JP3199886U - ゴルフ練習用マット - Google Patents

ゴルフ練習用マット Download PDF

Info

Publication number
JP3199886U
JP3199886U JP2015003227U JP2015003227U JP3199886U JP 3199886 U JP3199886 U JP 3199886U JP 2015003227 U JP2015003227 U JP 2015003227U JP 2015003227 U JP2015003227 U JP 2015003227U JP 3199886 U JP3199886 U JP 3199886U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
golf
practice mat
turf
mat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015003227U
Other languages
English (en)
Inventor
富生 大山
富生 大山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iris Ohyama Inc
Original Assignee
Iris Ohyama Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iris Ohyama Inc filed Critical Iris Ohyama Inc
Priority to JP2015003227U priority Critical patent/JP3199886U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3199886U publication Critical patent/JP3199886U/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Road Paving Structures (AREA)

Abstract

【課題】ゴルフの練習者に対するゴルフボールの打感の向上を図ることができるゴルフ練習用マットを提供する。【解決手段】ゴルフ練習用マットに備えられたアイアン練習用マット4は、ゴルフボールが置かれる第1領域41aと、第1領域よりも高さの低い第2領域41bと、第1領域と第2領域とに挟まれた段差領域41cとを有している。また、アイアン練習用マットは、薄板形状の基布412と、基布上に下部が取り付けられた芝糸群411とを備える人工芝41を有している。第1領域41a、第2領域41b及び段差領域41cは、芝糸群411の上部に形成されている。【選択図】図2

