JP3204722U - 試薬容器の吸引チューブ取付機構 - Google Patents

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明興 中森
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Abstract

【課題】試薬容器への吸引チューブの差し込みが容易であり、吸引チューブに手が触れた程度では引き上げられないようにした試薬容器の吸引チューブ取付機構を提供する。【解決手段】蓋3に固定されたガイドチューブ5と、蓋3から突出したガイドチューブ5の突出部5aに弾性嵌合により接続された弾性材からなる筒状の継手部材6と、下方部分が継手部材6の上方部分に弾性嵌合により接続される筒状の受け部材7と、受け部材7からガイドチューブ5を通って試薬容器Aに差し込まれる吸引チューブ8と、吸引チューブ8の中間位置の外周に取り付けられ、受け部材7の上方部分に嵌め込まれる弾性材からなる固定用筒部材9とを備え、固定用筒部材9が受け部材7に嵌め込まれたときに、吸引チューブ8の先端が試薬容器Aの底部まで達するように、吸引チューブ8に対する固定用筒部材9の取付位置を設定する。【選択図】図1

Description

本考案は、試薬容器から試薬を吸引して検体を分析する分析装置、例えば、工場等の排水、または河川・海水等の環境水に含まれる全有機炭素(TOC)や全窒素・全りん(TNP)等の濃度を測定する水質分析装置等に用いられる試薬容器の吸引チューブ取付機構に関する。
環境水等に含まれるTOCやTNP等を測定する水質分析装置としては、例えば特許文献1および特許文献2に示すものが知られている。当該分析装置では、検体に投与される塩酸等の試薬の他、ライン洗浄用の希釈水や校正用の標準液が用いられ、それぞれ専用容器(以下これらを総称して「試薬容器」という)に収容されて装置にセットされる。そして、マルチポートバルブを介してシリンジポンプに接続された可撓性を有する吸引チューブを各試薬容器に差し込み、試薬をシリンジポンプで反応槽(燃焼室)に送って試料と反応させることにより被測定成分を検出している。なお、試薬容器に接続される吸引チューブは、コンタミ(異物混入)を防ぐためにそれぞれ専用の吸引チューブが用いられ、試薬容器の蓋を貫通して容器内部に差し込まれている。
上述した従来の試薬容器の一例を図4に示す。
試薬容器Bは、容器本体11の蓋12に形状維持可能な硬さの樹脂材からなる直線状のガイドチューブ13が貫通した状態で嵌合されており、このガイドチューブ13を通して容器本体11内部に吸引チューブ14が差し込まれている。ガイドチューブ13は、可撓性を有する吸引チューブ14が容器本体11内で折れ曲がることにより試薬を吸引できなくなるのを防ぐために用いられる。また、図5に示すように、ガイドチューブ13を省略して、蓋12に設けた差し込み孔12aから吸引チューブ14を容器本体11内に直接差し込む場合もある。
このような試薬容器Bは、作業性向上の観点から、容器本体11に対して吸引チューブ14を容易に差し込み可能とすることが望ましい。そのため、ガイドチューブ13の内径、または蓋12に形成する差し込み孔12aの孔径が、吸引チューブ14の外径よりも大きく形成されている。
特開2000−193655号公報 特開2012−225843号公報
しかし、上記の構成では、吸引チューブ14が試薬容器Bに固定されていないため、装置のメンテナンス時において、ユーザが意識せず試薬容器Bや吸引チューブ14に触れることにより、吸引チューブ14が試薬容器B底部に届く適正な差し込み位置から少し上がった位置に誤って引き上げられることがある。
また、試薬容器は検体や測定項目の種類によって、別の試薬が入った試薬容器に吸引チューブごと交換されたり、再度必要なときは分析装置に戻されたりする。そして、試薬容器を分析装置から引き出したときに、吸引チューブがユーザの手等に触れることによって試薬容器底部から少し上方に引き上げられ、ユーザがそのことに気付かず試薬容器を分析装置に戻して、測定を再開してしまうおそれがある。
吸引チューブの先端が試薬容器底部よりも上方の位置に引き上げられた状態で測定を続行すると、試薬が残留しているにもかかわらず、吸引チューブの先端が試薬に届かなくなった時点で試薬を吸引できなくなり、正確な測定を行うことができない。
そこで本考案は、上記課題に鑑み、吸引チューブを試薬容器に容易に差し込むことができるとともに、吸引チューブに手が触れた程度では引き上げられないようにした試薬容器の吸引チューブ取付機構を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために本考案では次のような技術的手段を講じた。すなわち、本考案の試薬容器の吸引チューブ取付機構は、試薬容器の蓋を貫通して前記試薬容器に挿入されるとともに前記蓋に固定されたガイドチューブと、前記蓋から突出した前記ガイドチューブの突出部に弾性嵌合により接続された弾性材からなる筒状の継手部材と、下方部分が前記継手部材の上方部分に弾性嵌合により接続される筒状の受け部材と、前記受け部材から前記ガイドチューブを通って前記試薬容器に差し込まれる吸引チューブと、前記吸引チューブの中間位置の外周に取り付けられ、前記受け部材の上方部分に嵌め込まれる弾性材からなる固定用筒部材とを備え、前記固定用筒部材が前記受け部材に嵌め込まれたときに、前記吸引チューブの先端が前記試薬容器の底部まで達するように、前記吸引チューブに対する前記固定用筒部材の取付位置が設定される構成とした。
本考案では、吸引チューブを受け部材から試薬容器に差し込み、吸引チューブの固定用筒部材を受け部材に弾力的に嵌合させることにより、受け部材を介して試薬容器に吸引チューブを容易に固定することができる。また、弾性材からなる固定用筒部材ならびに継手部材が、受け部材やガイドチューブに対して弾力的に嵌合することにより接続されているので、吸引チューブを意図的に強く引き抜かない限り、吸引チューブが上方にずれたり外れたりすることはない。これにより、試薬容器を分析装置から取り出して再度セットしたときや、装置のメンテナンス時に、ユーザの手等が触れることによって吸引チューブが引き上げられる不具合を防ぐことができ、容器内の試薬を全て吸引して正確な測定を行うことができる。
