JP3202402B2 - イメージ入力されたバーコードの認識処理方法 - Google Patents
イメージ入力されたバーコードの認識処理方法Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は，電子ファイリング・シ
ステムやＦＡＸメール・システム，または文字とイメー
ジを扱うマルチメディア電子メール・システム等におい
て，入力されるイメージ文書データの格納方法や格納先
を指定する等の目的のために，イメージ文書の一部とし
て付与されるバーコード・イメージ・データを，イメー
ジ文書と共にファクシミリ装置やイメージ・スキャナ装
置から入力し，その入力されたイメージ文書データより
バーコード・イメージ・データを抽出して，バーコード
・イメージ・データをコード情報に変換する，イメージ
入力されたバーコードの認識処理方法に関するものであ
る。
ステムやＦＡＸメール・システム，または文字とイメー
ジを扱うマルチメディア電子メール・システム等におい
て，入力されるイメージ文書データの格納方法や格納先
を指定する等の目的のために，イメージ文書の一部とし
て付与されるバーコード・イメージ・データを，イメー
ジ文書と共にファクシミリ装置やイメージ・スキャナ装
置から入力し，その入力されたイメージ文書データより
バーコード・イメージ・データを抽出して，バーコード
・イメージ・データをコード情報に変換する，イメージ
入力されたバーコードの認識処理方法に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】バーコードは，認識処理が容易で認識率
が高いことから広く利用されているが，認識装置への入
力には，専用のバーコード入力装置が用いられている。
したがって，電子ファイリング・システムやＦＡＸメー
ル・システム，または文字とイメージを扱うマルチメデ
ィア電子メール・システム等において，入力されたイメ
ージ文書データの格納方法や格納先を指定する等の目的
のためにバーコードを利用する場合，イメージ文書の入
力操作とは別に専用の入力装置によりバーコードの入力
を行う必要があった。
が高いことから広く利用されているが，認識装置への入
力には，専用のバーコード入力装置が用いられている。
したがって，電子ファイリング・システムやＦＡＸメー
ル・システム，または文字とイメージを扱うマルチメデ
ィア電子メール・システム等において，入力されたイメ
ージ文書データの格納方法や格納先を指定する等の目的
のためにバーコードを利用する場合，イメージ文書の入
力操作とは別に専用の入力装置によりバーコードの入力
を行う必要があった。
【０００３】これを避けるため，従来は，例えば図９に
示すような日型もしくは田型の文字イメージ情報や１も
しくは０情報を指定するマーク情報を入力するためのマ
ークシートをイメージ文書のカバーシートとして付与
し，イメージ文書データの格納方法や格納先を指定する
等の目的のためにそのマークシートを読み取って解析す
ることが行われていた。
示すような日型もしくは田型の文字イメージ情報や１も
しくは０情報を指定するマーク情報を入力するためのマ
ークシートをイメージ文書のカバーシートとして付与
し，イメージ文書データの格納方法や格納先を指定する
等の目的のためにそのマークシートを読み取って解析す
ることが行われていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】日型もしくは田型の文
字イメージ情報や１もしくは０情報を指定するマーク情
報を入力するためのマークシートを用いて文書データの
分類情報を入力する場合，ファクシミリ装置やイメージ
・スキャナ装置への用紙の設定は人間が行うため，用紙
が傾いて入力されることが多く発生する。日型もしくは
田型の文字イメージ情報の認識処理は，このような傾き
により認識率が低下するため，傾き補正を行う必要があ
り，処理が複雑となると共に，傾き補正のために傾きを
検出するためのガイド・ラインを備えた専用のマークシ
ートが必要になるという問題がある。
字イメージ情報や１もしくは０情報を指定するマーク情
報を入力するためのマークシートを用いて文書データの
分類情報を入力する場合，ファクシミリ装置やイメージ
・スキャナ装置への用紙の設定は人間が行うため，用紙
が傾いて入力されることが多く発生する。日型もしくは
田型の文字イメージ情報の認識処理は，このような傾き
により認識率が低下するため，傾き補正を行う必要があ
り，処理が複雑となると共に，傾き補正のために傾きを
検出するためのガイド・ラインを備えた専用のマークシ
ートが必要になるという問題がある。
【０００５】また，１もしくは０情報を指定するマーク
情報を組み合わせて情報を表現する方法を用いる場合に
も，１０進数１桁を表すのに４個のマーク情報が必要で
あり，実際に必要とする情報をマーク情報の組み合わせ
により表現する場合に大きな面積を必要とし，イメージ
文書中に付与することが困難となり，カバーシート用に
専用の用紙を準備しなければならないという問題があ
る。
情報を組み合わせて情報を表現する方法を用いる場合に
も，１０進数１桁を表すのに４個のマーク情報が必要で
あり，実際に必要とする情報をマーク情報の組み合わせ
により表現する場合に大きな面積を必要とし，イメージ
文書中に付与することが困難となり，カバーシート用に
専用の用紙を準備しなければならないという問題があ
る。
【０００６】本発明の目的は，従来技術の上記欠点を改
善するため，入力されるイメージ文書データの格納方法
