JP3202107U - 乗用多連モアのユニット脱着用補助運搬具 - Google Patents
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Abstract
【課題】多連モアにおけるリールモアユニット又はアタッチメントを脱着する際に、刃やブラシ、スパイクやタイタン等が損傷しないように取り外したり、運搬したりするためのユニット脱着用補助運搬具を提供する。【解決手段】底面に複数のキャスターを具備した矩形部材の辺縁に所定の高さの枠体が形成され、多連モアのリールモアユニットを本体から脱着する際にリールモアユニットを載せて搬出するユニット脱着用補助運搬具50であって、矩形部材51の中央に開口52を設けると共に、開口の長辺側の辺縁に所定の高さの枠体53a、53bを設けた。【選択図】図5
Description
本考案は、乗用多連モアの芝刈ユニットにおけるリールカッターやベッドナイフを研磨・交換等する際のユニットの着脱が容易になるユニット脱着用補助運搬具に関するものである。
芝刈機(モア)は、プロペラ式回転刃を有するロータリーモアと、回転巻刃タイプのリールモアに大別される。両者は、芝を刈る刈刃の構造が相違し、ロータリーモアは刃が水平面で回転し、あたかも鎌で刈り払うようにして芝を刈るタイプである。一方、リールモアは地面に平行な軸の周囲に設置された刃とブレードで、あたかもハサミで切るようにして芝を刈るタイプである。そのような刈刃の違いにより、それぞれ適した用途がある。すなわち、ロータリーモアは主に緑地や公園などやや粗放的な芝生を能率よく刈る場合などに用いられ、リールモアは美しい刈り上がりが求められる高品質な芝生を刈る場合や、ゴルフ場のグリーンのように非常に低い刈高で刈る必要がある場合などに用いられる。
一般に、広大なフェアウエイやグリーンが形成されたゴルフ場においては、美しい刈り上がりが求められるほか、芝を刈る期間や時間帯に制約があり、効率よく美しく刈り上げることが必須要件である。このため芝刈りユニットが複数配設された乗用多連モア(特許文献1参照)が多用されている。また、それの改良として、ユニットの下降時に芝面に対する各芝刈ユニットの追随性を高
め、刈高の均一性を確保したモアユニットの昇降油圧回路(特許文献2参照)や、前後2列に装着された多連モアにおいて、各芝刈ユニットの刈取軌跡の合成刈取幅を狭くすることなく「旋回刈」「等高線刈」の際の刈残しの発生をなくす多連モア(特許文献3参照)などが提案されている。
一方、フェアウエイやグリーン上の芝の根腐れを防ぐには、芝の刈りかすや、枯れて腐った葉(サッチ)を取り除く作業(サッチング)が必要であり、芝生を植えて時間が経つと土が固まり、通気性が悪くなって芝生の面に水分が溜まってしまうことから、芝生に穴を開けて空気を入れ、酸素を与える作業(エアレーション)が必要である。これらの作業も、芝刈り同様、定期的に行う必要があり、芝刈ユニットのアタッチメントとして各種開発されている。
一般に、広大なフェアウエイやグリーンが形成されたゴルフ場においては、美しい刈り上がりが求められるほか、芝を刈る期間や時間帯に制約があり、効率よく美しく刈り上げることが必須要件である。このため芝刈りユニットが複数配設された乗用多連モア(特許文献1参照)が多用されている。また、それの改良として、ユニットの下降時に芝面に対する各芝刈ユニットの追随性を高
め、刈高の均一性を確保したモアユニットの昇降油圧回路(特許文献2参照)や、前後2列に装着された多連モアにおいて、各芝刈ユニットの刈取軌跡の合成刈取幅を狭くすることなく「旋回刈」「等高線刈」の際の刈残しの発生をなくす多連モア(特許文献3参照)などが提案されている。
一方、フェアウエイやグリーン上の芝の根腐れを防ぐには、芝の刈りかすや、枯れて腐った葉(サッチ)を取り除く作業(サッチング)が必要であり、芝生を植えて時間が経つと土が固まり、通気性が悪くなって芝生の面に水分が溜まってしまうことから、芝生に穴を開けて空気を入れ、酸素を与える作業(エアレーション)が必要である。これらの作業も、芝刈り同様、定期的に行う必要があり、芝刈ユニットのアタッチメントとして各種開発されている。
