JP3200514U - 装飾体 - Google Patents

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勝利 八木
勝利 八木
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Abstract

【課題】LEDライトを用いて多彩な表示形態を実現し易い装飾体を提供する。【解決手段】架台などの基部と、基部に回転可能に設けた回転駆動部17などの第1動作部と、表示部21を有して第1動作部の回転に同期して駆動される円環状ケース13などの第2動作部と、を備え、表示部21はLEDライト23が点灯することで表示され、第1動作部の回転によりLEDライト23が点灯した状態で表示部21が基部に対し動作するように構成されており、第2動作部の動作形態やLEDライト23の点灯形態が種々設定される。【選択図】図3

Description

本考案は、興趣に富むとともに装飾効果に優れた、人目を引く装飾体に関する。
事業を営む会社、商店、社交場などは、広告や看板を用いて人目を引くように工夫している。人目を引く装飾体として、本出願人による特許文献1に開示された装飾体がある。その装飾体は、フレーム体に複数のLEDランプが配列して装着されており、駆動体がフレーム体を回転駆動するように構成されている。
実用新案登録第3189481号公報
従来、商品、サービスを提供する者が需要者のニーズに応じるための、自由度の高い装飾体が少なかった。
そこで、本考案はサービスの提供者及び需要者のニーズに応じて多彩な表示形態を実現し得る装飾体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案のコンセプトは次の通りである。
[1]基部と、前記基部に回転可能に設けられた第1動作部と、複数のLEDライトによる表示部を有して前記第1動作部により駆動される第2動作部と、を備え、前記複数のLEDライトを点灯しながら前記第1動作部の回転に同期して前記第2動作部が前記基部に対して動作する装飾体であり、
前記第1動作部は、前記基部に設けられて基部上で回転駆動される転動輪を有し、
前記第2動作部は、前記基部に回転自在に支持され、前記転動輪が前記第2動作部の底部に当接して転動することで回転駆動される装飾体。
[2]前記複数のLEDライトを制御するコントローラが前記第2動作部に設けられている、前記[1]に記載の装飾体。
[3]基部と、前記基部に回転可能に設けられた第1動作部と、複数のLEDライトによる表示部を有して前記第1動作部により駆動される第2動作部と、を備え、前記複数のLEDライトを点灯しながら前記第1動作部の回転に同期して前記第2動作部が前記基部に対して動作する装飾体であり、
前記第2動作部は、透光性を有する外側部材と、前記外側部材の相似形状を有し外周面に前記複数のLEDライトを装着して前記外側部材内に収容された内側部材と、を備える装飾体。
[4]前記外側部材及び前記内側部材が、多面体形状に形成されて同軸に支持されている、前記[3]に記載の装飾体。
[5]基部と、前記基部に回転可能に設けられた第1動作部と、LEDライトによる表示部を有して前記第1動作部により駆動される第2動作部と、を備え、前記LEDライトを点灯しながら前記第1動作部の回転に同期して前記第2動作部が前記基部に対して動作可能な装飾体であり、
前記第1動作部は、回転を往復動に変換する変換部を有し、
前記第2動作部は、前記変換部の往復動により上下する上下動部を有し、
前記上下動部は、前記第1動作部の回転に同期して上下動するスライドロットと、前記LEDライトが装着されて前記スライドロッドに配置されたキャラクタ表示部と、前記スライドロッドの自転を規制する自転規制部と、を有する装飾体。
[6]前記第1動作部は回転駆動可能な回転板を有し、前記回転板は回転中心から離間した位置に前記上下動部を有し、前記変換部は前記上下動部の移動軌跡に対応する位置に波形カムを有し、前記スライドロットは前記波形カム上を走行する転動ローラを有し、前記自転規制部は一端側が前記回転板側に固定されるとともに他端側が前記スライドロッド側に固定されたローラーチェーンを有する、前記[5]に記載の装飾体。