Description

本考案は、ゴルフ練習用マットに関する。
実際のゴルフコースは、フェアウエー、ラフ及びバンカーなど、非常に変化に富んでいる。ゴルファーにとってゴルフの技量の上達のためには、日頃からこのようなゴルフコースの状況に応じた練習を行うことが必要となる。
ゴルファーは、ゴルフ練習場や自宅でゴルフを練習する場合、ゴルフボールをゴルフ練習用マットに載せてショット練習を行う。特許文献1には、実際のゴルフコースでのショットを模擬できるゴルフ練習用マットが開示されている。特許文献1に開示されているようなゴルフ練習用マットは、実際のゴルフコースでのショットを模擬できる種々の工夫がなされている。しかしながら、実際のゴルフコースと同様のゴルフボールの打感をゴルフ練習用マットに対して求めるゴルファーの欲求には制限がない。このため、ゴルフ練習用マットには、実際のゴルフコースでゴルフボールをショットしているかのような打感の向上が常に求められている。
特許第4205451号公報
本考案の目的は、ゴルフの練習者に対するゴルフボールの打感の向上を図ることができるゴルフ練習用マットを提供することにある。
本考案の一態様によるゴルフ練習用マットは、ゴルフボールが置かれる第1領域と、前記第1領域よりも高さの低い第2領域と、前記第1領域と前記第2領域とに挟まれた段差領域とを有することを特徴とする。
本考案によれば、ゴルフの練習者に対するゴルフボールの打感の向上を図ることができる。
本考案の一実施形態によるゴルフ練習用マットの外観の平面及び底面を示す模式図である。 本考案の一実施形態によるゴルフ練習用マットの部分断面を示す模式図である。 本考案の一実施形態によるゴルフ練習用マットの外観の一部を斜め上方から見た模式図である。 本考案の一実施形態によるゴルフ練習用マットに備えられた基盤を構成するシートの編目を模式的に示す図である。
[ゴルフ練習用マットの全体構成]
本考案の一実施形態によるゴルフ練習用マットについて図1から図4を用いて説明する。図1(a)は、本実施形態によるゴルフ練習用マット1の外観の平面を模式的に示し、図1(b)は、ゴルフ練習用マット1の外観の底面を模式的に示している。ここで、平面は、人工芝21,41,61(詳細は後述)が配置された面である。底面は、人工芝21,41,61の裏面側に設けられた基盤22,42,62(詳細は後述)が配置された面である。
図1に示すように、ゴルフ練習用マット1は、ウッドでのショットを練習するウッド練習用マット2と、アイアンでのショットを練習するアイアン練習用マット4と、練習時にゴルフの練習者が足を載せる足載用マット6とを有している。ウッド練習用マット2は、ゴルフボールが載せられる領域21aを備える人工芝21と、領域21aとは反対側の人工芝21の裏面に固定された基盤22とを有している。アイアン練習用マット4は、ゴルフボールが載せられる第1領域41a、第1領域41aより高さの低い第2領域41b及び第1領域41aと第2領域41bとに挟まれた段差領域41cを備える人工芝41と、第1領域41a、第2領域41b及び段差領域41cとは反対側の人工芝41の裏面に固定された基盤42とを有している。なお、図1(a)では、理解を容易にするため、第1領域41a、第2領域41b及び段差領域41cとを区別するために破線が図示されているが、実際のアイアン練習用マット4は、第1領域41a、第2領域41b及び段差領域41cを明示的に区別していない。足載用マット6は、ゴルフの練習者が載る領域61aを備える人工芝61と、領域61aとは反対側の人工芝61の裏面に固定された基盤62とを有している。図1(b)に示すように、基盤22、基盤42及び基盤62のそれぞれの裏面の全面、すなわちゴルフ練習場やゴルフの練習者の自宅の地面に対向する面の全面には、細長い線状部材223、線状部材(第1線状部材の一例)423及び線状部材623が編まれた編目がそれぞれ露出している。なお、図1(b)では、理解を容易にするため、線状部材223、線状部材423及び線状部材623のそれぞれの編目は、基盤22、基盤42及び基盤62のそれぞれの裏面の一部のみに図示されている。
ウッド練習用マット2は、平面視で、ゴルフボールの打ち出し方向(図1(c)中の左右方向)が長辺となり、打ち出し方向に直交する直交方向(図1(c)中の上下方向)が短辺となる長方形状に形成されている。また、アイアン練習用マット4は、平面視で、打ち出し方向が長辺となり、直交方向が短辺となる長方形状に形成されている。ウッド練習用マット2及びアイアン練習用マット4は、ほぼ同じ大きさに形成されている。足載用マット6は、平面視で、打ち出し方向が長辺となり、直交方向が短辺となる長方形状に形成されている。足載用マット6の長辺は、ウッド練習用マット2及びアイアン練習用マット4のそれぞれの長辺とほぼ同じ長さであり、足載用マット6の短辺は、ウッド練習用マット2及びアイアン練習用マット4のそれぞれの短辺のほぼ2.5倍の長さである。
ウッド練習用マット2、アイアン練習用マット4及び足載用マット6は、不図示の接続部品で接続されており、互いに分離できるように構成されている。図1(a)では、ゴルフ練習用マット1は、ウッド練習用マット2、アイアン練習用マット4及び足載用マット6を右利き用に構成した状態が図示されている。図1(a)においてアイアン練習用マット4が接続されていない側の足載用マット6の長辺にアイアン練習用マット4を接続し、このアイアン練習用マット4にウッド練習用マット2を接続することにより、ゴルフ練習用マット1を左利き用に構成できる。
ゴルフ練習用マット1は、人工芝21,61の上部を切り欠いて形成された複数のスリットを有している。ウッド練習用マット2は、対向する短辺のそれぞれのほぼ中点を結び長辺にほぼ平行に形成されたスリットL2を有している。図1(a)に示すように、スリットL2は、ウッドによるショット練習時にゴルフボールBを配置する位置の案内部となる。なお、図1(a)では、理解を容易にするため、ゴルフの練習時にゴルフ練習用マット1上に配置されるゴルフボールBが破線で表され、ゴルフボールBの下方に位置し、人工芝21,41に備えられた芝糸群(詳細は後述)を表すハッチングの図示が省略されている。
