメチル タウリン グリシン エタノールアミ N−オキシド N−オキシド ンN−オキシド (30ppm) (30ppm) (30ppm) -0.99 2.52 1.73 1.80 -0.95 1.70 1.05 1.07 -0.90 0.90 0.66 0.65 -0.86 0.53 0.42 ---- -0.85 ---- ---- 0.36 -0.81 0.20 0.25 ---- -0.80 ---- ---- 0.17 -0.76 0.01 0.13 0.01 -0.72 ---- 0.01 ---- -0.70 0.12 ---- 0.19 -0.67 ---- 0.23 ---- -0.66 0.19 ---- ---- -0.65 ---- ---- 0.26 -0.63 ---- 0.57 ---- -0.60 0.26 0.87 0.31 -0.55 0.28 1.11 0.39 -0.50 0.30 1.19 0.32 -0.48 ---- 1.02 ---- -0.46 0.35 0.91 ---- -0.45 ---- ---- 0.22 -0.43 ---- 0.89 0.20 -0.41 0.41 0.98 ---- -0.40 ---- ---- 0.19 -0.38 ---- 1.23 0.19 -0.35 0.57 ---- 0.20 -0.32 ---- ---- 0.22 -0.30 0.96 1.90 0.25 -0.28 ---- ---- 0.32 -0.25 1.92 3.03 0.46 -0.21 ---- 4.73 ---- -0.20 4.64 ---- 0.88 -0.15 9.35 7.53 1.93 -0.13 ---- ---- 2.49 -0.10 15.07 10.61 ---- -0.06 25.5 ---- ---- -0.05 ---- 17.38 ---- -0.02 33.0 ---- ---- -0.01 ---- 21.00 ---- N−ホスホノメチルイミノ二酢酸N−オキシドおよび
N,N−ビス−ホスホノメチル−2−(ヒドロキシエトキ
シ)エチルアミンN−オキシドに関しても実験を行い、
そしてこれらの実験に関するまとめられた結果を下表D
に示す。
1,4,2−オキサザホスホリナンN−オキシド(900
ppm)に関しても実験を行い、そしてこの実験に関す
るまとめられた結果を下表Eに示す。
1,4,2−オキサザホスホリナンN−オキシド(90ppm) -0.795 0.447 -0.743 0.087 -0.691 0.026 -0.659 0.190 -0.615 0.495 -0.591 0.706 -0.559 0.970 -0.551 1.045 -0.543 1.093 -0.535 1.192 -0.527 1.212 -0.519 1.205 -0.511 1.204 -0.503 1.236 -0.495 1.211 -0.487 1.181 -0.479 1.178 -0.471 1.181 -0.463 1.196 -0.455 1.275 -0.447 1.359 -0.439 1.453 -0.431 1.565 -0.423 1.667 -0.415 1.830 電圧の範囲にわたる比較的一定である電流密度の間隔が
不動化を示していると考えられる。それぞれN,N−ビ
ス−ホスホノメチルタウリンN−オキシド、N,N−ビ
ス−ホスホノメチルグリシンN−オキシド、N,N−ビ
ス−ホスホノメチルエタノールアミンN−オキシド、N
−ホスホノメチルイミノ二酢酸N−オキシド、N,N−
ビス−ホスホノメチル−2−(ヒドロキシエトキシ)エチ
ルアミンN−オキシドおよび4−(ホスホノメチル)−2
−ヒドロキシ−2−オキソ−1,4,2−オキサザホスホ
リナンN−オキシドに対する範囲−0.60〜−0.5
0、−0.48〜−0.41、−0.45〜−0.32、−
0.546〜−0.522、−0.498〜−0.450お
よび−0.535〜−0.463にわたる電流密度にこれ
らの化合物の存在下における金属表面の不動化を示して
いると考えられる。
ミンN−オキシドの0硬度水中2ppm溶液を2時間に
わたり60℃に加熱した。オルト燐酸塩に添加された有
機ホスホン酸塩の量を次に測定した。10ppmおよび
