JP3202374B2 - 血圧測定装置 - Google Patents

血圧測定装置

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JP3202374B2 JP34212892A JP34212892A JP3202374B2 JP 3202374 B2 JP3202374 B2 JP 3202374B2 JP 34212892 A JP34212892 A JP 34212892A JP 34212892 A JP34212892 A JP 34212892A JP 3202374 B2 JP3202374 B2 JP 3202374B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血圧の変動を調べる血
圧測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、血圧の変動、特に日内変動を調べ
る場合、15分、または30分、または60分毎の計測
を、24時間続けたデータを基に行うが、個々のデータ
が正しく計測された値であるかは確認する方法がなく、
データに含まれる、胎動、ノイズによる誤計測されたデ
ータは、データ解析の前に、経験を積んだ医師が、自分
の経験と勘により、前後の計測データと比較しておかし
いと判断して削除するか、または、移動平均等の統計的
なスムージングを行い対応をとっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、血圧は
動作,体位,自律神経の動きにより大きく変動する。一
方、体動等による外来ノイズによっても大きく変動する
場合がある。経験を積んだ医師が、ノイズによる誤計測
かどうかを判断するにしても、計測に立ち会っていない
ケースにては、誤った判断をされる危険が大きい。
【0004】また、移動平均等のスムージングを行った
場合には、正しく計測されたデータが誤計測値の影響を
受けることとなり、信頼性のある血圧の変動の調査がで
きない場合も考えられる。特に、夜間の計測にて、計測
による安眠妨害を軽減する目的で、測定間隔を昼間より
も倍の長さに設定する場合、または、昼夜を通じて、患
者の負担の軽減するため、測定間隔を長く、例えば4時
間に一度の計測とした場合には、データ数が少なくなる
ことにより、一個一個のデータの信頼性の要求が大きく
なり、誤計測の影響はより大きくなる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の血圧測定装置は、日内の比較的長い時間間隔をもっ
て設定された複数の時刻に計測される血圧計測データか
ら血圧日内変動回帰曲線を求める血圧測定装置であっ
て、各計測ポイントにての信頼性を確保するため、各計
測ポイントにて、血圧の生体による変動が余りない比較
短い期間に連続して血圧測定を第1規定の複数回行
う。第1規定の複数回、または、第1規定複数回に至ら
ない以前に、第2規定回の計測した血圧値の変動幅が規
定値に入っていた場合、信頼性の高い計測が行われたと
判断する。
【0006】上記信頼性があると判断された場合、第2
規定回計測された血圧値の平均値を計測データとし、血
圧の日内変動回帰曲線求める。一方、第1規定回数の
繰り返し計測にて、第2規定回の血圧値の変動幅が規定
値に入らなかった場合、第1規定回計測した血圧値の中
から、値の近い第2規定個数の血圧値を選択して、選択
した血圧値の平均値を計測データとして、血圧の日内
回帰曲線求めるここで、前記比較的長い時間間隔
が約4時間であることが好ましい。
【0007】血圧の日内変動を計測する場合に、血圧の
生体による変動が小さい短時間に、複数回計測し、血圧
の変動が通常の生体よりの変動と考えられる変動内に入
っていることを、確認することにより、計測データがノ
イズにより誤計測されたデータで無いことが確かめら
れ、正しい血圧の変動が計測できる。すなわち、血圧の
変動を正確に計測するために、誤計測データの解析デー
タ内への混入が防止できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して具体
的に説明する。図10,図11は、本実施例の血圧計の
データ収束の方式を示す。S701〜S706によっ
て、最高血圧(SYS)、最低血圧(DIA)、脈拍の
計測を行い、血圧計測データを記憶装置に記憶する。そ
して、S707で計測回数をカウントする。
【0009】S708にて、まだ計測回数が5回にいた
らない場合は、S709にて信頼されるSYS,DIA
