JP3199840B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3199840B2
JP3199840B2 JP14772592A JP14772592A JP3199840B2 JP 3199840 B2 JP3199840 B2 JP 3199840B2 JP 14772592 A JP14772592 A JP 14772592A JP 14772592 A JP14772592 A JP 14772592A JP 3199840 B2 JP3199840 B2 JP 3199840B2
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  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー画像情報を複写
したり送信する画像処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像処理装置として、例えば、カ
ラー画像を送信/受信するファクシミリ装置では、例え
ば、白地に赤一色で描かれた画像の原稿であっても、表
色系の基本3色分の情報を送信/受信するように構成さ
れている。また、いわゆるプログレッシブビルドアップ
方式にて階層的に符号化した画像データを送信するファ
クシミリ装置では、その階層的符号化の際、原稿画像を
横方向に一定にストライプ処理をしている。また、従来
の画像メモリを有する複写機では、コピー動作として、
読取った原稿画像を順次圧縮してメモリに格納し、それ
を復号化後、指定部数を記録出力している。一方、画像
メモリを有していない複写機では、記録した画像を1部
ずつソートする機構を設けるか、あるいは、ソート機構
のないものでは、読取った原稿を排紙せずに原稿置き台
に戻すフィード機構を設けて、必要部数を記録出力して
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の、白地に赤一色で描かれた原稿であっても表色系の
3色分の画像情報を送信/受信するファクシミリ装置で
は、RGBやYCM、YCrCb等の3色分の画像情報
を送信しているため、色情報が少ない場合(上記の例で
は、赤一色)でも、通信時間を短縮できないという問題
がある。また、原稿画像を横方向に一定にストライプ処
理するファクシミリ装置では、原稿によっては縦方向の
ストライプを用いて階層的符号化を行なった方がデータ
の圧縮率が高くなる場合でも、横方向のストライプ処理
を行なうため圧縮効率が低下し、データ送信時間が余分
にかかるという問題がある。特に、後述するJBIG等
のプロトコルでは、ストライプ方向及びその幅はパラメ
ータ化による標準化にて一義的に決定して画像データの
通信を行ない、複数の原稿を送信する場合でも全ページ
に渡って横方向のストライプによる符号化を行なってい
る。そのため、複数ページの一部に、縦方向のストライ
プによる符号化の方が圧縮効率がよい原稿が混在する場
合、それらの原稿についても横方向のストライプによる
符号化を行なうため、データ圧縮効率の低下や送信時間
の長期化と共に通信料金がかさむという問題がある。
【0004】上記従来の複写機では、コピーを1部必要
な場合でも、読取った原稿画像を順次符号化してメモリ
に格納し、それを復号化後、記録出力しているので複写
に時間を要していた。一方、画像をメモリに格納しない
複写機では、複数枚コピー時におけるソート機構やフィ
ード機構が複雑になるという問題がある。これに対し
て、画像をメモリに格納しようとしても、装置に搭載で
きるメモリ容量には限界があるため、MH,MR,MM
Rという圧縮符号化方式を用いて画像を符号化しても、
写真画像のような複雑なものでは、読取った画像すべて
をメモリに記憶できないので、必要部数のコピーができ
ないという問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決することを目的として成されたもので、上述の課題
を解決する一手段として、以下の構成を備える。すなわ
ち、請求項に記載の発明によれば、原稿画像を読取
り、所定の指示に基づいて該画像の複写及び送信を行な
う画像処理装置において、原稿画像情報に対して階層的