しかし、芝刈りユニットは、一定時間使用すると刃先が切れにくくなるので、リールカッターとベッドナイフを研磨したり、新品と交換する必要が生じるが、リールカッターやベッドナイフなどを損傷せずに多連モアから着脱する必要がある。またそれらのアタッチメントは、刃やブラシ、スパイクやタイタン等が設けられているので、それらを芝刈ユニットと交換する際にも、同様の注意を払いながら行う必要がある。
図4は、特許文献3に記載されている多連モアの芝刈りユニットの拡大図である。
芝刈ユニットU1 〜U5 は、リール式であって、ハウジング71の前に前ローラ70及びサッチングユニット72、ハウジング71の後ろに後ローラ73がそれぞれ取付けられ、ハウジング71には螺旋回転刃(リールカッターに相当する。)を備えたリール74が回転可能に支持された状態で収納され、リール74の螺旋回転刃と固定刃(上記ベッドナイフに相当する。)75とで芝生を刈り取るように構成されている。ハウジング71の側面には、リール74を駆動するための油圧シリンダ76が一体に取付けられている。
各芝刈ユニットU1 〜U5 のハウジング71の上面には、連結ロッド77が上方に向けて突出され、各傾斜アームA1 〜A5 の先端部には、支持ロッド78が機体Bの前後方向に沿って水平となって一体に取付けられ、支持ロッド78の先端部に一体となって垂直に設けられた連結筒部79に対して各芝刈ユニットU1 〜U5 の連結ロッド77を挿通させて、当該連結ロッド77の抜け出しを防止する構造によって、各傾斜アームA1 〜A5 の先端部に、それぞれ芝刈ユニットU1 〜U5 が、支持ロッド78を中心として僅かの範囲内でのみ回動可能で、かつ昇降可能に連結されている。従って、芝刈ユニット又はアタッチメントを昇降する際は、傾斜アームA1 〜A5により機械的に行えばよいが、芝刈ユニットのハウジング71に設置された連結ロッドを傾斜アームから外す場合には、刃やブラシ、スパイクやタイタン等が損傷しないように、芝刈ユニット又はアタッチメントを手で持ちあげながら取り出し、新たなものをセットする必要がある。そのため、多連モアにおけるかかる作業は、重労働が強いられる。
本考案は、上記事情に鑑み、多連モアにおけるリールモアユニット又はアタッチメントを脱着する際に、刃やブラシ、スパイクやタイタン等が損傷しないように取り外したり、運搬したりするためのユニット脱着用補助運搬具を提供することを目的とする。
図4は、特許文献3に記載されている多連モアの芝刈りユニットの拡大図である。
芝刈ユニットU1 〜U5 は、リール式であって、ハウジング71の前に前ローラ70及びサッチングユニット72、ハウジング71の後ろに後ローラ73がそれぞれ取付けられ、ハウジング71には螺旋回転刃(リールカッターに相当する。)を備えたリール74が回転可能に支持された状態で収納され、リール74の螺旋回転刃と固定刃(上記ベッドナイフに相当する。)75とで芝生を刈り取るように構成されている。ハウジング71の側面には、リール74を駆動するための油圧シリンダ76が一体に取付けられている。
各芝刈ユニットU1 〜U5 のハウジング71の上面には、連結ロッド77が上方に向けて突出され、各傾斜アームA1 〜A5 の先端部には、支持ロッド78が機体Bの前後方向に沿って水平となって一体に取付けられ、支持ロッド78の先端部に一体となって垂直に設けられた連結筒部79に対して各芝刈ユニットU1 〜U5 の連結ロッド77を挿通させて、当該連結ロッド77の抜け出しを防止する構造によって、各傾斜アームA1 〜A5 の先端部に、それぞれ芝刈ユニットU1 〜U5 が、支持ロッド78を中心として僅かの範囲内でのみ回動可能で、かつ昇降可能に連結されている。従って、芝刈ユニット又はアタッチメントを昇降する際は、傾斜アームA1 〜A5により機械的に行えばよいが、芝刈ユニットのハウジング71に設置された連結ロッドを傾斜アームから外す場合には、刃やブラシ、スパイクやタイタン等が損傷しないように、芝刈ユニット又はアタッチメントを手で持ちあげながら取り出し、新たなものをセットする必要がある。そのため、多連モアにおけるかかる作業は、重労働が強いられる。
本考案は、上記事情に鑑み、多連モアにおけるリールモアユニット又はアタッチメントを脱着する際に、刃やブラシ、スパイクやタイタン等が損傷しないように取り外したり、運搬したりするためのユニット脱着用補助運搬具を提供することを目的とする。
