JP3204607U - 機能追加バックル - Google Patents

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Abstract

【課題】いろいろな機能を有する機能部材を、市販の既存バックルに取り付けて所望の機能を付与することができる機能追加バックルを提供する。【解決手段】係合用の凸部を有するプラグと、凸部が差し込まれて係合する収容空間を有するソケットが設けられた既存バックルの、プラグとソケットの間に着脱可能な機能追加バックル10であり、プラグの凸部に係合する雌形部18と、ソケットの収容空間に係合する雄形部34と、別体の機能部材を連結する取付基部52を一体に備えている。取付基部52は、雌形部18に設けられている。雄形部34は、既存バックルのプラグの凸部と同形状の雄形部凸部を有し、雌形部18は、既存バックルのソケットの収容空間と同形状の雌形部収容空間20を有する。【選択図】図1

Description

この考案は、互いに係合及び係合解除可能な雄部材と雌部材を有しテープやベルト、その他の部材の別々の部分同士を連結可能にするバックルの、雄部材と雌部材の間に取り付ける機能追加バックルに関する。
従来、互いに係合及び係合解除可能な雄部材と雌部材を有し、ベルトやテープその他の部材の別々の部分同士を連結及び連結解除可能にする既存のバックルに対して、その雄部材と雌部材の間に取り付け可能に設けられたものが特許文献1に開示されている。
特許文献1の揮発性物質拡散手段を備えた迅速開放バックルは、各種バックや犬用のハーネス等に使用され二つのベルトセクションを一時的に連結するものであり、殺虫剤や空気清浄化物等の揮発性物質を大気中に拡散させるのに使用できる付加機能を備えたものである。また、この迅速開放バックルは、既存のバックルにいかなる変更を加える必要がなく既存のバックルに適用できるものである。これは、揮発性物質を拡散させる拡散要素を収容するバックルコンポーネントを備え、これ自体が、従来の迅速開放バックルの雄型部分および雌型部分に連結できるようになっている。
特許文献2のバックルは、雌部材と、雄部材と、雌部材と雄部材との間に着脱可能に取り付けられているアダプタとから成る。雌部材は、本体部の両側には同方向で、中空の接続孔を有する支持アームが延出しており、二本の支持アームの間には空間を備えるとともに、各支持アームの外側側部には開口部が設けられている。アダプタを、雌部材の空間に向けて押し動かすと、雌部材の本体部に向けて移動して固定され、さらに雄部材の挿入連結部の二つの挿入連結端が雌部材の支持アームの中空接続孔に向かって挿入されて、挿入連結部が開口部に侵入した後、一体に係合固定される。
特表2010−531691号公報 特開2009−66404号公報
上記背景技術の特許文献1に開示された迅速開放バックルは、殺虫剤や空気清浄物等の揮発性物質を大気中に拡散させるものであり、特定の機能のみを持つものであり、所望の機能を自由に付与することはできないものである。特許文献2に開示されたバックルは、特殊な形状のバックルであり、市販のバックルに自由に後付けすることができない。
一方、近年はカメラ等が小型化して、身に着けた状態で使用可能なウエアラブルカメラがあり、ウエアラブルカメラ専用のベルト等でウエスト等に装着し、手で保持することなく運動や作業をしながら撮影することができる。しかし、このようなウエアラブルカメラは、市販のバックルに取り付けることができず、不便であり、ウエアラブルカメラを簡単に市販のバックルに固定可能な装置が求められている。
この考案は、上記背景技術の問題点に鑑みてなされたものであり、いろいろな機能を有する機能部材を市販の既存バックルに取り付けて所望の機能を付与することができる機能追加バックルを提供することを目的とする。
本考案は、係合用の凸部を有するプラグと、前記凸部が差し込まれて係合する収容空間を有するソケットが設けられたバックルの、前記プラグと前記ソケットの間に着脱可能な機能追加バックルであり、前記プラグの前記凸部に係合する雌形部と、前記ソケットの前記収容空間に係合する雄形部と、別体の機能部材を連結する取付基部が一体に設けられている。前記取付基部は前記雌形部に設けられているものである。
前記雄形部には、前記バックルの前記プラグの前記凸部と同形状の雄形部凸部が設けられ、前記雌形部には、前記バックルの前記ソケットの前記収容空間と同形状の雌形部収容空間が設けられている。
前記雌形部は、所定間隔を開けて対面する板状の上面部と下面部と、前記上面部と前記下面部の一対の側縁部同士を連結する一対の側面部が設けられて一方向に挿通する筒体であり、前記筒体の内側は雌形部収容空間であり、前記筒体の挿通方向の一端部は、前記プラグの前記凸部が挿入される挿入口となり、前記筒体の前記挿通口の反対側の端部には前記雄形部が設けられ、前記雄形部の前記ソケットの前記収容空間に挿入される前記雄形凸部である雄形部脚部が、前記筒体の挿通方向に沿って外側へ突出して設けられている。
前記取付基部は、前記雌形部の前記上面部から突出する複数の互いに平行な板体であり、前記各板体には、透孔が各々貫通して形成されている。そして、前記板体には前記透孔の周縁部が前記板体から突出する取付台が設けられ、前記取付台にはボルトの頭部が嵌合される六角筒形の取付凹部が形成されている。