[7]前記スライドロッドの上端部には前記LEDライトの接続部を有し、前記キャラクタ表示部は前記スライドロッドの上端部を挿入することで装着可能であるとともに前記接続部と電気的に接続可能である、前記[5]又は[6]に記載の装飾体。
[8]基部と、前記基部に回転可能に設けられた第1動作部と、LEDライトが点灯することで表示される表示部を有して前記第1動作部により駆動される第2動作部と、を備え、前記LEDライトが点灯した状態で前記第1動作部の回転に同期して前記第2動作部が前記基部に対して動作する装飾体であり、
前記第2動作部は、互いに同期して回転する一対の回転ホイールと、前記各回転ホイールの外周に吊り下げられて揺動自在な吊下体と、を備える装飾体。
本考案によれば、第1動作部の回転に同期して駆動される第2動作部に表示部が設けられており、表示部がLEDライトの点灯により表示されるので、第2動作部が第1動作部の回転により動作すると、LEDライトが点灯した状態で表示部が基部に対し動作することができる。そのため第1動作部の回転に同期した第2動作部の動作形態を種々設定したり、LEDライトの点灯形態を種々設定したりすることができ、多彩な表示形態が実現される。従って本考案によれば、LEDライトを用いて多彩な表示形態を実現し易い装飾体を提供することができる。
本考案の第1実施形態に係る装飾体の正面図である。 図1に示す回転駆動部とその周りを示す部分平面図である。 図1に示す装飾体の要部を示す拡大図である。 本考案の第2実施形態に係る装飾体の斜視図である。 図4に示す装飾体の断面図である。 本考案の第3実施形態に係る装飾体の一部を断面で示す斜視図である。 本考案の第4実施形態に係る装飾体の正面図である。 図7に示す装飾体の変換部及び上下動部を示す側面図である。 図7に示す装飾体の電気的接続部を示す部分断面図である。 本考案の第5実施形態に係る装飾体の正面図である。 本考案の第6実施形態に係る装飾体の正面図である。 図11に示す装飾体の側面図である。
以下、図面を参照しながら本考案の実施形態について詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は本考案の第1実施形態に係る点灯表示体の正面図である。第1実施形態に係る装飾体10は、円柱状の架台11と、架台11の上部に回転可能に支持された円環状ケース13と、円環状ケース13の上部に円環状ケース13と一体に回転可能に支持された中央ケース15と、を備える。
図2は図1に示す回転駆動部17とその周りを示す部分平面図、図3は図1に示す装飾体10の要部を示す拡大図である。基部としての架台11はその上部に、第1動作部としての回転駆動部17が複数軸Lの周りに設けられ、その上部側に第2動作部としての円環状ケース13が回転駆動部17の回転に同期して軸線L周りに回転駆動可能に支持されている。
円環状ケース13は、架台11に回転自在に軸支されており、上向きに開放して設けられた収容部19と、架台11に対向して環状に連続するように設けられた平坦な底面13aと、を備えている。円環状ケース13の中央には中央ケース15が載置されており、中央ケース15の上部側にも収容部19が設けられている。収容部19には各種嗜好品を収容した個別のケースを配置して、設置場所のサービス提供者に各種嗜好品を提供する。
表示部21は円環状ケース13の側周囲に設けられている。表示部21は、円環状のケースに複数のLEDライト23を例えば周状に配列して構成されている。例えば、複数のLEDライト23が内側の反射面(図示せず)に周状に配列して設けられ、周状の透光性の外壁(図示せず)が反射面を囲むように設け、LEDライト23がコントローラ25に接続されてLEDライト23の点滅を制御する。このような構成により、様々なLEDイルミネーションがカラフルに流れて華やかさを演出することができる。
コントローラ25は円環状ケース13の中央部の底部に設置されており、円環状ケース13と共に回転する