足載用マット6は、対向する短辺のそれぞれのほぼ中点を結び対向する長辺にほぼ平行に形成されたスリットL6−2と、両長辺寄りに両長辺にほぼ平行に形成された2本のスリットL6−1,L6−3とを有している。また、足載用マット6は、対向する長辺のそれぞれのほぼ中点を結び対向する短辺にほぼ平行に形成されたスリットC6−2と、両短辺寄りに両短辺にほぼ平行に形成された2本のスリットC6−1,C6−3とを有している。スリットL6−1とスリットC6−1,C6−2,C6−3とは、ほぼ直交している。スリットL6−2とスリットC6−1,C6−2,C6−3とは、ほぼ直交している。スリットL6−3とスリットC6−1,C6−2,C6−3とは、ほぼ直交している。
スリットL6−1〜L6−3,C6−1〜C6−3は、ゴルフ練習時に足載用マット6に載せる足の位置の案内部となる。ウッド練習用マット2のスリットL2上であってゴルフボールが打ち出される側(図1(a)中の左側)の短辺寄りに配置したゴルフボールBを打つ場合には、ゴルフの練習者は、例えばスリットL6−2及びスリットC6−1,C6−2を目安に両足の位置を決めることができる。より具体的にゴルフの練習者は、例えばスリットL6−2上であってスリットC6−1,C6−2を跨いで左足LF2及び右足RF2の位置を決めることができる。また、アイアン練習用マット4のほぼ中央に配置したゴルフボールBを打つ場合には、ゴルフの練習者は、スリットL6−2、C6−2を目安として両足の位置を決めることができる。より具体的にゴルフの練習者は、例えばスリットL6−2上であってスリットC6−2を跨ぎかつスリットC6−2からの距離がほぼ等しくなるように左足LF4−2及び右足RF4−2の位置を決めることができる。また、アイアン練習用マット4の段差領域41c近傍の第1領域41aに配置したゴルフボールBを打つ場合には、ゴルフの練習者は、スリットL6−2及びスリットC6−1,C6−2を目安に両足の位置を決めることができる。より具体的にゴルフの練習者は、例えばスリットL6−2上であってスリットC6−1を跨ぎかつスリットC6−2を跨がないように左足LF4−1及び右足RF4−1の位置を決めることができる。なお、図1(a)では、理解を容易にするため、ゴルフの練習時にゴルフ練習用マット1上に載せられるゴルフの練習者の足が破線で表され、この足の下方に位置し、人工芝61に備えられた芝糸群を表すハッチングの図示が省略されている。
ゴルフ練習用マット1には、スリットL2及びスリットL6−1〜L6−3,C6−1〜C6−3が形成されているので、ゴルフの練習者は、このスリットを目安としてゴルフボールBを配置する位置や自己の足を載せる位置を決めることができる。これにより、ゴルフ練習用マット1は、ゴルフの練習者に対してほぼ同じ条件下でのショット練習を繰り返し提供することができる。また、ゴルフ練習用マット1は、同じ位置に配置したゴルフボールBのショット練習において、ゴルフの練習者にスリットL6−1〜L6−3,C6−1〜C6−3を目安に両足の位置をずらさせながらゴルフボールBをショットさせて最適なスタンスを決定させることができる。
また、ウッド練習用マット2は、対向する短辺にほぼ平行であってウッド練習用マット2の中点を通る仮想中心線に対してほぼ左右対称に形成されている。このため、例えばウッドによるショット練習が繰り返されたことによってゴルフボールが打ち出される側の芝糸群が劣化した場合には、アイアン練習用マット4に対してウッド練習用マット2を左右反転させて付け替えることにより、ゴルフ練習用マット1は、ゴルフの練習者に対して同一条件下でのウッドによるショット練習を引き続き提供することができる。
例えばアイアンのダウンブロー練習(詳細は後述)が繰り返されたことによって、ゴルフボールが打ち出される側(図1(a)中の左側)の段差領域41c近傍の第1領域41aの芝糸群411(詳細は後述)が劣化する場合がある。段差領域41cは、人工芝41の対向する一対の端部寄りにそれぞれ備えられている。すなわち、段差領域41cは、対向する一対の短辺寄りにそれぞれ備えられている。段差領域41cは、対向する一対の短辺にほぼ平行であってアイアン練習用マット4の中点を通る仮想中心線に対してほぼ左右対称に2つ形成されている。このため、アイアンのダウンブロー練習によって上述の芝糸群411の劣化が生じても、ウッド練習用マット2及び足載用マット6に対してアイアン練習用マット4を左右反転させて付け替えることにより、ゴルフ練習用マット1は、ゴルフの練習者に対して同一条件下でのダウンブロー練習を引き続き提供することができる。
足載用マット6は、ウッド練習用マット2及びアイアン練習用マット4と比較して、広い面積を有している。また、足載用マット6は、ウッド練習用マット2及びアイアン練習用マット4と比較して、スリットの形成数が多くなっている。これにより、ゴルフ練習用マット1は、男性や女性あるいは大人や子供など体の大きさの異なる種々のゴルフの練習者に対して足を配置する位置の目安を提供できる。
また、ゴルフ練習用マット1に形成されたスリットL2は、芝糸群の上面に対して浅めに形成されている。このため、ゴルフボールをスリット上に配置すると、芝糸群は、ゴルフボールの重量によってスリットL2の深さとほぼ同じか深さ以上押し潰される。このため、スリットL2上にゴルフボールを載せたとしても、このゴルフボールがスリットL2に嵌り込むことはない。これにより、スリットL2上に載せたゴルフボールは、スリットが形成されていない領域の芝糸群上に載せたのと同様の条件となる。その結果、ゴルフ練習用マット1は、ゴルフの練習者がスリットL2上にゴルフボールを載せてショット練習をしたとしても、スリットが形成されていない領域の芝糸群上にゴルフボールを載せてショット練習したときと同じ打感をゴルフの練習者に与えることができる。
[アイアン練習用マットの構成]
次に、本実施形態によるゴルフ練習用マットのより具体的な構成について、アイアン練習用マット4を用いて説明する。図2は、図1(a)に示すA−A線で切断したアイアン練習用マット4の部分断面を模式的に示す図である。図3は、段差領域41c近傍を拡大して短辺側斜め上方から見たアイアン練習用マット4を模式的に示す図である。
