JP3200212U - 二つの指掛け部を備えた歯ブラシ - Google Patents

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Abstract

【課題】軽い力でブラシ部の角度を調整しながらブラッシングできる歯ブラシを提供する。
【解決手段】植毛がされたブラシ部10と、ブラシ部10に延設された把持部20とを備える歯ブラシ1であって、把持部20は、指を通すための貫通孔24が設けられたリング状の第1指掛け部21と、第1指掛け部21に延設して形成され、最大幅が第1指掛け部21の外縁の最大幅より広い第2指掛け部22と、第2指掛け部22に延設して形成された握り部23と、を含む。
【選択図】図1

Description

本考案は、歯ブラシに関する。
手動歯ブラシは、通常ブラシ部及び把持部からなり、把持部が棒状に形成される。特許文献1には、このように棒状に形成された歯ブラシが提案されている。
一方、弱い力でも握り締めることができる歯ブラシが提案されている。特許文献2には把持部に輪状のふくらみ部を設けた歯ブラシが提案され、特許文献3には把持部に凹部(密着面)を設けた歯ブラシが提案されている。
特開平5−15411号公報 実開昭55−95525号公報 特開2000−139566号公報
上記特許文献2及び3に記載の歯ブラシは、把持部に輪状のふくらみ部や凹部(密着面)を設けたことで、使用者が障害や指の傷等で歯ブラシを通常のように把持できない場合に一定の効果を有するものの、把持態様が限定されるため、ブラッシングに必要とされるブラシ部の角度を調整できないという問題がある。
本考案は、上記課題を解決するためのもので、軽い力でブラシ部の角度を調整しながらブラッシングできる歯ブラシを提供することを目的とする。
そこで、上記課題を解決するために、本考案に係る歯ブラシは、植毛がされたブラシ部と、前記ブラシ部に延設された把持部とを備える歯ブラシであって、前記把持部は、指を通すための貫通孔が設けられたリング状の第1指掛け部と、前記第1指掛け部に延設して形成され、最大幅が前記第1指掛け部の外縁の最大幅より広い第2指掛け部と、前記第2指掛け部に延設して形成された握り部と、を含む。
また、前記把持部は、前記ブラシ部において植毛がされた面と同じ側の面である表面及び対向側の面である裏面の幅が、前記表面及び裏面の間の両側面より広く、扁平な形状に形成されていてもよい。
また、前記第2指掛け部の最大幅は、30mm〜60mmであってもよい。
また、前記第2指掛け部は、前記第1指掛け部の外縁にそれぞれ延続して形成され、互いに対向している凹みである一対の凹部と、一対の前記凹部にそれぞれ延続して形成され、互いに対向している凸状部分である一対の凸部と、を含んでもよい。
また、前記第2指掛け部は、前記歯ブラシの長手方向の中心線と直交する断面の形状が略菱形であってもよい。
また、前記握り部は、少なくとも末端部分における、前記中心線と直交する断面の形状が略楕円形であってもよい。
また、前記歯ブラシは、前記ブラシ部が前記把持部に対して長軸方向において回転可能に形成されていてもよい。
また、前記歯ブラシは、前記ブラシ部と前記把持部とが一体に形成されていてもよい。
また、前記歯ブラシは、前記ブラシ部と前記把持部とが着脱可能に形成されていてもよい。
本考案によれば、軽い力でブラシ部の角度を調整しながらブラッシングできる歯ブラシを提供することができる。
実施形態1に係る歯ブラシを説明するための図である。 実施形態1に係る歯ブラシの使用状態を説明するための図である。 実施形態2に係る歯ブラシを説明するための図である。 実施形態2に係る歯ブラシの使用状態を説明するための図である。 実施形態2の変形例1に係る歯ブラシを説明するための図である。 実施形態3に係る歯ブラシを説明するための図である。 実施形態3に係る歯ブラシの使用状態を説明するための図である。 実施形態3の変形例1に係る歯ブラシを説明するための図である。 実施形態4に係る歯ブラシを説明するための図である。
