JP3204656U - 両手鍋 - Google Patents
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Abstract
【課題】片手鍋と同じように取り扱うことができるように取っ手位置を工夫した両手鍋を提供する。【解決手段】両手鍋11の一対の取っ手13、14の配置を、一方をシフトさせることにより、中心点を中心として点対称位置から非対称の配置とする。この結果、一方の取っ手13のみを掴んで皿に料理を移そうとする場合他方の取っ手14が邪魔になりにくい。スムースに料理を皿に移すことができ、便利である。また、両手で一対の取っ手13、14を掴む場合、持つ人の両手の間隔が狭められ、狭隘な場所での保持に便利である。【選択図】図1
Description
この考案は両手鍋、詳しくは片手鍋と同じように取り扱うことができるようにその取っ手位置を工夫した両手鍋に関する。
従来から存在する両手鍋としては、たとえば特許文献1に記載の調理用鍋が知られている。すなわち、この調理用鍋では、その金属製器体の上側周縁部の左右対称位置に器体と一体に左右の鍔出部(取っ手)を設けている。通常は、一対の取っ手を両手でつかんで
持ち上げ、運ぶものであるが、鍋本体である器体の内部から食べ物をかき出す場合、片手で片方の取っ手のみをつかみ持ち上げる。そして、空いた手でつかんだ杓子やへらなどを用いて、器本体から食べ物(料理)をお皿などの上にかき出すこととなる。
持ち上げ、運ぶものであるが、鍋本体である器体の内部から食べ物をかき出す場合、片手で片方の取っ手のみをつかみ持ち上げる。そして、空いた手でつかんだ杓子やへらなどを用いて、器本体から食べ物(料理)をお皿などの上にかき出すこととなる。
しかしながら、特許文献1に記載の調理用鍋によれば、器体の上側周縁部の左右対称位置に一対の取っ手を設けている。その結果、片手で片方の取っ手をつかみ、器体の内部から食べ物をかき出す場合、他方の取っ手が邪魔になって例えばお皿などにスムースに食べ物全部をかき出すことができにくいという難点があった。つまり、器本体の外周縁から180°の位置に取っ手が突出しているため、これが料理を移すためのお皿などにぶつかって干渉してしまからである。
そこで、本考案者は、鋭意研究の結果、外周縁の左右非対称の位置に一対の取っ手を配置することにより、片手で鍋を持ち上げたとき反対側の取っ手がお皿の真上ではなく外周に沿ってわずかに偏位しているため、これが邪魔にならず、上記問題を解決することができることを知見し、この考案を完成させた。
この考案は、使い勝手を改善した両手鍋を提供することを目的とする。
請求項1に記載の考案は、平面視してその外周縁の対向する位置に一対の円弧状部分を有する器本体と、これらの一対の円弧状部分にあってそれらの外周縁から外側に突出してそれぞれ設けられた一対の取っ手とを有する両手鍋において、上記器本体での上記一対の取っ手の位置が平面視した場合その器本体の中心点を含む直線について左右対称位置ではなく左右非対称位置に配置されたことを特徴とする両手鍋である。
請求項2に記載の考案は、上記一対の取っ手の突出長さを1、器本体の中心点と一対の円弧状部分との距離をr、一方の取っ手とこの中心点とを結ぶ直線が他方の取っ手とこの中心点とを結ぶ直線との間になす角度を(180−θ)° としたとき、以下の式を満たすように上記一対の取っ手が器本体の外周縁に配置された請求項1に記載の両手鍋である。
r/(r+l)≦cosθ
r/(r+l)≦cosθ
一対の取っ手を外周縁にあって左右非対称位置に配置したため、取っ手同士を結ぶ直線は器本体の直径を構成することなく、弦を構成する。この結果、片方の取っ手を片手でもって両手鍋の器本体をつり下げたとき、他方の取っ手は最下方ではなく、これから少しだけ偏位して側方に位置する。よって、他方の取っ手が邪魔にならずに、つり下げた取っ手と反対側に位置する外周縁がお皿の上面に近接させることができ、食べ物をすべてきれいにかき出すことができる。
なお、一対の取っ手は完全に同一形状のものに限られることはなく、取っ手の突出長さがほぼ同一であればよい。また、器本体は通常は円形であるが、器本体の中心点とはこの円の中心、図形の中心を意味する。
