JP3204460U - ポータブルバッテリならびにポータブルバッテリユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】持ち運び性に適した外形、重量にしたうえで、不特定の外部の電気機器への供給可能な電力量を可及的に増大可能とするポータブルバッテリならびにポータブルバッテリユニットを提供する。【解決手段】ポータブルバッテリ1は、持ち運びに適した外形、重量に適合する容量に設定されたバッテリ本体11を備えるように構成している。さらに、このバッテリ本体11の容量が不足することを補うために、ポータブルバッテリ1に、それとは別体でかつ持ち運びに適した外形、重量のサブポータブルバッテリ2を接続可能にすることによって、ポータブルバッテリ1に接続される電気機器5,6への電力供給を可及的に長くできるようにしている。【選択図】図1
Description
本考案は、外部の電気機器への電力供給を可能としかつ持ち運びに適した外形、重量に形成されたポータブルバッテリに関する。
また、本考案は、ポータブルバッテリとそれに接続可能なサブポータブルバッテリとを含むポータブルバッテリユニットに関する。
従来、外部の電気機器への電力供給を可能としかつ移動を可能とする蓄電池として、例えば特許文献1〜4に示されているものがある。
特許文献1には、ケース内に電動工具用のバッテリを複数個取り付けることができる電源装置が記載されている。この電源装置は、外形や重量が大きくなっている関係より、移動させることは可能であるものの、持ち運びするには不便であると言える。
また、特許文献2に示されている電源システムおよび特許文献3に示されている電源装置は、持ち運び可能な重量とサイズに製作されていて、ケースに持ち手部、ハンドル、取手等が設けられた構成になっている。これら特許文献2,3に備える蓄電池の蓄電容量は、前記重量とサイズが制限される関係より、大きくするにも限界がある。
さらに、特許文献4には、持ち運びが容易な外形、重量でかつ取手が設けられたトランク型のケースにソーラーパネルを設けることが記載されている。この特許文献4でも、その外径、重量が制限される関係より、前記バッテリの容量を大きくできないが、このバッテリに前記ソーラーパネルで発電した電力を充電できるようにしている。
このような特許文献4の場合、別体の補助電源を接続できるようにはなっていないので、前記バッテリの残容量が少なくなったときには、ソーラーパネルで前記バッテリを充電する必要があって、その間は前記ケースのコンセントに接続される電気機器に対して電力を供給することができない。これは、ソーラーパネルが太陽光を受ける場所に配置されていることを想定した場合に限られるものであって、そうでない場合には前記バッテリを充電できないので、前記電気機器に対する電力供給は不可能となる。
ところで、特許文献5には、電動リールに、ポータブルバッテリ本体をコネクタを介して一体的に取り付け可能にし、このポータブルバッテリ本体にさらにベースバッテリを接続コードを介して接続可能にすることが記載されている。
この特許文献5では、段落0006に記載されているように、通常時に前記ベースバッテリからの電力によって前記電動リールを駆動することにより前記ポータブルバッテリ本体の電力消耗を抑えるようにする一方、魚が掛かったときや移動時等には、前記ベースバッテリを前記ポータブルバッテリ本体から取り外して、前記電動リールを前記ポータブルバッテリ本体の電力のみにより駆動することにより、前記電動リールを人間が手で持って動かし易くすることを実現している。
このような電動リールの操作性を考慮して、前記ポータブルバッテリ本体を前記電動リールに一体になるようにコネクタでもって直接的に接続する形態を採用している。
上記特許文献5では、前記ポータブルバッテリ本体の接続対象が電動リールのみに限定されるようになっていて、不特定の外部の電気機器に接続できるようになっていない。ここに改良の余地がある。
このような事情に鑑み、本考案は、持ち運び性に適した外形、重量にしたうえで、不特定の外部の電気機器への供給可能な電力量を可及的に増大可能とするポータブルバッテリ、ならびにポータブルバッテリユニットの提供を目的としている。