や格納先を指定する等の目的で用いる情報をバーコード
で表現し，そのバーコードをイメージ文書に付与してイ
メージ文書と共にイメージ・データとして入力すること
により，バーコードの入力のための専用装置を不要と
し，またバーコードを入力するためのイメージ文書入力
に付随する操作を不要とすることにある。また，本発明
の他の目的は，バーコードをファクシミリ装置のスキャ
ナ部もしくはイメージ・スキャナ装置からイメージ文書
と共に入力することに伴う特別の傾き補正処理を必要と
しない簡便な方法を提供し，かつスキャナ入力時のノイ
ズに強いバーコードの認識処理を実現する方法を提供す
ることにある。
善するため，入力されるイメージ文書データの格納方法
や格納先を指定する等の目的で用いる情報をバーコード
で表現し，そのバーコードをイメージ文書に付与してイ
メージ文書と共にイメージ・データとして入力すること
により，バーコードの入力のための専用装置を不要と
し，またバーコードを入力するためのイメージ文書入力
に付随する操作を不要とすることにある。また，本発明
の他の目的は，バーコードをファクシミリ装置のスキャ
ナ部もしくはイメージ・スキャナ装置からイメージ文書
と共に入力することに伴う特別の傾き補正処理を必要と
しない簡便な方法を提供し，かつスキャナ入力時のノイ
ズに強いバーコードの認識処理を実現する方法を提供す
ることにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は，画像入力装置
から２値もしくは多値のイメージ・データとして入力さ
れるイメージ文書データを分類する目的のため，イメー
ジ文書データの一部のイメージ・データとして付与され
たバーコードを，以下の手順により数字または文字のコ
ード情報に変換する。
から２値もしくは多値のイメージ・データとして入力さ
れるイメージ文書データを分類する目的のため，イメー
ジ文書データの一部のイメージ・データとして付与され
たバーコードを，以下の手順により数字または文字のコ
ード情報に変換する。
【０００８】まず，入力されたイメージ文書データから
指定された矩形領域を切り出す。これにより切り出され
た矩形領域の横方向の射影値を算出し，射影値が与えら
れた閾値より大きいラインが，与えられたライン数以上
連続する領域を検出することにより，バーコードの開始
ライン位置と終了ライン位置を検出する。
指定された矩形領域を切り出す。これにより切り出され
た矩形領域の横方向の射影値を算出し，射影値が与えら
れた閾値より大きいラインが，与えられたライン数以上
連続する領域を検出することにより，バーコードの開始
ライン位置と終了ライン位置を検出する。
【０００９】次に，検出された開始ライン位置と終了ラ
イン位置を与えられた補正値に基づき補正してバーコー
ドの認識処理に用いる領域を切り出す。それによって切
り出されたバーコード領域の縦方向の射影値を算出し，
射影値が与えられた閾値より大きいか否かによりカラム
毎の射影値を１もしくは０に変換し，連続する１もしく
は０のカラム数をバーコードのパターンのリストして出
力する。そして，算出された０と１のカラム数のリスト
を順に走査し，バーコードのレフト・マージンおよびス
タート・バーをなす黒バーおよび白バーの幅の比が一致
する部分を検出するとともに，検出したスタート・バー
をなす黒バーおよび白バーのバーの幅よりバーコードを
構成する黒バーおよび白バーのバー幅を判定するための
バー閾値を算出する。
イン位置を与えられた補正値に基づき補正してバーコー
ドの認識処理に用いる領域を切り出す。それによって切
り出されたバーコード領域の縦方向の射影値を算出し，
射影値が与えられた閾値より大きいか否かによりカラム
毎の射影値を１もしくは０に変換し，連続する１もしく
は０のカラム数をバーコードのパターンのリストして出
力する。そして，算出された０と１のカラム数のリスト
を順に走査し，バーコードのレフト・マージンおよびス
タート・バーをなす黒バーおよび白バーの幅の比が一致
する部分を検出するとともに，検出したスタート・バー
をなす黒バーおよび白バーのバーの幅よりバーコードを
構成する黒バーおよび白バーのバー幅を判定するための
バー閾値を算出する。
【００１０】そのバー閾値をもとに，スタート・バー位
置以降のバーコード・パターンのカラム数のリストより
バーコードを構成するバーの種別を判別し，バー種別の
組み合わせと数字等のコード情報の対応関係を定義した
対応表（コード変換テーブル）を検索することによりコ
ード情報に変換する。
置以降のバーコード・パターンのカラム数のリストより
バーコードを構成するバーの種別を判別し，バー種別の
組み合わせと数字等のコード情報の対応関係を定義した
対応表（コード変換テーブル）を検索することによりコ
ード情報に変換する。
【００１１】
【作用】図１は，本発明によるイメージ入力されたバー
コードの認識処理方法の原理説明図である。図中の１
は，ファクシミリ装置やイメージ・スキャナ装置から２
値もしくは多値のイメージ・データとしてイメージ文書
データと共に入力されたバーコード・イメージ・デー
タ，２はバーコード・イメージデータ１から切り出した
バーコードを認識するために用いるバーコード領域，３
はバーコード・イメージ・データ１が入力時に傾いた時
のバーコード領域とバーコード・イメージ・データの重
なり（位置関係）を示す間隔，４はバーコード領域の縦
方向の射影値を求めることによりバーが分離される間隔
を表す。
コードの認識処理方法の原理説明図である。図中の１
は，ファクシミリ装置やイメージ・スキャナ装置から２
