JP3202421B2 - 血圧計用カフ - Google Patents

血圧計用カフ

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JP3202421B2 JP16804293A JP16804293A JP3202421B2 JP 3202421 B2 JP3202421 B2 JP 3202421B2 JP 16804293 A JP16804293 A JP 16804293A JP 16804293 A JP16804293 A JP 16804293A JP 3202421 B2 JP3202421 B2 JP 3202421B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は血圧計用カフ、例えば、
被験者の血圧測定を行うため、上腕に巻き付けられるカ
フに関するものでる。
【0002】
【従来の技術】一般に、カフといえども、その表面には
被測定者の体表から分泌される汗等が付着することもあ
って、衛生上清潔にすることが望まれる。
【0003】特に、医療機関では、不特定多数の患者が
使用することになるので、患者間の感染、院内感染を防
ぐ目的で、カフの消毒は行わねばならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図4は一般的なカフの
構造を示しており、気密な空気袋40とこれを覆い保護
する外皮41とから構成される。外皮41には、上腕に
巻き付けたときにその状態を維持するための掛着用の面
ファスナー42(裏面にこれに対応する面ファスナーが
備えられている)などが備えられている。
【0005】ところが、カフは、外皮41内に空気袋4
0が固定されるようその周囲に沿って予め縫合(図示の
符合43)されている。従って、外皮がよごれてもその
外皮のみを交換することはができなかった。
【0006】従って、たとえ外皮をこまめに消毒して
も、見た目の汚れは蓄積されていき、患者に不快感を与
えることになる。
【0007】また、外皮41の側面にスライドファスナ
ーを取り付け、このファスナーの開口部より内部の空気
袋40を取り出し、外皮41のみを洗濯消毒するものも
存在している。この点、見た目及びその衛生上とも上記
問題点は解決できるが、2つの問題がある。
【0008】1つは、空気袋取り出し用ファスナーは比
較的高価であって、腕帯がコスト高になることであり、
もう1つは実際に洗濯をしたり、消毒をするという作業
がなおざりになりやすいことである。
【0009】上記、第1点の問題を解決するため使い捨
てのカフが現存するが、このカフには空気袋等も含まれ
ることからも甚だ高価であって、広く普及するには至っ
ていない。
【0010】また、洗濯消毒のわずらわしい作業を不要
とするカフを実現するために、価格の安い塩化ビニール
にて融着させ、外皮兼空気袋構造とすることが考えられ
るが、通気性が確保されず、特に24時間常時装着に際
しては“ムレ”が生じ易くなるのが容易に想定できる。
【0011】
【課題を解決するための手段】及び
【作用】本発明は上記問題点に鑑みなされたものであ
り、ファスナー等の格別な構成要素を必要とせず、空気
袋の外皮へ或は外皮からの着脱を容易にする血圧計用カ
フを提供しようとするものである。
【0012】この課題を解決するため、本発明の血圧計
用カフは以下に示す構造を有する。すなわち、空気を受
けるためのチューブを接続した空気袋を収納保護すると
共に捲回状態を保持する機構を有する外皮から構成され
る血圧測定用カフであって、前記外皮の前記空気袋を保
持する第1の面部位は、第1シートと第2シートから形
成され、前記第1の面部位は、カフ長手方向の前記第1
シートと前記第2シートの端辺近傍において、前記第1
シートと前記第2シートの重なり合う部分と前記重なり
合う部分に比べて小さい実質的に重なり合いがない部分
とを形成し、前記第1シートと前記第2シートは、前記
端辺近傍以外の部分で、前記第1の面部位と対向し前記
空気袋を保持する前記外皮の第2の面部位を形成する第
3シートに固着され、前記端辺近傍が前記空気袋の着脱
口となり、前記空気袋の装着時には前記端辺近傍の前記
実質的に重なり合いがない部分より前記チューブが外部
に延出することを特徴とする。
