JP2015514555A - ゴルフ練習マット - Google Patents
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Abstract
ゴルフマットは、左および右サイドショルダー間に中央チャネルを有するフレームを含む。人工芝パッドのような打撃パッドは、中央チャネル内でまたは中央チャネル上でスライド可能である。ゴムひものような少なくとも1つの弾性要素は、人工芝パッドに直接的または間接的に取り付けられて、チャネルを横切って側方に伸びる。パッド上のゴルフクラブヘッドの衝撃は、パッドを前にスライドさせて、衝撃力を吸収し、本物の草を打つことにより近いゴルファーへの感覚を提供する。弾性要素はパッドを減速させ、衝撃後にパッドをそのもとの位置に戻す。弾性要素は、フレームのサイドショルダーの内壁と外壁の間に固定された、差込まれたまたは結ばれた端部を有する弾性ひもであることとしてもよい。【選択図】図1
Description
プロにとってさえ、ゴルフは挑戦的なスポーツであり得る。ほとんどの人にとって、ゴルフにおける高いレベルの技術と一貫性を習得することは、ゴルフコースのゲームを実際にプレイすることが可能な時間をはるかに超えて、定期的な練習を必要とする。種々のゴルフの練習装置が、ゴルフマットを含め、練習のためのゴルファーの要望に適合させるために作成されてきた。ゴルフマットは、概して、フレームまたはホルダーにひとまとまりの人工芝を備える。
本物の芝から打つことをシミュレートするゴルフマットを提供することは、技術に難題を提示する。アイアンでゴルフボールを打つとき、正しく行われる場合には、スウィングの弧の最も低いポイントをクラブヘッドが通り過ぎる直前に、ダウンスウィングでゴルフボールにクラブヘッドが当たることが必要となる。ゴルフコース上での実際のプレイ中に、クラブヘッドは、概して、振られて、芝生のディボットまたは小さなクランプを掘るはずである。しかしながら、ゴルフマットは、毎回のスウィングで同じマットに衝撃を与えるクラブヘッドにより、繰り返し使用される。このためおよび他の理由のため、マットからディボットを取ることを可能にするゴルフマットを提供することはできない。よって、ゴルフマットがディボットを取る感覚をシミュレートすることを試みてきた。本物の芝を打つことをシミュレートするために、人工芝の部分が衝撃下で移動することを可能にするゴルフマットのデザインが提案されてきた。
人工芝の部分を移動可能にすることは有用であるが、これらのタイプのデザインに伴い欠点が残されている。
ゴルフマットは、左および右サイドショルダー間の中央チャネルを有するフレームを含むこととしてもよい。人工芝パッドのような打撃パッドは、中央チャネル内でまたは中央チャネル上でスライド可能である。ゴムひものような少なくとも1つの弾性要素は、チャネルを横切って側方に伸び、弾性要素は、人工芝パッドに直接的または間接的に取り付けられている。パッド上のゴルフクラブヘッドの衝撃は、パッドを前にスライドさせて、衝撃力を吸収し、本物の芝を打つことにより近いゴルファーへの感覚を提供する。弾性要素はパッドを減速させ、衝撃後にパッドをそのもとの位置に戻す。弾性要素は、ショルダーに取り付けられることとしてもよい。弾性要素は、フレームのサイドショルダーの内壁と外壁との間に固定された、差込まれまたは結ばれた端部を有する弾性ひもであることとしてもよい。
図面では、各表示において、同じ構成番号は同じ構成を示す。
ここで、図面の詳細については、図1および図2に示されるように、ゴルフマット20は、フロアフレーム22を有する。フロアフレーム22は、フロアまたはグラウンドに載せる平坦な底面を有する。フレーム22は、チャネル38の両側にサイドショルダーまたはレール36が突出している。フレーム22の前端部40は開いており、一方、フレームの後端部は、フレームの底から、高くなった平坦な床面68にかけて、鋭角で上に延びる斜路42を有する。フレーム22は、金属、木、またはプラスチックのような種々の材料で形成されることとしてもよく、典型的には、単一のプラスチック成型ユニットとして提供されることとしてもよい。フレームは種々の形状を取ることができるが、幅より約1.5〜2.5倍の長さを有する矩形のフレームが示される。例えば、フレームは、50〜70cmの長さで25〜40cmの幅であることとしてもよい。典型的なデザインでは、フレームは、60cmの長さで30cmの幅であることとしてもよい。
