JP3205429B2 - 荷電粒子分離方法 - Google Patents

荷電粒子分離方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、イオンサイクロトロン
共鳴(以下、単にICRという)技術を利用した荷電粒
子(イオン)分離の方法に関するものであり、マス・フ
ィルターや同位体分離に応用することができる。
【0002】
【従来の技術】現在、同位体分離に利用されている電磁
気的な方法は、大型の磁場偏向型の質量分析を利用する
のが主である。また、ICRを応用した分離方法も研究
されており、これは、磁場中でのイオンのサイクロトロ
ン運動を選択的に共鳴・加速して、共鳴イオンと非共鳴
イオンとを径方向に分離するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、本発明の分離
方法は、従来のものとは全く異なる原理を用いたもので
あり、その特徴とするところは、 (1)スリットなどを通さないので、イオンの損失が少
ない。 (2)複雑な電極構造やイオン光学系が必要ないので、
セルの構造が単純で精度も必要としない。 (3)非常に高い均一度の磁場は必要ないので、マグネ
ットは小型ですみ、装置全体としてもコンパクトにまと
めることができる。 などの効果を有する全く新しい原理に基づいた複数種類
の荷電粒子(イオン)を空間的に分離(抽出)するもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、荷電粒子が電
場と磁場によって空間的にトラップされているとき、サ
イクロトロン共鳴と磁場の径方向成分を利用して、前記
荷電粒子に軸方向の力を与え、この力の向きをイオン種
ごとのサイクロトロン運動共鳴加速させるトラップ振
動の周期を考慮したタイミングによって制御し、2種類
の荷電粒子を軸方向に空間的に分離するようにしたこと
を特徴とする。
【0005】
【作用】本発明によれば、径方向成分を持つ磁場中にお
けるICRを利用して、イオンをその質量の違いによっ
て空間的に分離する方法であり、これは、サイクロトロ
ン共鳴して速度が大きくなったイオンが、径方向磁場成
分によって速度と径方向に垂直な方向、すなわち軸方向
(Z方向)に力を受け、セル中での位置を変化させる現
象を利用するものである。
【0006】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明するが、
本発明の荷電粒子分離方法では、軸方向成分(BZ)だ
けでなく、径方向成分(Br)をもつソレノイドなどの
磁場発生器と、その磁場内に設置された真空容器内のI
CRセルを基本的な構成要素としている。
【0007】ここで、このICRセルは、図1に示すよ
うな構造の公知のセルである。図1において、励起電極
1a,1bおよび検出電極3a,3bは、それぞれ矩形
円弧状に湾曲形成されていて、励起電極対および検出電
極対として用いられるものであり、各電極対が互いに直
交するように配置されていて、円筒型の検出部Aを構成
している。トラップ電極5a,5bは、円形に形成さ
れ、励起電極1a,1bと検出電極3a,3bで形成さ
れる円筒型の検出部Aの両端を塞ぐように配置されてい
る。なお、トラップ電極5a,5bの中央部には貫通孔
7,8が設けられている。フィラメント9,グリッド1
0および加速電極11は、トラップ電極5aの貫通孔7
に向かって、電子線を出力する電子銃Bを構成してい
る。この電子銃Bから出力される電子線は、トラップ電
極5bの貫通孔8を通ってコレクタ12に入射される。
【0008】このように構成される円筒型の検出部A内
で生成されて捕らえられるイオンは熱エネルギーの速度
で回転運動し、その回転半径は小さく、位相もイオン毎
にバラバラで、そのまま検出することは困難である。そ
こで磁場に平行な励起電極1a,1bにサイクロトロン
共鳴周波数の交流電圧を印加して、イオンを強制的に加
速する。これにより、イオンの位相は揃って、速度は増
し、その回転半径は大きくなる。そして、加速されたイ
オンは、磁場に平行な検出電極3a,3bにより検出さ
れる。
【0009】また、図1のICRセルの各電極へは、図
2に示すように、外部から直流電圧や交流電圧を任意の