値もしくは多値のイメージ・データとしてイメージ文書
データと共に入力されたバーコード・イメージ・デー
タ，２はバーコード・イメージデータ１から切り出した
バーコードを認識するために用いるバーコード領域，３
はバーコード・イメージ・データ１が入力時に傾いた時
のバーコード領域とバーコード・イメージ・データの重
なり（位置関係）を示す間隔，４はバーコード領域の縦
方向の射影値を求めることによりバーが分離される間隔
を表す。
【００１２】イメージ文書データと共に入力されたバー
コード・イメージ・データを認識する場合には，重なり
を示す間隔３およびバーを分離する間隔４が十分な間隔
である必要があるが，バーコード領域２の切り出しに当
たり，バーコード・イメージ・データの横方向の射影値
から最も適当な領域を検出し，傾いて入力された場合で
も重なりを示す間隔３が十分保証されるようにし，か
つ，バーの判別においても射影値を用いることにより入
力時ノイズの影響を小さくする。
コード・イメージ・データを認識する場合には，重なり
を示す間隔３およびバーを分離する間隔４が十分な間隔
である必要があるが，バーコード領域２の切り出しに当
たり，バーコード・イメージ・データの横方向の射影値
から最も適当な領域を検出し，傾いて入力された場合で
も重なりを示す間隔３が十分保証されるようにし，か
つ，バーの判別においても射影値を用いることにより入
力時ノイズの影響を小さくする。
【００１３】本発明によれば，入力されるイメージ文書
データの格納方法や格納先を指定する等の目的のため
に，バーコードを利用することにより，専用のマークシ
ート等を用いる必要がなくなる。また，バーコードを利
用しても，専用のバーコード入力装置を用いる必要がな
く，バーコード入力装置の操作も不要となる。特に，従
来のマークシート等を使用した入力処理で行われる傾き
補正処理，さらにスキャナ装置等の入力時に発生するノ
イズの除去処理が不要になり，簡便でかつノイズに強い
バーコードの認識処理を実現することが可能となる。
データの格納方法や格納先を指定する等の目的のため
に，バーコードを利用することにより，専用のマークシ
ート等を用いる必要がなくなる。また，バーコードを利
用しても，専用のバーコード入力装置を用いる必要がな
く，バーコード入力装置の操作も不要となる。特に，従
来のマークシート等を使用した入力処理で行われる傾き
補正処理，さらにスキャナ装置等の入力時に発生するノ
イズの除去処理が不要になり，簡便でかつノイズに強い
バーコードの認識処理を実現することが可能となる。
【００１４】従来の技術とは，バーコード入力のために
専用の入力装置を用いた操作を必要とせず，また，ファ
クシミリ装置やイメージ・スキャナ装置からの入力のた
めに発生する傾きやノイズによる誤認識を防止するため
の特別な傾き補正処理やノイズ消去処理を必要としない
点が大きく異なる。
専用の入力装置を用いた操作を必要とせず，また，ファ
クシミリ装置やイメージ・スキャナ装置からの入力のた
めに発生する傾きやノイズによる誤認識を防止するため
の特別な傾き補正処理やノイズ消去処理を必要としない
点が大きく異なる。
【００１５】
【実施例】図２は，本発明の一実施例であるＪＩＳ−Ｘ
−０５０２で規定されたバーコードの認識処理方法を説
明するブロック構成図であって，１０はバーコード認識
処理手段，２０はファクシミリ装置やイメージ・スキャ
ナ装置から入力されたバーコード・イメージ・データを
含むイメージ文書データの格納部，３０は認識された結
果であるコード情報データの格納部を表す。バーコード
認識処理手段１０は，矩形領域切り出し部１１，バーコ
ード位置検出部１２，バーコード領域切り出し部１３，
バーコード・パターン算出部１４，スタート・バー検出
部１５，コード判別部１６からなる。
−０５０２で規定されたバーコードの認識処理方法を説
明するブロック構成図であって，１０はバーコード認識
処理手段，２０はファクシミリ装置やイメージ・スキャ
ナ装置から入力されたバーコード・イメージ・データを
含むイメージ文書データの格納部，３０は認識された結
果であるコード情報データの格納部を表す。バーコード
認識処理手段１０は，矩形領域切り出し部１１，バーコ
ード位置検出部１２，バーコード領域切り出し部１３，
バーコード・パターン算出部１４，スタート・バー検出
部１５，コード判別部１６からなる。
【００１６】以下，図３から図８を参照しつつ図２で示
した各ブロックでの処理過程を説明する。矩形領域切り
出し部１１は，図３（イ）のイメージ文書データ３１か
ら，Ｐ１およびＰ２で指定された切り出し対象の矩形領
域３２に基づき，図３（ロ）に示すように切り出し領域
３３を作成する。このとき，イメージ文書データ３１が
複数のビット・プレーンからなる場合には，各プレーン
毎に同様の矩形領域の切り出しを行い，切り出し領域３
３を作成する。
した各ブロックでの処理過程を説明する。矩形領域切り
出し部１１は，図３（イ）のイメージ文書データ３１か
ら，Ｐ１およびＰ２で指定された切り出し対象の矩形領
域３２に基づき，図３（ロ）に示すように切り出し領域
３３を作成する。このとき，イメージ文書データ３１が
複数のビット・プレーンからなる場合には，各プレーン
毎に同様の矩形領域の切り出しを行い，切り出し領域３
３を作成する。
【００１７】バーコード位置検出部１２は，図３（ハ）
に示すように，切り出し領域３３から横方向の射影値を
算出し，指定された横射影閾値（ＳＨＨ）を越えるライ
ンが，連続して指定された閾ライン数（ＳＨＬ）を越え
るラインの集合を検出し，最初に検出されたラインの集