な符号化を行なう手段と、指示された画像の複写数量に
基づいて、前記階層的な符号化の実行を制御する制御手
段とを備え、前記制御手段は、画像の複写数量が単数の
場合には、前記階層的な符号化を非動作状態にし、ま
た、画像の複写数量が複数の場合には、前記階層的な符
号化が動作状態となるよう制御する。
【0006】また、請求項に記載の発明によれば、原
稿画像を読取り、所定の指示に基づいて該画像の複写及
び送信を行なう画像処理装置において、原稿画像情報に
対して階層的な符号化を行なう手段と、画像の複写また
は送信の指示に基づいて、前記階層的な符号化の実行を
制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、画像の複
写の場合には、前記階層的な符号化を非動作状態にし、
また、画像の送信の場合には、前記階層的な符号化が動
作状態となるよう制御する。
【0007】
【作用】以上の構成において、画像通信の際のデータ圧
縮効率を向上させ、通信時間を短縮するよう機能する。
【0008】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明に係る好
適な実施例を詳細に説明する。 [参考例] 図1は、本発明の参考例に係るファクシミリ装置の全体
構成を示すブロック図である。同図において、CPU
(主制御部)2は、ROM3,RAM4とバス20を介
して接続されており、ROM3に格納されたプログラム
に従って装置全体の動作を制御する。また、RAM4
は、CPU2のワークエリアとして使用される。なお、
CPU2は、その動作クロックを発生するための水晶発
振器1を有する。本装置では、主にCCDラインセンサ
11及び読取りモータ23にて構成される画像読取り部
にて画像の読み取りが行なわれる。また、画像記録部
は、記録ヘッド(サーマルヘッド)12と記録モータ2
4等にて構成され、受信、あるいはコピー画像の記録に
使用される。モデム14は、画像データ、および制御手
データの変調/復調を行なうもので、NCU15を介し
て回線33に接続される。このNCUは、回線33のル
ープ電流を保持したり、電話機34との回線交換を行な
う。
【0009】また、図2は、本ファクシミリ装置を構成
するRAM4のメモリマップであるが、その詳細につい
ては後述する。次に、本参考例に係るファクシミリ装置
における制御について説明する。最初に、図3に示すフ
ローチャートに従って、本装置における制御全体につい
てその概略を説明する。図3のステップS1では、装置
の電源がONされた後のパラメータの初期化が行なわ
れ、続くステップS2で、CPU2は、装置の使用者か
らの指示がコピー起動、つまり、原稿がセットされ、電
話機24の送受器(不図示)がオンフック状態のときに
キー29を構成する不図示のスタートボタンが押下され
たか否かを検出する。ステップS2での判定結果がYe
sであれば、処理をステップS3に進め、コピー機能を
実現するためプログラムの実行が行なわれ、その実行後
は、再度、ステップS2に制御を戻す。
【0010】また、ステップS2での判定がNoの場合
には、ステップS4で、CPU2は送信起動がかけられ
たか否かを判断し、送信起動があれば、ステップS5に
進んで、受信処理を実行後、再びステップS2に制御を
戻す。以下、同様にステップS6〜S9での受信処理や
ファンクション処理が行なわれる。図4は、図3に示す
フローチャートにおけるステップS5(送信処理)の詳
細フローチャートである。なお、ここでは、受信(記
録)側のファクシミリ装置は、RGB体系をとるものと
する。図4のステップS11では、カラー画像の読取り
を行ない、その赤(RED)の情報を、図2に示すメモ
リマップの“RED−PLANE AREA”に、緑
(GREEN)の情報を“GREEN−PLANE A
REA”に、また、青(BLUE)の情報を、“BLU
E−PLANE AREA”にそれぞれ蓄積する。そし
て、ステップS12で、後述する1ページの色チェック
処理を行なう。ステップS12での処理を終了すると、
ステップS13へ進み、通常のRGBの3面分のデータ
を、図5に示すようなカラー画像情報として送信するか
(RGB3面送信)、あるいは、図6に示す省略モード
にて送信するかを判断する。なお、図5,6に示す画像
