JP3200372B2 - シーンクラッタを抑制するための最小スパン勾配フィルタを有する物体検出システム - Google Patents

シーンクラッタを抑制するための最小スパン勾配フィルタを有する物体検出システム

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、物体検出
及び追跡システムにおいてクラッタを抑制するためのク
ラッタ抑制技術に係り、より詳細には、視線ジッタを含
むクラッタノイズを抑制するためのクラッタ抑制技術で
あって、サブ空間投影を組み込んでいるが固有分析を必
要としないクラッタ抑制技術を含む物体検出システムに
係る。
【0002】
【従来の技術】当該ターゲットを検出しそしてそれらの
進路を追跡する戦略的且つ策略的なターゲット検出シス
テムが知られている。これらの検出・追跡システムは、
航空機やミサイルや自動車等の戦略的物体を検出しそし
て追跡する地上ベースのシステム及び空中ベースのシス
テムを備えている。1つのこのような検出・追跡システ
ムが、参考としてここに取り上げる本発明の譲受人に譲
渡された「ミサイル監視方法及び装置(MISSILE
SURVEILLANCE METHOD AND
APPARATUS)」と題するデニー氏等の米国特許
第5,300,780号に開示されている。該特許は、
地球の周りを回るサテライトからミサイルの検出及び追
跡を実行するミサイル発射検出・追跡システムを開示し
ている。この検出・追跡システムは、地表面並びにター
ゲット物体及びクラッタから放射される赤外線を検出す
る赤外線センサを組み込んでいる。このセンサは一連の
検出器を含み、各検出器は、地表面の特定のエリア又は
シーン(場面)からのエネルギーを吸収する。これら検
出器は、シーン内の物体の放射からセンサの周波数レン
ジ内の各波長ごとに異なる強度のエネルギーを吸収す
る。雲のような異なるバックグランドクラッタ物体と、
ミサイルのような当該物体は、感知される周波数レンジ
内の異なる波長において赤外線エネルギー強度を発生す
る。検出器の出力がサンプリングされそして画素(ピク
セル)に変換される。
【0003】センサによって受け取られた放射は、一連
のカラーフィルタを経て送られた後に、検出器に当た
る。1つの考えられる形態において、カラーフィルタは
周波数レンジを一連の周波数帯域に分離し、各帯域は波
長の連続である。フィルタは、ホイールに組み込まれ、
ホイールが回転すると、各フィルタは衝撃放射を受け取
る。ホイールの回転速度及び動作は、各フィルタが所定
の時間中に放射を受け取り、各周波数帯域ごとに積分時
間をセットするように選択される。単一帯域のセンサに
おいては、このようなフィルタが1つだけホイールなし
に使用される。
【0004】上記形式のターゲット検出及び追跡システ
ムは、信号対雑音比(SNR)が、失敗したターゲット
検出及び偽のターゲット検出の回数を大幅に減少又は排
除するものでなければならないという点で、高度の信頼
性を有していなければならない。換言すれば、このシス
テムは、有効であるためには、ターゲットが存在すると
きにそれを検出しそしてターゲットが存在しないときに
ターゲットの指示を防止する確率が高くなければならな
い。それ故、全てのターゲット検出及び追跡システム
は、ターゲット(1つ又は複数)を分離しそして検出す
るシステムの能力を低下させるバックグランドクラッタ
及びノイズを抑制するためにある形式のクラッタ抑制技
術を組み込んでいる。例えば、上記システムにおいて、
1つのバックグランドクラッタ抑制技術は、受け取った
バックグランド放射と、当該ターゲットから受け取られ
る放射との間のSNRを高めるために、カラーフィルタ
及びそれに対応する積分時間を適宜選択することを含
む。
【0005】特にサテライトをベースとするスターリン
グセンサに対する最も一般的な形態のバックグランドク
ラッタは、視線(LOS)運動によって生じる。このL
OSクラッタノイズは、通常、LOS制御感知システム
の運動の不完全さ及びサテライト自体のドリフトの結果
として生じる。センサは、可動プラットホームに取り付
けられているので、サテライトに関連したソーラパネル
の自然の共振、サテライトに関連した異なる要素の熱膨
張及び収縮、そしてある場合には、サテライトの姿勢を
維持する慣性スピン質量のような幾つかの現象が、セン
サの位置をジッタ状態のように変動させる。センサの運
動は、輝度の勾配を、地表面、雲等における明/暗境界
からセンサのピクセルを横切って移動させ、従って、像
の輝度を真のターゲットに良く似た状態で変化させる。
従って、追跡システムにより発生される像は、スプリア
スな信号変化を含み、システムのノイズを増加させる。
【0006】ジッタ及びドリフトの影響を排除するよう
に試みる1つの公知形式のクラッタ抑制技術は、サブ空
間投影と称される。サブ空間投影とは、システムのノイ
ズのほとんどがクラッタサブ空間内で数学的に定義され
そしてクラッタサブ空間がセンサにより検出されたデー
タのフレームから分離されるようなクラッタ抑制技術で
ある。サブ空間投影クラッタ抑制においてクラッタサブ
空間を形成するために、センサからのクラッタ信号を表
すピクセル出力のモデルが形成され、そしてこの信号を
含むクラッタサブ空間は、感知される新たな像からそれ
を数学的に削除するように決定される。既知のサブ空間
投影技術は、クラッタサブ空間を形成するために固有分
析(eigenanalysis)手順を使用する。こ
の形式のサブ空間投影クラッタ抑制技術について述べた
1つの参照文献は、1985年11月6日から8日まで
カリフォルニア州パシフィック・グローブで開催された
第19回アニュアル・アジロマー・コンファレンス・オ
ン・サーキット・システムズ・アンド・コンピュータに
おけるJ.D.ハルスマン及びP.E.バリーの「スタ
ーリングモザイクセンサから視線ジッタ誘起ノイズを排
除するための固有ベクトル手順(AnEigenvec
tor Procedure for Elimina
ting Line−of−sight Jitter
Induced Noise from Stari
ng Mosaic Sensors)」という論文に
見ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】固有分析を使用する公
知のサブ空間投影技術は、LOS誘起クラッタノイズを
首尾良く排除するが、固有分析は、相当量の処理負荷及
びメモリを必要とする。それ故、システムのコスト及び
計算時間を大幅に増加する固有分析を実行するのに必要
な処理を行うには、強靭な信号処理技術を実施しなけれ
ばならない。サブ空間投影クラッタ抑制装置を使用する
が、固有分析を必要とせず、且つ応答性を制御するため
の自然の反復方法を有するクラッタ抑制技術が必要とさ
れる。それ故、本発明の目的は、このようなクラッタ抑
制技術を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の教示によれば、
サブ空間投影クラッタ抑制を使用するが固有分析は使用
しない最小スパン勾配フィルタが開示される。検出され
るターゲットを含まない焦点面センサアレーからのデー
タのモデルフレームが先入れ先出しバッファメモリに記
憶される。始動時に、データのモデルフレームはグラム
・シュミットシステムに付与され、このシステムは、モ
デルフレームのクラッタのほとんどが存在するクラッタ
サブ空間を定義する一連の単位ベクトルを発生する。セ
ンサアレーからのデータの現在フレームと、グラム・シ
ュミットシステムからの単位ベクトルは、サブ空間投影
システムに付与され、このシステムは、クラッタを除去
するためにクラッタサブ空間をデータの現在フレームか
ら除去する。元のクラッタサブ空間がいったん発生され
ると、反復平面平滑化システムが、サブ空間投影システ
ムからの出力とセンサアレーからのデータの現在フレー
