JP3202729U - ソファー - Google Patents
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Abstract
【課題】低い座面で床座りの姿勢を安定してとりやすくしながら、低い座面と通常の高さの座面との同時使用を可能にするソファーを提供する。【解決手段】着座部11を有するソファー本体10と着座部に配置される座クッション20Aとを備えたソファー1Aにおいて、座クッション20Aをクッション本体21の前部所定位置からクッション本体に対し1.2倍以上の前後幅と3分の1以下の厚さを有した可撓性のあるマット体22Aが所定の左右幅で延設されてなるものとし、マット体22Aをクッション本体から床面まで垂らして所定の範囲部分を床面上で平らに敷くことで床座り用マットとして使用でき、マット体22Aを持ち上げてクッション本体上面側に巻き付けてクッション本体と一体化させることで通常の使用が可能となるものとした。【選択図】図1
Description
本考案は、着座部に座クッションを配置してなるソファーに関し、殊に、通常の座面と床に近い低い座面による異なる高さの使用が可能なソファーに関する。
近年、ローボードに載せて画面の位置を低くした大型テレビでテレビゲームを行ったり番組を視聴したりする家庭が増えており、テレビ画面に視線を合わせるためにローソファーやフロアソファーと呼ばれる座面の低いソファーが使用されている。しかし、低い姿勢で長時間座っていると腰に疲労がたまりやすいことに加え、複数世代住宅では低い座面を好まない年配者が同居していることもあり、同じ家庭でも低いソファーと通常の高さのソファーの両方にニーズが存在するケースも多い。
しかしながら、日本の住宅事情ではこの2つのニーズを一軒の家で実現することは困難である。そこで、例えば実公平7−42352号公報にも記載されているように、複数の小マットを折りたたみ自在に連結し、その小マットを厚く重ねることで高い座面とし、小マットを展開することで低い座面にして使用可能としたものが市販されるようになった。
また、特許第3658686号公報には、中空の背もたれ部を有して折りたたんだ小マットをその背もたれ部内に収納することのできるソファーベッドも提案されており、これを用いることで低い座面で使用する際に、余った小マットを背もたれ部に収納することができ、余分なスペースをとらずに高低両方で使用可能なものとしている。
ところが、例えば孫、両親、祖父母が同居している三世代住宅で使用するソファーとしては、つかまり立ちの乳児が乗ったり両親が床座りの体勢で使用したりする低い座面と、祖父母が使用する通常の高さの座面の両方が想定されるところ、その使用は一家団らんの同じ時間帯がメインになるが、前述した従来のソファーであってもその両方の同時使用(共存)を実現することはできない。
一方、ヨガ等に代表されるような床上で行うエクササイズも多くの家庭で普及しているが、このようなエクササイズは床座りの体勢が多いことから、堅いフローリングの上では痛みを伴いやすく、柔らかすぎるものの上では姿勢の安定性に欠けてしまうという特徴を有している。
この場合、前述した座面の低いソファーを使用しても、そのクッション性と平坦ではない座面の形状により姿勢の安定性に欠けて使用しにくいため、通常のマットレスや座クッションよりも薄手のマットを床や畳に敷いて行うのが一般的である。しかし、このようにエクササイズのために専用のマットを使用する場合は、その出し入れのための手間とこれを収納する専用のスペースを要してしまう。
本考案は上記のような問題を解決しようとするものであり、複数の座面高さで使用可能なソファーについて、低い座面で床座りの姿勢を安定してとりやすくしながら、低い座面と通常の高さの座面との同時使用を可能にすることを課題とする。
そこで、本考案は、平坦な上面の着座部を有するソファー本体とその着座部に配置される所定厚さの座クッションとを備えたソファーにおいて、その座クッションは、クッション本体の前部所定位置からこれに対し1.2倍以上の前後幅と3分の1以下の厚さを有した可撓性のあるマット体が所定の左右幅で延設されてなるものとされ、そのマット体を着座部のクッション本体から床面まで垂らしてその所定の範囲部分を床面上で平らに敷くことで床座り用マットして使用可能となり、マット体を持ち上げてクッション本体上面側に巻き付けることでクッション本体と一体化させて使用可能なものとなる、ことを特徴とするものとした。
このように、ソファーの着座部に配置する座クッションの前部からこれよりも長い前後幅でこれよりも薄いマット体を延設し床まで垂らして床面に近い高さの床座り用の座面として使用可能としたことで、床面に敷いた薄いマットによる安定的な床座りが可能な低い座面とクッション本体による通常の座面の高低2種類の高さで同時に使用できるようになり、床座り用として使用しない場合はマット体を座クッションに巻き付けておくことで、これが邪魔になりにくい状態としながらクッション性の増したさらに高い座面で使用できるものとなる。
