JP3203632U - 足洗い具 - Google Patents
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Abstract
【課題】足裏に加えて、足指の洗浄効果も高い足洗い具を提供する。【解決手段】足洗い具1は、板状の本体部2と、本体部2の一方の主面2aに設けられたブラシ部3とを備えている。ブラシ部3は、複数の毛部5を備え、本体部2の長さ方向Yにおける一方の端部2cに配置された毛部5の高さ寸法が、本体部2の長さ方向Yにおける他方の端部2dに配置された毛部5の高さ寸法よりも高い。【選択図】図1
Description
本考案は、足を洗うために用いられる足洗い具に関する。
従来、足を洗う道具として、様々な足洗い具が利用されている(例えば、特許文献1)。これらの足洗い具には、ブラシ部が設けられているものがある。このようなブラシ部を設けた足洗い具においては、ブラシ部に足裏を擦り付けることによって、汚れを除去して足を洗浄することができる。
しかしながら、足裏に加えて、足指の洗浄効果も高い足洗い具が求められている。本考案は、このような要求に応えるために、足裏に加えて、足指の洗浄効果も高い足洗い具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本考案は以下の手段を提供する。
本考案に係る足洗い具は、板状の本体部と、本体部の一方の主面に設けられたブラシ部とを備えている。ブラシ部は、複数の毛部を備え、本体部の長さ方向における一方の端部に配置された毛部の高さ寸法が、本体部の長さ方向における他方の端部に配置された毛部の高さ寸法よりも大きくなっている。
したがって、本実施形態に係る足洗い具によれば、足裏に加えて、足指の洗浄効果も高めることができる。
本考案に係る足洗い具は、板状の本体部と、本体部の一方の主面に設けられたブラシ部とを備えている。ブラシ部は、複数の毛部を備え、本体部の長さ方向における一方の端部に配置された毛部の高さ寸法が、本体部の長さ方向における他方の端部に配置された毛部の高さ寸法よりも大きくなっている。
したがって、本実施形態に係る足洗い具によれば、足裏に加えて、足指の洗浄効果も高めることができる。
例えば、ブラシ部は、本体部の一方の端部において、高さ寸法の大きい複数の毛部によって構成された長毛部と、本体部の他方の端部において、高さ寸法の小さい複数の毛部によって構成された短毛部と、長毛部と短毛部の間において、高さ寸法の異なる複数の毛部によって構成された傾斜部とを備え、傾斜部において、毛部の高さ寸法が、短毛部から長毛部に向かうにつれて徐々に大きくなっている。
これにより、利用者の足指が高さ寸法の大きい毛部に進入する際に、この毛部から受ける抵抗が緩和されることになる。すなわち、傾斜部において、足指の先端が、徐々に長くなる毛部に段階的に接することになるため、足指をよりスムーズに上記毛部に進入させることができる。
これにより、利用者の足指が高さ寸法の大きい毛部に進入する際に、この毛部から受ける抵抗が緩和されることになる。すなわち、傾斜部において、足指の先端が、徐々に長くなる毛部に段階的に接することになるため、足指をよりスムーズに上記毛部に進入させることができる。
一例として、傾斜部を構成する複数の毛部の各先端面は、傾斜部の傾斜に沿って傾斜している。
これにより、各毛部の先端面を擦りながら高さ寸法の大きい毛部に進入する足指の移動が、より滑らかになる。したがって、上記毛部に足指を進入させる際に、利用者に快適な触感を与えることができる。
これにより、各毛部の先端面を擦りながら高さ寸法の大きい毛部に進入する足指の移動が、より滑らかになる。したがって、上記毛部に足指を進入させる際に、利用者に快適な触感を与えることができる。
例えば、本体部を平面視したときに、ブラシ部の長さ寸法は、本体部の幅方向中央部から幅方向両端部に向かうにつれて大きくなっている。
これにより、足洗い具の幅方向中央部の位置が明確になり、利用者が両足をブラシ部に載置する際に、両足を置く位置を直感的に把握することができる。
これにより、足洗い具の幅方向中央部の位置が明確になり、利用者が両足をブラシ部に載置する際に、両足を置く位置を直感的に把握することができる。
一例として、本体部の一方の主面に、毛部よりも径寸法の大きい柱部が複数個設けられている。
これにより、足裏の支持力を高めることができる。さらに、柱部によって足裏が刺激されるため、足裏のマッサージ及びツボ押し効果を発揮することができる。
これにより、足裏の支持力を高めることができる。さらに、柱部によって足裏が刺激されるため、足裏のマッサージ及びツボ押し効果を発揮することができる。