シーケンスに従って印加できるようになっており、実験
シーケンスを発生するパルス・シーケンサー、検出用励
起に用いる信号発生器、イオン化時の電子ビームを制御
する電子銃制御装置、フィラメント用電流源、電子ビー
ムの加速用電圧源やトラップ用電源などの各種電源、そ
してシーケンサーをコントロールするパーソナルコンピ
ュータから構成される。
【0010】このような構成において、以下に本発明に
関わる荷電粒子(イオン)分離の原理を示す。イオンは
図1に示すようなICRセル内では、磁場と電場によっ
て空間的にトラップされている。この場合、イオンは磁
場のZ方向成分BZに垂直な平面でサイクロトロン運動
をし、Z方向にはトラップ電場によるポテンシャルに補
足された調和振動運動をしている。Z方向成分BZに垂
直にイオンのサイクロトロン周波数を含む交流電場を印
加すると、イオンは共鳴し、回転速度vを増加させる。
【0011】ここで、磁場が径方向成分Brをもってい
ることを考えると、十分に大きい速度をもったイオンに
は、径方向成分Brと回転速度vの両方に垂直な方向、
すなわちZ方向に力が働くことになる。この径方向成分
rの符号、すなわち径方向外向きか内向きかによっ
て、図3に示すように、イオンが受けるZ方向の力の向
きもプラス方向あるいはマイナス方向を取り得ることに
なる。
【0012】このように、径方向成分Brがプラスとマ
イナスに分布するような磁場は、例えば、図4に示すソ
レノイドがつくる磁場を考えれば実現可能であることが
わかる。ソレノイドでは、径方向成分Brの向きがプラ
ス方向とマイナス方向に分布している領域がある。
【0013】一方、イオンはトラップ電場によって、I
CRセル内の或る限定された空間を振動をしている。こ
のトラップ振動の周波数は、厳密にはイオンの質量によ
って異なるが、質量差が小さい場合には、ほぼ等しいと
みなすことができる。しかし、この振動の位相は、全て
のイオンについて揃っているとは限らない。この場合に
は、振動の位相を揃えるような操作、例えばトラップ電
極にトラップ振動の周波数と同じ交流電場を短時間印加
するようなことを行えば、セル内の全イオンは、Z方向
にコヒーレントな調和振動をすることになる。
【0014】したがって、径方向成分Brがプラスとマ
イナスに分布している空間内にICRセルを設置すれ
ば、イオンは時刻によって、径方向成分Brの符号の異
なる領域に滞在していることになる。そして、その状況
は、イオンのトラップ振動の周波数と初期位相を把握す
ることによって知ることができる。
【0015】以上のような原理を利用すれば、径方向成
分Brがプラスとマイナスに分布している空間内にイオ
ンがトラップされているとき、イオンのサイクロトロン
運動を励起するタイミングを合わせることによって、イ
オンにZ方向プラスあるいはマイナスの向きの力を働か
せることができる。
【0016】ここで、セル内に2種類のイオンが混在し
ている場合を考えると、それぞれのイオン種ごとにZ方
向の逆向きに力を働かせることができるので、イオンを
Z方向に分離することができる。
【0017】実際には、必要となる磁場の径方向成分B
rの大きさや分布、イオンのトラップ振動を考慮したサ
イクロトロン共鳴の励起(加速)方法などの検討が必要
となる。以降に、径方向成分Brの存在する磁場中でイ
オンがどのようなふるまいをするかを、運動方程式を解
析的に解いて検討し、上記原理の妥当性を示し、次に数
値シミュレーションによって、2種類のイオンをZ方向
に分離する励起方法が存在することを示す。
【0018】まず、ICRセル内のイオンの運動を運動
方程式を解析的に解くことによって考察する。なお、定
式化にあたっては、以下の簡略化を行う。第1に、イオ
ンのサイクロトロン運動の中心は、常にセルの中心軸上
にあるものとする。この簡略化によって、イオンの運動
はX−Y平面上のサイクロトロン運動とZ方向のトラッ
プ振動に分解して取り扱うことができる。
【0019】第2に、磁場の軸方向成分Bzと径方向成
分BrはZ軸のみに存在するものとする。
【0020】第3に、サイクロトロン運動を共鳴・加速
される以前には、イオンは熱運動のエネルギーで運動し
ているわけだが、この時のイオンの運動速度v0はたい