本考案のユニット脱着用補助運搬具は、底面に複数のキャスターを具備した矩形部材の辺縁に所定の高さの枠体が形成され、多連モアのリールモアユニットを本体から脱着する際に該リールモアユニットを載せて搬出するユニット脱着用補助運搬具であって、該矩形部材の中央に開口を設けると共に、該開口の長辺側の辺縁に所定の高さの枠体を設けたことを特徴とする。
このように、キャスターを具備した矩形部材の辺縁に枠体を設け、中央に開口を設けてあるので、リールモアユニットを載せたときに、リールカッターの刃面を損傷することがない。そして、キャスターを設けてあるので、多連モアから取り外したリールモアユニットを任意の場所に搬送し、リールカッターを研磨したり新品と交換したりすることが容易である。
ここで、上記矩形部材周囲の辺縁に形成された第一枠体それぞれは、表面側に形成され、上記開口の長辺側の辺縁に形成された第二枠体それぞれは、一方が上記底面側に、他方が該表面側に形成されたことや、上記リールモアユニットを構成するリールモアが上記開口に収容され、該リールモアよりも進行方向前方に配置された前ローラは、上記第一枠体と上記第二枠体との間に収容されることが好ましい。
このように、矩形部材の周囲に上向きの第二枠体があればリールモアのハウジングが第一枠体で支持され、また、開口の辺縁の一方の第二枠体が上向きで、その間に前ローラが収容されれば、サッチングユニットが開口に収まり、リールモアユニットをスムーズに載置することができる。
また、上記矩形部材の材質は、ステンレスであって、上記第一枠体及び上記第二枠体それぞれは、上記矩形部材を折り曲げて形成され、該第一枠体の四隅は溶接されたものであることが好ましい。
このように、材質がステンレスであれば、長年使用してもさびないし、矩形部材の周囲の枠体が四隅で溶接されていれば、重量物を載置しても変形することがない。
このように、キャスターを具備した矩形部材の辺縁に枠体を設け、中央に開口を設けてあるので、リールモアユニットを載せたときに、リールカッターの刃面を損傷することがない。そして、キャスターを設けてあるので、多連モアから取り外したリールモアユニットを任意の場所に搬送し、リールカッターを研磨したり新品と交換したりすることが容易である。
ここで、上記矩形部材周囲の辺縁に形成された第一枠体それぞれは、表面側に形成され、上記開口の長辺側の辺縁に形成された第二枠体それぞれは、一方が上記底面側に、他方が該表面側に形成されたことや、上記リールモアユニットを構成するリールモアが上記開口に収容され、該リールモアよりも進行方向前方に配置された前ローラは、上記第一枠体と上記第二枠体との間に収容されることが好ましい。
このように、矩形部材の周囲に上向きの第二枠体があればリールモアのハウジングが第一枠体で支持され、また、開口の辺縁の一方の第二枠体が上向きで、その間に前ローラが収容されれば、サッチングユニットが開口に収まり、リールモアユニットをスムーズに載置することができる。
また、上記矩形部材の材質は、ステンレスであって、上記第一枠体及び上記第二枠体それぞれは、上記矩形部材を折り曲げて形成され、該第一枠体の四隅は溶接されたものであることが好ましい。
このように、材質がステンレスであれば、長年使用してもさびないし、矩形部材の周囲の枠体が四隅で溶接されていれば、重量物を載置しても変形することがない。
本考案のユニット脱着用補助運搬具を用いれば、多連モアにからモアユニットなどを脱着する際、刃やブラシ、スパイクやタイタン等を損傷せずに取り外すことや、任意の場所に搬送することが容易になる。
本考案の実施形態について、図に基づいて説明する。
図1〜図3は、本考案のユニット脱着用脱着用補助運搬具が適用される多連乗用モアの一例を示す図である。
図1〜図3に示す多連モア100は、機体Bに一対の前輪Dfと一対の後輪Dbが設けられ、後輪操舵により旋回する構成である。一対の前輪Dfの前方には、前列の3基の芝刈ユニットU1 〜U3 が横方向に沿って所定の間隔をおいてリンク機構を介して機体Bに昇降可能に装着され、機体Bの下方における一対の前輪Dfと一対の後輪Dbとの間には、後列の2基の芝刈ユニットU4 ,U5 が所定間隔をおいてリンク機構を介して機体Bに昇降可能に装着されている。