柱部の高さ寸法は、毛部の高さ寸法よりも小さくてもよい。
これにより、足裏は柱部よりも先に毛部と接触することになる。したがって、毛部によって達成される洗浄力を低下させることなく、前述した柱部の効果を発揮することができる。
これにより、足裏は柱部よりも先に毛部と接触することになる。したがって、毛部によって達成される洗浄力を低下させることなく、前述した柱部の効果を発揮することができる。
柱部が、複数の毛部の間に配置されていてもよい。
これにより、柱部の配置領域においても、毛部による洗浄効果を発揮することができる。また、毛部に可撓性がある場合、毛部の先端部分に擦り付けられる足裏の移動に伴って、毛部が倒れる可能性がある。しかしながら、毛部が倒れる際に、毛部の先端部分が柱部にぶつかるため、柱部によって毛部の傾きの程度を軽減することができる。したがって、足洗い具の使用時において、ブラシ部の上に載置された足裏の安定感を高めることができる。
これにより、柱部の配置領域においても、毛部による洗浄効果を発揮することができる。また、毛部に可撓性がある場合、毛部の先端部分に擦り付けられる足裏の移動に伴って、毛部が倒れる可能性がある。しかしながら、毛部が倒れる際に、毛部の先端部分が柱部にぶつかるため、柱部によって毛部の傾きの程度を軽減することができる。したがって、足洗い具の使用時において、ブラシ部の上に載置された足裏の安定感を高めることができる。
例えば、複数の柱部の少なくとも一つは、先端面が曲面に構成されている略円柱形状である。
この場合、柱部の先端面が曲面であるため、足裏に快適な感触を与えると共に、マッサージ及びツボ押し効果をさらに高めることができる。また、上記略円柱形状と基端部の径寸法が同じ略円錐形状の柱部と、上記略円柱形状の柱部とを比較した場合、略円柱形状の柱部の方が、足裏に接触する領域が広いため、足裏のより広い領域に、より緩やかな刺激を与えることができる。
この場合、柱部の先端面が曲面であるため、足裏に快適な感触を与えると共に、マッサージ及びツボ押し効果をさらに高めることができる。また、上記略円柱形状と基端部の径寸法が同じ略円錐形状の柱部と、上記略円柱形状の柱部とを比較した場合、略円柱形状の柱部の方が、足裏に接触する領域が広いため、足裏のより広い領域に、より緩やかな刺激を与えることができる。
一例として、複数の柱部の少なくとも一つは、先端面が曲面に構成されている略円錐形状である。
この場合、柱部の先端面が曲面であるため、足裏に快適な感触を与えると共に、マッサージ及びツボ押し効果をさらに高めることができる。また、上記略円錐形状と基端部の径寸法が同じ略円柱形状の柱部と、上記略円錐形状の柱部とを比較した場合、略円錐形状の柱部の方が、足裏に接触する領域が狭いため、足裏のより狭い領域に、より強い刺激を与えることができる。
この場合、柱部の先端面が曲面であるため、足裏に快適な感触を与えると共に、マッサージ及びツボ押し効果をさらに高めることができる。また、上記略円錐形状と基端部の径寸法が同じ略円柱形状の柱部と、上記略円錐形状の柱部とを比較した場合、略円錐形状の柱部の方が、足裏に接触する領域が狭いため、足裏のより狭い領域に、より強い刺激を与えることができる。
本考案に係る足洗い具によれば、本体部の長さ方向における一方の端部に配置された毛部の高さ寸法が、本体部の長さ方向における他方の端部に配置された毛部の高さ寸法よりも大きくなっているため、足裏に加えて、足指の洗浄効果も高めることができる。
以下、本考案の実施形態における足洗い具について説明する。なお、「上」、「下」、「右」、「左」、「裏」、「外」等の方向を示す語は、図面の状態に基づく便宜上のものであり、実際の方向はこれに限定されるものではない。
図1は、足洗い具1の平面図であり、図2は足洗い具1の斜視図である。図3は足洗い具1の側面図である。足洗い具1は、足裏及び足指等を洗浄するために用いられものである。本実施形態において、足洗い具1は、ポリ塩化ビニル等の樹脂によって形成されている。
図1は、足洗い具1の平面図であり、図2は足洗い具1の斜視図である。図3は足洗い具1の側面図である。足洗い具1は、足裏及び足指等を洗浄するために用いられものである。本実施形態において、足洗い具1は、ポリ塩化ビニル等の樹脂によって形成されている。
足洗い具1は、本体部2とブラシ部3を備えている。本体部2は、板状に形成されている。ブラシ部3は、本体部2の一方の主面2aに設けられている。ブラシ部3は、複数の毛部5を備えている。複数の毛部5は、それぞれ、本体部2の一方の主面2aから垂直方向に起立している。
