JP3203191U - 防炎カーテン及び防炎カーテン装置 - Google Patents

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【課題】熱放射を遮断することができ、且つ一定量の水だけで炎や煙などを遮断して避難通路を確保することができる防炎カーテン及び防炎カーテン装置の提供。【解決手段】間に内部空間116を画成するように互いに間を空けて配置されている上面層113と下面層114とを有すると共に、内部空間116に連通する進水口117が形成されているカーテン本体11と、吸水性のある素材により作成された吸水手段121を有し、カーテン本体11の内部空間116内に、取替え可能に配置されている複数の吸水ユニット12と、を備えている。【選択図】図3

Description

本考案は、防炎カーテン及び防炎カーテン装置に関し、特に建物内で火災が発生した際に、吸水性のある素材に水を吸収させることにより、煙の拡散や延焼を防止して階段等の避難通路を確保することができる防炎カーテン及び防炎カーテン装置に関する。
建物等の内部で火災が発生した際、避難通路を確保することが最も重要視されている。従来では、避難通路の確保に気体によって形成されるエアカーテンや、噴霧ノズルから噴出される水粒子から形成されるウォーターミストカーテンなどが用いられている。
しかし、エアカーテンもウォーターミストカーテンも固形でないため、炎や煙を遮断することが出来ても、熱放射を遮断する効果に乏しいという欠点がある。
また、エアカーテンもウォーターミストカーテンも気体や水を供給し続ける必要があり、気体や水の供給源が例えば焼失するなどして破壊されると作動しなくなるという欠点もある。
上記問題点に鑑みて、本考案は熱放射を遮断することができ、且つ一定量の水だけで炎や煙などを遮断して避難通路を確保することができる防炎カーテン及び防炎カーテン装置の提供を目的とする。
上記目的を達成する手段として、本考案は、間に内部空間を画成するように互いに間を空けて配置されている上面層と下面層とを有すると共に、前記内部空間に連通する進水口が形成されているカーテン本体と、吸水性のある素材により作成された吸水手段を有し、前記カーテン本体の前記内部空間内に配置されている複数の吸水ユニットと、を備えている防炎カーテンを提供する。
また、本考案は前記防炎カーテンと、前記防炎カーテンが有する前記進水口に対して水を供給することができる給水手段と、を備えている防炎カーテン装置をも提供する。
上記構成によれば、本考案の防炎カーテン及び防炎カーテン装置は、気体や水を供給し続ける必要がなく、一定量の水だけで炎や煙、そして熱放射などを遮断して避難通路を確保することができる。
本考案の防炎カーテン装置の第1の実施形態の収納状態が示されている模式図である。 本考案の防炎カーテン装置の第1の実施形態に用いられる防炎カーテンの収納状態が示されている側面図である。 本考案の防炎カーテン装置の第1の実施形態に用いられる防炎カーテンの一部切り出し説明図である。 図3は本考案の防炎カーテン装置の第1の実施形態に用いられる防炎カーテンにおける水案内手段の設置方法が示されている説明図である。 本考案の防炎カーテン装置の第1の実施形態の展開状態が示されている模式図である。 本考案の防炎カーテン装置の第2の実施形態の構成が示されている説明図である。 本考案の防炎カーテン装置の第2の実施形態における吸水ユニットの構成が示されている説明図である。 本考案の防炎カーテン装置の第2の実施形態に用いられる防炎カーテンの構成が示されている断面図である。 本考案の防炎カーテン装置の第2の実施形態に用いられる防炎カーテンに水が注入された状態での構成が示されている断面図である。 本考案の防炎カーテン装置の第2の実施形態の変化例における防炎カーテンの構成が示されている断面図である。
以下は各図面を参照して本考案の防炎カーテン及び防炎カーテン装置の各好ましい実施形態について詳しく説明する。
図1〜図5に本考案の防炎カーテン装置の第1の実施形態が示されている。