【0013】また、本発明に好適な実施例に従えば、外
皮を構成する各シートは、ポリプロピレン、ナイロン、
ポリエステル又はポリエチレンが素材の不織布であるこ
とが望ましい。これによれば、かかる材質を使用しなが
らも、通気性に問題なく、且つ廉価に製造できるので、
外皮をディスポーザルにすることも可能になる。
【0014】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明に係る実施例
を詳細に説明する。
【0015】先ず、本実施例における血圧測定用カフの
特徴は、以下の2つがある。
【0016】1.外皮はディスポーザルとし得る程度に
廉価であって、且つ、通気性に優れていること. 2.スライドファスナー等の高価な材料を使わず、且
つ、簡単に外皮から空気袋の着脱ができること. 先ず、第1点目であるが、実施例ではポリプロピレン、
ナイロン、ポリエステル又はポリエチレンが素材の不織
布を用いた。この不織布を用いたことにより、塩化ビニ
ールと異なり、通気性が確保され、ムレを抑えることを
可能にする。
【0017】第2点目の構造については以下に説明す
る。
【0018】図1は実施例におけるカフの外皮100の
分解図を示している。尚、破線で示される部分は実線で
示される部分の下にあることを示している。
【0019】図示の如く、実施例のカフ外皮は、被測定
者の体表に接する面を形成する部分を、シート1、2の
2つの部分にわけ、腕に捲回した場合の外側になる部分
が連続した1枚のシート3で構成される。ここでシート
1、2及び3が上記説明した材質からなる不織布である
ことは言うまでもない。
【0020】また、捲回した場合に、その状態を保持す
るようにするため、シート1の端近傍及びシート3のシ
ート2の反対位置の表面には、各々の面ファスナー4、
4’が設けられている。面ファスナー4はカフの長手方
向に適度の大きさを有する。これは、腕の太さがまちま
ちであり、それら全てに適応させるためである。
【0021】さて、図示の状態で、シート1、2をシー
ト3に縫製、熱融着、或は接着剤で接着(以下、単に縫
合とする)させることになるが、図示の如くシート1と
シート2とは互いに重なり合う部分が存在する。実施例
では、この部分をシート2がシート1とシート3の間に
なるようにした(理由は後で述べる)。
【0022】またシート1の端辺1’及びシート2の端
辺2’は縫合の対象から外す。つまり、この部分を空気
袋の着脱口とするためである。
【0023】図2は空気袋を上記構成からなる外皮10
0内に装着した状態を示している(図示の符合8が空気
袋である)。
【0024】空気袋8には、不図示の血圧計本体から空
気を送り込むためのチューブと血圧測定のためのマイク
ロホンを備える(オシロメトリック法による血圧測定
用カフの場合には無い)。従って、外皮100内に空気
袋8を装着した場合にも、これらと血圧計本体とを結ぶ
ケーブル(チューブと、センサからの信号を本体に供給
するための電線)5が必須となる。従って,このケーブ
ル5が外皮100から外部に出し易いようにするため,
シート1,2の重なり合う部分は、そのケーブル5を取
り出す部位に近づくにつれて小さくなり、最終的にケー
ブル5を取り出す部位においては多少の開口部10がで
きる程度にした。このため、実施例のシート1の端辺
1’は、外皮の長手方向に対して直角ではなく、斜めに
なるようにした。
【0025】図3は空気袋8の外皮100への装着する
様を示している。通常、空気袋8から延出するケーブル
5は、空気袋8の側面の片寄った位置にあるから、その
長い部分を先頭にして外皮100の着脱口に挿入する。
そして、適当な位置まで挿入がなされたことを確認し
て、シート1の内側にあるシート2を撓ませ、残った空
気袋8の後端部分を折り曲げながらシート2とシート3
の間に挿入させる。空気袋8はその性質上、可撓性材質
から構成されているから、この作業は簡単に行える。但
し、不用意に空気袋8が外皮100から抜け出ないよう
にするため、図示の如くシート1をシート2に覆い被さ
るようにしたわけである。つまり、シート1の重なり合
う部分が、空気袋8の着脱口として作用すると共に、
“蓋”の役割をも果たすことになるわけである。しか
も、空気袋8に対してそれを包含する外皮100の容積
が余裕をもっている場合にも、開口部10を通過するケ