図1及び図2に示すように、複数の毛部5は、本体部2の一方の主面2aの全面にわたって、密集して設けられている。毛部5は、横断面形状が円形の長尺状部材であり、横断面の径寸法は、一例として、約2mmである。例えば、1cm2に、約6〜9本の毛部5を配置してもよい。また、隣り合う毛部5の間に2mm程度の隙間を空けて、複数の毛部5を配置してもよい。本実施形態において、各毛部5は可撓性を有している。
図1及び図2に示すように、複数の毛部5は、本体部2の一方の主面2aの全面にわたって、密集して設けられている。毛部5は、横断面形状が円形の長尺状部材であり、横断面の径寸法は、一例として、約2mmである。例えば、1cm2に、約6〜9本の毛部5を配置してもよい。また、隣り合う毛部5の間に2mm程度の隙間を空けて、複数の毛部5を配置してもよい。本実施形態において、各毛部5は可撓性を有している。
図3に示すように、本体部2の長さ方向Yにおける一方の端部2cに配置された毛部5の高さ寸法h1は、本体部2の長さ方向Yにおける他方の端部2dに配置された毛部5の高さ寸法h2よりも大きくなっている。なお、高さ寸法とは、高さ方向Hにおける寸法である。本実施形態において、毛部5の高さ寸法は、本体部2の主面2aの高さ位置から毛部5の先端の高さ位置までの寸法になる。
ブラシ部3において、高さ寸法がより大きい毛部5によって構成された部分を長毛部8とし、高さ寸法がより小さい毛部5によって構成された部分を短毛部9とする。一例として、長毛部8における毛部5の高さ寸法h1は、約35mmであり、短毛部9における毛部5の高さ寸法h2は約17mmである。
ブラシ部3において、高さ寸法がより大きい毛部5によって構成された部分を長毛部8とし、高さ寸法がより小さい毛部5によって構成された部分を短毛部9とする。一例として、長毛部8における毛部5の高さ寸法h1は、約35mmであり、短毛部9における毛部5の高さ寸法h2は約17mmである。
ブラシ部3は、本体部2の一方の端部2cにおいて、傾斜部6を備えている。傾斜部6は、長毛部8と短毛部9の間に設けられている。傾斜部6には高さ寸法が異なる複数の毛部5が配置されている。図3及び図4(a)に示すように、傾斜部6における毛部5の高さ寸法は、短毛部9から長毛部8に向かうにつれて徐々に大きくなっている。
図4(b)に示すように、傾斜部6における毛部5の先端面11は、毛部5の中心軸Z1に対して傾斜した楕円形状である。先端面11の傾斜は、傾斜部6の傾斜に沿うものである。すなわち、上記毛部5の先端部5dにおいて、本体部2の一方の端部2c側の高さ寸法5aが、本体部2の他方の端部2d側の高さ寸法5bよりも大きくなっている。
短毛部9は、本体部2の他方の端部2dから、本体部2の長さ方向中央を超えて傾斜部6に至るまで、本体部2の一方の端部2cに向かって延びている。
図4(b)に示すように、短毛部9の先端面11は円形であり、毛部5の中心軸Z1に対して垂直方向に延びている。
図4(b)に示すように、短毛部9の先端面11は円形であり、毛部5の中心軸Z1に対して垂直方向に延びている。
図1に示すように、本体部2の外縁12は、平面視したときに、緩やかな曲線によって構成されたリンゴ形状を表している。本体部2は、長さ方向Yに延びる仮想中心線Z2に対して、左右対称となるように形成されている。図1及び図5に示すように、本体部2の外縁12は、平面視したときに、本体部2の一方の端部2cと他方の端部2dにおいて、幅方向中央部13部分が本体部2の中心に向かってくぼんでいる。すなわち、本体部2の一方の端部2cにおいて、その外縁12に第1の凹部14が形成され、本体部2の他方の端部2dにおいて、その外縁12に第2の凹部15が形成されている。本体部2の長さ寸法(長さ方向Yにおける寸法)は、第1の凹部14及び第2の凹部15が形成されている幅方向中央部13から、幅方向両端部2e,2fに向かうにつれて長くなっている。
外縁12に沿って設けられている本体部2の外縁上端23は、主面2aよりも上方に突出している。一例として、外縁上端23は、主面2aから約1〜2mm突出している。
外縁12に沿って設けられている本体部2の外縁上端23は、主面2aよりも上方に突出している。一例として、外縁上端23は、主面2aから約1〜2mm突出している。
ブラシ部3は、本体部2の主面2aの全面にわたって設けられているため、平面視したときのブラシ部3の外縁16の形状は、本体部2の外縁12の形状と同様である。したがって、平面視したときのブラシ部3の長さ寸法は、本体部2の幅方向中央部13から幅方向両端部2e,2fに向かうにつれて長くなっている。
