JP3204881U - 給水タンク装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】海外で人体局部洗浄装置を使用する場合、該人体局部洗浄装置のノズル等に目詰まりを生じさせないようにできる給水タンク装置を提供する。【解決手段】給水タンク装置10は、上部に給水口23aを備えていて水を貯留するタンク20と、吐出口40bを備えた加圧ポンプ40を備えている。加圧ポンプ40は、駆動時にタンク20の水を人体局部洗浄装置70に向けて吐出口40b(吐水部)から吐出する。給水タンク装置10は、加圧ポンプ40の駆動と停止を選択的に行わせるトリガ出力部44を有するとともに、加圧ポンプ40の吐出口40bの下流領域に設けられた逆止弁45を有する。逆止弁45は、加圧ポンプ40が作動時には開弁し、加圧ポンプが停止時には閉弁する。【選択図】図1
Description
本考案は、水洗便器用の人体局部洗浄装置に給水を行う給水タンク装置に関する。
近年、日本国内では、家庭用や公共施設の水洗便器に人体局部洗浄装置を付設したものが多くなっている(特許文献1参照)。人体局部洗浄装置は、便座と便蓋を開閉自在に備えるケーシングを備え、ケーシング内に、水道管に接続されるバルブユニットと該バルブユニットの下流に接続された温水タンクと、該温水タンクの下流に接続された局部洗浄用のノズルを備えている。
上記のようにバルブユニットには、給水源として水道を利用することが行われている。
ところで、上記のような人体局部洗浄装置を、海外で使用する例が多くなってきており、この場合においても、人体局部洗浄装置は、日本国内と同様に水道管に接続することが行われている。
ところが、上記のように海外で使用される人体局部洗浄装置では、使用を開始してから、数ヶ月で前記バルブユニットやノズルに目詰まりを起こして使用できなくなる例が見られている。この理由は、水道水に不純物が混在していることが原因と見られている。
本考案の目的は、海外で人体局部洗浄装置を使用する場合、該人体局部洗浄装置のノズル等に目詰まりを生じさせないようにできる給水タンク装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本考案の給水タンク装置は、水洗便器用の人体局部洗浄装置に水洗用の水を供給する給水タンク装置であって、上部に給水口を備えていて水を貯留するタンクと、人を検出するセンサと、吐水部を備えた加圧ポンプであって、駆動時に前記タンクの水を前記人体局部洗浄装置に向けて前記吐水部から吐出する加圧ポンプと、前記加圧ポンプの駆動と停止を選択的に行わせるトリガ出力部と、前記加圧ポンプの吐水部の下流領域に設けられた逆止弁であって、前記加圧ポンプが駆動時には開弁し、前記加圧ポンプが停止時には閉弁する逆止弁とを備えるものである。
上記構成により、水道水を使用することなく、タンク内に異物が混入されていない貯留した清浄水を、加圧ポンプで人体局部洗浄装置に給水できるため、人体局部洗浄装置のノズル等に目詰まりを生じさせない。
また、前記タンクの給水口には、給水口フィルタが設けられていてもよい。
上記構成により、給水口を介してタンク内に給水される水に含まれている異物が給水口フィルタにより除去される。
上記構成により、給水口を介してタンク内に給水される水に含まれている異物が給水口フィルタにより除去される。
また、前記タンクの下部には、前記加圧ポンプへ該タンク内の水を送り出す送出口が設けられ、前記送出口には、送出口フィルタが設けられていてもよい。
上記構成により、タンク内に誤って水に混入した異物が送出口フィルタにより除去される。
上記構成により、タンク内に誤って水に混入した異物が送出口フィルタにより除去される。
また、前記給水口フィルタは、前記タンクの給水口に対して着脱自在に取付けられていることが好ましい。
上記構成により、給水口フィルタを交換したり、或いは洗浄することができる。
上記構成により、給水口フィルタを交換したり、或いは洗浄することができる。
