JP3200469U - グローブボックス用ゴム手袋 - Google Patents

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清彦 望戸
清彦 望戸
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【課題】作業者の手および手首の動きを阻害することのないグローブボックス用のゴム手袋を提供する。【解決手段】五指部11を含む手本体部10と、手首部20と、腕部30とを一体的に備え、腕部30の基端開口部30aをグローブボックスの作業開口部に気密に取付けるグローブボックス用のゴム手袋であり、手本体部10と手首部20を、作業者の手および手首の動きを容易なものとすべく、腕部30よりも肉薄の薄ゴム材で形成した薄肉部Sとする。また、腕部30の基端開口部30aに、グローブボックスの作業開口部に強固に取付けるための補強縁30bを設ける。【選択図】図1

Description

本考案は、グローブボックスの作業開口部に気密に取り付けられる長尺状のゴム手袋に関するものである。
危険物質などを取扱うための装置としてグローブボックスが広く使用されている。このグローブボックスは、外気と遮断された空間で作業を行うことができるように設計された密閉容器であり、その壁面に二つの作業開口部が形成されている。この作業開口部には長尺状のゴム手袋が気密状態で取り付けられており、作業者がこのゴム手袋を装着した手を使って、グローブボックス内で例えば放射性物質や細菌類などの処理作業を行う。
こうしたグローブボックス用の長尺状ゴム手袋は、通常、手本体部と手首部と腕部とが一体的に形成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−170318号公報
しかし、従来のグローブボックス用のゴム手袋は、成形の容易性などから手本体部、手首部および腕部の全てを均一で、かつ比較的肉厚なゴム材(0.6mm前後)で形成している。なお、作業者はその手を手本体部に装着し、手首を手首部に装着し、そして腕を腕部に装着する。
この0.6mm前後の肉厚は、腕部に装着される作業者の腕の動きに対してはあまり大きな弊害とはならない。作業者の腕には、通常、細かな動きが要求されないからである。しかし、この肉厚は、手本体部に装着され、例えば、ピンセットやスポイドを操作するなどの細かな作業が必要とされる作業者の手の動きに対しては、当該動きに対する抵抗が大きいために大きな弊害となってしまう。また、手首部に装着され、作業者の細かな手の動きに対応して、それを微妙な動きで支える作業者の手首に対しても、同様の理由で大きな弊害となってしまう。
本考案はこうした問題に鑑み創案されたもので、作業者の手および手首の動きを阻害することのないグローブボックス用のゴム手袋を提供することを主な課題とする。
図1乃至図6を参照して説明する。請求項1に記載のグローブボックス用ゴム手袋1は、親指部11a、人差し指部11b、中指部11c、薬指部11dおよび小指部11eからなる五指部11を含む手本体部10と、手首部20と、腕部30とを一体的に備え、前記腕部30の基端開口部30aをグローブボックス2の作業開口部2aに気密に取付けるものであり、前記手本体部10と手首部20を、作業者の手および手首の動きを容易なものとすべく、前記腕部30よりも肉薄の薄ゴム材で形成した薄肉部Sとした。
また、残部である前記腕部30を前記薄肉部Sよりも肉厚の厚肉部Wとした。
さらに、前記腕部30の基端開口部30aに、前記グローブボックス2の作業開口部2aに強固に取付けるための補強縁30bを設けた。
請求項2に記載のグローブボックス用ゴム手袋1は、親指部11a、人差し指部11b、中指部11c、薬指部11dおよび小指部11eからなる五指部11を含む手本体部10と、手首部20と、腕部30とを一体的に備え、前記腕部30の基端開口部30aをグローブボックス2の作業開口部2aに気密に取付けるものであり、前記手本体部10と手首部20を、作業者の手および手首の動きを容易なものとすべく、前記腕部30よりも肉薄の薄ゴム材で形成した薄肉部Sとした。また、残部である前記腕部30を厚肉部Wとした。
さらに、前記腕部30の基端開口部30aに、前記グローブボックス2の作業開口部2aに強固に取付けるための補強縁30bを設けた。
また、前記厚肉部Wと薄肉部Sとの間に、前記厚肉部Wの肉厚から前記薄肉部Sの肉厚へ徐々に滑らかに変化する傾斜状の肉厚を有する徐変部40を設けた。
請求項1に記載のグローブボックス用ゴム手袋1は、手本体部10と手首部20を、腕部30よりも肉薄の薄ゴム材で形成した薄肉部Sとしたので、当該手本体部10および手首部20に装着される作業者の手および手首の動きに対する抵抗を小さくすることができる。これにより、作業者は、手および手首の動きを当該ゴム手袋1によって阻害されることなく自由に動かすことができる。
また、残部である腕部30を薄肉部Sよりも肉厚の厚肉部Wとしたので、当該腕部30に必要な強度を保つことができる。
さらに、腕部30の基端開口部30aに補強縁30bを設けたので、当該基端開口部30aをグローブボックス2の作業開口部2aに強固に取付けることができる。
請求項2に記載のグローブボックス用ゴム手袋1は、請求項1に記載の考案と同様に、手本体部10と手首部20を腕部30よりも肉薄の薄ゴム材で形成した薄肉部Sとしたので、当該手本体部10および手首部20に装着される作業者の手および手首の動きに対する抵抗を小さくすることができる。従って、作業者は、手および手首の動きを当該ゴム手袋1によって阻害されることなく自由に動かすことができる。
