JP3201590U - 名札 - Google Patents

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美徳 桐谷
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Abstract

【課題】背広やユニフォーム、作業着などのポケットの開口部や物品箱の縁等に差し込んで装着することが容易であるとともに、裏面に安全ピンやバインダークリップ等の装着具を別途設けなくても装着固定することができ、装着後も容易に脱落しにくい名札を提供する。【解決手段】名前又は物品名を記載する表示面を有する表面5と、表面の上端部が曲げられた屈曲部6と、屈曲部とつながり下方に延びる裏面7とからなる名札本体4は弾性部材から構成され、裏面の略中間位置の一部が表面と接触又は接近した凸部を有する挟持部8と、表面の下端と裏面との間に開口部9を有し、名札3の裏面を容易にポケット2に挿入して装着固定できる。【選択図】図3

Description

本考案は、背広やユニフォームなどの上着のポケットや物品を収納する箱などの縁などに挟み込んで容易に装着固定できる名札に関するものである。
従来、背広やユニフォーム、作業着などの上着に名札を取付ける場合は、人の目に触れやすい胸付近に取付けている。そして名札を服に装着固定する場合は、名前などを記載した表面に対して、名札の裏面には安全ピンやクリップなどの装着具を用いて取付ける形式のものがあった。(特許文献1、特許文献2、参照)
さらに、図7に示すように、背広や作業着の胸の上方個所などに透明な軟質合成樹脂部材20を、挿通口21を残してその周回部を縫合した縫合線22で取付けて縫合領域24を形成し、この縫合領域24に前記挿通口21より幅が大きく且つ表面に名前などを印刷し、その上面に透明フイルム25を接着して設けた軟質な合成樹脂製の名札片26を挿入した名札に関するものがある。(特許文献3、参照)
登録実用新案第3106259号公報 実公平2−6459号公報 特開平5−2367号公報
従来の安全ピンやバインダークリップ等を用いて上着のポケットなどに名札を取付ける形式の場合は、名札の大きさ(前後の厚さ)が大きくなる。名札を装着した場合には、上着の胸部分から名札が前方に突出するため、外部の物等に引っかかり、名札が落下しやすい。また安全ピンが裏面等に設けられた形式の場合は、取り付ける服地に安全ピンで穴があき、時にはピン先で指を刺して怪我をする事もあった。また名札自体の大きさ(厚さ)が安全ピンで大きくなり、服に名札を取り付けた場合は、名札の上の部分が前方に突出して前倒れ状態になり、名前が見え難い欠点があった。さらに作業服を着用して様々な作業を行うために服が汚れるので、定期的に洗濯する必要がある。この洗濯を行うたびに、安全ピンを操作して名札を取り外したり付け直したりするため、安全ピンが経時的に劣化して破損したり弛んだりして、時には作業着から名札が外れて落下する可能性があった。
また裏面にクリップを取り付けた名札の場合は、クリップの先端で物を挟む狭持部が、名札の下方と挟持部の先端部とで布地を挟んで一体になる。この形式のクリップで名札をポケットに装着する場合には、ポケット開口部の縁部は一般的に服の布地よりも厚みがあり、かつ縁部自体も布製で柔軟であるために、縁部をクリップ先端の狭持部で掴む作業に手間を要した。またクリップが名札の裏面に設けられているために安全ピンと同じく名札の厚みが大きくなり、かつ布との挟持部分は名札の下方であることにより、名札の表示部が前倒れ又は上向きの状態になって名前が見え難い欠点があった。
さらに、図7で示すように作業着の胸の位置に取付けた透明な軟質合成樹脂部材20の周囲部分を、挿通口21を除いて、その周回部分を縫合する縫合線22で形成した縫合領域24の内部に名札片26を収容し、この挿通口21から名札片26の出し入れを行っている名札がある。即ち、名札片26を縫合領域24の内部に挿通口21から出し入れするため、この名札片26の上下巾よりやや短く形成した挿通口21の下側に位置する縫合線22の部分に、外部への脱出を防止する落下規制の働きをさせるので、縫合領域24内の名札片26は挿通口21から外部に脱出することはない。