また、前記送出口フィルタは、前記タンクの送出口に対して着脱自在に取付けられていることが好ましい。
上記構成により、送出口フィルタを交換したり、或いは洗浄することができる。
上記構成により、送出口フィルタを交換したり、或いは洗浄することができる。
また、前記タンクの下部には、前記加圧ポンプへ該タンク内の水を送り出す送出口が設けられ、前記給水口及び前記送出口には、給水口フィルタ及び送出口フィルタが、相互に同方向に着脱自在にそれぞれ取付けられており、前記給水口フィルタと前記送出口フィルタとは、連結部材にて連結されていてもよい。
上記構成により、給水口フィルタと送出口フィルタを洗浄したり、交換するときに、同時に給水口フィルタと前記送出口フィルタをタンクから取外したり、同時にタンクに装着することが可能となる。
請求項1の考案によれば、水道水を使用することなく、タンク内に異物が混入されていない貯留した清浄水を、加圧ポンプで人体局部洗浄装置に給水できるため、人体局部洗浄装置のノズル等に目詰まりを生じさせないようにできる効果を奏する。
請求項2の考案によれば、給水口を介してタンク内に給水される水に含まれている異物が給水口フィルタにより除去できる。
請求項3の考案によれば、送出口から加圧ポンプへ供給される水に含まれている異物が送出口フィルタにより除去できる。
請求項3の考案によれば、送出口から加圧ポンプへ供給される水に含まれている異物が送出口フィルタにより除去できる。
請求項4の考案によれば、給水口フィルタを交換したり、或いは洗浄することができる。
請求項5の考案によれば、送出口フィルタを交換したり、或いは洗浄することができる。
請求項5の考案によれば、送出口フィルタを交換したり、或いは洗浄することができる。
請求項6の考案によれば、給水口フィルタと送出口フィルタを洗浄したり、交換するときに、同時に給水口フィルタと前記送出口フィルタをタンクから取外したり、同時にタンクに装着することができる。
(第1実施形態)
以下、本考案の水洗便器用の人体局部洗浄装置に給水を行う給水タンク装置を、具体化した一実施形態を図1〜図4を参照して説明する。
以下、本考案の水洗便器用の人体局部洗浄装置に給水を行う給水タンク装置を、具体化した一実施形態を図1〜図4を参照して説明する。
図1、図2に示すように、給水タンク装置10は、タンク20と、加圧ポンプ40と、加圧ポンプ40を収納するとともに、タンク20を支持したポンプ収納ケース30とを備えている。タンク20は、頂点が下方へ向いた逆四角錐状の底壁21と、底壁21から立設した四角筒状の側壁22と、側壁22の上端に一体に連結されて頂点が下方へ向いた逆四角錐状の天井壁23とを備えている。なお、タンク20の側壁22の形状は、四角筒芸状に限定するものではなく、円筒形状等の他の筒形状であってもよい。
天井壁23は、中央部にはタンク20の内部空間と連通する給水口23aが形成されているとともに、中央部に行くほど下がるテーパ面23bを有することにより、全体が漏斗状をなしている。
タンク20の収納空間、すなわち、容積は、本実施形態では、例えば、10リットル程度としているが、容積の数値は、この数値に限定するものではなく、この数値よりも多い容積でも、少ない容積でもよい。なお、容積を10リットルとした場合は、1人が、最大0.45リットル使用すると仮定した場合、20数回程度の水を供給可能である。
給水口23aの内径は、後述する送出口フィルタ26のフランジ26bよりも大径に形成されている。給水口23aには、給水口フィルタ24が着脱自在に嵌合されている。給水口フィルタ24は、有底筒状部24aと、有底筒状部24aの上縁部に形成されたフランジ24bを有しており、有底筒状部24aが給水口23aに嵌合された状態で、フランジ24bが給水口23aの上縁部に係合されている。また、タンク20の上部には、テーパ面23bを覆うように蓋25が着脱自在に被されている。