ここで、図3については、サイドショルダー36は、フレームフロア44に結合されて、フレームフロア44から鉛直に上に延び、ショルダー36とフロア44は、3つの辺をもつチャネル38を形成する。図1〜3に示されるように、打撃パッド24がフレーム22内に配置され、パッド24の上面がショルダー36を超えて上に延びる。図1に示されるように、フロア44の前端部の短いセグメント、例えば、2.5〜5cmが、パッド24の前に延びるように、打撃パッド24がフレーム22におけるチャネル38よりもわずかに短いこととしてもよい。
典型的には、パッド24は、人工芝または芝生のセクションであることとしてもよい。人工芝は、一般的に、図3に示されるように、ベースシート28に取り付けられた、またはベースシート28とともに一体成形された、個々のプラスチックブレードまたはファイバ26として提供される。
弾性要素70は、チャネル38の後端部に隣接し、フレーム22を横切って伸びる。弾性要素70は、ゴムバンドまたはひもであることとしてもよい。1つまたはそれ以上の個々の弾性要素70が使用されることとしてもよい。示される例において、弾性要素は、端部プラグ72を有する中空のゴムひもである。ひも70の端部はフレームに取り付けられている。ひも70は、パッド24に直接的または間接的に取り付けられている。ひもは、チャネル38の幅を横切って側方に伸びるように方向付けられている。よって、ひもは、また、図1に示されるフレーム22の長手方向の軸LLに対して垂直に方向付けられていることとしてもよい。
基本的な形態において、本発明は、フレーム22にまたはフレーム22上にパッド24を含み、ひもがパッドの後端部付近のパッドに取り付けられることとしてもよい。使用中においては、パッド24へのゴルフクラブヘッドの衝撃は、パッド24を、長手方向の軸LLに平行な方向に、フレーム22において前方にスライドさせる。ひも70は、パッドの前方への変位に対して、概しておおよそ線形的に比例して、パッド70に弾性またはばね戻り力を及ぼす。ひも70は、結果的にパッドの前方への移動を減速させるように作用し、また、その後、クラブヘッドの衝撃後に、パッドをそのもとの位置に引き戻す。
図3〜6は、さらになお向上したデザインを提供するための追加の要素を示す。図3に示されるように、パッド24は、フロアセクション86およびリアフックまたはピン90の両側で上に延びる側壁88を有する、スライドトレイ84のような支持要素に取り付けられることとしてもよい。フック90はひも70の周囲に係合され、典型的にはフックはフレーム22の長手方向の中心線にまたはその付近にあり、フックはひも70の中心位置で係合する。フレーム22に対してパッド24のスライド移動をより促進するために、低摩擦性のスライドストリップ80、または同等のスライドプレートが、スライドトレイ84の底面とフレーム22のフロア44との間に配置されることとしてもよい。
図3に示されるように、分離カバー64は、タブまたはファスナ66を用いるこの場合に、フレーム22の後端部に取り付けられることとしてもよい。カバー64は、示されるように、フレーム22の後端部で斜路の上部に取り付けられるまたは斜路46を形成する曲がった部分と、チャネル38から斜路46を分離するランディング68の上部に取り付けられるまたはランディング68を形成する平坦な部分とを有する。カバー64は、クラブヘッドがカバー64を打つ場合に、マットに対するダメージおよびユーザの手へのショックの衝撃を低減するために、軟質PVCのような衝撃吸収材料であることとしてもよい。上記ひもは、任意に、プレートとして提供されることとしてもよく、逆もまた同様である。