図1は本考案の防炎カーテン装置の第1の実施形態の収納状態が示されている模式図であり、図1に示されているように、本考案の防炎カーテン装置の第1の実施形態は、防炎カーテン1と、防炎カーテン1に対して水を供給することができる給水手段2と、図示のように、ロール状に巻かれている状態での防炎カーテン1を保持する保持手段3とを備えている。防炎カーテン1にはその内部空間と連通する進水口117が形成されており、給水手段2は水源(図示せず)と繋がっているポンプ21と送水管22とを有し、送水管22を経由して水源からの水を進水口117に供給することができる。
図2は本考案の防炎カーテン装置の第1の実施形態に用いられる防炎カーテンの収納状態が示されている側面図である。図1及び図2に示されているように、保持手段3はベルト状のサポータ30を有しており、上から吊り下げられていて水が供給されずにロール状に巻かれた収納状態になっている防炎カーテン1を、サポータ30で巻くようにして下から保持することができる。
なお、この収納状態において、防炎カーテン1の一端部(上端部)111は保持手段3に固定され、該一端部111の反対側にある他端部112はロールの内部に巻かれ、比較的一端部111に接近するロールの中心に配置されている。
図3は本考案の防炎カーテン装置の第1の実施形態に用いられる防炎カーテンの一部切り出し説明図であり、図4は本考案の防炎カーテン装置の第1の実施形態に用いられる防炎カーテンにおける水案内手段の設置方法が示されている説明図であり、また、図5は本考案の防炎カーテン装置の第1の実施形態の展開状態が示されている模式図である。図3に示されているように、本考案の防炎カーテン装置の第1の実施形態に用いられる防炎カーテン1は、間に内部空間116を画成するように互いに間を空けて配置されている上面層113と下面層114とを有すると共に、内部空間116に連通する進水口117が形成されているカーテン本体11と、吸水性のある素材により作成された吸水手段121を有し、カーテン本体11の内部空間116内に取替え可能に配置されている複数の吸水ユニット12と、を備えている。
カーテン本体11は、上面層113と下面層114とを含んだ全体が不燃材料を含むように作成されている。
更に、上面層113と下面層114との間に、内部空間116を各前記吸水ユニット12をそれぞれ収容する複数の収容エリア119に仕切ることができる仕切り手段115が配置されている。
この第1の実施形態において、仕切り手段115は、両端が上面層113と下面層114とにそれぞれ固定されていると共に、内部空間116を横切るように(図3における矢印Bで示される方向に沿って)延伸する複数の仕切り板118を有しており、そして各仕切り板118は、それらの延伸方向と直交する方向(図3における矢印Aで示される方向)において互いにジグザグ状に繋がっている。従って、仕切り手段115が有する複数の仕切り板118により仕切られる複数の収容エリア119は、各仕切り板118の配列方向(図3における矢印Aで示される方向)において千鳥配列になっている。
吸水ユニット12は水を吸収して膨脹する例えば吸収性ポリマーなど吸水性のある素材により作成された吸水手段121と、吸水手段121を包む紙素材からなる水通過性カバー122とを有し、各収容エリア119に一つまたは複数配置されている。
更に、図3及び図4に示されているように、この第1の実施形態において、防炎カーテン1は進水口117と連通して内部空間116内にて延伸して各収容エリア119に開口するように配置されているパイプ状の案内管130を有する水案内手段13を備えている。
この構成により、本考案の防炎カーテン装置は、例えば窓やドア枠の隣など、避難通路を確保できる要所に、図1に示される状態で設置されることにより、例えば火災が発生した際、火災により発生する熱や煙を検知するセンサーなどから火災が発生したとの信号を受けると、給水手段2のポンプ21が起動されて水を水源から送水管22を経由して防炎カーテン1に供給する。
給水手段2により進水口117に供給される水は、水案内手段13の案内管130によって各収容エリア119に注入され、そして各収容エリア119に注入された水は各吸水ユニット12の水通過性カバー122を通過して吸水手段121に吸収される。
各吸水ユニット12の吸水手段121が水を吸収して膨脹すると、各収容エリア119及びカーテン本体11の内部空間116全体が吸水手段121の膨張に応じて膨らみ上がるようになり、防炎カーテン1は、図1に示されるロール状に巻かれている収納状態から、図5に示されるように、保持手段3に固定されている一端部(上端部)111が上側にある保持手段3に固定されたまま、該一端部111の反対側にある他端部112が、カーテン本体11の内部空間116の膨脹により保持手段3のサポータ30から離脱して一端部111から上記収納状態と比べて比較的離れた位置まで垂れ下がるようになり、カーテン本体11の上面層113と下面層114とがそれぞれ平面に展開された展開状態になる。