の計測値が3回計測されたかが確認される。計測されて
いない場合には、S717にて計測回数が、1回目かが
確認され、1回目の場合には、S701に戻り、もう一
度、計測を繰り返す。2回目以降の場合には、S719
〜S723,S729,S731〜S734にて、最も
新しい計測値より、新しい順に、記憶されているSYS
の計測値と今回計測されたSYSの計測値との差が計算
され、この差が30mmHg以内の場合には、信頼され
る計測値として記憶されるとともに、数がカウントされ
る。
【0010】同様に、S724〜S728,S730,
S735〜S738にて今回のDIAの計測値と、記憶
されているDIAの計測値との差が、15mmHg以内
であるかが、確認され、以内の場合、信頼される計測値
として記憶されるとともに、数がカウントされる。S7
09にて信頼されるSYS,DIAの計測値が3回計測
されたことが確認された場合には、S710にて、SY
Sの平均が演算され、また、S711にて、同様にDI
Aの平均値が演算され、S712にて、それぞれSY
S,DIAの計測データとして、記憶される。
【0011】S708にて、5回計測されたかが確認さ
れ、信頼される計測データが3つ得られずに、5回計測
が行われた場合には、S713にて、SYSの5個の計
測値を相互に比較して、値が近い3計測値を選択し、S
714にてこの3計測値の平均を演算する。DIAにつ
いても同様にS715にて、値の近い3計測値が選択さ
れ、S716で平均値を演算する。そして、S716で
SYS,DIAの平均値が計測データとして記憶され
る。
【0012】このようにして、血圧測定装置にて収集さ
れ、メモリに記憶された日内変動を計測する為のデータ
は、解析を行う為に、解析機の外部インターフェイスを
介して、解析機のワークエリア内のメモリに転送され、
以下のような解析処理がなされる。図1の(a)は、本
実施例による血圧値を縦軸、時間(時刻)を横軸とする
平面上へのプロット例を示す図である。本実施例の血圧
測定装置は以下の4つの手段があるので、これらを詳細
に説明する。
【0013】一日のうち定められた時点で測定された
血圧データ群xから患者の血圧日内変動回帰曲線Xを求
めて記憶する手段。 その患者、または年齢性別により区分した健常者の正
常範囲血圧データ群m1,m2から回帰曲線Xと同様の
方法で正常の血圧日内変動回帰曲線M1,M2を求めて
記憶する手段、またはM1,M2のデータを外部より入
力して記憶する手段。
【0014】前記曲線X,M1,M2,およびX>M
1なる領域、X<M2なる領域を指示ないし印刷あるい
は他の方法により出力する手段。 前記X>M1なる領域およびX<M2なる領域の面積
を算出し表示ないし印刷あるいは他の方法により出力す
る手段。 本発明において「血圧データ群」とは収縮期血圧、拡張
期血圧、脈拍数、測定時刻の情報が一組になったデータ
の集まりをいう。
【0015】また、「血圧日内変動回帰曲線」とは、血
圧データ群に数学的な処理を施して得られるものであ
り、血圧日内変動から短周期変動や一過性変動を取り除
く目的で前記数学的処理を施したものであって、もとの
データ群そのものではない。また、「正常範囲血圧」は
その患者または年齢性別により区分した健常者の多くの
血圧測定データから統計学的に決めるものとする。例え
ばmean±1SD等を仮定してよい。
【0016】図2は、本発明の一実施例の機能ブロック
図である。本実施例は血圧測定機能は持たない血圧測定
装置である。1は外部インターフェース(1)で、外部
の血圧測定装置より患者情報、血圧測定データ(x)を
入力するために用いられる。2はキーボードで、操作の
ための入力や付加情報の入力のために用いられる。3は
表示部で、操作指示や結果の表示などを行う。4は二次
記憶部で、患者情報、血圧測定データ、正常域データ、
解析結果等の保存のために用いられる。5は印刷部で、
結果の印刷等に用いられる。6は外部インターフェース
(2)で、コンピユータ等の外部機器と通信を行い、正
常域データを取得したり解析結果を出力したりするため
に用いられる。7は演算・制御部で装置全体の総合的な
制御、演算処理などを行う。
【0017】図3は演算・制御部7における処理の概略
流れ図、図4は装置全体としての動作の概要を示す図で
ある。図4の動作は、図3に示すようにいくつかに分割
ないし統合された形でそれぞれ実行される。これは装置
の操作に融通性を持たせるためである。図3について以
下に説明する。処理S1では、装置の操作者にS2から
S6までのどの処理を行うかを選択させる。選択の入力
