JP3200085U - 架線の水平偏位測定具 - Google Patents

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和成 三浦
和成 三浦
高橋 幸平
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Abstract

【課題】水平偏位測定部の目盛の視認性を向上させるとともに、運搬や保管を容易に行うことができる架線の水平偏位測定具を提供する。【解決手段】架線の高さ・水平偏位測定具(架線の水平偏位測定具)1は、架線11の高さに支持されて架線11の水平偏位測定するための水平偏位測定部2を備える。水平偏位測定部2は、目盛が表示された筒状の第1目盛表示部材(目盛表示部材)21と、第1目盛表示部材21の内側に配置された照明器具22と、を有する。第1目盛表示部材21は、透光性を有する。【選択図】図1

Description

本考案は、鉄道に設けられた架線の水平偏位を測定するための架線の水平偏位測定具に関する。
従来、鉄道に設けられた架線の高さおよび水平偏位を測定するための測定具が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような測定具は、架線の水平偏位を測定するための水平偏位測定部(横尺)と、水平偏位測定部を架線の高さに支持するとともに架線の高さを測定するための高さ測定部(測定竿)と、一対のレールにわたすように一対のレール上に載置され高さ測定部を支持する脚部と、を有している。
架線の水平偏位を測定は、地上約5mの架線の高さに配置された水平偏位測定部の目盛を読む作業が行われるとともに、主に夜間に行われるため、水平偏位測定部の目盛の視認性を向上させる必要がある。
水平偏位測定部の目盛の視認性を向上させるためには、例えば高さ測定部に照明器具を取り付けて水平偏位測定部を照らしたり、水平偏位測定部の目盛に蛍光塗料を塗ったりしている。
特開2012−255690号公報
しかしながら、測定具に照明を取り付けると、運搬や保管の際に照明器具がじゃまになるという問題がある。また、架線の水平偏位の測定は10mm単位で測定することが好ましいが、蛍光塗料を塗った目盛ではその間隔を50mm程度開けないと視認しづらいという問題がある。
そこで、本考案は、水平偏位測定部の目盛の視認性を向上させるとともに、運搬や保管を容易に行うことができる架線の水平偏位測定具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本考案に係る架線の水平偏位測定具は、架線の高さに支持されて該架線の水平偏位測定するための水平偏位測定部を備え、該水平偏位測定部は、目盛が表示された筒状の目盛表示部材と、該目盛表示部材の内側に配置された照明器具と、を有し、前記目盛表示部材は、透光性を有することを特徴とする。
本考案では、目盛表示部材が透過性を有するとともに、目盛表示部材の内側に照明器具が配置されているため、目盛表示部材が照明器具に照らされると作業者が目盛表示部材の目盛を容易に確認することができる。また、照明器具は目盛表示部材の内側に配置されているため、運搬や保管の際にじゃまになることを防止できる。
また、本考案に係る架線の水平偏位測定具では、前記照明器具は、前記目盛表示部材の長さ方向全体に配置されたLEDテープライトであることが好ましい。
このような構成とすることにより、目盛表示部材を長さ方向全体にわたって均一に照明することができる。また、LEDテープライトは、電源を直流の低圧とすることができるため、電源の小型化および軽量化を図ることができる。
また、本考案に係る架線の水平偏位測定具では、前記目盛のうちの、前記架線の水平偏位の閾値内の値を示す目盛と、該閾値外の値を示す目盛と、は異なる色で表示されていることが好ましい。
このような構成とすることにより、架線の位置に対応する目盛の色を確認することで、架線の水平偏位が閾値内であるか閾値外であるかを容易に確認することができる。