ムとを受け取り、フィルタの動作中に更新されたクラッ
タサブ空間を発生する。サブ空間の除去されたデータの
フレームは、次いで、ターゲット検出システムへ送ら
れ、当該ターゲットが検出される。
【0009】データの各モデルフレームのピクセル強度
を平均化するために平均化システムが設けられ、サブ空
間投影システムに付与されたフレームにおけるピクセル
強度がセンタリングされる。データの各モデルフレーム
におけるピクセル強度の標準偏差が決定され、そして予
想されるセンサ及び電子回路ノイズに基づく標準偏差ス
レッシュホールドに適用され、そのスレッシュホールド
より低いピクセルがクラッタサブ空間内で更新されるの
を防止し、処理負荷を低減する。閃光スレッシュホール
ド検出器を設けて、データフレームのピクセルが所定の
閃光スレッシュホールドを越えた場合に、そのピクセル
が、更新されるクラッタサブ空間に影響しないようにす
ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の更に別の目的、効果及び
特徴は、添付図面を参照した以下の詳細な説明及び特許
請求の範囲から明らかとなろう。
【0011】物体検出及び追跡システムに使用するサブ
空間投影クラッタ抑制技術に関する好ましい実施形態の
以下の説明は、単なる例示に過ぎず、本発明或いはその
応用又は用途を何ら限定するものではない。
【0012】ターゲット検出システムのクラッタモデル
の定義 サブ空間投影クラッタ抑制は、各ピクセルの出力におけ
るクラッタ信号のモデルを形成することを必要とする。
少数のサンプル回数の場合には、センサアレー(図示せ
ず)の焦点面におけるLOS運動を、大きな空間的シー
ン輝度勾配を有するセンサアレーのピクセルに対し、サ
ンプリング時間jにおいてピクセルiの二次元ジッタ及
びドリフトノイズ成分を組み込んだ積分された検出器出
力(ターゲットのない)に対する一次のテイラー級数近
似により、次のように表すことができる。 但し、Bij−1は、sij−1からのバックグランド
で、Bij−1=Bij−2+▽xiT+▽yi
T、Bio=Bである。Bは、ピクセルiに対す
る初期の輝度である。▽は、空間的輝度勾配ベクトル
である。Dは、センサのジッタ及びドリフトによるL
OS運動ベクトルである。▽xi、▽yiは、▽のx
及びy成分である。v、vは、LOSドリフト速度
のx及びy成分である。Tは、サンプリング周期であ
る。ηxj、ηyjは、ゼロの初期位置からのLOSジ
ッタ運動変位のx及びy成分である。ηijは、他の全
てのランダムな電子的ノイズ源を表す。kは、サンプル
時間である。Nは、ピクセルの数である。
【0013】近似式(1)は、同時に得られたN個のピ
クセルの測定値のみに適用される。例えば、波長帯域が
連続的にサンプリングされる場合には、式(1)は、1
つの周波数帯域のピクセルのみに適用される。それ故、
N個の全クラッタピクセルに式(1)を使用すること
は、クラッタ像の1つの積分時間「スナップショット」
を表す。N個のピクセルは、像全体の小さな部分であっ
てもよい。これは、運動が、処理されている1組のピク
セルにわたり並進移動的であることを仮定する。しかし
ながら、この方法は、回転モデルを含むクラッタのいか
なる直線モデルにも拡張される。サンプル時間kの間に
各ピクセルの定数として勾配をモデリングすることによ
り、ピクセルは、同じ帯域の次の(k+1)サンプル時
間に根本的に変化しないと仮定することができる。又、
積分中の真の運動は複雑であるが、正味の作用は、クラ
ッタのある各像の全てのピクセルにおいてベクトルD
で表される。更に、ピクセルにおけるクラッタ信号は、
ηijに比して大きいことも仮定される。ドリフトによ
るピクセルとLOSのジッタ振動によるノイズ信号との
間のゆっくりと変化する輝度の差によるクラッタは、式
(1)では別々に示されるが、以下の説明では、クラッ
タという用語をその両方について使用する。というの
は、以下に述べるプロセスは、同じ機構を用いて各形式
のクラッタを抑制できるからである。
【0014】図1は、式(1)によりモデリングされる
サンプリング周期T中のsijの重要な成分を示す。信
号sは、縦軸に示されたセンサからの特定信号の出力
でありそして時間は横軸に示されている。出力信号の拡
大された領域は、3つのサンプリング周期にわたるドリ
フト及びジッタの結果としてのクラッタ成分を明確に示
している。直線的モデルの短時間精度は、ぼけた円のサ
イズ、ピクセルサイズ、ドリフト率及びシーンの構造の
ような多数のファクタに基づいている。一般に、検出器
のサイズに一致する光学的な解像度については、ピクセ
ルサイズ/ドリフト速度のファクタが大きくなるほど、
良好になると仮定すべきである。又、輝度勾配、ひいて
は、ジッタノイズは、それらが最も迅速に変化する場合
に最小となり、直線的モデルに対するLOS及び雲の流
れの作用を相殺する。
【0015】クラッタモデルの幾何学的な解釈 式(1)の電子的ノイズ項ηijを一時的に無視するこ
とにより、理想的な直線的(固定勾配)クラッタモデル
を、パラメータ時間におけるパラメータ式として認識す
ることができ、即ち各ピクセル出力は、2つの独立した
パラメータηxj及びηyjにおいて直線的である。η
xj=x(jT)=x(t)、ηyj=y(t)とする
ことによりこのことを示すように式(1)を簡単化し、
そして手前のj−1B項を代入すると、次のようにな
る。 但し、p(t)及びq(t)は、時間パラメータであ
る。
【0016】全てのピクセルは、同じサンプル時間kに
対して同じ時間パラメータp(t)及びq(t)を有す
る。それ故、並進運動のみによる理想的な直線的クラッ
タの作用は、次元Nのクラッタ像空間において、クラッ
タサブ空間平面(CP)と称する二次元平面にピクセル
出力を分散することである。又、これは、全てのピクセ
ルに対して生じる式(2)からの1組の計算を考慮し、
次いで、いずれか2つのピクセル出力を使用して全ピク
セルに共通な時間パラメータp(t)及びq(t)を求
めそして排除することにより示すこともできる。この結
果、次のような1組の方程式が得られる。 但し、a、b及びcは、定数である。
【0017】式(3)は、原点を通らないクラッタ平面
CPの1組の方程式を生じる。データが最初にセンタリ
ング即ち平均化される場合には、クラッタ平面CPは原
点を通り、定数a及びbは、ピクセルの固定の輝度勾配
のみの関数としてクラッタ平面CPの向きを決定する。
これは、次元Nの超空間における二次元平面であり、こ
こで、理論的に、1つのピクセルの値は、代数的に他の
2つのピクセルに依存するだけである。このサブ空間
は、サブ空間に含まれた非同一直線ベクトルの任意の対
の直線的な組み合わせによってスパンが決められる。ク
ラッタの平面的な 但し、Sは、クラッタ像のサンプル時間kにおいて1
組の「センタリング」されたクラッタピクセル値を表す
Nx1ベクトルである。この例において、センタリング
されたとは、各ピクセルのk回の平均を個々のピクセル
値から減算することを意味する。もちろん、第n次のフ
ィルタ動作のような他の形式の重み付けさ この1組のベクトルは、一対の固定勾配ベクトルにk対
の異なる運動スカラーを乗算することによって形成され
る。それにより生じるターゲットのないクラッタ像ベク
トルは、全て、将来又は過去の像と同様に、2つの固定
勾配ベクトル▽及び▽により形成されたクラッタ平
面CPに存在する。式(5)は、列−空間指向のもの
で、ピクセル出力が勾配ベクトルの直線的な組み合わせ
によって表されるので、ピクセル又は勾配スパン表示と
称される。
【0018】別の解釈を進めることもできる。サンプル
時間kにわたる全ピクセルの共通の運動は、一対の次元
kの固定運動ベクトルp及びqを形成し、これらは、N
個の異なる勾配スカラー対で乗算されて、クラッタ像を
形成することができる。この解釈は、行−空間指向のも
ので、時間又は運動スパン表示と称される。式(5)に
