JP3200932U - フェイスマスク製造キット - Google Patents
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Abstract
【課題】水に溶けることで酸性水を生成する既存の入浴剤などを使用して、美容効果の高い発泡水を含有したフェイスマスクを容易に製造可能なフェイスマスク製造キットを提供する。【解決手段】フェイスマスク製造キット1は、水溶性であって水に溶けると美容効果の高い発泡水を生成する水溶性剤3と、含水性を有するシート5と、水密性を有する容器7と、を備え、容器内に水溶性剤及びシートが水密に同封されている。容器内に水を入れると水溶性剤が溶けて発泡水を生成し、発泡水に浸かったシートが美容効果の高いフェイスマスクとなる。【選択図】図1
Description
本考案は、顔のパックなどに使用するフェイスマスクを備えたフェイスマスク製造キットに関する。
近年、炭酸、水素水、クエン酸、重炭酸イオンなどが美容効果(アストリンゼン効果)があるとして注目されており、これらの成分を含んだ入浴剤が多数販売されている。水に溶けることで弱酸性や弱アルカリ性の発泡水を生成する成分を含んだ入浴剤は、一般的に高圧をかけて錠剤状にしたものが多く、錠剤を風呂の湯に溶かすことで成分が湯に溶け出して弱酸性や弱アルカリ性の発泡水を生成し、美容効果が得られることになる。なお、美容効果が高いと言われるのは一般的に弱酸性水であるが、弱アルカリ性水は洗浄能力が高く肌の老廃物などを洗い流すこととができるため、弱アルカリ性水も美容効果について注目されている。特許文献1では、特に美容効果が高いクエン酸及び重炭酸イオンを発生させる錠剤の製造方法について開示されている。
上記炭酸、水素水、クエン酸、重炭酸イオンなどの成分が水に溶け込んだ発泡水は、美容効果が高いことから洗顔などに使用することもある。顔の美容としてはフェイスマスクが知られている。このフェイスマスクは、不織布やコットンなどの含水性の高いシートに美容液などを浸透させたものであり、顔に貼り付けて使用する。上記成分を含んだ水をシートに浸透させてフェイスマスクとして使用することも可能であるが、炭酸などはすぐに気化してしまうため、フェイスマスクとして販売するのは困難である。すなわち、フェイスマスクの製造時に工場内で美容効果の高い発泡水を浸含させ、容器で密封した場合であっても、使用者が使用するまでの間に発泡成分が気化してしまい、美容効果が薄れてしまうという問題があった。また、発泡水を浸含させたフェイスマスクを密封した場合、水に溶けた発泡成分が気化することにより密封した容器が脹らみ、容器を破損する事もあった。
しかし、特許文献2では、このような問題を解決する方法として、ブリスターラインを使用して、水素水が溶け込んだフェイスマスクを製造する提案がなされている。この提案によれば、水素の喪失を最小限に抑えた上で水素水が浸含したフェイスマスクを提供することができる。
特許文献2によれば水素の喪失を最小限に抑えた上で水素水が浸透したフェイスマスクを提供することができる。しかしながら、美容効果があると言われている酸性水の種類は多種多様であるため、特許文献2の技術を用いた場合は種類毎に製造する必要があり、生産ラインを増加させるなど、製造コストが高くなるという問題点がある。
本願出願人は、このような問題を解決する方法について鋭利検討した結果、水に溶けることで発泡水を生成する既存の入浴剤などを使用して、美容効果の高い発泡水が浸含したフェイスマスクを容易に製造可能なフェイスマスク製造キットを開発した。
本願の考案は、水溶性であって水に溶けると発泡水を生成する水溶性剤と、含水性を有するシートと、水密性を有する容器と、を備えたフェイスマスク製造キットである。そして、このフェイスマスク製造キットは、容器内に水溶性剤及びシートが水密に同封されている。
本考案によれば、容器内に水を入れ、水を入れた容器内に美容効果が高い発泡成分を含んだ既存の水溶性剤と、シートとをつけ込むことで容易に美容効果の高いフェイスマスクを製造することができる。そして、フェイスマスクのユーザーが自宅などで容易にフェイスマスクを製造できるため、美容効果の高い酸性成分が含まれるフェイスマスクを用いてパックを行うことができ、美容効果を高めることができる。
以下、本考案の実施の形態を図に基づいて詳説する。
本考案のフェイスマスク製造キット1は、図1に示すように、水溶性の水溶性剤3と、含水性の高いシート5と、水密性の高い容器7と、を備える。そして、図2に示すように容器7の内部に水溶性剤3とシート5が収納された状態で容器7は封止されている。
本考案のフェイスマスク製造キット1は、図1に示すように、水溶性の水溶性剤3と、含水性の高いシート5と、水密性の高い容器7と、を備える。そして、図2に示すように容器7の内部に水溶性剤3とシート5が収納された状態で容器7は封止されている。
水溶性剤3は、水溶性を有し、水に溶けると炭酸水、水素水、重炭酸イオン水、クエン酸水などの美容効果の高い発泡水を生成する特性を有している。この水溶性剤3は、既に入浴剤として販売されているような既存の錠剤や粉末、粒剤等を用いることができ、本考案のフェイスマスク製造キット専用に製造する必要はない。当然のことながら専用で製造することを排除するものではない。
水溶性剤3としては、水に溶けてクエン酸及び重炭酸イオンを発生させる、重曹とクエン酸を混合した錠剤が好適である。クエン酸は皮膚内部の老廃物を除去する効能があり、重炭酸イオンはミネラルを分解して汚れを落とす効能があるからである。また、重炭酸イオンは気化するまでに時間がかかるため、美容効果を長時間維持することができる(2〜3日程度は維持される)からである。この水溶性剤3が溶け込んだ水は、pHが4〜8程度の弱酸性〜弱アルカリ性の範囲とするのが好ましい。