情報は、白地に赤文字で「RED」と書かれた場合を示
している。
【0011】そして、ステップS16では、全ページに
ついての処理が終了したか否かの判断を行ない、終了し
ていない場合には、再度、ステップS11の処理に戻
る。図7は、図4に示すフローチャートのステップS1
2(色チェック処理)の詳細フローチャートである。同
図のステップS21ではパラメータを初期化し、ステッ
プS22でフラグセットを行ない、1画素の色成分を調
べる。そして、次のステップS23では、色チェックす
べき画素のポインタを+1(インクリメント)し、続く
ステップS24で、1ページについて色チェック処理が
終了したか否かを判断し、それが終了していない場合に
は、再度ステップS22に戻る。なお、図8は、上記フ
ローチャート(図7)のステップS22の詳細フローチ
ャート、つまり、読み取り後、メモリへ蓄積した画像デ
ータの1画素分の色チェックのフローチャートを示す。
同図のステップS31では、 R=OFF{調べている画素に赤成分が存在するか?} G=OFF{調べている画素に青成分が存在するか?} を調べ、その結果がYesならばステップS32へ進
む。そして、ステップS32でBフラグに1をセットす
る(このBフラグは、後述する図9のステップS54に
おけるBを示す)。
【0012】同様に、ステップS33,S35,S3
7,S39,S41において、それぞれ、図中に示され
たR,G,BのON/OFF条件を満足する場合、ステ
ップS33からステップS34へ進んでGフラグ=1に
セットし、また、ステップS35の条件を満足する場
合、ステップS36に進んでBGフラグ=1にセットす
る。また、ステップS37での判断結果がYesなら
ば、ステップS38でRフラグ=1にセットし、ステッ
プS39での判断がYesならば、ステップS40でR
Bフラグ=1にセット、さらに、ステップS41での判
断がYesならば、ステップS42でRGフラグ=1に
セットする。図9は、上述の図4のステップS13の詳
細フローチャートである。同図のステップS51では、
RGBフラグ=1か否か、換言すれば、1ページ中に黒
色の画素が存在したかどうかの判断をし、その結果がY
esならば、本処理からYesでリターンする。また、
ステップS51での判断がNoならばステップS52へ
行き、ステップS52,S53でR=1かつG=1か否
かの判断、または、ステップS52,S54でR=1か
つB=1かどうかの判断をする。そして、これらの判断
結果がYesであれば、本処理からYesでリターン
し、Noであれば、ステップS55へ進む。
【0013】ステップS55,S56での判断で、R=
1かつGB=1ならばYesでリターン、Noならば、
ステップS57,S58にて、G=1かつRB=1か否
かの判断を行なう。ここで、G=1かつRB=1なら
ば、本処理をYesでリターンするが、Noならば、ス
テップS59,S60でB=1かつRG=1かどうかの
判断をする。ここでも、B=1かつRG=1ならば、Y
esで本処理をリターンするが、Noならば、本処理を
Noでリターンする。なお、本処理からYesでリター
ンすることは、図4のステップS15へ行くことを意味
し、Noでリターンすることは、同図のステップS14
へ進むことを意味する。次に、図10のフローチャート
を参照して、図4のステップS15に示したRGB3面
送信の詳細を説明する。図10のステップS70では、
図11に示すヘッダのデータを送信し、ステップS71
で、上記の図2に示す“RED−PLANE ARE
A”のデータ(これは、図5の赤の画像データに相当す
る)を送信する。また、続くステップS72では、図2
の“GREEN−PLANE AREA”のデータ(図
5の緑の画像データに相当)を送信し、ステップS73
で、図2の“BLUE−PLANEAREA”のデータ
(図5の青の画像データに相当)を送信する。
【0014】なお、図10のステップS72とステップ
S73では、画像情報中には緑の色情報と青の色情報が
存在しない、ということを通信している。次に、図13
〜図15のフローチャートを参照して、図4のステップ
S14に示した省略モードの送信について説明する。図
13〜図15のフローチャートでは、そのステップSS
81,S84,S87,S90,S91,S97,S1