しかし、矩形をした透明な軟質合成樹脂材20の内部に設けた縫合領域24に収容する名札片26を出し入れするために、該縫合領域24に残存して形成する固定部の途中に、挿通口21を設ける為の縫合しない残存部を設ける必要があり、この残存部は、挿通口21の上下巾が名札片26の上下巾よりやや短く形成して簡単に脱出できないようにしてある。そのため、前記透明樹脂部材20の周縁部分を縫合する場合、途中で停止して挿通口21となる残存部を設けてから、再び縫合作業を行わなければならない為、縫合作業に手数がかかると共に残存部の長さを調節するのに手間がかかるという欠点を有していた。
本考案は、上記のような欠点を除去する為、背広やユニフォーム、作業着などのポケットの開口部や物品箱の縁等に名札を差し込んで装着することが容易であるとともに、名札の裏面に安全ピンやバインダークリップ等の装着具を別途設けなくても名札を装着固定することができ、名札装着後も容易に脱落しにくい名札を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本考案の名札は、少なくとも名前又は物品名を記載する表示面を有する表面と、該表面の上端部が曲げられた屈曲部と、該屈曲部とつながり下方に延びる裏面とからなる名札本体において、該名札本体は弾性部材から構成され、前記裏面の一部が前記表面と接触又は接近した凸部を有する挟持部と、前記表面の下端と裏面との間に開口部を有することを特徴としている。
また、前記名札本体は、弾性のある金属又は合成樹脂からなることを特徴としている。
また、前記表面は、模様、色彩、形状又はこれらの結合からなる装飾を設けたことを特徴としている。
また、前記裏面は、裏面の下端から前記屈曲部の近傍まで達する縦溝を二本有することを特徴としている。
また、前記裏面の下方に設けられた垂直延長部は、前記表面の下端より10mm以上長く下方に突出していることを特徴としている。
そして、前記縦溝で分割された左右の裏面両端部又は裏面内部のいずれかの縦長さは、前記表面の下端より10mm以上長く下方に突出していることを特徴としている。
本考案にあっては、以下に列挙する効果が得られる。
(1)名前や物品名を表示する表面と、ポケットの布を表面方向に押し付けて挟持する挟持部を有する裏面からなる名札本体は、金属又は合成樹脂の弾性部材からなり、名札を取り付ける場合は、ポケットの縁部を表面と裏面の開口部から挿入して挟持部を押し広げて上方の屈曲部まで縁部を押し込む。すなわち安全ピンやクリップ等の装着具を別途用いることなく名札をポケット等に固定できる。また取り外す場合は、名札をポケットの上方へ引き抜くことで容易に外すことができる。
(2)また名前が記載されている名札表面を、会社のロゴマークや絵柄などの模様装飾やコーポレットカラー等の色彩装飾、名札表面の外形を矩形では無く動物や乗り物などを象った形状装飾とすることで、名札に特徴と使用の一体感を与え、表面の絵柄や模様装飾又は形状装飾の効果により、組織や活動を明確に識別できる良い効果とイメージを名札に与えることができる。
(3)また名札の裏面を、裏面下端から屈曲部の近傍まで達する縦溝を二本設け、裏面を左右の裏面両端部と裏面内部に三分割し、ポケット等の縁部を前記縦溝に交互(千鳥状)に通すことで、三分割された裏面同士が元の位置に戻る弾性復元力でポケットの布を挟む保持力が得られ、名札を一層強くポケットに固定保持することができる。
(4)また裏面に表面の下端より10mm以上延びた垂直延長部を設けることで、名札裏面側に名札の重心を寄せるとともに、裏面の垂直延長部がポケットの中に深く挿入することで名札表面の前倒れや上向きを防止できる。