より形成されるマトリクスは、同じクラッタ像の2つの
解釈間の相違を強調するように操作することができる。
この第2の解釈は、次のように表される。
【0019】もちろん、実際の検出信号におけるジッタ
の作用は、これらの数学的な観念に忠実に従うものでは
ない。クラッタ平面CPは、二次元に留まらず、ノイ
ズ、勾配の変化、勾配の非直線性、LOS及び雲の流れ
等によりピクセル空間において三次元以上の次元を有す
る揺動する「ぼやけたパンケーキ」に類似したものへと
成長する。検出器アレーがスキャナのような線又はスト
リップの場合には、ジッタが一方向に最も優勢となり、
従って、運動のx又はy成分のみを使用するモデルを許
す。この場合、理想的なクラッタ平面CPは、N空間に
おける一次元の線であり、これは、二次元以上の「ぼや
けたホットドッグ」を表すねじれた図形へと拡張する。
これらのいずれの場合にも、クラッタエネルギーの分布
は、適度な短い時間周期(秒)にわたりクラッタピクセ
ルの全数に対して小さい次元のサブ空間に閉じ込められ
る傾向となる。このことは、各クラッタ像に対する測定
からサブ空間を削除することを許す。一次までは、サブ
空間は二次元焦点面に対して平面であるから、たとえサ
ブ空間モデルが実際の作用を捕らえるために更に高次の
ものであっても、「平面」という用語が使用される。
【0020】サブ空間投影 次いで、式(5)のピクセルスパン表示を用いて、サブ
空間投影について説明する。サブ空間投影は、基礎とな
る相関構造の利用によりクラッタにより生じた相関エネ
ルギーを分離しそして除去しようと試みるという点でク
ラッタの抑制に対する有効な解決策である。例えば、k
個の像を使用して、上記のクラッタ平面CPを、全ての
クラッタエネルギーを含む最小次元の表面であるように
更に正式に定義されたものとしてモデリングすると仮定
する。次の補正されない(しかし サブ空間平面CPの補数に対して投影したものは、その
補正された値であると定義する。補正された像は、現在
のクラッタモデルに適合しない次のクラッタモデルの部
分である。クラッタサブ空間平面CPはその補数に対し
て直交するので、の補正された値は、補正されないベク
トルに対するモデルの最小平方適合の残余でもある。こ
れは、次のように表される。
【0021】図2は、上記の関係を示している。ここ
で、クラッタサブ空間平面CPは、ピクセル空間の任意
の次元mのサブ空間であり、但し、センタリングされた
データに対してm≦k−1のみを条件とする。モデルに
対するクラッタサブ空間平面はCP(m)と称する。い
かなるサンプル時間kも、この方法で補正することがで ルによって補正することができる。しかしながら、実際
の問題として、モデルに使用されるサンプル時間は補正
されない。というのは、モデル像がクラッタのみを含
み、クラッタ平面CPの推定を偏らせることのあるター
ゲット又は閃光のような情報を含まないと仮定するから
である。更に、mがk−1に近い場合には、モデル像が
サブ空間によってほぼ完全に覆われ、ターゲットエネル
ギーが残りの
【0022】補正されたクラッタエネルギーは、小さな
サブ空間に集中されねばならないので、モデルを設定す
るための基礎として固有分析を考えることが当然であ
る。データセットの共変数マトリクス(ランク≧m)の
m個の最大固有値に対応する固有ベクトルE、i=
l;mは、最大データ変数を含む次元mのサブ空間に対
する単位基礎ベクトルを形成する。又、このサブ空間
は、最小平方解でもあり、即ちこの次元の全てのサブ空
間にわたるモデルのデータに適合する。換言すれば、こ
のように定義されるモデル表面は、表面を定義するのに
使用されるデータセットにできるだけ近いものとされ
る。ここから、最後のk個のセンタリングされた
【0023】例えば、x次元のみにジッタを伴うドリフ
トのない簡単な場合を考える。このような例は、直線の
クラッタ平面CPを招く。図3及び4は、2つのピクセ
ルに対しk=9のサンプル時間にわたってセンタリング
されたデータ対の群を示しており、ここでは、更に大き
なクラッタ変化に対してランダムノイズが追加されてい
る。対角方向の破線は、データに対する一次元サブ空間
の最良のモデル適合を表す。表された線の傾斜は、第1
ピクセルで分割された第2ピクセルの輝度勾配の最良の
適合である。式(5)の勾配ベクトルの2つの成分が示
されている。同じ帯域からの次の補正されないピクセル
ベクトルがセンタリングの後に図示されたようになる場
合には、補正された値が、モデル線、ここでは、N=2
に垂直な残余ベクトルとなる。この残余ベクトルは、実
際には、原点に向かうベクトルで は、データ対のサンプル共変数マトリクスの最大の固有
値に対応する固有ベクトルが、クラッタサブ空間をまた
ぐように効果的に使用される。この固有ベクトルは、図
3及び4に示すように、モデル線と同一直線である。モ
デルに対する1つの次元は、k−1=8より相当に小さ
いものが使用される。この演算は、次のように表すこと
ができる。
【0024】クラッタ抑制のための最小スパン勾配フィ
ルタの説明 上記分析と共に、本発明の1つの実施形態による最小ス
パン勾配フィルタ(MSGF)について以下に説明す
る。ここに提案するMSGF解決策には3つの重要な概
念がある。第1に、k個のセンタリングされたクラッタ
像ベクトルに基づく次元k−1のクラッタサブ空間モデ
ルが使用される場合には、k個のベクトルがサブ空間を
自動的に決定する。即ち、k個のセンタリングされたサ
ンプルは、N空間における次元k−1表面、即ちCP
(k−1)を定義する。第2に、このサブ空間をまたぐ
任意の1組の直交ベクトルを用いて、サブ空間投影を行
うことができる。特に、k個の像ファクタのk−1サイ
ズ選択を用いるグラム・シュミット又はそれと同等のQ
R手順は、この組を形成するように実行することができ
る。当業者に明らかなように、グラム・シュミットプロ
セスは、相互に直交する単位ベクトルを見つける効果的
な方法である。この形式のプロセスでは、固有値及び固
有ベクトルを計算する必要がない。というのは、これら
の固有ベクトルが同じサブ空間をまたがねばならないか
らである。それ故、これら2つの異なる組のスパンベク
トルにより補正されないクラッタ像ベクトルから同じ情
報が削除される。しかしながら、モデル次元mは、この
等価性を保持するためにはk−1のセンタリングされた
データに等しいか又はセンタリングされないデータにつ
いてはkに等しくなければならないことに注意された
い。そして第3に、モデルに新たなサンプルが含まれた
後にこのサブ空間が回転する角度は、簡単な技術で計算
しそして平滑化することができる。即ち、フィルタ関数
を、k個のベクトルの窓が時間的にシフトするときにモ
デルの補正率に適用して、ノイズ及び勾配変化に対する
応答を制御し且つバランスをとることができる。
【0025】本発明によるMSGFの1つの形態は、図
5ないし7を参照して以下に述べるように構成すること
ができる。先ず、k個のセンタリングされた像ベクトル
のいずれか1つを正規化することにより単位ベクトルを
形成する。次いで、グラム・シュミット手順により1組
の単位ベクトルを次のように形成する。
【0026】式(8)から、クラッタサブ空間を像から
除去するための次の像に対する補正は、次の式で与えら
れる。
【0027】MSGFプロセスの速度及び処理の効果
は、多数の動作を回避することから得られる。第1に、
共変数固有ベクトルを計算する必要がない。これは、時
間共変数マトリクスの形成及び空間共変数固有ベクトル
の構成を回避することにより乗算を節減する。N>>k
の場合の乗算の比のおおよその推定値は、k=3に対
して約5であり、そしてk=4に対して約4であり、式
(8)及び(11)を除外する。又、式(8)は、平方
根の数を約2倍は必要とする。マトリクス計算の当業者
に馴染み深い数値的技術を用いるグラム・シュミット手
順を使用してベクトルを形成することに注意を払う限