02,S103で場合分けを行ない、どの色の情報を省
略できるかを判断して、それぞれの場合に合致した色情
報のみを送信している。なお、ここで、記号*は、“d
o not care”の意味であり、データは1でも
0でも構わない。図6に示すカラー画像情報の場合、白
地に赤色の文字のみが描かれている原稿なので、図13
のステップS81での判定はYesとなり、処理はステ
ップS82へ行く。そこでは、R用のヘッダを送信し、
続くステップS83で、図2に示す“RED−PLAN
E AREA”のデータ(これは、図6の画像データに
相当する)を送信する。図13のステップS81での判
定がNoならば、ステップS84へ進み、画像情報が緑
一色ならば、ステップS85,S86でGヘッダ情報と
緑色の画像のみを送信する。また、ステップS84での
判断がNoならば、ステップS87へ行き、そこで、画
像情報が青一色と判断された場合、つまり、ステップS
87にてYesとなれば、ステップS88,S89に
て、Bヘッダ情報と青一色の画像を送信する。
【0015】また、画像情報が赤色と緑色の2色にて構
成されているならば、図14のステップS90、及びス
テップS91での判断はYesとなり、ステップS9
2,S93,S94,S95で、赤と緑の2色の画像を
送信する。しかし、ステップS90でNo、かつ、ステ
ップS91でNoと判断されたならば、ステップS96
へ行き、ステップS96及びステップS97で、原稿画
像が赤と青の2色構成と判定されたならば、ステップS
98,S99,S100,S101へ行く。そして、赤
と青の2色の画像を送信する。他方、ステップS96で
の判定がNoで、かつ、ステップS97での判定もNo
ならば、図15のステップS102へ進み、ステップS
102及びステップS103で、画像が緑と青の2色構
成と判断された場合、ステップS104,S105,S
106,S107に進み、そこで緑と青の2色の画像を
送信する。しかし、ステップS102,S103にてN
oと判断されたならば、リターンする。なお、図16〜
図18は、それぞれ、図10のステップS70のヘッ
ダ、図13のステップS82のヘッダ、そして、図15
のステップS104のヘッダを示す。以上説明したよう
に、本参考例によれば、カラー画像を送受信するファク
シミリ装置において、白地に2色以下の表色系の基本色
にて描かれた画像の場合、その基本色の情報のみを通信
するようにすることで、色情報が少ない画像通信を行な
う際の画像情報のデータ圧縮効率を向上でき、通信時間
を短縮できるという効果がある。
【0016】[第実施例] 以下、本発明に係る第実施例について説明する。な
お、本実施例に係るファクシミリ装置は、上記参考例に
係るファクシミリ装置と同一構成をとるため、ここで
は、その説明を省略する。この第1実施例に係るファク
シミリ装置は、プログレッシブビルドアップ方式にて階
層的に符号化した画像データを送信する。図19は、J
BIG(Joint Bi-level Image Group)で標準化の対象と
なっている階層的符号化処理の概念を示す図である。こ
こでは、原画像の解像度は、400dpi程度以上を想
定しており、送信側では、解像度を水平、垂直ともに1
/2にした低解像画像を、順次必要な階層数作成する。
図19に示す標準化のモデルでは、原画の解像度を40
0dpi、階層数を6、最低解像度を12.5dpiと
し、12.5dpiと25dpiの解像度の画像は、原
画の3/16×3/16の大きさで表示し、アイコンと
しての利用を想定している。送信側では、最低解像度の
画像を符号化し、伝送する。次に、順次解像度を上げる
ために必要な情報を符号化していく。また、受信側で
は、最低解像度の画像から復号、再生し、順次解像度を
向上させた画像を表示することでプログレッシブ表示を
実現し、最終的には、劣化のない原画像の復号、再生が
得られる。しかし、必要に応じて中間解像度の画像にて
打ち切ることも可能である。
【0017】また図20は、第1実施例における階層的
符号化のヘッダを示す図である。次に、本実施例に係る
ファクシミリ装置における制御について説明する。な
お、本実施例に係る装置における制御全体については、
その概略は、図3に示す上記参考例に係る装置での制御
