JP3199803B2 - 燃料ポンプ及び船尾駆動ユニット - Google Patents

燃料ポンプ及び船尾駆動ユニット

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般に、船舶推進装置用
の燃料供給装置に関し、より詳細には、船尾駆動ユニッ
ト用の燃料供給装置に関する。本発明はまた、内燃機関
用の燃料フィルタに関し、より詳細には、船舶装置の内
燃機関に燃料を供給する電動式の燃料ポンプと共に用い
られる燃料フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】機械的な燃料ポンプを船尾駆動型のエン
ジンブロックに設けることが知られている。そのような
機械式の燃料ポンプは、離れている燃料タンクからエン
ジンに燃料を「持ち上げる」ことができる。また、船尾
駆動装置に関連してローラ羽根型の電動式の燃料ポンプ
を用いることも知られている。そのような燃料ポンプ
は、ボートの底部のストリンガに設けられ、上流側のフ
ィルタを有していた。そのようなポンプは、燃料をエン
ジンまで持ち上げることができない。このタイプのポン
プは、燃料をエンジンまで「押し出し」する。船尾駆動
ユニットでは、プライマ球を用いることができないの
で、燃料を持ち上げることは重要である。プライマ球
は、このプライマ球が「燃焼テスト(後に説明する)」
に合格することができないので、船尾駆動ユニットに用
いることができない。
【0003】米国特許第5,036,822号明細書
は、船外機のエンジンに装着される浸漬可能な電動式の
ポンプを開示している。電動式の燃料ポンプは、特に振
動及び熱伝達の悪影響を及ぼすために、船尾駆動エンジ
ンに装着されていなかった。
【0004】電動式の燃料ポンプと共に用いられる燃料
フィルタは通常、燃料ポンプの下流側に設けられる。こ
れについては、例えば、1966年3月8日発行のホワ
イト(White)の米国特許第3,239,064号
明細書を参照されたい。また、電動式の燃料ポンプと共
に用いられる燃料フィルタのフィルタ要素は、常に容易
に取り外して交換できるものではない。
【0005】従来の船舶装置は、内燃機関と、エンジン
をクランク始動するためのスタータと、燃料をエンジン
に供給するための燃料装置とを備えている。燃料装置
は、入口及び出口を有すると共に内燃機関により駆動さ
れる機械式の燃料ポンプと、入口及び出口を有する燃料
フィルタと、燃料ポンプを燃料源に接続する燃料ライン
と、燃料ポンプの出口を燃料フィルタの入口に接続する
燃料ラインと、燃料フィルタの出口を内燃機関に接続す
る燃料ラインとを備えている。機械式の燃料ポンプによ
り内燃機関に供給される燃料の流量は、内燃機関の速度
の関数であり、また、エンジンがクランク始動されてい
る時に燃料ポンプにより送給される燃料の流量は、比較
的小さい。乾式の燃料装置を用いた場合には、エンジン
がクランク始動されている時には燃料を比較的小さな流
量で送給する機械式の燃料ポンプが、燃料ラインの1つ
を介して燃料源から燃料を吸引し、エンジンを始動させ
るために燃料フィルタ及び他の燃料ラインを介して内燃
機関に十分な燃料を供給するまで、エンジンの始動は遅
れる。
【0006】内燃機関が運転していない時に電動式の燃
料ポンプが作動するのを阻止する従来の回路は一般に、
オイル圧力検出スイッチを備えている。そのような回路
においては、燃料ポンプは、オイル圧力検出スイッチ
が、所定の敷居値よりも高いオイル圧力をエンジンの中
で検出している時だけ付勢される。エンジンが停止する
と、エンジンの中のオイル圧力が上記所定の圧力よりも
低下し、オイル圧力検出スイッチが、燃料ポンプをその
電気エネルギ源から切り離す。エンジンが始動されてい
る時には、オイル圧力検出スイッチが燃料ポンプを電気
エネルギ源に接続する前に、オイル圧力は上記所定の敷
居値よりも高くならなければならない。従って、オイル
圧力が上記所定の敷居値より高くなるまで、エンジンの
始動が遅れる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題及び課題を解決するため
の手段】本発明は船尾駆動ユニット用の改善された燃料
供給装置を提供する。より詳細には、本発明は、船尾駆
動ユニットのエンジンに装着される非浸漬型の電動式の
燃料ポンプを有する燃料供給装置を提供する。燃料供給
装置はまた、ポンプの直下でかつポンプの上流側に設け
られる燃料フィルタカートリッジを備えている。このカ
ートリッジは、ポンプにネジ式に連結され、従って容易
に取り外して交換することができる。これは保守作業を
簡単にする。カートリッジは、このカートリッジが設け
られる位置の故に、ポンプをこのポンプの下の火炎から
遮蔽する。
【0008】従来技術の船尾駆動装置の燃料供給装置
は、エンジンに装着された機械式の燃料ポンプか、又は
エンジンから離れて位置する電動式の燃料ポンプを備え
ている。従来技術の構成においては、電動式の燃料ポン
プは船尾駆動エンジンに装着することができず、その理
由は、そのようなポンプがエンジンを「乾式プライミン
グ」することができないからである。換言すれば、その
ようなポンプは、離れている燃料タンクからエンジンま
で乾式の(燃料が存在しない)燃料導管を通して、燃料
の引き上げ、あるいは吸引又は「持ち上げ」を行うこと
ができない。その結果、電動式の燃料ポンプを用いる従
来技術の構造においては、ポンプが燃料をエンジンまで
「押し上げる」ことができるように、ポンプをエンジン
から離れたボートの底部に装着している。