後列の各芝刈ユニットU4 ,U5 は、直進走行時において、各刈取軌跡が、それぞれ前列の隣接する芝刈ユニットU1,U2 及び同U2 ,U3 の各刈取軌跡に対して同一幅 だけオーバーラップするように配置されている。なお、リール式の各芝刈ユニットU1 〜U5 は、刈り取った芝生を集草する集草箱を前方に取付けることができるように、後列の2基の芝刈ユニットU4 ,U5 は、前輪Dfとの間に空間が確保されている。
また、ハウジング71の側面には、リールモア74を駆動するための油圧シリンダ76が一体的に取付けられ、各芝刈ユニットU1 〜U5 のハウジング71の上面には、連結ロッド77が上方に向けて突出し、各傾斜アームA1 〜A5 の先端部には、支持ロッド78が機体Bの前後方向に沿って水平に取付けられ、支持ロッド78の先端部に垂直に設けられた連結筒部79に各芝刈ユニットU1 〜U5 の連結ロッド77を挿通させて、当該連結ロッド77の抜け出しを防止する構造によって、各傾斜アームA1 〜A5 の先端部に、それぞれ芝刈ユニットU1 〜U5 が、上記支持ロッド78を中心として僅かの範囲内でのみ回動可能な状態で連結されている。
図1〜図3は、本考案のユニット脱着用脱着用補助運搬具が適用される多連乗用モアの一例を示す図である。
図1〜図3に示す多連モア100は、機体Bに一対の前輪Dfと一対の後輪Dbが設けられ、後輪操舵により旋回する構成である。一対の前輪Dfの前方には、前列の3基の芝刈ユニットU1 〜U3 が横方向に沿って所定の間隔をおいてリンク機構を介して機体Bに昇降可能に装着され、機体Bの下方における一対の前輪Dfと一対の後輪Dbとの間には、後列の2基の芝刈ユニットU4 ,U5 が所定間隔をおいてリンク機構を介して機体Bに昇降可能に装着されている。
後列の各芝刈ユニットU4 ,U5 は、直進走行時において、各刈取軌跡が、それぞれ前列の隣接する芝刈ユニットU1,U2 及び同U2 ,U3 の各刈取軌跡に対して同一幅 だけオーバーラップするように配置されている。なお、リール式の各芝刈ユニットU1 〜U5 は、刈り取った芝生を集草する集草箱を前方に取付けることができるように、後列の2基の芝刈ユニットU4 ,U5 は、前輪Dfとの間に空間が確保されている。
また、ハウジング71の側面には、リールモア74を駆動するための油圧シリンダ76が一体的に取付けられ、各芝刈ユニットU1 〜U5 のハウジング71の上面には、連結ロッド77が上方に向けて突出し、各傾斜アームA1 〜A5 の先端部には、支持ロッド78が機体Bの前後方向に沿って水平に取付けられ、支持ロッド78の先端部に垂直に設けられた連結筒部79に各芝刈ユニットU1 〜U5 の連結ロッド77を挿通させて、当該連結ロッド77の抜け出しを防止する構造によって、各傾斜アームA1 〜A5 の先端部に、それぞれ芝刈ユニットU1 〜U5 が、上記支持ロッド78を中心として僅かの範囲内でのみ回動可能な状態で連結されている。
図4は、芝刈ユニットの拡大図である。
図4に示すモアの機体Bの前列中央に配置された芝刈ユニットU2 及び後列の各芝刈ユニットU4 ,U5 は、いずれも水平姿勢を保持したまま昇降し、前列両端の各芝刈ユニットU1 ,U3(図示しない)は、昇降しながら機体Bの側に寄せられて、起立姿勢をとる。
各芝刈ユニットU1 〜U5 は、リール式で、ハウジング71の前方に前ローラ70及びサッチングユニット72が取り付けられ、ハウジング71の後方に後ローラ73が取付けられる。
ハウジング71には螺旋回転刃(リールカッターに相当する。)及び受刃(ベッドナイフに相当する)を備えたリールモア74が回転可能に支持され、螺旋回転刃が回転すると、その螺旋回転刃と受刃とにより芝生を挟んで刈り取るように構成されている。また、サッチングユニット72は、凸部が螺旋状に形成されており、回転すると芝生の芽抜きや、サッチが除去されるように構成されている。サッチングユニット72及びリールモア74は多連モア100が備える駆動源により回転駆動され、前ローラ70及び後ローラ73は、多連モア100に従動して回転する。
ここで、ハウジング71には、リール74に代えてスカイパーユニット(回転軸の周囲に多数のスパイクが形成され、土中に孔を開けて芝生の透水性、通気性を向上する機能を有する。)やブラシユニット(らせん状のブラシでサッチやゴミを拾い上げるとともに、芝目を揃える機能を有する。)などを設置することができる。
