JP3201461U - テーブルタップの感電防止具 - Google Patents

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Abstract

【課題】幼児や子供が通電中のテーブルタップに触れて感電したり、プラグを引き抜いたりするのを防止するテーブルタップの感電防止具を提供する。【解決手段】複数枚の布を四角形に縫い重ねた四角形シート2の片面の一辺縁に面ファスナー3の一方のファスナー片3aを、対向する他方の辺縁に一方のファスナー片3aに係着する他方のファスナー片3bを表、裏両面に取り付ける。一方と他方のファスナー片3a、3bが取り付けられた四角形シート2の面を内側にしてプラグ7の差し込まれたテーブルタップ8を包み込むように四角形シート2を折り畳み、一方のファスナー片3aを四角形シート2の表面、又は裏面に取り付けた他方のファスナー片3bに係着させてテーブルタップ8を包み込む。更に、裏面における一方のファスナー片3aと他方のファスナー片3bの間の面には、電気絶縁性と難燃性を有するシート4が縫いつけてある。【選択図】図2

Description

本考案は、幼児や子供が通電中のテーブルタップに触れて感電したり、テーブルタップをおもちゃにして遊んだりするのを防止するためのテーブルタップの感電防止具に関する。
テーブルタップは延長コードとも呼ばれ、壁等に設置されたコンセントから離れた場所の電気器具に電源を供給するための電気器具であり、一般家庭で広く使用されている。テーブルタップ本体には複数のプラグ差込口が設けられており、それら差込口への導通のオン/オフ切り替えを可能とするタンブラースイッチ、それら差込口への導通状態を表示する表示器ランプを備えたものもある。テーブルタップの複数のプラグ差込口には電気の供給を受ける電気器具から延びるコード端末のプラグが差し込まれる。
こうした複数のプラグが差し込まれ、更にはタンブラースイッチの切り替えで表示器ランプを点滅させられるテーブルタップは幼児や子供にとってはおもちゃのように思える。このため幼児や子供がテーブルタップに差し込まれたプラグをいじって引き抜いたり、タンブラースイッチをオン/オフ操作して表示器ランプを点滅させて遊んだりすることがある。通電状態にあるテーブルタップをこのようにおもちゃがわりに使用することは危険である。幼児や子供の小さな指先がプラグの差し込まれていないプラグ差込口に入り込んで感電したり、半分引き抜かれたプラグの足に触れて感電したりすることがある。また、いたずらでプラグを引き抜かれたのでは電気器具への電源供給が止まってしまう。
こうした感電やいたずらを防止するため、例えば、特許文献1には、円筒状本体を縦割りに2分割し、一方の接合部に開閉蝶番を、他方の接合部に止め具を取付け、更に接合部にコードを引き出すガイド孔を設けた感電防止用テーブルタップコンセントカバーが開示されている。しかし、このカバーの場合はカバーを硬さのある樹脂で製作して開閉蝶番を取付ける等、面倒である。また、テーブルタップのプラグ差込口数に応じて寸法を変える必要もある。
特開2000−30791号公報
本考案は、従来技術のこうした問題点を解決するためになされたもので、その課題は、幼児や子供が通電中のテーブルタップに触れて感電したり、テーブルタップをおもちゃにして遊んだりするのを防止することができ、構造が簡単で、プラグ差込口数の違うテーブルタップにも対応できるテーブルタップの感電防止具を提供することにある。
前記課題を解決するための請求項1に記載の考案は、幼児や子供が通電中のテーブルタップに触れて感電するのを防止するためのテーブルタップの感電防止具であって、該感電防止具は複数枚の布を四角形に縫い重ねた四角形シートで構成され、該四角形シートの片面の一辺縁には面ファスナーの一方のファスナー片が、該辺縁に対向する他方の辺縁には該一方のファスナー片に係着する他方のファスナー片が表、裏両面に取り付けてあり、前記一方と他方のファスナー片が取り付けられた四角形シートの面を内側にしてプラグの差し込まれたテーブルタップを包み込むように四角形シートを折り畳み、前記一方のファスナー片を四角形シートの表面、又は裏面に取り付けた前記他方のファスナー片に係着させ、テーブルタップに繋がるケーブルはファスナー片の取り付けられていない辺、又は係着させたファスナー片の片の間から外部に引き出して使用するように構成されていることを特徴とするテーブルタップの感電防止具である。
このような構成の感電防止具でテーブルタップを包み込んでおけば、幼児や子供が通電中のテーブルタップに触れて感電したり、プラグを引き抜いたり、タンブラースイッチをオン/オフさせて通電を停止させたり、通電表示ランプを点滅させて遊んだりするのを防止することができる。また、構成が簡単で、プラグ差込口数が違うサイズの異なるテーブルタップにも適用できる利点を有する
また、請求項2に記載の考案は、請求項1に記載のテーブルタップの感電防止具において、前記四角形シートにおける前記一方と他方のファスナー片が取りつけられた面のそれらファスナー片間には電気絶縁性と難燃性を有するシートが縫いつけてあることを特徴とするテーブルタップの感電防止具である。
このような電気絶縁性と難燃性を有するシートが縫いつけておけばテーブルタップの発火による火災防止にも効果を発揮する。
本考案に係るテーブルタップの感電防止具1の外形図である。 四角形シート2の裏面の上に複数のプラグ7が差し込まれたテーブルタップ8を載置した状態図である。 ファスナー片3aとファスナー片3bを係着させてテーブルタップを包み込んだ状態図である。 ファスナー片3aとファスナー片3cを係着させてテーブルタップを包み込んだ状態図である。 図2に示した載置の仕方の他の実施形態である。 図3に示したテーブルタップの包み込み方の他の実施形態である。 図4に示したテーブルタップの包み込み方の他の実施形態である。