20ppmのNaOCリットルをそれぞれ加熱前に添加
したこと以外は同じ溶液を用いて、別の実験(実験2お
よび3)を行った。N,N−ビス−ホスホノメチルエタ
ノールアミンN−オキシドではなくそれぞれ2ppmの
4−(ホスホノメチル)−2−ヒドロキシ−2−オキソ−
1,4,2−オキサザホスホリナンN−オキシド(実験
4、5および6)、2ppmのN,N−ビス−ホスホノメ
チルグリシンN−オキシド(実験7、8および9)、2
ppmのN,N−ビス−ホスホノメチル−2−(ヒドロキ
シエトキシ)エチルアミンN−オキシド(実験10、1
1および12)、2ppmの2ppmのN,N−ビス−
ホスホノメチルタウリンN−オキシド(実験13、14
および15)、並びに2ppmのN,N−ビス−ホスホ
ノメチルエチルアミンN−オキシド(実験16、17お
よび18)を用いて一連の実験も行った。
チルエタノールアミンN−オキシドではなくN,N−ビ
ス−ホスホノメチルエタノールアミンの2ppm溶液を
用いても同様な一連な実験(実験19、20および2
1)を行った。比較のために、アミノトリ(メチルホス
ホン酸)の2ppm溶液を用いても同様な一連の実験
(実験22、23および24)を行った。結果を下表F
に示す。
スホノメチルエタノールアミンとは異なり、本発明のカ
ルシウム不感性のホスホノメチルアミンオキシド類は塩
素耐性であった。
−ホスホノメチルイミノ二酢酸N−オキシド、N,N−
ビス−ホスホノメチル−2−(ヒドロキシエトキシ)エチ
ルアミンN−オキシド、4−(ホスホノメチル)−2−ヒ
ドロキシ−2−オキソ−1,4,2−オキサザホスホリナ
ンN−オキシド、N,N−ビス−ホスホノメチルグリシ
ンN−オキシド、N,N−ビス−ホスホノメチルタウリ
ンN−オキシド、N,N−ビス−ホスホノメチル−エタ
ノールアミンN−オキシド、およびN,N−ビス−ホス
ホノメチルエチルアミンN−オキシドが炭酸カルシウム
生成を抑制する能力を、しきい値抑制剤試験を使用して
測定した。この試験では、1000mlのビーカー中で4
00ppmのカルシウム(Caとして)および400p
pmの炭酸水素塩(HCO3として)を含有している8
00mlの試験溶液を磁気攪拌棒を用いて攪拌しそしてス
テンレス鋼製挿入ヒーターを用いて49℃に加熱した。
加熱中にpHを監視し、そして希HCリットルを添加し
てpH7.15に保った。49℃の温度に達した後に、
0.1N NaOHを試験溶液に0.32ml/分の速度で
注射器ポンプを用いて加え、そしてpHの上昇を監視し
た。炭酸カルシウムが沈澱し始めた時にpHの増加速度
における減少または維持が観察され、そしてこの減少ま
たは維持が観察された時のpHが臨界pHが臨界pHと
称される。試験溶液に関する臨界pHは、臨界pHに到
達するために加えられた1リットルの水酸化物(NaO
Hとして)当たりの合計ミリ当量と共に、下表Gに示さ
れている。
メチルアミンが加えられてある試験溶液を用いて工程を
繰り返した。アミノトリ(メチル−ホスホン酸)およびヒ
ドロキシエチリダン二ホスホン酸を用いる実験も行っ
た。結果を下表Gに示す。 表G 臨界pHに到達する 臨界 ために加えられた 実験 添加物 pH NaOH(meq/l) 1 空(処理なし) 7.69 0.48 2 N-ホスホノメチルイミノ 8.66 2.01 二酢酸N-オキシド 3 N,N-ビス-ホスホノメチル-2- 8.96 2.78 (ヒドロキシ-エトキシ)エチル アミンN-オキシド 4 4-(ホスホノメチル)-2-ヒドロ 8.55 1.52 キシ-2-オキソ-1,4,2-オキサザ ホスホリナンN-オキシド 5 N,N-ビス-ホスホノメチル 8.74 2.24 グリシンN-オキシド 6 N,N-ビス-ホスホノメチル 8.89 2.49 タウリンN-オキシド 7 N,N-ビス-ホスホノメチル 8.91 2.50 エタノールアミンN-オキシド 8 N,N-ビス-ホスホノメチル 8.89 2.92 エチルアミンN-オキシド 9 アミノトリ(メチルホスホン酸) 8.50 1.34 N-オキシド 表Gに示されている如く、本発明のホスホノメチルアミ
ンオキシド類の使用が臨界pHを上昇させ、そして一般
的には臨界pHに到達する前の実質的に多量の水酸化ナ