展開状態になった防炎カーテン1は、それ自身は固形なので、炎や煙、そして熱放射などを遮断することができると共に、吸水ユニット12の吸水手段121によって吸収される水で一定量の熱を吸収することもできるので、避難通路を確保することができる。また、防炎カーテン1はウォーターミストカーテンなどのように水を供給し続ける必要がなく、その内部空間116内に配置される吸水ユニット12が膨脹して防炎カーテン1が展開するまでの一定量の水のみが必要であるので、たとえ水の供給源またはポンプ21や送水管22が防炎カーテン1の展開後に火災によって破壊されても、遮断効果を発揮し続けることができる。
次いで、図6〜図9を用いて本考案の防炎カーテン装置の第2の実施形態について説明する。この第2の実施形態において、給水手段2の構成は第1の実施形態と同一であるので、その詳しい説明を省略し、第1の実施形態と構成が異なる防炎カーテン1及び保持手段3の相違点を重点的に説明する。なお、この第2の実施形態に関する説明において、第1の実施形態と構成または目的・効果が類似な部材に対しては、同一の符号が付けられている。
図6は本考案の防炎カーテン装置の第2の実施形態の構成が示されている説明図である。図6に示されているように、本考案の防炎カーテン装置の第2の実施形態が有する防炎カーテン1は、第1の実施形態と同じく保持手段3に固定されている一端部111と、該一端部111の反対側にあって図6に示されている展開状態では吊り下げられる他端部112とを有すると共に、間に内部空間116を画成するように互いに間を空けて配置されている上面層113と後述する図8に示す下面層114とを有し、更に、内部空間116に連通する進水口117(図示せず)が形成されている。一方、第2の実施形態において、内部空間116は展開状態において上下に並ぶ複数の収容エリア110に仕切られている。なお、この第2の実施形態には、内部空間116を仕切るための仕切り手段がなく、上面層113と下面層114との部分的な接続によって内部空間116を複数の収容エリア110に仕切る構成になっている。
図7は本考案の防炎カーテン装置の第2の実施形態における吸水ユニット12の構成が示されている説明図である。図示のように、この第2の実施形態において、吸水ユニット12は、可撓性のある素材により作成されて吸水手段121を包むカバー手段123を更に有している。この第2の実施形態におけるカバー手段123は水が通過できる性能がなく、水を吸収して膨脹する吸水手段121によって破れることができるように作成されている。
更に、図6及び図7に示されているように、こ第2の実施形態における防炎カーテン1が有する水案内手段13は、パイプ状の案内管130の各開口にそれぞれ接続されている複数の第1の接続部131と、各吸水ユニット12のカバー手段123に取付けられ、且つ各第1の接続部131と取り外し可能に接続することができる第2の接続部132と、第2の接続部132の吸水ユニット12に取付けられていると共に、水案内手段13により各吸水ユニット12に供給された水の案内管130への逆流を阻止する単方向バルブ133と、を備えている。
即ち、給水手段2により進水口117に供給された水は、水案内手段13により各吸水ユニット12のカバー手段123内に直接に注入されて吸水手段121により吸収されることができる。そして水を吸収して膨脹した吸水手段121によってカバー手段123が破れると、給水手段2により供給された水で各収容エリア110を充満することができる構成になっている。そして、単方向バルブ133の設置により、水案内手段13により各吸水ユニット12に供給された水の案内管130への逆流を阻止することができる。