図1及び図6に示すように、本体部2の一方の主面2aに、柱部17が複数個設けられている。柱部17は、一方の主面2aから垂直方向に起立している。柱部17の配置領域19は、幅方向X及び長さ方向Yにおける本体部2の中央部分において、やや他方の端部2d寄りに配されている。図6に示すように、幅方向Xに直線状に配された複数の柱部17が、長さ方向Yに5列設けられている。この5列のうち、長さ方向中央に位置する第3列L3の幅寸法(幅方向Xにおける寸法)が最も長く、第3列L3から本体部2の長さ方向両端部2c,2dに向かうにつれて、列の長さは短くなる。すなわち、第1列L1及び第5列L5の幅寸法が最も短くなっている。
第3列L3には、9個の柱部17が等間隔で直線状に配置されている。第3列L3において、中心に位置する柱部17(すなわち、端から5番目の柱部)17aは、本体部2の仮想中心線Z2上に配置されている。仮想中心線Z2の左右において、平面視したときに、配置領域19において外側に配置されている柱部17を結ぶと、仮想六角形20が形成されることになる。仮想六角形20の配置領域19において、柱部17は千鳥配置されている。柱部17の形状及び配置パターンは、仮想中心線Z2に対して、左右対称である。柱部17は、複数の毛部5の間に配置されている。複数の毛部5は、複数の柱部17のそれぞれを取り囲んでいる。したがって、隣り合う柱部17の間には、1本又は複数本の毛部5が配置されている。
図7に示すように、短毛部9において、複数の毛部5の高さ寸法h2は同一である。毛部5の基端部5cと、柱部17の基端部17dは、本体部2の主面2aと一体的に形成されていて、主面2aに固定されている。
柱部17の径寸法d1は、毛部5の径寸法d2よりも大きくなっている。なお、毛部5の径寸法d2は、基端部5cから先端部5dに至るまで同一である。また、本実施形態においては、すべての毛部5は同じ太さ(径寸法d2)になっている。
柱部17の径寸法d1は、毛部5の径寸法d2よりも大きくなっている。なお、毛部5の径寸法d2は、基端部5cから先端部5dに至るまで同一である。また、本実施形態においては、すべての毛部5は同じ太さ(径寸法d2)になっている。
柱部17の高さ寸法h3は、毛部5の高さ寸法h2よりも小さくなっている。但し、本実施形態において、柱部17の高さ寸法h3は、毛部5の高さ寸法h2の1/2以上の高さを有している。
本実施形態においては、2種類の柱部17が設けられている。第1の柱部17bは、先端面18が曲面に構成されている略円柱形状である。第2の柱部17cは、先端面18が曲面に構成されている略円錐形状である。第1の柱部17b及び第2の柱部17cの高さ寸法h3は、同一である。また、第1の柱部17bの基端部17dと、第2の柱部17cの基端部17dの径寸法は、同一である。第1の柱部17b及び第2の柱部17cは可撓性を有している。
本実施形態においては、2種類の柱部17が設けられている。第1の柱部17bは、先端面18が曲面に構成されている略円柱形状である。第2の柱部17cは、先端面18が曲面に構成されている略円錐形状である。第1の柱部17b及び第2の柱部17cの高さ寸法h3は、同一である。また、第1の柱部17bの基端部17dと、第2の柱部17cの基端部17dの径寸法は、同一である。第1の柱部17b及び第2の柱部17cは可撓性を有している。
なお、図7(b)において、柱部17よりも高さ寸法が小さい部材は、補強部21である。補強部21も柱部17と同様に、本体部2の一方の主面2aから垂直方向に起立している。補強部21の径寸法は柱部17と同一であるが、補強部21の高さ寸法h4は柱部17の高さ寸法h3よりも小さい。補強部21の高さ寸法h4は、毛部5の高さ寸法h2の1/2以下である。補強部21の高さ寸法h4が小さいため、補強部21の上方には、毛部5に囲まれた空隙部22が形成されている。
図7(a)に示すように、第1列L1において、仮想中心線Z2の左右には、それぞれ、3個の柱部17が設けられていて、2個の第1の柱部17bの間に、1個の第2の柱部17cが配置されている。
また、図7(b)に示すように、第2列L2において、仮想中心線Z2の左右には、それぞれ、3個の第1の柱部17bが設けられている。
第3列L3については、図7(c)に示すように、すべて第1の柱部17bによって構成されている。第4列L4における柱部17の形状及び配置パターンは、第2列L2における補強部21を第1の柱部17bに置き換えたものである。第5列L5における柱部17の形状及び配置パターンは、第1列L1と同様である。
また、図7(b)に示すように、第2列L2において、仮想中心線Z2の左右には、それぞれ、3個の第1の柱部17bが設けられている。