また、本考案に係る架線の水平偏位測定具では、前記水平偏位測定部を前記架線の高さに支持する支持部と、一対のレール上に載置されて前記支持部を支持する脚部と、該脚部に連結されて前記一対のレールの一方に沿って走行可能な第1車輪と、前記脚部に連結されて前記一対のレールの他方に沿って走行可能な第2車輪と、を有し、前記第1車輪は、前記一方のレールの上面に沿って転動し軸線方向の長さが該一方のレールの上面の幅方向の長さよりも長い寸法に形成された第1円柱部と、該第1円柱部から径方向外側に突出し前記一方のレールの前記他方のレール側の側方に配置される第1フランジと、を有し、前記第2車輪は、前記他方のレールの上面に沿って転動し軸線方向の長さが該他方のレールの上面の幅方向の寸法よりも長い寸法に形成された第2円柱部と、該第2円柱部から径方向外側に突出し前記他方のレールの前記一方のレール側の側方に配置される第2フランジと、を有し、前記第1車輪は、前記第1円柱部の軸線回りに回転可能であるとともに、該第1円柱部の軸線に直交し水平面と交差する軸線回りに回動可能であり、前記第2車輪は、前記第2円柱部の軸線回りに回転可能であるとともに、該第2円柱部の軸線に直交し水平面と交差する軸線回りの回動が拘束されていることが好ましい。
第1円柱部が一方のレールの上面の幅全体にわたる寸法に形成され、第2円柱部が他方のレールの上面の幅方向全体にわたる寸法に形成されていることにより、架線の高さ・水平偏位測定具を移動させる際に、脚部が一対のレールの延在方向に対して多少傾斜しても、第1円柱部および第2円柱部がレールの上に載置された状態に維持されるため、脱輪を防止することができる。
また、脚部に一対のレールに交差する方向の力が作用した場合でも、第1フランジおよび第2フランジの一方または両方がレールの側部と当接することによって脚部が移動して脱輪することを防止することができる。
また、第1車輪は、第1円柱部の軸線回りに回転可能であるとともに、第1円柱部の軸線に直交し水平面と交差する軸線回りに回動可能であり、第2車輪は、第2円柱部の軸線回りに回転可能であるとともに、第2円柱部の軸線に直交し水平面と交差する軸線回りの回動が拘束されている。このため、レールの曲線区間やポイントなどにおいて、第1車輪が第1円柱部の軸線に直交し水平面と交差する軸線回りに回動することで、第1車輪および第2車輪がレールに過度に密着することがなく、第1車輪または第2車輪のせり上がりを防止することができる。
そして、脱輪や車輪のせり上がりを防止することができて、架線の水平偏位測定具をスムーズに移動させることができるため、架線の水平偏位測定具の運搬を容易に行うことができる。
本考案によれば、水平偏位測定部の目盛の視認性を向上させるとともに、運搬や保管を容易に行うことができる。
本考案の実施形態による架線の水平偏位測定具の一例を示す正面図である。 水平偏位測定部を下から見た図である。 水平偏位測定部の内部を説明する図である。 水平偏位測定部を側方から見た図である。 水平偏位測定部を上から見た図である。 第1車輪を上から見た図である。 第1車輪を軸線方向から見た図で図6のA方向矢視図である。 第2車輪を上から見た図である。 第2車輪を軸線方向から見た図で図8のB方向矢視図である。 架線の高さ・水平偏位測定具を移動させる際の第1車輪を説明する図である。 架線の高さ・水平偏位測定具を移動させる際の第2車輪を説明する図である。
以下、本考案の実施形態による架線の水平偏位測定具について、図1乃至図11に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態による架線の高さ・水平偏位測定具(架線の水平偏位測定具)1は、鉄道のトロリ線などの架線11の高さおよび水平偏位を測定するためのもので、架線11の水平偏位を測定するための水平偏位測定部2と、水平偏位測定部2を架線11の高さに支持するとともに架線11の高さを測定するための高さ測定部(支持部)3と、一対のレール12,12に載置され高さ測定部3を支持する脚部4と、脚部4に連結され一対のレール12,12に沿って移動可能な移動部5と、を有している。
水平偏位測定部2は、延在方向に直交する断面形状が略長円状の筒状の第1目盛表示部材21と、第1目盛表示部材21の内部に配置された照明器具22と、照明器具22に電源を供給する電源部23と、第1目盛表示部材21の長さ方向の両端部にそれぞれ固定された一対の第2目盛表示部材24,24と、を有している。