本考案に係る名札をポケットに装着固定した背広の正面図である。 本考案の名札の実施例1を示す図であり、(a)は名前を記載した名札表面の正面図、(b)は右側面図である。 (a)は図2(a)で示す名札の背面図であり、(b)は名札をポケットに取り付けた状態を示すA−A線矢視断面図である。 本考案の名札の実施例2を示し、(a)は名札を裏面側から見た背面図、(b)はB―B線矢視の部分拡大断面図である。 本考案の名札の実施例3を示し、(a)は名札の背面図、(b)は右側面図である。 本考案の名札の実施例4を示し、(a)は左右の裏面両端部の垂直延長部を表面の下端より長くした背面図、(b)は名札の右側面図、(c)は裏面内部の垂直延長部を表面の下端より長くした他の例を示す背面図である。 従来の名札の例を示す図である。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本考案に係る名札3を背広1の上着のポケット2の上方開口部に装着固定した状態を示す図である。図2〜図3は、本考案の実施例1を示している。図2(a)は、名札3の正面図、図2(b)は、名札3の右側面図である。図3(a)は、名札3の裏面7側から見た背面図、図3(b)は、図3(a)のA―A線矢視断面図であり、名札3の裏面7をポケット2の開口部内に挿入して装着した状態を示す。名札3の名札本体4は、金属例えばステンレスの板材を必要な長さに切断し折り曲げて成形する。名札3をポケット2の上方開口部に装着し固定した場合は、名前Nを記載した表面5は直立状態になる。
名札3の表面5に表示する名前Nは、レーザマーカで刻印又はインク等で表面5に直接印刷することにより表面5に記載する。この表面5の上端部は、表面5を180°折り曲げ形成した屈曲部6が連続している。この屈曲部6と裏側でつながる裏面7は、下方に延びている。名札本体4は、表面5、屈曲部6および裏面7で主に構成されている。裏面7の縦方向の略中間位置には、表面5の裏面と接触又は近接する位置まで突出した凸部を有する狭持部8が形成されている。
裏面7の挟持部8より下方は、表面5に対して離れる方向に徐々に傾斜拡開し、その端部位置には開口部9が形成されている。図2(b)に示す開口部9の開口寸法Sは、ポケット2の縁部2aを挿入できる幅の間隙が形成されている。以上の構成から、名札3を右側部側から見た形状はRの形をしている。
名札本体4は、金属などの弾性部材から構成されていることにより、裏面7の開口端部9aを表面5から離す外方向に拡げることで、屈曲部6の弾力に抗して開口部9をさらに拡開し、同時に挟持部8も表面5から外方向に離れ、ポケット2の縁部2aを表面5と挟持部8との間を通すことができる隙間が形成される。その後、裏面7の開口端部9aを開放することで、挟持部8は弾性復元力で元の位置に戻り、ポケット2を構成する布は表面5と挟持部8の凸部とで挟まれ圧着される。
実施例1の上記名札3をポケット2に装着する動作は、次のように行う。まず名札3の裏面7の開口端部9aをポケット2の内側に挿入して、名札本体4をポケット2の内側に押し込む。ポケット2の縁部2aの先端が挟持部8の凸部まで到達し、さらに縁部2aが名札本体4の上方の屈曲部6に達するまで名札本体4を押し込むことで、挟持部8は名札本体4の弾力に抗して外方向に開き、縁部2aの先端が上方の屈曲部6まで押し込むことができる。この押し込み動作に従って、挟持部8は弾性復元力で元の位置に戻り、ポケット2の布は、表面5と挟持部8とで圧着され、名札3はポケット2に固定される。一旦縁部2aが名札本体4の屈曲部6まで達すると、ポケット2の縁部2aは、下方の布地より厚みがあるので、挟持部8の凸部から縁部2aが抜けて名札3がポケット2から脱落するのを防止する。
本考案の第2の実施例について図4に基づいて説明する。実施例1と同じ機能を有する部材は、同じ番号を付す。実施例2の名札本体4は、実施例1と同様に金属例えばステンレスの板材を必要な長さに切断し折り曲げて成形する。名前Nが記載された表面5は、名札3をポケット2に装着した場合は、その表示面である表面5は直立状態になる。