なお、一対の取っ手は完全に同一形状のものに限られることはなく、取っ手の突出長さがほぼ同一であればよい。また、器本体は通常は円形であるが、器本体の中心点とはこの円の中心、図形の中心を意味する。
請求項1、2に記載の考案によれば、左右の取っ手を非対称に配置したため、両手で鍋(器本体)を保持する場合は、両肘の間隔を狭めることができ、たとえば狭い通路などでの運搬に便利である。また、片手で保持して食べ物を皿に移す場合、きわめてスムースに食べ物全部をかき出すことができ、きわめて便利に使用することができる。
以下、この考案の実施例を具体的に説明する。
この実施例は、平面視した場合真円形の外周縁(すなわち底面が真円形)を有する両手鍋11であって例えば所定深さの有底円筒形の鍋本体12を有している。その素材は例えば金属製(アルミニウムやステンレス系合金)とする。この鍋本体11の円形底面の中心を通る直線(直径)に対して従来は平面視して左右対称位置に配置されていた一対の取っ手13,14が、この考案にあっては、左右非対称位置に配置されている。ここでの左右対称とは、鍋本体12を平面してその円の中心を通る直線(直径)を中心線とした場合の線対称のことを意味する。なお、円筒形の鍋本体12は、平坦な円形の底壁12Aと底壁の外周縁に直角に起立した側壁12Bとで構成されている。鍋の深さ(側壁の高さ)は適宜とされる。
この実施例は、平面視した場合真円形の外周縁(すなわち底面が真円形)を有する両手鍋11であって例えば所定深さの有底円筒形の鍋本体12を有している。その素材は例えば金属製(アルミニウムやステンレス系合金)とする。この鍋本体11の円形底面の中心を通る直線(直径)に対して従来は平面視して左右対称位置に配置されていた一対の取っ手13,14が、この考案にあっては、左右非対称位置に配置されている。ここでの左右対称とは、鍋本体12を平面してその円の中心を通る直線(直径)を中心線とした場合の線対称のことを意味する。なお、円筒形の鍋本体12は、平坦な円形の底壁12Aと底壁の外周縁に直角に起立した側壁12Bとで構成されている。鍋の深さ(側壁の高さ)は適宜とされる。
すなわち、この両手鍋11は、その器本体12の外周縁(側壁12B)の平面視して対向する位置に一対の円弧状部分を有し、これらの一対の円弧状部分にあって一対の取っ手13,14がそれらの外周縁から外側に所定量だけ突出してそれぞれ設けられている。この場合の取っ手13,14は左右同一の形状であって、平面視して略矩形を呈している。取っ手形状は矩形に限られず、半円形などであってもよいことはもちろんである。
そして、この上記一対の取っ手13,14の器本体12での位置が、平面視した場合その器本体(底壁12A)の中心点Oを含む直線(器本体の円の中心を通る直線で片方の取っ手と中心とを結ぶ直径と直交する直線)について左右対称ではなく左右非対称位置に配置されていることとなる(取っ手同士を結ぶ線が器本体の直径を形成せず、円形の器本体での弦を形成する)。
より具体的には、上記一対の取っ手13,14の側壁外面からの突出長さをl、器本体の中心点Oと一対の円弧状部分(側壁12B)との距離(底壁12Aの半径)をr、一方の取っ手13と中心点Oとを結ぶ直線が他方の取っ手14と中心点Oとを結ぶ直線との間になす角度を(180−θ)° としたとき、以下の式を満たすように上記一対の取っ手13,14が器本体の外周縁12Bに配置されているのである。
r/(r+l)≦cosθ
なお、具体的な角度θでは、例えば10°〜30°が好ましい。この角度が大きくなり過ぎると、両手鍋として使用する場合の2つの取っ手が近くなりすぎて鍋の保持に安定性を欠くおそれがあるからである。
そして、この上記一対の取っ手13,14の器本体12での位置が、平面視した場合その器本体(底壁12A)の中心点Oを含む直線(器本体の円の中心を通る直線で片方の取っ手と中心とを結ぶ直径と直交する直線)について左右対称ではなく左右非対称位置に配置されていることとなる(取っ手同士を結ぶ線が器本体の直径を形成せず、円形の器本体での弦を形成する)。