第1目盛表示部材21は、架線11の水平偏位の測定を行う際に、それぞれ架線11に直交する水平方向に延びる向きに配置され、下面21aが略水平面となるように形成されている。第1目盛表示部材21は、透光性を有するアクリルなどを材料として形成されている。
図2に示すように、第1目盛表示部材21の下面21aには、長さ方向に10mm単位の目盛Sが示されている。本実施形態では、第1目盛表示部材21の長さ方向の略中央部の目盛Sが0となり、この0から長さ方向の両側に向かってそれぞれ100mm毎に300mmまでその寸法の数値が表示されている。また、目盛Sのうちの0〜250mm未満を表示する目盛S1は黒色で示されていて、250mm以上を表示する目盛S2は赤色で示されている。
図3に示すように、照明器具22は、2本のLEDテープライト221,221で構成され、第1目盛表示部材21の内部に挿入される取付板222に取り付けられている。LEDテープライト221,221および取付板222は、第1目盛表示部材21と略同じ長さに形成されている。
2本のLEDテープライト221,221が取り付けられた取付板222が第1目盛表示部材21に挿入され、2本のLEDテープライト221,221が点灯すると、2本のLEDテープライト221,221が第1目盛表示部材21を内側から照射可能に構成されている。
2本のLEDテープライト221,221は、それぞれ取付板222の長さ方向の略全体にわたって配置されている。本実施形態では、2本のLEDテープライト221,221は、幅方向に間隔をあけて配置されている。
LEDテープライト221,221は、テープ状の基盤にLED素子が配列されたもので、その基盤には白色のものと黒色のものとがある。基盤が白色のものの方が黒色のものよりもLED素子の隙間が目立たないため、本実施形態のLEDテープライト221,221には、基盤が黒色のものを採用している。
図2,4および5に示すように、電源部23は、LEDテープライト221,221に電源を供給するLED電池231と、LED電池231が収容される収容部232と、収容部232に取り付けられてLEDテープライト221,221のON/OFFを行うスイッチ部233と、を有している。収容部232は、蓋部232aを有していて、蓋部232aを開閉して内部に収容されるLED電池231を交換するように構成されている。
第2目盛表示部材24,24は、第1目盛表示部材21と同じ方向に延在する棒状の部材で、長さ方向に目盛(不図示)が示されている。第2目盛表示部材24,24の目盛は、蛍光塗料によって描かれている。
第2目盛表示部材24,24は、線路の分岐器(ポイント)付近の架線11が交差する箇所で架線11の高低差を測るために使用されている。
図1に戻り、高さ測定部3は、径が異なる複数の筒状体31,31…を有し、径の小さい筒状体31が径の大きい筒状体31の内部に挿通され、それぞれの筒状体31,31…が高さ方向にスライド可能な入れ子式に形成されている。筒状体31,31…が高さ方向にスライドすることにより、高さ測定部3が上下方向に伸縮可能となっている。
高さ測定部3は、上端部が第1目盛表示部材21のカバー部26の下板部261の長さ方向の略中央部に固定され、下端部が脚部4の水平脚部材41の長さ方向の略中央部に固定されている。
高さ測定部3は、高さ方向に目盛(不図示)が示されていて、目盛を読むことで上下方向に伸縮する高さ測定部3の高さ寸法を測定できるように構成されている。そして、水平偏位測定部2を架線11の高さとした際の高さ測定部3の目盛を読むことで、架線11の高さを測定することができる。
脚部4は、一対のレール12,12に直交する方向に延在し、一対のレール12,12にわたるように配置される棒状の水平脚部材41と、水平脚部材41の延在方向の両端部にそれぞれ連結され水平脚部材41の下面よりも下方に突出しレール12,12と当接するレール当接部42,42と、を有している。水平脚部材41の上面には、長さ方向の略中央部に高さ測定部3が触れ止め部材32,32とともに固定されている。