【0009】船外機においては、船外機がエンジンを乾
式プライムするプライマ球を有しているので、燃料をエ
ンジンまで持ち上げることに問題はない。従って、上記
米国特許第5,036,822号明細書の電動式の燃料
ポンプは、エンジンを乾式プライミングする必要がな
く、またこの乾式プライミングを行うことができない。
【0010】本発明は、入口及び内燃機関に流体連通す
るようになされた出口を有する燃料ポンプと、入口及び
出口を有すると共にネジ部が形成されたハウジングを具
備する燃料フィルタとを備えて成り、上記ハウジング
が、上記燃料フィルタの出口を上記燃料ポンプの入口に
流体連通させた状態で、上記燃料ポンプにネジ式に連結
される装置を提供する。
【0011】本発明の他の観点によれば、入口及び出口
を有する燃料ポンプと、ハウジング、入口及び出口を有
する燃料フィルタであって、該燃料フィルタの上記出口
の上流側でかつ上記燃料フィルタの上記入口の下流側に
おいて上記ハウジングによって支持されるフィルタ要素
を更に有する、上記燃料フィルタと、燃料源に流体連通
するようになされた空所を有するインターフェースと、
上記燃料ポンプの上記入口にネジ式に接続される第1の
端部及び前記燃料フィルタの上記出口に流体連通する第
1の端部を有する管とを備えて成り、上記管が上記イン
ターフェースを上記燃料ポンプに取り付けている装置が
提供される。
【0012】本発明の他の観点によれば、燃料ポンプの
上流側に燃料フィルタが設けられる。この構成は、異物
粒子が燃料ポンプに入って燃料ポンプに損傷を与える可
能性を極力少なくする。
【0013】本発明の他の観点によれば、電動式の燃料
ポンプが船舶装置に含まれる。電動式の燃料ポンプによ
り送給される燃料の流量は、エンジンの速度とは独立し
ているので、電動式の燃料ポンプは、船舶装置の燃料装
置をより迅速に充填してより迅速にエンジンを始動させ
る。
【0014】本発明の他の観点によれば、燃料フィルタ
が電動式の燃料ポンプに直接取り付けられ、これにより
エンジンを迅速に始動するための燃料装置の容積を最小
にする。
【0015】本発明は更に、ボートのトランソムに装着
されるようになされると共にプロペラ軸を有する駆動ユ
ニットと、上記プロペラ軸に駆動連結され、また上記ボ
ート内側に設けられるようになされ、更にエンジンブロ
ックを有する内燃機関と、上記エンジンブロックに装着
されて上記内燃機関に燃料を供給すると共に、上記内燃
機関に連通する出口を有する上端、燃料源に連通するよ
うになされた入口を有する下端及び正並びに負の端子を
具備する非浸漬型の電動式燃料ポンプと、上記両端子に
接触する状態で上記燃料ポンプに取り外し可能に装着さ
れるラジオ周波数干渉サプレッサと、上記燃料ポンプの
下方に設けられて該燃料ポンプをこの燃料ポンプの下方
の火炎から遮蔽する手段とを備えて成り、該遮蔽する手
段が、上記燃料ポンプの直下に設けられる燃料フィルタ
カートリッジを有し、該カートリッジが、上記燃料ポン
プに連通する出口及び上記燃料源に連通するようになさ
れた入口を有するハウジングを具備し、更に上記カート
リッジは、上記ハウジングの中に設けられる燃料フィル
タを有する船尾駆動ユニットを提供する。
【0016】本発明の他の種々の特徴は、図面を参照し
て説明する本発明の好ましい実施例についての以下の詳
細な記載及び特許請求の範囲の記載から、当業者には明
らかとなろう。
【0017】
【実施例】本発明の一実施例を詳細に説明する前に、本
発明の適用が以下の記載あるいは図面に示す構造及び各
要素の構成の細部に限定されるものではないことを理解
する必要がある。本発明は他の実施例とすることも可能
であり、種々の態様において実施すなわち実行し得る。
また、本明細書の用語および術語は説明の目的のために
使用されているものであって、限定的に解されるべきも
のではない。
【0018】数葉の図面に示すのは船舶装置10であ
る。図1に最も良く示すように、船舶装置10は、ボー
トのトランソム12に固定して取り付けられる取り付け
アセンブリを備えている。種々の適宜な取り付けアセン
ブリを採用することができるが、好ましい実施例におい
ては、取り付けアセンブリは、トランソム12に固定し
て取り付けられたトランソムブラケット14と、トラン
ソムブラケット14と相対的にほぼ水平な傾動軸線(チ
ルティング軸線)18の周囲で枢動可能なようにトラン
ソムブラケット14に取り付けられた旋回ブラケット1
6とを備えている。
【0019】船舶装置10は更に、旋回ブラケット16
と相対的にほぼ垂直な操舵軸線(ステアリング軸線)2
2の周囲で枢動可能なように旋回ブラケット16に取り
付けられた推進ユニット20を備えている。推進ユニッ
ト20は、プロペラ28を担持し回転可能に装着された
プロペラ軸26を有する下方ユニット24を備えてお
り、更に下方ユニット24に取り付けられた内燃機関3
0を備えている。内燃機関30は、オイルにより潤滑さ
れ、また運転時には正のオイル圧を有している。内燃機
関30は、クランクシャフト34を回転可能に担持する
エンジンブロックを備えている。内燃機関30により発
生された動力は、内燃機関30のクランクシャフト34
をプロペラ軸26にこれを駆動するように連結する駆動
軸アセンブリ36によって、プロペラ軸26に伝達され
る。
【0020】船舶装置10は更に、上端及び下端を有す
る燃料ポンプ38を備えている。ポンプ38の下端は、
入口40を画成すると共に内ネジ41を有する環状の部
分を備えている。更に、燃料ポンプ38の上端は、出口
42を画成すると共に内ネジを有する環状の部分を備え