また、残部である腕部30を薄肉部Sよりも肉厚の厚肉部Wとしたので、当該腕部30に必要な強度を保つことができる。さらに、腕部30の基端開口部30aに補強縁30bを設けたので、当該基端開口部30aをグローブボックス2の作業開口部2aに強固に取付けることができる。
またさらに、厚肉部Wと薄肉部Sとの間に、当該厚肉部Wの肉厚から薄肉部Sの肉厚へ徐々に滑らかに変化する傾斜状の肉厚を有する徐変部40を設けたので、厚肉部Wと薄肉部Sとの境界部分に段差が形成されない。これにより、ゴム手袋1を使用している際に応力が段差に集中して、その段差部分が破れ易くなるといった事態を未然に防止することができる。また、段差が形成されいので肌触りが良いと共に、外観の見栄えにも優れる
本考案に係るグローブボックス用ゴム手袋の実施形態を示す正面図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のB−B線断面図である。 図1のC−C線断面図である。 図1のD−D線断面図である。 本考案に係るゴム手袋をグローブボックスに取付けた状態を示す斜視図である。
本考案に係るグローブボックス用ゴム手袋1の実施形態を、図1乃至図6に示す。このゴム手袋1は、手本体部10、手首部20、腕部30および徐変部40を備え、全長が800mmの長尺状である。当該ゴム手袋1の材質は限定されるものではないが、クロロプレンやクロロスルホン化ポリエチレンが好適である。
手本体部10は、作業者の手の全体が装着されるもので親指部11a、人差し指部11b、中指部11c、薬指部11dおよび小指部11eからなる五指部11を含む。
手首部20は作業者の手首が装着される。
腕部30は上腕部31と前腕部32とを備え、作業者の腕全体(上腕と前腕)が装着される。当該腕部30は基端開口部30aを備えており、当該基端開口部30aはグローブボックス2に形成された作業開口部2aに気密に取付けられる。この腕部30の基端開口部30aには、当該腕部30よりも肉厚な補強縁30bを形成している。この補強縁30bの形成手段は限定されないが、本実施形態では腕部30の基端を折り返して形成している。
本実施形態に係るゴム手袋1は、手本体部10を腕部30よりも肉薄の薄ゴム材で形成した薄肉部Sとしている。この薄肉部Sの肉厚は限定されるものではないが、手本体部10に装着される作業者の手の動きを阻害せず、かつ、当該手本体部10に必要な強度を付与することを考慮して0.3mmに設定している。なお、材質によっては0.3mm未満(例えば、0.2mm)に設定することもできる。
また、手本体部10と同様に、手首部20を腕部30よりも肉薄の薄ゴム材で形成した薄肉部Sとしている。この薄肉部Sの肉厚は手首部20に装着される作業者の手首の動きを阻害せず、かつ、当該手首部20に必要な強度を付与すべく、手本体部10と同じく0.3mmに設定している。
なお、手本体部10および手首部20を薄肉部Sとしたことにより、残部である腕部30は薄肉部Sよりも肉厚な厚肉部Wによって形成される。厚肉部Wの肉厚は特に限定されないが、腕部30の自由な動きを確保すると共に充分な強度を維持すべく0.6mmに設定している。
徐変部40は、厚肉部Wと薄肉部Sとの間に設けられ、厚肉部Wの肉厚から薄肉部Sの肉厚へ徐々に滑らかに変化する断面傾斜状の肉厚を有する。断面傾斜状の肉厚は、おもて面41と裏面42の双方が傾斜するものであっても良いし(図5(a)参照)、また、おもて面41のみ(同(b))あるいは裏面42のみ(同(c))が傾斜するものであっても良い。
こうした形態の徐変部40を設けたことにより、厚肉部Wと薄肉部Sとの境界部分に段差が形成されるのを防止することができる。これにより、ゴム手袋1を使用する際に生じる応力が段差に集中してその段差部分が破損し易くなるといった事態を未然に防止することができる。また、段差が存在しないのでいわゆるゴツゴツ感がなく肌触りが良い。
本実施形態に係るグローブボックス用ゴム手袋1は、以下の効果を発揮する。
(イ)手本体部10を腕部30よりも肉薄の薄ゴム材で形成した薄肉部Sとしたので、当該手本体部10に装着される作業者の手の動きに対する抵抗を小さくすることができる。従って、作業者は手本体部10に装着した手を自由に動かすことができる。
(ロ)手本体部10に加えて手首部20を腕部30よりも肉薄の薄ゴム材で形成した薄肉部Sとしたので、当該手首部20に装着される作業者の手首の動きに対する抵抗も小さくすることができる。従って、作業者は手首部20に装着した手首を自由に動かすことができる。
(ハ)腕部30を厚肉部Wとしたので、作業者の腕の動きを阻害しない範囲で当該腕部30に必要な強度を付与することができる。
(ニ)腕部30の基端開口部30aに当該腕部30よりも肉厚な補強縁30bを設けたので、当該基端開口部30aをグローブボックス2の作業開口部2aに強固に取付けることができる。
(ホ)徐変部40を設けたので、厚肉部Wと薄肉部Sとの境界部分に段差が形成されるといった事態を未然に防止することができる。これにより、応力が段差部分に集中してその部分が破損し易くなるといった事態を未然に防止することができる。
(へ)徐変部40を設けたことにより段差が生じないので肌触りが良いと共に、外観の見栄えにも優れる。
本考案に係るゴム手袋1は、グローブボックス用のみでなく、他の長尺状の手袋にも適用することが可能である。
1 グローブボックス用ゴム手袋
2 グローブボックス
2a 作業開口部
10 手本体部
11 五指部
11a 親指部
11b 人差し指部
11c 中指部
11d 薬指部
11e 小指部
20 手首部
30 腕部
30a 基端開口部
30b 補強縁
31 上腕部
32 前腕部
40 徐変部
41 おもて面
42 裏面
S 薄肉部
W 厚肉部