レール当接部42,42の下面42a,42aは、一対のレール12,12の上面に沿うように平坦面に形成されている。架線の高さ・水平偏位測定具1は、レール当接部42,42の下面42a,42aが一対のレール12,12の上面と当接するように配置されると、高さ測定部3が鉛直方向に立設された状態となる。
移動部5は、一対のレール12,12のうちの一方の第1レール12Aに沿って移動可能な第1車輪51と、他方の第2レール12Bに沿って移動可能な第2車輪52と、第1車輪51を水平脚部材41の長さ方向の一方の端部近傍に連結する第1車輪連結部材53と、第2車輪52を水平脚部材41の長さ方向の他方の端部近傍に連結する第2車輪連結部材54と、を有している。
図6および7に示すように、第1車輪51は、円柱状の第1円柱部511と、第1円柱部511の軸線方向の一方側の端部から第1円柱部511の径方向外側に突出する第1フランジ512と、を有している。第1車輪51は、第1車輪連結部材53によって第1円柱部511の軸線511a回りに回転可能に支持されているとともに、第1円柱部511の軸線511aと直交する軸線511b回りに回転可能に支持されている。
第1円柱部511は、軸線方向の長さが第1レール12Aの幅方向(延在方向に直交する水平方向)の長さよりも長くなるように形成されている。
第1フランジ512は、第1円柱部511の軸線方向の他方側の面が、外縁部から中心軸線に向かって漸次第1円柱部511の軸線方向の他方側に向かうテーパ面に形成されている。
図7に示すように、レール当接部42の下面42aが第1レール12Aの上面に当接した状態(高さ測定部3(図1参照)が鉛直方向に立設した状態)となると、第1車輪51は、第1レール12Aの上方に第1レール12Aと離間して配置される。
そして、高さ測定部3がレール12,12の延在方向に傾いた姿勢となると、レール当接部42の下面42aが第1レール12Aから離間し、第1車輪51の第1円柱部511が第1レール12Aの上面に載置された状態となる。
このとき、第1円柱部511の軸線511aの延在方向は第1レール12Aの延在方向と直交する水平方向となっている。また、第1フランジ512は、第1レール12Aの第2レール12B側の側方に配置される。
図8および9に示すように、第2車輪52は、円柱状の第2円柱部521と、第2円柱部521の軸線方向の一方の端部から第2円柱部521の径方向外側に突出する第2フランジ522と、を有している。第2車輪52は、第2車輪連結部材54によって第2円柱部521の軸線521a回りに回転可能に支持されている。なお、第2車輪52は、第2円柱部521の軸線521aと直交し水平面と交差する軸線回りの回動が拘束されている。
第2円柱部521は、軸線方向の長さが第2レール12Bの幅方向(延在方向に直交する水平方向)の長さよりも長くなるように形成されている。
第2フランジ522は、第2円柱部521の軸線方向の他方側の面が、外縁部から中心軸線に向かって漸次第2円柱部521の軸線方向の他方側に向かうテーパ面に形成されている。
図9に示すように、レール当接部42の下面42aが第2レール12Bの上面に当接した状態(高さ測定部3(図1参照)が鉛直方向に立設した状態)となると、第2車輪52は、第2レール12Bの上方に第2レール12Bと離間して配置される。
そして、高さ測定部3がレール12,12の延在方向に傾いた姿勢となると、レール当接部42の下面42aが第2レール12Bから離間し、第2車輪52の第2円柱部521が第2レール12Bの上面に載置された状態となる。
このとき、第2円柱部521の軸線521aの延在方向は第2レール12Bの延在方向と直交する水平方向となっている。また、第2フランジ522は、第2レール12Bの第1レール12A側に配置される。
架線の高さ・水平偏位測定具1を移動させる場合は、まず、図10および図11に示すように、高さ測定部3をレール12,12の延在方向の一方側かつ下側に倒すように架線の高さ・水平偏位測定具1傾けて、レール当接部42,42の下面42a,42aを第1レール12Aから離間させるとともに、第1車輪51の第1円柱部511および第2車輪52の第2円柱部521をレール12,12の上面12aに載置する。このとき、第1車輪51の第1フランジ512を第1レール12Aの側方に配置され、第2車輪52の第2フランジ522は、第2レール12Bの側方に配置される。
