JP3203741U - ハイヒール - Google Patents
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Abstract
【課題】容易にヒールを取り換え可能であるハイヒールを提供する。【解決手段】靴底2には第一取付溝3が設けられ、第一取付溝内には転動可能に第一係合部4が設けられ、第一係合部と第一取付溝の間には第一係接バネ5が設けられ、第一係合部に対応する第一取付溝に操作孔6が設けられ、靴底の一面の対応位置におけるヒール7には第一係合部に対応する第一係接溝8が設けられ、ヒールの上部には第二取付溝9が設けられ、第二取付溝内には遊動可能に第二係合部10が設けられ、第二係合部と第二取付溝の間には第二係接バネ11が設けられ、第二係合部に対する靴底の表面にはくぼみ状の第二係接溝12が設けられている。操作孔を通して、第一係合部を押圧し、同時に第二係合部を操作し、靴底からヒールを分離することができ、直ちに別のタイプの好みのヒールに取り換えることができるため、省力的で、操作が簡単であり、散歩、買物、出勤、宴会への参加などの異なる場合で使用可能なヒールを取り換えることができる。【選択図】図1
Description
本考案は、日用品の技術領域に関し、特に容易にヒールを取り換えることができるハイヒールに関する。
現在、市場に現れているハイヒールは、ヒールの太さによって太いヒールと細いヒールに分かれており、ヒールと靴体との接合方式にしたがってウェッジヒールと分離ヒールに分けられており、ウェッジヒールは左右のヒールが一対となっている。その中で、太いヒールのウェッジヒールは比較的履き心地が良いが、輪郭線が優美ではない。若い女性は皆、細いヒールのハイヒールを選ぶ。細いヒールのハイヒールは、輪郭線は優美であるが、ヒール底面の面積は小さく、人の通常の歩行時や起立時に、身体の全ての重量が小さい底面のヒールに集中してしまう。そのため、細いヒールのハイヒールは、足弓を保護することができず、また、足部の筋肉や人体の損傷を引き起こしやすく、足及び腰部に痛みを生じさせ、さらに、生理上、足弓の破損を生じさせ、歩行時に不安定であり、捻挫しやすい等の副作用さえ存在する。
これにより、そのようなヒールの全ては靴体に一体に固設されており、一旦、製作が完成した後には、分離することができず、そのため、異なる色のヒールが存在せず、デザインは単一であり、ヒールの形状を取り換えること及びその太さを切り替えることはできないという欠点及び不充分な点が存在している。
本考案は、上記技術問題の解決に、簡単で省力の操作で容易にヒールを取り換え可能なハイヒールを提供するものである。
上記技術問題を解決するために、本考案は、容易にヒールを取り換え可能なハイヒールであり、つま革を含み、前記つま革には、靴底が連接固定されている。前記靴底におけるヒールの位置には、第一取付溝が設けられ、前記第一取付溝内には、転動可能に第一係合部が設けられ、前記第一係合部の一端が前記靴底の外側にまで延伸し、前記第一係合部の他端と前記第一取付溝の底部の内壁間には、第一係接バネが設けられ、前記つま革に近接し、その一側面の前記第一取付溝の溝壁には、操作孔が貫通して設けられ、前記操作孔は、前記第一係合部と前記第一係接バネに対応して設けられており、さらに、ヒールを含み、前記靴底の一面の取付位置に対応して設けられている前記ヒールには、前記第一係合部に対応する第一係接溝が設けられ、前記ヒールの上部には、前記第一係接溝の一端に第二取付溝が設けられ、前記第二取付溝内には、遊動可能に第二係合部が設けられ、前記第二係合部と前記第二取付溝の間には、第二係接バネが設けられ、前記第二係合部に対する前記靴底の表面には、くぼみ状の第二係接溝が設けられているものである。
また、優れた技術として、前記靴底外側の前記第一係合部の端部にまで延伸して、係合爪が設けられ、前記係合爪の端面が、三角形構造として設置されているものである。
また、優れた技術として、前記操作孔に対応する前記第一係合部の表面には、突状の操作押ボタンが設けられているものである。
また、上記優れた技術の改良として、前記第二係合部は、第二取付溝内に設けられる間隔板を含み、前記第二係接バネは、前記間隔板と前記第二取付溝の間に設けられており、前記第二係接溝に対する前記間隔板の端部には、突状の挿接板が設けられており、前記間隔板の表面には突状の操作柄が設けられており、前記操作柄は、前記第二取付溝の外部にまで延伸しているものである。