回転駆動部17は、軸線L周りの周方向の各位置に、架台11に上向きに装着され、周方向に対して接線方向となるように転動可能な複数の転動輪27と、任意の一又は複数の転動輪27を回転駆動する駆動モータと、を備える。なお、駆動モータと接続されていない転動輪27は回転自在としている。転動輪27は外周が弾性を有するゴム等の弾性材料により形成され、転動輪27の頂部が略同じ高さとなるよう駆動輪27が配置されている。駆動輪27は各円環状ケース13の底面13aに当接していることにより、円環状ケース13及び中央ケース15が複数の転動輪27の転動面で下支えされている。
以上のように構成された装飾体10は、回転駆動部17が回転することにより転動輪27が回転駆動されて、駆動力が円環状ケース13及び中央ケース15の底部13aに伝達され、円環状ケース13及び中央ケース15に軸線Lを中心に回転する力が作用する。円環状ケース13及び中央ケース15が架台11に回転自在に軸支されるとともに、他の転動輪27により安定して支持されているため、駆動モータの回転に同期して円環状ケース13及び中央ケース15が軸線L周りに回転することができる。円環状ケース13に固定されたコントローラ25は、複数のLEDライト23の点灯を制御することで、表示部21から光を放射しつつ円環状ケース13及び中央ケース15が回転する。
本考案の第1実施形態に係る装飾体10によれば、回転駆動部17の回転に同期して駆動される円環状ケース13に表示部21が設けられており、表示部21がLEDライト23の点灯により表示される点灯表示構造を有している。よって、円環状ケース13が回転駆動部17の回転により動作すると、LEDライト23が点灯した状態で表示部21が架台11に対し動作する。そのため、回転駆動部17の回転に同期した円環状ケース13の動作形態やLEDライト23の点灯形態を種々設定することで、多彩な表示形態を実現できる。
回転駆動部17が、回転駆動される転動輪27を有し、円環状ケース13が架台11に回転自在に支持され、転動輪27が周囲に当接して転動することで回転駆動されるので、大きなケースであっても、簡易な構造で安定して回転させることができる。
LEDライト23の点灯を制御するコントローラ25が円環状ケース13に設けられてLEDライト23とともに回転するので、コントローラ25とLEDライト23との間の配線が円環状ケース13の回転により捻れるおそれがなく、コントローラ25とLEDライト23との間の配線及び接続が簡易になる。
[第2実施形態]
図4は本考案の第2実施形態に係る装飾体の斜視図であり、図5は図4に示す装飾体の断面図である。第2実施形態の装飾体10は、基部としてのフレーム部29と、フレーム部29に回転自在に軸支された略円筒形状で透光性を有する材料により形成され、各種の絵、文字、図形等の意匠が付された第2動作部としての外側部材31と、外側部材31内に収容されて外側部材31の相似形状となる略円筒形に形成され、外側部材31と同軸に配置された内側部材33と、内側部材33の外周面に配置された多数のLEDライト23と、を備える。
フレーム部29には第1動作部としての回転駆動部17が、第2動作部としての外側部材31及びその中に収容された内側部材33に駆動力を付与可能に設けられている。この回転駆動部17は、フレーム部29に装着された駆動モータと、外周が弾性を有するゴム等の弾性材料により形成され、駆動モータと接続された状態で外側部材31の外周面に当接するように配置された転動輪27と、を備える。
装飾体10では、フレーム部29を壁や床に接地し、内側部材33の多数のLEDライト23を点灯させた状態で、回転駆動部17を回転させると、転動輪27が外側部材31の円周方向に回転し、転動輪27の回転に同期して外側部材31が軸線L周りに回転する。なお、内側部材33は回転してもしなくてもよい。これにより、内側部材33の複数のLEDライト23からの光によって、透光性の外側部材31が内側から照射されて外側部材31の表示部21が明るく視認される。
第2の実施形態に係る装飾体10であっても、回転駆動部17の回転に同期して回転する外側部材31の動作形態や、LEDライト23の点灯形態を種々設定することで、多彩な表示形態を実現することができる。