前記取付基部は、前記雌形部の前記上面部から突出する円柱状の取付突起であり、前記取付突起の側周面には、雄ネジが形成されている。
前記取付基部は、環部材でもよい。前記取付基部は、弾性を有する材料を折り曲げて設けた環部材であり、一対の端部は所定の長さが互いに重なり、前記端部に外側から力を加えて弾性変形させると環状が開放されるものである。
前記取付基部は、前記雌形部の側方に突出する板状の保持部と、前記保持部の一方の面に所定の高さに突出し互いに平行な一対のガイド突起と、前記一対のガイド突起の間に設けられ前記ガイド突起より低く平行なスライド用突条が設けられている。
前記取付基部は、前記雌形部の前記上面部に形成された平面を有する台座部が設けられ、前記台座部には4つの係止突起が突出して設けられ、前記係止突起は一方向に長い突条であり、前記台座部の中心から放射方向に互いに90°に位置して設けられ、前記係止突起の上端部には、フランジ部が形成されている。
前記取付基部は、前記雌形部の側方に突出する板体と、前記板体に形成された開口部が設けられ、前記開口部は前記雌形部の筒体の挿通方向に平行な方向に長い矩形に形成されている。
前記雌形部には、前記プラグの前記凸部が差し込まれる一対の環状の枠部が設けられ、前記枠部には、前記凸部が係止される開口部が設けられている。
本考案の機能追加バックルは、いろいろな機能を有する機能部材を市販の既存バックルに取り付けて所望の機能を付与し、身体や小物に装着することができる。市販の既存バックルに、着脱自在に取り付けることができ、必要な時に取り付け、不要な時は外して既存バックルを通常の使用方法で使用することができる。
この考案の第一実施形態の機能追加バックルの斜視図である。 この考案の第一実施形態の機能追加バックルの平面図(a)、正面図(b)、右側面図(c)、底面図(d)である。 この考案の第一実施形態の機能追加バックルと既存バックルの連結する前の状態を示す斜視図である。 この考案の第一実施形態の機能追加バックルと既存バックルを連結する前の状態を示す正面図(a)と右側面図(b)斜視図である。 この考案の第一実施形態の機能追加バックルと既存バックルを連結した状態を示す斜視図である。 この考案の第一実施形態の機能追加バックルにウエアラブルカメラを取り付けた状態を示す斜視図である。 この考案の第一実施形態の機能追加バックルにウエアラブルカメラを取り付けた状態を示す正面図である。 この考案の第二実施形態の機能追加バックルの斜視図である。 この考案の第二実施形態の機能追加バックルの正面図(a)と右側面図(b)である。 この考案の第二実施形態の機能追加バックルに小型カメラを取り付けた状態を示す斜視図である。 この考案の第二実施形態の機能追加バックルに小型カメラを取り付けた状態を示す斜視図である。 この考案の第三実施形態の機能追加バックルの斜視図である。 この考案の第三実施形態の機能追加バックルの正面図(a)と右側面図(b)である。 この考案の第四実施形態の機能追加バックルの斜視図である。 この考案の第五実施形態の機能追加バックルの斜視図である。 この考案の第六実施形態の機能追加バックルの斜視図である。 この考案の第六実施形態の機能追加バックルに取り付ける電子機器の斜視図である。 この考案の第六実施形態の機能追加バックルに取り付ける電子機器の斜視図である。 この考案の第七実施形態の機能追加バックルの斜視図である。 この考案の第八実施形態の機能追加バックルの平面図(a)、正面図(b)、右側面図(c)である。 この考案の第八実施形態の機能追加バックルと既存バックルを連結する前の状態を示す斜視図である。
以下、この考案の実施形態について図面に基づいて説明する。図1〜図7はこの考案の第一実施形態を示すもので、この実施形態の機能追加バックル10は、例えばポリアセタール、ポリアミド、ポリプロピレン等の合成樹脂で一体成形により形成されている。
機能追加バックル10は、互いに所定間隔を開けて対面する板状の上面部12と下面部14と、上面部12と下面部14の一対の側縁部同士を連結する一対の側面部16が設けられて一方向に挿通する筒体に形成された雌形部18が設けられている。雌形部18の、筒体の一方の開口部は、後述する既存バックル76のプラグ70が挿入される挿通口24であり、筒体の内側は、プラグ70の後述する脚部66が挿入され係止される雌形部収容空間20となる。なお、以後の説明において、雌形部収容空間20の挿通方向を前後方向、前後方向と直交する方向であって一対の側面部16を結ぶ方向を左右方向、前後方向と左右方向に直交する方向は上面部12と下面部14を結ぶ方向であり表裏方向また厚み方向という。
上面部12と下面部14は、ほぼ同じ形状であり、側面部16に連続する両側の側縁部に、前後方向の長さの中間付近が、上面部12または下面部14の中心に向って凹状に円弧形状にくびれる凹状部22が各々形成されている。上面部12と下面部14の、挿通口24の周縁部となる端部は、外側に僅かに円弧状に膨出した形状である。上面部12と下面部14の、挿通口24と反対側の端部は、内側にわずかに円弧状にくぼんだ形状である。一対の側面部16は、上面部12と下面部14の凹状部22に連続する部分が切除されて、操作用透孔28が形成されている。