上記技術である「容易にヒールを取り換え可能なハイヒールであり、つま革を含み、前記つま革には、靴底が連接固定されている。前記靴底におけるヒールの位置には、第一取付溝が設けられ、前記第一取付溝内には、転動可能に第一係合部が設けられ、前記第一係合部の一端が前記靴底の外側に延伸し、前記第一係合部の他端と前記第一取付溝の底部の内壁間には、第一係接バネが設けられ、前記つま革に近接し、その一側面の前記第一取付溝の溝壁には、操作孔が貫通して設けられ、前記操作孔は、前記第一係合部と前記第一係接バネに対応して設けられており、さらに、ヒールを含み、前記靴底の一面の取付位置に対応して設けられている前記ヒールには、前記第一係合部に対応する第一係接溝が設けられ、前記ヒールの上部には、前記第一係接溝の一端に第二取付溝が設けられ、前記第二取付溝内には、遊動可能に第二係合部が設けられ、前記第二係合部と前記第二取付溝の間には、第二係接バネが設けられ、前記第二係合部に対する前記靴底の表面には、くぼみ状の第二係接溝が設けられているもの」を採用することによる、本考案の有益な効果は次のとおりである。すなわち、操作孔を通して、第一係合部を押圧し、同時に第二係合部を操作し、靴底からヒールを分離することができ、直ちに別のタイプの好みのヒールに取り換えることができる。そのため、省力的で、操作が簡単であり、散歩、買物、出勤、宴会への参加などの異なる場合において使用可能な「ヒールを取り換え可能である靴」により、一足の靴で満足を得ることができ、使用をする上で大変便利である。
以下に、図面と実施例に基づき、本考案に関して詳述する。下記の詳細な説明は、本考案の実施例の例示を示したものにすぎない。本領域の通常の技術者が理解することができ、本考案の精神と範囲の下、説明した実施例を各種の異なる手法で修正することができることは当然である。それゆえ、図面と叙述は、本質の説明をしたものであり、実用新案登録請求の範囲を制限するものではない。
図1及び図2に示すように、容易にヒールを取り換え可能なハイヒールは、つま革1を含み、前記つま革1に接続して、靴底2が固定されている。前記靴底2のヒール7の位置には、第一取付溝3が設けられており、前記第一取付溝3内には、転動可能に第一係合部4が取り付けられている。前記第一係合部4の固定の便に資するため、前記第一取付溝3の溝口の箇所に、第一押圧板が補助的に固定されている。前記第一係合部4の一端は、前記靴底2の外側にまで延伸し、前記第一係合部4の他の一端と前記第一取付溝3の底部の内壁間には第一係接バネ5が設けられている。前記つま革1に近接し、その一側面の前記第一取付溝3の溝壁に操作孔6が貫通して設けられており、前記操作孔6は、前記第一係合部4と前記第一係接バネ5に対応して設けられている。また、ヒール7を含み、前記靴底2の一面の取付位置に対応して設けられている前記ヒール7には、前記第一係合部4に対応する第一係接溝8が設けられている。前記ヒール7の上部には、前記第一係接溝8の一端に第二取付溝9が設けられており、前記第二取付溝9内には、遊動可能に第二係合部10が設けられている。前記第二係合部10と前記第二取付溝9の間には、第二係接バネ11が設けられている。前記第二係合部10の取付固定の便に資するため、前記第二取付溝9の溝口の箇所に、第二押圧板15が補助的に固定されており、前記第二係合部10に対する前記靴底2の表面には、くぼみ状の第二係接溝12が設けられている。
図1と図3に示すように、本実施例において、前記靴底2の外側に延伸している第一係合部4の端部には、係合爪13が設けられている。前記係合爪13の端面は、三角形構造をなして設けられており、対応する前記第一係接溝8の端面も三角形構造をなして設けられ、前記第一係合部4の係接固定がなされている。前記操作孔6に対する前記第一係合部4の表面には、突状の操作押ボタン14が設けられており、ドライバーなどの細長部材を利用し、前記操作孔6を通して、前記操作押ボタン14を押すことができる。
図1と図4に示すように、前記第二係合部10は、前記第二取付溝9内に設けられている間隔板101を含み、前記間隔板101と前記第二取付溝9との間には、前記第二係接バネ11が設けられている。前記第二係接溝12に対する前記間隔板101の端部には、突状の挿接板102が設けられ、前記挿接板102は階段構造をなして設置することができる。前記間隔板101の表面には、操作柄103設けられ、前記操作柄103は前記第二取付溝9の外部にまで延伸している。