また、このソファーにおいて、その座クッションは、クッション本体及びマット体が所定の詰物を袋状の外装地で各々被服してなる別体とされ、平面視長方形のクッション本体の長辺をなす前部の外装地とマット体の基端側の一辺をなす外装地がヒンジ状に連結されてなる、ことを特徴としたものとすれば、クッション本体に対しマット体が連結部を中心にして旋回動作しやすいものとなる。
この場合、そのマット体の詰物は発泡樹脂からなり、少なくともその上面及び底面がカット面ではなく型に発泡樹脂を注入したことによる成形面からなる、ことを特徴としたものとすれば、詰物の上下両面に表面に向かって組織が密になった皮膜部が形成されたものとなり、薄いマットであっても適度なクッション性と強度を発揮できるものとなる。
さらに、上述したソファーにおいて、そのマット体はクッション本体と同等の左右幅を有した平面視略方形のものとされている、ことを特徴としたものとすれば、マット体がクッション本体と同じ幅のまま床面まで延長された状態として床座り用の座面を広く効率的に使用しやすいものとなる。
さらにまた、そのクッション本体の後端面とソファー本体の背もたれ部前面との間には隙間が形成可能とされており、マット体をクッション本体上面側に巻き付けながら先端側を前記隙間に嵌入して固定可能とされている、ことを特徴としたものとすれば、マット体が座クッションに巻き付けた状態で固定されてその状態を安定的に維持しやすいものとなる。
座クッションのクッション本体前部からこれよりも前後幅が長く3分の1以下の薄さのマット体を延設し、床まで垂らして床座り用として使用可能とした本考案によると、低い座面で床座りの姿勢を安定してとりやすくなることに加え、低い座面と通常の高さの座面との同時使用が可能なものとなる。
以下に、図面を参照しながら、本考案を実施するための形態を説明する。
図1は、本実施の形態のソファー1Aを示している。このソファー1Aは、2人掛け用のものである場合を示しているが、図示しないフレームの所定位置にクッション材が貼付されてその表面を布等の外装地で覆われてなる平坦な上面の着座部11と背もたれ部12を有したソファー本体10と、これとは別体で詰物が袋状の外装地で被服されて前記着座部11上面に配置された座クッション20Aとからなる。
その座クッション20Aは、平面視長方形の蒲鉾板状に形成した発泡樹脂による詰物を外装地で覆ってなるクッション本体21と、可撓性に富むウレタンフォーム等の発泡樹脂成形体による平板状の詰物が外装地で覆われてなりクッション本体21に対し同一の左右幅、約1.4倍の前後幅、約5分の1の厚さを有した平面視長方形のマット体22Aとからなる。
そして、本実施の形態においては、ソファー本体10の着座部11上面に載せる座クッション20Aが、平面視長方形のマット体22Aの基端側の一辺をなす部分の外装地と、クッション本体21の長辺をなす前部の外装地とがヒンジ状に連結されており、薄手のマット体22Aが厚手のクッション本体21の一部から連結部を中心に旋回動作可能に延設された状態となっている点が特徴となっている。
即ち、このような座クッション20Aを有したソファー1Aは、図示したようにクッション本体21をソファー本体10着座部11上面に配置した状態で、その前部から延設されたマット体22Aを床面まで垂らし、その半分以上の部分を床面上で平らに敷いた状態とすることにより、床面に近い高さのマット体22A上面を座面22aとした床座り用マットとして使用可能なものとなり、且つ、クッション本体21の上面がソファーにおける通常の高さの座面21aとして同時使用が可能なものとしている。
図2はソファー本体10とは別体とされた座クッション21を、単独で床面に置いた状態を示している。そのマット体22Aのサイズとしては、クッション本体21に対し、床座り用座面を広く確保する観点からこれと同等の左右幅で1.0〜2.0倍の前後幅(好ましくは1.2〜1.6倍)、姿勢の安定性とクッション性の両立の観点から2分の1〜7分の1の厚さ(少なくとも1.5cm以上、好ましくは2.5cm前後)としたものが好適である。
このマット体22Aの詰物としては、ウレタンフォーム等の発泡樹脂成形体からなり、少なくともその上面及び底面がカット面ではなく型に発泡樹脂を注入したことによる成形面からなるものであることが、詰物の上下両面に表面に向かって組織が密になった皮膜部が形成されたものとなり薄いマットでも適度なクッション性と強度を発揮可能になる点で好ましい。
尚、これに用いる発泡樹脂としては、例えばポリオールとMDIを混合して常温で発泡させた所謂「コールドフォーム」と呼ばれるものが、優れた触感を得られやすい点でさらに好適である。また、この座クッション20Aは、ソファー本体10とは別体であることから、これを図のように単独で床に配置して単独の床座り用マットや寝転び用マットとして使用することができ、また、寝転び用の場合はマット本体21を枕として使用することもできる。
図3は、座クッション20Aのマット体22Aを床面まで垂直に垂らし、床面に達した位置で水平に屈曲させて、その約3分の2の部分を床面上で平らに配置した状態を示している。マット体22Aをこのような配置にしたことにより、床面に近い高さ位置でクッション本体21の座面21aと同等の広さの床座り用の座面22aが形成されたものとなる。