トリウムの添加をもさらした。従ってこれらのホスホノ
メチルアミンオキシド類は炭酸カルシウム沈澱を抑制で
きる有効なしきい値抑制剤である。
の底から液体を除去しそしてそれを管を通して流量調節
可能な針弁にそれぞれ循環させるための遠心ポンプ、流
量測定可能な流量計、深皿に戻る液体を加熱するための
ヒーターからなる装置を用いてスケールの生成をさらに
試験した。調節コイルを深皿中に供給し、そして水道水
が冷却コイル中に循環できるように連結した。コイル中
の水道水の流量を調節するソレノイド弁を活性化させる
温度調節器を使用して、液体温度を調節した。pH探針
も深皿中に配置されており、そしてそれはpH調節器に
操作可能方式で連結されており、該調節器は1リットル
容器から深皿への0.5N NaOHおよび0.2N H2
SO4の流量をそれぞれ調節する一対のソレノイド弁を
調節している。
て)を有する5リットルの試験溶液を深皿に移し、そし
て遠心ポンプを用いて毎秒1.4フィートの流速で循環
させた。pHを8.0−8.2の範囲内に調節し、そして
挿入ヒーターに関する熱還流が毎時1平方フィート当た
り10.9KBTUとなるように可変変換器のスイッチ
を入れた。冷却用コイルを操作して、深皿から出る水を
60℃に調節した。6時間後に、電力変圧器およびpH
調節器のスイッチを切り、そしてpH探針を深皿から除
去した。冷却用コイル中に水道水を循環させるように温
度調節器を再設定することにより、深皿中の水を急速冷
却した。試験溶液の試料が35℃に冷却された時に、該
試料を深皿から除去し、そしてそれを合計硬度に関して
分析した。結果を下表Hに示す。合計硬度の減少は、系
中のスケール生成を示すものと考えられる。
チルアミンオキシドであるN,N−ビス−ホスホノメチ
ルグリシンN−オキシドを試験溶液に加熱前に加えたこ
と以外は上記の工程を用いて実験を繰り返し、2ppm
のN,N−ビス−ホスホノメチルエタノールアミンN−
オキシドを用いて別の実験を行い、10ppmのN−ホ
スホノメチルイミノ二酢酸N−オキシドを用いて別の実
験を行い、2ppmのN,N−ビス−ホスホノメチル−
2−(ヒドロキシエトキシ)エチルアミンN−オキシドを
用いる別の実験を行い、10ppmの4−(ホスホノメ
チル)−2−ヒドロキシ−2−オキソ−1,4,2−オキ
サザホスホリナンN−オキシドを用いて別の実験を行
い、そして2ppmのN,N−ビス−ホスホノメチルタ
ウリンN−オキシドを用いて別の実験を行った。実験の
終了時の試験溶液の合計硬度は合計硬度の減少値とし
て、スケール生成の計算された抑制率と共に、下表Hに
示されている。
シウムスケールの抑制に関してN,N−ビス−ホスホノ
メチルエタノールアミンN−オキシドを試験した。60
0ppmの合成硬度(CaCO3として)水を用いて6
0℃において50mlの0.1N水酸化ナトリウムを毎分
0.27mlで連続的に添加しながらしきい値応力試験を
実施した。N,N−ビス−ホスホノメチルエタノールア
ミンN−オキシドのスケール抑制活性は明白であった。
6時間の試験の終了時に、加熱表面上の沈澱量は10p
pmのN,N−ビス−ホスホノメチルエタノールアミン
N−オキシドにより処理した時には0.201グラムで
あると見いだされた。これに比べて、処理をしない空実
験では0.489グラムの沈澱であった。
ものである。ここに開示されている発明の明細または実
施法の考察から当技術の専門家には他の態様も明きらか
になるであろう。本発明の新規な概念の精神および範囲
から逸脱しない限り改変を行えることは理解されよう。
本発明はここに説明されている特定の調合物や実施例に
拘束されるものではなく前記の特許請求の範囲内に入る
ものである限り改変形も包括していることも理解されよ
う。
Claims (11)
- 【請求項1】 式: 【化1】 [式中、 R1はヒドロカルビル、並びにヒドロキシ−置換され
た、アルコキシ−置換された、カルボキシル−置換され
た、およびスルホニル−置換されたヒドロカルビルから
選択され、そしてR2はヒドロカルビル、ヒドロキシ−
置換された、アルコキシ−置換された、カルボキシル−
置換された、スルホニル−置換されたヒドロカルビル、
−CH2PO3H2、および 【化2】 から選択されるか、またはR1およびR2が一緒になって