シート5は、コットンなどの含水性の高い素材で形成されており、目51や鼻52の部分に切込みが形成されており、口53の部分には開口が形成されている。さらにシート5の外周部分には複数の切込み54が形成されており、肌にフィットするようになっている。シート5は、既に販売されている既存のフェイスマスクなどでよく、本考案のフェイスマスク製造キット専用に製造する必要はない。当然のことながら専用で製造することを排除するものではない。
容器7は、内部に水を入れた状態で自立可能に形成されており、図2に示すように水溶性剤3及びシート5を内部に収納した状態で上方(図1及び図2の上方)が封止されている。この容器7は、水密性の高い可塑性物質で形成されている。容器7は、水分の透過を防止できるように防水コーティングを施してもよいが、容器7に水を入れたときに水が漏れ出さない程度の水密性或いは防水性を備えていれば良い。この容器7も既存の可塑性物質で形成された容器を使用すればよく、専用に製造する必要はない。
以下、本願のフェイスマスク製造キット1の使用方法を述べる。まず、図2の状態で上方の封止した部分を切断して、図3に示すような上方が開放された状態にする。次に、図3に示すように容器7の中に水Wを7〜8分目まで入れ、図4に示すようにシート5及び水溶性剤3が十分に水に浸かる状態にする。本願で使用した水溶性剤3は、錠剤状のものであり、10〜15分で完全に水に溶け込む。水溶性剤3が溶けた後はシート5を容器7から取り出し、顔に貼り付けてフェイスマスクとして使用する。
以上述べた本願のフェイスマスク製造キット1によれば、美容効果の高い発泡水を含んだフェイスマスクを容易に製造することができる。また、製造して直ぐに使用することができるため、非常に美容効果の高いフェイスマスクを提供できる。さらに、水溶性剤3が水に溶け込んだ容器7内にシート5を浸すことで何度もフェイスマスクとして使用でき、一度使用したら終わりという既存のフェイスマスクに対して非常に有利な効果が得られる。
また、容器7は水を入れた状態で自立可能であるため、容器7に水を入れることができる環境があればどこでも使用可能であり、旅行などにも持ち運べ、非常に携帯性に優れたフェイスマスク製造キット1を提供できることとなる。
さらに、水溶性剤3やシート5、容器7は、既存の物を転用することができるため、別途製造する必要がないことからコスト削減が図れる。
すなわち、本願のフェイスマスク製造キット1は、酸性水をフェイスマスクに含ませて販売することが困難であるという状況を解決し、さらに、別途生産ラインを設ける必要もないためコスト削減も図れ、製造して直ぐのフェイスマスクを使用できることから美容効果も高く、携帯性にも優れているといった効果が得られる。
なおシート5は必ずしもフェイスマスクに限定する物ではなく、化粧落としなどの洗顔シートやコットンの代わりとしても使用することができる。すなわち、本考案は以上の実施形態に限定されることなく、考案の範囲を超えない限り、あらゆる設計変更が可能である。
1 フェイスマスク製造キット
3 水溶性剤
5 シート
7 容器
3 水溶性剤
5 シート
7 容器
Claims (4)
- 水溶性であって、水に溶けると発泡水が生成される水溶性剤と、
含水性を有するシートと、
水密性を備える容器と、
を備え、
前記容器内部に前記水溶性剤とシートとが収納された状態で前記容器が封止されたことを特徴とするフェイスマスク製造キット。 - 前記容器は、内部に水が入った状態で自立可能に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のフェイスマスク製造キット。
- 前記水溶性剤は、錠剤状であることを特徴とする請求項2又は3に記載のフェイスマスク製造キット。
- 前記水溶性剤は、粉末状であることを特徴とする請求項2又は3に記載のフェイスマスク製造キット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015004412U JP3200932U (ja) | 2015-08-31 | 2015-08-31 | フェイスマスク製造キット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015004412U JP3200932U (ja) | 2015-08-31 | 2015-08-31 | フェイスマスク製造キット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3200932U true JP3200932U (ja) | 2015-11-12 |
Family
ID=54543990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015004412U Expired - Fee Related JP3200932U (ja) | 2015-08-31 | 2015-08-31 | フェイスマスク製造キット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3200932U (ja) |
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2015
- 2015-08-31 JP JP2015004412U patent/JP3200932U/ja not_active Expired - Fee Related
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