[アイアン練習用マットに備えられた人工芝の構成]
図1から図3に示すように、ゴルフ練習用マット1に備えられたアイアン練習用マット4は、ゴルフボールが置かれる第1領域41aと、第1領域41aよりも高さの低い第2領域41bと、第1領域41aと第2領域41bとに挟まれた段差領域41cとを有している。また、図2及び図3に示すように、アイアン練習用マット4は、可撓性を備え薄板形状の基布412と、基布412上に下部が取り付けられた芝糸群411とを備える人工芝41を有している。第1領域41a、第2領域41b及び段差領域41cは、芝糸群411の上部に形成されている。
芝糸群411は、基布412からの高さが第1高さh1の第1芝糸411aと、基布412からの高さが第1高さh1よりも低い第2高さh2の第2芝糸411bと、基布412からの高さが第1高さh1よりも低くかつ第2高さh2よりも高い第3高さh3の第3芝糸411cとを備えている。第1領域41aは第1芝糸411aで構成され、第2領域41bは第2芝糸411bで構成され、段差領域41cは第3芝糸411cで構成されている。第1芝糸411aの第1高さh1は、第2芝糸411bの第2高さh2の2倍である。段差領域41cは傾斜している。このため、第3高さh3は、最小高さh3−1から最大高さh3−2までの範囲を取り得る。
図3に示すように、第1領域41aには、複数の第1芝糸411aが配置されている。複数の第1芝糸411aを局所的に見ると、全ての第1芝糸411aが第1高さh1に形成されているとは限られない。しかしながら、複数の第1芝糸411a全体を巨視的に見ると、第1領域41aに形成された複数の第1芝糸411aは、全体で平坦形状を有し、高さが第1高さh1となっていると看做せる。同様に、第2領域41bには、複数の第2芝糸411bが配置されている。複数の第2芝糸411bを局所的に見ると、全ての第2芝糸411bが第2高さh2に形成されているとは限られない。しかしながら、複数の第2芝糸411b全体を巨視的に見ると、第2領域41bに形成された複数の第2芝糸411bは、全体で平坦形状を有し、高さが第2高さh2となっていると看做せる。
段差領域41cは、第1領域41a及び第2領域41bの高さを異ならせ、すなわち第1芝糸411a及び第2芝糸411bの高さを異ならせることによって形成される。さらに、傾斜した形状の段差領域41cは、複数の第3芝糸411cの高さを異ならせることによって形成される。
段差領域41cは、第1領域41aから第2領域41bに向かって高さが低くなるように傾斜している。また、段差領域41cは、第1領域41aから第2領域41bに向かって高さが徐々に低くなっている。換言すると、第3芝糸411cの高さh3は、第1芝糸411aに最も近い側の最大高さh3−2から第2芝糸411bに最も近い側の最小高さh3−1まで徐々に高さが低くなっている。
段差領域41cには、複数の第3芝糸411cが配置されている。複数の第3芝糸411cを局所的に見ると、相対的に第1領域41a側に配置されている第3芝糸411cの方が相対的に第2領域41b側に配置されている第3芝糸411cより高くなっているとは限られない。しかしながら、複数の第3芝糸411c全体を巨視的に見ると、段差領域41cに形成された複数の第3芝糸411cは、全体で平坦形状を有しており、第1領域41aから第2領域41bに向かって第3高さh3が徐々に低くなっていると看做せる。
第1領域41a、段差領域41c及び第2領域41bに亘って備えられたスリットL4は、第1芝糸411a、第3芝糸411c及び第2芝糸411bの一部(すなわち上部)を切り欠いて形成されている。第1領域41aに備えられたスリットC4は、第1芝糸411aの一部(すなわち上部)を切り欠いて形成されている。
図1(a)に示すように、アイアン練習用マット4は、段差領域41c近傍の第1領域41a上にゴルフボールBを配置することにより、アイアンのダウンブロー練習をゴルフの練習者に行わせることができる。例えば、段差領域41c近傍の第1領域41aに配置されたゴルフボールBに対して第1領域41a側から第2領域41b側に向かって振り下ろされたアイアン(不図示)は、ゴルフスイングの最下点に達する前であってアイアンが下降を続けている途中でゴルフボールBを捉える。このゴルフスイング方向における第1領域41aの先には段差領域41cが設けられているため、アイアンは、ゴルフボールBを捉えた後も段差領域41cに沿って下降を続け、段差領域41cの途中又は第2領域41bにおいて最下点に達する。このように、アイアン練習用マット4は、段差領域41cを有しているため、アイアンのダウンブロー練習においてゴルフスイングの軌道を妨げず、かつアイアンを段差領域41cに接触させながら最下点まで導くことができる。このため、アイアン練習用マット4は、アイアンと段差領域41cとの接触によって、実際のゴルフコースでのダウンブローでのターフを取っているかのような感触をゴルフの練習者に与えることができる。
図3に示すように、第1芝糸411a、第2芝糸411b及び第3芝糸411cは、基布412上に敷き詰めてそれぞれ配置されている。これにより、芝糸群411は、基布412の全面に配置される。第1芝糸411a、第2芝糸411b及び第3芝糸411cは、芝糸自体及び芝糸同士を捻らせたカールタイプである(図2参照)。これにより、ゴルフ練習用マット1は、実際のゴルフコースにおいてゴルフボールをショットしたかのような打感をゴルフの練習者に与えることができる。また、第1領域41aにおける第1芝糸411aは、第2領域41b及び段差領域41cにおける第2芝糸411b及び第3芝糸411cと比較して、上部における芝糸の間隔が広くなっている。このため、第1領域41aの上部の面内での第1芝糸411aの占有率は、第2領域41b及び段差領域41cのそれぞれの上部の面内での第2芝糸411b及び第3芝糸411cのそれぞれの占有率よりも小さくなる。これにより、人工芝41の上部は、第1領域41aが最も柔らかくなり、人工芝41上でアイアンをスイングしたときに生じる人工芝特有の滑り感が低減される。その結果、ゴルフ練習用マット1は、実際のゴルフコースでショットしているかのような打感をゴルフの練習者に与えることができる。