また、弾性を有する固定用筒部材ならびに継手部材が、受け部材とガイドチューブに対して弾力的に嵌合されることにより、嵌合面を隙間なく密接させて液漏れを確実に防ぐことができるとともに、Oリング等のシール部材の使用を省略して装置コストを抑えることができる。
ここで、前記受け部材の上方部分の内径は、上端に近づくにつれてラッパ状に広がるように形成するのが好ましい。これにより、吸引チューブの先端を容易に受け部材に挿入することができる。
また、前記受け部材を表面潤滑性に優れた合成樹脂材、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、四フッ化エチレン・パーフルオロアルコキシエチレン共重合体(PFA)、四フッ化エチレン・六フッ化プロピレン共重合体(FEP)で形成するのがよい。これにより、吸引チューブの固定用筒部材を受け部材に嵌め込む際に、少ない負荷で楽に押し込むことができる。また、受け部材を継手部材に嵌合させる場合も同様に少ない負荷で連結することができる。
また、前記継手部材の内径は、上方と下方とが異径に形成されるようにするのが好ましい。これにより、ガイドチューブの外径と受け部材の外径とが異なる場合で確実に固定することができる。
試薬容器に吸引チューブを差し込む前の状態を示す断面図。 試薬容器に吸引チューブを差し込んだ状態を示す断面図。 吸引チューブの固定用筒部材を示す正面図。 従来の試薬容器の構成例を示す断面図。 従来の試薬容器の別構成例の要部を示す断面図。
以下、本考案に係る試薬容器の吸引チューブ取付機構を、図1〜3に示す実施例に基づいて詳細に説明する。図1は吸引チューブを試薬容器に差し込む前の状態を示す断面図であり、図2は差し込み後の状態を示す断面図である。
試薬容器Aは、容器本体1と、この容器本体1の口部2に着脱自在に取り付けられた蓋3を備えている。
蓋3には上下に貫通する貫通孔4が設けられ、この貫通孔4に、形状維持可能な硬さの合成樹脂材からなるガイドチューブ5が垂直に差し込まれている。ガイドチューブ5は、蓋3の貫通孔4に対して密接嵌合することにより蓋3に固定されており、その上端部分が蓋3から突出し、その他の部分は容器本体1内に収納されている。そして、ガイドチューブ5は、可撓性を有する吸引チューブ8(後述する)を、ガイドチューブ5を通して容器本体1に差し込んだときに、吸引チューブ8が容器内で屈曲して試薬の吸引を妨げるという不具合の発生を防止する役目を果たす。
蓋3から突出したガイドチューブ5の突出部5aには、天然または合成ゴム等の弾性材からなる筒状の継手部材6が接続されている。継手部材6は、上下両端部で開口するジョイント口6a、6bを備え、下部のジョイント口6aにガイドチューブ5の突出部5aが弾力的に嵌合することによって接続されている。
さらに、継手部材6の上部ジョイント口6bには、筒状の受け部材7が接続されている。受け部材7は、例えばPTFEのような高い表面潤滑性を有する合成樹脂材で形成されており、その上端には末広がり形状のラッパ状開口部7aを備えている。また、受け部材7の下方部分は、継手部材6の上部ジョイント口6bに弾力的に嵌め込まれている。なお、継手部材6は弾性材で形成されているので、ガイドチューブ5の外径と受け部材7の外径とが異なる場合でも十分に接続可能であるが、下部ジョイント口6aの内径と上部ジョイント口6bの内径とを、ガイドチューブ5および受け部材7の外径に合わせて異径にしておくことにより、さらにしっかりと固定することができる。
一方、受け部材7からガイドチューブ5を通って容器本体1に差し込まれる吸引チューブ8の中間位置の外周には、固定用筒部材9が装着されている。固定用筒部材9は弾性を有する樹脂材で形成され、受け部材7に対してラッパ状開口部7aから吸引チューブ8とともに弾力的に嵌め込むことのできる外径寸法で形成されている。この固定用筒部材9の材料としては、シリコンゴム(シリコンエラストマー)が好ましい。
また、図2に示すように、固定用筒部材9が受け部材7に嵌め込まれたときに、吸引チューブ8の先端が容器本体1の底部まで達するように、予め吸引チューブ8に対する固定用筒部材9の取付位置が設定されている。この場合、図3に示すように、固定用筒部材9の外周面に目盛り9aを設けておき、この目盛り9aまで押し込んだときに吸引チューブ8の先端が適正な差し込み位置、すなわち、容器本体1の底部近傍に位置するようにしておくのがよい。
なお、吸引チューブ8の他端は、分析装置のマルチポートバルブ(図示略)に着脱自在に接続されており、試薬容器Aの交換時には、コンタミを防ぐために吸引チューブ8ごと取り出されるようになっている。
上記のごとく構成された試薬容器Aの吸引チューブ取付機構によれば、吸引チューブ8を受け部材7から容器本体1に差し込んで、固定用筒部材9を受け部材7に弾力的に嵌合させることにより、容易に吸引チューブ8を試薬容器Aに固定することができる。このとき、受け部材7が表面潤滑性に優れた合成樹脂材(PTFE)で形成されているとともに上端にラッパ状開口部7aが形成されているので、吸引チューブ8の先端を容易に受け部材7に差し込むことができるとともに、固定用筒部材9の押し込み操作も小さな負荷で楽に行うことができる。
また、固定用筒部材9が押し込まれた状態では、弾性材で形成された固定用筒部材9が受け部材7の内面に弾力的に嵌合しているので、たとえ受け部材7が表面潤滑性に優れた材料で形成されていても、吸引チューブ8を意図的に強く引き抜かない限り、固定用筒部材9が上方にずれたり外れたりすることはない。したがって、試薬容器Aを分析装置から取り出して再度セットしたときや、装置のメンテナンス時に、ユーザの手等が触れることによって吸引チューブ8が容器内の適正位置から引き上げられるのを防ぐことができ、試薬容器A内の試薬を全て吸引して正確な測定を行うことができる。
以上本考案の代表的な実施例について説明したが、本考案は必ずしも上記の実施形態に特定されるものでなく、本考案の目的を達成し、請求の範囲を逸脱しない範囲内で適宜修正、変更することが可能である。
本考案は、試薬容器から試薬を吸引して検体を分析する分析装置、例えば水質分析装置等において用いられる試薬容器の吸引チューブ取付機構として利用することができる。
A 試薬容器
1 容器本体
2 口部
3 蓋
4 貫通孔
5 ガイドチューブ
5a 突出部
6 継手部材
7 受け部材
7a ラッパ状開口部
8 吸引チューブ
9 固定用筒部材