ている。出口42は、バンジョー型の燃料継手43を介
して内燃機関30に連通している(図2及び図3参
照)。
【0021】図示の実施例においては、燃料ポンプ38
は、電動式の燃料ポンプであって、この燃料ポンプは、
容積式のジェロータ(gerotor:図示せず)と、
高速の直流電動モータ(図示せず)とを備えており、こ
の直流電動モータは、上記ジェロータに機械的かつ流体
的に接続されていると共に、第1及び第2の電気端子
(図示せず)を有している。電動モータ及びジェロータ
は、封止されたケーシング44の中に収容されている。
燃料は、ジェロータにより発生される真空によって、燃
料ポンプ38の入口40の中へ吸引される。燃料は、圧
力を受けてジェロータの出口から電動モータの中へ入
り、また燃料は、モータを通過してこのモータを冷却す
る。燃料は、燃料ポンプの出口42において燃料ポンプ
から出る。燃料ポンプの電動モータは、ほぼ一定の速度
(電動モータにほぼ一定の電圧が与えられていると仮定
すると)で作動し、従って、ほぼ一定の燃料の流量が燃
料ポンプ38により生ずる。燃料の流量を制御するため
に、燃料ポンプ38は、内部圧力調節器(図示せず)を
備えており、この調節器は、ジェロータの出口からの流
量が内燃機関30により必要とされる流量よりも大きい
時に、燃料をジェロータの出口からジェロータの入口へ
導く。
【0022】ポンプ38は、カータ・オートモーティブ
社(Carter Automotive Co.,I
nc.)により製造されるモデル609655であるの
が好ましい。このポンプは、非常に緊密な許容公差を有
しており従って燃料を102cm(40インチ)あるい
はそれ以上の高さまで持ち上げることができる点におい
て、伝統的なジェロータ型のポンプと異なる。結果的
に、このポンプは、以下により詳細に説明するように、
船尾駆動型のエンジンに装着することができ、またエン
ジンをドライプライミング(dry priming)
することができる。
【0023】図3に最も良く示すように、船舶装置10
は更に、燃料フィルタ45を備えており、この燃料フィ
ルタは、閉止された下端及び開放された上端を有するコ
ップ形状の部分47を有するハウジング46を備えてい
る。ハウジング46は更に、円形の部材48を備えてお
り、この円形の部材は、コップ型の部分47の上端を閉
止し、また出口49を画成すると共に内ネジ50を有す
る中央部を備え、更に、出口49を円形に包囲すると共
に入口51を画成する一連の貫通孔を備えている。円形
の部材48はまた、燃料フィルタ45の入口51を包囲
する環状の面52を有している。別の容積とすることも
できるが、図示の燃料フィルタのハウジング46の容積
は、約250立方センチメートルである。燃料フィルタ
45は更に、燃料フィルタの出口49の上流側でかつ燃
料フィルタの入口51の下流側でハウジング46により
支持されたフィルタ要素53を有している。図示の実施
例においては、フィルタ要素53は、中空でほぼ円筒の
形状を有する形式であり、該円筒は、閉止された非多孔
質の円形の底部54と、中央の貫通口56を有する非多
孔質の円形の頂部55(図4参照)と、フィルタ要素5
3の頂部55と底部54との間に設けられると共に一般
的な円筒壁の形状を有するフィルタ材料とを備えてい
る。燃料フィルタ要素53は、濾過された燃料及びその
燃料の上の燃料蒸気を保有するようになされた中央室6
7を有している(図3参照)。燃料フィルタ要素53に
より画成された上記室は、燃料フィルタハウジング46
により画成される室67のサブチャンバである。
【0024】燃料フィルタ45は更に、フィルタ要素5
3の底部54を、ハウジング46のコップ形状の部分4
7の底部から離れる方向に偏椅するバネ58を有してい
る。燃料フィルタ45は更に、燃料フィルタのハウジン
グ46に取り付けられた干渉シール59を備えている
が、この干渉シールを設ける目的は後述する。干渉シー
ル59は環状であって、円形の部材48とフィルタ要素
53との間に設けられている。フィルタ要素53の頂部
55は、バネ58により干渉シール59に向けて偏椅さ
れており、これにより、フィルタ要素53の頂部55
は、開口56を出口49に整合させた状態で、干渉シー
ル59によってハウジング46の円形の部材48に封止
されており、従って、燃料は、フィルタ要素53を通っ
て入口51から出口49へだけ流れることができる。
【0025】燃料フィルタ45は、この燃料フィルタ4
5の出口49を燃料ポンプ38の入口40に流体連通し
た状態で、燃料ポンプ38に選択的にネジ結合されてい
る。
【0026】適当な燃料フィルタ45としては、チャン
ピオン(Champion)部品番号CE−16−14
270として販売されているもの、あるいはフォード
(Ford)部品番号EOAY−9365−Aとして販
売されているものがある。
【0027】船舶装置10は更に、第1のすなわち上側
の端部61と、第2のすなわち下側の端部62とを有す
る管60を備えている。管60の上側の端部61は、燃
料ポンプ38の入口40に接続されている。管60の上
側の端部61は、燃料ポンプ38の入口40にネジ式に
連結されるのが好ましい。好ましい実施例においては、
管60は、フィルタの出口49のネジ部分50にネジ式
に係合する外側のネジ部63を有している。
【0028】管60は、この管60の下側の端部62を
燃料フィルタ45の出口49に流体連通させた状態で、
燃料フィルタ45にネジ式に連結されるのが好ましい。
好ましい実施例においては、管60は、出口49を貫通
し、フィルタ要素53の頂部を貫通する孔を通って、フ