筒体の内側である雌形部収容空間20には、挿通口24の左右に位置する側面部16に、プラグ70が挿入されるときに脚部66が当接しながら摺動する図示しないガイド面が各々設けられている。ガイド面の延長線上の奥には、上面部12と下面部14の裏面に、脚部66の係合突起80が係止される被係合部30が突出して設けられている。被係合部30は左右に一対設けられ、係止された一対の係合突起80が、一対の脚部66を互いに近づく方向に弾性変形させることで、係合突起80が被係合部30から離れる形状である。また、下面部14の裏面には、左右一対の被係合部30の間に、プラグ70の保持棒67の図示しない溝部に挿通される保持棒ガイド32が設けられている。保持棒ガイド32は、下面部14の裏面から一定の高さに突出する突条であり、前後方向に沿って長く設けられている。雌形部収容空間20の、挿通口24と反対側は端面25が形成されて閉鎖されている。
雌形部18の、挿通口24と反対側の端面25には、雄形部34が一体に設けられている。雄形部34には、後述する既存バックル76のソケット74に挿入される一対の雄形部脚部36が設けられている。一対の雄形部脚部36は、雄形部34の左右方向の端部に設けられ、前後方向に沿って、端面25から離れる方向に所定長さで突出している。雄形部脚部36の形状は、左右方向には基端部の幅が細く、突出方向の途中から先端部は幅が広く形成され、また先端部は互いに近づくように僅かに湾曲されている。表裏方向、つまり厚み方向は、基端部から突出方向の途中まではほぼ一定であり、先端部は上面部12側と下面部14側の両方から切り欠かれたような平面である薄肉部38が形成されて薄くなり、薄肉部38は、雄形部脚部36の先端には、薄肉部38から厚み方向に突出する係合突起40が設けられている。
雄形部34の、一対の雄形部脚部36の間には、保持棒44が設けられている。保持棒44の形状は、前後方向の幅が一定で左右方向の幅はそれより狭い一定の幅を有する長い矩形であり、表裏方向の幅もほぼ一定の四角注状である。保持棒44の、下面部14側の面の長手方向の中心には、厚み方向に僅かに低くなる溝部46が、長手方向に沿って先端部に貫通して設けられている。保持棒44の基端部の両側には、一対の雄形部脚部36の間の細い基端部同士の間に形成された空間に僅かな隙間を有して嵌合される拡張部48が一体に形成されている。
上面部12の外側面には、取付基部52が一体に設けられている。取付基部52は、上面部12の厚み方向に一定の厚みを有する矩形のブロック状の基端部本体54が形成されている。基端部本体54は、前後方向の長さは上面部12の約半分程度であり、左右方向は上面部12の一対の凹状部22の間の一番細い幅よりも少し長い。基端部本体54は、上面部12の中心付近に一体に設けられ、基端部本体54の上面部12と反対側の面には、3つの互いに平行な板体56が設けられている。各板体56は、前後方向に対して側面が略直角に位置し、前後方向に一定の厚みを有し、各板体56同士の間には互いに同じ間隔のスリット58が形成されている。各板体56は互いに同形状であり、板体56の形状は、図2(a)に示すように、基端部本体54から表裏方向に突出しながら図面右側へ向かうように傾斜して突出し、基端部本体54に連接する左側と右側の角部は面取りされてなだらかに形成されている。これにより、後述するウエアラブルカメラ104を取り付けたときに、機能追加バックル10の下方にウエアラブルカメラ104を垂下させるようにして、安定に保持することが可能となる。先端部は半円形であり、半円形の中心には、前後方向に貫通する透孔60が各々設けられている。
3つの板体56の、挿通口24側に位置する板体56aには、挿通口24側の側面に、透孔60の周縁部が板体56aの側面から突出する取付台部62が設けられている。取付台部62は円筒形状であり、内側にボルトの頭部が嵌合される六角筒形の取付凹部64が形成され、透孔60に連通している。
次に、この実施形態の機能追加バックル10の係合動作及び使用方法について説明する。この機能追加バックル10は、係合用の凸部である一対の脚部66を有する既存バックル76のプラグ70と、脚部66が挿入されて係止される収容空間94を有するソケット74が、互いに着脱可能に設けられた既存バックル76に取り付けられ、プラグ70とソケット74の間に着脱可能である。
ここで、プラグ70について説明する。プラグ70は、機能追加バックル10の雄形部34とほぼ同じ形状の一対の脚部66が設けられている。脚部66の先端には薄肉部78と係合突起80が設けられている。脚部66の基端部には、テープ通し部82が備えられ、外側に位置する第1のバー84と、第1のバー84よりも内側で一対の脚部66の基端部を連結した第2のバー86とが左右方向に平行に設けられ、その間にスリット状のテープ挿通孔82aが形成されている。さらに、第2のバー86と一対の脚部66で囲まれる部分も空間が設けられ、テープ挿通孔82bが形成されている。第2のバー86は、テープ通し部82の厚み方向の表面側に位置している。テープ通し部82の、脚部66側の形状は、機能追加バックル10の挿通口24側の端部に嵌合するように内側にわずかに円弧状にくぼんだ形状である。