がなければあるまで待ち続け、その後S1での選択に対
応した処理が実行され、再びS1に戻る構成になってい
る。
【0018】処理S2では血圧測定装置から患者情報と
血圧測定データ(x)を取得し、回帰曲線を得る。処理
S3では正常域回帰曲線データ(M1,M2)を外部な
いし二次記憶部4より取得する。処理S4では患者の回
帰曲線Xと正常域曲線M1,M2を比較して正常域を逸
脱している時間帯と面積を計算し、結果を出力する。処
理5では患者情報の修正やコメントの追加など付加情報
の患者情報への追加を行う。処理S6では二次記憶部4
内の過去の解析結果の出力を行う。
【0019】次に処理S2の詳細について図5を用いて
以下に説明する。処理S201では、S2内部で細分さ
れる処理の内いずれを行うのかを操作者に選択させる。
選択に従い、処理S202にて処理203,206,2
08の内いずれかの処理に分岐する。処理S203では
外部インターフェース(1)1を介して外部の血圧測定
装置より患者情報を取得し、続いて処理S204で患者
の血圧測定データ(x)を取得する。これらのデータを
取得すると処理S205により得られた患者情報を表示
部3に表示し、再び処理S201に戻り次の処理を選択
する。処理S206では、処理S203〜S205によ
り得られたデータより患者の回帰曲線Xを求め、続く処
理S207により演算終了を表示し、再び処理S201
に戻る。処理S208〜S212では、患者情報、血圧
測定データ(x)、回帰曲線Xの各データ全て揃ってい
るときにこれらを二次記憶部4に保存する。
【0020】処理S201,S202ではS2自体の終
了も選択でき、例えばデータの保存が必要なければ余分
な操作をする必要がない。次に処理S3の詳細について
図6を用いて以下に説明する。処理S301により、操
作者に正常域回帰曲線データの入手先を選択させる。こ
の入手先選択に従い、処理S302にて分岐する。入手
先の指定がない場合はS3自体の処理を終了させる。入
手先が外部の場合は処理S303、二次記憶部4の場合
は処理S304により正常域回帰曲線データを取得す
る。取得が完了すると処理S305にて完了の旨を表示
し、続く処理S306にて取得した正常域回帰曲線デー
タを二次記憶部4に保存するか否かを操作者に選択させ
る。この選択入力を処理S307にて判断し、保存要求
がある場合には処理S308により正常回帰曲線データ
を二次記憶部4に保存する。最後に処理S309にてS
3の終了を表示する。
【0021】次に処理S4の詳細について図7を用いて
以下に説明する。処理S401にて患者の回帰曲線Xを
表示部3に表示し、続いて処理S402にて正常域回帰
曲線M1,M2を表示部3にXに重ねて表示する。この
時表示部が多色表示可能ならば色を変えて表示してもよ
い。また濃淡の階調を変えたり実線や点線などで区別し
てもよい。次に処理S403,S404にて、X>M1
となる領域の検出、面積計算を行い、続く処理S405
にてX>M1となる領域の表示、面積の表示を行う。同
様にX<M2となる領域に対しても処理S406,S4
07,S408にて領域検出、面積計算、結果表示を行
う。これらの処理が終了した時点で結果の出力先を処理
S409にて操作者に選択させ処理S410にて選択に
従い分岐する。結果を外部に出力する場合は処理S41
3により外部インターフェース(2)6を介し外部に出
力し、印刷する場合には処理S412により印刷部5を
制御して印刷を行う。二次記憶部4に保存する場合には
処理S411により二次記憶部4に保存する。出力先が
指定されない場合はS4を終了し、何らかの出力を行っ
た場合は再び処理S409に戻る。
【0022】次に処理S5の詳細について図8を用いて
以下に説明する。処理S501にて以降の処理を行うか
否かを操作者に入力させ、処理S502にて判断を行
い、次の処理S503に進むかS5を終了するかの分岐
を行う。処理S503において付加情報を与えたい患者
情報を引き出すために操作者に患者識別コードを入力さ
せる。患者情報、患者血圧測定データ、解析結果は、こ
の患者識別コードにより整理されて二次記憶部4に保存
されていると仮定している。また患者識別コードは患者
情報のデータの一部分でもある。
【0023】処理S504においては処理S503にて
得られた患者識別コードにより二次記憶部4の内部を検
索し、その結果を処理S505にて判定し、目的の識別
コードにおける情報が見つからなければ処理S506に
てエラー表示を行い、再び処理S501に戻る。見つか
ったときは処理S507に進み、発見した旨の表示を行