と同様であるため、ここでは、その説明を省略する。図
21は、本実施例に係る装置での制御中、送信処理(図
3のステップS5に相当)の詳細フローチャートであ
る。同図において、ステップS1100では、パラメー
タの初期化を行ない。ステップS1200で、1ページ
分の原稿画像の読取り処理を行なう。続くステップS1
300ではページポインタを1インクリメントし、ステ
ップS1400で、全ページについての読取りが終了し
たか否かを判定する。全ページについての読取りが終了
した場合、ステップS1500では、後述するページの
ストライプ方向を決定する。これは、各ページ毎に、ス
トライプ処理を縦方向に行なうか横方向に行なうかを決
定するものであり、次のステップS1600では、画像
データに対して、ステップS1500で決定されたスト
ライプ方向に階層的な符号化を行なうと共に、符号化し
たデータを送信する。
【0018】そして、ステップS1700で、ページポ
インタを1インクリメントし、ステップS1800に
て、全ページのデータ送信を終了したと判断された場
合、本処理を終了する。そこで、上記、図21に示すフ
ローチャートのステップS1500、つまり、ストライ
プ方向決定処理の詳細について説明する。図22は、ス
トライプ処理の詳細フローチャートであり、同図のステ
ップS2100でパラメータの初期化を行ない、ステッ
プS2200では、受信側のファクシミリ装置が縦方向
のストライプ処理による画像データの受信が可能か否か
を判定する。すなわち、図23に示す通信手順におい
て、受信側の装置がNSF.DIS信号中に、モード搭
載を示す情報をのせて送信側へ送ってくるので、その信
号にて縦方向のストライプ処理の可、不可を判定する。
ステップS2200での判定結果がNoであれば、ステ
ップS2700に進んで従来モード、つまり、横方向の
ストライプ処理を行なう。他方、受信側の装置が縦方向
のストライプ処理モードを有している場合には、ステッ
プS2300にて1ページ中の横方向の全白色ラインを
カウントし、続くステップS2400で1ページ中の縦
方向の全白色ラインをカウントする。
【0019】そして、ステップS2500では、上記ス
テップS2300,S2400にてカウントした縦方向
のライン数と横方向のライン数との大小を比較し、縦方
向のライン数が多ければ、ステップS2600に進ん
で、縦方向のストライプ処理を実行する。しかし、横方
向のライン数が多ければ、ステップS2700で横方向
のストライプ処理を行なう。図24は、上記、図22に
示したフローチャートの内のステップS2300、図2
5は、同ステップS2400の詳細フローチャートであ
る。ここでは、両フローチャートは、縦方向、横方向の
違いを有するのみで、略同じ処理を行なうため、図25
の縦方向の白ラインをカウントする処理について説明す
る。図25において、ステップS4100でパラメータ
の初期化を行ない、ステップS4200で縦方向の1ラ
イン分の受信画像をロード後、続くステップS4300
では、縦方向の1ラインは、すべて白色かどうかを判断
する。そして、ここで、縦方向のラインが白であると判
断されれば、ステップS4400にて、縦全白カウンタ
を1インクリメントする。具体的には、読取り画像が、
例えば、図26に示すような原稿である場合、読取り画
像データが有する白色ラインについて、図26(a)は
横方向の白ラインが多く、また、図26(b)は縦方向
の白ラインが多いので、図26(a)の原稿は横方向の
ストライプ処理、また、図26(b)については、縦方
向のストライプ処理が適用されることになる。
【0020】図25のステップS4500では、縦ライ
ンポインタを1インクリメントし、次のステップS46
00で、1ページ分の画素についてのストライプ方向の
決定を終了したか否かを判断する。そして、ここでの判
断結果がYesであれば、本処理を終了する。以上説明
したように第1実施例によれば、読取り原稿の白ライン
の方向をもとにストライプ処理の方向を選択して階層的
な符号化を施した画像データを送信することで、通信時
間の短縮と通信コストの低減を図ることができるという
効果がある。
【0021】[第実施例] 以下、本発明に係る第実施例について説明する。図2
7は、第2実施例に係るファクシミリ装置の構成を示す