り、MSGFにおけるスパンベクトルは、式(8)より
精度及び直交性が優れたものになるはずである。という
のは、それらは、固有値/固有ベクトルの計算に関連し
た収斂基準に依存しないからである。
【0028】Nx(k−1)の組の〔C〕は、CP
(k−1)に対して直交基礎を形成するので、それによ
り得られる直交投影演算子Pk−1は、Nx(k−1)
の組の固有ベクトル〔E]から得られたものと同一で
ある。即ち、
【0029】平面の平滑化 MSGFは、第1の(最も古い)サンプルを落としそし
てk+1サンプルをモデルに追加することにより、k個
のサンプルの移動窓として実施することができる。この
モデル更新は、クラッタ平面CPの大きさを保持するの
で、更新の作用 以前のセンタリングされた像の周りで更新像の方向に平
面を傾斜させる。ノイズは、勾配傾斜の真の値の周りで
このサブ空間を「反発」する傾向があるので、データに
より決定された慣性を追加することができる。次いで、
以下の妥協が行われる。サブ空間をより以上の次元へと
開くことにより甚だしいクラッタをフィルタすることが
所望される場合には、より多くのデータを収集するに必
要な余分な時間が、クラッタ平面CPが変化するとき
に、モデルの精度を低下させることになる。一方、2つ
の次元のクラッタモデルは、2つの次元のLOS運動及
び直線的勾配に対してのみ正確である。正しい解決策
は、サブ空間のサイズ及び変化に対する応答性のバラン
スをとることである。
【0030】更新中にサブ空間CP(m)の回転を平滑
化する方法は、多数ある。これらの解決策の1つは、反
復フィルタのように働く「βθ」解決策である。以前の
k−1個のセンタリングされた像ベクトルを使用するの
ではなく、スパン組〔C〕が図8に示すように使用さ
れる。k+1の補正の後に、グラム・シュミット手順 k−2スパンベクトルを使用して手順を完了することも
できる。これは、1つのベクトルがモデル適合と同一直
線になるまでスパンベクトルCP(m)を回転する。図
8に示すCP(2)の例において、結果はC’及び
”である。C’と更新ベクトルとの間の角度が計算
され、そしてC’は、CP(2)と更新ベクト 向の両方に直交するので、この回転がこれに影響するこ
とはない。実際に、mのサイズに関わりなく、ベクトル
C’を更新に向かって回転するだけでよい。というの
は、全ての他のC’が、このC’ と、C’が回転され
るサブ空間との両方に直交するからである。これらの動
作は全て簡単である。というのは、モデル適合が各補正
の副産物であり、そして包含されるアークタンジェント
の計算がおおよその数値近似を使用できるからである。
この手順の作用は、k空間においてCP(k−1)に直
角なランダムベクトルを平滑化するときと同じである。
【0031】 のある付加的な洞察力を与える。便宜上、線CP(1)
のみをモデルとして与える一方向の運動を使用した例を
形成し、2ピクセル及び従属する0は、全てのジッタ及
びノイズ成分に対する通常の分布N(0、σ)を意味
する。図9は、このモデルと、ジッタの行程がその標準
偏差の約1.5倍で且つランダムノイズの行程がその標
準偏差の約2倍であるようなその更新とを示している。
角度θの確率密度関数は、真のモデル線に沿ってジッタ
及びノイズの角度分布を計算し、そしてその結果として
ψを追加することにより、次のように導出できる。ラン
ダム/電子ノイズ成分は、両次元に同じ変数を有すると
仮定するので、真のクラッタ平面CPへのその投影は、
CP(1)へのその投影と同じ標準偏差を有する。それ
故、θの分布を見つける問題は、ランダムノイズ成分
「x」(図示せず)をクラッタ平面CPに沿ってジッタ
成分に追加し、次いで、CPに直角なランダムノイズ成
分「y」をθに対する所望の直角三角形の高さとして取
り上げることにより、真のクラッタ平面CPに整列され
た座標系に対して作用し得る。それ故、θは、次のよう
に与えられる。
【0032】
【0033】図10は、fθ(θ)密度関数を示してい
る。θの分布は、ジッタ成分の値に基づいて調整され、
そしてジッタ信号の量のθに対する作用としてある程度
の感触を与える。従って、θは、所与のジッタ振幅を表
す定数をzに置き換えることにより式(13)により次
のように定義される。
【0034】式(15)は、当業者に知られたリシアン
(Rician)分布の位相部分として認識される。こ
の位相部分は、包絡線検出及びフェージング通信チャン
ネルの両方の理論に広範囲に使用される振幅部分よりは
知られていない。観察長さの分布は、リシアン振幅のも
のとなる。位相の計算は、次のように、2πまで拡張さ
れるだけである。 但し、erfは、数学的エラー関数である。図11は、
式(16)に対する密度関数f(θ)のグラフである。
【0035】条件付き及び無条件の密度の形状は、0度
付近で類似している。これらの密度は、ジッタが他のノ
イズ源に対して大きいときにサブ空間投影を使用して最
大の するのが実際的であると思われる。これは、図12に示
す形状を有するある種の発見的「作用」関数を示唆す
る。この例では、モデリングされた像の測定長さがラン
ダムノイズの推定標準偏差に対して大きいときに反復フ
ァクタβまでの完全な補正が使用される。ノイズの分布
により、指数関数的な重み付け形態が自然であると思わ
れる。それ故、β及びrで動作点を見出すように実験す
ることが必要である。π/2より大きなノイズ行程は検
出されず、ひいては、補正されないことに注意された
い。というのは、測定された角度は、最小のクラッタ平
面CPと ることである。
【0036】直観的には、良好な平滑化又は作用関数の
正味の効果は、共変数及び固有ベクトルの計算に関連し
た作業を行わずに、所定のサンプル時間kに及ぶサンプ
ル共変数解決策の本来の慣性に取って代わるものでなけ
ればならない。図12に示す関数の考え方は、補正され
た更新像がランダムノイズではなくてクラッタモデルに
属する帰納的な確率に基づいて重み付けすることであ
る。いずれにせよ、主たる要点は、当業者に良く知られ
たカルマンフィルタにおけるモデル更新の場合と同様
に、モデル更新を制御又はフィルタして、ランダムノイ
ズに対する反応を減衰しながら勾配変化を組み込めるよ
うにすることにより、クラッタフィルタを制御すること
である。
【0037】データのセンタリング ピクセル強度データをセンタリングすることも重要であ
る。センタリングされたデータから形成されるスパンベ
クトルは、クラッタモデルを記述するのに更に効率的で
ある。図13は、センタリングされないデータ(m=k
=2)及びセンタリングされたデータ(m=k−1=
1)を用いてモデリングする場合を示している。データ
がセンタリングされないときには、第1の固有ベクトル
を使用して、クラッタの分散方向に対して一般的に
何ら関係をもたないデータクラスターのセントロイドの
方向が記述される。第2の固有ベクトルEは、第1の
固有ベクトルに対して直角でなければならない。それ
故、一般的には、分散の線に沿って向けられることはな
い。E及びEについて最も言えることは、それらが
定義する平面が効率的なモデルを含むことである。セン
タリングされないデータを用いたMSGF解決策のサブ
空間についても同じことが言える。図13において、最
良のクラッタモデルは一次元である。
【0038】 分散の方向を指す。いずれのスレッシュホールド決定に
ついても、ある種の平均又はバックグランド推定値が維
持されるので、センタリングは、1つのベクトル計算を
排除することにより内積が節約するより少ない処理負荷
しか追加してはならない。
【0039】センタリングされたモデルの重要性は、1
つの次元を排除することによりクラッタサブ空間をでき
るだけ小さくする助けをすることである。例えば、図1
3を見ると、正しい一次元モデルから大きな垂直距離だ
け離れているが、センタリングされないデータによりモ
デリングされた平面に接近して配置された粗野なデータ
点は、小さな値に補正される。換言すれば、センタリン