一対の脚部66の間には、保持棒67が設けられている。保持棒67の形状は、機能追加バックル10の保持棒44とほぼ同じ形状の四角注状である。保持棒67の基端部の両側には、拡張部48とほぼ同じ形状の拡張部71が一体に形成されている。
次に、ソケット74について説明する。ソケット74は、雌形部18とほぼ同じ形状の上面部88と下面部90、側面部92で筒体に設けられ、収容空間94と操作用透孔96が形成されている。筒体の一方の端部には、機能追加バックル10の雄形部34の雄形部脚部36が挿入されて形成される挿通口98が設けられている。挿通口98の周縁部となる端部は、機能追加バックル10の端面25に嵌合するように外側に僅かに円弧状に突出した形状である。
筒体の内側である収容空間94には、挿通口98の左右に位置する側面部92の内側面に、機能追加バックル10が挿入されるときに雄形部脚部36が当接しながら摺動する図示しないガイド面が各々設けられている。ガイド面の延長線上の奥には、上面部88と下面部90の裏面に、雄形部脚部36の係合突起40が係止される被係合部91が突出して設けられている。また、下面部90の裏面には、左右一対の被係合部91の間に、機能追加バックル10の雄形部34の保持棒44に挿通される保持棒ガイド93が設けられている。
挿通口98と反対側の端部には、テープ通し部100が設けられている。テープ通し部100には、テープ部材などを挿通するテープ挿通孔100aが形成され、テープ部材等を連結する連結バー102が設けられている。
ここで、プラグ70の、テープ部材等の取り付け方法を簡単に説明する。プラグ70のテープ通し部82には、第1のバー84と第2のバー86が設けられ、連結用のテープ部材は、プラグ70の下面部側からテープ挿通孔82bに挿入され、第2のバー86の外周を経て、テープ挿通孔82aの上面部側から下面部側に挿入されて、自身のテープ部材に重ねられ、長さ調節自在に引き出される。一方、ソケット74に取り付けられる図示しないテープ部材等は、1本の連結バー102に調節不能に連結される。
バックル76と機能追加バックル10の係合動作は、図3〜図5に示すように、まず、既存バックル76のプラグ70の脚部66を、機能追加バックル10の挿通口24に対向させて、プラグ70を雌形部18内へ押し込む。脚部66が雌形部18内に挿入されると、一対のガイド面に脚部66の先端付近の外側面が各々当接する。一対の脚部66の外側面が各々接した状態でさらにプラグ70を雌形部収容空間20に押し込むと、プラグ70の挿入に従いガイド面の傾斜により、一対の脚部66は互いに近づくように弾性変形する。そして、脚部66の係合突起80が被係合部30に係合される。これにより、プラグ70と機能追加バックル10が連結される。なお、プラグ70の脚部66の外側面は、機能追加バックル10の雌形部18の操作用透孔28から露出している。
次に、機能追加バックル10の雄形部34の雄形部脚部36を、既存バックル76のソケット74の挿通口98に対向させて、機能追加バックル10をソケット74の収容空間94へ押し込む。プラグ70の脚部66を機能追加バックル10の雌形部収容空間20に押し込むときと同様であり、雄形部脚部36がソケット74内に挿入されると、一対のガイド面に雄形部脚部36の先端付近の外側面が各々当接する。一対の雄形部脚部36の外側面が各々接した状態でさらに機能追加バックル10を収容空間94に押し込むと、機能追加バックル10の挿入に従いガイド面の傾斜により、一対の雄形部脚部36は互いに近づくように弾性変形する。そして、雄形部脚部36の係合突起40が被係合部91に係合される。これにより、機能追加バックル10とソケット74が連結される。なお、機能追加バックル10の雄形部脚部36の外側面は、ソケット74の操作用透孔96から露出している。
これにより、図5に示すように、機能追加バックル10を、プラグ70とソケット74からなる既存バックル76に取り付ける。プラグ70、機能追加バックル10、ソケット74が一列に係合し、一対のテープ部材をテープ部材の延長線上で連結する。テープ部材を身体や鞄、ヘルメット等に取り付け、機能追加バックル10の取付基部52にいろいろな機能を有する機能部材を取り付けて使用する。ここでは、機能追加バックル10の取付基部52に、後述する機能部材としてウエアラブルカメラ104を取り付ける。
次に、ウエアラブルカメラ104について図6、図7に基づいて説明する。ウエアラブルカメラ104は、矩形の本体106を有し、本体の一方の側面106aには、撮影用のレンズ107が設けられている。側面106aに対して略直角に交差する側面106bには、連結部材108が固定されている。連結部材108は、取付基部52の2本のスリット58に差し込まれる2枚の取付板110が設けられ、2枚の取付板110は、互いに同形状であり、側面106bに対して直角に外側に突出している。取付板110の側面106bから離れた先端の形状は、外側へ膨出する半円形の形状であり、半円形の中心には、取付板110の厚み方向に貫通する透孔112が各々設けられている。