ィルタ要素53により画成される中央室67の中へ伸長
していると共に、管60の上側の端部61と下側の端部
62との間に設けられた外側のネジ部64を備えてお
り、この外側のネジ部は、燃料フィルタ45のネジ部5
0にネジ式に係合している。従って、燃料フィルタ45
は、管60を介して燃料ポンプ38にネジ式に連結され
ており、また、管60は、燃料フィルタ45の出口49
と燃料ポンプ38の入口40との間の流体連通を許容し
ている。図2示すように、ポンプ38、管60及びフィ
ルタは、共通の垂直な軸線上に中心決められている。
【0029】管60は、燃料フィルタ45の上述の干渉
シール59により包囲されており、またシール59は、
燃料フィルタのハウジング46を管60に封止している
と共に、燃料フィルタ45の入口51を燃料フィルタ4
5の出口49から分離させている。
【0030】管60は更に、ネジ部63とネジ部64と
の間に設けられるフランジすなわち直径が拡大された部
分65を有しているが、このフランジを設ける目的は後
述する。
【0031】作用の際に、内燃機関30からの熱が、燃
料フィルタのハウジング46により画成される室の中の
燃料の一部を蒸発させることができる。これにより、蒸
気閉塞(ベーパロック)の問題が生ずることがある。こ
の潜在的な問題を解消するために、蒸気流出孔66が管
60に設けられる。蒸気流出孔66は、フィルタ要素5
3により画成される室の最上方の部分に設けることが好
ましい。燃料ポンプ38が作動すると、燃料ポンプは、
管60の第2の端部62を通して液体燃料を吸引する。
これと同時に、燃料ポンプ38は、蒸気流出孔66を介
して比較的少量の燃料蒸気を吸引する(図3の矢印参
照)。このように、船舶装置10は、液体燃料と燃料蒸
気の混合物を、燃料フィルタ45から燃料ポンプの入口
40へ供給するための手段を備える。
【0032】船舶装置10は更に、インターフェースす
なわち接続部材68を備えており、この接続部材は、燃
料源72に連通する凹所すなわち空所70を有している
(図3参照)。この目的のために、図示の実施例におい
ては、インターフェース68は、内ネジ部を有する孔7
4(図3参照)を有しており、この孔は、空所70に連
通すると共に、燃料源72に連通する燃料継手76をネ
ジ式に収容している。インターフェース68は更に、空
所70を包囲すると共に管60の一部を包囲する環状の
面78を有している。インターフェース68は、以下に
説明するように、エンジンブロック32によって支持さ
れている。
【0033】船舶装置10は更に、燃料ポンプ38をイ
ンターフェース68に固定するための手段を備えてい
る。種々の他の手段を採用することができるが、好まし
い実施例においては、インターフェース68を燃料ポン
プ38に固定するために手段は、管60を含んでいる。
より詳細には、好ましい実施例においては、インターフ
ェース68は、環状のスリーブ部分80を備えており、
このスリーブ部分は、管60を包囲すると共に、燃料ポ
ンプ38の入口部分と管60のフランジ65との間に設
けられている。シール79が、スリーブ部分80の上端
と燃料ポンプ38の入口部分との間に設けられており、
また、管60のフランジ65は、スリーブ部分80に当
接し、スリーブ部分80に燃料ポンプ38に向かう方向
の力を与え、これによりインターフェース68をフラン
ジ65と燃料ポンプ38との間で固定している。
【0034】船舶装置10は更に、選択的に係合可能な
手段を備えており、この手段は、係合した時に、燃料フ
ィルタの入口51が空所70に連通するように、燃料フ
ィルタ46をインターフェース68に係合させると共
に、係合を解いた時には、燃料源72からインターフェ
ースの凹所70への燃料の流れを中断させると同時に燃
料が燃料フィルタ45から燃料ポンプ38へ流れるのを
許容し続け、これにより燃料フィルタ45の燃料をほぼ
空にすることができる。
【0035】他の手段を用いることができるが、好まし
い実施例においては、シール手段は、インターフェース
の環状の面78をハウジング46の環状の面に封止する
環状のリングガスケット82を備えている。リングガス
ケット82は、燃料フィルタのハウジング46に取り付
けられてこのハウジングと共に運動できるようにするの
が好ましい。更に、シール手段は、管60のネジ部64
と、燃料フィルタ45のネジ部50とを含み、ネジ部6
4がネジ部50に係合すると、リングガスケット82が
燃料フィルタ45とインターフェース68との間で圧縮
され、また燃料フィルタ45がインターフェース68に
封止される。
【0036】船舶装置10は更に、取り付けブラケット
83を備えており、この取り付けブラケットは、出口4
2を画成する燃料ポンプ38の環状の部分を保持するよ
うに包囲するエラストマ製のグロメット(詰め物)を備
えている。取り付けブラケット83は、内燃機関30の
エンジンブロック32によって支持されている。より詳
細には、ブラケット83は、エンジンブロック32に直
接取り付けられている。更に詳細には、図示の構成にお
いては、ブラケット83は、このブラケット83を貫通
してブロック32の中へ伸長しているボルトあるいはネ
ジ(図示せず)によって、エンジンブロック32に取り
付けられている。ブラケット83はインターフェース6
8に対して固定してある。すなわち、インターフェース
68は、ボルト84aによってブラケット83に装着さ
れている。このように、取り付けブラケット83は、イ
ンターフェース68、また従ってポンプ38及びフィル
タ45、をエンジン30に対して支持している。選択的
な事項として、取り付けブラケット83は、インターフ