グされないモデルは、潜在的なターゲットの活動性を低
減する1つの余分な不必要な次元を有する。もちろん、
良好なセンタリングのための鍵は、良好なバックグラン
ド推定である。
【0040】ターゲットエネルギーのロス サブ空間投影を用いてクラッタを減少する場合の1つの
欠点は、若干のターゲットエネルギー(又はモデルに投
影されるエネルギー)がモデルにおいて失われそして若
干がターゲットピクセルから他のピクセルへ「漏洩」す
ることである。モデルに多数のピクセルをもたせること
により、後者の作用が抑制される。漏洩は一般に僅かで
あるから、クラッタのある別のピクセルに偽警報の問題
を生じさせるおそれはほとんどないと思われる。閃光の
ような大きな偽のターゲットは、以下に示すように検出
されそして分離される。
【0041】ターゲットロス作用は、クラッタモデルが
N空間内で(1、1・・・1)に向けられた図14に
示すCP(1)の例を考慮することにより説明すること
ができる。即ち、全てのピクセルは同じ勾配を有する。
図14は、N=3の場合のモデルにおける他のピクセル
と、ピクセルSにおけるターゲットとに対するピクセ
ル補正の作用を示している。ピクセルSにおけるほと
んどのターゲットエネルギーは、Sによって保持され
る。というのは、その軸が、モデル線及びクラッタサン
プルと同一平面である唯一のものだからである。N個の
ピクセルの場合には、幾何学的な構造は、Tのターゲッ
ト値が電子的ノイズを伴わずにこれらの条件のもとでピ
クセルiに追加された場合に、フィルタの出力が次式で
与えられることを示す。 これらの項は、一般的な性能に対する利益の指数と考え
られる。個々のピクセルiに対するターゲットロス又は
漏れは、単位ベクトル〔0、0・・・0、1、0・・・
0〕にPを付与し(1はi番目の成分)そしてその結
果を検討することにより計算することができる。これ
は、I−Pの第i番目の列を適用することと等価であ
り、これは、明らかにPを計算せずにCC又はEE
の内積から計算することができる。
【0042】ターゲットスレッシュホールド 直交投影Pは、直線的な演算子であるから、補正された
像の空間的共変数は、次のように与えることができる。 KI−P=cov(〔I−P〕S)=〔I−P〕cov(S)〔I−P〕 =〔I−P〕K〔I−P〕=K−PK−KP+PKP (18) ジッタ及び電子ノイズのx及びy成分が独立していてド
リフトが無視される場合には、KI−Pを次のように近
似することができる。先ず、m=k−1=2と仮 の直交完成を表すNxNマトリクスをEとする。このサ
ンプル共変数が真の共変数を表す程度までは、正しいピ
クセルの分布を推定することができる。Kの固有 としてCP(2)スパン固有ベクトル及びそれらの補数
へと細分化することができる。それ故、次のようにな
る。 KI−P=EEI−PEE=EE(K−PK−KP+PKP)EE (EE=Iとして) (19) ドリフトをもたない理想的なクラッタの場合には、Eは
Kを次のように対角化する。 EKE=Σ=diag(aσ +σ 、aσ +σ 、σ 、 σ ...σ ) =diag(σ 、σ ・・・σ ) (20) 但し、aは、式(1)から見た2Nピクセル勾配各々の
平方の直線関数であり、σ は、ジッタ変数(x及び
yにおいて同じであると仮定する)、そしてσ は、
電子的ノイズの変数(式(1)におけるηijの変数)
である。
【0043】対角共変数の第1のm項の正確な形態は、
この導出においては、投影の作用ほど重要ではない。次
いで、Pの定義とこの対角化とを用いて、式(19)を
次のような所望の形態へと操作することができる。 但し、最後の式は、m個のゼロを有する。
【0044】スパンセットCは同一のPを形成するの
で、Cを用いる補正されたデータ共変数は、同じであ
る。一般的なmの場合には、サブ空間のノイズ分布は、
上記例の場合のように等しい変数ではない。しかしなが
ら、直交投影は、依然、どんなエネルギーがN空間から
クラッタ平面モデルCP(m)に投影されても削除し、
その残余をN空間へ分散して戻す。Nはmよりも相当に
大きいので、各ピクセルにおける補正されない電子的ノ
イズの電力は、この動作によって著しい影響を受けては
ならない。又、式(21)は、上記の電子的ノイズ変数
及びターゲットロスの推定値を使用して、補正されたピ
クセルにおける検出スレッシュホールドをセットできる
ことを意味する。
【0045】ドリフト 直線的モデルにおけるドリフトは、クラッタ平面CPに
おいてクラッタ分散の「伸張」を導入し、これは、勾配
変化が著しい場合のセンタリングされないデータに類似
した問題を生じ得る。輝度の勾配及びバックグランドの
変化として、クラッタの効率的なモデルは、勾配比の傾
斜に沿ってN空間において回転しなければならない。補
償されないドリフトは、各サンプル時間に成長する項を
付加し、これは、通常は、モデルデータの時間平均化に
よって平均化されない。それ故、ドリフト補償は、クラ
ッタの抑制を助け、そしてその逆のことも言える。ピク
セルサイズ/ドリフト速度の比が、ピクセルサイズに一
致した光学的解像度に対して小さくなるにつれて、ター
ゲットの伸張は、ランダムジッタ及び電子的ノイズを克
服するに充分なほど大きくなるが、バックグランド変化
の割合が増加して、スレッシュホールドの設定を複雑に
する。1つの解決策は、非クラッタデータの削除を犠牲
にしてモデルにより多くのサンプルを含ませることによ
りサブ空間のサイズを増加することである。別の解決策
は、ノイズの追加を犠牲にしてバックグランドを推定す
るようにn次の差のフィルタ動作を使用することであ
る。
【0046】シーンの回転及び/又はブルーミングが問
題となる場合には、焦点面処理を、同心的なセグメント
化帯域をもつ隣接データにおいて動作することにより細
分化し、焦点面にわたる非並進運動が各セグメント内で
ほとんど直線的となるようにすることができる。
【0047】図15は、本発明の実施形態によりクラッ
タを抑制するための最小スパン勾配フィルタ10の1つ
の実施を示す概略ブロック図である。フィルタ10は、
特定の周波数帯域iにわたりターゲット検出・追跡シス
テム(図示せず)に関連した赤外線焦点面センサアレー
のようなシーンを感知するセンサアレー(図示せず)か
らピクセル強度データとして像を受け取る。フィルタ1
0の動作は、センサアレーからの像がターゲットの存在
に対してテストされる前に実行される。追跡システムの
各帯域iごとに個別の勾配フィルタが設けられる。例え
ば、米国特許第5,300,780号に開示された追跡
システムにおいては、それ自身のフィルタを各々必要と
する7つの個別の周波数帯域がある。フィルタ10の対
応する表示は、上記した本発明による最小スパン勾配フ
ィルタの分析に従う。それ故、フィルタ10の以下の説
明は、上記で詳細に述べたことが分かろう。
【0048】センサアレーからの焦点面シーンデータ
は、特定の周波数帯域iにわたるシーンフレームSとし
て左上からフィルタ10に入る。先入れ先出し(FIF
O)バッファメモリ12は、当該物体について感知され
ているシーンの多数の連続する現在フレーム即ち像をサ
ンプル時間当たり1フレームづつ記憶する。各フレーム
即ち像は、ここではメモリ12において個々の方形とし
て表された複数のピクセルにより表される。1つの既知
のターゲットシステムにおいては、フレーム当たり25
6x256のピクセルがある。FIFOバッファメモリ
14は、以下で明らかとなる理由で、次々のフレームを
記憶できるところのl個のフレームの遅延を与える。更
に、FIFOバッファメモリ16は、クラッタサブ空間
を決定するのに使用されるデータのモデルフレームとし
てシーンの次々のフレームを記憶する。この例では、バ
ッファメモリ16のk個の最も古いフレームがモデルフ
レームを形成し、そしてバッファフレーム12のn個の
最も新しい又は現在のフレームがターゲット検出プロセ