合の開始ライン位置（ＳＬ）と終了ライン位置（ＥＬ）
をバーコード領域として出力する。これにより，バーコ
ード・イメージ・データの上部のノイズやファクシミリ
装置が付与した送信日付などを横射影値以下のラインや
閾ライン数を越えないライン集合部として除去し誤認識
を防止する。
に示すように，切り出し領域３３から横方向の射影値を
算出し，指定された横射影閾値（ＳＨＨ）を越えるライ
ンが，連続して指定された閾ライン数（ＳＨＬ）を越え
るラインの集合を検出し，最初に検出されたラインの集
合の開始ライン位置（ＳＬ）と終了ライン位置（ＥＬ）
をバーコード領域として出力する。これにより，バーコ
ード・イメージ・データの上部のノイズやファクシミリ
装置が付与した送信日付などを横射影値以下のラインや
閾ライン数を越えないライン集合部として除去し誤認識
を防止する。
【００１８】バーコード領域切り出し部１３は，バーコ
ード位置検出部１２により出力された図４（イ）に示す
切り出し領域３３上の開始ライン位置（ＳＬ）と終了ラ
イン位置（ＥＬ）とを，指定された補正率（Ｍ）により
次に示す式で補正して，補正開始ライン位置（ＭＳＬ）
および補正終了ライン位置（ＭＥＬ）を求める。
ード位置検出部１２により出力された図４（イ）に示す
切り出し領域３３上の開始ライン位置（ＳＬ）と終了ラ
イン位置（ＥＬ）とを，指定された補正率（Ｍ）により
次に示す式で補正して，補正開始ライン位置（ＭＳＬ）
および補正終了ライン位置（ＭＥＬ）を求める。
【００１９】 ＭＳＬ ＝ ＳＬ ＋ （ＥＬ − ＳＬ） ×Ｍ ＭＥＬ ＝ ＥＬ − （ＥＬ − ＳＬ） ×Ｍ 求められた補正開始ライン位置（ＭＳＬ）および補正終
了ライン位置（ＭＥＬ）により，切り出し領域３３の補
正開始ライン位置から補正終了ライン位置までをバーコ
ードの認識に用いるバーコード領域３５として切り出
す。これにより，入力時に傾いて入力されたバーコード
・イメージ・データであっても，認識に用いるバーコー
ド領域を的確に切り出すことが可能である。図４（ロ）
は，切り出し領域３３から切り出されたバーコード領域
３５を表す。図４（ハ）のバーコード領域３５は，それ
を拡大して表したものである。
了ライン位置（ＭＥＬ）により，切り出し領域３３の補
正開始ライン位置から補正終了ライン位置までをバーコ
ードの認識に用いるバーコード領域３５として切り出
す。これにより，入力時に傾いて入力されたバーコード
・イメージ・データであっても，認識に用いるバーコー
ド領域を的確に切り出すことが可能である。図４（ロ）
は，切り出し領域３３から切り出されたバーコード領域
３５を表す。図４（ハ）のバーコード領域３５は，それ
を拡大して表したものである。
【００２０】バーコード・パターン算出部１４は，図４
（ハ）に示すように，バーコード領域３５の縦方向の射
影値３６を算出し，指定された縦射影閾値（ＳＨＶ）に
より，射影値が縦射影閾値（ＳＨＶ）以下の場合には該
当のカラム値を‘０’に，縦射影閾値（ＳＨＶ）以上の
場合には該当のカラム値を‘１’に変換し，カラム値が
‘０’もしくは‘１’で連続するカラム数を左から右に
向かってＬ１，Ｌ２，…とし，図５（イ）に示すような
バーコード・パターン・リスト（ＢＰＬ）４１を作成す
る。
（ハ）に示すように，バーコード領域３５の縦方向の射
影値３６を算出し，指定された縦射影閾値（ＳＨＶ）に
より，射影値が縦射影閾値（ＳＨＶ）以下の場合には該
当のカラム値を‘０’に，縦射影閾値（ＳＨＶ）以上の
場合には該当のカラム値を‘１’に変換し，カラム値が
‘０’もしくは‘１’で連続するカラム数を左から右に
向かってＬ１，Ｌ２，…とし，図５（イ）に示すような
バーコード・パターン・リスト（ＢＰＬ）４１を作成す
る。
【００２１】図５（ロ）はスタート・バーの検出に用い
るスタート・バー・パターン（ＳＢＰ）４２を示してい
る。ここでは，Ｒ（２）を‘１．０’とした場合の比率
（Ｒ）でスタート・バーを表現しており，また，比較に
当たって同一とみなす場合の許容誤差範囲をＲ（２）と
の比率として誤差比（Ｅ）で指定している。
るスタート・バー・パターン（ＳＢＰ）４２を示してい
る。ここでは，Ｒ（２）を‘１．０’とした場合の比率
（Ｒ）でスタート・バーを表現しており，また，比較に
当たって同一とみなす場合の許容誤差範囲をＲ（２）と
の比率として誤差比（Ｅ）で指定している。
【００２２】スタート・バー検出部１５は，バーコード
・パターン算出部１４で作成されたバーコード・パター
ン・リスト（ＢＰＬ）４１から，指定された図５（ロ）
に示すスタート・バー・パターン（ＳＢＰ）４２を用い
てスタート・バーを検出すると共に，バーコードを構成
する黒バーおよび白バーのバー種別を判別するための黒
バー幅閾値（ＢＳＨ）と白バー幅閾値（ＷＳＨ），およ
びバーコード・パターン・リスト（ＢＰＬ）４１内の配
列Ｌのスタート・バーの次の位置を示すインデックス
（Ｉｄｘ１）を出力する。
・パターン算出部１４で作成されたバーコード・パター
ン・リスト（ＢＰＬ）４１から，指定された図５（ロ）
に示すスタート・バー・パターン（ＳＢＰ）４２を用い
てスタート・バーを検出すると共に，バーコードを構成
する黒バーおよび白バーのバー種別を判別するための黒
バー幅閾値（ＢＳＨ）と白バー幅閾値（ＷＳＨ），およ
びバーコード・パターン・リスト（ＢＰＬ）４１内の配
列Ｌのスタート・バーの次の位置を示すインデックス
（Ｉｄｘ１）を出力する。
【００２３】図６にスタート・バー検出部１５のフロー
チャートを示す。Ｉｄｘ１はバーコード・パターン・リ