また、透光性の外側部材31内に相似形状の内側部材33が収容され、内側部材33の外周面に多数のLEDライト23が装着されているので、内側部材33の外周面に装着された多数のLEDライト23からの光が、透光性を有する外側部材31を透過して外部に放出される際、多数のLEDライト23から外側部材31に均等な距離で照射でき、外側部材31の外周全体から均等に光を放出することが可能で、外観品質を向上することができる。
[第3実施形態]
図6は本考案の第3実施形態に係る装飾体の一部を断面で示す斜視図である。第3実施形態の装飾体10は、図6に示すように、基部としての架台11と、架台11に設けられた第1動作部としての回転駆動部17と、回転駆動部17の軸体35に支持されて多角形形状、具体的には略立方体形状を有する透光性の外側部材31と、外側部材31内に収容された状態で外側部材31の中心に配置されて外側部材31と略相似形状の略立方体形状を有する内側部材33と、内側部材33の外周面全体に面状に配置された多数のLEDライト23と、を備える。
第2動作部としての外側部材31及び内側部材33は、重心を通り対角線方向に配置されて略鉛直方向に配設された回転駆動部17の軸体35に同軸に支持され、同じ向きで各面同士の間の間隔を略均等にして固定されており、外側部材31及び内側部材33の両方が軸体35とともに回転可能となっている。
この装飾体10では、架台11を壁に接地し、内側部材33の多数のLEDライト23を点灯させた状態で、回転駆動部17の軸体35を回転させると、回転駆動部17の回転に同期して外側部材31及び内側部材33が軸線L周りに回転する。
よって、内側部材33の多数のLEDライト23からの光により、透光性の外側部材31が内側から照射されて、外側部材31の表面全体の表示部が均等に明るく視認される。
第3の実施形態に係る装飾体10においても、回転駆動部17の回転に同期して回転する外側部材31及び内側部材33の動作形態や、LEDライト23の点灯形態を種々設定することで、多彩な表示形態を実現することができる。
透光性の外側部材31内に相似形状の内側部材33が収容され、内側部材33の外周面に多数のLEDライト23が装着され、その光により透光性を有する外側部材31の内側全体が均等に照射される。よって、外側部材31の外周全体から均等に光を放出することができ、装飾体の外観品質が向上する。
外側部材31及び内側部材33は、立方体や直方体などの多面体形状に形成されて同軸に回転可能に支持されている。各縁部同士を対応する位置に配置することができ、各面同士を対応する位置に配置できるため、多角形の外側部材31の各面からより均等に光を放射することができ、外観品質が一層向上する。
[第4実施形態]
図7は本考案の第4実施形態に係る装飾体の正面図、図8は図7に示す装飾体の変換部及び上下動部を示す側面図、図9は図7に示す装飾体の電気的接続部を示す部分断面図である。本考案の第4第4実施形態に係る装飾体10は、基部としての架台11と、架台11上に回転駆動可能に設けられた第1動作部としての円柱部41と、円柱部41の上方に突設された中央部材43と、中央部材43の周囲に分散配置され円柱部41の回転に伴って上下動する第2動作部としての複数の上下動部45と、を備える。
円柱部41には、上面に回転板42が設けられるとともに、内部に回転駆動部17が設けられ、さらに回転駆動部17の回転を往復動に変換するための変換部47が設けられている。変換部47は、回転板42とともに上下動部45が回転する移動軌跡に対応する架台11上の位置に、周方向に連続又は間欠配置された波形カム49を備えている。
各上下動部45は、回転板42を貫通して上下動可能に支持され、回転板42の回転に同期して上下に往復動するスライドロッド51と、LEDライト23が装着され回転板42より上方となるようにスライドロッド51の上端に装着された表示部としてのキャラクタ表示部53と、回転板42より下方となるようにスライドロッド51に装着されて波形カム49上を転動可能な転動ローラ55と、スライドロッド51及び転動ローラ55の自転を規制する自転規制部57と、を有している。
スライドロッド51は、回転板42に設けられた貫通穴に軸受けなどを介して軸方向に移動可能で、径方向及び周方向には移動不能に支持されている。