より具体的には、上記一対の取っ手13,14の側壁外面からの突出長さをl、器本体の中心点Oと一対の円弧状部分(側壁12B)との距離(底壁12Aの半径)をr、一方の取っ手13と中心点Oとを結ぶ直線が他方の取っ手14と中心点Oとを結ぶ直線との間になす角度を(180−θ)° としたとき、以下の式を満たすように上記一対の取っ手13,14が器本体の外周縁12Bに配置されているのである。
r/(r+l)≦cosθ
なお、具体的な角度θでは、例えば10°〜30°が好ましい。この角度が大きくなり過ぎると、両手鍋として使用する場合の2つの取っ手が近くなりすぎて鍋の保持に安定性を欠くおそれがあるからである。
以上の結果、側壁(外周縁)から鍔状に突出する一つの取っ手13,14について非対称位置にいわば偏位させて耳状に形成したため、これらの取っ手13,14を両手でつかんで鍋11を保持する際、従来の左右対称の取っ手を有する鍋とほぼ同じ要領で使うことができる。この場合、取っ手同士の間隔が従来比では短く狭まるため、両肘の位置も内側となり、狭い通路などでの運搬には便利である。
一方、鍋内の食べ物について調理後、皿などの別の容器に移す場合、片方の耳である取っ手13または14を片手でつかむことで、鍋(本体)をほぼ垂直にすることができ、その内部の食べ物を残らず容易にかき出すことができる。左手でつかんだ場合は、右手で把持したへらや杓子などで内容物を簡単にかき出すこととなる。つかんだ取っ手とは反対側の外周縁を皿に最接近させることができるからである。このとき、つかんでいない取っ手が邪魔になることがないからである。
いわば、この両手鍋11は、片手鍋と同様の使用態様をとることができる。きわめて便利に使うことができる。
なお、取っ手の大きさ形状などは適宜変更することができ、鍋本体についても真円形に限らず一部変形した長円形などであってもよい。要は、取っ手が外周縁を形成する円弧部分に左右非対称で配置されているのである。
その他の構成は、適宜変更可能であり、説明については省略する。
一方、鍋内の食べ物について調理後、皿などの別の容器に移す場合、片方の耳である取っ手13または14を片手でつかむことで、鍋(本体)をほぼ垂直にすることができ、その内部の食べ物を残らず容易にかき出すことができる。左手でつかんだ場合は、右手で把持したへらや杓子などで内容物を簡単にかき出すこととなる。つかんだ取っ手とは反対側の外周縁を皿に最接近させることができるからである。このとき、つかんでいない取っ手が邪魔になることがないからである。
いわば、この両手鍋11は、片手鍋と同様の使用態様をとることができる。きわめて便利に使うことができる。
なお、取っ手の大きさ形状などは適宜変更することができ、鍋本体についても真円形に限らず一部変形した長円形などであってもよい。要は、取っ手が外周縁を形成する円弧部分に左右非対称で配置されているのである。
その他の構成は、適宜変更可能であり、説明については省略する。
この考案は、日常生活で頻繁に使用される両手鍋を片手鍋と同様の使い勝手で使用することができ、生活様式の多様化を促進する技術としてきわめて有用である。
11 両手鍋、
12 鍋本体(器本体)、
13,14 取っ手。
12 鍋本体(器本体)、
13,14 取っ手。
Claims (2)
- 平面視してその外周縁の対向する位置に一対の円弧状部分を有する器本体と、これらの一対の円弧状部分にあってそれらの外周縁から外側に突出してそれぞれ設けられた一対の取っ手とを有する両手鍋において、
上記器本体での上記一対の取っ手の位置が平面視した場合その器本体の中心点を含む直線について左右対称位置ではなく左右非対称位置に配置されたことを特徴とする両手鍋。 - 上記一対の取っ手の突出長さをl、器本体の中心点と一対の円弧状部分との距離をr、一方の取っ手とこの中心点とを結ぶ直線が他方の取っ手とこの中心点とを結ぶ直線との間になす角度を(180−θ)° としたとき、以下の式を満たすように上記一対の取っ手が器本体の外周縁に配置された請求項1に記載の両手鍋。
r/(r+l)≦cosθ
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JP2016001411U JP3204656U (ja) | 2016-03-29 | 2016-03-29 | 両手鍋 |
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