スト（ＢＰＬ）４１内の配列Ｌのインデックス，Ｉｄｘ
２はスタート・バー・パターン（ＳＢＰ）４２内の配列
Ｒのインデックスを表している。スタート・バー検出部
１５は以下の処理を実行することにより，スタート・バ
ーを検出する。
チャートを示す。Ｉｄｘ１はバーコード・パターン・リ
スト（ＢＰＬ）４１内の配列Ｌのインデックス，Ｉｄｘ
２はスタート・バー・パターン（ＳＢＰ）４２内の配列
Ｒのインデックスを表している。スタート・バー検出部
１５は以下の処理を実行することにより，スタート・バ
ーを検出する。
【００２４】ステップＳ１では，配列Ｌのインデックス
Ｉｄｘ１を“１”に初期化する。ステップＳ２では，Ｉ
ｄｘ１＋１番目（最初は２番目）の配列Ｌの要素を，Ｂ
Ｌとする。
Ｉｄｘ１を“１”に初期化する。ステップＳ２では，Ｉ
ｄｘ１＋１番目（最初は２番目）の配列Ｌの要素を，Ｂ
Ｌとする。
【００２５】次にステップＳ３により，レフト・マージ
ンの検出を行う。ここでは，Ｌ（Ｉｄｘ１）がレフト・
マージンとして十分な幅であるかをチェックするため，
Ｌ（２）のＲ（１）倍以上であるか否かを比較する。Ｌ
（Ｉｄｘ１）がＬ（２）のＲ（１）倍以上である場合に
は，レフト・マージンとみなし，ステップＳ４へ進む。
そうでない場合にはステップＳ９へ移る。
ンの検出を行う。ここでは，Ｌ（Ｉｄｘ１）がレフト・
マージンとして十分な幅であるかをチェックするため，
Ｌ（２）のＲ（１）倍以上であるか否かを比較する。Ｌ
（Ｉｄｘ１）がＬ（２）のＲ（１）倍以上である場合に
は，レフト・マージンとみなし，ステップＳ４へ進む。
そうでない場合にはステップＳ９へ移る。
【００２６】ステップＳ４では，配列Ｒのインデックス
Ｉｄｘ２を“３”とする。そして，ステップＳ５によ
り，スタート・バーを構成するバーの比較を行う。すな
わち，ステップＳ３でレフト・マージンが検出された場
合，バーコード・パターン・リスト（ＢＰＬ）のＬ（Ｉ
ｄｘ１＋Ｉｄｘ２）がスタート・バー・パターン（ＳＢ
Ｐ）のＲ（Ｉｄｘ２）と許容誤差範囲内で一致するか否
かを比較する。一致する場合にはステップＳ６へ進み，
そうでない場合にはステップＳ９へ移る。
Ｉｄｘ２を“３”とする。そして，ステップＳ５によ
り，スタート・バーを構成するバーの比較を行う。すな
わち，ステップＳ３でレフト・マージンが検出された場
合，バーコード・パターン・リスト（ＢＰＬ）のＬ（Ｉ
ｄｘ１＋Ｉｄｘ２）がスタート・バー・パターン（ＳＢ
Ｐ）のＲ（Ｉｄｘ２）と許容誤差範囲内で一致するか否
かを比較する。一致する場合にはステップＳ６へ進み，
そうでない場合にはステップＳ９へ移る。
【００２７】ステップＳ６では，インデックスＩｄｘ２
を＋１する。そして，ステップＳ７の判定分岐により，
インデックスＩｄｘ２の値が配列Ｒの要素数より大きく
なるまで，ステップＳ５，Ｓ６を繰り返す。
を＋１する。そして，ステップＳ７の判定分岐により，
インデックスＩｄｘ２の値が配列Ｒの要素数より大きく
なるまで，ステップＳ５，Ｓ６を繰り返す。
【００２８】バーコード・パターン・リスト（ＢＰＬ）
にスタート・バー・パターン（ＳＢＰ）で指定されたレ
フト・マージンおよびスタート・バーを構成する各バー
が許容誤差範囲内で一致する部分が検出された場合，ス
テップＳ８により，スタート・バー検出結果の設定を行
う。ここでは，出力値として黒バー幅閾値（ＢＳＨ）と
白バー幅閾値（ＷＳＨ），およびスタート・バーの次の
位置を示すインデックス（Ｉｄｘ１）を次の式より算出
して出力する。
にスタート・バー・パターン（ＳＢＰ）で指定されたレ
フト・マージンおよびスタート・バーを構成する各バー
が許容誤差範囲内で一致する部分が検出された場合，ス
テップＳ８により，スタート・バー検出結果の設定を行
う。ここでは，出力値として黒バー幅閾値（ＢＳＨ）と
白バー幅閾値（ＷＳＨ），およびスタート・バーの次の
位置を示すインデックス（Ｉｄｘ１）を次の式より算出
して出力する。
【００２９】 ＢＳＨ ＝ Ｌ（Ｉｄｘ１＋１） × １．５ ＷＳＨ ＝ Ｌ（Ｉｄｘ１＋２） × １．５ Ｉｄｘ１＝Ｉｄｘ１＋ｍ ステップＳ２およびステップＳ５の判定により，スター
ト・バー・パターン（ＳＢＰ）で指定されたレフト・マ
ージンまたはスタート・バーを構成する各バーが許容誤
差範囲内で一致する部分が検出されなかった場合，ステ
ップＳ９により，インデックスＩｄｘ１に１を加算し，
ステップＳ１０の判定を経て，ステップＳ２へ戻り同様
に処理を繰り返す。ステップＳ１０の判定によりＩｄｘ
１がｎ−ｍより大きくなったことが検出されたならば，
次のステップＳ１１によるエラー処理へ移る。ステップ
Ｓ１１では，スタート・バーが検出できず，以降の処理
を打ち切る旨を通知するための出力を行い，処理を終了
する。
ト・バー・パターン（ＳＢＰ）で指定されたレフト・マ
ージンまたはスタート・バーを構成する各バーが許容誤
差範囲内で一致する部分が検出されなかった場合，ステ
ップＳ９により，インデックスＩｄｘ１に１を加算し，
ステップＳ１０の判定を経て，ステップＳ２へ戻り同様
に処理を繰り返す。ステップＳ１０の判定によりＩｄｘ
１がｎ−ｍより大きくなったことが検出されたならば，
次のステップＳ１１によるエラー処理へ移る。ステップ
Ｓ１１では，スタート・バーが検出できず，以降の処理
を打ち切る旨を通知するための出力を行い，処理を終了
する。
【００３０】コード判別部１６は，スタート・バー検出
部１５の出力である黒バー幅閾値（ＢＳＨ）と白バー幅
閾値（ＷＳＨ），およびスタート・バーの次の位置を示
すインデックス（Ｉｄｘ１）を用い，バーコード・パタ
