JP3202663B2 - 基板引き抜き防止構造 - Google Patents

基板引き抜き防止構造

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JP3202663B2
JP3202663B2 JP22988597A JP22988597A JP3202663B2 JP 3202663 B2 JP3202663 B2 JP 3202663B2 JP 22988597 A JP22988597 A JP 22988597A JP 22988597 A JP22988597 A JP 22988597A JP 3202663 B2 JP3202663 B2 JP 3202663B2
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solenoid
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幸喜 登藤
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東北日本電気株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は基板引き抜き防止構
造、特に、電源供給時には印刷回路基板が引き抜けない
ようにする基板引き抜き防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に複数の基板を収容するカードラッ
クでは、自由に基板の取り付け取り外しが可能であるた
め、カードラックに電源が供給されている時でも基板の
取り付け取り外しが可能でこの時基板を着脱すると基板
上の電気回路を破壊することがある。そこで、カードラ
ックに電源が供給されている時は、基板の着脱ができな
いようにする構造が考えられた(例えば、特開昭62−
249500号公報参照)。
【0003】従来の基板引き抜き防止構造について図面
を参照して詳細に説明する。
【0004】図3(a)〜(d)は従来の一例を示す斜
視図および部分側面図である。図(a)に示す基板引き
抜き防止構造は、プリント基板1の実装間隔と同間隔で
スリット12を設けたストッパー13と、ストッパー1
3を回転させるロータリーソレノイド14とを含んで構
成される。
【0005】図(b)はロータリーソレノイド14が動
作しない場合のスリット12の位置を示す図で、このと
きスリット12の面はプリント基板1の取り出し方向と
平行であるためユーザはスリット12を通してプリント
基板1を前面に引き出すことができる。
【0006】図(c)はロータリーソレノイド14が動
作した場合のスリット12の位置を示す図で、ロータリ
ーソレノイド14によりストッパー13が回転するた
め、スリット12の面はプリント基板1の取り出し方向
と直角になるので、プリント基板1の引き出しはできな
い。
【0007】図(d)はストッパー13の動作を実現す
るための回転しろ(回転可動領域)を示す図で、プリン
ト基板1とストッパー13との間には、ストッパー13
の回転しろ分の空隙Lが生じるため、電源供給時(通電
中)においても空隙Lに相当する距離だけプリント基板
1が物理的に移動する可能性がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の基板引
き抜き防止構造は、電源供給時においても空隙Lに相当
する距離だけプリント基板が物理的に移動する可能性が
あるので、誤操作によりプリント基板が移動した場合、
プリント基板とバックボードに設けられたコネクタとの
接続が不安定になり、機能障害を発生させる危険性があ
るという欠点があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明の基板引き抜
き防止構造は、バックボードに設けられた複数のコネク
タに挿入される凹部を有する複数のプリント基板を収容
するカードラックの基板引き抜き防止構造において、電
源がオンになった場合上方に動作するソレノイドと、前
記ソレノイドにピンにより取り付けられコイルバネによ
り下方に押圧されたレバーと、前記レバーに取り付けら
れ前記ソレノイドが動作した場合に前記プリント基板の
前記凹部に挿入されるステーとを含んで構成される。
【0010】第2の発明の基板引き抜き防止構造は、第
1の発明において、前記プリント基板に供給される電源
がオンになった場合、直線的に動するソレノイドに電源
が供給される請求項1記載の基板引き抜き防止構造。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して詳細に説明する。
【0012】図1(a)〜(c)は本発明の一実施形態
を示す斜視図,側面図および部分断面図である。図1
(a)〜(c)に示す基板引き抜き防止構造は、バック
ボード2に設けられた複数のコネクタ15に挿入される
凹部3を有する複数のプリント基板1を収容するカード
ラックの基板引き抜き防止構造において、電源がオンに
なった場合上方に動作するソレノイド7と、ソレノイド
7にピン6により取り付けられコイルバネ5により下方
に押圧されたレバー8と、レバー8に取り付けられソレ
ノイド7が動作した場合にプリント基板1の凹部3に挿
入されるステー9とを含んで構成される。
【0013】図2(a),(b)は本発明の一使用例を
示す側面図である。図2(a)は電源が非投入の場合を
示し、ステー9はコイルバネ5の力により下方に押圧さ
れているので、プリント基板1を自由に挿抜できる。図
2(b)は電源が投入の場合を示し、ソレノイド7が動
作してステー9が上方に引き上げられプリント基板1の
凹部3にステー9が挿入されるので、プリント基板1が
挿抜不能になる。
【0014】プリント基板1に供給される電源がオンに
なった場合、直線的に動するソレノイド7にも電源が供
給されるように配線しておけば、図2(b)に示すよう
な状態にできる。
【0015】
【発明の効果】本発明の基板引き抜き防止構造は、ロー
タリーソレノイドの代りに直線的に動作するソレノイド
を用いることにより、ストッパーとプリント基板との空
隙をなくすことができるので、電源供給時にプリント基
板を誤挿抜しようとした場合に発生する基板搭載部品の
機能障害を防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c)は本発明の一実施形態を示す斜
視図,側面図および部分断面図である。
【図2】(a),(b)は本発明の一使用例を示す側面
図である。
【図3】(a)〜(d)は従来の一例を示す斜視図およ
び部分側面図である。
【符号の説明】
1 プリント基板 3 凹部 6 ピン 7 ソレノイド 8 レバー 9 ステー 15 コネクタ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バックボードに設けられた複数のコネク
    タに挿入される凹部を有する複数のプリント基板を収容
    するカードラックの基板引き抜き防止構造において、電
    源がオンになった場合上方に動作するソレノイドと、前
    記ソレノイドにピンにより取り付けられコイルバネによ
    り下方に押圧されたレバーと、前記レバーに取り付けら
    れ前記ソレノイドが動作した場合に前記複数のプリント
    基板の前記凹部に挿入されるステーとを含み、前記プリ
    ント基板に供給される電源がオンになった場合、前記上
    方に直線的に移動する前記ソレノイドに電源が供給され
    基板引き抜き防止構造。
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