本考案は、不特定の外部の電気機器への電力供給を可能としかつ持ち運びに適した外形、重量に形成されたポータブルバッテリであって、持ち運びに適した外形、重量に適合する容量に設定されたバッテリ本体と、このバッテリ本体への充電を行うための外部電源が接続可能とされる充電コネクタと、前記電気機器が接続可能とされる出力端子と、別体のサブポータブルバッテリが接続可能とされる中継コネクタと、前記充電コネクタに接続される外部電源から前記バッテリ本体への充電処理ならびに前記バッテリ本体から前記出力端子に接続される電気機器への給電処理を制御するための制御部と、前記バッテリ本体または前記サブポータブルバッテリに蓄電された直流電圧を前記出力端子に接続される電気機器に対応した交流電圧に変換して出力するためのインバータと、前記中継コネクタに接続される前記サブポータブルバッテリから前記インバータへの給電経路を確保するためのスイッチと、を備えていることを特徴としている。
ここで、本考案に係るポータブルバッテリを持ち運びに適した外形、重量に適合するように前記バッテリ本体の容量を設定すると、当該ポータブルバッテリに接続される外部の電気機器の使用可能時間を長くするにも限界がある。しかしながら、本考案に係るポータブルバッテリは、前記別体のサブポータブルバッテリを接続できるように構成されているから、このサブポータブルバッテリを使用することによって当該ポータブルバッテリに接続されている電気機器の使用可能時間を延長できるようになる。
このように、持ち運びに適していてかつ不特定の外部の電気機器への電力供給を可及的に長くすることが可能になるポータブルバッテリを提供できるようになる。
また、本考案に係るポータブルバッテリユニットは、上記ポータブルバッテリと、前記ポータブルバッテリに接続可能とされかつ持ち運びに適した外形、重量に形成されたサブポータブルバッテリとを含む、構成にされている。
そして、前記サブポータブルバッテリは、持ち運びに適した外形、重量に適合する容量に設定されたバッテリ本体と、このバッテリ本体への充電を行うための外部電源が接続可能とされる充電コネクタと、前記ポータブルバッテリの充電コネクタに接続可能とされる接続プラグと、前記充電コネクタに接続される外部電源から前記バッテリ本体への充電処理を制御するための制御部とを備える、構成にしている。
さらに、前記ポータブルバッテリの制御部は、前記接続プラグが前記中継コネクタに接続されかつ前記スイッチで前記サブポータブルバッテリから前記インバータへの給電経路を確保した場合に、当該ポータブルバッテリのバッテリ本体からそれに接続される電気機器への給電処理を停止して、前記サブポータブルバッテリのバッテリ本体から前記電気機器への給電処理を行う、構成にしている。
この構成では、例えばポータブルバッテリからそれに接続した電気機器に電力供給を行っている状況において、当該ポータブルバッテリのバッテリ本体の残容量が所定値に到達した場合に、前記サブポータブルバッテリを接続プラグで前記ポータブルバッテリの中継コネクタに接続して、前記ポータブルバッテリのスイッチを操作するだけの簡単な作業でもって、前記ポータブルバッテリに接続されている電気機器への給電処理を継続することが可能になる。
本考案に係るポータブルバッテリによれば、持ち運び性に適した外形、重量にしたうえで、不特定の外部の電気機器への供給可能な電力量を可及的に増大することが可能になる。これにより、電源が存在していない場所に、照明やノート型パーソナルコンピュータ等の電気機器を持ち込んで使用することが可能になる。
また、本考案に係るポータブルバッテリユニットは、持ち運び性に適した外形、重量のポータブルバッテリから外部の電気機器に電力供給を行っている状況において、当該ポータブルバッテリのバッテリ本体の残容量が所定値に到達した場合に、当該ポータブルバッテリに持ち運び性に適した外形、重量のサブポータブルバッテリを接続することによって、前記ポータブルバッテリに接続されている電気機器に対する給電処理を比較的長時間にわたって継続できるようになる。これにより、電源が存在していない場所に、照明やノート型パーソナルコンピュータ等の電気機器を持ち込んで比較的長時間にわたって使用することが可能になる。