ーン・リスト（ＢＰＬ）４１から図７（イ）に示すエン
ド・バー・パターン（ＥＢＰ）５１で指定されるエンド
・バーが検出されるまで，黒バーもしくは白バー各々５
本の０もしくは１の値の組み合わせで表現されているバ
ー・パターン情報を作成する。このバー・パターン情報
の作成では，バーコード・パターン・リスト（ＢＰＬ）
内の配列ＬのＩｄｘ１の位置から偶数番目のバーコード
・パターンを黒バーとして黒バー幅閾値（ＢＳＨ）によ
り，奇数番目のバーコード・パターンを白バーとして白
バー幅閾値（ＷＳＨ）により０もしくは１とすることで
作成する。
部１５の出力である黒バー幅閾値（ＢＳＨ）と白バー幅
閾値（ＷＳＨ），およびスタート・バーの次の位置を示
すインデックス（Ｉｄｘ１）を用い，バーコード・パタ
ーン・リスト（ＢＰＬ）４１から図７（イ）に示すエン
ド・バー・パターン（ＥＢＰ）５１で指定されるエンド
・バーが検出されるまで，黒バーもしくは白バー各々５
本の０もしくは１の値の組み合わせで表現されているバ
ー・パターン情報を作成する。このバー・パターン情報
の作成では，バーコード・パターン・リスト（ＢＰＬ）
内の配列ＬのＩｄｘ１の位置から偶数番目のバーコード
・パターンを黒バーとして黒バー幅閾値（ＢＳＨ）によ
り，奇数番目のバーコード・パターンを白バーとして白
バー幅閾値（ＷＳＨ）により０もしくは１とすることで
作成する。
【００３１】さらに，図７（ロ）に示すような，バー・
パターン情報からコード情報へのコード変換テーブル５
２を用いることにより，作成したバー・パターン情報か
ら該当するコード情報を得ることでバーコードの認識結
果としてコード情報を出力する。
パターン情報からコード情報へのコード変換テーブル５
２を用いることにより，作成したバー・パターン情報か
ら該当するコード情報を得ることでバーコードの認識結
果としてコード情報を出力する。
【００３２】図８に，コード判別部１６のフローチャー
トを示す。コード判別部１６は，以下の処理により，コ
ード情報を得て出力する。まず，ステップＳ３１により
エンド・バーの検出を行う。この検出は，バーコード・
パターン・リスト（ＢＰＬ）４１の配列ＬのＩｄｘ１で
指定された位置からのバーコード・パターンが，図７
（イ）に示すエンド・バー・パターン（ＥＢＰ）５１で
指定されたエンド・バーと一致するか否かをスタート・
バー検出と同様の処理で検出することにより行う。ステ
ップＳ３２の判定により，エンド・バーが検出されたな
らば，ステップＳ３９へ進む。未検出ならば処理Ｓ３３
へ進む。
トを示す。コード判別部１６は，以下の処理により，コ
ード情報を得て出力する。まず，ステップＳ３１により
エンド・バーの検出を行う。この検出は，バーコード・
パターン・リスト（ＢＰＬ）４１の配列ＬのＩｄｘ１で
指定された位置からのバーコード・パターンが，図７
（イ）に示すエンド・バー・パターン（ＥＢＰ）５１で
指定されたエンド・バーと一致するか否かをスタート・
バー検出と同様の処理で検出することにより行う。ステ
ップＳ３２の判定により，エンド・バーが検出されたな
らば，ステップＳ３９へ進む。未検出ならば処理Ｓ３３
へ進む。
【００３３】ステップＳ３３では，黒バーのコード変換
を行う。すなわち，Ｌ（Ｉｄｘ１）から始まるバーコー
ド・パターンがエンド・バーでない場合，偶数番目の５
個のバーコード・パターンであるＬ（Ｉｄｘ１），Ｌ
（Ｉｄｘ１＋２），Ｌ（Ｉｄｘ１＋４），Ｌ（Ｉｄｘ１
＋６），Ｌ（Ｉｄｘ１＋８）の各々の値が，黒バー幅閾
値（ＢＳＨ）より小さい場合には‘０’，黒バー幅閾値
（ＢＳＨ）以上の場合には‘１’の値に変換して，それ
らの０もしくは１からなる５桁のバー・パターン情報と
一致するコード情報値を，図７（ロ）に示すコード変換
テーブル５２から求めて，それを結果として出力する。
一致するバー・パターン情報がコード変換テーブル５２
にない場合には，ステップＳ３４の判定を経てステップ
Ｓ３８へ進み，エラーの旨を出力する。
を行う。すなわち，Ｌ（Ｉｄｘ１）から始まるバーコー
ド・パターンがエンド・バーでない場合，偶数番目の５
個のバーコード・パターンであるＬ（Ｉｄｘ１），Ｌ
（Ｉｄｘ１＋２），Ｌ（Ｉｄｘ１＋４），Ｌ（Ｉｄｘ１
＋６），Ｌ（Ｉｄｘ１＋８）の各々の値が，黒バー幅閾
値（ＢＳＨ）より小さい場合には‘０’，黒バー幅閾値
（ＢＳＨ）以上の場合には‘１’の値に変換して，それ
らの０もしくは１からなる５桁のバー・パターン情報と
一致するコード情報値を，図７（ロ）に示すコード変換
テーブル５２から求めて，それを結果として出力する。
一致するバー・パターン情報がコード変換テーブル５２
にない場合には，ステップＳ３４の判定を経てステップ
Ｓ３８へ進み，エラーの旨を出力する。
【００３４】黒バーのコード変換が正常であれば，次に
ステップＳ３５により，白バーのコード変換を行う。こ
の処理では，Ｌ（Ｉｄｘ１）から，奇数番目の５個のバ
ーコード・パターンであるＬ（（Ｉｄｘ１＋１）），Ｌ
（（Ｉｄｘ１＋１）＋２），Ｌ（（Ｉｄｘ１＋１）＋
４），Ｌ（（Ｉｄｘ１＋１）＋６），Ｌ（（Ｉｄｘ１＋
１）＋８）の各々の値が，白バー幅閾値（ＷＳＨ）より
小さい場合には‘０’，白バー幅閾値（ＷＳＨ）以上の
場合には‘１’の値に変換して，それらの０もしくは１
からなる５桁のバー・パターン情報と一致するコード変
換テーブル５２のコード情報値を結果として出力する。
一致するバー・パターン情報がコード変換テーブル５２
にない場合には，ステップＳ３６によりステップＳ３８
へ進み，エラーの旨を出力する。
ステップＳ３５により，白バーのコード変換を行う。こ