以下、図面を参照して本考案に係る歯ブラシの実施形態の例を説明する。本願においては、歯ブラシの植毛がされた面を表面とし、その対向側の面を裏面とする。また、歯ブラシを構成する各構成部分の全体の長手方向における幅を「長さ」と記載し、短手方向における幅を「幅」と記載する。
<実施形態1>
図1は、実施形態1に係る歯ブラシ1を説明するための図で、図1(a)は平面図、図1(b)は正面図、図1(c)は左側面図である。図1に示すように、歯ブラシ1は、ブラシ部10及び把持部20を備える。歯ブラシ1は、植毛がされたブラシ部10とブラシ部10に延設された把持部20とが一体に形成される。歯ブラシ1は、ナイロンやプラスチック、ゴム等従来技術における材料を用いて形成することができる。
ブラシ部10は、ヘッド部11、首部12及び連結部13を含む。ヘッド部11は、角に丸みのある略四角形状の板状の本体に、一の面(表面)に植毛がされて形成される。首部12は、ヘッド部11から延続して、断面形状が略四角形状の細い棒状に形成される。連結部13は、首部12から拡幅して、首部12を頂点とした略二等辺三角形状に形成される。
例えば、奥歯をブラッシングする際には、ヘッド部11を、上下歯の間に差し込んで奥歯の咬合面をブラッシングしたり、上下歯の間から口腔内に差し込んで奥歯の舌側をブラッシングしたりする必要がある。そのため、首部12は細く薄く形成することが望ましい。しかし、首部12を細く形成すると、強度が弱くなるおそれがあるので、ここでは、連結部13を首部12から拡幅して形成することによってこれを回避する。特に、後述のように把持部20にリング状の第1指掛け部21を設けると、第1指掛け部21との接続部分が脆弱になり破損しやすくなるので、連結部13を設けることによってこれを防止することができる。
把持部20は、指を通すための貫通孔が設けられたリング状の第1指掛け部21と、第1指掛け部21に延設して形成された第2指掛け部22と、第2指掛け部22に延設して形成された握り部23と、を含む。把持部20は、ブラシ部1において植毛がされた面と同じ側の面である表面及び対向側の面である裏面の幅が、表面及び裏面の間の両側面より広く、扁平な形状に形成される。
第1指掛け部21は、連結部13に延設して形成される。図1(a)に示す第1指掛け部21の貫通孔24は、略円形状に形成される。第1指掛け部21は、人差し指や親指等の指先だけではなく、指の根元までが入る余裕のある大きさに形成される。幼児や子供、大人用で適正値は異なり、第1指掛け部21は、好ましくは、内径の最大幅Dnが13mm〜35mm程度で、外縁の最大幅Dgが20〜40mm程度である。これによって、歯ブラシ1を把持する手の全体の自由度を高めることができる。
第2指掛け部22は、第1指掛け部21に延設して形成される。第2指掛け部22は、一対の凹部25及び一対の凸部26を含む。一対の凹部25は、第1指掛け部21の外縁にそれぞれ延続して形成され、互いに対向している一対の凹みである。一対の凸部26は、一対の凹部25にそれぞれ延続して形成され、互いに対向している凸状部分である。
一例として、図1に示すように、第2指掛け部22は、第1指掛け部21の外縁より一旦幅を狭めてから広めた後に、さらに狭める形状に形成される。これによって、両側面において、くびれ状の凹みである一対の凹部25と、「へ」の字状の一対の凸部26が形成される。第2指掛け部22は、両凸部26の間で形成される最大幅Wが第1指掛け部21の外縁の最大幅より広く形成される。好ましくは、第2指掛け部22の最大幅Wは30mm〜60mm程度であり、第1指掛け部21の外縁より広い。
握り部23は、第2指掛け部22に延設して形成される。握り部23は末端部分が丸みを帯びる形状に形成される。
一例として、歯ブラシ1は、長手方向の中心線Lに対して左右対称に形成される。または、歯ブラシ1は、利き手に合わせて、人差し指を第1指掛け部に通した場合に、親指を当てる側の凹部25を中指を当てる側の凹部25より凹みが深くなるように形成されてもよい。