ェース68と一体であり、これにより、燃料ポンプ3
8、インターフェース/取り付けブラケット、及び燃料
フィルタ45は、内燃機関30のエンジンブロック32
によって一体に支持されている。
【0037】沿岸警備隊は、総ての船内機関の燃料ポン
プは、連邦規則コードのサブチャプタSパート183の
タイトル33に規定された「燃焼テスト」として知られ
る検査に合格することを要求しており、このテストの間
には、ポンプの下で火がある時間にわたって燃焼する。
このテストは、船内に火災が生じた場合を模倣するため
に提案されているものである。ポンプ38の下方にフィ
ルタ45を位置させると、ポンプ38を燃焼テストに合
格させることが判明した(ポンプ38を水平に配向し且
つフィルタ45の上方に設けない場合には、ポンプ38
が一貫して燃焼テストに合格しないであろう。)。この
ように、フィルタ45をポンプ38の下方に位置させる
と、船内に好ましくない火災が起こった場合のシールド
(遮蔽物)を提供する。換言すれば、フィルタ45は、
ポンプ38とこのポンプの下方の総ての火炎との間のシ
ールドの役割を果たす。
【0038】フィルタ45をポンプ38に装着すると、
フィルタ45とポンプ38との間の多くの接続部が極力
少なくなり、これにより漏洩の可能性を減少させる。燃
料ポンプ38をインターフェース68に装着し、またイ
ンターフェース68をブラケット83に装着することに
より、エンジンブロックからポンプ38への熱伝達が減
少するが、その理由は、エンジンブロックからの熱は、
インターフェース68を通ってポンプ38まで通過しな
ければならないからである。ポンプ38、インターフェ
ース68及び燃料フィルタ45をエンジンに装着される
「パッケージ」として接続することにより、ポンプ3
8、インターフェース68及びフィルタ45のアセンブ
リを、電気的にテストすることまたエンジンに装着する
前の漏れを検査することの両方を可能とする。ポンプ3
8をエンジンに取り付けることにより、エンジンに対す
るポンプ38の接続を制御するエンジンの製造を可能と
する。
【0039】図5に最もよく示すように、船舶装置10
は更に、正の端子86及び負の端子87を有するバッテ
リ85を備えている。負の端子87は、電気的に接地さ
れている。
【0040】船舶装置10は更に、エンジン30が運転
している時に、第1の電気信号を提供する手段を備えて
いる。他の種々の手段を採用することができるが、好ま
しい実施例においては、第1の電気信号を提供する手段
は、内燃機関30のクランクシャフト34に機械的に接
続された交流発電機88を含んでいる。この交流発電機
88は、電気的に接地されたステータの端子90と、バ
ッテリ85の正の端子86に電気的に接続されたB端子
92と、センスすなわち出力端子94とを備えている。
センス端子94は、クランクシャフト34の回転に応答
して信号を提供し、この信号は、バッテリ85が交流発
電機88によって適正に充電されていない時に点灯する
警報灯(図示せず)をキャンセルするために用いられ
る。このように、交流発電機88のセンス端子94は、
第1の電気信号を提供する。
【0041】船舶装置10(図5参照)は更に、クラン
クシャフト34を回転させて内燃機関30を始動させる
ように選択的に作動可能なスタータ96を備えている。
スタータ96は、端子98と、電気的に接地された端子
100とを有し、また、このスタータは、バッテリ85
の正の端子86に電気的に接続されている端子98に応
答してクランクシャフトを回転させる。
【0042】船舶装置10は更に、スタータ96がクラ
ンクシャフト34を回転させている時に、第2の電気信
号を提供する手段を備えている。種々の他の手段を採用
することができるが、好ましい実施例においては、第2
の電気信号を提供する上記手段は、バッテリ85に電気
的に接続された端子102と、スタータ96の端子98
に電気的に接続された端子104と、端子102を端子
104に選択的に接続し、これによりスタータ96をバ
ッテリ85に接続して端子104に第2の電気信号を提
供する手段とを備えている。
【0043】種々の他の手段を採用することができる
が、好ましい実施例においては、端子102を端子10
4に選択的に接続する上記手段は、使用者が作動させる
ことができるアクチュエータ106と、スタータ96に
電気的に接続された始動端子を有するスタータソレノイ
ド108とを備えている。ソレノイドの始動端子は、端
子104を画成する。スタータソレノイド108は、端
子102および104を接続し、これによりスタータ9
6を、使用者が作動することができるアクチュエータ1
06の作動に応答して作動させるように作動可能であ
る。
【0044】船舶装置10は更に、少なくとも第1及び
第2の信号の一方が存在する時にだけ、内燃機関30の
オイル圧力に関係なく、燃料ポンプ38が内燃機関30
に燃料を供給するようにさせる手段110を備えてい
る。
【0045】手段110は、端子114、116、11
8および120を有するリレー112を備えている。リ
レー112は、端子118に電気的に接続された第1の
端部124と、端子120に電気的に接続された第2の
端部126とを有するコイル122を備えている。リレ
ー112は更に、端子116に電気的に接続された固定
接点128を備えている。リレー112は更に、端子1
14に接続された可動接点130を備えており、この可
動接点は、固定接点128に係合して端子116を端子
114に電気的に接続するように運動可能であると共
に、固定接点128から離合して端子116を端子11