第3列L3については、図7(c)に示すように、すべて第1の柱部17bによって構成されている。第4列L4における柱部17の形状及び配置パターンは、第2列L2における補強部21を第1の柱部17bに置き換えたものである。第5列L5における柱部17の形状及び配置パターンは、第1列L1と同様である。
図1及び図5に示すように、本体部2の一方の端部2cに2カ所、他方の端部2dに2カ所、毛部5が設けられていない空隙部22が形成されている。空隙部22には、本体部2の主面2aから起立する補強部21が設けられている。この補強部21の寸法及び形状は、図7(b)を参照して前述した補強部21と同様である。
図8に示すように、本体部2の他方の主面2b(すなわち、本体部2の裏面)2bには、複数の吸盤26が設けられている。複数の吸盤26は、主面2bの全面に千鳥配置されている。本体部2の外縁下端25は、設置面S(図3)側に突出している。すなわち、足洗い具1を設置面Sに設置したとき、本体部2の主面2bの高さ位置は、本体部の外縁下端25よりも高くなっている。また、足洗い具1を設置面Sに設置したときに、吸盤26の下端26aが設置面Sに吸着すると共に、本体部2の外縁下端25が設置面Sに接するように、吸盤26の厚さ(高さ寸法)が設定されている。なお、図8は底面図であるため、下端側が図の手前に位置している。
図1及び図8に示すように、本体部2の一方の端部2cには、吊り下げ部30が設けられている。吊り下げ部30は板状の支持部31と、支持部31に設けられた貫通孔32を備えている。
次に、足洗い具1の使用方法について説明する。
図9に示すように、足洗い具1を設置面Sに載置する。設置面Sは、例えば、浴室の床面である。このとき、本体部2の外縁下端25と、吸盤26の下端26aが設置面Sと接触することになる。また、複数の吸盤26が設置面Sに吸着することによって、足洗い具1は、設置面Sに固定される。
次いで、利用者は、安定したところに座り、両足40をブラシ部3の上に乗せる。このとき、足指41が本体部2の一方の端部2cに位置し、踵42が他方の端部2dに位置するように、足を乗せる。これにより、足指41が長毛部8に対向し、足裏43が短毛部9に載置されることになる。
図9に示すように、足洗い具1を設置面Sに載置する。設置面Sは、例えば、浴室の床面である。このとき、本体部2の外縁下端25と、吸盤26の下端26aが設置面Sと接触することになる。また、複数の吸盤26が設置面Sに吸着することによって、足洗い具1は、設置面Sに固定される。
次いで、利用者は、安定したところに座り、両足40をブラシ部3の上に乗せる。このとき、足指41が本体部2の一方の端部2cに位置し、踵42が他方の端部2dに位置するように、足を乗せる。これにより、足指41が長毛部8に対向し、足裏43が短毛部9に載置されることになる。
足裏43をブラシ部3と接触させたまま、足を長さ方向Yに前後に動かすと、足裏43が複数の毛部5の先端部5dに擦られることによって、足裏43の汚れが除去される。
また、足を前方向に動かすと、すなわち、長毛部8に足指41を近づけると、足指41の先端が傾斜部6に接触する。さらに足指41を前に進めると、足指41は、長毛部8を構成する複数の毛部5の間に入っていく。各毛部5は可撓性を有しているため、一部の毛部5は、進入する足指41によって倒され、また、一部の毛部5は足指41の間に入り込んでいく。足指41の間に入り込んだ毛部5の側面5eは、足指41の移動に伴って、足指41の側面を擦っていく。これにより、足指41の間の汚れも除去されることになる。
また、足を前方向に動かすと、すなわち、長毛部8に足指41を近づけると、足指41の先端が傾斜部6に接触する。さらに足指41を前に進めると、足指41は、長毛部8を構成する複数の毛部5の間に入っていく。各毛部5は可撓性を有しているため、一部の毛部5は、進入する足指41によって倒され、また、一部の毛部5は足指41の間に入り込んでいく。足指41の間に入り込んだ毛部5の側面5eは、足指41の移動に伴って、足指41の側面を擦っていく。これにより、足指41の間の汚れも除去されることになる。
このように、短毛部9においては、足裏43が毛部5の先端部5dによって擦られることにより、足裏43の汚れが除去される。また、長毛部8においては、足指41が、足指41の間に入り込んだ毛部5の側面5eに擦られることにより、足指41の間の汚れが除去されることになる。
また、足裏43を前後方向Mに動かすと、短毛部9において、毛部5の先端部5dが足裏43の移動に伴って倒れ、本体部の主面2aから毛部5の先端部5dまでの高さが低くなる。これにより、第1の柱部17b及び第2の柱部17cの先端面18と足裏43が接触する。したがって、土踏まずを含む足裏43のツボが刺激されることになる。