また、図1において、凸部26は「へ」の字状に形成されているが、これに限定するものではなく、例えば、「冂」の字状に両側面から突出するように形成されてもよい。
図2は、歯ブラシ1の使用状態の例を説明するための図である。使用者は、図2(a)に示すように、歯ブラシ1を、人差し指を第1指掛け部21に通し、親指及び中指をそれぞれ第2指掛け部22に当てるようにして把持することができる。また、図2(b)に示すように、親指を第1指掛け部21に通し、人差し指及び中指をそれぞれ第2指掛け部に当てるように歯ブラシ1を把持することができる。このように、使用者は、弱い力でもしっかりと歯ブラシ1を把持することができ、ブラッシングに必要とされるブラシ部の角度を調整することができる。
すなわち、歯ブラシ1は、第1指掛け部及び第2指掛け部を含むことにより、使用者は、第1指掛け部に指を通し、第2指掛け部に指を当てることによって、弱い力でもしっかりと歯ブラシ1を把持することができる。また、第2指掛け部の最大幅が第1指掛け部より広いため、自然な把持態様となると共に、3点支持となるため安定感のある把持ができる。また、第2指掛け部に凹部と凸部を含めることで、凹部に指を当てた状態で、凸部で歯ブラシ1を捻るようにして、歯ブラシ1を長軸方向において回転させてブラシ部の角度を調整することができる。また、凸部間の幅(第2指掛け部の最大幅)が広いため、小さい幅の捻りでもブラシ部の角度を変える効果を十分に得ることができる。
<実施形態2>
図3は、実施形態2に係る歯ブラシ1aを説明するための図で、図3(a)は平面図、図3(b)は正面図である。図3に示すように、歯ブラシ1aは、ブラシ部10a及び把持部20aを備える。以下では、実施形態1と同様な構成については、同様な符号を付してその説明を省略する。
ブラシ部10aは、ヘッド部11、首部12及び連結部13aを含む。ブラシ部10aは、連結部13aが棒状に形成される以外は、実施形態1と同様であるため、説明を省略する。
把持部20aは、指を通すための貫通孔が設けられたリング状の第1指掛け部21と、第1指掛け部21に延設して形成された第2指掛け部22aと、第2指掛け部22aに延設して形成された握り部23aと、を含む。
第2指掛け部22aは、第1指掛け部21に延設して形成される。第2指掛け部22aは、一対の凹部25a及び一対の凸部26aを含む。一対の凹部25aは、第1指掛け部21の外縁にそれぞれ延続して形成され、互いに対向している一対の凹みである。一対の凸部26aは、一対の凹部25aにそれぞれ延続して形成され、互いに対向している凸状部分である。
一例として、図3に示すように、第2指掛け部22aは、一対の凹部25aが第1指掛け部21の外縁にそれぞれ延続してくびれ状に形成され、一対の凸部26aが一対の凹部25aにそれぞれ延続して丸みのある凸状に形成される。
また、第2指掛け部22aは、最大幅W、即ち両凸部26aの間の部分の幅が第1指掛け部21の外縁の最大幅より広く形成される。好ましくは、第2指掛け部22aの最大幅Wは30mm〜60mm程度である。
また、図3に示すように、第2指掛け部22aは、歯ブラシ1aの長手方向の中心線Lと直交する断面形状が略菱形に形成される。
握り部23aは、第2指掛け部22aに延設して形成される。握り部23aは少なくとも末端部分における、中心線Lと直交する断面形状が略楕円形に形成される。
これにより、掌に当たる接触面が略球状の支点をなし、第2指掛け部に当たる指位置を操作することにより、把持部全体が回転し易くなり、強いては歯ブラシ先端付近(ヘッド部)が回転しやすくなり、歯に当たるブラシの先端を適切にコントロールしやすくなる。
図4は、歯ブラシ1aの使用状態の例を説明するための図である。図示のように、使用者は、歯ブラシ1aを、人差し指を第1指掛け部21に通し、親指及び中指をそれぞれ第2指掛け部22aに当てるようにして把持することができる。また、親指と中指で凸部26aにおいて歯ブラシ1aを捻るようにして、ブラシ部10aの角度を調整することができる。