ス(図示せず)によりターゲットの存在に対してテスト
され、クラッタとならないモデルフレームにターゲット
が存在するかどうか決定される。1つの例においては、
メモリ16においてモデルフレームを形成する約15個
のフレームと、メモリ12においてターゲットの存在に
対してテストされる5このフレームとがある。この技術
で知られているいずれかの適用可能なターゲット検出プ
ロセスを用いて、バッファメモリ12に記憶されたデー
タのフレームにターゲットが存在するかどうか決定する
ことができる。ターゲット検出プロセスは、ここに述べ
るように、フィルタ10がデータのフレームからクラッ
タを除去した後に実行される。ターゲットの存在に対し
て検出されるバッファメモリ12に記憶されたn個の検
出フレームと、バッファメモリ16に記憶されたk個の
モデルフレームとの時間分離により、システム10は、
クラッタとして現れそしてクラッタモデルをターゲット
データで乱すターゲットがモデルフレームに存在するか
どうか決定することができる。
【0049】図16は、図15に示されたフィルタ10
が、メモリ16に記憶される一連のモデルフレーム及び
メモリ12に記憶される一連の検出フレームをいかに定
めるかを示す一連の時間線を示している。時間は、各時
間線の横軸に沿って示され、そして横軸の一連の刻み線
は、データの連続フレームを分離する。第1の時間線に
よって示されたように、クラッタモデルの窓は、各サン
プル時間に形成される一連のフレームとして発生され
る。第2の時間線は、k個のデータフレームであるモデ
ル窓を示しており、これらのデータフレームは、メモリ
16に記憶され、そしてクラッタサブ空間モデルを決定
するために使用されるべきモデルフレームを表してい
る。その後のデータフレームは、次いで、n個の検出フ
レームを表す検出窓としてメモリ12に記憶される。n
個の検出フレームが検出窓として発生されると、ターゲ
ットが存在するかどうか決定するプロセスは、フィルタ
10により補正されたデータフレームにおいて行うこと
ができる。
【0050】1つの例において、ターゲットが各ピクセ
ルに存在するかどうか決定するテストは、nのうちのm
のルールのテスト(m−out−of−n rule
test)と称され、システムがターゲットが存在する
と決定するためにはnフレーム検出窓における所定数の
フレームmがそのピクセルに対してターゲットを示さね
ばならない。例えば、検出窓に5つのデータフレームが
ある場合には、これらフレームにおける3つの一致する
ピクセルがターゲットの存在を示さねばならない。m個
未満のデータフレームがターゲットを示す場合には、シ
ステム10は、ターゲットが存在しないと決定し、モデ
ル窓及び検出窓は、第4の時間線で示すように、最新の
データフレームを検出窓へ移動し、最も古いデータフレ
ームを検出窓からモデル窓へ移動し、そしてモデル窓に
おいて最も古いデータフレームを破棄することにより更
新される。
【0051】しかしながら、検出窓においてターゲット
が検出された場合には、検出窓からの次々のフレームを
記憶するようにメモリ14が組み込まれていて、ターゲ
ットが存在する間にモデル窓を一定に保持する。これ
は、第5の時間線に示されており、1つのデータフレー
ムが、メモリ14に記憶された第1のデータフレームで
ある凍結フレームとして示されている。ターゲット検出
プロセスが、更新された検出窓においてターゲットを検
出し続ける場合には、第6の時間線で示されたように、
より多くの凍結フレームが遅延メモリ14に追加され
る。凍結フレームの数が増加するにつれて、モデル窓は
一定に保たれる。新たなフレームが検出窓に導入される
たびに、ターゲットのテストが繰り返される。ある点に
おいて、メモリ16に最大数の遅延凍結フレームが達成
され、検出窓においてターゲットが依然として検出され
るが、モデルを更新しなければならない。最大の凍結フ
レーム窓は、第6の時間フレームに示された1フレーム
である。このとき、プロセスが1フレームだけシフトさ
れ、モデル窓が更新されるが、第7の時間線に示すよう
に、ターゲットピクセルを含む。
【0052】図15に戻ると、帯域iの各ピクセルは、
フレームごとのベースで一連の動作に通されて、クラッ
タサブ空間を形成する。特に、バッファメモリ16から
の各ピクセルは加算接合点18に付与され、平均化の目
的で各データフレームにピクセル強度を追加する。バッ
ファメモリ16からの各フレームに対し全てのピクセル
の加算接合点18における和は、1/k平均化システム
20へ送られ、以下に述べるように、センタリングの目
的でその組のピクセルに対する平均強度を発生する。平
均システム20からの各フレームSに対する平均化され
たピクセル強度Smeanは、次いで、当業者に明らか
なターゲット検出のためのその後の検出動作(図示せ
ず)へ送られる。
【0053】バッファメモリ16のモデルフレームの各
ピクセルも、標準偏差計算システム22へ付与される。
又、標準偏差計算システム22は、平均化システム20
から平均ピクセル強度Smeanも受け取る。クラッタ
探知器24は、モデリング周期にわたりバッファメモリ
16のモデルフレームの各ピクセルの標準偏差σを取り
出す。平均ピクセル強度Smean及びピクセルの標準
偏差σは、シーン統計学的情報のモデルに基づき、カル
マンフィルタ動作のような従来の統計学的方程式又は適
応技術を用いて、モデリング周期にわたり決定される。
これらの量は、当業者に明らかなように、スレッシュホ
ールド設定及びその後の検出動作(図示せず)にも有用
である。ピクセルの標準偏差σが所定のスレッシュホー
ルドσより低いことが、予想されるセンサ及び電子ノ
イズに基づいてクラッタ探知器24により決定された場
合には、このピクセルは、補正非実行ピクセルシステム
26により決定されるように補正されない。クラッタ探
知器24は、電子及び検出ノイズがLOSジッタノイズ
のクラッタサブ空間モデルを変化させるのを防止するた
めに設けられている。
【0054】データSのフレームは、閃光スレッシュホ
ールド検出器28にも送られる。この閃光検出器28
は、フレームSの各ピクセルの絶対強度が、サブ空間モ
デルを不所望に変更することのある閃光スレッシュホー
ルド値γより上であるかどうかを決定する。検出器2
8に送られた強度値が閃光スレッシュホールドγより
上である場合は、このピクセルがプロセスにおいて無視
され、上記のようにサブ空間削除による隣接ピクセルへ
の大きな漏れが回避される。ピクセル強度がスレッシュ
ホールド値γを越える場合には、そのピクセルがシス
テム30へ付与され、閃光スレッシュホールド値γ
り高い輝度を有するピクセルを平均輝度ピクセルに置き
換え、その過剰に強いピクセルがサブ空間モデルを更新
しないようにする。システム30の出力は、システム2
6へ送られ、従って、システム10は、閃光スレッシュ
ホールド値γより高いピクセルは補正しない。
【0055】フレームSは、加算接合点40に付与され
て、平均化システム20からの平均ピクセル強度S
meanの負の形態と加算され、データSのフレームを
センタリングする。ピクセル強度データのセンタリング
により、データの変化ができるだけ小さなサブ空間へと
集中される。センタリング段階は、本発明のフィルタ動
作を実行するのに必要ではないが、このようなセンタリ
ング段階は、既知の効果を有する。ピクセルデータのセ
ンタリングについての詳細な説明は、図13及びそれに
対応する説明を参照されたい。加算接続点40からのセ
ンタリングされたフレー 影システム42は、式(11)について上記したよう
に、センタリングされたフレームデータSにおいてサブ
空間投影技術を実行し、フレームにおいてクラッタサブ
空間を除去し、そして実質的に全てのクラッタが除去さ
れたフレームデータ
【0056】LOSジッタノイズのほとんどが存在する
クラッタサブ空間モデルを形成する第1組のサブ空間基
本ベクトルは、図5−7、式(10)について上記した