以下、本考案を実施するための最良の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1から図4に、本考案の一実施形態を示している。図中、1はポータブルバッテリ、2はサブポータブルバッテリを示している。このポータブルバッテリ1とサブポータブルバッテリ2とでポータブルバッテリユニットを構成している。
このポータブルバッテリ1およびサブポータブルバッテリ2は、共に、胴体1a,2aの上面に蓋1b,2bがヒンジ(符号省略)を介して開閉可能に連結された構成になっている。胴体1a,2aの手前(反ヒンジ)側の幅広な側面には、持ち運びを容易とするための持ち手1c,2cが取り付けられている。
両方の胴体1a,2aおよび蓋1b,2bは、落下したときでも破損しにくいような耐衝撃性ならびに耐破損性に優れた素材ならびに構造に形成されている。
また、ポータブルバッテリ1およびサブポータブルバッテリ2の蓋1b,2bを閉じた状態に保持するためのロック手段として、図2から図4に示すように、胴体1a,2aに係止部1d,2dが、また、蓋1b,2bに前記係止部1d,2dが係止される被係止部1e,2eがそれぞれ設けられている。このロック手段としての係止部1d,2dと被係止部1e,2eは、本考案の特徴とは直接関係のない部分であって、公知の構造を採用できるので、ここでの詳細な説明は割愛する。
このようなポータブルバッテリ1およびサブポータブルバッテリ2は、共に、一般的なトランク型手提げケースの外形に近似した長方体形状に形成されていて、標準的な人間にとって持ち運びに適した外形、重量に設定されている。
この持ち運びに適した外形、重量の目安としては、標準的な人間が手で持って数分〜数十分程度移動することが可能になる程度のもののこととする。具体的には、以下で記載する事項を勘案し、前記持ち運びに適した外形については、例えば横400〜600mm、縦300〜500mm、厚み150〜300mmとすることができ、また、前記持ち運びに適した重量については、例えば7〜25kgとすることができる。
まず、ポータブルバッテリ1について詳細に説明する。ポータブルバッテリ1の胴体1aの内部には、バッテリ本体11、制御部12、インバータ13等が設けられている。
バッテリ本体11は、充電と放電とが可能な二次電池、例えばリン酸鉄リチウムイオン電池、またはリチウムイオン電池等とされる。
このバッテリ本体11の容量は、持ち運びに適したポータブルバッテリ1の外形、重量に適合するように、かつ、ポータブルバッテリ1の制御部12によるサブポータブルバッテリ2から受け入れる電力量を考慮して適宜に設定される。
前記外部の電気機器5,6としては、例えばスマートフォンと呼ばれる多機能携帯電話機、ノート型パーソナルコンピュータ、液晶型テレビジョン、照明器具(LED10W)等が挙げられるが、その他にもいろいろ考えられる。
ちなみに、この実施形態のポータブルバッテリ1はシステム電圧12Vとされ、バッテリ本体11はDC3.2V−10A、256Whに設定される。この場合、ポータブルバッテリ1の外形は横422.5cm、縦340mm、厚み171mmとされ、重量は7.2kgとされる。
ちなみに、この仕様のポータブルバッテリ1の使用の目安としては、前記多機能携帯電話機の満充電可能時間が36時間、前記ノート型パーソナルコンピュータの使用可能時間が1.2時間、前記32型液晶テレビジョンの使用可能時間が2.7時間、前記照明器具(LED10W)の使用可能時間が17.6時間になる。
制御部12は、バッテリ本体11への充電処理、バッテリ本体11からの給電処理、バッテリ本体11の電圧や温度を監視する処理等を少なくとも制御するものである。
インバータ13は、バッテリ本体11またはサブポータブルバッテリ2のバッテリ本体21から放電される直流電圧を第1、第2出力端子15,16に接続される電気機器5,6に対応した交流電圧に変換して出力するものである。
また、胴体1aの上面には、充電コネクタ14、第1、第2出力端子15,16、中継コネクタ17、表示部18、スイッチ19等が設けられている。
充電コネクタ14は、家庭用交流電源3または太陽電池4等の外部電源が接続可能とされるものである。
第1、第2出力端子15,16は、外部の電気機器5,6が個別に接続可能とされるものである。なお、第1出力端子15は、例えばAC100V、定格出力240Whのコンセントとされており、第2出力端子16は、例えばDC5V、定格出力2.1AのUSB端子とされている。