以下、本考案に係るテーブルタップの感電防止具の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は本考案に係るテーブルタップの感電防止具1の外形図で、図1の(1)は広げた状態の内側正面図、図1の(2)はその右側面図である。感電防止具1は四角形の布を複数枚縫い重ねるか、布を四角形に折り重ねて縫い合わせるかして形成した四角形シート2と、その辺縁に取りつけた3個の面ファスナー片3で構成されている。四角形シート2を構成する布は天然繊維の布でもよいし、合成繊維の布でもよいが難燃性を有するものが好ましい。また、布に代えて難燃性と柔軟性を備えた合成樹脂製シートでもよい。四角形シート2の大きさは、二つ折りした間にテーブルタップを包み込める大きさとする。
四角形シート2には3個のファスナー片が縫いつけで取りつけてある。即ち、テーブルタップを包み込む側を裏面と呼ぶことにして、その裏面側で対向する2辺の一方の辺縁に一方のファスナー片3aとして、例えば雄形ファスナー片が取りつけてある。同じ裏面でその一方の辺縁に対向する他方の辺縁には、その一方のファスナー片3aと係合する他方のファスナー片3bとして雌形ファスナー片が取りつけてある。3個目のファスナー片3cは、前記他方のファスナー片3bとは背中合わせの表面側に取りつけてある。3個目のファスナー片3cは前記一方のファスナー片3aと係合する雌形ファスナー片である。更に、裏面における一方のファスナー片3aと他方のファスナー片3bの間の面には電気絶縁性と難燃性を有するシート4が縫いつけてある。
このように構成された感電防止具1によりテーブルタップによる感電を防止するには図2に示すように、広げた四角形シート2の裏面の上にケーブル6に繋がれた複数のプラグ7が差し込まれたテーブルタップ8を載置する。テーブルタップ8に直接繋がるケーブル6はファスナー片3a、3bが取りつけられていない辺から外に、各プラグ7に繋がるケーブル7aはファスナー片3a又は3bを横切る方向にそれぞれ引き出しておく。
このようにテーブルタップ8を載置したならば、次に四角形シート2をテーブルタップ8を包み込むように二つ折りし、ファスナー片3aとファスナー片3bを係着させる。係着させた状態の外観を図3に示す。各プラグ7に繋がるケーブル7aは係着させたファスナー片3a、3bの間から外に引きだしておく。テーブルタップ8の包み込みは、裏面のファスナー片3aと表面のファスナー片3cを係着させて行なってもよい。そのようにして包み込んだ状態の外観を図4に示す。
図5、図6、図7は四角形シート2によるテーブルタップ8の包み方の他の実施形態である。この実施形態では図5に示すように、広げた四角形シート2の裏面の上にケーブル6に繋がれた複数のプラグ7が差し込まれたテーブルタップ8を載置し、テーブルタップ8に直接繋がるケーブル6と、各プラグ7に繋がるケーブル7aをともにファスナー片3a、3bが取りつけられていない辺から外に引き出しておく。そして図6に示すように四角形シート2をテーブルタップ8を包み込むように二つ折りし、ファスナー片3aとファスナー片3bを係着させる。各プラグ7に繋がるケーブル7aはファスナー片が取りつけられていない開口から外に引きだす。または図7に示すように、裏面のファスナー片3aと表面のファスナー片3cを係着させて各プラグ7に繋がるケーブル7aをファスナー片が取りつけられていない開口から外に引きだしてもよい。
このような構成の感電防止具1にて図3、図4、図6、図7に示したようにテーブルタップを包み込んでおけば、幼児や子供が通電中のテーブルタップに触れて感電したり、プラグを引き抜いたり、タンブラースイッチをオン/オフさせて通電を停止させたり、通電表示ランプを点滅させたりするのを防止することができる。また、感電防止具1がテーブルタップを包む面には電気絶縁性と難燃性を有するシート4が縫いけてあるのでテーブルタップの発火による火災防止にも効果がある。更に、四角形シート2でテーブルタップを包む構成であるため、プラグ差込口数の違うサイズの異なるテーブルタップにも適用でき、構造も簡単である利点を有する。
図面中、1はテーブルタップの感電防止具、2は四角形シート、3、3a、3b、3cはファスナー片、4は電気絶縁性と難燃性を有するシート、6、7aはケーブル、8はテーブルタップを示す。

Claims (2)

  1. 幼児や子供が通電中のテーブルタップに触れて感電するのを防止するためのテーブルタップの感電防止具であって、
    該感電防止具は複数枚の布を四角形に縫い重ねた四角形シートで構成され、該四角形シートの片面の一辺縁には面ファスナーの一方のファスナー片が、該辺縁に対向する他方の辺縁には該一方のファスナー片に係着する他方のファスナー片が表、裏両面に取り付けてあり、
    前記一方と他方のファスナー片が取り付けられた四角形シートの面を内側にしてプラグの差し込まれたテーブルタップを包み込むように四角形シートを折り畳み、前記一方のファスナー片を四角形シートの表面、又は裏面に取り付けた前記他方のファスナー片に係着させ、テーブルタップに繋がるケーブルはファスナー片の取り付けられていない辺、又は係着させたファスナー片の片の間から外部に引き出して使用するように構成されていることを特徴とするテーブルタップの感電防止具。
  2. 請求項1に記載のテーブルタップの感電防止具において、前記四角形シートにおける前記一方と他方のファスナー片が取りつけられた面のそれらファスナー片間には電気絶縁性と難燃性を有するシートが縫いつけてあることを特徴とするテーブルタップの感電防止具である
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