4から電気的に切り離すように運動可能である。可動接
点130は、コイル122が付勢されている時だけ、固
定接点128に係合するように運動する。図示の実施例
においては、端子118は電気的に接地されており、ま
たコイル122は、端子120に正の電圧が与えられて
いる時だけ、付勢される。適当なリレーが、本件出願人
によって、アウトボード・マリーン社(Outboar
d Marine Corporation)部品番号
582−472として販売されている。
【0046】手段110は更に、回路ブレーカ132を
備えており、このブレーカは、リレー112の端子11
6に電気的に接続された端子134と、バッテリの正の
端子86に電気的に接続された端子136とを有してい
る。図示の実施例においては、回路ブレーカ132は、
12.5アンペアの回路ブレーカである。
【0047】手段110は更に、インライン・ヒューズ
138を備えており、このヒューズは、リレー112の
端子120に電気的に接続された端子140を有してお
り、また端子142を有している。
【0048】手段110は更に、ダイオードD1を備え
ており、このダイオードは、可融接点138の端子14
2に電気的に接続された陰極144と、ソレノイド10
8の開始端子104に電気的に接続された陽極146と
を有している。
【0049】手段110は更に、ダイオードD2を備え
ており、このダイオードは、可融接点138の端子14
2に電気的に接続された陰極150と、交流発電機88
のセンス端子94に電気的に接続された陽極152とを
有している。
【0050】燃料ポンプ38のモータの電気端子の1つ
が、端子114に電気的に接続されており、また、燃料
ポンプ38の電気端子の他方が、電気的に接地されてい
る。端子114からの電流が、燃料ポンプ38のモータ
を通って接地されると、燃料ポンプ38が作動して燃料
を送給する。
【0051】作動の際に、内燃機関30が始動されてい
る時には、電流は、スタータソレノイド108の端子1
04から、ダイオードD1、インライン・ヒューズ13
8及びコイル122を通って、端子118を介して接地
される。この接地は、コイル122を付勢して可動接点
130を端子128に接触するように動かし、これによ
り、燃料ポンプ38を回路ブレーカ132を介してバッ
テリ85の正の端子86に接続して燃料ポンプ38に燃
料を送給させる。
【0052】内燃機関30が運転している時には、電流
は、交流発電機88のセンス端子94から、ダイオード
D2、インライン・ヒューズ138及びコイル122を
通り、端子118を介して接地される。この接地は、コ
イル122を付勢して可動接点130を端子128に接
触するように動かし、これにより燃料ポンプ38を回路
ブレーカ132を介してバッテリ85の正の端子86に
接続してポンプ38に燃料を送給させる。
【0053】内燃機関30が運転中ではなくまた始動さ
れてもいない時には、コイル122は付勢されず、接点
130は接点128に接触せず、燃料ポンプ38はバッ
テリ85の正の端子86に接続されず、燃料ポンプ38
は燃料を送給しない。
【0054】船舶装置10は更に、ラジオ周波数干渉フ
ィルタすなわちサプレッサ154を備えており、このフ
ィルタは、燃料ポンプ38の電動モータにより発生され
るラジオ周波数干渉が、燃料ポンプ38の電動モータに
電気的に接続される他の電気要素に伝達されるのを低減
する。ラジオ周波数干渉フィルタ154は、燃料ポンプ
38に物理的に堅固に接続されて燃料ポンプにより支持
されており、該フィルタは更に、場合に応じて燃料ポン
プ38を備えたハウジング44の中に収容され、これに
より、伝統的なインライン型のラジオ周波数干渉フィル
タに較べて必要とするスペースを小さくすることができ
る。フィルタ154は、ポンプの端子に接触した状態で
ポンプ38に取り外し可能に装着される。この配置は、
フィルタ154の交換を容易にすると共に、そのような
干渉サプレッサは、干渉源の近くに設けた時に最も効果
的であるので、フィルタ154の効力を最大限にする。
リレー112の可動接点130が動いてリレー112の
固定接点128に接触すると、リレー112の端子11
4からの電流は燃料ポンプ38を通過し、ラジオ周波数
干渉フィルタ154を介して接地される。
【0055】図6に示す装置は、電気的に作動する警報
手段156と、管60に流体連通すると共に警報手段1
56に電気的に接続された電気機械的な真空スイッチ1
58とを更に備える点を除いて、図3の装置とほぼ同様
であり、図3及び図6における同一の符号は、共に同一
の要素を示している。警報手段156及び電気機械的な
真空スイッチ158は、電気エネルギ源すなわちバッテ
リ85に電気的に接続されている。電気機械的な真空ス
イッチ158は、管60の中の圧力が所定の圧力よりも
低い時には、この真空スイッチ158が警報手段156
をバッテリ85に接続し、これにより警報手段156が
警報を発するように動作可能である。警報手段は、警音
器H等の音響手段を備えることができ、またこの警報手
段は、電灯L等の視覚的な手段を備えることもできる。
好ましい実施例においては、警報手段は、電灯L及び警
音器Hの両方を備えている。1989年9月26日に発
行されたバルツ(Baltz)他の米国特許第4,87
0,392号明細書を参照されたい。この米国特許明細
書の開示は本明細書において参考として組み込まれてい
る。
【0056】図7に示すのは、本発明の代替的な実施例
である船舶装置200である。以下に説明する点を除い
て、この船舶装置200は船舶装置10と同様であり、