更に、ヒール7の交換時において、一方の手を用い、細長部材で前記操作孔6を通して、操作押ボタン14を押圧すると、前記第一係接バネ5が圧縮され、前記靴底2の外側に延伸した前記係合爪13が、前記第一取付溝3の内部に収納されることにより、ヒール7の係接が解放される。そして、他方の手で、前記操作柄103を前記ヒール7の内側に押すことで、前記間隔板101が前記第係接バネ11を圧縮し、前記挿接板102が前記第二取付溝9の内部に収納されて、靴底2の係接が解放されることにより、ヒール7の分解動作が完了する。ヒール7の装着を行う際には、前記靴底2から突出する係合爪13を、前記ヒール7に凹状に形成されている前記第一係接溝8に正確に合わせ、前記ヒール7に向かい合わせる。同時に、ヒール7の前記操作柄103を用いて、突状の前記挿接板102を、前記靴底2上内のくぼみ状に形成された第二係接溝12に正確に合わせる。前記第一係合部4において、「カチッ」という音が聞こえた後、前記第二係合部10を放すことで、前記ヒール7の取り付け操作が完了する。
本考案の実施後、女性たちは、異なる場合と需要に応じて、負担の少ない太さと形状のヒールに履き替えることが可能となる。宴会、パーティー、デート等重要な場合及び正式な場合には、美感に優れた細いヒールを選択することができ、出勤帰宅中、出張、及び旅行、食品売場で食料品を購入する場合さえも、履きやすく、履き心地が良い四角形状の太ヒールを選択することができ、不必要な足部の損傷を減少し、場合の要求に合わせて服装を組み合わせることによる満足を得られる。同時に、一日中、細いヒールを履いていることに起因する足部の痛みを回避緩和し、太いヒールの使いやすさを享受することができ、同意に、歩行速度を向上させ、時間と金銭を節約することができる。
以上、本考案の基本原理、主要特徴及び優れた点に関して、明示、説明した。本業界の技術者は、本考案が上記実施例の制限を受けることがなく、上記実施例と明細書中の説明は、本考案の原理を説明したものにすぎないことを理解すべきである。本考案の精紳と範囲を逸脱しない前提の下、本考案は、各種の変化及び改良をすることができ、これらの変化及び改良の全ては、本考案の範囲内の保護を要求しうる。本考案は、実用新案登録請求の範囲と同等の効果物の範囲までが保護範囲であることを要求するものである。
1 つま革
2 靴底
3 第一取付溝
4 第一係合部
5 第一係接バネ
6 操作孔
7 ヒール
8 第一係接溝
9 第二取付溝
10 第二係合部
101 間隔板
102 挿接板
103 操作柄
11 第二係接バネ
12 第二係接溝
13 係合爪
14 操作押ボタン
15 第二押圧板
2 靴底
3 第一取付溝
4 第一係合部
5 第一係接バネ
6 操作孔
7 ヒール
8 第一係接溝
9 第二取付溝
10 第二係合部
101 間隔板
102 挿接板
103 操作柄
11 第二係接バネ
12 第二係接溝
13 係合爪
14 操作押ボタン
15 第二押圧板
Claims (4)
- つま革を含み、
前記つま革には、靴底が連接固定されており、
前記靴底におけるヒールの位置には、第一取付溝が設けられ、
前記第一取付溝内には、転動可能に第一係合部が設けられ、
前記第一係合部の一端が前記靴底の外側にまで延伸し、
前記第一係合部の他端と前記第一取付溝の底部の内壁間には、第一係接バネが設けられ、
前記つま革に近接し、その一側面の前記第一取付溝の溝壁には、操作孔が貫通して設けられ、
前記操作孔は、前記第一係合部と前記第一係接バネに対応して設けられており、
さらに、ヒールを含み、
前記靴底の一面の取付位置に対応して設けられている前記ヒールには、前記第一係合部に対応する第一係接溝が設けられ、
前記ヒールの上部には、前記第一係接溝の一端に第二取付溝が設けられ、
前記第二取付溝内には、遊動可能に第二係合部が設けられ、
前記第二係合部と前記第二取付溝の間には、第二係接バネが設けられ、
前記第二係合部に対する前記靴底の表面には、くぼみ状の第二係接溝が設けられていること、を特徴とする容易にヒールを取り換え可能であるハイヒール。 - 前記靴底外側の前記第一係合部の端部にまで延伸して、係合爪が設けられ、
前記係合爪の端面が、三角形構造として設置されていること、を特徴とする請求項1に記載の容易にヒールを取り換え可能であるハイヒール。 - 前記操作孔に対応する前記第一係合部の表面には、突状の操作押ボタンが設けられていること、を特徴とする請求項2に記載の容易にヒールを取り換え可能であるハイヒール。
- 前記第二係合部は、第二取付溝内に設けられる間隔板を含み、
前記第二係接バネは、前記間隔板と前記第二取付溝の間に設けられており、
前記第二係接溝に対する前記間隔板の端部には、突状の挿接板が設けられており、
前記間隔板の表面には突状の操作柄が設けられており、
前記操作柄は、前記第二取付溝の外部にまで延伸していること、を特徴とする請求項1に記載の容易にヒールを取り換え可能であるハイヒール。
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