ウエアラブルカメラ104を、機能追加バックル10に取り付ける時は、ウエアラブルカメラ104の2つの取付板110を、機能追加バックル10の取付基部52の2つのスリット58に各々差し込み、取付板110の透孔112を板体56の透孔60に一致させる。そして、図示しないボルトを取付台部62の取付凹部64に差し込み、反対側に位置する板体56から突出した先端にナットを閉めて連結する。これにより、テープ部材にウエアラブルカメラ104を取り付け、テープ部材を身体や鞄、帽子等に取り付けることにより、ウエアラブルカメラ104を装着することができる。ウエアラブルカメラ104を取り付ける順番はこれ以外でもよく、予めウエアラブルカメラ104を機能追加バックル10に取り付け、その後プラグ70とソケット74に取り付けてもよい。
機能追加バックル10と、プラグ70とソケット74との連結を解除するには、例えば、プラグ70と機能追加バックル10を先に外し、次に機能追加バックル10とソケット74を外す。この逆の順番でもよい。プラグ70の、機能追加バックル10からの外し方について説明する。機能追加バックル10の操作用透孔28から露出している一対の脚部66を外側から押圧して、プラグ70の係合突起80を機能追加バックル10の被係合部30と離れる位置まで、互いに近づくように弾性変形させ、係合を解除する。この状態で、プラグ70を機能追加バックル10から離れる方向に移動させ、引き抜く。次に、ソケット74の操作用透孔96から露出している一対の雄形部脚部36を、同様に外側から押圧して、同様に係合を解除し、引き抜く。
この実施形態の機能追加バックル10によれば、いろいろな機能を有する機能部材を市販の既存バックル76に取り付けて機能を付与し、身体や小物に装着することができる。機能部材はウエアラブルカメラ104であり、運動したり歩行しながら撮影することができる。市販の既存バックル76に、着脱自在に取り付けることができ、特別な装置が不要であり、手軽に機能を付与したり、外したりすることができる。機能追加バックル10の、雌形部18は、既存バックル76のソケット74と同じ形状であり、雄形部34は既存バックル76のプラグ70と同じ形状であり、連結と解除の操作が、2か所で同じ操作で同じ強さの力で行うことができ、違和感がない。しかも、機能追加バックル10を追加しても既存バックル76のテープ部材は延長線上に連結され、取り付け強度が高い。機能追加バックル10を取り付けたことで既存バックル76の性能低下を引き起こさず、確実に装着することができる。また、連結した外観が、統一感があり自然である。取付基部52と、ウエアラブルカメラ104の連結部材108は、簡単な構造で強い力で係合するものであり、またウエアラブルカメラ104の着脱操作が容易なものである。
次にこの考案の第二実施形態について図8〜図11に基づいて説明する。なお、ここで上記実施形態と同様の部材は同様の符号を付して説明を省略する。この実施形態の機能追加バックル114は、雌形部18と雄形部34が設けられ、雌形部18の上面部12の外側面には、取付基部116が一体に設けられている。取付基部116は、上面部12の厚み方向に突出する円柱状の取付突起118であり、取付突起118の側周面には、雄ネジ120が形成されている。
この実施形態の機能追加バックル114は、既存バックル76のプラグ70とソケット74の間に着脱可能である。取付基部116に、いろいろな機能を有する機能部材を取り付けて使用する。ここでは、図10、図11に示すように、機能部材として小型カメラ122を取り付ける。小型カメラ122は、上記実施形態で取り付けたウエアラブルカメラ104より少し大きいものであり、通常は手で保持して撮影するものである。小型カメラ122の底面124には、三脚等に取り付ける際に使用する雌ねじ126が設けられている。
小型カメラ122を、機能追加バックル114に取り付ける時は、小型カメラ122の雌ねじ126に、機能追加バックル114の雄ネジ120を螺合させて連結する。これにより、既存バックル76を介してテープ部材に小型カメラ122を取り付け、テープ部材を身体や鞄、ヘルメット等に取り付けることにより、小型カメラ122を装着する。機能追加バックル114と、プラグ70とソケット74との連結と解除は、上記実施の携形態同様である。
この実施形態の機能追加バックル114によれば、上記実施形態と同様の効果を有するものである。手で保持して使用する小型カメラ122を身体等に装着することができ、ハンズフリーで撮影を行うことができる。小型カメラ122に一般的に設けられている雌ねじ126を使用して連結が可能であり、雄ネジ120と雌ねじ126により高い強度で取り付けられ、回転して螺合させる簡単な操作で着脱を行うことができる。
次にこの考案の第三実施形態について図12、図13に基づいて説明する。なお、ここで上記実施形態と同様の部材は同様の符号を付して説明を省略する。この実施形態の機能追加バックル128は、雌形部18と雄形部34が設けられ、雌形部18の上面部12の外側面には取付基部130が設けられている。取付基部130は、上面部12の厚み方向に突出する円柱状の留め具132が設けられ、留め具132の側周面を貫通する挿通穴134が設けられている。挿通穴134には、環部材136が挿通されて設けられている。環部材136は正円に形成されている。環部材136は、挿通穴134に挿通されている部分を中心として回転可能であり、左右のいずれの方向に倒れることができ、厚み方向に立つこともできる。環部材136に、いろいろな機能を有する機能部材を、フックや紐で取り付けて使用する。