このように、歯ブラシ1aは、実施形態1に記載の効果以外に、さらに、凸部26aを丸味のある凸状にし、第2指掛け部22aの断面形状を略菱形にし、握り部23aの末端部分の断面形状を略楕円形にすることで、さらに凸部26aにおいて歯ブラシ1aを捻りやすくなり、歯ブラシ1を長軸方向において回転させてブラシ部の角度を調整しやすくなる。
なお、ここで、ブラシ部10aは連結部13aにおいて把持部20aと着脱可能に形成されてもよい。これによって、消耗しやすいブラシ部10aのみを交換することができ、歯ブラシの交換費用を削減できる。また、把持部が繰り返し使用できるようになることで、把持部に費用を掛けて使用者により使いやすいものを求めることができるようになる。
なお、以上では、ブラシ部と把持部が直線状に形成されているものとして説明したが、湾曲部を設けたり、ブラシ部が把持部に対して斜めに形成されたり、先端をブラシ部と把持部が斜めに形成されたりしてもよい。
<実施形態2の変形例1>
実施形態2の変形例1に係る歯ブラシ1bは、把持部20bの第1指掛け部21bのみが実施形態2に係る歯ブラシ1aと異なる。第1指掛け部21bの貫通孔24bは、歯ブラシ1bの短手方向における幅が長手方向における幅より広く、略楕円形状に形成される。
これによって、歯ブラシ1bは、第1指掛け部21bに通した指を傾けやすくなり、さらに、ブラシ部の角度を調整しやすくなる。
<実施形態3>
図6は実施形態3に係る歯ブラシ1cを説明するための図で、図6(a)は平面図、図6(b)は正面図である。以下では、実施形態1と同様な構成については、同様な符号を付してその説明を省略する。図6に示すように、歯ブラシ1cは、ブラシ部10c及び把持部20cを備える。歯ブラシ1cは、ブラシ部10cと把持部20cとが別体に形成される。
ブラシ部10cは、ヘッド部11、首部12及び連結部13cを含む。連結部13cは、首部側が閉塞した筒状に形成され、後述の把持部20cの軸部27cが套接される。連結部13cには、係止孔14cが設けられる。
把持部20cは、第1指掛け部21と、第1指掛け部21から凸状に延びて形成される軸部27cと、握り部23cとを含む。軸部27cは、連結部13cによってかぶせられる部分であり、ストッパー28cが設けられる。ヘッド部11が握り部23cに対して長軸方向において所定の角度となるように、軸部27cに連接部13cを套接し、ストッパー28cを係止孔14cに係止させる。これによって、ブラシ部10cを長軸方向において回転させながら、把持することができる。
握り部23cは、第1指掛け部21から延続して形成される。握り部23cは、幅を広く形成される。握り部23cの幅Vは、15mm以上であることが望ましい。より望ましくは、握り部23cの幅Vは、15mm〜24mmの範囲内である。
図7は、歯ブラシ1cの使用状態の例を説明するための図である。使用者は、例えば、人差し指を第1指掛け部21に通し、その他の指で握り部23cを握り締めるようにして把持することができる。また、この状態で、ブラシ部10cを長軸方向において回転させることによって、歯ブラシ1cを把持する把持態様を変えずとも、ヘッド部11cが歯に当接する角度を調整しながらブラッシングすることができる。
すなわち、歯ブラシ1cを用いれば、使用者は、弱い力でもしっかりと歯ブラシを把持することができ、さらに、把持態様を変えずとも、ブラッシング角度を調整しながら、快適にブラッシングすることができる。
なお、ブラシ部を長軸方向において回転させる構成は、上記構成は一例に過ぎず、例えば、後述各実施例のような構成にすることができ、これに限定されるものではない。
<実施形態3の変形例1>
図8は実施形態3の変形例1に係る歯ブラシ1dを説明するための図である。ここで、実施形態3と同様な構成については、同様な符号を付してその説明を省略する。図8に示すように、歯ブラシ1dは、ブラシ部10d及び把持部20dを備える。歯ブラシ1dは、ブラシ部10dと把持部20dとが別体に形成される。