自転規制部57は、長手方向に対して直交する一軸方向のみに変形自在なローラーチェーン59によりキャラクタ表示部53側の部材と転動ローラ55側の部材とを連結することで構成されている。ローラーチェーン59の一端側は回転板42側に固定されるとともに、他端側はスライドロッド51側に固定されている。回転板42側ではローラーチェーン59を回転板42に直接固定してもよく、回転板42に対して相対移動しない部材に固定していてもよい。また、スライドロッド51側ではローラーチェーン59をスライドロッド51に直接固定していてもよく、スライドロッド51に対して相対回動しない部材に固定していてもよい。
円柱部41には、各キャラクタ表示部53に装着されたLEDライト23の点灯を制御するコントローラ25が設けられており、各スライドロッド51の転動ローラ55を転動自在に支持する支持部61から、スライドロッド51内を経由して配線63が設けられている。
スライドロッド51の上端部には、配線63が接続されたLEDライト23の接続部65が設けられている。一方、キャラクタ表示部53には、スライドロッド51を挿入することで装着可能であって接続部65が接続される被接続部67を備えた装着穴69が設けられている。装着穴69にスライドロッド51の上端部を挿入することでキャラクタ表示部53を所定位置に配置するとともに、キャラクタ表示部53内のLEDライト23を接続部65に電気的に接続することができる。
第4実施形態に係る装飾体10では、各キャラクタ表示部53のLEDライト23を適宜制御して点灯させた状態で、回転駆動部17により円柱部41を軸線L周りに回転させると、回転板42が回転し、各上下動部45がそれぞれ軸線L周りに回転する。回転板42の回転により各スライドロッド51が軸線Lの周りを周方向に移動し、これに伴いスライドロッド51の下端に設けられた転動ローラ55が架台11の上面を転動して移動する。そして転動ローラ55が波形カム49上を通過する際に、波形カム49のカム面に沿ってスライドロッド51が上下動し、これにより各スライドロッド51の上端に設けられたキャラクタ表示部53が上下動する。
各上下動部45が移動する際、各スライドロッド51を自転させる方向の力が作用することがある。しかしながら、回転板42側とスライドロッド51側とがローラーチェーン59により上下方向に相対変位自在で且つ自転方向に変位不能に連結されている。そのため、各スライドロッド51及びキャラクタ表示部53の自転を防止しつつ上下動を繰り返す動作を行える。
これにより、LEDライト23を点灯した状態の複数のキャラクタ表示部53が軸線Lを中心に回転し、それぞれ周方向に移動しつつ上下動を繰り返す動作を実行できる。
よって、第4の実施形態に係る装飾体10は、前述のような点灯表示部21を備えていても、円柱部41の回転に同期した上下動部45の動作形態及びLEDライト23の点灯形態を種々設定することで、LEDライト23を用いた点灯表示体10の多彩な表示形態を実現できる。
本実施形態では、キャラクタ表示部53が上端に配置されて上下に往復動しつつ移動するスライドロッド51の自転を規制するための自転規制部57を有している。従って、繰り返し往復上下動させても、スライドロッド51が自転して向きが変わるようなことがなく、外観を確保できる。
この点灯表示部21では、回転板42に配置された上下動部45の移動軌跡に対応する位置に、変換部47の波形カム49が配置されている。また、各上下動部45が回転板42に上下動可能に支持されたスライドロッド51を有し、スライドロッド51の下部の転動ローラ55が波形カム49上を転動できる。よって、回転板42を回転させることで、キャラクタ表示部53を周方向に移動させながら上下動させることができ、簡素な構成で優れた動作形態及び点灯形態を実現できる。自転規制部57が回転板42側とスライドロッド51側とに両端を固定したローラーチェーン59により構成されているので、自転規制部57を軽量に且つ簡素な構造で形成できる。
スライドロッド51の上端部にLEDライト23の接続部65が設けられ、キャラクタ表示部53には、スライドロッド51を挿入することで装着して接続部65を接続できる装着穴69が設けられている。よって、キャラクタ表示部53を容易に装着することができる。