この実施形態の機能追加バックル128によれば、上記各実施形態と同様の効果を有するものである。取付基部130の形状がシンプルな環部材136で設けられ、紐やフックで簡単にいろいろな機能部材を着脱することができる。
次にこの考案の第四実施形態について図14に基づいて説明する。なお、ここで上記実施形態と同様の部材は同様の符号を付して説明を省略する。この実施形態の機能追加バックル138は、雌形部18と雄形部34が設けられ、雌形部18の上面部12の外側面には取付基部140が設けられている。
取付基部140は、上面部12の厚み方向に突出する円柱状の留め具142が設けられ、留め具142の側周面を貫通する挿通穴144が設けられている。挿通穴144には、環部材146が挿通されて設けられている。環部材146は、適度な弾性を有する金属またはプラスチック等で作られた雨滴状のナス環であり、雨滴状の長手方向の一方の端部は小さい直径の半円形状であり、他方の端部は大きい直径の半円形状である。一対の半円形状の間は直線で形成され、この直線部分に棒の一対の端部148が位置し、一対の端部148は所定の長さが互いに重なっている。環部材146は、小さい直径の半円形状の部分が挿通穴144に挿通され、この部分を中心として回転可能であり、左右のいずれの方向に倒れることができ、厚み方向に立つこともできる。環部材146は、端部148に外側から力を加えて弾性変形させると互いに離れ、環状が開放され、いろいろな機能部材を環部材146に通して取り付けて使用する。力をはなすと環部材146の弾性変形が元に戻り、確実に環状が閉鎖され、抜け落ち等を防ぐ。
この実施形態の機能追加バックル138によれば、上記各実施形態と同様の効果を有するものである。環部材146は端部148で解放されるため、環状の取り付け具などを挿通して機能性を有する機能部材を取り付けることができる。力を加えて環部材146を弾性変形させる簡単な操作により、開放と閉鎖を行うことができ、操作が簡単である。力を加えない状態で閉鎖され、機能性を有する機能部材を確実に取り付けることができる。
次にこの考案の第五実施形態について図15に基づいて説明する。なお、ここで上記実施形態と同様の部材は同様の符号を付して説明を省略する。この実施形態の機能追加バックル150は、雌形部18と雄形部34が設けられ、雌形部18の下面部14の外側面には取付基部152が設けられている。取付基部152は、下面部14の左右方向の、ここでは紙面左側に突出する板状の保持部154が設けられている。保持部154の外側の面、つまり上面部12側の面に、所定の高さに突出し互いに平行な一対のガイド突起156が設けられ、左右方向に長く設けられている。ガイド突起156の上端部には、一対のガイド突起156から互いに近づく方へ広がるフランジ部156aが設けられている。保持部154には、一対のガイド突起156の間に位置する部分にスリット状の開口部157が各々設けられている。一対のガイド突起156の間には、ガイド突起156より低いスライド用突条158が、ガイド突起156に対して平行に設けられている。
この実施形態の機能追加バックル150によれば、上記各実施形態と同様の効果を有するものである。ガイド突起156とスライド用突条158に嵌合される連結部を有するウエアラブルカメラ等の機能部材をスライド式に取り付けることができ、機能部材を簡単で確実に取り付けることができる。ガイド突起156とスライド用突条158の形状を、所望の機能部材に合わせて適宜設計することにより、いろいろな機能部材を取り付けることができる。
次にこの考案の第六実施形態について図16に基づいて説明する。なお、ここで上記実施形態と同様の部材は同様の符号を付して説明を省略する。この実施形態の機能追加バックル160は、雌形部18と雄形部34が設けられ、雌形部18の上面部12の外側面には取付基部162が設けられている。取付基部162は、輪郭が八角形の平面である台座部164が上面部12に沿って設けられ、台座部164には、4つの係止突起166が厚み方向に所定の高さに突出して設けられている。係止突起166は一方向に長い突条であり、台座部164の中心から放射方向に互いに90°に位置して設けられ、左右方向に一対が設けられ、前後方向に一対が設けられている。各係止突起166の上端部には、フランジ部166aが長手方向の両側に突出して各々設けられている。
機能追加バックル160には、機能部材として図17、図18に示す被係止突起172を有した電子機器168等が着脱可能に取り付けられるものである。電子機器168は、携帯電話やデジタル歩数計等である。電子機器168は、平坦な矩形のケース170で覆われ、ケースの裏面170aには、被係止突起172が厚み方向に突出して設けられている。被係止突起172は、機能追加バックル160に設けられた互いに平行に設けられた一対の係止突起166を覆う長さに設けられ、被係止突起172の中心部分は係止突起166のフランジ部166aが摺動可能に挿通され係止されるスリット174が設けられている。スリット174の一方の端部は閉鎖され、他方の端部は開口されて係止突起166を挿通することができる。