グラム・シュミット手順を用いて決定される。平均化シ
ステム20からの平均ピクセル強度Smeanの負の形
態が一連の加算接合点32へ付与され、システム26か
らの信号と加算されて、上記のように補正されるべきで
ないピクセルを除去する。加算接合点32は、メモリ1
6のk個のデータフレームの各々に対して設けられてい
る。加算接合点32の出力は、モデルフレームにおける
クラッタに対して補正されるべきピクセルにおいてグラ
ム・シュミット計算を実行する一連のグラム・シュミッ
トシステム34に付与される。グラム・シュミットシス
テム34は、式(10)によりクラッタサブ空間モデル
を定義する一連の単位ベクトルを発生する。これらの単
位ベクトルは、メモリ16の全てのモデルフレームを含
むようにC−Ck−1として定義される。グラム・シ
ュミットシステム34からの出力は、初期始動時にサブ
空間投影システム42へ付与される。
【0057】初期クラッタサブ空間モデルがグラム・シ
ュミットの計算により発生された後に、平面平滑化シス
テム44により示された平面平滑化動作を用いて、その
後のクラッタサブ空間モデルにおいてピクセル補正が更
新される。平面平滑化は、図8−12を参照して説明し
た。上記のように、平面平滑化プロセスは、新たなフレ
ームがメモリ16に追加されるときにクラッタサブ空間
更新プロセス中のランダムノイズによるクラッタサブ空
間の回転を減少するように試み、クラッタサブ空間モデ
ルを真のクラッタサブ空間に実質的に近い状態に維持す
る。平面平滑化システム44は、反復フィルタとして働
くβθ解決策を使用する。平面平滑化動作においては、
サブ空間投影システム42からのセンタリングされたフ
レームデ システム48に付与される。これらの遅延n+1−1シ
ステム46及び48は、クラッタサブ空間更新を、サブ
空間モデル即ち最小方形又は投影適合と現在フレームの
残余とに適合する像フレームの部分からの出力と同期さ
せる。
【0058】平面平滑化システム44内の他の動作は、
上記で詳細に述べた。遅延システム46及び48からの
遅延された適合は、それに対応する補正されないがセン
タリングされたフレームデータに(これはバッファメモ
リ16のモデル窓に送られるべき次のセンタリングされ
ないフレームに対応する)と比較され、それらの間の角
度θが決定される。単位ベクトルC’が適合から計算さ
れる一方、ユーザ調整 レームベクトル適合の残余の大きさから計算されるか、
或いは予想されるノイズ 択可能な利得係数rにより作用に対して調整された長さ
から計算される。グラム・シュミット(GS)システム
は、残りの基本ベクトルにおいてグラム・シュミット手
順を実行して、これらベクトルを以前のクラッタサブ空
間内で回転し、新たなサブ空間ベクトルCないしC
K−1を発生する。
【0059】グラム・シュミット始動プロセスは、固有
分析のような基本ベクトル形成に対する他の技術と置き
換えることができる。平面平滑システム44からの出力
であるサブ空間ベクトルC及びC・・・C
K−1は、サブ空間投影システム42に付与され、グラ
ム・シュミットシステム34からのサブ空間ベクトルが
始動時に元の1組のサブ空間ベクトルを発生した後にメ
モリ16に入る各新たなフレームごとにクラッタサブ空
間を更新する。又、平面平滑化更新プロセスは、グラム
・シュミット手順と置き換えることができ、この場合
は、平面平滑化システム44が除去され、そして全ての
フレームに対してグラム・シュミットシステム34の始
動が繰り返される。
【0060】MSGFと他のサブ空間投影技術との比較 MSGFにおけるサブ空間投影のピクセルスピン実施
は、固定勾配を用いて、式(5)に示すようなNピクセ
ル空間にサブ空間スピンベクトルを構成するものであっ
た。これらの勾配が著しく変化しない限り、フィルタ
は、モデル内の同じピクセルの将来のクラッタ像を補正
することができる。別の古典的な投影解決策は、運動ベ
クトルを用いてクラッタ平面をまたぐことにより式
(6)に従う。この技術では、モデルの一部分でなく、
同じ焦点面からのもので、しかもモデルと同時にサンプ
リングされた異なるピクセルからのクラッタ像を補正す
ることができる。式(6)を用いて、ベクトルp及びq
で形成されたクラッタ平面のモデル の固有ベクトルから形成される。時間/運動スパンサブ
空間投影と、ピクセル/勾配スパンサブ空間投影との1
つの一般的な比較は、時間スパンで行方向に演算を実行
できる場合に、ピクセルスパンで列方向に演算を実行で
きるようなもので モデルと補正プロセスとの間の関係の比較を示してい
る。全てのデータに対して クされることに注意されたい。これらの単一の値では、
SVDを使用して、上記したように列−空間固有ベクト
ル又は行−空間固有ベクトルのいずれかが計算される。
原理的には、ある種の混成解決策において前後に切り換
えすることができねばならない。MSGFについては、
単一の値が使用できないので、このようにならない。
【0061】以上、本発明の実施形態を説明した。以上
の説明、添付図面及び請求の範囲から、当業者であれ
ば、本発明の精神及び範囲から逸脱せずに種々の変更や
修正がなされ得ることが容易に明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】物体検出システムに関連したセンサの単一ピク
セルからのクラッタ成分を示すグラフである。
【図2】像ベクトルのクラッタサブ空間を示す図であ
る。
【図3】ピクセルベクトルを示すグラフである。
【図4】ピクセルベクトルを示すグラフである。
【図5】本発明の好ましい実施形態によるスパンベクト
ル形成を示すグラフである。
【図6】本発明の好ましい実施形態によるスパンベクト
ル形成を示すグラフである。
【図7】本発明の好ましい実施形態によるスパンベクト
ル形成を示すグラフである。
【図8】特定のクラッタ平面の例を示す図である。
【図9】ノイズモデルを示す図である。
【図10】密度関数のグラフである。
【図11】密度関数のジッタ成分のグラフである。
【図12】重み付け関数のグラフである。
【図13】センタリングされたモデルのグラフである。
【図14】ターゲットエネルギーが失われたモデルを示
す図である。
【図15】本発明の実施形態によるシーンクラッタ抑制
に使用される最小スパン勾配フィルタを示すブロック図
である。
【図16】図15の最小スパン勾配フィルタに対するモ
デル窓フレーム及び検出窓フレームの分離を示す一連の
時間線図である。
【図17】ピクセル及び時間スパンのモデルを示す図で
ある。
【符号の説明】
10 最小スパン勾配フィルタ 12 先入れ先出し(FIFO)メモリ 14、16 FIFOバッファメモリ 18、32 加算接合部 20 平均化システム 22 標準偏差計算システム 24 クラッタ探知器 26 非補正ピクセルシステム 28 閃光検出器 34 グラム・シュミット検出システム 42 サブ空間投影システム 44 平面平滑化システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−268477(JP,A) 特表 平3−502018(JP,A) 米国特許4652881(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 3/782 G01S 7/00 - 7/64 G01S 13/00 - 13/95

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シーンを感知して、当該物体が存在する
    かどうかを決定する物体検出システムにおけるクラッタ
    を抑制するためのクラッタ抑制システムにおいて、 クラッタが抑制されるべきシーンの像を表す一連のデー
    タフレームを発生するフレーム発生手段と、 上記一連のデータフレームに基づいてシーンのモデルフ
    レームを記憶するためのモデル記憶手段と、 シーンにおける実質的に全てのクラッタを定義するシー
    ンのクラッタサブ空間を発生するためのクラッタサブ空
    間手段と、 実質的に全てのクラッタが除去されたシーンのデータフ
    レームを発生するためのサブ空間投影手段であって、上
    記一連のデータフレームと、上記クラッタサブ空間手段
    からのクラッタサブ空間とに応答して、サブ空間投影技
    術によりクラッタサブ空間をデータフレームと合成し、
    データフレームにおけるクラッタを除去すると共に、物
    体の存在に対して検出されるべき実質的にクラッタのな
    いデータフレームを発生するためのサブ空間投影手段と
    を備えたことを特徴とするクラッタ抑制システム。
  2. 【請求項2】 データのモデルフレームをセンタリング
    するためのセンタリング手段を更に備え、このセンタリ
    ング手段は、データフレームにおけるピクセルの強度を
    平均化するためのピクセル強度平均化手段を含み、上記
    サブ空間投影手段は、データのモデルフレームのセンタ
    リングされたピクセル強度に応答する請求項1に記載の
    クラッタ抑制システム。
  3. 【請求項3】 上記クラッタサブ空間手段は、グラム・
    シュミット手順により1組のクラッタサブ空間単位ベク
    トルを決定するグラム・シュミット処理システムを備
    え、上記単位ベクトルはモデルフレームにおけるクラッ
    タサブ空間を定義するものである請求項1に記載のクラ
    ッタ抑制システム。
  4. 【請求項4】 上記グラム・シュミット処理システム
    は、データのモデルフレームにおけるピクセルのピクセ
    ル強度をセンタリングするためのセンタリング手段から
    のセンタリングされたピクセル強度に応答する請求項3
    に記載のクラッタ抑制システム。
  5. 【請求項5】 上記クラッタサブ空間手段は、1組のク
    ラッタサブ空間単位ベクトルを決定する平面平滑化シス
    テムを含み、この平面平滑化は、上記サブ空間投影手段
    からのクラッタのないデータフレームと、上記フレーム
    発生手段からのデータフレームとに応答して、クラッタ
    サブ空間を更新するための更新クラッタサブ空間単位ベ
    クトルを発生する請求項1に記載のクラッタ抑制システ
    ム。
  6. 【請求項6】 上記平面平滑化システムは、反復性フィ
    ルタ手段を用いることによりデータフレームがモデルフ
    レームに追加されるときに元のクラッタサブ空間に対す
    るクラッタサブ空間の回転を平滑化する請求項5に記載
    のクラッタ抑制システム。
  7. 【請求項7】 データのモデルフレームにおけるピクセ
    ルの標準偏差を決定するためのクラッタ探知手段を更に
    備え、このクラッタ探知手段は、モデルフレームのピク
    セル強度に応答して、モデルフレームの標準偏差を発生
    し、各ピクセルの標準偏差は、ピクセルスレッシュホー
    ルドに適用され、ピクセルの標準偏差がピクセルスレッ
    シュホールドより低い場合に、ピクセルがクラッタサブ
    空間から除去される請求項1に記載のクラッタ抑制シス
    テム。
  8. 【請求項8】 データフレームのピクセルが所定の閃光
    スレッシュホールドより上の絶対強度を有するかどうか
    決定するための閃光スレッシュホールド手段を更に備
    え、ピクセル強度が閃光スレッシュホールドより高い場
    合には、そのピクセルがクラッタサブ空間から除去され
    る請求項1に記載のクラッタ抑制システム。
  9. 【請求項9】 物体検出記憶手段及び遅延記憶手段を更
    に備え、上記物体検出記憶手段は、物体の存在に対して
    テストされるべき現在のデータフレームを記憶し、上記
    遅延記憶手段は、検出された当該物体を含む過去のデー
    タフレームを記憶し、モデル記憶手段は、物体を含まな
    いデータのモデルフレームを記憶する請求項1に記載の
    クラッタ抑制システム。
  10. 【請求項10】 上記グラム・シュミット処理システム
    は、次の関係によりクラッタサブ空間単位ベクトルを決
    定し、 但し、 は、モデルフレームにおいて時間iの間にセンタリング
    されたシーンベクトルであり、Cは、クラッタサブ空間
    に対する単位ベクトルであり、iは、時間サンプルに対
    応するインデックスであり、jは、加算インデックスで
    あり、そしてTは、転置演算である請求項3に記載のク
    ラッタ抑制システム。
  11. 【請求項11】 上記サブ空間投影手段は、次の関係に
    より、実質的にクラッタのないデータフレームを発生
    し、 但し、Sはモデルフレームにおけるセンタリングされた
    シーンベクトルであり、Cはクラッタサブ空間に対する
    単位ベクトルであり、kは時間サンプルであり、iは時
    間サンプルに対応するインデックスであり、そしてTは
    転置演算である請求項1に記載のクラッタ抑制システ
    ム。
  12. 【請求項12】 シーンを感知して、当該物体が存在す
    るかどうかを決定する物体検出システムにおけるクラッ
    タを抑制するためのクラッタ抑制システムにおいて、 シーンのモデルフレームを記憶するモデル記憶装置と、 上記シーンのモデルフレームに応答するグラム・シュミ
    ット処理システムであって、モデルフレームの実質的に
    全てのクラッタが存在するところのモデルフレームのク
    ラッタ空間を定義する1組のクラッタサブ空間単位ベク
    トルを発生するようなグラム・シュミット処理システム
    と、 上記シーンのデータフレームと、上記グラム・シュミッ
    ト処理システムからのクラッタサブ空間単位ベクトルと
    に応答するサブ空間投影システムであって、サブ空間投
    影技術により現在のデータフレームとクラッタサブ空間
    単位ベクトルとを合成して、現在のデータフレームにお
    けるクラッタを除去するようなサブ空間投影システムと
    を備えたことを特徴とするクラッタ抑制システム。
  13. 【請求項13】 上記グラム・シュミット処理システム
    は、次の関係によりクラッタサブ空間単位ベクトルを決
    定し、 但し、 は、モデルフレームにおいて時間iの間にセンタリング
    されたシーンベクトルであり、Cは、クラッタサブ空間
    に対する単位ベクトルであり、iは、時間サンプルに対
    応するインデックスであり、jは、加算インデックスで
    あり、そしてTは、転置演算である請求項12に記載の
    クラッタ抑制システム。
  14. 【請求項14】 シーンを感知して、当該物体が存在す
    るかどうかを決定する物体検出システムにおけるクラッ
    タを抑制するためのクラッタ抑制システムにおいて、 シーンのデータのモデルフレームを記憶するモデル記憶
    装置と、 上記モデル記憶装置からのデータのモデルフレームに応
    答する平面平滑化システムであって、実質的にクラッタ
    のないデータのフレームに基づいて1組のクラッタサブ
    空間単位ベクトルを決定し、単位ベクトルがモデルフレ
    ームにおけるクラッタサブ空間を定義するような平面平
    滑化システムと、 上記データのモデルフレームと、上記クラッタサブ空間
    単位ベクトルとに応答するサブ空間投影システムであっ
    て、サブ空間投影技術により現在のデータフレームとサ
    ブ空間単位ベクトルとを合成して、現在のデータフレー
    ムにおけるクラッタを除去するようなサブ空間投影シス
    テムとを備えたことを特徴とするクラッタ抑制システ
    ム。
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