[アイアン練習用マットに備えられた基盤の構成]
図2に示すように、アイアン練習用マット4は、ゴルフボールが載せられる第1領域41aと、第2領域41b及び段差領域41cとは反対側の人工芝41の裏面に固定され、中空部421を備える基盤42を有している。基盤42は、接着層43によって人工芝41の裏面に固定されている。アイアン練習用マット4は、基盤42に中空部421を備えることにより弾力性を有することができる。
基盤42は、人工芝41の裏面に固定された第1シート422と、中空部421を挟んで第1シート422に対向配置された第2シート424と、中空部421に配置されて第1シート422及び第2シート424の間に張り渡された複数の線状部材(第1線状部材の一例)423とを備えている。アイアン練習用マット4は、基盤42に中空部421に線状部材423を備えることにより、弾力性をさらに向上させることができる。
第1シート422及び第2シート424は、細長い第2線状部材が編まれて形成されている。図4は、第2シート424の一部を拡大して示している。図4に示すように、第2シート424は、アイアン練習用マット4の短辺の延伸方向に並ぶ複数(本例では3本)の線状部材(第2線状部材の一例)424a−1,424a−2,424a−3と、複数の線状部材424a−1,424a−2,424a−3に絡ませて編まれた線状部材(第2線状部材の一例)424bとを有している。図4では、1本の線状部材424bが図示されているが、第2シート424は、アイアン練習用マット4の長辺の延伸方向に並ぶ複数の線状部材424bを有している。線状部材424a−1,424a−2,424a−3,424bは、ポリエチレンで形成されている。第1シート422は、第2シート424と同様の構成を有し、同様の材料で形成されている。
線状部材423は、第1シート422に形成された複数の編目の一部及び第2シート424に形成された複数の編目の一部に交互に絡ませて第1シート422及び第2シート424の間に配置されている。図4に示すように、第2シート424は、線状部材424a−1及び線状部材424bによって形成された複数の編目425a−1と、線状部材424a−2及び線状部材424bによって形成された複数の編目425a−2と、線状部材424a−3及び線状部材424bによって形成された複数の編目425a−3とを有している。図4において、線状部材423(不図示)は、例えば3つの編目425a−1のうちの中央の編目425a−1を第1シート422(不図示)側から基盤42の裏面側に向かって(図4の紙面の奥から手前側に向かって)挿入される。中央の編目425a−1に挿入された線状部材423は、3つの編目425a−2のうちの左側の編目425a−2に基盤42の裏面側から第1シート422側に向かって挿入される。左側の編目425a−2に挿入された線状部材423は、中空部421を介して、3つの編目425a−2のうちの右側の編目425a−2に第1シート422側から基盤42の裏面側に向かって挿入される。右側の編目425a−2に挿入された線状部材423は、中央の編目425a−1に基盤42の裏面側から第1シート422側に向かって挿入される。中央の編目425a−1に挿入された線状部材423は、上述と同様の編み方によって第1シート422に形成された編目に編まれる。線状部材423は、線状部材424b及びこの線状部材424bに対向し第1シート422に設けられた線状部材に編まれると、次にこれらの線状部材に隣接する線状部材に編まれる。このように、線状部材423は、第1シート422及び第2シート424に対して上述の編まれ方でアイアン練習用マット4の長辺の延伸方向に順次編まれる。線状部材423は、このようにして第1シート422及び第2シート424の編目に編み込まれ、中空部421内の第1シート422及び第2シート424間に張り渡して配置される。
第1シート422と第2シート424との間の中空部421の厚さを人工芝41の重量に抗して所定長さに維持できる本数の線状部材423が第1シート422と第2シート424との間に配置されている。線状部材423は、中空部421において、第1シート422及び第2シート424と交差する方向に延伸している。基盤42は、例えば5mmから10mmの厚さに形成されている。
線状部材423は、6,6−ナイロンで形成されている。線状部材423は、アイアンでのショット練習の際に中空部421の厚さ方向に人工芝41に加わる衝撃に対して屈曲して変形できるようになっている。また、第1シート422及び第2シート424並びに基布412及び接着層43は、アイアンでのショット練習の際に中空部421の厚さ方向に人工芝41に加わる衝撃によって弾性変形できる程度の弾性を有している。第1シート422及び第2シート424は、基布412及び接着層43よりも中空部421の厚さ方向の衝撃に対して変形しにくい。さらに、複数の線状部材423は、第1シート422及び第2シート424よりも中空部421の厚さ方向の衝撃に対して変形しやすい。このため、アイアン練習用マット4は、アイアンでのショットを練習している際に、アイアンから人工芝41に加わる中空部421の厚さ方向への衝撃に対し、第1シート422からの反発力をアイアンに加えつつ、複数の線状部材423が屈曲して第2シート424に近付くように変形してこの衝撃を吸収することができる。これにより、アイアン練習用マット4は、実際のゴルフコースにおいてアイアンでショットした時に受けるゴルフコースからの反発力のような反発力をゴルフの練習者に加えることができる。その結果、アイアン練習用マット4は、実際のゴルフコースでショットしたかのような打感をゴルフの練習者に与えることができる。
[その他]
ウッド練習用マット2の人工芝21及び足載用マット6の人工芝61は、アイアン練習用マット4の人工芝41の第1領域41aとほぼ同様の構成を有している。人工芝21及び人工芝61に備えられる芝糸群は、第1領域41aを構成する第1芝糸411aと同様の構成を有している。人工芝61に備えられる芝糸は、カールタイプであり、第1芝糸411aと同じ高さh1に形成されている。