この実施形態の機能追加バックル160によれば、上記各実施形態と同様の効果を有するものである。いろいろな機能を有する電子機器168を確実に取り付けることができる。ケース170を中空のケースとし、中に市販のスマートフォン等を入れることもできる。
次にこの考案の第七実施形態について図19に基づいて説明する。なお、ここで上記実施形態と同様の部材は同様の符号を付して説明を省略する。この実施形態の機能追加バックル176は、雌形部18と雄形部34が設けられ、雌形部18の下面部14の外側面には取付基部178が設けられている。取付基部178は、下面部14の左右方向、ここでは紙面左側に突出する板状の保持部180が設けられ、保持部180には厚み方向に形成された開口部182が設けられ、開口部182は、前後方向に長い矩形に形成されている。
この実施形態の機能追加バックル176によれば、上記各実施形態と同様の効果を有するものである。いろいろな機能を有する機能部材を、紐やフックを介して確実に取り付けることができる。平紐状のベルト等を開口部182に挿通して連結することもできる。
次にこの考案の第八実施形態について図20、図21に基づいて説明する。なお、ここで上記実施形態と同様の部材は同様の符号を付して説明を省略する。この実施形態の機能追加バックル184は、雌形部186と雄形部188が一体に設けられている。
雌形部186には、一対の枠部190が左右方向の両端部に設けられ、前後方向に突出している。枠部190の内側には左右方向に貫通する開口部192が設けられ、開口部192は、枠部190の先端の、一対の枠部190の互いに近い部分にも連通している。枠部190の先端に連通する開口部192の内周面は、後述するプラグ206の脚部204が当接するガイド面となる。一対の枠部190の基端部は、互いに所定間隔を開けて対面する板状の上面部194と下面部196と、上面部194と下面部196を結ぶ側面部198からなる筒体に連結されている。一対の枠部190と、筒体で囲まれた空間は、プラグ206の脚部204を係止する雌形部収容空間193となる。ガイド面の延長線上の奥には、上面部194と下面部196の裏面に、脚部204の係合突起205が係止される被係合部195が突出して設けられている。
上面部194、下面部196、側面部198からなる筒体の、枠部190と反対側の端部には、雄形部188が一体に設けられている。雄形部188には、後述するソケット210の収容空間208に挿入される一対の雄形部脚部200と保持棒201が設けられている。雄形部脚部200の先端には、係合突起203が設けられている。
上面部194の外側面には、取付基部202が一体に設けられている。取付基部202は、第一実施形態の取付基部52と同形状であり、基端部本体54、板体56、スリット58、透孔60、取付台部62、取付凹部64が設けられている。
この実施形態の機能追加バックル184の係合動作及び使用方法は、上記各実施形態と同様である。機能追加バックル184は、一対の脚部204を有するプラグ206と、脚部204が挿入されて係止される収容空間208を有するソケット210が、互いに着脱可能に設けられた既存バックル211に取り付けられ、プラグ206とソケット210の間に着脱可能である。取付基部202に、ウエアラブルカメラ104を取り付けてバックル211に装着する。
この実施形態の機能追加バックル184によれば、上記各実施形態と同様の効果を有するものである。雌形部186と雄形部188の形状を、所望の機能部材に合わせて適宜設計することにより、いろいろな機能部材を取り付けることができる。取付基部202の形状も、第一実施形態の取付基部52と同じもの以外の、各実施形態に開示されたものを設けてもよい。
この考案の機能追加バックルは、上記各実施の形態に限定されるものではなく、雌形部と雄形部の形状は適宜変更可能であり、取り付ける既存バックルに着脱可能なものであれば良い。取付基部の形状も適宜変更可能であり、ホイッスル、クリップ、スマートフォン用ホルダー、ドリンクホルダー等、機能性を有する機能部材を取り付けるために適した形状であれば良い。機能性を有する機能部材は、カメラ、ホイッスル、ボトル等、色々なものに使用することができる。取付基部を複数設けて、機能性を有する機能部材を複数取り付けて複数の機能を付与することもできる。また、機能追加バックルのどの位置に取付基部を設けてもよい。
10,114,128,138,150,160,176,184 機能追加バックル
12,194 上面部
14,196 下面部
16,198 側面部
18,186 雌形部
20,193 雌形部収容空間
24,98 挿通口
28,96 操作用透孔
30,91,195 被係合部
34,188 雄形部
36,200 雄形部脚部
52,116,130,140,152,162,178,202 取付基部
56 板体
60 透孔
62 取付台部
64 取付凹部
66 脚部
70,206 プラグ
74,210 ソケット
76,211 既存バックル
94,208 収容空間
104 ウエアラブルカメラ(機能部材)