従って同一の要素には同一の参照符号を付してある。船
舶装置200は、船舶推進装置を備えており、この船舶
推進装置は、図示の構造においては、船尾駆動ユニット
212である。船尾駆動ユニット212は、ボートのト
ランソム216に装着された駆動ユニット214を備え
ている。この駆動ユニット214は、プロペラ220を
有するプロペラ軸218を備えている。船尾駆動ユニッ
ト212はまた、ボートの内側に装着された内燃機関2
30を備えている。エンジン230は、オイルにより潤
滑されると共に、運転時には正のオイル圧力を有してい
る。内燃機関230は、クランクシャフト234を回転
可能に担持するエンジンブロック232を備えている。
内燃機関230により発生される動力は、クランクシャ
フト234をプロペラ軸226にこれを駆動するように
接続する駆動軸アセンブリ236によって、プロペラ軸
226に伝達される。
【0057】本発明の種々の特徴は特許請求の範囲に記
載されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】燃料ポンプ、燃料フィルタ及び内燃機関を備え
た本発明の種々の特徴を具体化する船舶装置の側方立面
図である。
【図2】図1の燃料ポンプ、燃料フィルタ及び内燃機関
を示す部分的な斜視図である。
【図3】図2の燃料ポンプ、燃料フィルタ及び内燃機関
を一部省略しかつ一部を断面で示す側方立面図である。
【図4】図3の線4−4に沿って取った断面図である。
【図5】図1の燃料ポンプを作動させるための本発明の
回路を概略的に示す回路図である。
【図6】図1の燃料ポンプ、燃料フィルタ及び内燃機関
に対して選択的な変更を加えた本発明の他の実施例を、
一部省略しかつ一部を断面で示す図3と同様の側方立面
図である。
【図7】本発明の代替的な実施例である船舶装置の側方
立面図である。
【符号の説明】
10 船舶装置 38 燃料ポンプ 40 燃料ポンプ入口 42 燃料ポンプ
出口 45 燃料フィルタ 46 燃料フィル
タハウジング 49 燃料フィルタ出口 51 燃料フィル
タ入口 53 フィルタ要素 60 管 68 インターフェース 212 船尾駆動
ユニット 214 駆動ユニット 216 トランソ
ム 218 プロペラ軸
フロントページの続き (72)発明者 ジョン・ダブリュー・バッツ アメリカ合衆国イリノイ州60009,ザイ オン,エディナ・ブールヴァード 2300 (72)発明者 ポール・エム・デイニアン アメリカ合衆国イリノイ州60087,ウォ ークガン,モートン・アベニュー 10618 (56)参考文献 実開 平3−99863(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 37/04 F02M 37/08 F02M 37/22

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入口及び内燃機関に流体連通するように
    なされた出口を有する燃料ポンプと、入口及び出口を有
    すると共にネジ部が形成されたハウジングを具備する燃
    料フィルタとを備えて成り、前記ハウジングは、前記燃
    料フィルタの出口を前記燃料ポンプの入口に流体連通さ
    せた状態で、前記燃料ポンプにネジ式に連結されてお
    り、 前記燃料ポンプは電動型の燃料ポンプであり、 第1及び第2の端部を有する管を更に備え、前記管の前
    記第1の端部は、前記燃料ポンプの前記入口に接続され
    ており、また前記管は、該管の前記第2の端部を前記燃
    料フィルタの前記出口に流体連通させた状態で、前記燃
    料フィルタのハウジングにネジ式に連結されており、こ
    れにより、前記管は、前記燃料フィルタの前記出口と、
    前記燃料ポンプの前記入口との間の流体連通を許容する
    ことを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の装置において、前記管の前記
    第1の端部が、前記燃料ポンプの前記入口に、ネジ式に
    連結されることを特徴とする装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の装置において、電気エネルギ
    源に電気的に接続されるようになされた電気作動型の警
    報手段と、前記電気エネルギ源に電気的に接続されるよ
    うになされた電気機械的な真空スイッチとを更に備え、
    前記真空スイッチは前記管に流体連通し、また前記真空
    スイッチは前記警報手段に電気的に接続され、更に前記
    真空スイッチは、前記管の中の圧力が所定の圧力よりも
    低下した時に、前記真空スイッチが前記警報手段を前記
    電気エネルギ源に接続し、これにより前記警報手段が警
    報を発するように、作動可能であることを特徴とする装
    置。
  4. 【請求項4】 入口及び内燃機関に流体連通するように
    なされた出口を有する燃料ポンプと、入口及び出口を有
    すると共にネジ部が形成されたハウジングを具備する燃
    料フィルタとを備えて成り、前記ハウジングは、前記燃
    料フィルタの出口を前記燃料ポンプの入口に流体連通さ
    せた状態で、前記燃料ポンプにネジ式に連結されてお
    り、 前記燃料フィルタのハウジングは、液体燃料及び燃料蒸
    気を収容するようになされた室を画成し、該装置は更
    に、液体燃料及び燃料蒸気の混合物を前記燃料フィルタ
    から前記燃料ポンプの入口へ供給する手段を備えること