の処理では，Ｌ（Ｉｄｘ１）から，奇数番目の５個のバ
ーコード・パターンであるＬ（（Ｉｄｘ１＋１）），Ｌ
（（Ｉｄｘ１＋１）＋２），Ｌ（（Ｉｄｘ１＋１）＋
４），Ｌ（（Ｉｄｘ１＋１）＋６），Ｌ（（Ｉｄｘ１＋
１）＋８）の各々の値が，白バー幅閾値（ＷＳＨ）より
小さい場合には‘０’，白バー幅閾値（ＷＳＨ）以上の
場合には‘１’の値に変換して，それらの０もしくは１
からなる５桁のバー・パターン情報と一致するコード変
換テーブル５２のコード情報値を結果として出力する。
一致するバー・パターン情報がコード変換テーブル５２
にない場合には，ステップＳ３６によりステップＳ３８
へ進み，エラーの旨を出力する。
【００３５】変換結果が正常であれば，ステップＳ３７
によりインデックスＩｄｘ１の更新を行う。ここではス
テップＳ３３およびＳ３５により変換処理を終えた１０
個のバーコード・パターンの次のバーコード・パターン
にインデックス（Ｉｄｘ１）を更新して，ステップＳ３
１に戻る。
によりインデックスＩｄｘ１の更新を行う。ここではス
テップＳ３３およびＳ３５により変換処理を終えた１０
個のバーコード・パターンの次のバーコード・パターン
にインデックス（Ｉｄｘ１）を更新して，ステップＳ３
１に戻る。
【００３６】ステップＳ３８のエラー処理では，ステッ
プＳ３３およびＳ３５によるコード変換がエラーである
場合に，バーコード認識処理が失敗した旨を通知する出
力を行い処理を中断する。
プＳ３３およびＳ３５によるコード変換がエラーである
場合に，バーコード認識処理が失敗した旨を通知する出
力を行い処理を中断する。
【００３７】正常に変換が行われエンド・バーが検出さ
れた場合には，ステップＳ３９によりコード情報変換結
果の出力を行う。この処理では，それまでに変換された
コード情報を，バーコード認識結果としてコード情報デ
ータの格納部３０に出力し処理を終了する。
れた場合には，ステップＳ３９によりコード情報変換結
果の出力を行う。この処理では，それまでに変換された
コード情報を，バーコード認識結果としてコード情報デ
ータの格納部３０に出力し処理を終了する。
【００３８】
【発明の効果】以上説明したように，本発明によれば，
バーコード入力のための専用入力装置による入力操作を
必要とせず，また，入力されたイメージ文書に付与され
たバーコード・イメージ・データから自動的に認識に用
いるバーコード領域を切り出し，人間を介在することに
よる傾きやファクシミリ装置またはイメージ・スキャナ
装置からの入力によるノイズの影響による認識率劣化の
ない，簡易なバーコードの自動認識方法の実現が可能と
なる。これにより，宛先情報を必要とする電子メール・
システム，ＦＡＸメール・システムへのファクシミリ装
置からの入力操作をＰＢ応答などの特殊な操作を行うこ
となく，一般のファクシミリ装置への送信の場合と同様
の操作で行うことができるようになる。また，電子ファ
イリング・システムへのファクシミリ装置やイメージ・
スキャナ装置からの入力操作においても，イメージ文書
の入力操作以外の特殊な入力操作が不要となる等の利点
がある。
バーコード入力のための専用入力装置による入力操作を
必要とせず，また，入力されたイメージ文書に付与され
たバーコード・イメージ・データから自動的に認識に用
いるバーコード領域を切り出し，人間を介在することに
よる傾きやファクシミリ装置またはイメージ・スキャナ
装置からの入力によるノイズの影響による認識率劣化の
ない，簡易なバーコードの自動認識方法の実現が可能と
なる。これにより，宛先情報を必要とする電子メール・
システム，ＦＡＸメール・システムへのファクシミリ装
置からの入力操作をＰＢ応答などの特殊な操作を行うこ
となく，一般のファクシミリ装置への送信の場合と同様
の操作で行うことができるようになる。また，電子ファ
イリング・システムへのファクシミリ装置やイメージ・
スキャナ装置からの入力操作においても，イメージ文書
の入力操作以外の特殊な入力操作が不要となる等の利点
がある。
【図１】本発明の原理説明図である。
【図２】本発明の一実施例におけるブロック構成図であ
る。
る。
【図３】本発明の一実施例による処理方法を説明するた
めの図である。
めの図である。
【図４】本発明の一実施例による処理方法を説明するた
めの図である。
めの図である。
【図５】本発明の一実施例による処理方法を説明するた
めの図である。
めの図である。
【図６】本発明の一実施例におけるスタート・バー検出
部のフローチャートである。
部のフローチャートである。
【図７】本発明の一実施例による処理方法を説明するた
めの図である。
めの図である。
【図８】本発明の一実施例におけるコード判別部のフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図９】従来イメージ文書を分類する等の目的で，自動
認識可能な情報を付与するためにイメージ文書に追加さ
れていた専用のマークシートの例を示す図である。
認識可能な情報を付与するためにイメージ文書に追加さ
れていた専用のマークシートの例を示す図である。
１ バーコード・イメージ・データ ２ バーコード領域 ３ 重なりを示す間隔 ４ バーが分離される間隔 １０ バーコード認識処理手段 １１ 矩形領域切り出し部 １２ バーコード位置検出部 １３ バーコード領域切り出し部 １４ バーコード・パターン算出部 １５ スタート・バー検出部 １６ コード判別部 ２０ 入力イメージ文書データの格納部 ３０ コード情報データの格納部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−282977（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G06K 7/00 G06K 7/015 G06K 9/18 G06T 1/00