122 小型カメラ(機能部材)
168 電子機器(機能部材)
118 取付突起
120 雄ネジ
136,146 環部材
154,180 保持部
156 ガイド突起
158 スライド用突条
164 台座部
166 係止突起
182 開口部

Claims (12)

  1. 係合用の凸部(66,204)を有するプラグ(70,206)と、前記凸部(66,204)が差し込まれて係合する収容空間(94,208)を有するソケット(74,210)が設けられたバックル(76,211)の、前記プラグ(70,206)と前記ソケット(74,210)の間に着脱可能であり、
    前記プラグ(70,206)の前記凸部(66,204)に係合する雌形部(18,186)と、前記ソケット(74,210)の収容空間(94,208)に係合する雄形部(34,188)と、別体の機能部材(104,122,168)を連結する取付基部(52,116,130,140,152,162,178,202)が一体に設けられていることを特徴とする機能追加バックル。
  2. 前記取付基部(52,116,130,140,152,162,178)は前記雌形部(18,186)に設けられている請求項1記載の機能追加バックル。
  3. 前記雄形部(34,188)には、前記バックル(76)の前記プラグ(70,206)の前記凸部(66,204)と同形状の雄形部凸部(36,200)が設けられ、前記雌形部(18,186)には、前記バックル(76)の前記ソケット(74,210)の前記収容空間(94,208)と同形状の雌形部収容空間(20,193)が設けられている請求項2記載の機能追加バックル。
  4. 前記雌形部(18)は、所定間隔を開けて対面する板状の上面部(12)と下面部(14)と、前記上面部(12)と前記下面部(14)の一対の側縁部同士を連結する一対の側面部(16)が設けられて一方向に挿通する筒体であり、前記筒体の内側は雌形部収容空間(20)であり、前記筒体の挿通方向の一端部は、前記プラグ(70)の前記凸部(66)が挿入される挿入口(24)となり、前記筒体の前記挿通口(24)の反対側の端部には前記雄形部(34)が設けられ、前記雄形部(34)の前記ソケット(74)の前記収容空間(94)に挿入される前記雄形凸部である雄形部脚部(36)が、前記筒体の挿通方向に沿って外側へ突出して設けられている請求項2又は3記載の機能追加バックル。
  5. 前記取付基部(52,202)は、前記雌形部(18,186)の前記上面部(12,194)から突出する複数の互いに平行な板体(56)であり、前記各板体(56)には、透孔(60)が各々貫通して形成され、前記板体(56)には前記透孔(60)の周縁部が前記板体(56)から突出する取付台部(62)が設けられ、前記取付台部(62)にはボルトの頭部が嵌合される六角筒形の取付凹部(64)が形成されている請求項2又は3記載の機能追加バックル。
  6. 前記取付基部(116)は、前記雌形部(18)の前記上面部(12)から突出する円柱状の取付突起(118)であり、前記取付突起(118)の側周面には、雄ネジ(120)が形成されている請求項2又は3記載の機能追加バックル。
  7. 前記取付基部(130)は、環部材(136)である請求項2又は3記載の機能追加バックル。
  8. 前記取付基部(140)は、弾性を有する材料を折り曲げて設けた環部材(146)であり、一対の端部(148)は所定の長さが互いに重なり、前記端部(148)に外側から力を加えて弾性変形させると環状が開放される請求項2又は3記載の機能追加バックル。
  9. 前記取付基部(152)は、前記雌形部(18)の側方に突出する板状の保持部(154)と、前記保持部(154)の一方の面に所定の高さに突出し互いに平行な一対のガイド突起(156)と、前記一対のガイド突起(156)の間に設けられ前記ガイド突起(156)より低く平行なスライド用突条(158)が設けられている請求項2又は3記載の機能追加バックル。
  10. 前記取付基部(162)は、前記雌形部(18)の前記上面部(12)に形成された平面を有する台座部(164)が設けられ、前記台座部(164)には4つの係止突起(166)が突出して設けられ、前記係止突起(166)は一方向に長い突条であり、前記台座部(164)の中心から放射方向に互いに90°に位置して設けられ、前記係止突起(166)の上端部には、フランジ部(166a)が形成されている請求項2又は3記載の機能追加バックル。
  11. 前記取付基部(178)は、前記雌形部(18)の側方に突出する板体(180)と、前記板体(180)に形成された開口部(182)が設けられ、前記開口部(182)は前記雌形部(18)の筒体の挿通方向に平行な方向に長い矩形に形成されている請求項2又は3記載の機能追加バックル。
  12. 前記雌形部(186)には、前記プラグ(206)の前記凸部(204)が差し込まれる一対の環状の枠部(190)が設けられ、前記枠部(190)には、前記凸部(204)が係止される開口部(192)が設けられている請求項2又は3記載の機能追加バックル。
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