図5に示されるように、各サイドショルダー36は、内壁54、上端部、および外壁56を有することとしてもよく、ショルダー36は概して逆「U」の形状である。内壁54は、フロア44に結合されることとしてもよい。外壁56の下端は、フロア44の底面と同一平面上であることとしてもよい。また、図5に示されるように、支持する屋内もしくは屋外のフロアまたは地面上で、摩擦もしくは把持シートまたはストリップ34は、フレーム22の移動を低減するために、フレーム22の底面に取り付けられることとしてもよい。
図3Aおよび図6は、必要に応じてユーザがひも70を交換できるように、ひも70が、すぐにかつ簡単にマット20に設置されまたはマット20から取り外されることを可能にするデザインを示す。図6に示されるように、ボトムホール58は、垂直な背面チャネル壁48に隣接する、チャネル38の後端部付近のフロア44を通って設けられる。図3Aに示されるように、フロア44におけるスロット60は、フレーム22の各サイドで、サイドショルダー36の内壁54へと外側に側方に延び、スロットは内壁54のサイドホール62へと接続する。
弾性要素70は、ひもの端部に端部プラグまたは結び目72を有するひもとして設けられることとしてもよい。用語のプラグ、結び目、および突起は、本明細書では、互換的に使用される。この場合において、ボトムホール58は、ひもが差込まれ、または結ばれた端部が通り抜けることを可能にするのに十分な大きさの直径を有する。サイドホールの直径は、差込まれ、または結ばれた端部が内壁54を通り抜けることを防ぐために十分小さい。
パッドは一時的にフレーム22からすくい上げられてはずされ、もしある場合には、スライドトレイもまたはずされ、ひもの端部はボトムホール58を通って下に挿通する。端部はその後、スロット60を通って外側に移動され、プラグまたは結び目はサイドホールに位置される。チャネル38を横切って直線にひもが伸びるように、ひもの本体はスロットを通って上に引っ張られる。プラグまたは結び目がサイドホール62を通り抜けることができないため、ひもは、左および右側面の内壁54間で、チャネルを横切って側方に伸び、定位置に固定され、プラグまたは結び目は内壁54と外壁56との間にある。
上記のようにひも70を設置することは、任意に、ひもを伸ばすことにより、ひもをプレテンションすることとしてもよい。パッドおよびスライドトレイ84は、使用されている場合には、フレーム22上に戻される。ひも70は、前および上に引っ張られ、フック90または他の取り付け点の上に位置される。カバー64は置き換えられて、ひも70を隠す。
使用中に、ゴルファーは、外での実際のゴルフコースのプレイのように、クラブをスウィングしてパッド24のボールを打つ。クラブヘッドとパッド24間の有意な接触がなく、クラブヘッドがボールのみを打つ場合、パッドはそのとき静止したままである。一方、クラブヘッドがパッド24と有意に接触した場合には、パッドのファイバはいくらかの衝撃を最初のうちは吸収するであろう。また、パッド24は、前にスライドし、さらにパッド24上のクラブヘッドの衝撃を吸収するであろう。パッド24の前方への移動は、ゴルファーの手および腕に作用する、衝撃反応のショックおよび振動を低減する。よって、ゴルファーは、芝および土が衝撃力を吸収する、本物の芝を打つことにより似ている感覚を得る。また、パッドの前方への移動は、クラブヘッドの不慮のゆがみまたは反発を低減する傾向があるかもしれず、より正確なヒットを可能にする。クラブヘッドの衝撃後に、ひも70は、変位したパッドをそのもとの位置に引き戻す。そのとき、ゴルフマット20は、ゴルファーによる次のスウィングの準備ができている。
Claims (18)
- 左および右サイドショルダー間の中央チャネルを有するフレームと、
前記中央チャネル内をスライド可能なパッドと、
前記チャネルを横切って伸びる、前記パッドに取り付けられた少なくとも1つの弾性要素と、
を備える、ゴルフマット。 - 前記弾性要素は、前記左サイドショルダー内に固定された左端部を有し、前記右サイドショルダー内に固定された右端部を有する、請求項1のゴルフマット。
- 前記弾性要素は、その直径よりも少なくとも10倍の長さを有するひもを備える、請求項1のゴルフマット。