ブラシ部10dは、ヘッド部11、首部12及び連結部13dを含む。連結部13dは首部側が閉塞した筒状に形成され、複数の溝部15dが設けられる。溝部15dは、連結部13dの開口側(把持部側)から切り込む略U字状の溝である。なお、図8に示す溝部15dは連結部13dの壁(肉厚)を貫通する溝であるが、これに限定されるものではなく、溝部15dは連結部13dの壁(肉厚)を貫通しないように内周側から所定の肉厚部分まで形成することができる。
把持部20dは、第1指掛け部21と、第1指掛け部21から凸状に延びて形成される軸部27dと、握り部23cとを含む。軸部27dにはピン28dが設けられる。ピン28dを所定の溝部15dに通して軸部27dと連結部13dとを套接することによって、ブラシ部10dと把持部20dとが連結される。また、ブラシ部10dを引き抜き、ピン28dが異なる溝部15dにはまるように軸部27dを連結部13dに嵌め込むことによって、ブラシ部10dを把持部20dに対して回転させることができる。
このように、溝部15d及びピン28dを設けることによって、さらに簡便にブラシ部10dを回転固定させることができる。
また、図示しないが、ブラシ部において連結部を棒状に形成するとともにその外周に放射状にリブを設けて雄部とし、把持部には軸部ではなく筒状の部分を設けてこれを被う雌部とし、両者が嵌合するように構成してもよい。または、ブラシ部に上記雄部を、把持部に上記雌部を設けるように構成してもよく、ブラシ部及び把持部が適度に嵌合し取り外しが可能であれば他の構成であってもよい。また、図示しないが、少し強い力でひねるとブラシ部が回転し止まるラッチ機構を設けてもよい。
<実施形態4>
図9は実施形態4に係る歯ブラシ1eを説明するための図で、図9(a)は平面図、図9(b)は使用状態の例を説明するための図である。以下では、実施形態1及び3と同様な構成については、同様な符号を付してその説明を省略する。図9に示すように、歯ブラシ1eは、ブラシ部10e及び把持部20eを備える。歯ブラシ1eは、ブラシ部10eと把持部20eとが別体に形成される。
ブラシ部10eは、ヘッド部11、首部12及び連結部13eを含む。連結部13eは、把持部20の軸部27eを挿接するための円柱状の軸孔16eが設けられる。また、連結部13eには、窓部17eが設けられる。
把持部20eは、第1指掛け部21と、第1指掛け部21から凸状に延びて形成される軸部27eと、第2指掛け部22と、握り部23とを含む。軸部27eには、捻じりバネ29eが挿着され、軸部27eを連結部13eに挿接することによって、ブラシ部10e及び把持部20eが連結される。
図9(b)に示すように、使用者は、例えば、人差し指を第1指掛け部21に通し、その他の指で歯ブラシ1eを握り締めるようにして把持することができる。また、この状態で、ブラシ部10eを長軸方向において回転させることによって、歯ブラシ1eを把持する把持態様を変えずとも、ヘッド部11が歯に当接する角度を調整しながらブラッシングすることができる。
このように、使用者は歯ブラシ1eを用いれば、第1指掛け部に指を通し、第2指掛け部に指を当てることによって、弱い力でもしっかりと歯ブラシ1eを把持することができる。また、第2指掛け部の最大幅が第1指掛け部より広いため、自然な把持態様となると共に、3点支持となるため安定感のある把持ができる。また、第2指掛け部に凹部と凸部を含めることで、凹部に指を当てた状態で、凸部で歯ブラシを捻るようにして、ブラシ部の角度を調整することができる。また、凸部間の幅(第2指掛け部の最大幅)が広いため、小さい幅の捻りでもブラシ部の角度を変える効果を得ることができる。さらに、ブラシ部10eを長軸方向において回転させることによって、歯ブラシ1eを把持する把持態様を変えずとも、ヘッド部11が歯に当接する角度を調整しながらブラッシングすることができる。
また、捻じりバネ29eを用いることによって、ヘッド部11を一定の位置に戻りやすくすることができ、さらに快適にブラッシングすることができる。
以上、本考案に係る歯ブラシの実施形態について説明したが、これらは本考案の実施形態の一例に過ぎず、本考案はこれらに限定されるものではない。本考案には、以上の各実施形態を組み合わせた形態や、様々な変形例が含まれる。