なお、足洗い具1の利用時に、ボディーソープ等の洗浄剤を併用してもよい。この場合、足指41及び足裏43が毛部5に擦られることによって、洗浄剤の泡立ちがより促進され、洗浄効果がより高まることになる。
足洗い具1の使用後は、浴室の壁面等に設置されたフック等に吊り下げ部30を引っ掛けて、足洗い具1を吊り下げておく。
足洗い具1の使用後は、浴室の壁面等に設置されたフック等に吊り下げ部30を引っ掛けて、足洗い具1を吊り下げておく。
以上より、本実施形態における足洗い具1によれば、本体部2の一方の端部2cに配置された毛部5の高さ寸法が、他方の端部2dに配置された毛部5の高さ寸法よりも大きいため、足裏43に加えて、足指41の間の洗浄効果も高めることができる。したがって、本実施形態に係る足洗い具1によれば、足裏43に加えて、足指41の間の洗浄効果も高めることができる。
また、ブラシ部3は、本体部2の一方の端部2cにおいて、高さ寸法の大きい複数の毛部5によって構成された長毛部8と、本体部2の他方の端部2dにおいて、高さ寸法の小さい複数の毛部5によって構成された短毛部9と、長毛部8と短毛部9の間において、高さ寸法の異なる複数の毛部5によって構成された傾斜部6とを備えている。傾斜部6においては、毛部5の高さ寸法が、短毛部9から長毛部8に向かうにつれて徐々に大きくなっている。
これにより、足指41が長毛部8に進入する際に、長毛部8から受ける抵抗が緩和されることになる。すなわち、傾斜部6において、足指41の先端が、徐々に長くなる毛部5に段階的に接することになるため、足指41をよりスムーズに長毛部8に進入させることができる。
これにより、足指41が長毛部8に進入する際に、長毛部8から受ける抵抗が緩和されることになる。すなわち、傾斜部6において、足指41の先端が、徐々に長くなる毛部5に段階的に接することになるため、足指41をよりスムーズに長毛部8に進入させることができる。
また、傾斜部6を構成する複数の毛部5の各先端面11は、傾斜部6の傾斜に沿って傾斜している。
これにより、各毛部5の先端面11を擦りながら長毛部8に進入する足指41の移動がより滑らかになる。したがって、長毛部8に足指41を進入させる際に、利用者に快適な触感を与えることができる。
これにより、各毛部5の先端面11を擦りながら長毛部8に進入する足指41の移動がより滑らかになる。したがって、長毛部8に足指41を進入させる際に、利用者に快適な触感を与えることができる。
本体部2を平面視したときに、ブラシ部3の長さ寸法は、本体部2の幅方向中央部13から幅方向両端部2e,2fに向かうにつれて長くなっている。これにより、足洗い具1の幅方向中央部13の位置が明確になり、利用者が両足40をブラシ部3に載置する際に、両足40を置く位置を直感的に把握することができる。
また、板状の本体部2の一方の主面2aに、毛部5よりも径寸法の大きい柱部17が複数個設けられている。これにより、足裏43の支持力を高めることができる。さらに、柱部17によって足裏43が刺激されるため、足裏43のマッサージ及びツボ押し効果を発揮することができる。
柱部17の高さ寸法は、毛部5の高さ寸法よりも小さい。これにより、足裏43は柱部17よりも先に毛部5と接触することになる。したがって、毛部5によって達成される洗浄力を低下させることなく、前述した柱部17の効果を発揮することができる。
柱部17が、複数の毛部5の間に配置されている。
これにより、柱部17の配置領域19においても、毛部5による洗浄効果を発揮することができる。また、毛部5には可撓性があるため、毛部5の先端部5dに擦り付けられる足裏43の移動に伴って、毛部5が倒れることになる。しかしながら、足裏43の移動によって毛部5が倒れる際に、毛部5の先端部5dが柱部17にぶつかるため、柱部17によって毛部5の傾きの程度を軽減することができる。したがって、足洗い具1の使用時において、ブラシ部3の上に載置された足裏43の安定感を高めることができる。
これにより、柱部17の配置領域19においても、毛部5による洗浄効果を発揮することができる。また、毛部5には可撓性があるため、毛部5の先端部5dに擦り付けられる足裏43の移動に伴って、毛部5が倒れることになる。しかしながら、足裏43の移動によって毛部5が倒れる際に、毛部5の先端部5dが柱部17にぶつかるため、柱部17によって毛部5の傾きの程度を軽減することができる。したがって、足洗い具1の使用時において、ブラシ部3の上に載置された足裏43の安定感を高めることができる。