図4に示すモアの機体Bの前列中央に配置された芝刈ユニットU2 及び後列の各芝刈ユニットU4 ,U5 は、いずれも水平姿勢を保持したまま昇降し、前列両端の各芝刈ユニットU1 ,U3(図示しない)は、昇降しながら機体Bの側に寄せられて、起立姿勢をとる。
各芝刈ユニットU1 〜U5 は、リール式で、ハウジング71の前方に前ローラ70及びサッチングユニット72が取り付けられ、ハウジング71の後方に後ローラ73が取付けられる。
ハウジング71には螺旋回転刃(リールカッターに相当する。)及び受刃(ベッドナイフに相当する)を備えたリールモア74が回転可能に支持され、螺旋回転刃が回転すると、その螺旋回転刃と受刃とにより芝生を挟んで刈り取るように構成されている。また、サッチングユニット72は、凸部が螺旋状に形成されており、回転すると芝生の芽抜きや、サッチが除去されるように構成されている。サッチングユニット72及びリールモア74は多連モア100が備える駆動源により回転駆動され、前ローラ70及び後ローラ73は、多連モア100に従動して回転する。
ここで、ハウジング71には、リール74に代えてスカイパーユニット(回転軸の周囲に多数のスパイクが形成され、土中に孔を開けて芝生の透水性、通気性を向上する機能を有する。)やブラシユニット(らせん状のブラシでサッチやゴミを拾い上げるとともに、芝目を揃える機能を有する。)などを設置することができる。
図5及び図6は、本実施形態のユニット脱着用補助運搬具を示す図であり、図5は平面図、図6は背面図である。
図5及び図6に示すように、本実施形態のユニット脱着用補助運搬具50は、720mm×360mmのステンレス製矩形部材51で、中央に520mm×170mmの開口52があり、矩形部材51周囲の辺縁及び開口52の長辺側の辺縁には高さ15mmの枠体53が、それぞれ辺縁を折り曲げて形成されている。
ここで、本実施形態の矩形部材は、ステンレスで形成されているが、必ずしもステンレスである必要はない。また、ここで示した矩形部材の寸法は、一例であって、リールモアユニットやサッチングユニットなどの寸法に応じて任意に設定することができる。
開口52の長辺側の辺縁に形成された第二枠体53aは、中央寄りのものは底面側に折り曲げて形成され、矩形部材51周囲の辺縁に近いものは表面側に折り曲げて形成されている。矩形部材51周囲の辺縁に形成された第一枠体53bは、辺縁を表面側に折り曲げ、四隅で溶接されている。そして、矩形部材51の底面側には、隅の4か所と、長辺側中央の辺縁寄りの2箇所にキャスター55が設置されている。
ここで、キャスター55は、矩形部材51の四隅及び長辺側中央の6か所に設置されているが、必ずしも6か所である必要はなく、四隅の4か所に設置することにしてもよい。
本実施形態のユニット脱着用補助運搬具100を用いてハウジング71を搬送する際は、開口52に、サッチングユニット72を収容し、矩形部材51周囲の辺縁に形成された第一枠体53bと開口52の長辺側の辺縁に形成された第二枠体53aとの間に前ローラを収容する。開口52が形成された面は、地面からキャスター55の高さだけ高くなっているので、リールモア74を形成するサッチングユニット72及びリールカッターが地面に触れることはなく、サッチングユニット72の刃面などを保護することができる。そして、キャスター55を設けてあるので、多連モア100から取り外したハウジング71を任意の場所に搬送して、リールカッターを研磨することや、新品と交換することが容易である。また、スカイパーユニットを構成するスパイクや、ブラシユニットを構成するブラシ、芝面に通気孔を開けるエアレーションを構成する長さが5乃至6mmのタイタンなどのアタッチメントについても同様に脱着することができる。
図5及び図6に示すように、本実施形態のユニット脱着用補助運搬具50は、720mm×360mmのステンレス製矩形部材51で、中央に520mm×170mmの開口52があり、矩形部材51周囲の辺縁及び開口52の長辺側の辺縁には高さ15mmの枠体53が、それぞれ辺縁を折り曲げて形成されている。
ここで、本実施形態の矩形部材は、ステンレスで形成されているが、必ずしもステンレスである必要はない。また、ここで示した矩形部材の寸法は、一例であって、リールモアユニットやサッチングユニットなどの寸法に応じて任意に設定することができる。