そして、この状態で架線の高さ・水平偏位測定具1をレール12,12の延在方向に押すまたは引いて第1車輪51および第2車輪52をレール12,12に沿って移動させ、架線の高さ・水平偏位測定具1をレール12,12に沿って移動させる。
このとき、第1円柱部511の軸線方向の長さが第1レール12Aの幅方向の長さよりも長くなるように形成され、第2円柱部521の軸線方向の長さが第2レール12Bの上面の幅方向の長さよりも長くなるように形成されていることにより、架線の高さ・水平偏位測定具1を移動させる際に、脚部4がレール12,12の延在方向に対して多少傾斜しても、第1円柱部511および第2円柱部521がレール12,12の上に載置された状態に維持されるため、脱輪を防止することができる。
また、脚部4にレール12,12に交差する方向の力が作用した場合でも、第1フランジ512および第2フランジ522の一方または両方がレール12,12の側部と当接することによって脚部4が移動して脱輪することを防止することができる。
また、レール12,12の曲線区間やポイントなどにおいては、第1車輪51が第1円柱部511の軸線に直交し水平面と交差する軸線回り回動することにより、第1フランジ512および第2フランジ522がレール12,12に過度に密着することがないため、第1車輪51または第2車輪52がせり上がって脱線することが防止される。
次に、上述した架線の水平偏位測定具の作用・効果について図面を用いて説明する。
上述した本実施形態による架線の高さ・水平偏位測定具1では、第1目盛表示部材21が透過性を有するとともに、第1目盛表示部材21の内側に照明器具22が配置されているため、第1目盛表示部材21が照明器具22に照らされると作業者が第1目盛表示部材21の目盛Sを容易に確認することができる。また、照明器具22は第1目盛表示部材21の内側に配置されているため、運搬や保管の際にじゃまになることを防止できる。
また、照明器具22は、第1目盛表示部材21の長さ方向全体に配置されたLEDテープライト221,221であることにより、第1目盛表示部材21を長さ方向全体にわたって均一に照明することができる。また、LEDテープライト221,221は、電源を直流の低圧とすることができるため、電源の小型化および軽量化を図ることができる。
また、目盛Sのうちの、架線11の水平偏位の閾値内の値を示す目盛S1と、閾値外の値を示す目盛S2と、は異なる色で表示されていることにより、架線11の位置に対応する目盛Sの色を確認することで、架線11の水平偏位が閾値内であるか閾値外であるかを容易に確認することができる。
また、第1円柱部511の軸線方向の長さが第1レール12Aの上面12a幅方向の長さよりも長くなるように形成され、第2円柱部521の軸線方向の長さが第2レール12Bの上面12aの幅方向の長さよりも長くなるように形成されていることにより、架線の高さ・水平偏位測定具1を移動させる際に、脚部4がレール12,12の延在方向に対して多少傾斜しても、第1円柱部511および第2円柱部521がレール12,12の上に載置された状態に維持されるため、脱輪を防止できる。
また、脚部4にレール12,12に交差する方向の力が作用した場合でも、第1フランジ512および第2フランジ522の一方または両方がレール12,12の側部と当接することによって脚部4が移動して脱輪することを防止することができる。
また、本実施形態では、レール12,12の曲線区間やポイントなどにおいては、第1車輪51が第1円柱部511の軸線に直交し水平面と交差する軸線回り回動することにより、第1フランジ512および第2フランジ522がレール12,12に過度に密着することがないため、第1車輪51または第2車輪52のせり上がりを防止することができる。
そして、脱輪や車輪のせり上がりを防止することができるため。架線の高さ・水平偏位測定具1をの運搬を容易に行うことができる。