中継コネクタ17は、サブポータブルバッテリ2が接続可能とされるものである。表示部18は、例えば残容量等の情報を表示するものである。
スイッチ19は、制御部12を起動してバッテリ本体11から第1、第2出力端子15,16への給電経路とバッテリ本体11への充電経路とを確保するオンモードと、前記制御部12による制御機能を休止するオフモードと、サブポータブルバッテリ2から第1、第2出力端子15,16への給電経路を確保する補助電源モードとを選択するために設けられている。
さらに、胴体1aの上面には、過充電保護用のヒューズ31および過放電保護用のヒューズ32が設けられていて、簡単に取り替えできるようにメンテナンス性を高めるようになっている。また、胴体1aの上面には、ポータブルバッテリ1の仕様や使用説明等を記載した表示シート33が設けられている。
次に、サブポータブルバッテリ2について詳細に説明する。サブポータブルバッテリ2の胴体2aの内部には、バッテリ本体21、制御部22等が設けられている。
バッテリ本体21は、充電と放電とが可能な二次電池、例えばリン酸鉄リチウムイオン電池、またはリチウムイオンバッテリ等とされる。
制御部22は、少なくともバッテリ本体21への充電処理等を制御する。
そして、バッテリ本体21の容量は、持ち運びに適したサブポータブルバッテリ2の外形、重量に適合するように、かつ、ポータブルバッテリ1の制御部12によるサブポータブルバッテリ2から受け入れる電力量を考慮して適宜に設定される。
ちなみに、サブポータブルバッテリ2はシステム電圧12Vとされ、バッテリ本体21は、DC3.2V−10A、850Whに設定される。この場合のサブポータブルバッテリ2の外形は上記ポータブルバッテリ1と同等つまり横422.5cm、縦340mm、厚み171mmとされるが、重量は11kgとなる。
なお、バッテリ本体21は、DC3.2V−10A、1280Wh、またはDC3.2V−10A、1792Whに設定することができる。この場合のサブポータブルバッテリ2の外形は横581cm、縦464mm、厚み298mmとされ、上記ポータブルバッテリ1と同等にできるが、重量は共に25kgとなる。
但し、前記3種類の容量別のサブポータブルバッテリ2を用意しておけば、予め給電用途に応じて適したものを使用することが可能になるので、使い勝手が良くなる。
また、胴体2aの上面には、充電コネクタ23、表示部24、接続プラグ25等が設けられている。充電コネクタ23は、家庭用交流電源3または太陽電池4等の外部電源が接続可能とされるものである。表示部24は、例えば残容量等の情報を表示するものである。接続プラグ25は、ポータブルバッテリ1の中継コネクタ17に接続可能とされるものであって、蛇腹状の延長コードの自由端側に取り付けられている。
さらに、胴体2aの上面には、過充電保護用のヒューズ41および過放電保護用のヒューズ42が設けられているとともに、サブポータブルバッテリ2の仕様や使用説明等を記載した表示シート43が設けられている。
次に、上述したポータブルバッテリ1およびサブポータブルバッテリ2の使用例を説明する。
ポータブルバッテリ1およびサブポータブルバッテリ2の充電処理は、それらの充電コネクタ14,23に家庭用交流電源3または太陽電池4を適宜の接続コード3a,4aを介して接続するだけでよい。
この状態では、ポータブルバッテリ1およびサブポータブルバッテリ2の各制御部12,22が、バッテリ本体11,21の容量が所定値に到達、つまり満充電状態になった場合には、そのことを表す警告情報を対応する表示部18,24に表示して、充電処理を終了するようにしている。
この充電処理中においては、各制御部12,22がそれぞれのバッテリ本体11,21が過充電にならないように保護する処理を行う。なお、ポータブルバッテリ1の制御部12は、バッテリ本体11の電圧や温度を監視する処理を行うようになっている。
一方、ポータブルバッテリ1からそれに接続される電気機器5,6への給電処理は、ポータブルバッテリ1の第1出力端子15または第2出力端子16に電気機器5,6を接続コード5a,6aを介して接続し、スイッチ19でオンモードを選択すればよい。
この状態では、ポータブルバッテリ1の制御部12がバッテリ本体11に蓄電している電力をインバータ13に供給する給電処理を行う。