ブロック図である。同図において、読取り部100は、
原稿検知センサ114にて検知された不図示の原稿置き
台上の原稿を読取り、記録部102では画像の記録を行
なう。また、通信制御部103は回線120を介して外
部装置との通信を行ない、この通信制御部103には、
回線120がそのループを閉結しているか否か、つま
り、オンフック状態かオフフック状態かを検知するセン
サであるオンフック状態検出センサ105が接続されて
いる。制御情報記憶部116には、本装置全体の制御を
行なう制御部112が、その制御に必要な種々の制御情
報が記憶され、読取った画像等は、画像記憶部117に
格納される。また、階層符号化部118では、画像デー
タ等の、いわゆる、階層的な符号化を行ない、階層復号
化部119では階層的な復号化が行なわれる。キー入力
部110では、ダイヤル番号の選択やコピー部数、送信
・受信・コピーの開始指示等の入力を行ない、MH,M
R,MMR符号・復号化部111では、階層符号化手段
を有していないファクシミリ装置との通信を行なう。
【0022】次に、第2実施例に係る装置の動作及び制
御手順を説明する。図28〜図30は、第2実施例に係
る装置の制御手順を示すフローチャートである。図28
において、ステップS5001では、制御部112は不
図示のスタートキーが押下されているかどうかを判定す
る。ここでの判定結果がYESであれば、ステップS5
002で、原稿検知センサ114による検知にて原稿台
上に原稿があるかどうかを判断する。そして、原稿がな
い場合には、ポーリング受信モードであると判断され、
ステップS5003に進んで、回線120が捕捉されて
キー入力部110から入力された相手宛先を呼ぶ。これ
にて、通信制御部103を介しての相手先からの原稿受
信が可能となる。一方、ステップS5002で原稿があ
ると判断されると、ステップS5004で、オンフック
状態検出センサ105によりオフフック状態が検知され
ると、回線が捕捉され、送信モードであると判断して、
ステップS5005にて送信モードの実行に入る。つま
り、原稿の読取りを開始するとともに、階層符号化部1
18により圧縮符号化された後、画像記憶部117に記
憶される。そして、記憶された画像は、通信制御部10
3を介して、キー入力部110から入力された宛先に送
信される。
【0023】この送信において、相手側が階層符号化方
式にて画像を受信できる場合には、画像記憶部117内
のデータを階層化符号化されたままで送信するが、階層
符号化方式にて画像を受信できない場合には、MH,M
R,MMR符号・復号化部111にて相手側が受信でき
る符号に変換して送信する。なお、ここで、オンフック
状態検出センサ105が、回線の捕捉状態を検出して送
信モードに移行しているが、相手先の番号や送信予約時
刻等のダイヤルデータの有無により送信モードに移行す
るようにしてもよい。ステップS5004でオフフック
状態にないと判断された場合には、制御部112は、ス
テップS5006で、キー入力部110にて指定された
コピー部数の判定を行ない、部数が1部の場合、図29
のステップS5101に進み、階層符号化部118を非
動作状態にして、続くステップS5102で原稿の読取
りを開始する。そして、ステップS5103で、読取ら
れた画像を順次記録部102に転送する。この記録部1
02は、転送された画像を記録するための1ページ分の
容量を持った不図示のバッファメモリを有しており、ス
テップS5104で1ページ分の読取りが終了するとス
テップS5105で読取りを停止して、ステップS51
06で、1ページ分のデータがバッファメモリに蓄積さ
れた時点で記録を開始する。
【0024】ステップS5107で、次のページがある
と判断されれば、ステップS5102〜ステップS51
06の処理を繰り返し、結果として全ページについてこ
れらの処理を実行する。なお、記録部内のバッファは、
1ページ分のページバッファでなくとも、1ライン〜数
ライン程度の容量のバッファでもよい。そして、ライン
バッファであれば、ステップS5104では、そのライ
ンバッファの容量分のデータを受けた時点で読取りを停
止するようにする。また、ステップS5105では読取
り停止とあるが、原稿の読取り速度、画像データの記録
部への転送速度、記録速度の関係を考慮して読取り停止