名札3の表面5に記載される名前Nは、レーザマーカの刻印又はインク等で直接印刷することにより表面5に記載する。この表面5の上端部には、屈曲部6が表面を180°折り曲げられてつながる。屈曲部6と連続する裏面7は、下方に延びている。名札本体4は、表面5、屈曲部6および裏面7から主に構成されている。裏面7の縦方向の略中間位置には、表面5の裏面と接触又は近接する位置まで突出した凸部を有する挟持部8が形成されている。
実施例2の裏面7は、その下端から屈曲部6近くまで切り込まれた二本の縦溝10、10が平行に設けられ、この縦溝10、10によって左右の裏面両端部7a、7aと裏面内部7bとに三分割されている。この縦溝10の幅は、数ミリ程度の大きさを有し、ポケット2の縁部2aを通すことができる寸法となっている。裏面7の挟持部8より下方は、表面5に対して離れる外方向に徐々に傾斜拡開して下方に延び、その端部には開口部9が形成されている。開口部9の間隙の大きさは、ポケット2の縁部2aを挿入できる幅の空間が形成されている。
また名札本体4は弾性部材で構成されていることにより、ポケット2の内側に挿入した裏面7の裏面両端部7a、7a又は裏面内部7bを表面5から離す外方向に拡開することで、屈曲部6の弾力に抗して開口部9を外方向にさらに拡げることができる。また裏面両端部7aと裏面内部7b間に設けられた縦溝10の隙間も拡大される。この状態で、ポケット2の縁部2aを開口部9及び縦溝10の間を介して表面5と挟持部8の凸部の間に押し込むことで、挟持部8が縁部2aに押されて表面5から離され、縁部2aを屈曲部6まで強制的に押し込むことができる。その後、裏面7の開口端部9aを開放することで、挟持部8は弾性復元力で元の表面5の位置に戻り、ポケット2の布は表面5と挟持部8とで圧着固定される。
実施例2の上記名札3をポケット2に装着する動作は、次のように行う。まず名札3の裏面両端部7a、7aをポケット2の上方開口部の内側に挿入し、裏面内部7bはポケット2の表面側に出す。裏面両端部7a、7aはポケット2の内側に、裏面内部7bはポケット2の外側に位置した状態で、名札本体4をポケット2の内側にさらに押し込む。ポケット縁部2aの先端が挟持部8の凸部まで到達し、さらに縁部2aを名札本体4の屈曲部6の位置に達するまで名札本体4を押し込むことで、挟持部8は名札本体4の弾力に抗して外方向に開き、縁部2aの先端が屈曲部6まで押し込まれる。あるいは裏面内部7bをポケット2の上方開口部の内側に挿入し、裏面両端部7a、7aをポケット2の表面側に出しても良い。その後の押し込みの動作は上記と同様である。この押し込み動作に従って、ポケット2の布は表面5と裏面両端部7a又は表面5と裏面内部7bの挟持部8の凸部とで挟まれて圧着され、名札3はポケット2に固定保持される。一旦縁部2aが名札本体4の屈曲部6まで達すると、ポケット縁部2aは下方の布より厚みがあるので、縁部2aが挟持部8から抜け名札3がポケット2から脱落するのを防止できる。本実施例2では、ポケット2の縁部2aを上記2本の縦溝10、10に交互に通すことで、裏面両端部7a、7aと裏面内部7bは互いに元の位置に戻ろうとする弾性復元力で縁部2aおよびポケット2の布を挟持し、名札3はさらに固定される。
本考案の第3の実施例について図5に基づいて説明する。実施例1又は実施例2と同じ機能を有する部材は、同じ番号を付す。実施例3の名札本体4は、実施例1と同様に金属から成る板材を必要な長さに切断し折り曲げて形成する。名札3の表面5に記載される名前Nは、上記例と同様にレーザマーカで刻印又はインク等で印刷することにより表面5に記載する。この表面5の上端部には、表面5を180°折り曲げた屈曲部6がつながり、また屈曲部6に連続する裏面7は、下方に延びている。裏面7の縦方向の略中間〜上方の位置には、表面5の裏面に接触又は近接する位置まで突出した凸部を有する挟持部8が形成されている。裏面7の挟持部8より下方は、表面5に対して離れる外方向に徐々に傾斜拡開し下方に延び、表面5の端部位置には開口部9が形成されている。開口部9の間隙の大きさは、ポケット2の縁部2aが挿入できる程度の隙間が形成されている。さらに表面5の下端位置より下方の裏面7には、表面5の下端より10mm以上長い垂直延長部11が延設されている。