複数の柱部17の少なくとも一つは、先端面18が曲面に構成されている略円柱形状の柱部17bである。この場合、柱部17の先端面18が曲面であるため、足裏43に快適な感触を与えると共に、マッサージ及びツボ押し効果をさらに高めることができる。また、略円柱形状の柱部17bと略円錐形状の柱部17cを比較した場合、略円柱形状の柱部17bの方が、足裏43に接触する領域が広いため、足裏43のより広い領域に、より緩やかな刺激を与えることができる。
また、複数の柱部17の少なくとも一つは、先端面が曲面に構成されている略円錐形状の柱部17cである。この場合、柱部17の先端面が曲面であるため、略円柱形状の柱部17bと同様に、足裏43に快適な感触を与えると共に、マッサージ及びツボ押し効果をさらに高めることができる。また、略円錐形状の柱部17cと略円柱形状の柱部17bを比較した場合、略円錐形状の柱部17cの方が、足裏43に接触する領域が狭いため、足裏43のより狭い領域に、より強い刺激を与えることができる。
前述のように、本実施形態では、略円柱形状の柱部17bと略円錐形状の柱部17cを備えている。このように、異なる形状の柱部17b,17cを設けることにより、足裏43への刺激パターンに変化を与えることができる。
足洗い具1では、毛部5が可撓性を有している。したがって、足裏43及び足指41の移動に伴って、毛部5の先端部5dが倒れるため、柔らかく心地よい感触を利用者に与えることができる。また、柱部17も可撓性を有している。したがって、可撓性がない場合と比較して、より柔らかい感触を足裏43に与えることができる。
前述のように、足洗い具1には、空隙部22が設けられている。空隙部22から樹脂等の成形材料を注入することによって、足洗い具1を一体成型することができる。また、補強部21を設けているため、毛部5が設けられていない空隙部22において、本体部2を補強することができる。
また、足洗い具1において、外縁上端23は、主面2aよりも上方に突出している。したがって、主面2aから起立する複数の毛部5の基端部5cを保護することができる。
また、足洗い具1において、外縁上端23は、主面2aよりも上方に突出している。したがって、主面2aから起立する複数の毛部5の基端部5cを保護することができる。
また、足洗い具1の底面には、吸盤26が設けられている。これにより、足洗い具1を設置面Sに固定することができる。
また、本体部2の外縁下端25は、設置面S側に突出している。したがって、足洗い具1を設置面Sに設置したとき、本体部2の主面2bと設置面Sの間に空間が確保される。よって、吸盤26の厚みがあっても、この空間に吸盤26を収めることができる。これにより、足洗い具1を設置面Sに設置したときに、外縁下端25が設置面Sに接して、吸盤26が露出することなく、美観が高まる。また、本体部2の外縁下端25と吸盤26の両方によって、足洗い具1が支持されるため、設置した足洗い具1の安定感を高めることができる。
また、本体部2の外縁下端25は、設置面S側に突出している。したがって、足洗い具1を設置面Sに設置したとき、本体部2の主面2bと設置面Sの間に空間が確保される。よって、吸盤26の厚みがあっても、この空間に吸盤26を収めることができる。これにより、足洗い具1を設置面Sに設置したときに、外縁下端25が設置面Sに接して、吸盤26が露出することなく、美観が高まる。また、本体部2の外縁下端25と吸盤26の両方によって、足洗い具1が支持されるため、設置した足洗い具1の安定感を高めることができる。
前述のように、足洗い具1には吊り下げ部30が設けられている。これにより、足洗い具1の不使用時には、足洗い具1を吊り下げておくことができる。使用後に足洗い具1を吊り下げておくことにより、毛部5の間に水等が溜まることを防止でき、足洗い具1を清潔に保管することができる。
[他の実施形態]
以上、本考案の実施形態について述べたが、本考案は既述の実施形態に限定されるものではなく、本考案の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。例えば、前述の実施形態においては、長毛部8と短毛部9との間に傾斜部6を設けているが、これに限定されず、傾斜部6を設けなくてもよい。
以上、本考案の実施形態について述べたが、本考案は既述の実施形態に限定されるものではなく、本考案の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。例えば、前述の実施形態においては、長毛部8と短毛部9との間に傾斜部6を設けているが、これに限定されず、傾斜部6を設けなくてもよい。
本体部2を平面視したときに、ブラシ部3の長さ寸法は、本体部2の幅方向中央部13から幅方向両端部2e,2fに向かうにつれて長くなっているが、これに限定されない。平面視したときのブラシ部3の形状はどのような形状であってもよく、例えば、円形、四角形、三角形、星型又はハート型であってもよい。同様に、平面視したときの本体部2の形状もどのような形状であってもよく、円形、四角形、三角形、星型又はハート型であってもよい。