を行なわないようにしてもよい。そして、ステップS5
108では、全ページのコピーが終了したところで待機
状態に復帰後、本処理を終了する。他方、ステップS5
006でコピー部数が複数に渡ると判定された場合は、
ステップS5007で、制御部112内の部数カウンタ
(不図示)にコピー部数nを入力する。そして、ステッ
プS5008では、階層符号化部118を非動作状態に
して、続くステップS5009で原稿の読取りを開始す
る。読取り部100には、不図示の1ページ分の容量の
バッファメモリがあり、ステップS5010で1ページ
分の読取りが終了した時点で、一旦、読取りを停止し
(ステップS5011)、次のステップS5012で、
階層符号化部118にて階層的な符号化を行なう。この
階層符号化されたデータは、ステップS5013で、逐
次、画像記憶部117に記憶される。
【0025】なお、ここでも、読取り部内のバッファ
は、1ページ分のページバッファでなくとも、1ライン
〜数ライン程度の容量のバッファでもよいし、階層符号
化を行なう際のストライプ幅に相当するライン数であっ
てもよい。そして、この場合、1ページ分ではなく、バ
ッファメモリサイズに相当するライン数であればよい。
また、ステップS5011では読取り停止とあるが、原
稿の読取り速度、画像データの記録部への転送速度、記
録速度の関係を考慮して読取り停止を行なわないように
してもよい。コピーが複数ページに渡る場合には、ステ
ップS5009の原稿読取り処理からステップS501
4の処理を全ページ分繰り返し、全ページ終了したとこ
ろで、図30に示すフローチャートのステップS520
1にて、画像記憶部117に格納されたデータを先頭ペ
ージより順次、読み出す。また、ステップS5202で
は、階層復号化部119を動作状態にし、続くステップ
S5203で、読出されたデータを順次、階層的に復号
化する。
【0026】復号化したデータは、制御部112により
記録部102内の不図示のページバッファに転送され
る。そして、ステップS5204で1ページ分の復号化
が終了したと判断された場合、ステップS5205で記
録動作を開始する。コピーが複数のページに渡るときに
は、ステップS5201〜S5205の処理を繰り返
す。なお、1ページ分の階層符号化が終了した時点で、
記録部102と画像記憶部117からの読出しとの同期
をとるために、画像記録部からの読出しの停止、あるい
は復号化の停止を行なうようにしてもよい。全ページの
記録が終了した場合、コピーを1部完了したことになる
ので、ステップS5207で部数カウンタを1デクリメ
ントする。ステップS5208で、そのカウンタの値が
0である、つまり、すべての部数のコピーが終了したか
否かの判定を行なう。このステップS5208での判定
結果がNOであれば、ステップS5209で、読出しア
ドレスを第1ページの先頭に設定して処理をステップS
5201に戻すが、全部数のコピーが終了したと判断さ
れた場合には、ステップS5210に進み、待機状態に
復帰後、本処理を終了する。以上説明したように第2
施例によれば、コピー部数が単数の場合には、読取った
画像を符号化せず、複数のコピーを行なう場合にのみ画
像データに対して階層的な符号化を行なうことで、画像
の種類によらずデータ圧縮ができ、コピーの高速化が可
能となる。なお、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
しても良い。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
写要求部数または送信要求に応じて階層的な符号化を行
なうことで、複写動作の高速化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の参考例に係るファクシミリ装置の全体
構成を示すブロック図である。
【図2】参考例に係るファクシミリ装置を構成するRA
M4のメモリマップである。
【図3】参考例に係る装置における制御全体の概略を説
明するフローチャートである。
【図4】図3に示すフローチャートにおけるステップS
5(送信処理)の詳細フローチャートである。
【図5】参考例に係る画像情報を示す図である。
【図6】参考例に係る画像情報を示す図である。