開口52の長辺側の辺縁に形成された第二枠体53aは、中央寄りのものは底面側に折り曲げて形成され、矩形部材51周囲の辺縁に近いものは表面側に折り曲げて形成されている。矩形部材51周囲の辺縁に形成された第一枠体53bは、辺縁を表面側に折り曲げ、四隅で溶接されている。そして、矩形部材51の底面側には、隅の4か所と、長辺側中央の辺縁寄りの2箇所にキャスター55が設置されている。
ここで、キャスター55は、矩形部材51の四隅及び長辺側中央の6か所に設置されているが、必ずしも6か所である必要はなく、四隅の4か所に設置することにしてもよい。
本実施形態のユニット脱着用補助運搬具100を用いてハウジング71を搬送する際は、開口52に、サッチングユニット72を収容し、矩形部材51周囲の辺縁に形成された第一枠体53bと開口52の長辺側の辺縁に形成された第二枠体53aとの間に前ローラを収容する。開口52が形成された面は、地面からキャスター55の高さだけ高くなっているので、リールモア74を形成するサッチングユニット72及びリールカッターが地面に触れることはなく、サッチングユニット72の刃面などを保護することができる。そして、キャスター55を設けてあるので、多連モア100から取り外したハウジング71を任意の場所に搬送して、リールカッターを研磨することや、新品と交換することが容易である。また、スカイパーユニットを構成するスパイクや、ブラシユニットを構成するブラシ、芝面に通気孔を開けるエアレーションを構成する長さが5乃至6mmのタイタンなどのアタッチメントについても同様に脱着することができる。
図7及び図8は、本実施形態のユニット脱着用補助運搬具の使用例を示す図である。
図7に示すように、傾斜アームAでハウジング71を引き上げた後、ハウジング71と芝面又は地面との隙間に本実施形態のユニット脱着用補助運搬具50を滑り込ませる。そして、図8に示すように、開口52に、例えばタイタン(或いはサッチングユニット、スパイク、ブラシ)を収容する。
図7に示すように、傾斜アームAでハウジング71を引き上げた後、ハウジング71と芝面又は地面との隙間に本実施形態のユニット脱着用補助運搬具50を滑り込ませる。そして、図8に示すように、開口52に、例えばタイタン(或いはサッチングユニット、スパイク、ブラシ)を収容する。
凹凸のある部材がケーシングから突出した重量物の搬出入に活用できる。
50 ユニット脱着用補助運搬具
51 矩形部材
52 開口
53 枠体
53a 第二枠体
53b 第一枠体
55 キャスター
70 前ローラ
71 ハウジング
72 サッチングユニット
73 後ローラ
74 リールモア
77 連結ロッド
78 支持ロッド
100 多連モア
A1〜A5 傾斜アーム
U1〜U5 芝刈ユニット
51 矩形部材
52 開口
53 枠体
53a 第二枠体
53b 第一枠体
55 キャスター
70 前ローラ
71 ハウジング
72 サッチングユニット
73 後ローラ
74 リールモア
77 連結ロッド
78 支持ロッド
100 多連モア
A1〜A5 傾斜アーム
U1〜U5 芝刈ユニット
Claims (4)
- 底面に複数のキャスターを具備した矩形部材の辺縁に所定の高さの枠体が形成され、多連モアのリールモアユニットを本体から脱着する際に該リールモアユニットを載せて搬出するユニット脱着用補助運搬具であって、該矩形部材の中央に開口を設けると共に、該開口の長辺側の辺縁に所定の高さの枠体を設け、該リールモアユニットを載せて搬出することを特徴とするユニット脱着用補助運搬具。
- 前記矩形部材周囲の辺縁に形成された第一枠体それぞれは、表面側に形成され、前記開口の長辺側の辺縁に形成された第二枠体それぞれは、一方が前記底面側に、他方が該表面側に形成されたことを特徴とする請求項1記載のユニット脱着用補助運搬具。
- 前記リールモアユニットを構成するリールモアは前記開口に収容され、該リールモアよりも進行方向前方に配置された前ローラは、前記第一枠体と前記第二枠体との間に収容されることを特徴とする請求項1記載のユニット脱着用補助運搬具。
- 前記矩形部材の材質は、ステンレスであって、前記第一枠体及び前記第二枠体それぞれは、前記矩形部材を折り曲げることにより形成され、該第一枠体の四隅は溶接されたものであることを特徴とする請求項2記載のユニット脱着用補助運搬具。
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