JP3204032U

JP3204032U - 逆さにしても中身がこぼれ落ちない封筒

Info

Publication number: JP3204032U
Application number: JP2016000711U
Authority: JP
Inventors: 育路渋谷
Original assignee: 澁谷育路
Priority date: 2016-02-17
Filing date: 2016-02-17
Publication date: 2016-05-12
Anticipated expiration: 2026-02-17

Abstract

【課題】逆さにしても中身がこぼれ落ちない封筒を提供する。【解決手段】ベロ１付きの封筒において、ベロ１の先端よりの中央寄りの場所に引っ掛け爪２がある。その引っ掛け爪２はベロ先端縁方向とは逆方向に半円弧状に膨らむ形でスリットを備えている。収納部には、ベロを折り返した際に、引っ掛け爪２が差し込める距離に、付属型の約１〜２ｃｍ程度の幅の帯５を備える。帯５は、収納部の収納できる開け口側の天寄りの位置に、収納部と一体型、もしくは付属型とする。【選択図】図３

Description

この発明は、封筒の開封側を逆さにすると内部に収納されていたものが、飛び出して落ちてしまうのを防止できる封筒に関するものである。

ベロとベロが合わさる収納部の部分に、落下を防止する機能を持ったものとしては、開閉口の折り返し部分にマッジクテープ（登録商標）（特許文献１参照）を用いた封筒、マルタック付きの封筒などが知れていて、封筒本体の素材と異なる別の素材で構成されている。
また、封筒の本体と同一の素材で構成され、落下を防止する機能を持ったものもある。ベロの折り返しを２重にした封筒（特許文献２参照）と、ベロの先端に差し込む爪があり収納部に爪を差し込むためのスリットがある封筒で、図書カード入れなどに利用されている。

実用新案登録第３０８２９１８号公報実用新案登録第３０８２９１８号公報

特許文献１に示される先行技術である繰り返し使用できる封筒のタイプでは、ベロとベロが合わさる収納部の部分に、封筒本体とは異なる性質を持った素材が使われていて、コストがかかった。
特許文献２に示される先行技術である封筒本体と同じ素材でできた封筒では、封筒のベロの折り返しを２重に設けた封筒や、ベロに爪と差し込み口を設けた封筒があるが、落下防止の機能は弱く、折り返しによる強度はあるが、のりを使わなかったら、封は簡単に開きやすく、逆さになると中身が落ちてしまう。
また、爪を設けた封筒では、半円弧状の形をしているベロの先端にある爪が、上から収納部のスリットに差し込むだけの機能であり、ベロと封筒の収納部が引っ掛らないため開きやすい。どちらも、重量のある小銭などを封入した際、天地を逆さにして持った時に中身が飛び落ちてしまうことがあった。

ベロ付きの封筒において、ベロの先端よりの中央に、ベロ先端縁方向とは逆方向に半円弧状等に膨らむ形でスリットを設けて爪が形成されており、封筒の外裏面（宛名の面とは反対の面）の収納部の天寄りの位置に約１〜2cm程度の幅の横帯、または、スリットを備える。
以上を特徴とする逆さにしても中身がこぼれ落ちない封筒である。

２種類の使い分けが可能である。
一つ目は、ベロを帯の手前に折り、帯と収納部の間に引っ掛け爪を差し込むときは、簡単にベロを止めるときに使用しできる。この使用方法を用いるだけならば、帯の代用として、収納部に天寄りの位置にスリットや、爪を収納できる大きさのポケットを設けることで対応することもできる。
二つ目は、帯と収納部の間からベロを通して、引っ掛け爪を帯の手前に出すときは、しっかりベロを止めることができる。
従来の封筒は、引っ掛け爪を封筒の収納部のスリットに差し込むだけでは、逆さにしたときに引っ掛け爪が引っかかる部分がなく、中身に小銭など重量のあるものを入れると
中身が飛び出してしまうが、引っ掛け爪の先端の向きを反対にすることで、引っ掛け爪を封筒の収納部の一部に引っ掛けることができ、逆さ時における中身の飛び出し防止を防ぐことが可能である。また、帯はスリットよりも、大きく入れやすいため手先が不器用な幼児でも使用が簡単である。
収納物の落下防止もでき、繰り返し使用できるので集金袋やファイルに、この構造を取り入れると便利になる。

本発明において、ベロを開いた状態を示す正面図本発明の使用において、爪を外側へ引っ掛けた状態を示す正面図本発明の使用において、爪を外側下へ潜らせて引っ掛けた状態を示す正面図

封筒の天（７）と地（８）を向かせて、収納できる開け口（４）を手前にし、折り返しのべロスジを開いた状態とする。そのとき、収納部（６）の上にベロ（１）があり、その折り返し部分にはべロスジ（３）がある。
ベロの先端よりの中央寄りの場所に引っ掛け爪（２）がある。その引っ掛け爪（２）はベロ先端縁方向とは逆方向に半円弧状に膨らむ形でスリットを備えている。
収納部には、ベロを折り返した際に、引っ掛け爪（２）が差し込める距離に、付属型の約１〜2cm程度の幅の帯（５）を備える。
帯（５）は、収納部の収納できる開け口（４）側の天寄りの位置に、収納部と一体型、もしくは付属型とする。

１ベロ
２引っ掛け爪
３ベロスジ
４開け口
５帯
６収納部
７天
８地

Claims

ベロの先端よりの中央に、ベロ先端縁方向とは逆方向に半円弧状等に膨らむ形でスリットを設けて爪が形成されており、封筒の外裏側（宛名の面とは反対の面）収納部の天寄り近くの位置に、約１〜２ｃｍ幅の横帯、もしくは、スリットのいずれかを備えていることを特徴とする逆さにしても中身が落ちない封筒。