【図7】図4に示すフローチャートのステップS12
(色チェック処理)の詳細フローチャートである。
【図8】図5に示すフローチャートのステップS22の
詳細フローチャートである。
【図9】図4のステップS13の詳細フローチャートで
ある。
【図10】図4のステップS15に示したRGB3面送
信の詳細を説明するフローチャートである。
【図11】参考例に係るヘッダを示す図である。
【図12】参考例に係るヘッダを示す図である。
【図13】図4のステップS14に示した省略モードの
送信について説明するフローチャートである。
【図14】図4のステップS14に示した省略モードの
送信について説明するフローチャートである。
【図15】図4のステップS14に示した省略モードの
送信について説明するフローチャートである。
【図16】図10のステップS70のヘッダを示す図で
ある。
【図17】図13のステップS82のヘッダを示す図で
ある。
【図18】図15のステップS104のヘッダを示す図
である。
【図19】JBIGで標準化の対象となっている階層的
符号化処理の概念を示す図である。
【図20】第実施例における階層的符号化のヘッダを
示す図である。
【図21】第実施例に係る装置での制御における送信
処理の詳細フローチャートである。
【図22】第1実施例に係るストライプ処理の詳細フロ
ーチャートである。
【図23】第1実施例に係る通信手順を示す図である。
【図24】図22に示したフローチャートの内のステッ
プS2300の詳細フローチャートである。
【図25】図22のステップS2400の詳細フローチ
ャートである。
【図26】読取り画像の原稿例を示す図である。
【図27】第実施例に係るファクシミリ装置の構成を
示すブロック図である。
【図28】第2実施例に係る装置の制御手順を示すフロ
ーチャートである。
【図29】第2実施例に係る装置の制御手順を示すフロ
ーチャートである。
【図30】第2実施例に係る装置の制御手順を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 水晶発振器 2 CPU 3 ROM 4 RAM 5,6,7 ゲートアレー 9 階層的符号化/復号化LSI 11 CCD 12 記録ヘッド 14 モデム 15 NCU 16 センサ 19 スピーカ 33,120 回線 24 記録モータ 34 電話機 103 通信制御部 112 制御部 118 階層符号化部 119 階層復号化部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−1373(JP,A) 特開 平5−284371(JP,A) 特開 平5−130427(JP,A) 特開 平5−48909(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/41 - 1/419

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を読取り、所定の指示に基づい
    て該画像の複写及び送信を行なう画像処理装置におい
    て、 原稿画像情報に対して階層的な符号化を行なう手段と、 指示された画像の複写数量に基づいて、前記階層的な符
    号化の実行を制御する制御手段とを備え、 前記制御手段は、画像の複写数量が単数の場合には、前
    記階層的な符号化を非動作状態にし、また、画像の複写
    数量が複数の場合には、前記階層的な符号化が動作状態
    となるよう制御することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 原稿画像を読取り、所定の指示に基づい
    て該画像の複写及び送信を行なう画像処理装置におい
    て、 原稿画像情報に対して階層的な符号化を行なう手段と、 画像の複写または送信の指示に基づいて、前記階層的な
    符号化の実行を制御する制御手段とを備え、 前記制御手段は、画像の複写の場合には、前記階層的な
    符号化を非動作状態にし、また、画像の送信の場合に
    は、前記階層的な符号化が動作状態となるよう制御する
    ことを特徴とする画像処理装置。
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