う。続く処理S508で付加あるいは変更すべき情報の
入力を操作者に行わせ、処理S509で二次記憶部4内
部の保存データを変更する。
【0024】次に処理S6の詳細について図9を用いて
説明する。処理S601では以降の処理を行うか否かを
操作者に入力させ、処理S602にて判断を行い、次の
処理S603に進むかS6を終了するかの分岐を行う。
処理S603では患者識別コードを操作者に入力させ、
処理S604においては処理S603にて得られた患者
識別コードにより二次記憶部4の内部を検索し、その結
果を処理S605にて判定し、目的の識別コードにおけ
る情報が見つからなければ処理S606にてエラー表示
を行い、再び処理S601に戻る。見つかったときは処
理S607に進み、対応する解析結果を二次記憶部4よ
り読みだして表示を行う。しかる後処理S608にて操
作者に出力先を選択させ、続く処理S609にて処理S
611による外部出力か、処理S610による印刷をす
るか、何もせずに再び処理S601に戻るかの分岐を行
う。処理S610またはS611を実行後は処理S61
2にて出力終了の旨を表示し、再びS601に戻る。
【0025】以下、回帰曲線を求める具体的な一例を説
明するが、これに限定することはない。簡単のため、測
定データが3時,7時,11時,15時,19時,23
時の4時間間隔で6子あると仮定し、回帰曲線をフーリ
エ解析を利用して最小二乗法により求めることにする。
求めるべき回帰曲線y(t)をフーリエ級数展開して表
現すると、一般的に、
【0026】
【数1】
【0027】と表される。ここでtは時間、T/kは周
期を表す。ここでは、k=2までとして、k≧3で表さ
れる誤差分をεとすると(1)式は、
【0028】
【数2】
【0029】と表すことができる。 ここで、β0 =a0 /2,β1 =a1 ,β2 =b1 ,β
3 =a2 ,β4 =b2,x0 =1, x1 (t)=cos(2πt/T),x2 (t)=si
n(2πt/T) x3 (t)=cos(4πt/T),x4 (t)=si
n(4πt/T) とおくと、(2)式は、
【0030】
【数3】
【0031】と表することができて、これはy(t)を
目的変数とし、{x1 (t),x2 (t),x3
(t),x4 (t)}を説明変数とした重回帰モデルに
相当し、βは偏回帰係数に相当する。p個(≧4)の測
定点に関して(3)式を適用すると、ベクトルと行列
(以下、小文字のスカラー値に対応するベクトルと行列
を大文字で表わす)用いて、
【0032】
【数4】
【0033】ただし、
【0034】
【数5】
【0035】と表現できる。ここでyはp個の測定点に
おける測定値、εは同じく誤差分を表している。(4)
式より一般的に tE・E→最小とする最小二乗解は、
【0036】
【数6】
【0037】として与えられることが知られている。こ
こでは、測定点数pを6とし、6行5列の行列Xの各要
素は、T=24時間,t1 =3,t2 =7,t3 =1
1,t4=15,t5 =19,t6 =23(時)とし
て、
【0038】
【数7】
【0039】より容易に求めることができる。この様に
してXは以下の様に求められる。
【0040】
【数8】
【0041】従って、t X・Xは、
【0042】
【数9】
【0043】となり、この逆行列は、
【0044】
【数10】
【0045】と計算できる。したがって、(6)式にこ
れらを適用すると、
【0046】
【数11】
【0047】となり、yに測定値を与えることによって
容易にβ、即ち(2)式におけるa0,a1 ,a2 ,b1
,b2 を求めることができる。測定値yとして、次の
2組の例について実際に計算を実行してみる。
【0048】
【数12】
【0049】y1 については、
【0050】
【数13】
【0051】即ち、a/2=120,a1 =0,a2
0,b1 =0,b2 =0となり、直流成分のみとなる。
2 については、
【0052】
【数14】
【0053】即ち、a0 /2=119.2,a1 =−1
1.47,b1 =−7.387,a 2 =−2.887,
22=−6.667となる。(1)式は余弦関数のみで
の表現も可能である。即ち、
【0054】
【数15】
【0055】ここで、A0 =a0 /2(メサー:mes
or),Ak =√ak 2+bk 2(振幅:amplitud
e) θk =tan-1(bk /ak )(位相角:acroph
ase) ωk =2πk/T(角周波数)である。 前述の例で求めたy2 に関するa0 ,a1 ,a2 ,ab
1 ,b2 を(1)′に適用すると、 A0 =a0 /2,A1 =√a1 2+b1 2≒13.6 A2
