JP3201953U - 遺骨収納埋蔵墓 - Google Patents

Abstract

【課題】家系の崩壊、お墓の形態の変遷、高齢化社会などによる墓守困難から無縁遺骨が増加している課題を解決する墓を提供する。【解決手段】遺骨収納カロート石塔１と埋蔵墓４を合体した墓であって、家族墓の墓守が継続される期間は正面中央の雛壇に設置されたカロート石塔１で供養し後継者なき後は左右両側の埋蔵墓４に石塔２と一族のご遺骨をカロート３から出して移動し、ご遺骨は土に還す形態である。【選択図】図１

Description

本考案は、日本古来の石塔と遺骨を収納するカロートを一体化したカロート石塔を家族墓として供養し、後継者なき後は、隣接する遺骨埋蔵墳墓に遺骨を埋蔵し、その上に石塔を移動して永代供養するお墓の啓発に関わるものである。

家系の崩壊、核家族化が進み、お墓の形態も変遷したことが背景となり、先祖代々の家族墓の遺骨を寺墓地の合祀墓に移動する、通称墓じまいが増えています。更に、永代供養墓がない公営墓地、集落墓地では墓守が絶えた家族墓に無縁遺骨が取り残され年毎に増加している。

遺骨の収納、埋蔵対応として、寺墓地には合祀墓があって遺骨を無縁塔に収納する方法があり近年都市霊園では、樹林墓地、樹木墓地、合葬墓地に埋蔵する方法もあるが、無縁遺骨として粗末に処理しているようで先祖供養の尊厳から違和感を禁じ得ない。

解決しようとする問題点は、家系の崩壊、お墓の形態の変遷、高齢化社会などによる墓守困難から無縁遺骨が増加していることが課題である。

本考案は、墓地内に正面中央部に雛壇型の台座をつくり石塔と収骨部を一体化したカロート石塔、家族墓を雛壇に並列に設置して、建墓者は墓参可能な限り供養し後継者なき後は左右両側の埋蔵墳墓に、ご遺骨と石塔を移動して、宗教法人、ＮＰＯ法人等で管理し永代供養されることで課題が解決される。

本考案は、建墓者はお墓の維持管理の心配もなく自分の都合に合わせて墓参りすればいいので県外に在住の方々にとって安心度は高く、そして最期の後継者の死亡を期して家族墓のご遺骨と一緒に埋蔵墳墓のシラス土壌に埋蔵し、その上に石塔を安置して永代供養されるので無縁遺骨を有縁遺骨化する効果がある。

本考案は、墓じまいの風潮で公営墓地、集落墓地では高価な家族墓地が空洞化し、特に山村集落墓地は荒廃するなか、死後は故郷の土に還りたいとの思いを充足する為、需要度の高い霊園に遺骨収納、埋蔵墓を構築して、地域創生と墓地環境保全に貢献する相乗効果がある。

本考案は、一家族墓の墓地使用面積が、カロート墓石建付面積、石塔建付面積と通路で形成され墓地を有効に活用できるので、お墓の維持管理費も削減され実用的で建墓者の負担も格安なので当法人が運営する永代供養霊園に構築して実績を重ね、他霊園にも普及して多死社会に対応できるお墓の啓発に役立つ。

本考案の遺骨収納埋蔵墓の実施例を示す正面図 カロート石塔の正面図 石塔の正面図 カロート（遺骨収納堂）の正面図

家族墓の墓守が継続される期間は正面中央の雛壇に設置されたカロート石塔で供養し後継者なき後は左右両側の埋蔵墳墓に石塔と一族のご遺骨をカロートから出して移動し、ご遺骨は土に還す形態である。

本考案の実施図面に基づいて説明する。図１に示すように、墓地内の墓参りに便利な場所に正面中央部に８雛壇の台座をつくり、左右両側に４土壌で埋め立てた埋蔵墓を造り、後部中央に５象徴体台座を造り、正面中央に６供養台で構成する外形を造り、図２のカロート石塔を８雛壇台座に並列に設置し、後継者なき後は図３の石塔と図４のカロートから出した７ご遺骨を図１の４土壌で埋め立てた埋蔵墓へ移動する。図１の５には象徴体を安置し、図１の６供養台に生花供養物を供えて合同供養を行う。

１ カロート石塔
２ 石塔
３ カロート
４ 土壌で埋め立てた埋蔵墓
５ 象徴体の台座
６ 供養台
７ ご遺骨
８ 雛壇台座

Claims (1)

1. 遺骨収納カロート石塔と埋蔵墓を合体した墓。

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