へん小さいので、径方向成分Br(z)による力は無視でき
るほど十分小さいものとする。
【0021】第4に、サイクロトロン運動の励起は、非
常に短時間で行われるものとし、励起中のふるまいは考
えず、イオンはt=texで、その速度をv0から十分大
きなvcに変化させるものとする。
【0022】このような簡略化のもとで、イオンのふる
まいを考察する。セルのトラップ電極5a,5bにポテ
ンシャルVTを印加し、励起電極1a,1bと検出電極
3a,3bをグランドレベルにしたとき、ICRセルの
中心付近のポテンシャルは四重極近似で取り扱うことが
できる。 V(x,y,z)=VT{γ−α(x2+y2−2z2)/L2} (1) ただし、 α,γ:セルの幾何学的定数 L:セルの長さ である。
【0023】ここで、イオンのZ方向の運動を考察する
ため、トラップポテンシャルのZ成分のみ考慮すると、 Vz(z)=2αVT・z2/L2 (2) したがって、軸方向(z方向)の電場は、 Ez(z)=−gradVz(z) =−4αVT・z/L2 (3) となり、イオンがトラップポテンシャルから受ける力
は、 fEz=qEz(z) =−4qαVT・z/L2 (4) となる。
【0024】この力に加えて、速度vcに励起・加速さ
れたイオンには、径方向成分Br(z)による力 fBr=qvcr(z) (5) が働く。したがって、励起・加速されたイオンのZ方向
の運動方程式は、 m・d2z/dt2=fEz+fBr =−4qαVT・z/L2+qvcr(z) (6) となる。
【0025】ここで、実際のソレノイドのつくる磁場の
径方向成分Br(z)を考えると、これは、図5に示すよう
な分布をしている。この径方向成分Br(z)は図6に示す
ような線形の関数で近似することができる。つまり、 Br(z)=az (a>0) (7) である。この(7)式の径方向成分Br(z)を(6)式に代入す
れば、運動方程式は、 d2z/dt2=−4qαVT・z/mL2+qavc・z/m =−(ωT 2−δ)z (8) ただし、 ωT=√(4qαVT/mL2) δ=qavc/m である。
【0026】この式は、−(ωT 2−δ)の符号によっ
て、異なる形の解をもつが、δ>ωT 2のときは、 z=A1exp{√(δ−ωT 2)・t} +A2exp{−√(δ−ωT 2)・t} (A1,A2は定数) (9) であり、この解は発散する形となっている。
【0027】つまり、Z方向の力によって、イオンはト
ラップ電極に衝突し、セルから除去されることになる
が、イオンは励起するタイミングによって、図7に示す
ように、2種類のイオンをそれぞれZ方向のプラス側と
マイナス側に分離することができる。
【0028】次に、イオンの質量の違いによって、実際
に同位体の分離ができることを数値シミュレーションに
よって確認する。ここでは、キセノンの同位体である131e +イオンと132e +イオン を想定して、イオンの励起期間中の運動を3次元の1粒
子モデルで計算した。計算条件として、長さ92mmの
ソレノイドで中心磁場5Tが得られるような磁場の解析
解を用い、軸方向成分Bz(z,r)と径方向成分Br(z,r)と
した。トラップ電圧は5Vで、励起波形は20VPPの電
圧で634KHzから554KHzを0.4msで掃引する波
形とした。
【0029】その結果を図8に示す。図8において、
(a)図に示す131e +イオンと(b)図に示す132e +
イオンがそれぞれZ方向の逆方向に力を受けて、セルの
トラップ電極に衝突することがわかる。つまり、キセノ
ンの同位体をZ方向に分離できることが示せたことにな
る。
【0030】次に、径方向磁場成分Br(z)として、位置
によって符号のみを変える場合を考える。つまり、一定
値で近似できる分布が可能であるとすると、 Br(z)=+b (z>0) または、 Br(z)=−b (z<0) として、上記(6)式を解くと、いま、イオンは径方向成
分Brがプラスの領域(z>0)で励起・加速され、速
度がvcに増加したとする。このとき、運動方程式は、 d2z/dt2=−4qαVT・z/mL2+qvcb/m =−ωT 2・z+qvcb/m (z>0) (10) となる。
【0031】ここで、ωTはイオンのトラップ振動の角