Claims (1)
- 【請求項１】 画像入力装置から２値もしくは多値のイ
メージ・データとして入力されるイメージ文書データを
分類する目的のため，イメージ文書データの一部のイメ
ージ・データとして付与されたバーコードを数字または
文字のコード情報に変換するバーコードの認識処理方法
であって，入力されたイメージ文書データから指定され
た矩形領域を切り出す領域切り出し手順と，該領域切り
出し手順により切り出された矩形領域の横方向の射影値
を算出し，射影値が与えられた閾値より大きいライン
が，与えられたライン数以上連続する領域を検出するこ
とにより，バーコードの開始ライン位置と終了ライン位
置を検出するバーコード位置検出手順と，該バーコード
位置検出手順により検出された開始ライン位置と終了ラ
イン位置を与えられた補正値に基づき補正してバーコー
ドの認識処理に用いる領域を切り出すバーコード領域切
り出し手順と，該バーコード領域切り出し手順によって
切り出されたバーコード領域の縦方向の射影値を算出
し，射影値が与えられた閾値より大きいか否かによりカ
ラム毎の射影値を１もしくは０に変換し，連続する１も
しくは０のカラム数をバーコードのパターンのリストと
して出力するバーコード・パターン算出手順と，該バー
コード・パターン算出手順により算出された０と１のカ
ラム数のリストを順に走査し，バーコードのレフト・マ
ージンおよびスタート・バーをなす黒バーおよび白バー
の幅の比が一致する部分を検出するとともに，検出した
スタート・バーをなす黒バーおよび白バーのバーの幅よ
りバーコードを構成する黒バーおよび白バーのバー幅を
判定するためのバー閾値を算出するスタート・バー検出
手順と，検出されたスタート・バー位置以降の前記バー
コード・パターン算出手順により算出されたバーコード
・パターンのカラム数のリストより，前記スタート・バ
ー検出手順により算出されたバー閾値をもとにバーコー
ドを構成するバーの種別を判別し，バー種別の組み合わ
せと数字または文字のコード情報の対応関係を定義した
対応表を検索することによりコード情報を検索するコー
ド判別手順とを有し，イメージ文書データに付与された
バーコードを認識することを特徴とするイメージ入力さ
れたバーコードの認識処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09408593A JP3202402B2 (ja) | 1993-04-21 | 1993-04-21 | イメージ入力されたバーコードの認識処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09408593A JP3202402B2 (ja) | 1993-04-21 | 1993-04-21 | イメージ入力されたバーコードの認識処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06309481A JPH06309481A (ja) | 1994-11-04 |
| JP3202402B2 true JP3202402B2 (ja) | 2001-08-27 |
Family
ID=14100638
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09408593A Expired - Lifetime JP3202402B2 (ja) | 1993-04-21 | 1993-04-21 | イメージ入力されたバーコードの認識処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3202402B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102255650B1 (ko) | 2019-11-28 | 2021-05-25 | 대한민국 | 바코드를 이용한 감정물 사진 자동분류 시스템 및 방법 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4322169B2 (ja) | 2003-07-16 | 2009-08-26 | 株式会社リコー | 文書処理システム、文書処理方法、文書処理プログラム |
| JP5712487B2 (ja) | 2009-09-04 | 2015-05-07 | 株式会社リコー | 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、及びプログラム |
-
1993
- 1993-04-21 JP JP09408593A patent/JP3202402B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102255650B1 (ko) | 2019-11-28 | 2021-05-25 | 대한민국 | 바코드를 이용한 감정물 사진 자동분류 시스템 및 방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06309481A (ja) | 1994-11-04 |
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