以上、本考案による架線の高さ・水平偏位測定具の実施形態について説明したが、本考案は上記の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記の実施形態では、照明器具22は、2本のLEDテープライト221,221で構成されているが、LEDテープライト221,221以外の照明器具で構成されていてもよい。また、LEDテープライト221の配置や数、形態は適宜設定されてよい。
また、上記の実施形態では、架線の水平偏位の閾値内の値を示す目盛S1が黒色で示され、閾値外の値を示す目盛S2が赤色で示されているが、目盛S1および目盛S2が同じ色で示されていてもよい。また、目盛S1およびS2の色は適宜設定されてよい。
また、上記の実施形態では、第1目盛表示部材21の両端部に第2目盛表示部材24,24がそれぞれ設けられている形態であるが、第2目盛表示部材24,24が設けられていない形態であってもよい。
また、上記の実施形態では、架線の高さ・水平偏位測定具1に第1車輪51および第2車輪52が設けられているが、第1車輪51および第2車輪52が設けられていなくてもよい。架線の高さ・水平偏位測定具1に第1車輪51および第2車輪52が設けられていない場合は、架線の高さ・水平偏位測定具1の移動は作業員が担いだり、台車などに載せたりして行うようする。
また、第1車輪51および第2車輪52の形態は適宜設定されてよい。
1 架線の高さ・水平偏位測定具(架線の水平偏位測定具)
2 水平偏位測定部
3 高さ測定部(支持部)
4 脚部
5 移動部
12,12A,12B レール
12a 上面
21 第1目盛表示部材(目盛表示部材)
22 照明器具
51 第1車輪
52 第2車輪
511 第1円柱部
512 第1フランジ
521 第2円柱部
522 第2フランジ
S,S1〜S2 目盛

Claims (4)

  1. 架線の高さに支持されて該架線の水平偏位測定するための水平偏位測定部を備え、
    該水平偏位測定部は、目盛が表示された筒状の目盛表示部材と、
    該目盛表示部材の内側に配置された照明器具と、を有し、
    前記目盛表示部材は、透光性を有することを特徴とする架線の水平偏位測定具。
  2. 前記照明器具は、前記目盛表示部材の長さ方向全体に配置されたLEDテープライトであることを特徴とする請求項1に記載の架線の水平偏位測定具。
  3. 前記目盛のうちの、前記架線の水平偏位の閾値内の値を示す目盛と、該閾値外の値を示す目盛と、は異なる色で表示されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の架線の水平偏位測定具。
  4. 前記水平偏位測定部を前記架線の高さに支持する支持部と、
    一対のレール上に載置されて前記支持部を支持する脚部と、
    該脚部に連結されて前記一対のレールの一方に沿って走行可能な第1車輪と、
    前記脚部に連結されて前記一対のレールの他方に沿って走行可能な第2車輪と、を有し、
    前記第1車輪は、前記一方のレールの上面に沿って転動し軸線方向の長さが該一方のレールの上面の幅方向の長さよりも長い寸法に形成された第1円柱部と、該第1円柱部から径方向外側に突出し前記一方のレールの前記他方のレール側の側方に配置される第1フランジと、を有し、
    前記第2車輪は、前記他方のレールの上面に沿って転動し軸線方向の長さが該他方のレールの上面の幅方向の寸法よりも長い寸法に形成された第2円柱部と、該第2円柱部から径方向外側に突出し前記他方のレールの前記一方のレール側の側方に配置される第2フランジと、を有し、
    前記第1車輪は、前記第1円柱部の軸線回りに回転可能であるとともに、該第1円柱部の軸線に直交し水平面と交差する軸線回りに回動可能であり、
    前記第2車輪は、前記第2円柱部の軸線回りに回転可能であるとともに、該第2円柱部の軸線に直交し水平面と交差する軸線回りの回動が拘束されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の架線の水平偏位測定具。
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