そのため、例えば3世代住宅において、足元が沈みすぎない低い座面22aにより、その上でつかまり立ちの幼児がクッション本体21側につかまりながら立ち上がる練習をするのに都合がよく、たとえ転んでもマット体22A上であれば怪我をする心配もない。また、その幼児の両親は、低い座面22aに座りながらクッション本体21前部を背もたれにして、つかまり立ちの子供と触れ合いながらテレビ画面を見ることができ、それと同時にその祖父母が通常の高さの座面21aに座って家族団らんの時間を過ごすこともできる。
さらに、この床座り用の座面22aは、前述のように適度なクッション性と強度、ある程度の広さを有しているため、その上でヨガ等のエクササイズを行うのにも適しており、姿勢の安定性を確保しやすいとともに床に当たる部分に痛みを伴いにくいエクササイズマットとして最適なものとなる。尚、マット体22Aの持つ適度なクッション性と優れた触感により、その上で寝転ぶだけでもリラックス感が得られるものとなる。
一方、図3の状態から、図4に示すようにマット体22Aを持ち上げてクッション本体21の上面側に巻き付けるように配置することで、これがクッション本体21と一体となって座クッション20Aのクッション性は一層良好になり、且つ、その座面22bの高さは通常の座面21aよりも高いものとなる。このように、マット体22Aを床座り用として用いない場合は、専用の収納スペースを要することなく、マット体22Aをすぐにクッション本体21と一体化して邪魔になりにくくすることができ、床座り用として用いる場合はすぐに床面に配置することもできる。
この場合、クッション本体21とこれに重ねるマット体22Aを、前述のように発泡樹脂の素材又は/及び発泡状態が互いに異なるものとする等して、特性の異なる層が複合された状態とすることにより、一層複雑で繊細なクッション機能を発揮させることができ、使用者に満足感を与える贅沢な座クッションを実現しやすいものとなる。
図5は、上述したソファー1Aの応用例としてのソファー1Bを示している。その基本的な構成は前述のソファー1Aと同様であるが、その座クッション20Bのクッション本体23後端面と、ソファー本体10背もたれ部12前面との間に隙間30が形成されていることに加え、座クッション20Bのマット体22Bが前述したマット体22Aよりも長く、これをクッション本体上面側23に巻き付けながら先端側を隙間30に嵌入して固定できるようになっている点を特徴としている。
このような構成としたことで、マット体22Bを床面上に垂らした場合はその前後幅により床座り用の座面が一層広くなることに加え、そのマット体22Bをクッション本体23に巻き付けて高い座面22cにしながら、その先端側をクッション本体23後端面とソファー本体10の背もたれ部12前面との間で挟持させることができ、マット体22Bがクッション本体23と一体化した状態で固定されてそのまま安定するものとなる。
以上、述べたように、複数の座面高さで使用可能なソファーについて、本考案により、床座りの姿勢を安定してとりやすい低い座面と通常の高さの座面との同時使用が容易に実現可能なものとなった。
1A,1B ソファー、10 ソファー本体、11 着座部、12 背もたれ部、20A,20B 座クッション、21,23 クッション本体、21a,22a,22b,22c 座面、22A,22B マット体、30 隙間
Claims (5)
- 平坦な上面の着座部を有するソファー本体と前記着座部に配置される所定厚さの座クッションとを備えたソファーにおいて、前記座クッションは、クッション本体の前部所定位置から該クッション本体に対し1.2倍以上の前後幅と3分の1以下の厚さを有した可撓性のあるマット体が所定の左右幅で延設されてなるものとされ、前記マット体を前記着座部のクッション本体から床面まで垂らして所定の範囲部分を前記床面上で平らに敷くことで床座り用マットして使用可能となり、前記マット体を持ち上げて前記クッション本体上面側に巻き付けることで前記クッション本体と一体化させて使用可能なものとなる、ことを特徴とするソファー。
- 前記座クッションは、前記クッション本体及び前記マット体が所定の詰物を袋状の外装地で各々被服してなる別体とされ、平面視長方形の前記クッション本体の長辺をなす前部の外装地と前記マット体の基端側の一辺をなす外装地がヒンジ状に連結されてなる、ことを特徴とする請求項1に記載したソファー。
- 前記マット体の詰物は発泡樹脂からなり、少なくともその上面及び底面がカット面ではなく型に発泡樹脂を注入したことによる成形面からなる、ことを特徴とする請求項2に記載したソファー。
- 前記マット体は、前記クッション本体と同等の左右幅を有した平面視略方形のものとされている、ことを特徴とする請求項1,2または3に記載したソファー。
- 前記クッション本体の後端面と前記ソファー本体の背もたれ部前面との間には隙間が形成可能とされており、前記マット体を前記クッション本体上面側に巻き付けながら先端側を前記隙間に嵌入して固定可能とされている、ことを特徴とする請求項1,2,3または4に記載したソファー。
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