この給電処理中においては、ポータブルバッテリ1の制御部12がバッテリ本体11が過放電にならないように保護する過充電保護処理を行うとともに、バッテリ本体11の電圧や温度を監視する監視処理を行う。
そして、前記過充電保護処理では、バッテリ本体11の残容量が所定値以下に到達した場合に、制御部12が給電処理を継続できなくなることを表す警告情報を表示部18に表示するとともに、給電処理を停止するようにしている。
また、前記監視処理では、バッテリ本体11の電圧や温度が予め設定される異常判定値に到達した場合に、制御部12が電圧異常または温度異常を表す警告情報を表示部18に表示するとともに、給電処理を停止するようにしている。
このような警告情報が表示された場合には、ポータブルバッテリ1にサブポータブルバッテリ2を接続することにより、サブポータブルバッテリ2のバッテリ本体21からポータブルバッテリ1に接続している電気機器5,6に電力を供給できるようになる。
その際には、まず、サブポータブルバッテリ2接続プラグ25をポータブルバッテリ1の中継コネクタ17に接続し、ポータブルバッテリ1のスイッチ19で補助電源モードを選択すればよい。
この状態では、ポータブルバッテリ1の制御部12がサブポータブルバッテリ2のバッテリ本体21に蓄電している電力をポータブルバッテリ1のインバータ13に供給する給電処理を行う。
この給電処理中においては、ポータブルバッテリ1の制御部12が、サブポータブルバッテリ2のバッテリ本体21が過放電にならないように保護する過放電保護処理を行うとともに、バッテリ本体21の電圧や温度を監視する監視処理を行う。
そして、前記過放電保護処理では、サブポータブルバッテリ2のバッテリ本体21の残容量が所定値以下に到達した場合に、ポータブルバッテリ1の制御部12が給電処理を継続できなくなることを表す警告情報をサブポータブルバッテリ2の表示部24に表示するとともに、給電処理を停止するようにしている。
また、前記監視処理では、サブポータブルバッテリ2のバッテリ本体21の電圧や温度が予め設定される異常判定値に到達した場合に、ポータブルバッテリ1の制御部12が電圧異常または温度異常を表す警告情報をサブポータブルバッテリ2の制御部22に伝達して、当該制御部22が表示部24に前記警告情報を表示するとともに、ポータブルバッテリ1の制御部12が給電処理を停止するようにしている。
このように、ポータブルバッテリ1のバッテリ本体11の残容量が所定値以下に到達した場合に、サブポータブルバッテリ2を利用することによって、ポータブルバッテリ1の電力が消費されることを防止するようにしているから、ポータブルバッテリ1のバッテリ本体11の残容量が枯渇することを防止できるようになる。
以上説明したように本考案を適用した実施形態のポータブルバッテリ1によれば、比較的簡単に持ち運びできるので、室内ならびに室外の必要な場所まで持ち運んで、当該場所で外部の電気機器5,6に給電を行うことができる。
また、本考案を適用した実施形態のポータブルバッテリユニットによれば、比較的簡単に持ち運びできるポータブルバッテリ1から外部の電気機器5,6に電力供給を行っている状況において、当該ポータブルバッテリ1のバッテリ本体11の残容量が所定値に到達した場合に、比較的簡単に持ち運びできるサブポータブルバッテリ2を接続プラグ25で前記ポータブルバッテリ1の中継コネクタ17に接続するとともに、ポータブルバッテリ1のスイッチ19で補助電源モードを選択操作するだけの簡単な作業でもって、前記ポータブルバッテリ1に接続されている電気機器5,6への給電処理を継続することが可能になる。
このように、ポータブルバッテリ1にサブポータブルバッテリ2を接続することによって、ポータブルバッテリ1に接続されている電気機器5,6に対する給電処理を比較的長時間にわたって継続できるようにしているから、ポータブルバッテリ1およびサブポータブルバッテリ2の外形、重量を大型化する必要が無くなる。
なお、本考案は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲内および当該範囲と均等の範囲内で適宜に変更することが可能である。
(1)上記実施形態では、ポータブルバッテリ1に2個の電気機器5,6を接続可能にした例を挙げているが、本考案はこれのみに限定されるものではなく、接続可能とする個数は任意である。