また、図6に示されているように、この実施形態において、防炎カーテン本体11には、進水口117と異なる取替え口110aが側面端(図中の左端または右端)で上面層113と下面層114の間の位置に形成されている。これら取替え口110aを経由して外部から各吸水ユニット12にアクセスして、例えば作業者が取替え口110aに手を入れて各吸水ユニット12をつかみ出すように、各吸水ユニット12を取り替えることができる。また、これらの取替え口110aには、該当の取替え口110aを閉じることができる封止手段14が取付けられている。この実施形態において、封止手段14としては上面層113と下面層114とにそれぞれ形成されて互いに当接して水が漏れ出すことを防止できる当接部(図示せず)と、当接部(図示せず)より外側の位置において上面層113と下面層114とにそれぞれ固定されている金属プレート141と、上面層113と下面層114とにそれぞれ固定されている金属プレート141を一斉に挿通し固定することができるねじ142とを有するように構成されているが、封止手段14としては取替え口110aを水密的に閉じることができれば、他の構成を用いても構わない。
図8及び図9は本考案の防炎カーテン装置の第2の実施形態に用いられる防炎カーテンの構成が示されている断面図であり、図8に水が注入されていない状態が示され、図9に水が注入された状態が示されている。
図6及び図8、図9に示されているように、本考案の防炎カーテン装置の第2の実施形態に用いられる防炎カーテンの上面層113と下面層114は、第1の実施形態と同じように不燃材料を含むように作成されている上、その内部にステンレス材料からなるステンレスメッシュ層1131、1141と、ステンレスメッシュ層1131、1141の内部空間116に面しない側(外側)に積層されているシリカゲル層1132、1142と、シリカゲル層1132、1142とステンレスメッシュ層1131、1141との間に介在してシリカゲル層1132、1142により覆われるサポートベルト1133、1143が積層されている。
図示のように、ステンレスメッシュ層1131、1141及びシリカゲル層1132、1142は、上面層113及び下面層114内に全面的に積層されているが、サポートベルト1133、1143は上面層113及び下面層114内において構造的に強化すべき箇所、例えば図6に示されているように左右の端部及び中央において重点的に配置されている。
更に、シリカゲル層1132、1142には、内部空間116内にある水が経由して滲みだすことができる連通孔1134、1144が形成されている。連通孔1134、1144は、サポートベルト1133、1143に投影できる位置に形成されている。なお、この実施形態において連通孔1134、1144には融点の低い金属材料(図示せず)が充填されており、連通孔1134、1144は該融点の低い金属材料が溶融して初めて開口するようになっている。
ちなみに、この第2の実施形態において、上記ステンレスメッシュ層1131、1141、シリカゲル層1132、1142、サポートベルト1133、1143などからなる積層構造は防炎カーテンの上面層113及び下面層114の両者に設けられているが、上面層113と下面層114とのいずれか1つのみに設けることも可能である。
図6及び図8、図9に示されているように、本考案の防炎カーテン装置の第2の実施形態における保持手段3は、防炎カーテン1を保持するサポータとして金属ワイヤ41が用いられている。金属ワイヤ41は防炎カーテン1の一端部111側から上面層113と下面層114との間にある内部空間116内に延伸し、そして防炎カーテン1における各収容エリア110の上端に取付けられている支持ブロック42に固定されている。
また、図10に本考案の防炎カーテン装置の第2の実施形態の変化例が示されており、図示されているように、この変化例において、防炎カーテン1の防炎カーテン本体11の上面層113と下面層114とは、それぞれ防炎シート15により覆われている。そしてこの変化例において、防炎シート15としては不燃材料により作成された織物層である。
この構成により、本考案の防炎カーテン装置の第2の実施形態は、第1の実施形態と同じく、例えば火災が発生した際、火災により発生する熱や煙を検知するセンサーなどから火災が発生したとの信号を受けると、給水手段2より水の供給を受けることができる。
給水手段2により進水口117に供給された水は、水案内手段13の案内管130及び各第1の接続部131及び各第2の接続部132によって各吸水ユニット12のカバー手段123内に注入されてカバー手段123内にある吸水手段121に吸収される。
各吸水ユニット12の吸水手段121が水を吸収して膨脹すると、やがてカバー手段123が破れて各収容エリア110内の空間が膨脹した吸水手段121によって充満されるようになり、図8に示される水が注入されていない状態から、図9に示される水が注入された状態となる。そして上面層113及び下面層114内のシリカゲル層1132、1142に形成された連通孔1134、1144に充填されている融点の低い金属材料が火災の熱によって溶融すると、連通孔1134、1144が開口するようになって各収容エリア110内にある水が連通孔1134、1144を経由して滲み出して上面層113や下面層114内の空間に入ることができる。
即ち、本考案の防炎カーテン装置の第2の実施形態は、第1の実施形態と同じように、炎や煙、そして熱放射などを遮断することができると共に、一定量の水のみが必要で、防炎カーテン1が展開した後でポンプ21や送水管22が火災によって破壊されても、遮断効果を発揮し続けることができる。
更に、この第2の実施形態において上面層113及び下面層114はステンレスメッシュ層1131、1141、シリカゲル層1132、1142、サポートベルト1133、1143などからなる積層構造が設けられているので、遮断効果が強化される上、上面層113及び下面層114自体の構造的強度も高められている。
また、保持手段3に上面層113と下面層114との間にある内部空間116内に延伸する金属ワイヤ41と、防炎カーテン1に取付けられていると共に金属ワイヤ41に固定されている支持ブロック42とが備わっていることにより、火災の中においても保持手段3はより確実に防炎カーテン1を保持することができ、遮断効果を発揮する信頼性を高めることができる。
以上、本考案の好ましい実施形態を説明したが、本考案はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
上記構成によれば、本考案は、気体や水を供給し続ける必要がなく、一定量の水だけで炎や煙、そして熱放射などを遮断して避難通路を確保することができる防炎カーテン及び防炎カーテン装置を提供することができ、建物の窓やドア枠の隣など、避難通路を確保できる要所に設置されることに適している。
1 防炎カーテン
11 カーテン本体
110 収容エリア
110a 取替え口
111 一端部
112 他端部
113 上面層
1131、1141 ステンレスメッシュ層
1132、1142 シリカゲル層
1133、1143 サポートベルト
1134、1144 連通孔
114 下面層
115 仕切り手段
116 内部空間
117 進水口
118 仕切り板
119 収容エリア
12 吸水ユニット
121 吸水手段
122 水通過性カバー
123 カバー手段
13 水案内手段
130 案内管
131 第1の接続部
132 第2の接続部
133 単方向バルブ
14 封止手段
141 金属プレート
142 ねじ
15 防炎シート
2 給水手段
21 ポンプ
22 送水管
3 保持手段
30 サポータ
41 金属ワイヤ
42 支持ブロック

Claims (18)

  1. 間に内部空間を画成するように互いに間を空けて配置されている上面層と下面層とを有すると共に、前記内部空間に連通する進水口が形成されているカーテン本体と、
    吸水性のある素材により作成された吸水手段を有し、前記カーテン本体の前記内部空間内に配置されている複数の吸水ユニットと、を備えている防炎カーテン。
  2. 前記吸水ユニットは、可撓性のある素材により作成されて前記吸水手段を包むカバー手段を更に有していることを特徴とする請求項1に記載の防炎カーテン。
  3. 水案内手段を更に備え、前記水案内手段は、
    前記進水口と連通して前記内部空間内に配置されているパイプ状の案内管と、
    前記水案内手段に取付けられている複数の第1の接続部と、
    各前記吸水ユニットに取付けられ、各前記第1の接続部と取り外し可能に接続することができる第2の接続部と、を有し、
    前記進水口から水を受け入れて前記水案内手段の案内管と各前記第1の接続部及び前記第2の接続部とにより受け入れた水を各前記吸水ユニットに案内して各前記吸水ユニットが有する前記吸水手段に吸収させることができることを特徴とする請求項2に記載の防炎カーテン。
  4. 前記水案内手段は、各前記吸水ユニットに供給された水の前記案内管への逆流を阻止する単方向バルブを備えていることを特徴とする請求項3に記載の防炎カーテン。