ウッド練習用マット2に備えられた基盤22及び足載用マット6に備えられた基盤62は、アイアン練習用マット4に備えられた基盤42と同様の構成を有している。これにより、ウッド練習用マット2は、ウッドから人工芝21に加わる中空部の厚さ方向への衝撃に対し、第1シートからの反発力をアイアンに加えつつ、複数の線状部材が屈曲して第2シートに近付くように変形してこの衝撃を吸収することができる。これにより、ウッド練習用マット2は、実際のゴルフコースにおいてウッドでゴルフボールをショットしたかのような打感をゴルフの練習者に与えることができる。
以上説明したように、本実施形態によるゴルフ練習用マット1に備えられたアイアン練習用マット4は、ゴルフボールが置かれる第1領域41aと、第1領域41aよりも高さの低い第2領域41bと、第1領域41aと第2領域41bとに挟まれた段差領域41cとを有している。これにより、アイアン練習用マット4は、実際のゴルフコースにおけるダウンブローを模擬したスイングをゴルフの練習者に行わせることができる。その結果、アイアン練習用マット4を備えたゴルフ練習用マット1は、ゴルフの練習者に対するゴルフボールの打感の向上を図ることができる。
また、本実施形態によるゴルフ練習用マット1に備えられたアイアン練習用マット4は、ゴルフボールが載せられる第1領域41aと、第2領域41b及び段差領域41cとを備える人工芝41と、第1領域41a、第2領域41b及び段差領域41cとは反対側の人工芝41の裏面に固定され、中空部421を備える基盤42とを有している。これにより、アイアン練習用マット4は、アイアンから人工芝41に加わる中空部421の厚さ方向への衝撃に対し、第1シート422からの反発力をアイアンに加えつつ、複数の線状部材423が屈曲して第2シート424に近付くように変形してこの衝撃を吸収することができる。その結果、アイアン練習用マット4は、実際のゴルフコースにおいてアイアンでゴルフボールをショットしてゴルフコースから受けたかのような反発力をゴルフの練習者に与えることができる。ウッド練習用マット2は、アイアン練習用マット4と同様の作用により、実際のゴルフコースにおけるウッドでゴルフボールをショットしてゴルフコースから受けたかのような反発力をゴルフの練習者に与えることができる。その結果、本実施形態によるゴルフ練習用マット1は、ゴルフの練習者に対するゴルフボールの打感の向上を図ることができる。ゴルフ練習用マット1は、少なくとも中空部を備えることにより基盤22,42,62のクッション性を向上させ自然な打感を実現できる。また、ゴルフ練習用マット1は、中空部に線状部材を備えることにより基盤22,42,62のクッション性をさらに向上させ、さらに自然な打感を実現できる。
本考案は、上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
上記実施形態では、ウッド練習用マット2、アイアン練習用マット4及び足載用マット6が分離可能に構成されているが、本考案はこれに限られない。ウッド練習用マット2、アイアン練習用マット4及び足載用マット6は、一体に構成されていてもよい。また、ウッド練習用マット2及びアイアン練習用マット4のいずれか一方が足載用マット6に一体に構成され、他方が足載用マット6と分離可能に構成されていてもよい。
上記実施形態では、ゴルフ練習用マット1のウッド練習用マット2は、芝糸群上にスリットL2を有しているが、本考案はこれに限られない。ウッド練習用マット2は、芝糸群上にスリットを有していなくてもよい。
上記実施形態では、ゴルフ練習用マット1の足載用マット6は、芝糸群の高さが一定の平坦形状を有しているが、本考案はこれに限られない。足載用マット6は、アイアン練習用マット4の形状に合わせて段差を有していてもよい。
また、ゴルフ練習用マット1に備えられたウッド練習用マット2は、スリットL2にほぼ直交する複数本(例えば2本)のスリットを有していてもよい。例えば、この複数本のスリットは、ウッド練習用マット2の対向する短辺寄りに両短辺にほぼ平行に2本形成されていてもよい。この複数本のスリットは、スリットL2と同様に、人工芝21の上部を切り欠いて形成されていてもよい。この複数本のスリットのそれぞれとスリットL2のそれぞれの交点は、ウッドによるショット練習時にゴルフボールを配置する位置の案内部として用いることができる。
アイアン練習用マット4は、対向する短辺のそれぞれのほぼ中点を結び長辺にほぼ平行に形成されたスリットを有していてもよい。また、アイアン練習用マット4は、このスリットにほぼ直交し、アイアン練習用マット4の対向する長辺のそれぞれのほぼ中点を結び対向する短辺にほぼ平行に形成されたスリットを有していてもよい。この2本のスリットの交点は、アイアンによるショットの練習時にゴルフボールBを配置する位置の案内部として用いることができる。
上記の実施形態は、本考案の技術的思想を具体化するための装置を例示するものであって、本考案の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を上記のものに特定するものでない。本考案の技術的思想は、実用新案登録請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
1 ゴルフ練習用マット
2 ウッド練習用マット
4 アイアン練習用マット
6 足載用マット
21,41,61 人工芝
21a,61a 領域
22,42,62 基盤
41a 第1領域
41b 第2領域
41c 段差領域
43 接着層
223,423,424a−1,424a−2,424a−3,424b,623 線状部材
411 芝糸群
411a 第1芝糸
411b 第2芝糸
411c 第3芝糸
412 基布
421 中空部
422 第1シート
424 第2シート
425a−1,425a−2,425a−3 編目
B ゴルフボール
C6−1,C6−2,C6−3,L2,L6−1,L6−2,L6−3 スリット
LF2,LF4−1,LF4−2 左足
RF2,RF4−1,RF4−4 右足