[第5実施形態]
図10は、本考案の第5実施形態に係る装飾体の正面図である。第5実施形態の装飾体10は、外周に図柄等が設けられた基部としての架台11と、架台11に配設された第1動作部としての回転駆動部17の回転を往復動に変換する変換部47と、変換された往復動により上下する第2動作部としての上下動部45を備える。上下動部45は、回転駆動部17の回転に同期して上下動するスライドロッド51と、LEDライト23が装着されてスライドロッド51の上端に配置されたキャラクタ表示部53と、スライドロッド51の自転を規制する自転規制部57と、を有する。
スライドロッド51は、架台11に設けた支持部71に上下動自在に支持され、上端のブラケット73にキャラクタ表示部53が取り付けられている。変換部47は、架台11に配設された回転駆動部17と、回転駆動部17により回転する回転板42の回転中心から偏芯した位置とスライドロッド51とをリンク機構75により連結した構造を有している。
自転規制部57は、ブラケット73に固定されてスライドロッド51と平行に配置されたガイドロッド77を有しており、架台11に設けられたガイド孔によりガイドロッド77が軸方向に移動可能に支持されている。
このような装飾体10では、回転駆動部17を回転させるとスライドロッド51が上下動し、これによりLEDライト23が点灯された状態で、キャラクタ表示部53が上下動して外部から視認される。
このとき、ガイドロッド77がガイド孔により案内されて上下動するため、スライドロッド51やキャラクタ表示部53が自転するようなことがない。
以上のように、回転駆動部17の回転に同期した上下動部45の動作形態やLEDライト23の点灯形態を種々設定することで、LEDライト23を用いた装飾体10の多彩な表示形態を実現できる。
キャラクタ表示部53が上端に配置されて上下動するスライドロッド51の自転が自転規制部57により規制されているので、繰り返し上下動させても、スライドロッド51及びキャラクタ表示部53が自転して向きが変わるようなことがなく、興趣に富み又は装飾性に優れた外観を確保できる。
[第6実施形態]
図11は本考案の第6実施形態に係る装飾体の正面図、図12は図11に示す装飾体の側面図である。第6実施形態の装飾体10は、基部としての脚部81と、脚部81の上部に設けられた第1動作部としての回転駆動部17と、回転駆動部17と連結されて脚部81を挟んで一対設けられた第2動作部としての回転ホイール83と、を備える。
回転駆動部17は、駆動モータにより回転駆動される一対の軸部85を有し、一対の回転ホイール83を軸部85の回転に同期させて回転させるように構成されている。一対の回転ホイール83は、それぞれ外周部分に複数の吊下体87が揺動自在に吊下状態で配置されている。また各回転ホイール83にはそれぞれ複数のLEDライト23が装着されており、脚部81から軸部85を経由して各回転ホイール83のLEDライト23まで配線されている。
第6実施形態に係る装飾体10では、回転駆動部17の軸部85が回転することで、一対の回転ホイール83のLEDライト23が点灯制御した状態で、各回転ホイール83が互いに同期して一方向きに回転駆動される。このとき各吊下体87は常時下向きに配置された状態で保たれ、LEDライト23の光とともに視認される。
よって、かかる装飾体10であっても、LEDライト23を点灯させ、駆動モータの回転に同期させて一対の回転ホイール83を互いに同期させて回転しているので、回転ホイール83の動作形態やLEDライト23の点灯形態を種々設定することで、LEDライト23を用いた装飾体10の多彩な表示形態を実現することができる。
上記各実施形態では、同様の構成について同じ符号を用いている。
各実施形態の構成は本考案の範囲内において適宜変更可能である。例えば、上記各実施形態では、LEDライト23を表示部21やキャラクタ表示部53に装着した例について説明したが、特に限定されるものではなく、他の部位に配置されたLEDランプにより表示部21やキャラクタ表示部53を照射して表示するようにしてもよい。
L 軸線
10 装飾体