ーブル5によって空気袋8の外皮100内での位置ずれ
が規制される。
【0026】また、図示では、シート1がシート2の上
になるようになっているのは、空気袋8のケーブル5の
位置によるものである。仮に、図2の状態でシート1が
シート2の下側になると、空気袋8の大部分を折り曲げ
て挿入することが必要になり、取り付け取り外しが面倒
になるからである。
【0027】以上説明した様に、実施例の血圧測定用カ
フの外皮100は、2枚のシートが互いに一部重なり合
うように、且つ、送気用のチューブを含むケーブルの取
り付け位置では負担が少なくなるように重なり度合が少
ない(または、無い)ようにしているので、空気袋8を
容易に着脱でき、且つ、その状態を保持することが可能
になる。
【0028】従って、外皮の材質として、一般に広く使
用されている材質のものを使用した場合であっても、上
記構造にすることにより空気袋着脱のためのファスナー
を設ける必要がないのでコスト的に優れ、且つ、外皮の
洗濯・消毒を空気袋とは独立させて行うことも可能にな
る。
【0029】また、実施例では、外皮の材質として、ポ
リプロピレン、ナイロン、ポリエステル又はポリエチレ
ン等の不織布を用いることで、廉価に且つ通気性を持た
せ、ディスポーザルな外皮を実現することも可能にな
る。
【0030】更には、実施例ではシート1、2、3を縫
合するものとして説明したが、各シートとして、ポリプ
ロピレン、ナイロン、ポリエステル又はポリエチレン等
の不織布を用いることから、熱融着方式が最も簡単で、
且つ、コスト的に優れている。
【0031】尚、シート1は実際に空気袋を収納し得る
程度の大きさであれば良いわけであるから、例えば図5
に示すような大きさであっても良いのは勿論である。こ
の場合、面ファスナーはシート3に設けられることにな
る。
【0032】また、実施例では血圧計本体側については
格別説明しなかったが、いかなる方式の装置にも適応で
きることは上記説明からすれば容易に想到することが可
能であろう。
【0033】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、ファ
スナー等の格別な構成要素を必要とせず、空気袋の外皮
へ或いは外皮からの着脱が容易になる。
【0034】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例における血圧測定用カフの外皮の分解斜
視図である。
【図2】実施例における外皮内に空気袋を装着させた状
態を示す図である。
【図3】実施例における空気袋の装着する様を示した図
である。
【図4】従来のカフの斜視図である。
【図5】他の実施例における外皮の分解斜視図である。
【符号の説明】
1〜3 シート 4、4’ 面ファスナー 5 ケーブル 6 マイクロホン 8 空気袋 10 開口部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 5/022 - 5/0295 実用ファイル(PATOLIS) 特許ファイル(PATOLIS)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気を受けるためのチューブを接続した
    空気袋を収納保護すると共に捲回状態を保持する機構を
    有する外皮から構成される血圧測定用カフであって、前記外皮の前記空気袋を保持する第1の面部位は、第1
    シートと第2シートから形成され、 前記第1の面部位は、カフ長手方向の前記第1シートと
    前記第2シートの端辺近傍において、前記第1シートと
    前記第2シートの重なり合う部分と前記重なり合う部分
    に比べて小さい実質的に重なり合いがない部分とを形成
    し、 前記第1シートと前記第2シートは、前記端辺近傍以外
    の部分で、前記第1の面部位と対向し前記空気袋を保持
    する前記外皮の第2の面部位を形成する第3シートに固
    着され、 前記端辺近傍が前記空気袋の着脱口となり、前記空気袋
    の装着時には前記端辺近傍の前記実質的に重なり合いが
    ない部分より前記チューブが外部に延出する ことを特徴
    とする血圧計用カフ。
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