- 前記弾性要素は、前記左端部に左プラグおよび前記右端部に右プラグを有する弾性ひもを備え、前記左および右サイドショルダーのそれぞれが内壁および外壁を有し、前記左サイドショルダーの前記内壁および前記外壁間に前記左プラグがあり、前記右サイドショルダーの前記内壁および前記外壁間に前記右プラグがある、請求項2のゴルフマット。
- 前記左および右サイドショルダーと間のフレームフロアと、
前記左サイドショルダーに隣接する前記フロアにおける左フロアホールと、前記左サイドショルダーの前記内壁における左サイドホールと、前記左サイドホールに前記左フロアホールを接続するスロットと、
前記右サイドショルダーに隣接する前記フロアにおける右フロアホールと、前記右サイドショルダーの前記内壁における右サイドホールと、前記右サイドホールに前記右フロアホールを接続するスロットとをさらに備え、
前記左および右サイドホールが、前記左および右プラグよりもそれぞれ小さな直径を有し、
前記左および右フロアホールが、前記左および右プラグよりもそれぞれ大きな直径を有する、請求項2のゴルフマット。 - 前記左端部が前記フレームの前記左サイドショルダー内に固定され、前記右端部が前記右サイドショルダー内に固定されて設置されるように、それが伸縮するように前記弾性要素が前記チャネルの幅よりも短い、請求項2のゴルフマット。
- 前記中央チャネル内にスライドトレイをさらに備え、前記パッドが前記スライドトレイに取り付けられ、前記弾性要素が前記スライドトレイの後端部に取り付けられた、請求項1のゴルフマット。
- 前記スライドトレイの前記後端部にフックをさらに備え、前記フックの上を前記弾性要素がループすることにより、前記弾性要素が前記スライドトレイに取り付けられた、請求項7のゴルフマット。
- 前記フレームの底に把持表面をさらに備える、請求項1のゴルフマット。
- 前記フレームの後端部の斜路と、前記斜路と前記チャネル間の平坦な高いランディングとをさらに備える、請求項1のゴルフマット。
- 前記チャネルの後端部に垂直壁をさらに備え、前記弾性要素は前記垂直後壁に隣接する、請求項1のゴルフマット。
- 前記サイドホールから前記ボトムホールへ前記プラグを移動させることにより前記フレームから移動可能である、請求項4のゴルフマット。
- 前記弾性要素は、単一の弾性チューブまたはバンドを備える、請求項1のゴルフマット。
- 前記パッドは、前記左および右サイドショルダーの上へ延びる上面を有する、請求項1のゴルフマット。
- フロアフレームと、
前記フロアフレーム上のスライドトレイと、
前記スライドトレイに取り付けられた模擬グラスパッドと、
前記フロアフレームの後端部に隣接する前記フロアフレームを横切って側方に伸びる弾性ひもとを備え、前記弾性ひもは、前記スライドトレイに着脱可能に取り付けられた、ゴルフマット。 - 前記グラスパッドは、前記スライドトレイ上で所定の位置に固定されている、請求項15のゴルフマット。
- フロアフレームと、
第1の方向にスライド可能である、前記フロアフレーム上のスライドトレイと、
前記スライドトレイ上の所定の位置に固定された模擬グラスパッドと、
前記スライドトレイに着脱可能に取り付けられ、前記フロアフレームを横切って前記第1の方向に対して垂直な第2の方向に伸びる、前記フロアフレームの後端部に隣接する弾性ひもと、
前記弾性ひもの左端部の左突起と、前記弾性ひもの右端部の右突起と、
前記左サイドショルダーに隣接する前記フロアにおける左フロアホールと、前記左サイドショルダーの前記内壁における左サイドホールと、前記左サイドホールに前記左フロアホールを接続するスロットと、
前記右サイドショルダーに隣接する前記フロアにおける右フロアホールと、前記右サイドショルダーの前記内壁における右サイドホールと、前記右サイドホールに前記右フロアホールを接続するスロットとを備え、
前記左および右サイドホールは、前記左および右突起よりもそれぞれ小さい直径を有し、
前記左および右フロアホールは、前記左および右突起よりもそれぞれ大きい直径を有する、ゴルフマット。 - 前記突起がプラグまたは結び目を備える、請求項17のゴルフマット。
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