Claims (7)

  1. ゴルフボールが置かれる第1領域と、
    前記第1領域よりも高さの低い第2領域と、
    前記第1領域と前記第2領域とに挟まれた段差領域と
    を有するゴルフ練習用マット。
  2. 前記段差領域は傾斜している
    請求項1記載のゴルフ練習用マット。
  3. 薄板形状の基布と、前記基布上に下部が取り付けられた芝糸群とを備える人工芝を有し、
    前記第1領域、前記第2領域及び前記段差領域は、前記芝糸群の上部に形成されている
    請求項1又は2に記載のゴルフ練習用マット。
  4. 前記芝糸群は、
    前記基布からの高さが第1高さの第1芝糸と、
    前記基布からの高さが前記第1高さよりも低い第2高さの第2芝糸と、
    前記基布からの高さが前記第1高さよりも低くかつ前記第2高さよりも高い第3高さの第3芝糸と
    を備え、
    前記第1領域は、前記第1芝糸で構成され、
    前記第2領域は、前記第2芝糸で構成され、
    前記段差領域は、前記第3芝糸で構成されている
    請求項3記載のゴルフ練習用マット。
  5. 前記第1高さは、前記第2高さの2倍である
    請求項4記載のゴルフ練習用マット。
  6. 前記第1領域は、前記第1芝糸の一部を切り欠いて形成されたスリットを備える
    請求項4又は5に記載のゴルフ練習用マット。
  7. 前記段差領域は、前記人工芝の対向する一対の端部寄りにそれぞれ備えられている
    請求項3から6までのいずれか1項に記載のゴルフ練習用マット。
JP2015003227U 2015-06-25 2015-06-25 ゴルフ練習用マット Expired - Fee Related JP3199886U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015003227U JP3199886U (ja) 2015-06-25 2015-06-25 ゴルフ練習用マット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015003227U JP3199886U (ja) 2015-06-25 2015-06-25 ゴルフ練習用マット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3199886U true JP3199886U (ja) 2015-09-17