タンク20の底壁21は、中央部にはタンク20の外部と連通する送出口21aが形成されているとともに、中央部に行くほど下がるテーパ面21bを有することにより、全体が漏斗状をなしている。送出口21aには、送出口フィルタ26が着脱自在に嵌合されている。送出口フィルタ26は、有底筒状部26aと、有底筒状部26aの上縁部に形成されたフランジ26bを有しており、有底筒状部26aが送出口21aに嵌合された状態で、フランジ26bが送出口21aの上縁部に係合されている。
送出口フィルタ26と給水口フィルタ24とは、連結部材27にて連結されている。連結部材27は、例えば、針金等の軸線上において剛性を有する金属線でもよく、或いは可撓性を有した、ひも、ロープ等のひも状部材で構成してもよい。
送出口フィルタ26は、給水口フィルタ24を給水口23aから上方へ外した際に、連結部材27により送出口21aから給水口フィルタ24の外し方向と同方向である上方へ引き出されて、抜き出し可能となっている。そして、送出口フィルタ26は、給水口23aを通過して、タンク20外部へと除去可能となっている。この後、給水口フィルタ24と送出口フィルタ26は、新品と交換されて、連結部材27にて相互に連結された状態で、前記と逆の順で送出口21a及び給水口23aに装着可能となっている。
タンク20は、側壁22の下部周縁から下方へ突出された嵌合筒部28がポンプ収納ケース30の上部に形成された嵌合部31に嵌合されている。なお、本実施形態では、嵌合筒部28は四角筒状をなすが、四角筒状に限定するものではなく、円筒状等の他の筒形状でもよい。
ポンプ収納ケース30は、四角板状の天板部30aと、天板部30aに上端が一体に連結された四角筒状の側壁30bとから有蓋四角箱状に形成されている。また、ポンプ収納ケース30の側壁30bの下部開口は、側壁30bの下端面に固定された四角板状のベース板33により閉塞されている。
そして、前記嵌合部31は、ポンプ収納ケース30の天板部30aの上面から上方へ突出して四角筒状に形成されていて、前記嵌合筒部28に対して内嵌されている。また、タンク20は、嵌合筒部28が天板部30aの上面に載置されていることにより、ポンプ収納ケース30にて支持されている。
また、図1、図2に示すように、ポンプ収納ケース30は、その側壁30b及びベース板33に一体に取付けられた脚35を介して、トイレの床面に設置されている。
図1、図2に示すように、加圧ポンプ40はベース板33に対して固定されている。加圧ポンプ40は、ポンプケーシング41内に図示しないモータ、ポンプ本体等を有しており、ポンプケーシング41の上面からは前記ポンプ本体に接続された吸込口40aが突出されるとともに、一側面から吐水部としての吐出口40bが突出されている。
図1、図2に示すように、加圧ポンプ40はベース板33に対して固定されている。加圧ポンプ40は、ポンプケーシング41内に図示しないモータ、ポンプ本体等を有しており、ポンプケーシング41の上面からは前記ポンプ本体に接続された吸込口40aが突出されるとともに、一側面から吐水部としての吐出口40bが突出されている。
加圧ポンプ40は、トリガ出力部44によるトリガの出力により、オンオフされ、駆動中は吐出口40bの吐出圧力が所定の水圧範囲内にあるように、すなわち、人体局部洗浄装置70が必要とする水圧範囲内にあるようにされている。
トリガ出力部44は、本実施形態では、操作スイッチにて構成されており、操作スイッチがオンオフ操作されて出力するオン信号、またはオフ信号をトリガとすることにより、駆動または駆動停止される。操作スイッチは、手動操作タイプや、足で操作するフットスイッチであってもよい。また、トリガ出力部44は、赤外センサ等の人が水洗便器60の周囲にいることを検出する人感センサ(例えば、赤外センサ、超音波センサ、光電センサ等)で構成してもよい。この場合、人の有りの検出信号及び人がいないとする検出信号がトリガとなる。
吸込口40aは、前記タンク20の送出口21aに接続された連結管43に水密状に連結され、ポンプ本体がモータにより作動した際、送出口21aからタンク20内の水を吸い込み可能となっている。図1、図2に示すように、連結管43内には、前記送出口フィルタ26が抜き出し自在に挿入されている。