実施例3の上記名札3をポケット2に装着する動作は、次のように行う。まず名札3の垂直延長部11をポケット2の開放部の内側に差し込み、さらに裏面7の開口部9にポケット2の縁部2aを通し、名札本体4をポケット2の内側に押し込む。縁部2aの先端が挟持部8の凸部の位置まで到達し、さらに縁部2aを名札本体4の屈曲部6に達するまで名札本体4を押し込むことで、挟持部8は名札本体4の弾力に抗して外方向に押されて開き、縁部2aの先端が屈曲部6に達する位置まで押し込むことができる。この押し込み動作に従って、ポケット2の布は表面5と挟持部8とで挟まれ、名札3はポケット2に固定保持される。一旦縁部2aが名札本体4の屈曲部6まで達すると、ポケット縁部2aは下方の布より厚みがあるので、挟持部8から縁部2aが抜けて名札3がポケット2から脱落するのを防止する。この実施例3では、裏面7の下方に垂直延長部11が設けられており、ポケット2の内部に深く挿入することで、名札3を常に垂直状態に保つことができ、名札3の表面5がその重量で前倒れになり名前N等の表示が見え難くなる不具合がなくなる。
本考案の第4の実施例について図6に基づいて説明する。実施例1〜実施例3と同じ機能を有する部材は、同じ番号を付す。実施例4の名札本体4は、実施例1と同様に金属例えばステンレスの板材を必要長さに切断し折り曲げて形成される。名札3の表面5に表示される名前Nは、レーザマーカで刻印又はインク等で印刷することにより表面5に記載される。
表面5の上端部には、屈曲部6が設けられている。屈曲部6と連続する裏面7は、さらに下方に延びている。裏面7の縦方向の略中間位置より上方には、表面5の裏面と接触又は近接する位置まで突出した凸部を有する挟持部8が形成されている。裏面7の挟持部8より下方は、表面5に対して徐々に離れる方向に傾斜拡開し、表面5の下端位置には開口部9が形成されている。開口部9の間隙の大きさは、ポケット2の縁部2aが挿入できる隙間空間が形成されている。
実施例4の裏面7は、実施例2と同様に、裏面下端から屈曲部6の近くまで切り込まれた二本の平行な縦溝10、10が設けられ、左右の裏面両端部7a、7aと裏面内部7bとに三分割されている。この縦溝10の幅は、数mm程度の幅を有し、ポケット縁部2aを通すことができる程度の幅となっている。図6(a)で示す実施例は、左右の裏面両端部7a、7aには表面5の下端より10mm以上長い垂直延長部11が設けられ、裏面内部7bは、表面5の下端より上方の位置で短く切断されている例を示した、名札3の背面図である。図6(b)は、名札3の右側面図であり、ポケット2の内側に垂直延長部11を差し込み、挟持部8でポケット2の布を挟んで固定した状態を示す。一方、図6(c)が示す例は、裏面内部7bに表面5の下端より10mm以上長くした垂直延長部11を延設し、裏面両端部7a、7aは、表面5の下端より上方の位置で短く切断している他の例を示している。
実施例4の名札本体4も上記例と同様に弾性部材から構成されている。このことにより、裏面7の上記裏面両端部7a、7a又は裏面内部7bを表面5から離す外方向に拡開することで、屈曲部6の弾力に抗して開口部9及び縦溝10,10の隙間が拡がる。そしてポケット2の縁部2aを開口部9及び縦溝10,10の間を介して表面5と挟持部8の凸部の間に押し込むことで、挟持部8が表面5から離れ、縁部2aを屈曲部6まで押し込むことができる。その後、裏面7の開口端部9aを開放することで、挟持部8は弾性復元力で表面5の近傍の元の位置に戻り、ポケット2の布は表面5と挟持部8の凸部とで挟まれて圧着固定される。実施例4では実施例2と同様に、ポケット2の縁部2aを拡開された上記2本の縦溝10、10に交互に通すことで、裏面両端部7a、7aと裏面内部7bは互いに元の位置に戻ろうとする弾性復元力で縁部2aおよびポケット2の布を挟持し、名札3はさらに固定される。