11 架台(基部)
13 円環状ケース(第2動作部)
13a 底面
15 中央ケース
17 回転駆動部(第1動作部)
19 収容部
21 表示部
23 LEDライト
25 コントローラ
27 転動輪
29 フレーム部
31 外側部材
33 内側部材
35 軸体
41 円柱部
42 回転板
43 中央部材
45 上下動部
47 変換部
49 波形カム
51 スライドロッド
53 キャラクタ表示部
55 転動ローラ
57 自転規制部
59 ローラーチェーン
61 支持部
63 配線
65 接続部
67 被接続部
69 装着穴
71 支持部
73 ブラケット
75 リンク機構
77 ガイドロッド
81 脚部
83 回転ホイール
85 軸部
87 吊下体

Claims (8)

  1. 基部と、前記基部に回転可能に設けられた第1動作部と、複数のLEDライトによる表示部を有して前記第1動作部により駆動される第2動作部と、を備え、前記複数のLEDライトを点灯しながら前記第1動作部の回転に同期して前記第2動作部が前記基部に対して動作する装飾体であり、
    前記第1動作部は、前記基部に設けられて基部上で回転駆動される転動輪を有し、
    前記第2動作部は、前記基部に回転自在に支持され、前記転動輪が前記第2動作部の底部に当接して転動することで回転駆動される、装飾体。
  2. 前記複数のLEDライトを制御するコントローラが前記第2動作部に設けられている、請求項1に記載の装飾体。
  3. 基部と、前記基部に回転可能に設けられた第1動作部と、複数のLEDライトによる表示部を有して前記第1動作部により駆動される第2動作部と、を備え、前記複数のLEDライトを点灯しながら前記第1動作部の回転に同期して前記第2動作部が前記基部に対して動作する装飾体であり、
    前記第2動作部は、透光性を有する外側部材と、前記外側部材の相似形状を有し外周面に前記複数のLEDライトを装着して前記外側部材内に収容された内側部材と、を備える、装飾体。
  4. 前記外側部材及び前記内側部材が、多面体形状に形成されて同軸に支持されている、請求項3に記載の装飾体。
  5. 基部と、前記基部に回転可能に設けられた第1動作部と、LEDライトによる表示部を有して前記第1動作部により駆動される第2動作部と、を備え、前記LEDライトを点灯しながら前記第1動作部の回転に同期して前記第2動作部が前記基部に対して動作可能な装飾体であり、
    前記第1動作部は、回転を往復動に変換する変換部を有し、
    前記第2動作部は、前記変換部の往復動により上下する上下動部を有し、
    前記上下動部は、前記第1動作部の回転に同期して上下動するスライドロットと、前記LEDライトが装着されて前記スライドロッドに配置されたキャラクタ表示部と、前記スライドロッドの自転を規制する自転規制部と、を有する、装飾体。
  6. 前記第1動作部は回転駆動可能な回転板を有し、前記回転板は回転中心から離間した位置に前記上下動部を有し、前記変換部は前記上下動部の移動軌跡に対応する位置に波形カムを有し、前記スライドロットは前記波形カム上を走行する転動ローラを有し、前記自転規制部は一端側が前記回転板側に固定されるとともに他端側が前記スライドロッド側に固定されたローラーチェーンを有する、請求項5に記載の装飾体。
  7. 前記スライドロッドの上端部には前記LEDライトの接続部を有し、前記キャラクタ表示部は前記スライドロッドの上端部を挿入することで装着可能であるとともに前記接続部と電気的に接続可能である、請求項5又は6に記載の装飾体。
  8. 基部と、前記基部に回転可能に設けられた第1動作部と、LEDライトが点灯することで表示される表示部を有して前記第1動作部により駆動される第2動作部と、を備え、前記LEDライトが点灯した状態で前記第1動作部の回転に同期して前記第2動作部が前記基部に対して動作する装飾体であり、
    前記第2動作部は、互いに同期して回転する一対の回転ホイールと、前記各回転ホイールの外周に吊り下げられて揺動自在な吊下体と、を備える、装飾体。
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