図2、図4(a)、図4(b)に示すように、吸込口40aには、シール材46aを介して連結管46が接続されている。連結管46と吸込口40a間にシール材46aが介在れていることにより、両者間における漏水が防止されている。
連結管46は、図1に示すように水洗便器60に設けられた人体局部洗浄装置70のバルブユニット74に連結された接続管50に接続されている。吐出口40bの下流領域にあたる吐出口40bの外端部には、逆止弁45が設けられている。なお、吐出口40bの下流領域は、吐出口40bの外端部に限定するものではなく、該外端よりもさらに下流の部位(例えば、連結管46、或いは接続管50)に設けてもよい。
逆止弁45の弁体45aは、加圧ポンプ40の作動時に開弁して、吐出口40bからの吐水を許容し、加圧ポンプ40が停止時には、吐出口40bの吐出圧が低下して、連結管46を含む下流域の水圧が吐出口40bからの吐出圧よりも高くなることにより閉弁し、人体局部洗浄装置70側からの水が逆流するのを防止する。すなわち、連結管46を含む下流域の水圧が低下するのを逆止弁45により防止する。この逆止弁45の閉弁により、加圧ポンプ40の駆動停止状態では人体局部洗浄装置70の使用が停止されているときにおける加圧が常に保持される。そして、この状態から、加圧ポンプ40及び人体局部洗浄装置70を再使用する際において、加圧ポンプ40が駆動されると、連結管46を含む下流域の水圧は、圧力が閉弁していた逆止弁45により保持されていたので、常時安定した水圧の水を人体局部洗浄装置70に供給できる。
人体局部洗浄装置70は、水洗便器60の便器本体62に載置されている。人体局部洗浄装置70は、便座72と便蓋73を開閉自在に備えるケーシング71を備え、ケーシング71内に、バルブユニット74と該バルブユニット74の下流に接続された図示しない温水タンクと、該温水タンクの下流に接続された図示しない局部洗浄用のノズルを備えている。前記温水タンクでは、貯留している水は、図示しないヒータにより加熱されて温水となる。前記バルブユニット74は、一般的には、図示しない水道管に接続されるものであるが、本実施形態では、水道管の代わりに連結管46に一端が接続された接続管50に接続されている。なお、人体局部洗浄装置70は公知の構成であるため、詳細説明を省略するが、人体局部洗浄装置70は、ケーシング71に設けられた操作部75における人の操作に応じて、図示しない温水タンクに貯留された温水を前記ノズルから人体の局部に向けて噴出する。
(実施形態の作用)
次に、上記のように構成された給水タンク装置10の作用を説明する。本実施形態の給水タンク装置10は、仮に人体局部洗浄装置70を水道管に接続した場合、早期に人体局部洗浄装置70のノズル等が詰まる等の不具合を生じやすい地域において使用されることが好ましい装置である。
次に、上記のように構成された給水タンク装置10の作用を説明する。本実施形態の給水タンク装置10は、仮に人体局部洗浄装置70を水道管に接続した場合、早期に人体局部洗浄装置70のノズル等が詰まる等の不具合を生じやすい地域において使用されることが好ましい装置である。
このような地域では、一般的にペットボトル等に入れた水(例えば、ミネラルウォータ)が市販されていることが多い。本実施形態の給水タンク装置10は、このような市販されている水を、給水タンク装置10に貯留する。すなわち、図1に示す蓋25を取外した状態で、前記水を給水口フィルタ24を介してタンク20内に貯留する。なお、給水口フィルタ24は、このように水をタンク20内に入れる際に、前記水以外の異物の混入を防止するためのものである。水の貯留が完了後、蓋25をタンク20の上部に被せる。
また、図1に示すように、給水タンク装置10は、連結管46及び接続管50を介して人体局部洗浄装置70のバルブユニット74に接続される。