    を特徴とする装置。
  5. 【請求項5】 入口及び内燃機関に流体連通するように
    なされた出口を有する燃料ポンプと、入口及び出口を有
    すると共にネジ部が形成されたハウジングを具備する燃
    料フィルタとを備えて成り、前記ハウジングは、前記燃
    料フィルタの出口を前記燃料ポンプの入口に流体連通さ
    せた状態で、前記燃料ポンプにネジ式に連結されてお
    り、 前記燃料フィルタは、液体燃料及び燃料蒸気を収容する
    ようになされた室を更に画成し、該装置は更に、第1及
    び第2の端部を有する管を備え、前記管の前記第1の端
    部は、前記燃料ポンプの前記入口に接続され、また前記
    管は、該管の前記第2の端部を、液体燃料を収容するよ
    うになされた前記室の前記部分の中に延在させた状態
    で、前記燃料フィルタのハウジングにネジ式に連結さ
    れ、これにより、前記管は、前記燃料フィルタの前記出
    口と前記燃料ポンプの前記入口との間の流体連通を許容
    し、前記管は蒸気流出孔を更に備えることを特徴とする
    装置。
  6. 【請求項6】 入口及び出口を有する燃料ポンプと、ハ
    ウジング、入口及び出口を有する燃料フィルタであっ
    て、該燃料フィルタの前記出口の上流側でかつ前記燃料
    フィルタの前記入口の下流側において前記ハウジングに
    よって支持されるフィルタ要素を更に有する、前記燃料
    フィルタと、燃料源に流体連通するようになされた空所
    を有するインターフェースと、前記燃料ポンプの前記入
    口にネジ式に接続される第1の端部及び前記燃料フィル
    タの前記出口に流体連通する第2の端部を有する管とを
    備えて成り、前記管が前記インターフェースを前記燃料
    ポンプに取り付けていることを特徴とする装置。
  7. 【請求項7】 請求項6の装置において、選択的に係合
    可能なシール手段を更に備え、該選択的に係合可能なシ
    ール手段は、係合した時に、前記燃料フィルタのハウジ
    ングを前記インターフェースに封止して前記燃料フィル
    タの前記入口を前記空所に連通させ、また前記選択的に
    係合可能なシール手段は、係合を解かれた時に、前記燃
    料源から前記インターフェースの前記空所への流れを中
    断させ、一方、燃料が前記燃料フィルタから前記燃料ポ
    ンプへ流れることは引き続き許容し、これにより前記燃
    料フィルタの中の燃料がほぼ空になるようにすることを
    特徴とする装置。
  8. 【請求項8】 請求項6の装置において、電気エネルギ
    源に電気的に接続されるようになされた電気作動型の警
    報手段と、前記電気エネルギ源に電気的に接続されるよ
    うになされた電気機械的な真空スイッチとを更に備え、
    前記真空スイッチは前記管に流体連通し、また前記真空
    スイッチは前記警報手段に電気的に接続され、更に前記
    真空スイッチは、前記管の中の圧力が所定の圧力よりも
    低下した時に、前記真空スイッチが前記警報手段を前記
    電気エネルギ源に接続し、これにより前記警報手段が警
    報を発するように、作動可能であることを特徴とする装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項7の装置において、前記インター
    フェースは、前記空所を包囲すると共に前記管の一部を
    包囲する環状の面を有し、前記燃料フィルタのハウジン
    グは、該燃料フィルタの前記入口を包囲する対応する環
    状の面を有し、前記シール手段は、前記インターフェー
    スの前記環状の面を前記ハウジングの前記環状の面に封
    止する環状のリング型のガスケットを備えることを特徴
    とする装置。
  10. 【請求項10】 請求項6の装置において、前記燃料ポ
    ンプの出口から燃料を受けると共にエンジンブロックを
    有する内燃機関を更に備え、前記インターフェースは前
    記エンジンブロックによって支持されることを特徴とす
    る装置。
  11. 【請求項11】 ボートのトランソムに装着されるよう
    になされると共にプロペラ軸を有する駆動ユニットと、
    前記プロペラ軸に駆動連結され、また前記ボート内側に
    設けられるようになされ、更にエンジンブロックを有す
    る内燃機関と、前記エンジンブロックに装着されて前記
    内燃機関に燃料を供給すると共に、前記内燃機関に連通
    する出口を有する上端、燃料源に連通するようになされ
    た入口を有する下端及び正並びに負の端子を具備する非
    浸漬型の電動式燃料ポンプと、前記両端子に接触する状
    態で前記燃料ポンプに取り外し可能に装着されるラジオ
    周波数干渉サプレッサと、前記燃料ポンプの下方に設け
    られて該燃料ポンプをこの燃料ポンプの下方の火炎から
    遮蔽する手段とを備えて成り、該遮蔽する手段が、前記
    燃料ポンプの直下に設けられる燃料フィルタカートリッ
    ジを有し、該カートリッジが、前記燃料ポンプの入口に
    連通する出口及び前記燃料源に連通するようになされた
    入口を有するハウジングを具備し、更に前記カートリッ
    ジは、前記ハウジングの中に設けられる燃料フィルタを
    有することを特徴とする船尾駆動ユニット。
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