平面視したときのブラシ部3の形状と、本体部2の形状は異なっていてもよい。例えば、円形の本体部2に四角形のブラシ部3を設けてもよい。
平面視したときのブラシ部3の形状と、本体部2の形状は異なっていてもよい。例えば、円形の本体部2に四角形のブラシ部3を設けてもよい。
前述の実施形態においては、柱部17を設けているが、これに限定されず、柱部17を設けていなくてもよい。また、柱部17を設けた場合、その寸法、形状及び配置は、既述の寸法、形状及び配置に限定されない。
また、複数の毛部5を本体部2の主面2aに対して、どのように配置してもよい。例えば、複数の毛部5の配列を、千鳥配列にしてもよいし、並列にしてもよいし、不規則な配列を採用してもよい。
既述の毛部5は、横断面が円形の長尺状部材であるが、どのような形状の毛部5を用いてもよい。例えば、円柱形状、円錐形状又は角柱形状であってもよい。また、異なる形状の毛部5を混在させてもよい。
既述の毛部5の先端面11は平面であるが、曲面に構成してもよい。
既述の毛部5の先端面11は平面であるが、曲面に構成してもよい。
既述の実施形態において、毛部5と柱部17は可撓性を有しているが、これに限定されず、可撓性を備えていなくてもよい。また、足洗い具1を、どのような材料で形成してもよい。
また、足洗い具1の使用時において、水、お湯、又はソープ等の洗浄剤を用いてもよいし、これらを用いずに、足裏43及び足指41を毛部5によって擦るだけで足の汚れを除去してもよい。
また、足洗い具1の使用時において、水、お湯、又はソープ等の洗浄剤を用いてもよいし、これらを用いずに、足裏43及び足指41を毛部5によって擦るだけで足の汚れを除去してもよい。
1 足洗い具
2 本体部
2a 本体部の一方の主面
2b 本体部の他方の主面
2c 本体部の一方の端部
2d 本体部の他方の端部
2e,2f 本体部の幅方向両端部
3 ブラシ部
5 毛部
6 傾斜部
8 長毛部
9 短毛部
11 毛部の先端面
13 本体部の幅方向中央部
14 第1の凹部
15 第2の凹部
17 柱部
17b 第1の柱部
17c 第2の柱部
30 吊り下げ部
2 本体部
2a 本体部の一方の主面
2b 本体部の他方の主面
2c 本体部の一方の端部
2d 本体部の他方の端部
2e,2f 本体部の幅方向両端部
3 ブラシ部
5 毛部
6 傾斜部
8 長毛部
9 短毛部
11 毛部の先端面
13 本体部の幅方向中央部
14 第1の凹部
15 第2の凹部
17 柱部
17b 第1の柱部
17c 第2の柱部
30 吊り下げ部
Claims (9)
- 板状の本体部と、
前記本体部の一方の主面に設けられたブラシ部とを備え、
前記ブラシ部は、複数の毛部を備え、
前記本体部の長さ方向における一方の端部に配置された前記毛部の高さ寸法が、前記長さ方向における他方の端部に配置された前記毛部の高さ寸法よりも大きくなっている足洗い具。 - 前記ブラシ部は、前記一方の端部において、高さ寸法の大きい前記複数の毛部によって構成された長毛部と、前記他方の端部において、高さ寸法の小さい前記複数の毛部によって構成された短毛部と、前記長毛部と前記短毛部の間において、高さ寸法の異なる前記複数の毛部によって構成された傾斜部とを備え、
前記傾斜部において、前記毛部の高さ寸法が、前記短毛部から前記長毛部に向かうにつれて徐々に大きくなっている請求項1記載の足洗い具。 - 前記傾斜部を構成する前記複数の毛部の各先端面は、前記傾斜部の傾斜に沿って傾斜している請求項2記載の足洗い具。
- 前記本体部を平面視したときに、前記ブラシ部の長さ寸法は、前記本体部の幅方向中央部から幅方向両端部に向かうにつれて長くなっている請求項1から請求項3のいずれか1項記載の足洗い具。
- 前記本体部の前記一方の主面に、前記毛部よりも径寸法の大きい柱部が複数個設けられている請求項1から請求項4のいずれか1項記載の足洗い具。
- 前記柱部の高さ寸法は、前記毛部の高さ寸法よりも小さくなっている請求項5記載の足洗い具。
- 前記柱部が、前記複数の毛部の間に配置されている請求項5又は請求項6記載の足洗い具。
- 複数の前記柱部の少なくとも一つは、先端面が曲面に構成されている略円柱形状である請求項5から請求項7のいずれか1項記載の足洗い具。
- 複数の前記柱部の少なくとも一つは、先端面が曲面に構成されている略円錐形状である請求項5から請求項8のいずれか1項記載の足洗い具。
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