周波数であり、 ωT=√(4qαVT/mL2) である。したがって、(10)式の解は、 z=Acos(ωTt+φ)+qvcb/mωT 2 =Acos(ωTt+φ)+vcbL2/4αVT (11) ただし、 A,φ:定数 となる。
【0032】この解は、図9(a)に示すように、振幅
がAで振動の中心がプラス方向に vcbL2/4αVT だけずれた調和振動となっている。同様に、イオンが径
方向成分Brがマイナスのとき(z<0)に励起される
と、図9(b)に示すように、振動の中心がマイナス方
向に −vcbL2/4αVT だけずれた調和振動となっている。したがって、イオン
種ごとにZ方向プラスまたはマイナスの領域に分離し
て、セル内にトラップしておくことができる。
【0033】図10は磁場の径方向成分Br(z)がZ軸に
従ってプラスとマイナスの一定値に分布している条件
で、131Xe+イオンと132Xe+イオンで、数値シミュレ
ーションを行った結果を示したものである。計算条件と
して、長さ92mmのソレノイドで中心磁場5Tが得ら
れるような磁場の解析解を用い、トラップ電圧は5V
で、励起波形は20VPPの電圧で634KHzから554K
Hzを0.4msで掃引する波形とした。図10におい
て、はじめに131Xe+が励起され、Z方向マイナスの領
域にトラップされ、その後、132Xe+が励起されてZ方
向プラスの領域にトラップされることがわかる。
【0034】このように、本発明は径方向成分をもつ磁
場中でサイクロトロン共鳴を利用することによって、イ
オンにZ方向の力を与え、その質量の違いによって空間
的な位置を変化させる方法である。この発明の妥当性を
イオンの運動方程式を解析的に解くことによって示すと
共に、この発明の応用として、同位体の分離が可能であ
ることを数値シミュレーションによって確認した。
【0035】
【発明の効果】以上、実施例と共に具体的に説明したよ
うに、本発明のイオン分離法の効果としては、 (1)スリットなどを通さないので、イオンの損失が少
ない。 (2)複雑な電極構造や、イオン光学系が必要なく、ま
た、セルの構造も単純で加工精度も必要としない。 (3)高い均一度の磁場は必要ないので、磁場発生器は
小型で済み、装置全体としてもコンパクトにまとめるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いる共鳴セルの構成図である。
【図2】本発明に用いる基本的な制御・検出系統図であ
る。
【図3】加速されたイオンが受ける力の方向を示す図で
ある。
【図4】ソレノイド中の磁場を示す図である。
【図5】ソレノイドのつくる磁場の径方向成分Br(z)の
分布図である。
【図6】図5の径方向成分Br(z)を線形の関数で近似し
た図である。
【図7】線形の分布をもつ径方向成分Brの場合のイオ
ンの軌道を示す図である。
【図8】図7の条件でのソレノイドの径方向成分Br(z)
中のイオンの軌道のシミュレーション結果を示す図であ
る。
【図9】正負の一定値の分布をもつ径方向成分Brの場
合のイオンの軌道を示す図である。
【図10】図9の条件でのソレノイドの径方向成分B
r(z)中のイオンの軌道のシミュレーション結果を示す図
である。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−250546(JP,A) 特開 平3−210463(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 24/00 - 24/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】荷電粒子が電場と磁場によって空間的にト
    ラップされているとき、サイクロトロン共鳴と磁場の径
    方向成分を利用して、前記荷電粒子に軸方向の力を与
    え、この力の向きをイオン種ごとのサイクロトロン運動
    共鳴加速させるトラップ振動の周期を考慮したタイミ
    ングによって制御し、2種類の荷電粒子を軸方向に空間
    的に分離するようにしたことを特徴とする荷電粒子分離
    方法。
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