=√a2 2+b2 2≒7.27 θ1 =tan-1(b1/a1)=tan-1(-7.387/-11.47)≒0.572+n
π(n=0,1,2,…) θ2 =tan-1(b2/a2)=tan-1(-6.667/-2.887)≒1.162+n
π(n=0,1,2,…) w1 =π/12(rad/時),w2 =π/6(rad
/時) θ1 ,θ2 はa1 ,b1 ,a2 ,b2 の符号を考慮する
とn=1となり、θ1≒3.714(rad),θ2
4.304(rad)を得る。従って、y2 による回帰
曲線y2 (t)は、
【0056】
【数16】
【0057】となる。(tの単位は時,角度の単位はr
adである) (10)式により、t=3,7,11,15,19,2
3に対してy2 (t)を求め、もとの測定値と比較した
ものが表1である。
【0058】
【表1】
【0059】いずれも1%未満の誤差であることがわか
り、回帰曲線の式が妥当なものであることが確認でき
る。
【0060】
【発明の効果】本発明により、体動等に起因する外来ノ
イズによる誤計測データの、血圧の変動を解析するため
の計測データベースへの混入が防げ、正しい血圧のサー
カディアンリズム(日内変動)の認識、及び血圧の正
常、異常の正しい判断、及び精度の高い、信頼性の高い
高血圧症の診断及び、治療効果の判定が行える血圧測定
装置を提供できる。
【0061】詳細は、血圧の変動が小さい短時間に、複
数回連続して血圧計を行い、それぞれの計測値の変動
が、連続して通常生体にて考えられる血圧変動の範囲に
入っているかをチェックして、入っていない場合にその
データをクリアし、信頼性のあるデータが計測されるま
で計測を繰り返すことにより、外来ノイズ等による誤計
測値を排除した、信頼性の高いデータの収集が行え、正
しい血圧の日内変動計測、及び解析が行える、血圧測定
装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例及び従来例による血圧値を縦軸,時間
(時刻)を横軸とする平面上へのプロット例を示す図で
ある。
【図2】本発明の一実施例の機能ブロック図である。
【図3】演算制御部7における処理の概略流れ図であ
る。
【図4】装置全体としての動作の概要を示す図である。
【図5】図3の処理S2の詳細について説明する流れ図
である。
【図6】図3の処理S3の詳細について説明する流れ図
である。
【図7】図3の処理S4の詳細について説明する流れ図
である。
【図8】図3の処理S5の詳細について説明する流れ図
である。
【図9】図3の処理S6の詳細について説明する流れ図
である。
【図10】データ収集S7の詳細について説明する流れ
図である。
【図11】データ収集S7の詳細について説明する流れ
図である。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 5/02 - 5/0295 実用ファイル(PATOLIS) 特許ファイル(PATOLIS)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 日内の比較的長い時間間隔をもって設定
    された複数の時刻に計測される血圧計測データから血圧
    日内変動回帰曲線を求める血圧測定装置において、前記 設定された時刻にて、比較的短い時間間隔で繰り返
    血圧値を計測し、第1規定繰り返し計測回数以内に
    て、計測した血圧値の差が規定値内に入る血圧値が第2
    規定数計測されるか否かを確認する手段と、第1規定繰り返し計測回数以内にて、計測した血圧値の
    差が規定値内に入る血圧値が第2規定数計測される 場合
    に、前記第2規定数の血圧値の平均値を前記設定された
    時刻の血圧計測データとする手段と、第1規定繰り返し計測回数以内にて、計測した血圧値の
    差が規定値内に入る血圧値が第2規定数計測されない場
    合に、第1規定繰り返し計測回数内で計測した血圧値の
    なかで、値が近い血圧値を第2規定数選択して、前記選
    択した第2規定数の血圧値の平均値を前記設定された時
    刻の血圧計測データとする手段と、 を備えることを特徴とする血圧測定装置。
  2. 【請求項2】 前記比較的長い時間間隔が約4時間であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の血圧測定装置。
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