図1に示す水洗便器60を使用する人はトリガ出力部44により、給水タンク装置10の加圧ポンプ40を駆動しておく、トリガ出力部44が操作スイッチであれば、オン操作する。加圧ポンプ40が駆動すると、タンク20内の水は、送出口21aを介して加圧ポンプ40により吸い込まれて、加圧されて吐出口40bより吐水される。逆止弁45の弁体45aは、このとき図4に示すように、開弁される。吐出口40bから出た水は、連結管46、接続管50、及びバルブユニット74を介して人体局部洗浄装置70の図示しない温水タンクに供給され、温水タンク内で図示しないヒータにより加熱されて温水となる。
図1に示す水洗便器60を使用する人はトリガ出力部44により、給水タンク装置10の加圧ポンプ40を駆動しておく、トリガ出力部44が操作スイッチであれば、オン操作する。加圧ポンプ40が駆動すると、タンク20内の水は、送出口21aを介して加圧ポンプ40により吸い込まれて、加圧されて吐出口40bより吐水される。逆止弁45の弁体45aは、このとき図4に示すように、開弁される。吐出口40bから出た水は、連結管46、接続管50、及びバルブユニット74を介して人体局部洗浄装置70の図示しない温水タンクに供給され、温水タンク内で図示しないヒータにより加熱されて温水となる。
この状態で、水洗便器60を使用する人は、人体局部洗浄装置70の操作部75を操作すると、図示しないノズルから温水タンク内の温水が噴出されて、その人の局部が洗浄される。
人体局部洗浄装置70を人が使用後、トリガ出力部44が操作スイッチであれば、その人がオフ操作することにより、或いはトリガ出力部44が人感センサであれば、トリガ出力部44がその人がいないことを検出した場合、加圧ポンプ40の駆動が停止する。加圧ポンプ40が停止すると、吐出口40bの吐出圧が低下して、連結管46を含む下流域の水圧が吐出口40bからの吐出圧よりも高くなることにより逆止弁45が閉弁し、人体局部洗浄装置70側からの水が逆流するのを防止する。
さて、上記のように構成された給水タンク装置10は下記の効果を有する。
(1)本実施形態の給水タンク装置10は、上部に給水口23aを備えていて水を貯留するタンク20と、吐出口40b(吐水部)を備えた加圧ポンプ40を備えている。加圧ポンプ40は、駆動時にタンク20の水を人体局部洗浄装置70に向けて吐出口40b(吐水部)から吐出する。
(1)本実施形態の給水タンク装置10は、上部に給水口23aを備えていて水を貯留するタンク20と、吐出口40b(吐水部)を備えた加圧ポンプ40を備えている。加圧ポンプ40は、駆動時にタンク20の水を人体局部洗浄装置70に向けて吐出口40b(吐水部)から吐出する。
また、給水タンク装置10は、加圧ポンプ40の駆動と停止を選択的に行わせるトリガ出力部44を有するとともに、加圧ポンプ40の吐出口40b(吐水部)の下流領域に設けられた逆止弁45を有する。逆止弁45は、加圧ポンプ40が作動時には開弁し、加圧ポンプが停止時には閉弁する。この結果、水道水を使用することなく、タンク内に異物が混入されていない貯留した清浄水を、加圧ポンプで人体局部洗浄装置に給水できるため、人体局部洗浄装置のノズル等に目詰まりを生じさせない効果を奏する。
(2)本実施形態の給水タンク装置10では、タンク20の給水口23aには、給水口フィルタ24が設けられている。この結果、本実施形態では、給水口を介してタンク内に給水される水に含まれている異物を給水口フィルタにより除去できる。
(3)本実施形態の給水タンク装置10では、タンク20の下部には、加圧ポンプ40へ該タンク20内の水を送り出す送出口21aが設けられ、送出口21aには、送出口フィルタ26が設けられている。
この結果、本実施形態では、誤って、タンク20内に異物を送出口フィルタにより除去できる。
(4)本実施形態の給水タンク装置10では、給水口フィルタ24は、タンク20の給水口23aに対して着脱自在に取付けられている。この結果、本実施形態によれば、給水口フィルタを交換したり、或いは洗浄することができる。