Claims (4)

  1. 試薬容器の蓋を貫通して前記試薬容器に挿入されるとともに前記蓋に固定されたガイドチューブと、
    前記蓋から突出した前記ガイドチューブの突出部に弾性嵌合により接続された弾性材からなる筒状の継手部材と、
    下方部分が前記継手部材の上方部分に弾性嵌合により接続される筒状の受け部材と、
    前記受け部材から前記ガイドチューブを通って前記試薬容器に差し込まれる吸引チューブと、
    前記吸引チューブの外周に取り付けられ、前記受け部材の上方部分に嵌め込まれる弾性材からなる固定用筒部材とを備え、
    前記固定用筒部材が前記受け部材に嵌め込まれたときに、前記吸引チューブの先端が前記試薬容器の底部まで達するように、前記吸引チューブに対する前記固定用筒部材の取付位置が設定される試薬容器の吸引チューブ取付機構。
  2. 前記受け部材の上方部分の内径は、上端に近づくにつれて広がるように形成される請求項1に記載の試薬容器の吸引チューブ取付機構。
  3. 前記受け部材が、ポリテトラフルオロエチレン、四フッ化エチレン・パーフルオロアルコキシエチレン共重合体、四フッ化エチレン・六フッ化プロピレン共重合体で形成される請求項1または請求項2に記載の試薬容器の吸引チューブ取付機構。
  4. 前記継手部材の内径は、上方と下方とが異径に形成されている請求項1〜請求項3のいずれかに記載の試薬容器の吸引チューブ取付機構。
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