また、図示しないが、各実施形態において、ブラシ部が把持部に対して屈曲可能に形成されてもよい。これによって、さらに快適にブラッシングすることができる。また、第1指掛け部は、三角形状や四角形状等の貫通孔が設けられた三角形状や四角形状等に形成されてもよい。
1 歯ブラシ
10 ブラシ部
11 ヘッド部
12 首部
13 連結部
14c 係止孔
20 把持部
21 第1指掛け部
22 第2指掛け部
23 握り部
24 貫通孔
25 凹部
26 凸部
27c 軸部
28c ストッパー

Claims (9)

  1. 植毛がされたブラシ部と、前記ブラシ部に延設された把持部とを備える歯ブラシであって、
    前記把持部は、
    指を通すための貫通孔が設けられたリング状の第1指掛け部と、
    前記第1指掛け部に延設して形成され、最大幅が前記第1指掛け部の外縁の最大幅より広い第2指掛け部と、
    前記第2指掛け部に延設して形成された握り部と、を含む
    ことを特徴とする歯ブラシ。
  2. 請求項1に記載の歯ブラシであって、
    前記把持部は、前記ブラシ部において植毛がされた面と同じ側の面である表面及び対向側の面である裏面の幅が、前記表面及び裏面の間の両側面より広く、扁平な形状に形成されている
    ことを特徴とする歯ブラシ。
  3. 請求項1又は2に記載の歯ブラシであって、
    前記第2指掛け部の最大幅は、30mm〜60mmである
    ことを特徴とする歯ブラシ。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の歯ブラシであって、
    前記第2指掛け部は、
    前記第1指掛け部の外縁にそれぞれ延続して形成され、互いに対向している凹みである一対の凹部と、
    一対の前記凹部にそれぞれ延続して形成され、互いに対向している凸状部分である一対の凸部と、を含む
    ことを特徴とする歯ブラシ。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の歯ブラシであって、
    前記第2指掛け部は、前記歯ブラシの長手方向の中心線と直交する断面の形状が略菱形である
    ことを特徴とする歯ブラシ。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の歯ブラシであって、
    前記握り部は、少なくとも末端部分における、前記中心線と直交する断面の形状が略楕円形である
    ことを特徴とする歯ブラシ。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の歯ブラシであって、
    前記歯ブラシは、前記ブラシ部が前記把持部に対して長軸方向において回転可能に形成されている
    ことを特徴とする歯ブラシ。
  8. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の歯ブラシであって、
    前記歯ブラシは、前記ブラシ部と前記把持部とが一体に形成されている
    ことを特徴とする歯ブラシ。
  9. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の歯ブラシであって、
    前記歯ブラシは、前記ブラシ部と前記把持部とが着脱可能に形成されている
    ことを特徴とする歯ブラシ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101757598B1 (ko) 2016-09-05 2017-07-12 김진립 중첩 포장용 칫솔
JP2017221682A (ja) * 2017-07-24 2017-12-21 株式会社レーベン販売 ブラシ
JP2019054829A (ja) * 2019-01-18 2019-04-11 株式会社レーベン 動物用櫛ブラシ

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