環中の炭素数が3−5の脂環式環を形成する] で表わされる構造を有し、そしてCA500曇り点試験
により測定された少なくとも25ppmの曇り点を有す
る水溶性のホスホノメチルアミンオキシドまたは該ホス
ホノメチルアミンオキシドの水溶性塩の有効量を水性系
に加える段階からなる、水性系中において系水と接触し
た鉄を基にした金属の腐食を抑制する方法。 - 【請求項2】 ホスホノメチルアミンオキシドのアルカ
リ金属塩を系水に加える、特許請求の範囲第1項記載の
方法。 - 【請求項3】 ホスホノメチルアミンオキシドがCA5
00曇り点試験により測定された少なくとも50ppm
の曇り点を有する、特許請求の範囲第1項記載の方法。 - 【請求項4】 ホスホノメチルアミンオキシドがN,N
−ビス−ホスホノメチルエタノールアミンN−オキシ
ド、N,N−ビス−ホスホノメチル−2−(ヒドロキシエ
トキシ)エチルアミンN−オキシド、4−(ホスホノメチ
ル)−2−ヒドロキシ−2−オキソ−1,4,2−オキサ
ザホスホリナンN−オキシド、N,N−ビス−ホスホノ
メチルグリシンN−オキシド、N−ホスホノメチルイミ
ノ二酢酸N−オキシド、N,N−ビス−ホスホノメチル
タウリンN−オキシドおよびN,N−ビス−ホスホノメ
チルエチルアミンN−オキシド並びにそれらの水溶性塩
類からなる群から選択される、特許請求の範囲第1項記
載の方法。 - 【請求項5】 ホスホノメチルアミンオキシドがN,N
−ビス−ホスホノメチルエタノールアミンN−オキシド
またはそれの水溶性塩類である。特許請求の範囲第1項
記載の方法。 - 【請求項6】 ホスホノメチルアミンオキシドが4−
(ホスホノメチル)−2−ヒドロキシ−2−オキソ−1,
4,2−オキサザホスホリナンN−オキシドまたはそれ
の水溶性塩類である、特許請求の範囲第1項記載の方
法。 - 【請求項7】 式: 【化3】 [式中、 R1はヒドロカルビル、並びにヒドロキシ−置換され
た、アルコキシ−置換された、カルボキシル−置換され
た、およびスルホニル−置換されたヒドロカルビルから
選択され、そしてR2はヒドロカルビル、ヒドロキシ−
置換された、アルコキシ−置換された、カルボキシル−
置換された、スルホニル−置換されたヒドロカルビル、
−CH2PO3H2、および 【化4】 から選択されるか、または R1およびR2が一緒になって環中の炭素数が3−5の脂
環式環を形成する] で表される構造を有し、そしてCA500曇り点試験に
より測定された少なくとも25ppmの曇り点を有する
水溶性のホスホノメチルアミンオキシドまたは該ホスホ
ノメチルアミンオキシドの水溶性塩の有効量を水性系に
加える段階からなる、水性系中において腐食を抑制する
ための鉄表面を不動化する方法。 - 【請求項8】 ホスホノメチルアミンオキシドがN,N
−ビス−ホスホノメチルエタノールアミンN−オキシ
ド、N,N−ビス−ホスホノメチル−2−(ヒドロキシエ
トキシ)エチルアミンN−オキシド、4−(ホスホノメチ
ル)−2−ヒドロキシ−2−オキソ−1,4,2−オキサ
ザホスホリナンN−オキシド、N,N−ビス−ホスホノ
メチルグリシンN−オキシド、N−ホスホノメチルイミ
ノ二酢酸N−オキシド、N,N−ビス−ホスホノメチル
タウリンN−オキシドおよびN,N−ビス−ホスホノメ
チルエチルアミンN−オキシド並びにそれらの水溶性塩
類からなる群から選択される、特許請求の範囲第7項記
載の方法。 - 【請求項9】 ホスホノメチルアミンオキシドがN,N
−ビス−ホスホノメチルエタノールアミンN−オキシド
またはそれの水溶性塩類である、特許請求の範囲第7項
記載の方法。 - 【請求項10】 ホスホノメチルアミンオキシドが4−
(ホスホノメチル)−2−ヒドロキシ−2−オキソ−1,
4,2−オキサザホスホリナンN−オキシドまたはそれ
の水溶性塩類である、特許請求の範囲第7項記載の方
法。 - 【請求項11】 ホスホノメチルアミンオキシドを系中
でのスケールの生成を抑制するのに有効な量で加える、
特許請求の範囲第7項記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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