(4)本実施形態の給水タンク装置10では、給水口フィルタ24は、タンク20の給水口23aに対して着脱自在に取付けられている。この結果、本実施形態によれば、給水口フィルタを交換したり、或いは洗浄することができる。
(5)本実施形態の給水タンク装置10では、送出口フィルタ26は、タンク20の送出口21aに対して着脱自在に取付けられている。この結果、本実施形態では、送出口フィルタを交換したり、或いは洗浄することができる。
(6)本実施形態の給水タンク装置10では、タンク20の下部には、加圧ポンプ40へ該タンク20内の水を送り出す送出口21aが設けられ、給水口23a及び送出口21aには、相互に同方向に着脱自在に取付けられた給水口フィルタ24及び送出口フィルタ26がそれぞれ設けられている。そして、給水口フィルタ24と送出口フィルタ26とは、連結部材27にて連結されている。
この結果、本実施形態では、給水口フィルタと送出口フィルタを洗浄したり、交換するときに、同時に給水口フィルタと送出口フィルタをタンクから取外したり、同時にタンクに装着することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態を、図5を参照して説明する。なお、第2実施形態を含めた以下に説明する実施形態では、前記実施形態と同一構成については、同一符号を付し、異なる構成について説明する。図5は、タンク20を簡略して図示したものであり、給水口23aの給水口フィルタ24、吐出口40bに設けられる逆止弁45及び接続管50は、便宜上、省略しているが、あるものと理解されたい。
次に、第2実施形態を、図5を参照して説明する。なお、第2実施形態を含めた以下に説明する実施形態では、前記実施形態と同一構成については、同一符号を付し、異なる構成について説明する。図5は、タンク20を簡略して図示したものであり、給水口23aの給水口フィルタ24、吐出口40bに設けられる逆止弁45及び接続管50は、便宜上、省略しているが、あるものと理解されたい。
第2実施形態では、第1実施形態の給水タンク装置10の構成中、送出口21a、送出口フィルタ26及び連結部材27がなく、加圧ポンプ40がタンク20内に配置されているところが、第1実施形態と異なっている。また、加圧ポンプ40の吐出口40bは、タンク20の側壁22から外部に突出されているところが、異なっている。このように、本実施形態では、タンク20の天井壁23に給水口23aを有し、送出口はない構成としている。
このようにタンク20内に加圧ポンプ40を配置しても、第1実施形態の(1)、(2)及び(4)の効果を得ることができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態を図6を参照して説明する。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態を図6を参照して説明する。
図6は、タンク20を簡略して図示したものであり、給水口23aの給水口フィルタ24、吐出口40bに設けられる逆止弁45、連結管46、及び接続管50は、便宜上、省略しているが、あるものと理解されたい。
第3実施形態では、第1実施形態の給水タンク装置10の構成中、送出口21a、送出口フィルタ26及び連結部材27がなく、加圧ポンプ40がタンク20内に配置されているところが、第1実施形態と異なっている。
また、加圧ポンプ40の吐出口40bに連結された連結管46は、タンク20の上部の天井壁23を貫通して、タンク20の上方から外部に配置されているところが第1実施形態と異なっている。
このようにタンク20内に加圧ポンプ40を配置しても、第1実施形態の(1)、(2)及び(4)の効果を得ることができる。
なお、本考案の実施形態は以下のように変更してもよい。