Claims (2)

  1. 親指部(11a),人差し指部(11b),中指部(11c),薬指部(11d)および小指部(11e)からなる五指部(11)を含む手本体部(10)と,手首部(20)と,腕部(30)とを一体的に備え,前記腕部の基端開口部(30a)をグローブボックス(2)の作業開口部(2a)に気密に取付けるグローブボックス用のゴム手袋であって、前記手本体部と手首部を,作業者の手および手首の動きを容易なものとすべく,前記腕部よりも肉薄の薄ゴム材で形成した薄肉部(S)とすると共に,残部である前記腕部を厚肉部(W)とし、前記腕部の基端開口部に,前記グローブボックスの作業開口部に強固に取付けるための補強縁(30b)を設けたことを特徴とするグローブボックス用ゴム手袋。
  2. 親指部(11a),人差し指部(11b),中指部(11c),薬指部(11d)および小指部(11e)からなる五指部(11)を含む手本体部(10)と,手首部(20)と,腕部(30)とを一体的に備え,前記腕部の基端開口部(30a)をグローブボックス(2)の作業開口部(2a)に気密に取付けるグローブボックス用のゴム手袋であって、前記手本体部と手首部を,作業者の手および手首の動きを容易なものとすべく,前記腕部よりも肉薄の薄ゴム材で形成した薄肉部(S)とすると共に,残部である前記腕部を厚肉部(W)とし、前記腕部の基端開口部に,前記グローブボックスの作業開口部に強固に取付けるための補強縁(30b)を設け、前記厚肉部と薄肉部との間に,前記厚肉部の肉厚から前記薄肉部の肉厚へ徐々に滑らかに変化する傾斜状の肉厚を有する徐変部(40)を設けたことを特徴とするグローブボックス用ゴム手袋。
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