(2)上記実施形態では、サブポータブルバッテリ2を容量別に3種類用意する例を挙げているが、本考案はこれのみに限定されるものではなく、前記用意するサブポータブルバッテリ2の容量別の種類の数は任意である。
本考案は、外部の電気機器への電力供給を可能としかつ持ち運びに適した外形、重量に形成されたポータブルバッテリに好適に利用することが可能である。
また、本考案は、外部の電気機器への電力供給を可能としかつ持ち運びに適した外形、重量に形成されたポータブルバッテリと、それに接続可能とされかつ持ち運びに適した外形、重量に形成されたサブポータブルバッテリとを含むポータブルバッテリユニットに好適に利用することが可能である。
1 ポータブルバッテリ
1a 胴体
1b 蓋
1c 持ち手
11 バッテリ本体
12 制御部
13 インバータ
14 充電コネクタ
15 第1出力端子
16 第2出力端子
17 中継コネクタ
18 表示部
19 スイッチ
2 サブポータブルバッテリ
2a 胴体
2b 蓋
2c 持ち手
21 バッテリ本体
22 制御部
23 充電コネクタ
24 表示部
25 接続プラグ
3 家庭用交流電源
3a 接続コード
4 太陽電池
4a 接続コード
5,6 電気機器
5a,6a 接続コード
1a 胴体
1b 蓋
1c 持ち手
11 バッテリ本体
12 制御部
13 インバータ
14 充電コネクタ
15 第1出力端子
16 第2出力端子
17 中継コネクタ
18 表示部
19 スイッチ
2 サブポータブルバッテリ
2a 胴体
2b 蓋
2c 持ち手
21 バッテリ本体
22 制御部
23 充電コネクタ
24 表示部
25 接続プラグ
3 家庭用交流電源
3a 接続コード
4 太陽電池
4a 接続コード
5,6 電気機器
5a,6a 接続コード
Claims (2)
- 不特定の外部の電気機器への電力供給を可能としかつ持ち運びに適した外形、重量に形成されたポータブルバッテリであって、
持ち運びに適した外形、重量に適合する容量に設定されたバッテリ本体と、
このバッテリ本体への充電を行うための外部電源が接続可能とされる充電コネクタと、
前記電気機器が接続可能とされる出力端子と、
別体のサブポータブルバッテリが接続可能とされる中継コネクタと、
前記充電コネクタに接続される外部電源から前記バッテリ本体への充電処理ならびに前記バッテリ本体から前記出力端子に接続される電気機器への給電処理を制御するための制御部と、
前記バッテリ本体または前記サブポータブルバッテリに蓄電された直流電圧を前記出力端子に接続される電気機器に対応した交流電圧に変換して出力するためのインバータと、
前記中継コネクタに接続される前記サブポータブルバッテリから前記インバータへの給電経路を確保するためのスイッチと、を備えていることを特徴とするポータブルバッテリ。 - 請求項1に記載のポータブルバッテリと、前記ポータブルバッテリに接続可能とされかつ持ち運びに適した外形、重量に形成されたサブポータブルバッテリとを含み、
前記サブポータブルバッテリは、
持ち運びに適した外形、重量に適合する容量に設定されたバッテリ本体と、
このバッテリ本体への充電を行うための外部電源が接続可能とされる充電コネクタと、
前記ポータブルバッテリの充電コネクタに接続可能とされる接続プラグと、
前記充電コネクタに接続される外部電源から前記バッテリ本体への充電処理を制御するための制御部とを備え、
前記ポータブルバッテリの制御部は、前記接続プラグが前記中継コネクタに接続されかつ前記スイッチで前記サブポータブルバッテリから前記インバータへの給電経路を確保した場合に、当該ポータブルバッテリのバッテリ本体からそれに接続される電気機器への給電処理を停止して、前記サブポータブルバッテリのバッテリ本体から前記電気機器への給電処理を行う、ことを特徴とするポータブルバッテリユニット。
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R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
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