実施例4の上記名札3をポケット2に装着する動作は、次のように行う。まず名札3の垂直延長部11を有する裏面両端部7a、7a又は裏面内部7bの垂直延長部11をポケット2の開口部内に挿入し、垂直延長部11が設けられていない裏面内部7b又は裏面両端部7a、7aをポケット2の表側に出す。このことで垂直延長部11が設けられた裏面内部7b又は裏面両端部7aはポケット2の内側に、垂直延長部11が設けられていない他の裏面はポケット2の表側に位置させる状態で、名札本体4をポケット2内に押し込む。ポケット縁部2aの先端が挟持部8の凸部まで到達し、さらに縁部2aを名札本体4の屈曲部6に達するまで名札本体4をさらに押し込むことで、挟持部8は屈曲部6の弾力に抗して外方向に開き、さらに縁部2aの先端が屈曲部6まで押し込むことができる。
以上の押し込み動作により、ポケット2の布は表面と裏面両端部7a又は裏面内部7bの挟持部8とで圧着され、名札3はポケット2に固定保持される。一旦縁部2aが名札本体4の屈曲部6まで達すると、ポケット縁部2aは下方の布より厚みがあるので、挟持部8から縁部2aが下方に抜けて名札3がポケット2から脱落するのを防止できる。実施例4は、実施例2と同様にポケット2の縁部2aを二本の縦溝10、10に交互に通すことで、名札3とポケット2との挟み力が増し、名札3は強く固定される。また裏面7の垂直延長部11がポケット2内に深く挿入することで、名札3の前倒れを防止できる。
本考案の名札の本体4は、金属を素材として切断成形すると説明したが、金属素材を弾性のある合成樹脂素材に換え射出成形等の手段で成形しても良い。またレーザマーカの刻印やインクによる印刷を表面5に直接記載する代わりに、名前N等を書いた名札シールを表面5に貼って使用しても良い。
本考案の名札は、背広1やユニホームなどの上着のポケット2に挿入して用いたが、他の用途、例えば物品の表示や目的地等の案内を目的とした案内札として用いても良い。
1 背広
2 ポケット、2a 縁部
3 名札
4 名札本体
5 表面
6 屈曲部
7 裏面、7a 裏面両端部、7b 裏面内部
8 挟持部
9 開口部、9a 開口端部
10 縦溝
11 垂直延長部
N 名前
S 開口寸法

Claims (6)

  1. 少なくとも名前又は物品名を記載する表示面を有する表面と、該表面の上端部が曲げられた屈曲部と、該屈曲部とつながり下方に延びる裏面とからなる名札本体において、
    該名札本体は弾性部材から構成され、
    前記裏面の一部が前記表面と接触又は接近する凸部を有する挟持部と、
    前記表面の下端と裏面との間に開口部を有することを特徴とする名札。
  2. 前記名札本体は、弾性のある金属又は合成樹脂からなることを特徴とする請求項1に記載の名札。
  3. 前記名札本体の表面は、模様、色彩、形状又はこれらの結合からなる装飾を設けたことを特徴とする請求項2に記載の名札。
  4. 前記名札本体の裏面は、裏面の下端から前記屈曲部の近傍まで達する縦溝を二本有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の名札。
  5. 前記名札本体の裏面の下方には、前記表面の下端より10mm以上長く下方に突出している垂直延長部が設けられたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の名札。
  6. 請求項4の前記縦溝二本で分割された左右の裏面両端部又は裏面内部の縦長さは、前記表面の下端より10mm以上長く下方に突出していることを特徴とする請求項4に記載の名札。
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