なお、本考案の実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態の構成において、タンク20に水位センサを設けてもよい。水位センサは、タンク20内の貯留水が少量となったことを検出するものであり、水位センサがタンク20内の貯留水が少量となったことを検出すると、ブザー、警告ランプ等の報知装置を作動させる。
・前記実施形態において、連結管46と接続管50とは区別せず一体に設けてもよい。
・第1乃至第3実施形態では、天井壁23を有していたが、省略してもよい。この場合、給水口は、側壁22の上部開口全体となる。また、この場合、給水口には、上部開口全体を覆う形状の給水口フィルタを設けることが好ましい。
・第1乃至第3実施形態では、天井壁23を有していたが、省略してもよい。この場合、給水口は、側壁22の上部開口全体となる。また、この場合、給水口には、上部開口全体を覆う形状の給水口フィルタを設けることが好ましい。
10…給水タンク装置、20…タンク、
21…底壁、21a…送出口、21b…テーパ面、
22…側壁、23…天井壁、23a…給水口、23b…テーパ面、
24…給水口フィルタ、24a…有底筒状部、24b…フランジ、
25…蓋、26…送出口フィルタ、
26a…有底筒状部、26b…フランジ、27…連結部材、
28…嵌合筒部、30…ポンプ収納ケース、31…嵌合部、
33…ベース板、35…脚、40…加圧ポンプ、40a…吸込口、
40b…吐出口(吐水部)、41…ポンプケーシング、43…連結管、
44…トリガ出力部、45…逆止弁、45a…弁体、46…連結管、
50…接続管、60…水洗便器、62…便器本体、
70…人体局部洗浄装置、71…ケーシング、72…便座、73…便蓋、
74…バルブユニット、75…操作部。
21…底壁、21a…送出口、21b…テーパ面、
22…側壁、23…天井壁、23a…給水口、23b…テーパ面、
24…給水口フィルタ、24a…有底筒状部、24b…フランジ、
25…蓋、26…送出口フィルタ、
26a…有底筒状部、26b…フランジ、27…連結部材、
28…嵌合筒部、30…ポンプ収納ケース、31…嵌合部、
33…ベース板、35…脚、40…加圧ポンプ、40a…吸込口、
40b…吐出口(吐水部)、41…ポンプケーシング、43…連結管、
44…トリガ出力部、45…逆止弁、45a…弁体、46…連結管、
50…接続管、60…水洗便器、62…便器本体、
70…人体局部洗浄装置、71…ケーシング、72…便座、73…便蓋、
74…バルブユニット、75…操作部。
Claims (6)
- 水洗便器用の人体局部洗浄装置に水洗用の水を供給する給水タンク装置であって、
上部に給水口を備えていて水を貯留するタンクと、
吐水部を備えた加圧ポンプであって、駆動時に、前記タンクの水を前記人体局部洗浄装置に向けて前記吐水部から吐出する加圧ポンプと、
前記加圧ポンプの駆動と停止を選択的に行わせるトリガ出力部と、
前記加圧ポンプの吐水部の下流領域に設けられた逆止弁であって、前記加圧ポンプが駆動時には開弁し、前記加圧ポンプが停止時には閉弁する逆止弁とを備えた給水タンク装置。 - 前記タンクの給水口には、給水口フィルタが設けられている請求項1に記載の給水タンク装置。
- 前記タンクの下部には、前記加圧ポンプへ該タンク内の水を送り出す送出口が設けられ、前記送出口には、送出口フィルタが設けられている請求項1または請求項2に記載の給水タンク装置。
- 前記給水口フィルタは、前記タンクの給水口に対して着脱自在に取付けられている請求項2に記載の給水タンク装置。
- 前記送出口フィルタは、前記タンクの送出口に対して着脱自在に取付けられている請求項3に記載の給水タンク装置。
- 前記タンクの下部には、前記加圧ポンプへ該タンク内の水を送り出す送出口が設けられ、
前記給水口及び前記送出口には、給水口フィルタ及び送出口フィルタが、相互に同方向に着脱自在にそれぞれ取付けられており、
前記給水口フィルタと前記送出口フィルタとは、連結部材にて連結されている請求項1に記載の給水タンク装置。
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