  5. 前記カーテン本体には、前記進水口と異なる取替え口が更に形成され、前記取替え口を経由して外部から各前記吸水ユニットにアクセスして取り替えることができるようになっており、
    また、前記取替え口には該取替え口を閉じることができる封止手段が取付けられていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の防炎カーテン。
  6. 前記上面層と前記下面層とは、それぞれ不燃材料を含むように作成されていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の防炎カーテン。
  7. 前記上面層及び前記下面層は、それぞれステンレス材料からなるステンレスメッシュ層がその内部に積層されていることを特徴とする請求項6に記載の防炎カーテン。
  8. 前記上面層及び前記下面層は、それぞれ前記ステンレスメッシュ層の前記内部空間に面しない側にシリカゲル層がその内部に積層されていることを特徴とする請求項7に記載の防炎カーテン。
  9. 前記上面層及び前記下面層のいずれか1つの内部に積層されている前記シリカゲル層に、前記内部空間内にある水が経由して滲みだすことができる連通孔が形成されていることを特徴とする請求項8に記載の防炎カーテン。
  10. 前記上面層及び前記下面層のいずれか1つの内部に、前記シリカゲル層と前記ステンレスメッシュ層との間に介在して前記シリカゲル層により覆われるサポートベルトが更に配置されており、
    また、前記連通孔は、前記シリカゲル層における前記サポートベルトに投影できる位置に形成されていることを特徴とする請求項9に記載の防炎カーテン。
  11. 前記連通孔には、融点の低い金属材料が充填されており、前記連通孔は該融点の低い金属材料が溶融して初めて開口するようになっていることを特徴とする請求項10に記載の防炎カーテン。
  12. 前記上面層と前記下面層との間に、前記内部空間を、各前記吸水ユニットをそれぞれ収容する複数の収容エリアに仕切ることができる仕切り手段が配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれか一項に記載の防炎カーテン。
  13. 前記吸水手段を作成する前記吸水性のある素材として、吸収性ポリマーを使用し、また、各前記吸水ユニットは、前記吸水手段を包む水通過性カバーを更に有していることを特徴とする請求項1に記載の防炎カーテン。
  14. 前記上面層と下面層とは、それぞれ防炎シートにより覆われていることを特徴とする請求項1〜請求項13のいずれか一項に記載の防炎カーテン。
  15. 前記防炎シートは、不燃材料により作成された織物層であることを特徴とする請求項14に記載の防炎カーテン。
  16. 請求項1〜請求項15のいずれか一項に記載の防炎カーテンと、
    前記防炎カーテンが有する前記進水口に対して水を供給することができる給水手段と、を備えている防炎カーテン装置。
  17. 上から吊り下げられていて水が供給されていない前記防炎カーテンが有する前記カーテン本体の一端部と、該一端部の反対側にある他端部とが互いに接近するようにロール状に巻かれている収納状態で、前記防炎カーテンを保持することができるベルト状のサポータを有する保持手段を更に備え、
    前記給水手段により水が前記防炎カーテンに供給されると、前記防炎カーテンが備えた各前記吸水ユニットの前記吸水手段が水を吸収して膨脹することにより、前記防炎カーテンが有する前記一端部と前記他端部とが互いに離間すると共に、前記上面層と前記下面層とがそれぞれ平面に展開される展開状態になって前記保持手段が有する前記サポータから前記防炎カーテンが離脱することができることを特徴とする請求項16に記載の防炎カーテン装置。
  18. 前記防炎カーテンにおける前記内部空間は、上下に並ぶ複数の収容エリアに仕切られており、
    前記保持手段は、前記防炎カーテンにおける各前記収容エリアの上端に取付けられていると共に、前記サポータに固定されている支持ブロックを更に備えていることを特徴とする請求項17に記載の防炎カーテン装置。
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