Family

ID=54192657

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015003227U Expired - Fee Related JP3199886U (ja) 2015-06-25 2015-06-25 ゴルフ練習用マット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3199886U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10863782B2 (en) Article of apparel providing enhanced body position feedback
US9999824B2 (en) Portable golf mat
JP2014533597A (ja) トレーニングマット、トレーニングマットの配置、1つまたは複数のトレーニングマットの使用
JP2015514555A (ja) ゴルフ練習マット
US20210331055A1 (en) Golf Mat
TWI410263B (zh) 高爾夫練習用沙坑墊
US8663034B2 (en) Kickoff tee and placement tee
US20140051531A1 (en) Apparatus and method for teaching sliding techniques
US20210077891A1 (en) Glove, in particular goalkeeper glove
GB2513862A (en) Takraw Balls
JP3199886U (ja) ゴルフ練習用マット
CN111032165B (zh) 藤球
US10828546B2 (en) Golf swing practice mat for strengthening swing and increasing club head speed
EP3673961A1 (en) Synthetic shuttlecock
KR20210023545A (ko) 스트레이트 구질을 유도하는 골프티
KR100901345B1 (ko) 퍼팅연습용 매트
KR20040066049A (ko) 골프 연습 및 실습 매트
KR200482614Y1 (ko) 퍼팅 거리 연습기
US20230398423A1 (en) Rough mat
JP3131072U (ja) 羽根付き遊具
JP3216960U (ja) ゴルフ練習具
KR101528311B1 (ko) 골프 퍼팅 연습기
KR101288959B1 (ko) 골프 퍼팅 연습장치
JP2021510593A (ja) ゴルフスイング強化とクラブヘッドスピード向上のためのスイング練習マット
JP6288687B1 (ja) 両面使用シャンク及び当該シャンクを備えた一対のスポーツシューズ

Legal Events

Date Code Title Description
A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20150727

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3199886

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees