JP3202427U - 研磨工具 - Google Patents

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雄一郎 宮井
雄一郎 宮井
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【課題】対象物の対象面を良好に研磨できる研磨工具を提供する。【解決手段】研磨部20および取付部30のそれぞれは、板状の弾性体として形成されるとともに、取付部30には、研磨部20が取り付けられる。把持部50は、使用者3により把持可能とされた部位であり、使用者3の持ち手として用いられる。対象物5の研磨処理において、研磨対象となる対象物5に研磨工具100の研磨部20が押し当てられると、研磨部20および取付部30は、使用者3から付与される荷重に基づいて曲げられる。これにより、研磨部20の研磨面21は、対象物5の対象面6に応じて変形させられる。【選択図】図6

Description

本考案は、研磨工具に関する。
従来、ホルダの弾性力によって砥石の研磨面をワークの加工面に押し当てつつ、ワークを研磨する研磨工具が知られている(例えば、特許文献1)。
特開平02−139179号公報
すなわち、特許文献1の技術において、研磨は、ホルダよりも硬い砥石により実行される。その結果、ホルダからワークに弾性力が付与されたとしても、砥石の研磨面をワークの加工面に密着させることができず、ワークの加工面を良好に研磨することができなかった。
そこで、本考案では、対象物の対象面を良好に研磨できる研磨工具を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1の考案は、研磨工具であって、板状の弾性体として形成された研磨部と、板状の弾性体として形成されており、前記研磨部が取り付けられる取付部と、前記取付部に接続されており、使用者により把持可能とされた把持部とを備え、前記研磨部が対象物に押し当てられ、前記研磨部および前記取付部が曲げられることによって、前記対象物の研磨処理が実行されることを特徴とする。
また、請求項2の考案は、請求項1に記載の研磨工具において、前記研磨部の弾性係数は、0.001以上0.1未満(GPa)であるとともに、前記取付部の弾性係数は、0.1以上10以下(GPa)であり、前記研磨部の曲げ剛性は、前記取付部の曲げ剛性以下であることを特徴とする。
また、請求項3の考案は、研磨工具であって、板状の弾性体として形成された研磨部と、板状の弾性体として形成されており、前記研磨部が取り付けられる取付部と、前記取付部に接続されており、使用者により把持可能とされた把持部とを備え、前記研磨部の弾性係数は、0.001以上0.1未満(GPa)であるとともに、前記取付部の弾性係数は、0.1以上10以下(GPa)であり、前記研磨部の曲げ剛性は、前記取付部の曲げ剛性以下であることを特徴とする。
また、請求項4の考案は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の研磨工具において、前記研磨部は、ゴムにより形成された結合剤と、前記結合剤により結合および保持された複数の砥粒とを有することを特徴とする。
また、請求項5の考案は、研磨工具であって、研磨部と、前記研磨部が取り付けられる取付部と、前記取付部に接続されており、使用者により把持可能とされた把持部とを備え、前記研磨部の曲げ剛性は、前記取付部の曲げ剛性以下とされており、前記研磨部が対象物に押し当てられ、前記研磨部および前記取付部が曲げられることによって、前記対象物の研磨処理が実行されることを特徴とする。
請求項1から請求項5に記載の考案では、研磨部の研磨面は、対象物の研磨時において対象物の対象面に応じて変形させられる。これにより、研磨部の研磨面を対象物の対象面に対して良好に密着させることができる。そのため、対象物の研磨効率を向上させることができる。
特に、請求項2から請求項4に記載の考案において、研磨部の弾性係数は、0.001以上0.1未満(GPa)とされ、取付部の弾性係数は、0.1以上10以下(GPa)とされている。また、研磨部の曲げ剛性は、取付部の曲げ剛性以下とされている。すなわち、研磨部は取付部より柔らかく、かつ、取付部は研磨部より曲がりにくい(曲げ剛性の高い)。
これにより、研磨部が取付部に対して良好に保持された状態で、研磨部および取付部を容易に曲げることができる。そのため、対象物の研磨時において、研磨部の研磨面を対象物の対象面に対して良好に密着させることができる。
本考案の実施の形態における研磨工具の構成の一例を示す斜視図である。 本考案の実施の形態における研磨工具の構成の一例を示す平面図である。 本考案の実施の形態における研磨工具の構成の一例を示す底面図である。 本考案の実施の形態における研磨工具の構成の一例を示す側面図である。 研磨部の構成の一例を示す断面図である。 研磨工具による研磨処理を説明するための斜視図である。 研磨工具による研磨処理を説明するための斜視図である。 本考案の実施の形態における研磨工具の構成の他の一例を示す底面図である。 研磨部の構成の他の一例を示す断面図である。
以下、図面を参照しつつ本考案の実施の形態について詳細に説明する。
<1.研磨工具の構成>
図1から図4は、それぞれ本実施の形態における研磨工具100の構成の一例を示す斜視図、平面図、底面図、および側面図である。図5は、研磨部20の構成の一例を示す断面図である。
ここで、研磨工具100は、使用者が手に持って研磨処理を実行するときに用いられる手動工具である。図1から図4に示すように、研磨工具100は、主として、基部10と、研磨部20と、を備える。
なお、図1および以降の各図には、図面に記載された各構成要素の理解を助けるため、必要に応じて適宜、Z軸方向を鉛直方向とし、XY平面を水平面とするXYZ直交座標系が、付されている。
研磨部20は、板状の弾性体として形成されている。図5に示すように、研磨部20は、主として、ゴムにより形成された結合剤23と、結合剤23により結合および保持された複数の砥粒25と、を有する。すなわち、研磨部20は、複数の砥粒25が練り込まれたゴムにより構成される。
ここで、研磨部20の結合剤23は、天然ゴムであっても良いし、ポリイソプレンゴムまたはブタジエンゴム等のような合成ゴムであっても良い。また、複数の砥粒25は、酸化アルミを主体とするものであっても良いし、炭化ケイ素を主体とするものであっても良い。
基部10は、一方向(X軸方向)(以下、「長手方向」とも称する)に延びる板体であり、例えば樹脂により成形されている。図1から図4に示すように、基部10は、主として、取付部30と、把持部50と、を備える。
取付部30は、研磨部20と同様に、板状の弾性体として形成されている。図1から図4に示すように、取付部30には、研磨部20が取り付けられる。ここで、研磨部20は、両面テープにより取付部30に固定されても良いし、接着剤により取付部30に固定されても良い。
把持部50は、使用者により把持可能とされた部位であり、使用者の持ち手として用いられる。図1から図4に示すように、把持部50は、研磨部20に接続されている。また、図4に示すように、Z軸方向における基部10のサイズ(高さ)Sは、研磨部20側の一端P1から、長手方向における基部10中央付近の位置P2に向かって、徐々に増大する。さらに、位置P2と把持部50側の他端P3との間において、基部10のサイズSは、同様の値となる。
ここで、本実施の形態において、ゴム製とされた研磨部20の弾性係数(ヤング率)E1は、0.001以上0.1未満(GPa)されている。また、樹脂製とされた取付部30の弾性係数(引張弾性係数、圧縮弾性係数、および曲げ弾性係数のいずれも)E2は、0.1以上10以下(GPa)とされている。さらに、「I1」を研磨部20の断面2次モーメント、「I2」を取付部30の断面2次モーメントと、それぞれ定義する場合、研磨部20の曲げ剛性(=E1×I1)は、取付部30の曲げ剛性(=E2×I2)以下とされている。
<2.研磨工具による研磨処理>
図6および図7のそれぞれは、研磨工具100による研磨処理を説明するための斜視図である。対象物5の研磨処理において、研磨対象となる対象物5に研磨工具100の研磨部20が押し当てられると、研磨部20および取付部30は、使用者3から付与される荷重に基づいて曲げられる(図6参照)。これにより、研磨部20の研磨面21は、対象物5の対象面6の起伏に応じて変形させられる。すなわち、対象物5の研磨時において、研磨部20の研磨面21と、対象物5の対象面6と、の密着度を向上させることができる。そして、使用者3が、研磨部20を対象物5に押し当てつつ、研磨面21を対象面6に対して移動させることによって、対象面6における研磨処理が施される。
また、研磨工具100は、図1から図4に示すように、一方向に延びる板体として形成されている。これにより、使用者は、図7に示すように、研磨部20および取付部30を、対象物5の凹みに容易に挿入することができる。そのため、研磨工具100によれば、この凹みに含まれる対象面6であっても、容易に研磨することができる。
<3.本実施の形態の研磨工具の利点>
以上のように、本実施の形態では、研磨部20が対象物5に押し当てられ、研磨部20および取付部30が曲げられることによって、対象物5の研磨処理が実行される。すなわち、対象物5の研磨時において、研磨部20の研磨面21が、対象物5の対象面6に応じて変形させられ、研磨部20の研磨面21を対象物5の対象面6に対して良好に密着させることができる。そのため、対象物5の研磨効率を向上させることができる。
また、本実施の形態において、研磨部20の弾性係数は、0.001以上0.1未満(GPa)とされ、取付部30の弾性係数は、0.1以上10以下(GPa)とされている。また、研磨部20の曲げ剛性は、取付部30の曲げ剛性以下とされている。すなわち、研磨部20は取付部30より柔らかく、かつ、取付部30は研磨部20より曲がりにくい(曲げ剛性の高い)。
これにより、研磨部20が取付部30に対して良好に保持された状態で、研磨部20および取付部30を容易に曲げることができる。そのため、対象物5の研磨時において、研磨部20の研磨面21を対象物5の対象面6に対して良好に密着させることができる。
<4.変形例>
以上、本考案の実施の形態について説明してきたが、本考案は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
(1)本実施の形態において、研磨部20は、図5に示すように、結合剤23および砥粒25を有するものとして説明したが、研磨部120の構成はこれに限定されるものでない。図8は、本考案の実施の形態における研磨工具200の構成の他の一例を示す底面図である。図9は、研磨部120の構成の他の一例を示す断面図である。
研磨工具200の研磨部120は、図8に示すように、基部10の取付部30に取り付けられている。また、研磨部120の曲げ剛性は、取付部30の曲げ剛性以下とされている。図8および図9に示すように、研磨部120は、主として、基材122と、複数の島状部124と、各島状部124に配置された複数の砥粒125と、を有している。
基材122は、シート状に成型された支持体である。図9に示すように、研磨面121上には、複数の島状部124が支持(配置)されている。ここで、基材122は、人工皮革により構成されてもよいし、耐水研磨布により構成されても良い。
複数の島状部124は、例えば樹脂で形成された結合剤である。複数の砥粒125は、対応する島状部124により結合および保持されている。ここで、本実施の形態では、複数の砥粒125として、ダイヤモンドを主体とするものが採用されている。
なお、図8において、底面視における各島状部124の輪郭線の形状は、円形とされているが、これに限定されるものでない。底面視における各島状部124の輪郭線の形状は、円形および楕円形を含む曲線形状とされても良い。また、底面視における各島状部124の輪郭線の形状は、三角形、四角形、および星形を含む多角形とされても良い。
そして、図6に示すように、使用者3が、研磨部120を対象物5に押し当てることにより研磨部120および取付部30を曲げつつ、研磨部120を対象面6に対して移動させることによって、対象面6における研磨処理が施される。
(2)また、本実施の形態において、取付部30および把持部50は、同一の素材(樹脂)により形成されているものとして説明したが、これに限定されるものでない。取付部30および把持部50は、材料物性の異なる別素材により形成されても良い。
(3)また、本実施の形態において、研磨工具100は手動工具であるものとして説明したが、これに限定されるものでない。研磨工具100は、ロボットアームに固定されるとともに、予めティーチングされた手順に基づいて自動で対象物5を研磨する処理に用いられても良い。
3 使用者
5 対象物
6 対象面
10 基部
20、120 研磨部
21、121 研磨面
23 結合剤
25、125 砥粒
30 取付部
50 把持部
100、200 研磨工具

Claims (5)

  1. 研磨工具であって、
    (a) 板状の弾性体として形成された研磨部と、
    (b) 板状の弾性体として形成されており、前記研磨部が取り付けられる取付部と、
    (c) 前記取付部に接続されており、使用者により把持可能とされた把持部と、
    を備え、
    前記研磨部が対象物に押し当てられ、前記研磨部および前記取付部が曲げられることによって、前記対象物の研磨処理が実行されることを特徴とする研磨工具。
  2. 請求項1に記載の研磨工具において、
    前記研磨部の弾性係数は、0.001以上0.1未満(GPa)であるとともに、
    前記取付部の弾性係数は、0.1以上10以下(GPa)であり、
    前記研磨部の曲げ剛性は、前記取付部の曲げ剛性以下であることを特徴とする研磨工具。
  3. 研磨工具であって、
    (a) 板状の弾性体として形成された研磨部と、
    (b) 板状の弾性体として形成されており、前記研磨部が取り付けられる取付部と、
    (c) 前記取付部に接続されており、使用者により把持可能とされた把持部と、
    を備え、
    前記研磨部の弾性係数は、0.001以上0.1未満(GPa)であるとともに、
    前記取付部の弾性係数は、0.1以上10以下(GPa)であり、
    前記研磨部の曲げ剛性は、前記取付部の曲げ剛性以下であることを特徴とする研磨工具。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の研磨工具において、
    前記研磨部は、
    ゴムにより形成された結合剤と、
    前記結合剤により結合および保持された複数の砥粒と、
    を有することを特徴とする研磨工具。
  5. 研磨工具であって、
    (a) 研磨部と、
    (b) 前記研磨部が取り付けられる取付部と、
    (c) 前記取付部に接続されており、使用者により把持可能とされた把持部と、
    を備え、
    前記研磨部の曲げ剛性は、前記取付部の曲げ剛性以下とされており、
    前記研磨部が対象物に押し当てられ、前記研磨部および前記取付部が曲げられることによって、前記対象物の研磨処理が実行されることを特徴とする研磨工具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102101571B1 (ko) * 2018-12-14 2020-04-17 (주)인성다이아몬드 연마용 수공구

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